JPH1120269A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH1120269A
JPH1120269A JP9176915A JP17691597A JPH1120269A JP H1120269 A JPH1120269 A JP H1120269A JP 9176915 A JP9176915 A JP 9176915A JP 17691597 A JP17691597 A JP 17691597A JP H1120269 A JPH1120269 A JP H1120269A
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JP
Japan
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ink
carriage
supply unit
clutch
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9176915A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Igarashi
宏 五十嵐
Akira Ishii
亮 石井
Shinji Kimura
伸司 木村
Toshio Ogawa
寿男 小川
Hiroshi Tokuda
博志 徳田
Taku Nakada
卓 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US09/108,250 priority patent/US6196653B1/en
Publication of JPH1120269A publication Critical patent/JPH1120269A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の作動部に対する動力源の数を少なくし
て、製造コストを低減する。 【解決手段】 B方向およびC方向に走査移動可能なキ
ャリッジ30における記録ヘッド部19のホッパー20
にインクペレットを供給するためのインク供給部におけ
る供給部クラッチ35は、キャリッジ30の左端方向へ
の移動にて押圧片30aが当接片43aを押してシフト
レバー43が同じ方向に移動して動力接続し、キャリッ
ジ30の右移動にて蹴り込み体50の背部50aを押す
と、供給部クラッチ35がOFFに切り替わる。また、
C方向の移動端にてキャリッジ30が回動レバー81を
押し、圧接レバー77を介して圧接アーム74を上向き
回動させると、歯車70が矢印方向に回転したとき、遊
星アーム72に取付く遊星歯車73が太陽歯車71の回
りで自転しながら従動側第1歯車76aに噛み合い可能
な動力伝達可能可能な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ホットメ
ルトインクを用いたインクジェットプリンタに係り、よ
り詳しくは、該プリンタにおける駆動系の構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、この種のプリンタでは、多数の
ノズルを備えたノズルヘッドと、ヒータを備えたインク
溶融部と、固形のインクペレットを受け入れるホッパー
部とからなる記録ヘッド部をキャリッジに搭載し、この
キャリッジを用紙等の被記録媒体の搬送方向と直交する
方向(主走査方向)に移動させながら、ノズルヘッドに
おけるノズルからインク滴(ホットメルトインク)を噴
出させて被記録媒体の表面に文字や図形等を印字するよ
うに構成されている。
【0003】そして、プリンタの本体ケースの一側上部
には、予め前記インクペレット(常温で固形)を貯蔵し
たインク供給部を配置し、記録ヘッド部におけるホット
メルトインク切れになると、前記キャリッジをインク供
給部側まで移動させる。ここで所定の箇所のボタンを押
すと、インク供給部の駆動部が作動し、所定のインクペ
レットをホッパーに落とし込むようにする。
【0004】他方、プリンタの本体ケースの他側には、
当該他側にキャリッジを位置させた状態にて前記ノズル
ヘッドにおけるノズルからホットメルトインクを払拭用
のロール用紙に強制的に吐出させて、通常の印字動作時
でのノズルの詰まり等を防止したり、ノズル表面の汚れ
を拭き取ったりするメインテナンス動作部を配置してい
る。このため、前記ロール用紙をメインテナンス動作ご
とに、少しずつ巻き取る必要がある。
【0005】そのため、従来では、インク供給部及びメ
インテナンス動作部に対する駆動源を別々に設け、キャ
リッジが該当する箇所に位置したとき、各々の駆動源が
作動するように構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、駆動源の数が多くなり、プリンタの製造
コストが高くなるという問題があった。そこで、本発明
は、インク供給部やメインテナンス動作部は、通常の印
字動作時には作動する必要がない一方、インク供給部及
びメインテナンス動作部がプリンタ本体の左右両側の離
れた位置に配置していることを考慮して、一つの駆動源
により、インク供給部とメインテナンス動作部とに選択
的に動力伝達できるようにし、さらに、被記録媒体の給
紙も同一の駆動源により実行できるインクジェット式の
プリンタを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のインクジェットプリンタ
は、被記録媒体の表面にインクを噴射する記録ヘッド部
をキャリッジに搭載し、該キャリッジを被記録媒体の搬
送方向と交差する方向に走査駆動するように構成し、前
記走査方向の一端部には、前記記録ヘッド部にインクを
供給するインク供給部を配置し、前記走査方向の他端部
には、メインテナンス動作部を配置してなるインクジェ
ットプリンタにおいて、前記インク供給部への動力伝達
部には供給部クラッチを配置し、前記メインテナンス動
作部への動力伝達部には動作部クラッチを配置し、一つ
の駆動源からの回転力を前記供給部クラッチ及び動作部
クラッチにおける各動力伝達部の上流側に伝達するよう
に構成する一方、前記キャリッジの前記インク供給部方
向への接離移動に応じて前記供給部クラッチをON・O
FF作動させ、前記キャリッジの前記メインテナンス動
作部方向への接離移動に応じて前記動作部クラッチをO
N・OFF動作可能となるように構成したものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記供給部
クラッチには、前記キャリッジが前記インク供給部方向
へ所定移動することにより供給部クラッチを接続作動さ
せる一方、キャリッジが前記インク供給部から離れると
き前記供給部クラッチを切り離すようにした切換手段を
設けたものである。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1もしくは請求項2に記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記動作部クラッチには、前記キャリッジが前
記メインテナンス動作部方向へ所定移動することにより
動作部クラッチを接続動作可能とさせる一方、キャリッ
ジがメインテナンス動作部から離れるとき前記動作部ク
ラッチを切り離すようにした遊星歯車式切換手段を設け
たものである。
【0010】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタにおいて、前記一つの駆動源を正逆回転可能に構成
し、前記駆動源にて被記録媒体の搬送用ローラを回転駆
動するように構成し、前記駆動源が正回転するときには
被記録媒体の給紙を実行する一方、前記駆動源が逆回転
するときには、前記インク供給部もしくは前記メインテ
ナンス動作部へ動力伝達するように駆動源の回転方向を
切り換えるように構成したものである。
【0011】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタにおいて、前記インク供給部は、ホットメルトイン
クをインクペレットの形で供給するように構成したもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は本発明に係るホットメルト
インクジェットプリンタの斜視図、図2は該プリンタの
側断面図、図3はインクケースの斜視図、図4は印字部
の概略平面図、図5はキャリッジの左右への移動に伴う
動力伝達部のON・OFF切換のクラッチ部概略斜視図
である。
【0013】図1及び図2に示すように、プリンタ1の
本体ケース1aの上面後側には、被記録媒体としてのカ
ット紙及びオーバーヘッドプロジェクタ用の透明フィル
ム等の透明紙を積層状態にてセットするための複数の給
紙ユニット2,3が着脱自在に装着されている。図1に
示すように、本体ケース1aの上面右側には、各種の操
作用スイッチを備えた操作パネル部4があり、また、本
体ケース1aの前面には、印字後の被記録媒体Pが排出
される排紙口5が開口され、排紙トレイ6上に排紙され
る。
【0014】図1に示す開閉自在な外カバー体7にて、
本体ケース1aの上面の中央開口部1bの上面を覆うこ
とができる。さらに、中央開口部1bの左側には、カラ
ーインクジェットプリンタ用としてのイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)の各インク
ペレット22を各々列状に収納し、カバー体9にて開放
可能に構成されたインクケース8が着脱可能に装着され
ており、該インクケース8の右側に固定され横向き突出
した透明カバー10(多数の排気穴10a付き)にて前
記中央開口部1bの右側を覆うことができるものであ
る。
【0015】図3及び図6に示すように、インクケース
8には、カバー体9の取付け端側から自由端側に向かっ
て長い収納溝部21が前記各色のインクペレット22毎
に並列状に配置され、各収納溝部21のうちカバー体9
の取付け端側に近い側には、複数のインクペレット22
を収納したカートリッジ23からインクペレット22を
供給するためのセット口21aが開口されている。ま
た、インクケース8の自由端側には、後述する記録ヘッ
ド部19におけるインク切れとなった箇所に対応するホ
ッパー20にインクペレット22を落とし込むための出
口21bが上下方向に開放されて形成されている。な
お、前記各収納溝部21に前後移動可能に嵌挿され、渦
巻きバネ24aにて付勢された押圧ブロック24にて、
各収納溝部21内に入れられたインクペレット22の後
面を出口21b方向に押す。さらにリンク体25は、カ
バー体9を開くとき、前記全ての押圧ブロック24をセ
ット口21a方向に復帰させるものである。
【0016】各給紙ユニット2,3における下端には、
図2に示すように、半月状(D型)等の給紙ローラ11
a,11bが配置され、各給紙ユニット2,3に積層さ
れた被記録媒体Pを搬送経路12に送り出すようになっ
ている。搬送経路12は、レジストローラ対13a,1
3b、プレヒートプラテン14、搬送ローラ15とピン
チローラ15a、メインプラテン16、冷却プラテン1
7、排紙ローラ18とピンチローラ18a、排紙口5及
び排紙トレイ6の順に並んでおり、搬送経路12に沿っ
て移動する被記録媒体Pは、図4に示す、プレヒートプ
ラテン14及びメインプラテン16の箇所に配置された
ヒータ14a及び16aにて裏面から加熱され、当該メ
インプラテン16の表面に対峙するノズルヘッドからホ
ットメルトインクが噴出されて被記録媒体Pの表面に付
着し、排紙ローラ18までの間で、前記噴出されたホッ
トメルトインクが固化し、排紙ローラ18におけるピン
チローラ18aの表面に写らないようにして、排紙トレ
イ6側に印字済の被記録媒体Pが排出されるようになっ
ている。
【0017】図2及び図5に示すように、ノズルヘッ
ド、加熱部、溶融インクタンク(ともに図示しない)並
びにホッパー20からなる記録ヘッド部19は、キャリ
ッジ30に搭載されており、該キャリッジ30は、図示
しない走行機構と、ガイド軸31及びガイドレール32
に沿って副走査方向に沿って往復移動可能に構成されて
いる。
【0018】図4に示すように、矢印A方向に被記録媒
体Pが搬送されるとき、前記キャリッジ30はそれと直
交するように、副走査方向(矢印B方向及び矢印C方
向)に沿って往復移動する。図4の左端には、前記イン
クケース8における出口21aの下方には、この出口2
1aからインクペレット22をホッパー20に供給する
ためのインク供給部33(図6参照)が配置されてお
り、図4の右端部には、ノズルヘッド19aから強制的
に吐出させたインクを受けたり、ノズル表面の汚れを拭
き取ったりするためのロール紙を間欠的に駆動させるメ
イテナンス動作部34が配置されている。
【0019】そして、前記インク供給部33への動力伝
達部33aには、図5、図7及び図8に示すように、供
給部クラッチ35を配置し、前記メインテナンス動作部
34への動力伝達部34aには、図5及び図9に示すよ
うに、太陽歯車71を備えた動作部クラッチ36を配置
し、一つの駆動源としての正逆回転可能な駆動モータ3
8からの回転力をタイミングベルト40等の伝動部及び
1本の回転軸39を介して前記供給部クラッチ35及び
動作部クラッチ36における各動力伝達部33a,34
aの上流側に伝達するように構成する一方、前記キャリ
ッジ30の前記インク供給部33方向への接離移動に応
じて前記供給部クラッチ35をON・OFF作動させ、
前記キャリッジ30の前記メインテナンス動作部34方
向への接離移動に応じて前記動作部クラッチ36をON
・OFF動作可能となるようにそれぞれ切換手段を設け
た構成にする。
【0020】以下に上記の構成を詳細に説明すると、前
記回転軸39の中途部に固定した歯車41から歯車群に
おける歯車42を介して駆動側クラッチ体35aの歯車
35bに回転力を伝達する。なお、駆動側クラッチ体3
5aが矢印B方向及び矢印C方向に移動するとき、歯車
35bは常時歯車42と噛み合っている。駆動側クラッ
チ体35aのシフトリング部35fには、図7及び図8
(a)及び図8(b)に示すように係合棒43aの下端
が係合され、その係合棒43aの上端を固定したシフト
レバー43から突出したピン44がガイド溝45に沿っ
て移動可能であって、図示しないガイド手段により係合
棒43aがガイド溝45と同方向に案内されることによ
りシフトレバー43は、キャリッジ30の下方にて当該
キャリッジ30の左右移動方向(矢印B方向及び矢印C
方向)と平行状に移動可能なように構成されている。
【0021】また、枢軸46回りに回動可能な切換手段
としてのトグルレバー47におけるアーム部47aとシ
フトレバー43の他端の係合棒43aとが回動可能に連
結されている。トグルレバー47における他方のアーム
部47bと、図示しないフレームに突設した係合ピン4
8と間には、付勢バネ49を装架し、トグルレバー47
の回動に応じてその回動位置を保持するように構成され
ている。即ち、図8(a)のように、シフトレバー43
の左端に上向き突設した当接片43bが前記キャリッジ
30の背面に突設した押圧片30aにて押圧されない状
態、つまり、トグルレバー47のアーム部47aが右方
向に回動した姿勢では、前記アーム部47aが右側に位
置した姿勢を保持するように付勢バネ49の付勢力が枢
軸46の軸心に対して前記アーム部47aと反対側に位
置し、係合棒43aを介して駆動側クラッチ体35aを
従動側クラッチ体35dから離して、駆動側クラッチ体
35aの係合爪35cと従動側クラッチ体35dの係合
爪35eとが離れている状態を保持できる。逆に、図8
(b)のように、シフトレバー43における当接片43
bが前記キャリッジ30の背面に突設した押圧片30a
にて押圧されて所定距離だけ移動すると、トグルレバー
47が図8(b)において反時計回りに回動し、係合棒
43aを介して駆動側クラッチ体35aの係合爪35c
と従動側クラッチ体35dの係合爪35eとが噛み合
い、動力伝達状態に切り換えられる。そして、この状態
では前記付勢バネ49の付勢力が枢軸46の軸心に対し
て前記アーム部47aに近い側に位置し、前記噛み合い
状態を保持できることになる。
【0022】なお、トグルレバー47の他方のアーム部
47bには、蹴り込み体50が一体的に形成されてい
る。図8(a)のように、この蹴り込み体50は前記押
圧片30aの左右移動軌跡から外れた位置にあり、押圧
片30aが蹴り込み体50に干渉されずに通過して矢印
B方向に移動して、当接片43bを押してシフトレバー
47を矢印B方向に移動させると、図8(a)のよう
に、蹴り込み体50における背面50aが押圧片30a
の左右移動軌跡内に位置する。従って、キャリッジ3
0、ひいては押圧片30aが矢印C方向に移動すると
き、当該押圧片30aが背面50aを押してトグルレバ
ー47を時計回りに強制的に回動させ、元の図8(a)
のような姿勢に戻ることができる。しかし、押圧片30
aが蹴り込み体50よりも右側に位置した状態におい
て、何らかの外力により、トグルレバー47が時計回り
に回動してしまい、供給部クラッチ35がON(動力接
続状態)になっているときには、押圧片30aを矢印B
方向に移動させて、蹴り込み体50における円弧面50
bに摺接させ、トグルレバー47を強制的に時計回りに
回動させ、元の図8(a)のような姿勢に戻すこともで
きる。
【0023】なお、供給部クラッチ35がON(動力接
続状態)になっているときには、リミットスイッチ54
がON(待機状態)となっていることを確認して、駆動
モータ38の逆回転駆動を開始させ、リミットスイッチ
54がOFFになったことを検出した後、更に駆動モー
タ38を所定パルス数だけ逆回転させ、従動側クラッチ
体35dの背面に形成された渦巻き状のカム51を、図
6の時計方向に所定角度(1回転より少ない)だけ回転
させる。次に、今度は、前記とは逆に駆動モータ38を
同じパルス数だけ正回転させ、リミットスイッチ54が
ONになったことを検出したら、更に駆動モータ38の
逆転及び正転に基づくカム51の一往復回転により、イ
ンク供給部33における常時上向き付勢された回動レバ
ー52を図6の下向きに押圧して1回だけ上下往復動回
動させる。該回動レバー52の先端に枢着された第1リ
ンク53に枢支された横長の上端軸53aの両端部に回
転可能に設けたピニオンギヤ55は、縦フレーム56の
表面に形成したラック部57に噛み合っているので、回
動レバー52の昇降動につれて横長の上端軸53aは水
平を保持しながら昇降する。この上端軸53aには、前
記インクケース8における各出口21b(実施例では4
箇所)に対応させた位置にフック体58の基端が回動可
能に枢支されており、且つ付勢板ばね59にてフック体
58がキャリッジ30の背面方向に押圧付勢されてい
る。
【0024】印字作業が実行されてインクが消費され、
溶融インクタンク部内の所定の色のホットメルトインク
残量が少なくなり、図示しないセンサにてインク切れと
検知されると、キャリッジ30は一旦図8(b)に示す
位置(供給部クラッチ35がONになる位置)まで移動
したのち、当該インク切れとなった箇所のホッパー20
の箇所が、対応する色のインクペレット22が収納され
た部分の出口21bの下方に位置するように前記キャリ
ッジ30はインク供給部33側に移動し、そのホッパー
20の箇所の背面側に設けられ供給選択部材60のみが
前記対応するフック体58の背面に摺接可能となるよう
に位置する。このとき、黒インクのホッパー20に対し
てインクペレット22が供給可能な位置までキャリッジ
30が移動しても、供給部35はON状態に維持され
る。
【0025】そして、前記供給選択部材60に摺接され
て、フック体58が下降動するとき、当該選択されたフ
ック体58のみが図6の右方向に回動して、インクペレ
ット22の押出体61の下端に枢着された第2リンク6
2の下端ピン部62aに係合するので、フック体58の
下降移動につれて押出体61は枢着軸63を中心に下向
き回動して所定の出口21bにおいて弾性的支持片64
にて底面が支持されたインクペレット22を前記ホッパ
ー20に向けて押し出すことができるのである。
【0026】次に、図5及び図9を参照しながら、前記
キャリッジ30の前記メインテナンス動作部34方向へ
の接離移動に応じて前記動作部クラッチ36をON・O
FF動作させる切換手段について説明する。前記回転軸
39の他端に固着した歯車70は、動力伝達部34aに
おける太陽歯車71と常時噛み合っている。該太陽歯車
71の支軸71aに回動可能に枢支された遊星アーム7
2には、前記太陽歯車71に常時噛み合う遊星歯車73
が回転可能に軸支されている。他方、圧接アーム74は
枢軸75を中心にして上下回動可能に構成され、且つ図
示しないバネ等により圧接アーム74の押圧部74aが
下向きに回動する方向に付勢されている。この圧接アー
ム74の先端の押圧部74aが前記遊星アーム72の上
端を下向きに押圧するときには、図9の実線で示すよう
に、従動歯車群76における第1歯車76aから離れる
姿勢に保持されている。前記圧接アーム74の他端側に
対峙して、圧接レバー77が回動軸78にて回動可能に
枢支されている。この回動軸78の一端に取付けられた
傘歯車79に噛み合う他方の傘歯車80には、回動レバ
ー81が連結されている。
【0027】キャリッジ30が図5において右端方向に
移動し、当該キャリッジ30の側面にて前記回動レバー
81の上部側面を図9の紙面奥側に押し回動させる。こ
れにより、傘歯車80、79を介して圧接レバー77の
下端が図9において時計方向に回動し、圧接アーム74
をその押圧部74aが前記遊星アーム72の上端から離
れる方向に回動させる。前記太陽歯車71が図9におい
て時計方向に回転するときには、当該太陽歯車71に噛
み合って自転しながら公転する遊星歯車73が従動歯車
群における第1歯車76aの歯面と噛み合い、動力伝達
可能となるように構成されている。逆に、太陽歯車71
が図9において反時計方向に回転するときには(駆動モ
ータ38が正回転するときに対応)、これに噛み合い自
転しながら公転する遊星歯車73は前記第1歯車76a
から離れるので、この離れた状態で遊星アーム72が所
定角度だけ回動してそれ以上に回動しないように、図示
しないストッパー機構にて規制している。
【0028】なお、従動歯車群76における最下流歯車
76cには図示しないがメインテナンス用のロール紙の
一端が巻き取られるように巻き軸が連結されている。ま
た、圧接アーム74は、図9の二点鎖線で示す位置に回
動されたとき、ロール紙の一部をノズルヘッド19の表
面に押し当てて汚れを拭き取ることができるように構成
されている。
【0029】この構成において、印字動作を所定時間実
行する毎に、あるいは手動のメインテナンス用スイッチ
が押されることに応答してメインテナンス動作を実行す
るとき、前記キャリッジ30を図5の右端側に移動させ
て、上述のように、圧接レバー77を介して圧接アーム
74を上向き回動し、遊星アーム72を回動自由状態に
する。この状態を維持したまま、前記駆動モータ38を
所定回転数だけ逆回転させると、歯車70は図9の矢印
方向(反時計回り)に回転し、太陽歯車71が図9にお
いて時計方向に回転するので、遊星歯車73は反時計方
向に自転しながら、太陽歯車71の回りを図9の矢印D
方向に回動し、遊星歯車73が従動側の第1歯車76a
に当接して噛み合うと、前記駆動モータ38の回転力が
従動歯車群76に伝達されるのである。これにより、前
記図示しないロール紙はノズル表面の汚れを拭き取りつ
つ一定距離だけ巻き取られ、インクが吐出されていない
紙部分がノズルヘッド部と対峙し、駆動モータ38の回
転が停止されると、ロール紙の巻取り作業が終了する。
また、この際、従動歯車群76の回転は図示しないパー
ジ用エアーポンプにも伝達され、同ポンプの作用でヘッ
ド内部が加圧されることにより、ヘッド内部の気泡やご
みがインクと共にノズルから強制的に吐出される。この
とき、ノズルからは吐出されたインクが前記ロール紙に
受け止められ、ロール紙の巻取りに伴って持ち去られ
る。これによって、各ノズル部分のインク詰まり等が解
消される。
【0030】このメインテナンス作業が終了し、キャリ
ッジ30を印字領域方向(図5の矢印B方向)に移動さ
せると、回動レバー81の上端から離れ、この動きに応
じて圧接レバー71及び圧接アーム74は元の姿勢に戻
って遊星アーム72を図9の実線状態に戻して動力伝達
を切るのである。なお、本発明においては、前記駆動モ
ータ38の正回転駆動にて前記給紙ローラ11a,11
bやレジストローラ対13a,13b、搬送ローラ16
等を駆動する伝動機構を採用しているので、キャリッジ
30を印字待機位置(図4において印字領域内の左側位
置)に停止させて、前記給紙ユニット2または3から被
記録媒体Pを一枚だけ給紙する作業を実行する。このと
き、駆動モータ38も正回転するので、給紙された被記
録媒体Pの搬送側先端が排紙ローラ18とそのピンチロ
ーラ18aの箇所に挟持されて一旦停止する。
【0031】そして、印字作業を実行するときにも、前
記のただ一つの駆動モータ38の正回転駆動により、被
記録媒体Pの紙送り作業を実行することができる。これ
らの場合、駆動モータ38の正回転にて、回転軸39に
関連して設けた排紙ローラ18を排紙方向に回転駆動さ
せる(このとき、搬送ローラ15も同方向に回転させ
る)ものであり、この場合、上述のように、歯車70の
逆回転を介して太陽歯車71が図9において反時計方向
に回転することになり、これに噛み合って自転しながら
公転する遊星歯車73は前記第1歯車76aから離れる
ので、前記ロール紙の巻取り動作は実行されない。ま
た、上述のようにインク供給部33では供給部クラッチ
35がOFF状態であるので、インク供給は実行されな
いことになる。
【0032】次に、上記構成からなるホットメルトイン
クジェットプリンタにおける制御系を図10に示すブロ
ック図を参照して説明する。CPU100は、ROM1
01に予め記憶されている各種の制御プログラムに従っ
て、ホストコンピュータから送られてくる印字データを
もとに、カラー画像を印刷するために必要な各種の演算
制御動作を実行するものであって、前記ノズルヘッド1
9aを印字データに基づいて駆動するための記録ヘッド
駆動回路103、前記キャリッジ30を主走査方向に往
復走行させるキャリッジモータ105を駆動するための
キャリッジ駆動回路104、前記プレヒートプラテン1
4及びメインプラテン16の裏面側に設けられたプレヒ
ータ14a及びメインヒータ16aの通電を制御して所
定の温度に維持するためのプラテン加熱制御回路10
6、前記記録ヘッド部9におけるノズルヘッド19aを
加熱するためのヒータ110や、溶融インクタンク内の
インクを加熱するためのヒータ111、さらには、ホッ
トメルトインク20内に補給されたインクペレット22
を加熱して液体化するヒータ112の通電を制御するヘ
ッド加熱制御回路109、ステップモータからなる前記
駆動モータ38を駆動するためのモータ駆動回路11
3、前記給紙ローラ11a,11bのいずれかを選択的
に作動させて被記録媒体Pを搬送経路に送り出すための
給紙ソレノイド115や、レジストローラ対13a,1
3bの回転を一時的に止めてレジストを行うためのレジ
ストソレノイド116を駆動するソレノイド駆動回路1
14がそれぞれ接続されると共に、前記キャリッジ30
上のインク残量、例えば溶融インクタンク内のインク残
量を検出するセンサ117や、前記リミットスイッチ5
4等に接続されて、各種の検知信号が入力されるように
なっている。
【0033】前記CPU100は、例えば、インク残量
センサ117からインク切れの検知信号が出力される
と、前記キャリッジ駆動回路104及びモータ駆動回路
113に対して、インク切れとなった色のインクペレッ
ト22をキャリッジ30上の対応するホットメルトイン
ク20に補給すべく所定の制御信号を出力する。また、
このとき、ヘッド加熱制御回路109を介してインクペ
レット22が補給されたホッパー20のヒータ112に
通電し、インクペレット22を速やかに溶融させる。
【0034】なお、前記モータ駆動回路113は、CP
U100の制御の下、通常の印字動作時には、前記駆動
モータ38の正転駆動により、レジストローラ対13
a,13bや搬送ローラ15及び排気ローラ18を用紙
搬送方向に回転させ、また、インク供給時には、前記駆
動モータ38の逆転と正転駆動により、インク供給部3
3を作動させ、更に、ノズルヘッド19aのメインテナ
ンス時には、前駆動モータ38の逆転駆動によりメイン
テナンス動作部34を作動させるようになっている。
【0035】ROM101は、上記したようなモータの
駆動制御をはじめとして各種の制御動作を実行するため
のプログラムが記憶される他、必要に応じて前記キャリ
ッジ30をインク供給部33あるいはメインテナンス動
作部34に対向配置させるために必要な主走査方向のキ
ャリッジ位置データ、例えば前記キャリッジ30の主走
査方向の移動位置データをエンコーダパルスの計数値に
よって割り出すようにしている場合には、供給部クラッ
チ35をON、OFF状態に切り換えたり、各色のイン
クペレット22を補給したりする位置データが前記エン
コーダの計数値としてそれぞれ記憶設定されている。R
AM102は、ホストコンピュータから送られてくる印
字データを一時的に格納したり、各種の制御動作を実行
するためのワークエリアとして一時的に利用される。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明のインクジェットプリンタは、被記録媒体の表面
にインクを噴射する記録ヘッド部をキャリッジに搭載
し、該キャリッジを被記録媒体の搬送方向と交差する方
向に走査駆動するように構成し、前記走査方向の一端部
には、前記記録ヘッド部にインクを供給するインク供給
部を配置し、前記走査方向の他端部には、メインテナン
ス動作部を配置してなるインクジェットプリンタにおい
て、前記インク供給部への動力伝達部には供給部クラッ
チを配置し、前記メインテナンス動作部への動力伝達部
には動作部クラッチを配置し、一つの駆動源からの回転
力を前記供給部クラッチ及び動作部クラッチにおける各
動力伝達部の上流側に伝達するように構成する一方、前
記キャリッジの前記インク供給部方向への接離移動に応
じて前記供給部クラッチをON・OFF作動させ、前記
キャリッジの前記メインテナンス動作部方向への接離移
動に応じて前記動作部クラッチをON・OFF動作可能
となるように構成したものである。
【0037】このように、記録ヘッド部を搭載したキャ
リッジが走査移動する方向の一端側にインク供給部を、
他端側にメインテナンス動作部を配置することにより、
キャリッジの移動方向により、それぞれ作業種類を区別
して実行することができる。そして、一つの駆動源から
の回転力を前記供給部クラッチ及び動作部クラッチにお
ける各動力伝達部の上流側に伝達するので、各作業部ご
とに駆動源を配置するのに比べて、駆動源の数を減少さ
せることができて、製造コストを低減することができ
る。また、キャリッジの前記インク供給部方向への接離
移動に応じて前記供給部クラッチをON・OFF作動さ
せ、前記キャリッジの前記メインテナンス動作部方向へ
の接離移動に応じて前記動作部クラッチをON・OFF
動作可能となるような構成であるから、キャリッジの移
動方向の選択だけで、各部のクラッチのON・OFF作
業を実行でき、制御が至極簡単となるという効果を奏す
る。
【0038】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記供給部
クラッチには、前記キャリッジが前記インク供給部方向
へ所定移動することにより供給部クラッチを接続作動さ
せる一方、キャリッジが前記インク供給部から離れると
き前記供給部クラッチを切り離すようにした切換手段を
設けたものである。
【0039】この構成によれば、キャリッジが前記イン
ク供給部方向へ所定移動すると、切換手段が供給部クラ
ッチを接続作動させる一方、キャリッジが前記インク供
給部から離れるとき供給部クラッチを切り離すものであ
るから、キャリッジの移動に応じて切換手段が作動し、
その状態を保持できるから、キャリッジ以外の他の作動
手段を必要とせず、構造が簡単となるという効果を奏す
る。
【0040】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1もしくは請求項2に記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記動作部クラッチには、前記キャリッジが前
記メインテナンス動作部方向へ所定移動することにより
動作部クラッチを接続動作可能とさせる一方、キャリッ
ジがメインテナンス動作部から離れるとき前記動作部ク
ラッチを切り離すようにした遊星歯車式切換手段を設け
たものである。
【0041】この遊星歯車式の切換手段とすることよ
り、キャリッジを前記メインテナンス動作部方向へ所定
移動させた後に、一つの駆動源からの回転力を動作部ク
ラッチにおける各動力伝達部の上流側に伝達すれば、動
作部クラッチをONすることができ、逆にキャリッジが
メインテナンス動作部から離れるときには、駆動源から
の回転力の伝達の如何に拘らず動作部クラッチをOFF
とすることができるという効果を奏するのである。
【0042】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタにおいて、前記一つの駆動源を正逆回転可能に構成
し、前記駆動源にて被記録媒体の搬送用ローラを回転駆
動するように構成し、前記駆動源が正回転するときには
被記録媒体の給紙を実行する一方、前記駆動源が逆回転
するときには、前記インク供給部もしくは前記メインテ
ナンス動作部へ動力伝達するように駆動源の回転方向を
切り換えるように構成したものである。
【0043】この構成によれば、一つの駆動源の回転方
向を切り換えるだけで、被記録媒体の給紙動作と、イン
ク供給部もしくは前記メインテナンス動作部へ動力伝達
する動作とに簡単に選択できると共に、キャリッジの移
動方向を選択すると、インク供給部又は前記メインテナ
ンス動作部を駆動することが選択できる。従って、一つ
の駆動源と、キャリッジとの簡単な構成により、給紙、
インク供給及びメインテナンスの3つの動作を実現でき
るという効果を奏する。
【0044】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタにおいて、前記インク供給部は、ホットメルトイン
クをインクペレットの形でインクを供給するように構成
したものであるから、ホットメルトインクを使用したイ
ンクジェットプリンタにおけるインク供給動作を容易且
つ的確に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの斜視図である。
【図2】プリンタの断面図である。
【図3】インクケースの斜視図である。
【図4】キャリッジ、インク供給部及び前記メインテナ
ンス動作部の位置関係を示す概略平面図である。
【図5】キャリッジと供給部クラッチ及び動作部クラッ
チの概略斜視図である。
【図6】インク供給部の側面図である。
【図7】供給部クラッチの要部拡大正面図である。
【図8】(a)は供給部クラッチのOFF状態を示す平
面図、(b)は供給部クラッチのON状態を示す平面図
である。
【図9】動作部クラッチの側面図である。
【図10】制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 18 排紙ローラ 19 記録ヘッド部 20 ホッパー 30 キャリッジ 30a 押圧片 31 ガイド軸 35 供給部クラッチ 36 作動部クラッチ 38 駆動モータ 39 回転軸 43 シフトレバー 43a 当接片 70 歯車 71 太陽歯車 72 遊星アーム 73 遊星歯車 74 圧接アーム 74a 押圧部 77 圧接レバー 81 回動レバー
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】なお、供給部クラッチ35がON(動力接
続状態)になっているときには、リミットスイッチ54
がON(待機状態)となっていることを確認して、駆動
モータ38の逆回転駆動を開始させ、リミットスイッチ
54がOFFになったことを検出した後、更に駆動モー
タ38を所定パルス数だけ逆回転させ、従動側クラッチ
体35dの背面に形成された渦巻き状のカム51を、図
6の時計方向に所定角度(1回転より少ない)だけ回転
させる。次に、今度は、前記とは逆に駆動モータ38を
同じパルス数だけ正回転させ、リミットスイッチ54が
ONになったことを検出したら、更に所定パルス数(微
少パルス数)正回転させて停止させ、待機状態とする。
このような駆動モータ38の逆転及び正転に基づくカム
51の一往復回転により、インク供給部33における常
時上向き付勢された回動レバー52を図6の下向きに押
圧して1回だけ上下往復動回動させる。該回動レバー5
2の先端に枢着された第1リンク53に枢支された横長
の上端軸53aの両端部に回転可能に設けたピニオンギ
ヤ55は、縦フレーム56の表面に形成したラック部5
7に噛み合っているので、回動レバー52の昇降動につ
れて横長の上端軸53aは水平を保持しながら昇降す
る。この上端軸53aには、前記インクケース8におけ
る各出口21b(実施例では4箇所)に対応させた位置
にフック体58の基端が回動可能に枢支されており、且
つ付勢板ばね59にてフック体58がキャリッジ30の
背面方向に押圧付勢されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 寿男 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 徳田 博志 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 中田 卓 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体の表面にインクを噴射する記
    録ヘッド部をキャリッジに搭載し、該キャリッジを被記
    録媒体の搬送方向と交差する方向に走査駆動するように
    構成し、前記走査方向の一端部には、前記記録ヘッド部
    にインクを供給するインク供給部を配置し、前記走査方
    向の他端部には、メインテナンス動作部を配置してなる
    インクジェットプリンタにおいて、 前記インク供給部への動力伝達部には供給部クラッチを
    配置し、前記メインテナンス動作部への動力伝達部には
    動作部クラッチを配置し、 一つの駆動源からの回転力を前記供給部クラッチ及び動
    作部クラッチにおける各動力伝達部の上流側に伝達する
    ように構成する一方、前記キャリッジの前記インク供給
    部方向への接離移動に応じて前記供給部クラッチをON
    ・OFF作動させ、 前記キャリッジの前記メインテナンス動作部方向への接
    離移動に応じて前記動作部クラッチをON・OFF動作
    可能となるように構成したことを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記供給部クラッチには、前記キャリッ
    ジが前記インク供給部方向へ所定移動することにより供
    給部クラッチを接続作動させる一方、キャリッジが前記
    インク供給部から離れるとき前記供給部クラッチを切り
    離すようにした切換手段を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記動作部クラッチには、前記キャリッ
    ジが前記メインテナンス動作部方向へ所定移動すること
    により動作部クラッチを接続動作可能とさせる一方、キ
    ャリッジがメインテナンス動作部から離れるとき前記動
    作部クラッチを切り離すようにした遊星歯車式切換手段
    を設けたことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に
    記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記一つの駆動源を正逆回転可能に構成
    し、前記駆動源にて被記録媒体の搬送用ローラを回転駆
    動するように構成し、前記駆動源が正回転するときには
    被記録媒体の給紙を実行する一方、前記駆動源が逆回転
    するときには、前記インク供給部もしくは前記メインテ
    ナンス動作部へ動力伝達するように駆動源の回転方向を
    切り換えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 ホットメルトインクを使用するインクジ
    ェットプリンタであって、前記インク供給部は、インク
    ペレットの形でホットメルトインクを供給するように構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載のインクジェットプリンタ。
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