JPH1134435A - インクジェットプリンタにおける動力伝達装置 - Google Patents

インクジェットプリンタにおける動力伝達装置

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JPH1134435A
JPH1134435A JP9193747A JP19374797A JPH1134435A JP H1134435 A JPH1134435 A JP H1134435A JP 9193747 A JP9193747 A JP 9193747A JP 19374797 A JP19374797 A JP 19374797A JP H1134435 A JPH1134435 A JP H1134435A
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gear
ink
carriage
clutch
sun gear
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Application number
JP9193747A
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Inventor
Hiroshi Igarashi
宏 五十嵐
Akira Ishii
亮 石井
Shinji Kimura
伸司 木村
Toshio Ogawa
寿男 小川
Hiroshi Tokuda
博志 徳田
Taku Nakada
卓 中田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインテナンス動作部34に対する動力伝達
のクラッチ機構を遊星歯車機構にて構成し、ON・OF
Fの切換をキャリッジ30の移動により制御する。 【解決手段】 一つの駆動モータ38から排紙ローラ1
8を駆動する回転軸39に取付く歯車70から太陽歯車
71に伝達する。遊星アーム72に枢支された遊星歯車
73を太陽歯車71に噛み合わせ公転可能となし、駆動
モータ38の正回転時には遊星歯車73が従動歯車76
aから離れるように太陽歯車71を回転させる。駆動モ
ータ38の逆回転時には遊星歯車73が従動歯車76a
に噛み合う方向に太陽歯車71を回転させる。キャリッ
ジ30がC方向に横移動して回動レバー81を押し回動
すると、圧接レバー77を介して圧接アーム74を回動
させ、遊星アーム72のクラッチON方向への回動を許
容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ホットメ
ルトインクを用いたインクジェットプリンタに係り、よ
り詳しくは、該プリンタにおける駆動系の構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、この種のプリンタでは、多数の
ノズルを備えたノズルヘッドと、ヒータを備えたインク
溶融部と、固形のインクペレットを受け入れるホッパー
部とからなる記録ヘッド部をキャリッジに搭載し、この
キャリッジを用紙等の被記録媒体の搬送方向と直交する
方向(主走査方向)に移動させながら、ノズルヘッドに
おけるノズルからインク滴(ホットメルトインク)を噴
出させて被記録媒体の表面に文字や図形等を印字するよ
うに構成されている。
【0003】そして、プリンタの本体ケースの一側上部
には、予め前記インクペレット(常温で固形)を貯蔵し
たインク供給部を配置し、記録ヘッド部におけるホット
メルトインク切れになると、前記キャリッジをインク供
給部側まで移動させ、ここでインク供給部の駆動部が作
動し、所定のインクペレットをホッパーに落とし込むよ
うにする。
【0004】他方、プリンタの本体ケースの他側には、
当該他側にキャリッジを位置させた状態にて前記ノズル
ヘッドにおけるノズルからホットメルトインクを払拭用
のロール用紙に強制的に吐出させて、通常の印字動作時
でのノズルの詰まり等を防止したり、ノズル表面の汚れ
を拭き取ったりするメインテナンス動作部を配置してい
る。このため、前記ロール用紙をメインテナンス動作ご
とに、少しずつ巻き取る必要がある。
【0005】さらに、被記録媒体を印字部に搬送し、印
字済みの被記録媒体を排紙トレイ等の箇所に排紙するよ
うに搬送する駆動部も必要である。そのため、従来で
は、被記録媒体の搬送系、インク供給部及びメインテナ
ンス動作部に対する駆動源を別々に設け、キャリッジが
該当する箇所に位置したとき、各々の駆動源が作動する
ように構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、駆動源の数が多くなり、プリンタの製造
コストが高くなるという問題があった。ところで、特開
平4−302258号公報や特開平8−307591号
公報には、ファクシミリ装置における駆動機構として、
正逆回転可能な駆動モータから太陽歯車に動力伝達し、
該太陽歯車に噛み合い自転しつつ公転できる遊星歯車の
アームを、電磁ソレノイドなどのアクチュエータやカム
装置を介して回動姿勢を規制し、給紙ローラ、排紙ロー
ラ、プラテン、原稿読み取りローラ等を選択的に駆動さ
せる構成が開示されているが、前者ではアクチュエータ
を別途作動させる制御が必要であり、後者では別の遊星
歯車機構にてカム装置の位相を制御しなければならず、
いずれも構造が極めて複雑であるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、インクジェットプリン
タにおけるキャリッジの移動をクラッチ部分のON・O
FF切換動作に関連させるようにして、構造の簡単な動
力伝達装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタに
おける動力伝達装置は、被記録媒体の表面にインクを噴
射する記録ヘッド部をキャリッジに搭載し、該キャリッ
ジを被記録媒体の搬送方向と交差する方向に走査駆動す
るように構成し、前記走査方向の一端部には、前記記録
ヘッド部を保守するためのメインテナンス動作部を配置
してなるインクジェットプリンタにおいて、メインテナ
ンス動作部への動力伝達部には、太陽歯車と遊星歯車と
による遊星歯車機構からなる動作部クラッチを配置し、
駆動源からの回転力を前記動作部クラッチにおける太陽
歯車に伝達するように構成する一方、前記動作部クラッ
チは、キャリッジが前記メインテナンス動作部方向への
接離移動に応じて前記動作部クラッチをON・OFFに
切り換えるための切換手段を備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装置
において、前記動作部クラッチは、前記太陽歯車と同軸
状に回動可能な遊星アームに前記遊星歯車を支持させ、
太陽歯車に噛み合って遊星歯車が公転可能となるように
構成する一方、遊星アームが一方向に回動するとき、遊
星歯車が従動歯車に噛み合って動力伝達可能となり、前
記遊星アームが他方向に回動するとき、遊星歯車が従動
歯車から離れて動力伝達を遮断するように構成し、切換
手段は、前記キャリッジの接近方向への移動により前記
遊星アームが前記動力伝達方向に回動することを許容す
る揺動アームを備えたものである。
【0010】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装
置において、前記一つの駆動源を正回転及び逆回転に切
換可能に構成し、逆回転のときには、前記遊星歯車が従
動歯車に接近する方向に太陽歯車を回転駆動させる一
方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流側には、前記記録ヘ
ッド部へのインク供給部に対する供給部クラッチへの動
力分岐部を設けたものである。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装
置において、前記一つの駆動源を正回転させるときに
は、前記遊星歯車が従動歯車から離れるように太陽歯車
を回転駆動させる一方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流
側には、前記被記録媒体の搬送手段を設けたものであ
る。
【0012】また、請求項5に記載の発明のインクジェ
ットプリンタにおける動力伝達装置は、被記録媒体の表
面にインクを噴射する記録ヘッド部をキャリッジに搭載
し、該キャリッジを被記録媒体の搬送方向と交差する方
向に走査駆動するように構成し、前記走査方向の一端部
には、前記記録ヘッド部にインクを供給するためのイン
ク供給部を配置してなるインクジェットプリンタにおい
て、インク供給部への動力伝達部には、太陽歯車と遊星
歯車とによる遊星歯車機構からなる動作部クラッチを配
置し、駆動源からの回転力を前記動作部クラッチにおけ
る太陽歯車に伝達するように構成する一方、前記動作部
クラッチは、キャリッジが前記インク供給部方向への接
離移動に応じて前記動作部クラッチをON・OFFに切
り換えるための切換手段を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は本発明に係るホットメルト
インクジェットプリンタの斜視図、図2は該プリンタの
側断面図、図3はインク供給部とメインテナンス部との
位置関係を示す概略平面図、図4はキャリッジの左右へ
の移動に伴う動力伝達部のON・OFF切換のクラッチ
部概略斜視図、図5はメインテナンス動作部における動
作クラッチの要部側面図である。
【0014】図1及び図2に示すように、プリンタ1の
本体ケース1aの上面後側には、被記録媒体としてのカ
ット紙及びオーバーヘッドプロジェクタ用の透明フィル
ム等の透明紙を積層状態にてセットするための複数の給
紙ユニット2,3が着脱自在に装着されている。図1に
示すように、本体ケース1aの上面右側には、各種の操
作用スイッチを備えた操作パネル部4があり、また、本
体ケース1aの前面には、印字後の被記録媒体Pが排出
される排紙口5が開口され、排紙トレイ6上に排紙され
る。
【0015】図1に示す開閉自在な外カバー体7にて、
本体ケース1aの上面の中央開口部1bの上面を覆うこ
とができる。さらに、中央開口部1bの左側には、カラ
ーインクジェットプリンタ用としてのイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)の各インク
ペレット22を各々列状に収納し、カバー体9にて開放
可能に構成されたインクケース8が着脱可能に装着され
ており、該インクケース8の右側に固定され横向き突出
した透明カバー10(多数の排気穴10a付き)にて前
記中央開口部1bの右側を覆うことができるものであ
る。
【0016】各給紙ユニット2,3における下端には、
図2に示すように、半月状(D型)等の給紙ローラ11
a,11bが配置され、各給紙ユニット2,3に積層さ
れた被記録媒体P、もしくは各給紙ユニット2,3の上
面の手差しトレイ2a,3aからの手差しの被記録媒体
Pを搬送経路に送り出すようになっている。搬送経路
は、レジストローラ対13a,13b、プレヒートプラ
テン14、搬送ローラ15とピンチローラ15a、メイ
ンプラテン16、冷却プラテン17、排紙ローラ18と
ピンチローラ18a、排紙口5及び排紙トレイ6の順に
並んでおり、搬送経路に沿って移動する被記録媒体P
は、プレヒートプラテン14及びメインプラテン16の
箇所に配置されたヒータ14a,16aにて裏面から加
熱され、当該メインプラテン16の表面に対峙するノズ
ルヘッド12からホットメルトインクが噴出されて被記
録媒体Pの表面に付着し、排紙ローラ18までの間で、
前記噴出されたホットメルトインクが凝固し、排紙ロー
ラ18におけるピンチローラ18aの表面に写らないよ
うにして、排紙トレイ6側に印字済の被記録媒体Pが排
出されるようになっている。
【0017】図2及び図3に示すように、ノズルヘッド
12、加熱部、溶融インクタンク並びにヒータを備えた
溶融ホッパー20からなる記録ヘッド部19は、キャリ
ッジ30に搭載されており、被記録媒体Pの搬送方向と
同じ副走査方向Aに対して、キャリッジ30は、図示し
ない走行機構と、ガイド軸31及びガイドレールに沿っ
て主走査方向(前記副走査方向Aに対し直交する矢印B
及び矢印C方向)に沿って往復移動可能に構成されてい
る。
【0018】次に、インクケース8、メインテナンス動
作部34及びインク供給部33の構成について説明す
る。図3の左端には、前記インクケース8からインクペ
レット22を溶融ホッパー20に供給するためのインク
供給部33(図8参照)が配置されており、図3の右端
部には、ノズルヘッド12から強制的に吐出させたイン
クを受けたり、ノズル表面の汚れを拭き取ったりするた
めのロール紙を間欠的に駆動させるメイテナンス動作部
34が配置されている。
【0019】なお、上述するホットメルトインクとは、
常温で固化(凝固)し、加熱により液化するインクの総
称であって、例えば、軟化点が40〜140℃、融点が
50〜150℃、ノズルから吐出される際のインク粘度
が3〜50CPSである性質を有し、好ましくは30〜
90%のワックスと5〜70%の樹脂と、0.1〜10
%の色剤と、その他の添加剤(増粘剤、界面活性剤、溶
解剤等)とからなる。固形状のインクペレット22は、
上半部の左右長さが長く、下半部の左右長さが短くなる
ように、左右両側に段部を有する下向き「凸」形状とす
る。
【0020】図4に示すように、正逆回転可能な駆動モ
ータ38からの回転力をタイミングベルト40等の伝動
部及び1本の回転軸39を介して排紙ローラ18を駆動
すると共に、その下流側の歯車70からメインテナンス
動作部34における動作部クラッチ36に動力伝達する
一方、回転軸39に設けた歯車41からインク供給部3
3における供給部クラッチ35の動力伝達部の上流側に
伝達するように構成する次に、図4及び図5を参照しな
がら、遊星歯車機構からなる動作部クラッチ36の構成
及び、前記キャリッジ30の前記メインテナンス動作部
34方向への接離移動に応じて前記動作部クラッチ36
をON・OFF動作させる切換手段について説明する。
前記回転軸39の他端に固着した歯車70は、動力伝達
部34aにおける太陽歯車71と常時噛み合っている。
該太陽歯車71の支軸71aに回動可能に枢支された遊
星アーム72には、前記太陽歯車71に常時噛み合う遊
星歯車73が回転可能に軸支されている。他方、圧接ア
ーム74は枢軸75を中心にして上下回動可能に構成さ
れ、且つ図示しないバネ等により圧接アーム74の押圧
部74aが下向きに回動する方向に付勢されている。こ
の圧接アーム74の先端の押圧部74aが前記遊星アー
ム72の上端を下向きに押圧するときには、図5の実線
で示すように、従動歯車群76における第1歯車76a
から離れる姿勢に保持されている。前記圧接アーム74
の他端側に対峙して、圧接レバー77が回動軸78にて
回動可能に枢支されている。この回動軸78の一端に取
付けられた傘歯車79に噛み合う他方の傘歯車80に
は、回動レバー81が連結されている。
【0021】キャリッジ30が図4において右端方向に
移動し、当該キャリッジ30の側面にて前記回動レバー
81の上部側面を図5の紙面奥側に押し回動させる。こ
れにより、傘歯車80、79を介して圧接レバー77の
下端が図5において時計方向に回動し、圧接アーム74
をその押圧部74aが前記遊星アーム72の上端から離
れる方向に回動させる。前記太陽歯車71が図5におい
て時計方向に回転するときには、当該太陽歯車71に噛
み合って自転しながら公転する遊星歯車73が従動歯車
群における第1歯車76aの歯面と噛み合い、動力伝達
可能となるように構成されている。逆に、太陽歯車71
が図5において反時計方向に回転するときには(駆動モ
ータ38が正回転するときに対応)、これに噛み合い自
転しながら公転する遊星歯車73は前記第1歯車76a
から離れるので、この離れた状態で遊星アーム72が所
定角度だけ回動してそれ以上に回動しないように、図示
しないストッパー機構にて規制している。
【0022】なお、従動歯車群76における最下流歯車
76cには図示しないがメインテナンス用のロール紙の
一端が巻き取られるように巻き軸が連結されている。ま
た、圧接アーム74は、図5の二点鎖線で示す位置に回
動されたとき、ロール紙の一部をノズルヘッド12の表
面に押し当てて汚れを拭き取ることができるように構成
されている。
【0023】この構成において、印字動作を所定時間実
行する毎に、あるいは手動のメインテナンス用スイッチ
が押されることに応答してメインテナンス動作を実行す
るとき、前記キャリッジ30を図4の右端側に移動させ
て、上述のように、圧接レバー77を介して圧接アーム
74を上向き回動し、遊星アーム72を回動自由状態に
する。この状態を維持したまま、前記駆動モータ38を
所定回転数だけ逆回転させると、歯車70は図5の矢印
方向(反時計回り)に回転し、太陽歯車71が図9にお
いて時計方向に回転するので、遊星歯車73は反時計方
向に自転しながら、太陽歯車71の回りを図5の矢印D
方向に回動し、遊星歯車73が従動側の第1歯車76a
に当接して噛み合うと、前記駆動モータ38の回転力が
従動歯車群76に伝達されるのである。これにより、前
記図示しないロール紙はノズル表面の汚れを拭き取りつ
つ一定距離だけ巻き取られ、インクが吐出されていない
紙部分がノズルヘッド部と対峙し、駆動モータ38の回
転が停止されると、ロール紙の巻取り作業が終了する。
また、この際、従動歯車群76の回転は図示しないパー
ジ用エアーポンプにも伝達され、同ポンプの作用でヘッ
ド内部が加圧されることにより、ヘッド内部の気泡やご
みがインクと共にノズルから強制的に吐出される。この
とき、ノズルからは吐出されたインクが前記ロール紙に
受け止められ、ロール紙の巻取りに伴って持ち去られ
る。これによって、各ノズル部分のインク詰まり等が解
消される。
【0024】このメインテナンス作業が終了し、キャリ
ッジ30を印字領域方向(図4の矢印B方向)に移動さ
せると、回動レバー81の上端から離れ、この動きに応
じて圧接レバー77及び圧接アーム74は元の姿勢に戻
って遊星アーム72を図5の実線状態に戻して動力伝達
を切るのである。他方、インク供給部33に配置される
インクケース8には、図6に示すように、カバー体9の
取付け端側から自由端側に向かって長い収納溝部21が
前記各色のインクペレット22毎に並列状に配置され、
各収納溝部21のうちカバー体9の取付け端側に近い側
には、複数のインクペレット22を収納したカートリッ
ジ23からインクペレット22を供給するためのセット
口21aが開口されている。また、インクケース8の自
由端側には、記録ヘッド部19におけるインク切れとな
った箇所に対応する溶融ホッパー20にインクペレット
22を落とし込むための出口21bが上下方向に開放さ
れて形成されている。
【0025】図6に示すように、前記各インクペレット
22は、その左右両側の段部が、前記各収納溝部21に
おける左右両側部位に支持された状態で前記出口21b
に向かって移動可能に嵌挿される。また、前記各収納溝
部21に前後移動可能に嵌挿され、渦巻きバネ24aに
て付勢された押圧ブロック24にて、各収納溝部21内
毎にインクペレット22の後面を出口21b方向に押
す。さらにリンク体25は、カバー体9を開くとき、前
記全ての押圧ブロック24をセット口21a方向に復帰
させるものである。
【0026】前記インクケース8における出口21bか
らインクペレット22を溶融ホッパー20に供給するた
めのインク供給部33では、そのペレット排出機構部5
2への動力伝達部には、図4、図7、図8に示すよう
に、供給部クラッチ35を配置し、正逆回転可能な駆動
モータ38からの回転力を1本の回転軸39を介して前
記供給部クラッチ35における動力伝達部の上流側に伝
達するように構成する一方、前記キャリッジ30の前記
インク供給部33方向への接離移動に応じて前記供給部
クラッチ35をON・OFF作動させるように、切換手
段を設けた構成にする。
【0027】上記の構成をさらに詳細に説明すると、図
4、図7(a)及び図7(b)に示すように、前記回転
軸39の中途部に固定した歯車41から歯車群42にお
ける歯車42aを介して駆動側クラッチ体35aの歯車
35bに回転力を伝達する。なお、駆動側クラッチ体3
5aが矢印B方向及び矢印C方向に移動するとき、歯車
35bは常時歯車42aと噛み合っている。
【0028】そして、図7(a)、図7(b)に示すよ
うに、枢軸46回りに回動可能な切換手段としてのトグ
ルレバー47におけるアーム部47aとシフトレバー4
3の他端とを係合棒43aの上部を介して回動可能に連
結され、この係合棒43aの下端が、駆動側クラッチ体
35aのシフトリング部35fに係合している。また、
シフトレバー43から突出したピン44がガイド溝45
に沿って移動可能であって、図示しないガイド手段によ
り係合棒43aがガイド溝45と同方向に案内されるこ
とによりシフトレバー43は、キャリッジ30の下方に
て当該キャリッジ30の左右移動方向(矢印B方向及び
矢印C方向)と平行状に移動可能なように構成されてい
る。従って、トグルレバー47の枢軸46回りの回動及
びシフトレバー43のガイド溝45方向に沿う移動に応
じて駆動側クラッチ体35aが従動側クラッチ体35d
に対して接離(ON・OFF)するように構成されてい
る。
【0029】また、前記供給部クラッチ35の姿勢(O
N姿勢及びOFF姿勢)を保持するための姿勢保持手段
としてのトグルレバー47における他方のアーム部47
bと、図示しないフレームに突設した係合ピン48と間
には、付勢バネ49を装架し、トグルレバー47の回動
に応じてその回動位置(回動姿勢)を保持するように構
成されている。即ち、図7(a)のように、シフトレバ
ー43の左端に上向き突設した当接片43bが前記キャ
リッジ30の背面に突設した押圧片30aにて押圧され
ない状態、つまり、トグルレバー47のアーム部47a
が右方向に回動した姿勢では、前記アーム部47aが右
側に位置した姿勢を保持するように付勢バネ49の付勢
力が枢軸46の軸心に対して前記アーム部47aと反対
側に位置し、係合棒43aを介して駆動側クラッチ体3
5aを従動側クラッチ体35dから離して、駆動側クラ
ッチ体35aの係合爪35cと従動側クラッチ体35d
の係合爪35eとが離れている状態(ロック解除状態、
駆動力遮断状態)を保持できる。逆に、図7(b)のよ
うに、シフトレバー43における当接片43bが前記キ
ャリッジ30の背面に突設した押圧片30aにて押圧さ
れて所定距離だけ移動すると、トグルレバー47が図7
(b)において反時計回りに回動し、係合棒43aを介
して駆動側クラッチ体35aの係合爪35cと従動側ク
ラッチ体35dの係合爪35eとが噛み合い、動力伝達
状態に切り換えられる。そして、この状態では前記付勢
バネ49の付勢力が枢軸46の軸心に対して前記アーム
部47aに近い側に位置し、前記噛み合い状態(ロック
状態)を保持できることになる。
【0030】なお、トグルレバー47の他方のアーム部
47bには、トグルレバー47の左右回動姿勢を復帰さ
せるための復帰手段としての蹴り込み体50が一体的に
形成されている。図7(a)のように、この蹴り込み体
50は前記押圧片30aの左右移動軌跡から外れた位置
にあり、押圧片30aが蹴り込み体50に干渉されずに
通過して矢印B方向に移動して、当接片43bを押して
シフトレバー47を矢印B方向に移動させると、図7
(a)のように、蹴り込み体50における背面50aが
押圧片30aの左右移動軌跡内に位置する。従って、キ
ャリッジ30、ひいては押圧片30aが矢印C方向に移
動するとき、当該押圧片30aが背面50aを押してト
グルレバー47を時計回りに強制的に回動させ、元の図
7(a)のような姿勢に戻すことができる。
【0031】ところで、プリンタ1を工場から出荷する
等の作業に伴い、何らかの外力が作用して、押圧片30
aが蹴り込み体50よりも右側に位置した状態におい
て、トグルレバー47が時計回りに回動してしまい、供
給部クラッチ35がON(動力接続状態)になっている
場合がある。この場合、前記蹴り込み体50には、前記
背面50aに隣接させて、右側位置にあるときの押圧片
30aと対峙させるような円弧面50bを形成して、い
わゆるロック解除方向への復帰手段を構成する。これに
より、前記円弧面50bの位置より右側から押圧片30
aを矢印B方向に移動させて、蹴り込み体50における
円弧面50bに摺接させると、当該円弧面50bに対す
る押圧片30aの押圧力に対する反力が時計方向に作用
し、前記蹴り込み体50を強制的に回動させ、これと共
にトグルレバー47を強制的に時計回りに回動させ、元
の図7(a)のような姿勢、即ち、駆動側クラッチ体3
5aの係合爪35cと従動側クラッチ体35dの係合爪
35eとが離れている状態(ロック解除状態、駆動力遮
断状態)に戻すことができるのである。
【0032】なお、供給部クラッチ35がON(動力接
続状態)になっているときに、リミットスイッチ51a
がON(待機状態)となっていることを確認して、駆動
モータ38の逆回転駆動を開始させ、リミットスイッチ
51aがOFFになったことを検出した後、更に駆動モ
ータ38を所定パルス数だけ逆回転させ、従動側クラッ
チ体35dの背面に形成された渦巻き状のカム51を、
図8の時計方向に所定角度(1回転より少ない)だけ回
転させる。次に、今度は、前記とは逆に駆動モータ38
を同じパルス数だけ正回転させ、リミットスイッチ51
aがONになったことを検出したら、更に駆動モータ3
8の逆転及び正転に基づくカム51の一往復回転によ
り、ペレット排出機構部52における常時上向き付勢さ
れた回動レバー53を図8から図12のように下向きに
押圧して1回だけ上下往復動回動させる。
【0033】次に、図8〜図12を参照しながら、イン
ク供給部33及びペレット排出機構部52の構成につい
てさらに詳細に説明する。イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒色(K)の各色のインクペレ
ット22の箇所に対応する4つのインクペレットの出口
21bが図11(a)に示すように、一定間隔Pにて配
置されている。このインクケース8における各出口21
b(実施例では4箇所)に対応させた位置には、その上
部から各インクペレット22を下向きに押し出すための
押出体61と、該押出体61の下端に枢着された二股状
のリンク62と、該リンク62の下端のピン62aに選
択的に係脱するフック状の係脱体58とからなるセット
が縦フレーム56と、蓋フレーム59との間に4組配置
されている。他方、前記カム51により強制回動させら
れる回動レバー53の先端に枢着された連結アーム54
に枢支された横長の上端軸54aを、前記4つの係脱体
58の基部に各々回動可能に嵌挿する。また、前記上端
軸54aの両端に回転可能に設けたピニオンギヤ55,
55は、縦フレーム56の表面に形成したラック部5
7,57に噛み合わせ、前記縦フレーム56と、蓋フレ
ーム59との間において、1本の上端軸54aが昇降移
動することにより、前記4つの係脱体58が一斉に上下
移動するように構成されている(図10参照)。
【0034】縦フレーム56の上端の軸支部64に、各
押出体61はその下端後部を枢着軸63を介して回動可
能且つ着脱自在に装着され、縦フレーム56に穿設され
た4箇所のガイド孔65には、それぞれ前記リンク62
の下部及び係脱体58が臨むように配置され、また、蓋
フレーム59側に取付けられた付勢板バネ66にて各係
脱体58がキャリッジ30の背面方向に付勢されている
と共に、各係脱体58の基部から上向きに突出した摺接
体58aが縦フレーム56の平板56aの表面に常時摺
接するように配置されているので、前記各係脱体58が
ほぼ立設姿勢を保持するようになっている。
【0035】そして、この4つの係脱体58の配置間隔
Lと、溶融ホッパー20の数に対応してキャリッジ30
の後部に設けられた4つの選択的規制部材67の配置間
隔Rとを異ならせることにより、キャリッジ30を前記
主走査方向(矢印B方向または矢印C方向)に沿って移
動させて停止する位置を選択すると、前記いずれかの選
択的規制部材67が対応する係脱体58の背面に摺接可
能となるように設定する。
【0036】従って、下降動する係脱体58が前記選択
的規制部材67に摺接すると(図12の二点鎖線参
照)、前記付勢板バネ66のバネ力に抗して係脱体58
が図14において時計方向に回動しつつ下降するので、
該当する選択された箇所の前記リンク62の下端のピン
部62aに係脱体58が係合し、係脱体58の下降移動
につれて押出体61の押圧部61aは枢着軸63を中心
に下向き回動して、所定の出口21bにおいて弾性的支
持片68にて底面が支持されたインクペレット22を前
記溶融ホッパー20に向けて押し出すことができるので
ある(図12参照)。選択的規制部材67に摺接されな
かった係脱体58は、ほぼ直立状のまま下降し、対応す
る箇所のピン部62aに係合しないから、その箇所の押
圧体61は倒伏回動することがなく、従って、対応する
箇所のインクペレット22は出口21bから排出されな
いのである。
【0037】図11(a)は、ブラック(K)の色のイ
ンクペレット22のみを、ブラック(K)色用の溶融ホ
ッパー20に落とし込むべく、対応する右端の係脱体5
8と、同じく右端の選択的規制部材67とがキャリッジ
30の主走査方向の所定の停止位置にて位相合致した場
合を示し、図11(b)は、シアン(C)の色のインク
ペレット22を溶融ホッパー20に落とし込む場合に、
右から2番目同士の係脱体58と選択的規制部材67と
が位相合致した状態を示す。図11(c)は、マゼンタ
(M)の色のインクペレット22を溶融ホッパー20に
落とし込む場合を示す。
【0038】なお、図11(a)に示すごとく、インク
ペレット22が配置される出口21bの配置間隔P、溶
融ホッパー20の配置間隔T、係脱体58の配置間隔
L、選択的規制部材67の配置間隔Rとするとき、P>
L>Rとするほうが左右寸法の大きい(大型の)インク
ペレット22を配置することができて好ましい。また、
溶融ホッパー20の配置間隔T、係脱体58の配置間隔
Lを相等しく設定した場合には、図10に示す実施形態
のごとく、各押出体61の先端位置(インクペレット2
2の上面を押し出す部位)が左右方向にずれるようにそ
れぞれ異なる形状にすべきである。
【0039】次に、上記構成からなるホットメルトイン
クジェットプリンタにおける制御系を図13に示すブロ
ック図を参照して説明する。CPU100は、ROM1
01に予め記憶されている各種の制御プログラムに従っ
て、ホストコンピュータから送られてくる印字データを
もとに、カラー画像を印刷するために必要な各種の演算
制御動作を実行するものであって、前記ノズルヘッド1
2を印字データに基づいて駆動するための記録ヘッド駆
動回路103、前記キャリッジ30を主走査方向に往復
走行させるキャリッジモータ105を駆動するためのキ
ャリッジ駆動回路104、前記プレヒートプラテン14
及びメインプラテン16の裏面側に設けられたプレヒー
タ14a及びメインヒータ16aの通電を制御して所定
の温度に維持するためのプラテン加熱制御回路106、
前記記録ヘッド部19におけるノズルヘッド12を加熱
するためのヒータ110や、溶融インクタンク内のイン
クを加熱するためのヒータ111、さらには、ホッパー
20内に補給されたインクペレット22を加熱して液体
化するヒータ112の通電を制御するヘッド加熱制御回
路109、ステップモータからなる前記駆動モータ38
を駆動するためのモータ駆動回路113、前記給紙ロー
ラ11a,11bのいずれかを選択的に作動させて被記
録媒体Pを搬送経路に送り出すための給紙ソレノイド1
15や、レジストローラ対13a,13bの回転を一時
的に止めてレジストを行うためのレジストソレノイド1
16を駆動するソレノイド駆動回路114がそれぞれ接
続されると共に、前記キャリッジ30上のインク残量、
例えば溶融インクタンク内のインク残量を検出するセン
サ117や、前記リミットスイッチ51a等に接続され
て、各種の検知信号が入力されるようになっている。
【0040】前記CPU100は、例えば、インク残量
センサ117からインク切れの検知信号が出力される
と、前記キャリッジ駆動回路104及びモータ駆動回路
113に対して、インク切れとなった色のインクペレッ
ト22をキャリッジ30上の対応するホッパー20に補
給すべく所定の制御信号を出力する。また、このとき、
ヘッド加熱制御回路109を介してインクペレット22
が補給されたホッパー20のヒータ112に通電し、イ
ンクペレット22を速やかに溶融させる。
【0041】なお、前記モータ駆動回路113は、CP
U100の制御の下、通常の印字動作時には、前記駆動
モータ38の正転駆動により、レジストローラ対13
a,13bや搬送ローラ15及び排紙ローラ18を用紙
搬送方向に回転させ、また、インク供給時には、前記駆
動モータ38の逆転と正転駆動により、インク供給部3
3を作動させ、更に、ノズルヘッド12のメインテナン
ス時には、前駆動モータ38の逆転駆動によりメインテ
ナンス動作部34を作動させるようになっている。
【0042】ROM101は、上記したようなモータの
駆動制御をはじめとして各種の制御動作を実行するため
のプログラムが記憶される他、必要に応じて前記キャリ
ッジ30をインク供給部33あるいはメインテナンス動
作部34に対向配置させるために必要な主走査方向のキ
ャリッジ位置データ、例えば前記キャリッジ30の主走
査方向の移動位置データをエンコーダパルスの計数値に
よって割り出すようにしている場合には、供給部クラッ
チ35をON、OFF状態に切り換えたり、各色のイン
クペレット22を補給したりする位置データが前記エン
コーダの計数値としてそれぞれ記憶設定されている。R
AM102は、ホストコンピュータから送られてくる印
字データを一時的に格納したり、各種の制御動作を実行
するためのワークエリアとして一時的に利用される。
【0043】上記構成において、印字作業が実行されて
インクが消費され、溶融インクタンク部内の所定の色の
ホットメルトインク残量が少なくなり、図13に示すイ
ンク残量センサ117にてインク切れと検知されると、
キャリッジ30が図7(a)に示すように、左端まで矢
印B方向に移動して、押圧片30aにてシフトレバー4
3の当接片43aを左方向に押すと、図7(b)のごと
く、トグルレバー47の左回動にて、供給クラッチ部3
5をON(動力伝達状態)に保持される。次いで、キャ
リッジ30を図7のように右方向の所定範囲内(押圧片
30aにて蹴り込み体50が右方向に蹴られてトグルレ
バー47が右方向に回動しない範囲)で移動させて、イ
ンク切れとなった箇所の溶融ホッパー20の箇所が、対
応する色のインクペレット22が収納された部分の出口
21bの下方に位置するように前記キャリッジ30をイ
ンク供給部33に移動し、インクペレット排出機構部5
2における所定の選択的規制部材67と係脱体58とが
合致するようにして停止させる。この状態にて、前記駆
動モータ38を逆回転作動させて、前記回動レバー52
を1回だけ上下動させると、所定の色のインクペレット
22を1つだけ溶融ホッパー20に落とし込むことがで
きる。なお、黒インクの溶融ホッパー20に対して当該
黒色のインクペレット22が供給可能な位置(図11
(a)参照)までキャリッジ30が右方向に移動しても
供給部クラッチ35はON状態に保持されている。
【0044】さらに、インク供給を実行しない状態で
は、押圧片30aがシフトレバー43の当接片43aを
左方向に押さない範囲まで、キャリッジ30を左方向に
移動でき(図7(a)の状態を参照)、この左端でキャ
リッジ30を停止させて、印字待機位置とすることで、
当該印字待機位置とインク供給のための位置とを、キャ
リッジの主走査方向においてほぼ重複させることができ
るから、プリンタの左右方向寸法を小さくコンパクトに
することができるという効果を奏する。
【0045】なお、本発明においては、前記駆動モータ
38の正回転駆動にて排紙ローラ18をはじめとする前
記給紙ローラ11a,11bやレジストローラ対13
a,13b、搬送ローラ16等を駆動する伝動機構を採
用しているので、キャリッジ30を印字待機位置(図4
において印字領域内の左側位置)に停止させて、給紙ロ
ーラ11a,11bのいずれかを選択的に作動させるこ
とにより、前記給紙ユニット2または3から被記録媒体
Pを一枚だけ給紙する作業を実行する。このとき、給紙
の開始時のみ一時的にレジストローラ対13a,13b
の回転が止められ、レジスト作用が行われたのち、さら
に、搬送ローラ16によって搬送される被記録媒体Pの
搬送側先端が排紙ローラ18とそのピンチローラ18a
の箇所に挟持されて一旦停止する。
【0046】そして、印字作業を実行するときにも、前
記のただ一つの駆動モータ38の正回転駆動により、被
記録媒体Pの紙送り作業を実行することができる。これ
らの場合、駆動モータ38の正回転にて、回転軸39に
関連して設けた排紙ローラ18を排紙方向に回転駆動さ
せる(このとき、搬送ローラ15も同方向に回転させ
る)ものであり、この場合、上述のように、歯車70の
逆回転を介して太陽歯車71が図5において反時計方向
に回転することになり、これに噛み合って自転しながら
公転する遊星歯車73は前記第1歯車76aから離れる
ので、前記ロール紙の巻取り動作は実行されない。ま
た、上述のようにインク供給部33では供給部クラッチ
35がOFF状態であるので、インク供給は実行されな
いことになる。
【0047】前記各実施形態では、ホットメルトインク
からなるインクペレット22を補給するための構成につ
いて説明したが、液状のインクを補給する場合には、イ
ンク供給部に各色毎の液状インクを蓄えた可撓性材料か
らなるインクタンクを、キャリッジの副走査方向に沿わ
せて適宜間隔にて配置し、インク排出機構部では、放出
部としてのインクタンクを、その配置間隔とは異なる間
隔にて配置された押圧体にて選択的に押して、インクタ
ンクから所定の色のインクを排出し、キャリッジにおけ
るインク受けのホッパーに補給する構成とすれば良い。
【0048】前記インク供給部33における供給部クラ
ッチ35の箇所に前記太陽歯車と遊星歯車等による遊星
歯車機構式のクラッチ装置を採用することもできる。こ
の場合、図4の実施形態を左右対称形状に構成する。そ
して、キャリッジ30を図4の左端方向に移動させ、選
択的規制部材67と係脱体58とが合致するようにして
停止させる。この状態にて回動レバー81の上部側面を
図4の左方向に押し回動させる。これにより、傘歯車8
0、79を介して圧接レバー77の下端が時計方向に回
動し、圧接アーム74をその押圧部74aが前記遊星ア
ーム72の上端から離れる方向に回動させる。前記太陽
歯車71が時計方向に回転する(駆動モータ38が逆回
転するときに対応)ときには、当該太陽歯車71に噛み
合って自転しながら公転する遊星歯車73が従動歯車歯
車76aの歯面と噛み合い、動力伝達可能となるように
構成されているから、この従動歯車歯車76aと一体的
に回転する軸にカム51を固定し、カム51を1回転さ
せることにより、インクペレット排出機構部52におけ
る回動レバー53を1回上下揺動させ、係脱体58を下
向き移動させると、前記リンク62の下端のピン部62
aに係脱体58が係合し、係脱体58の下降移動につれ
て押出体61の押圧部61aは枢着軸63を中心に下向
き回動して、所定の出口21bにおいて弾性的支持片6
8にて底面が支持されたインクペレット22を前記溶融
ホッパー20に向けて押し出すことができるのである。
なお、この実施形態では、クラッチ装置に対するロック
機構がないので、インクケース8に収納するインクペレ
ット22は1色のみであり、出口21bも1つである。
【0049】逆に、駆動モータ38が正回転して、太陽
歯車71が反時計方向に回転するときには、これに噛み
合い自転しながら公転する遊星歯車73は前記第1歯車
76aから離れるので、この離れた状態で遊星アーム7
2が所定角度だけ回動してそれ以上に回動しないよう
に、図示しないストッパー機構にて規制している。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明のインクジェットプリンタにおける動力伝達装置
は、被記録媒体の表面にインクを噴射する記録ヘッド部
をキャリッジに搭載し、該キャリッジを被記録媒体の搬
送方向と交差する方向に走査駆動するように構成し、前
記走査方向の一端部には、前記記録ヘッド部を保守する
ためのメインテナンス動作部を配置してなるインクジェ
ットプリンタにおいて、メインテナンス動作部への動力
伝達部には、太陽歯車と遊星歯車とによる遊星歯車機構
からなる動作部クラッチを配置し、駆動源からの回転力
を前記動作部クラッチにおける太陽歯車に伝達するよう
に構成する一方、前記動作部クラッチは、キャリッジが
前記メインテナンス動作部方向への接離移動に応じて前
記動作部クラッチをON・OFFに切り換えるための切
換手段を備えたものである。
【0051】従って、キャリッジをメインテナンス動作
部方向へ接近させると、前記動作部クラッチはONとな
り、駆動源からの回転力をメインテナンス動作部に伝達
することができ、逆に、キャリッジがメインテナンス動
作部から離れると、動作部クラッチをOFF状態にし
て、動力伝達を遮断できる。このように、クラッチのO
N・OFFの切換をキャリッジの移動により制御するこ
とができるから、従来の遊星歯車機構式のクラッチのよ
うなON・OFFの切換のために別のアクチュエータを
必要とせず、構成が至極簡単となり、制御も容易となる
という効果を奏する。
【0052】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装置
において、前記動作部クラッチは、前記太陽歯車と同軸
状に回動可能な遊星アームに前記遊星歯車を支持させ、
太陽歯車に噛み合って遊星歯車が公転可能となるように
構成する一方、遊星アームが一方向に回動するとき、遊
星歯車が従動歯車に噛み合って動力伝達可能となり、前
記遊星アームが他方向に回動するとき、遊星歯車が従動
歯車から離れて動力伝達を遮断するように構成し、切換
手段は、前記キャリッジの接近方向への移動により前記
遊星アームが前記動力伝達方向に回動することを許容す
る揺動アームを備えたものである。
【0053】このように構成することにより、太陽歯車
に伝達する駆動源からの回転力の方向が、遊星歯車が従
動歯車に噛み合うように公転させるものであっても、揺
動アームの作動により遊星アームの回動を許容しないか
ぎり、クラッチはOFF状態に保持でき、クラッチのO
N・OFFの切換動作を確実に行えるという効果を奏す
る。
【0054】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装
置において、前記一つの駆動源を正回転及び逆回転に切
換可能に構成し、逆回転のときには、前記遊星歯車が従
動歯車に接近する方向に太陽歯車を回転駆動させる一
方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流側には、前記記録ヘ
ッド部へのインク供給部に対する供給部クラッチへの動
力分岐部を設けたものであるから、駆動源を逆転させる
ときであっても、前記切換手段を作動させないかぎり、
メインテナンス動作部への動力伝達は遮断状態を保持で
きるから、この逆回転力を前記太陽歯車よりも駆動力伝
達上流で分岐させてインク供給部のクラッチに伝達して
利用することができる。
【0055】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装
置において、前記一つの駆動源を正回転させるときに
は、前記遊星歯車が従動歯車から離れるように太陽歯車
を回転駆動させる一方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流
側には、前記被記録媒体の搬送手段を設けたものである
から、駆動源を正転方向に切り換ることで、キャリッジ
の移動位置の如何に拘らずメインテナンス動作部への動
力伝達はOFFに保持される一方、被記録媒体の搬送動
作を実行でき、1つの駆動源の回転力を複数の動作部に
選択して伝達する構成が至極簡単にできるという効果を
奏する。
【0056】また、請求項5に記載の発明のインクジェ
ットプリンタにおける動力伝達装置は、被記録媒体の表
面にインクを噴射する記録ヘッド部をキャリッジに搭載
し、該キャリッジを被記録媒体の搬送方向と交差する方
向に走査駆動するように構成し、前記走査方向の一端部
には、前記記録ヘッド部にインクを供給するためのイン
ク供給部を配置してなるインクジェットプリンタにおい
て、インク供給部への動力伝達部には、太陽歯車と遊星
歯車とによる遊星歯車機構からなる動作部クラッチを配
置し、駆動源からの回転力を前記動作部クラッチにおけ
る太陽歯車に伝達するように構成する一方、前記動作部
クラッチは、キャリッジが前記インク供給部方向への接
離移動に応じて前記動作部クラッチをON・OFFに切
り換えるための切換手段を備えたものである。
【0057】本発明の構成によれば、インク供給部での
インク補充動作にも利用でき、例えば複数の動作箇所の
クラッチ機構を共通化することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの斜視図である。
【図2】プリンタの断面図である。
【図3】キャリッジ、インク供給部及び前記メインテナ
ンス動作部の位置関係を示す概略平面図である。
【図4】キャリッジと供給部クラッチ及び動作部クラッ
チの概略斜視図である。
【図5】メインテナンス動作部のクラッチの側面図であ
る。
【図6】インクケースの斜視図である。
【図7】(a)は供給部クラッチのOFF状態を示す平
面図、(b)は供給部クラッチのON状態を示す平面図
である。
【図8】インク供給部及びペレット排出機構部の側面図
である。
【図9】係脱体とリンクとの一部切欠き斜視図である。
【図10】ペレット排出機構部の正面図である。
【図11】溶融ホッパーと、インクペレット出口と、選
択的規制部材と係脱体と配置間隔を示す平面図であり、
(a)はブラック(K)のインクペレットを排出できる
位置関係を示す図、(b)はシアン(C)のインクペレ
ットを排出できる位置関係を示す図、(c)はマゼンタ
(M)のインクペレットを排出できる位置関係を示す図
である。
【図12】選択的規制部材にて係脱体の姿勢が変更され
る状態を示す側面図である。
【図13】制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 18 排紙ローラ 19 記録ヘッド部 20 溶融ホッパー 30 キャリッジ 31 ガイド軸 33 インク供給部 34 メインテナンス動作部 35 供給部クラッチ 36 作動部クラッチ 38 駆動モータ 39 回転軸 70 歯車 71 太陽歯車 72 遊星アーム 73 遊星歯車 74 圧接アーム 76a 従動側の第1歯車 77 圧接レバー 81 回動レバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】なお、供給部クラッチ35がON(動力接
続状態)となっているときに、リミットスイッチ51a
がON(待機状態)となっていることを確認して、駆動
モータ38の逆回転駆動を開始させ、リミットスイッチ
51aがOFFになったことを検出した後、更に駆動モ
ータ38を所定パルス数だけ逆回転させ、従動側クラッ
チ体35dの背面に形成された渦巻き状のカム51を、
図8の時計方向に所定角度(1回転より少ない)だけ回
転させる。次に、今度は、前記とは逆に駆動モータ38
を同じパルス数だけ正回転させ、リミットスイッチ51
aがONになったことを検出したら、更に所定パルス数
(微少パルス数)正回転させて停止させ、待機状態とす
る。このような駆動モータ38の逆転及び正転に基づく
カム51の一往復回転により、ペレット排出機構部52
における常時上向き付勢された回動レバー53を図8か
ら図12のように下向きに押圧して1回だけ上下往復動
回動させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 寿男 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 徳田 博志 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 中田 卓 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体の表面にインクを噴射する記
    録ヘッド部をキャリッジに搭載し、該キャリッジを被記
    録媒体の搬送方向と交差する方向に走査駆動するように
    構成し、前記走査方向の一端部には、前記記録ヘッド部
    を保守するためのメインテナンス動作部を配置してなる
    インクジェットプリンタにおいて、メインテナンス動作
    部への動力伝達部には、太陽歯車と遊星歯車とによる遊
    星歯車機構からなる動作部クラッチを配置し、駆動源か
    らの回転力を前記動作部クラッチにおける太陽歯車に伝
    達するように構成する一方、 前記動作部クラッチは、キャリッジが前記メインテナン
    ス動作部方向への接離移動に応じて前記動作部クラッチ
    をON・OFFに切り換えるための切換手段を備えたこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタにおける動力伝
    達装置。
  2. 【請求項2】 前記動作部クラッチは、前記太陽歯車と
    同軸状に回動可能な遊星アームに前記遊星歯車を支持さ
    せ、太陽歯車に噛み合って遊星歯車が公転可能となるよ
    うに構成する一方、遊星アームが一方向に回動すると
    き、遊星歯車が従動歯車に噛み合って動力伝達可能とな
    り、前記遊星アームが他方向に回動するとき、遊星歯車
    が従動歯車から離れて動力伝達を遮断するように構成
    し、切換手段は、前記キャリッジの接近方向への移動に
    より前記遊星アームが前記動力伝達方向に回動すること
    を許容する揺動アームを備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェットプリンタにおける動力伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一つの駆動源を正回転及び逆回転に
    切換可能に構成し、逆回転のときには、前記遊星歯車が
    従動歯車に接近する方向に太陽歯車を回転駆動させる一
    方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流側には、前記記録ヘ
    ッド部へのインク供給部に対する供給部クラッチへの動
    力分岐部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のイ
    ンクジェットプリンタにおける動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記一つの駆動源を正回転させるときに
    は、前記遊星歯車が従動歯車から離れるように太陽歯車
    を回転駆動させる一方、太陽歯車よりも駆動力伝達上流
    側には、前記被記録媒体の搬送手段を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載のインクジェットプリンタにおけ
    る動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 被記録媒体の表面にインクを噴射する記
    録ヘッド部をキャリッジに搭載し、該キャリッジを被記
    録媒体の搬送方向と交差する方向に走査駆動するように
    構成し、前記走査方向の一端部には、前記記録ヘッド部
    にインクを供給するためのインク供給部を配置してなる
    インクジェットプリンタにおいて、インク供給部への動
    力伝達部には、太陽歯車と遊星歯車とによる遊星歯車機
    構からなる動作部クラッチを配置し、駆動源からの回転
    力を前記動作部クラッチにおける太陽歯車に伝達するよ
    うに構成する一方、 前記動作部クラッチは、キャリッジが前記インク供給部
    方向への接離移動に応じて前記動作部クラッチをON・
    OFFに切り換えるための切換手段を備えたことを特徴
    とするインクジェットプリンタにおける動力伝達装置。
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