JP2021094758A - 搬送装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール体の着脱に要するスペースを確保しつつ筐体の小型化を実現可能な搬送装置を提供する。【解決手段】画像記録装置は、筐体と、筐体の内部に位置するフレーム81に支持された軸82と、モータから駆動伝達されて軸82の軸心82A周りに回転するギヤ83と、軸82に着脱可能であり、シートが巻かれたロール体を支持するホルダ35と、筐体の内部に位置しており、シートを搬送する搬送ベルトとを備える。ホルダ35は、ロール体に挿通される軸機構51と、軸機構51の左端部に設けられており、軸心82Aに沿って移動させられることによって、軸機構51を軸82と同軸に着脱させられるジョイント部123とを備える。ジョイント部123は、軸機構51が軸82に装着された装着状態において、ギヤ83と連結して、ギヤ83の回転を軸機構51に伝達するリブ123Bを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、ロール体に巻かれたシートを搬送する搬送装置、及び当該搬送装置を備えておりシートに印刷する印刷装置に関する。
シートが巻かれたロール体が内部に配置されており、当該シートが内部を搬送される搬送装置が知られている。例えば、特許文献1,2には、筐体の内部にロール体が配置されており、ロール体から引き出されて搬送されるシートに印刷する画像形成装置(特許文献1)やファクシミリ装置(特許文献2)が開示されている。
特許文献1,2に開示された画像形成装置やファクシミリ装置では、ロール体の交換時に、ロール体は、筐体に対して、その径方向に沿って着脱される。
特開2000−355448号公報 特開平7−215548号公報
ロール体が筐体に対して径方向に沿って着脱される場合、着脱時にロール体が装着されるスペースの径方向にロール体が通過するスペースが必要である。ここで、例えば、装置に必要なパーツをロール体が装着されるスペースの近傍に配置して装置を小型化しようとすると、ロール体が通過するスペースとパーツとが干渉するおそれがあり、パーツを配置できない。そのため、ロール体が通過するために必要なスペースのために、パーツを合理的な位置に配置できない。そのため、筐体が大型化してしまう。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロール体の着脱に要するスペースを確保しつつ筐体の小型化を実現可能な搬送装置を提供することにある。
本発明に係る搬送装置は、筐体と、モータと、上記筐体の内部に位置する支持部に支持された第1軸と、上記第1軸の軸心周りに回転する回転体と、上記モータから上記回転体に駆動伝達する駆動伝達機構と、上記第1軸に着脱可能であり、連続するシートが巻かれたロール体を支持するホルダと、上記筐体の内部に位置しており、シートを搬送する搬送部と、を備える。上記ホルダは、上記ロール体に挿通される第2軸と、上記第2軸の一端部に設けられており、上記第1軸の軸心に沿って移動させられることによって、上記第2軸を上記第1軸と同軸に着脱させられるジョイント部と、を備える。本発明に係る搬送装置は、上記第2軸が上記第1軸に装着された装着状態において、上記第1軸または上記回転体と連結して、上記回転体の回転を上記第2軸に伝達する伝達部を備える。
本構成によれば、ロール体を支持するホルダが支持部に対して第1軸の軸心に沿って着脱される場合、ロール体は当該軸心と平行に移動するため、ホルダの第2軸の径方向にロール体が通過するスペースを確保する必要がない。そのため、筐体内で合理的なレイアウトを実現でき、筐体を小型化することができる。
本発明によれば、ロール体の着脱に要するスペースを確保しつつ筐体の小型化を実現可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置100の外観斜視図である。 図2は、図1のII−II断面を示す縦断面図である。 図3(A)は、支持機構80の背面図であり、図3(B)は、支持機構80の右側面図である。 図4は、支持機構80と装着部60とホルダ35を左後方から見た斜視図である。 図5は、支持機構80と装着部60とホルダ35を右後方から見た斜視図である。 図6は、図5のVI−VI断面を示す縦断面図である。 図7は、支持機構80と装着部60とホルダ35の背面図である。 図8は、ホルダ35の斜視図である。 図9は、図4のIX−IX断面を示す縦断面図である。 図10は、図7のX−X断面を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像記録装置100について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、以下の説明においては、画像記録装置100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、排出口33が設けられている側を手前側(前面)として前後方向8が定義され、画像記録装置100を手前側(前側)から見て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は、互いに直交している。
[画像記録装置100の外観構成]
図1に示される画像記録装置100(搬送装置及び印刷装置の一例)は、インクジェット記録方式でロール体37(図2参照)をなすシートSに画像を記録する。
図1に示されるように、画像記録装置100は、筐体30を備える。筐体30は、概ね直方体形状であって、卓上に載置可能な大きさである。すなわち、画像記録装置100は、卓上に載置されて使用されるのに適している。もちろん、画像記録装置100は、床面やラックに載置されて使用されてもよい。
筐体30は、右面30R及び左面30Lと、上面30U及び下面30Dと、前面30F及び後面30Bと、を有する。これにより、筐体30の内部空間30A(図2参照)が外部から区画される。右面30R及び左面30Lは、左右方向9に互いに離れて位置する。上面30Uは、右面30Rの上端と左面30Lの上端とを繋ぐ。下面30Dは、右面30Rの下端と左面30Lの下端とを繋ぐ。前面30F及び後面30Bは、前後方向8に互いに離れて位置する。
図1に示されるように、筐体30の前面30Fには、左右方向9に長いスリット状の排出口33が形成されている。排出口33からは、画像記録済みのシートS(図2参照)が排出される。
筐体30の前面30Fには、操作パネル44が設けられている。ユーザは、操作パネル44に、画像記録装置100を動作させたり各種設定を確定したりするための入力を行う。
[画像記録装置100の内部構成]
図2に示されるように、内部空間30Aには、ホルダ35、テンショナ45、搬送ローラ対36、搬送ローラ対40、搬送ベルト101、ヘッド38(印刷部の一例)、定着部39、支持部材46、CIS16、カッターユニット26、及びタンク34などの各構成要素が配置されている。搬送ローラ対36、搬送ローラ対40、及び搬送ベルト101は、搬送部の一例である。
内部空間30Aには、隔壁41が設けられている。隔壁41は、内部空間30Aの後下部を仕切って、シート収容空間30Cを区画する。シート収容空間30Cは、隔壁41、筐体30(具体的には、後面30B、下面30D、右面30R、及び左面30L)により包囲され、ヘッド38などから隔離された空間である。
シート収容空間30Cには、ロール体37、ロール体37を支持するホルダ35、及びホルダ35が装着された装着部60が収容される。装着部60は、シート収容空間30Cに配置された支持機構80(図3参照)に装着される(図4参照)。これにより、ロール体37、ホルダ35、及び装着部60が、シート収容空間30Cにおいて位置決めされる。
ロール体37は、芯管19(図4参照)と、連続する長尺のシートSとを有している。シートSは、芯管19の軸芯の周方向にロール状に巻かれている。なお、図4には、ロール体37の芯管19のみが示されており、シートSは示されていない。芯管19がホルダ35に装着されることによって、ロール体37はホルダ35に支持される。なお、ロール体37は、芯管19を有さず、シートSがホルダ35に装着可能にロール状に巻回されていてもよい。ホルダ35、装着部60、及び支持機構80については、後に詳細に説明される。
図1に示されるように、筐体30の右面30Rには、右カバー29が位置する。右カバー29が開かれることにより、筐体30の右面30Rに形成された開口32を介してシート収容空間30Cに位置するホルダ35等が露出される。右カバー29が閉じられることにより、シート収容空間30Cに位置するホルダ35等が遮蔽される。なお、図1では、右カバー29が回動することによって筐体30が開閉されているが、回動以外、例えばスライドによって筐体30が開閉されてもよい。
図2に示されるように、シート収容空間30Cは、後部において上方へ向かって開口している。詳細には、隔壁41と後面30Bとの間、すなわち、ロール体37の後端の上方に隙間42が形成されている。シートSは、搬送ローラ対36,40が回転することで、ロール体37の後端から上方に引き出され隙間42を介してテンショナ45へと案内される。
テンショナ45は、内部空間30Aの後部において隔壁41よりも上方に位置する。テンショナ45は、筐体30の外側を向いている外周面45Aを有している。外周面45Aは、左右方向9においてシートの最大幅以上の大きさである。外周面45Aの上端は、上下方向7において搬送ローラ対36のニップDと概ね同じ上下位置にある。
外周面45Aには、ロール体37から引き出されたシートSが掛けられ当接する。シートSは、外周面45Aに沿って前方に湾曲して、搬送向き8Aに延びて搬送ローラ対36に案内される。搬送向き8Aは、前後方向8に沿う前向きである。テンショナ45は、周知の手法により、シートSにテンションを与える。
なお、テンショナ45は、図2に示す構成、すなわち、バネなどの付勢部材により後方への付勢力をローラに与える構成に限らず、他の周知技術を適用してもよい。
テンショナ45の前方には、搬送ローラ対36が位置する。搬送ローラ対36は、搬送ローラ36Aとピンチローラ36Bとを有する。搬送ローラ36A及びピンチローラ36Bは、外周面45Aの上端と概ね同じ上下位置で当接し合ってニップDを形成する。
搬送ローラ対36の前方には、搬送ローラ対40が位置する。搬送ローラ対40は、搬送ローラ40Aとピンチローラ40Bとを有する。搬送ローラ40A及びピンチローラ40Bは、外周面45Aの上端と概ね同じ上下位置で当接し合ってニップを形成する。
搬送ローラ36A,40Aは、モータ104(図3参照)から駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ対36は、テンショナ45から搬送向き8Aに延びるシートSをニップしつつ回転することにより、搬送面43Aに沿う搬送向き8Aに送り出す。搬送ローラ対40は、搬送ローラ対36から送り出されたシートSをニップしつつ回転することにより搬送向き8Aに送り出す。また、搬送ローラ対36,40の回転により、シートSは、シート収容空間30Cから隙間42を通ってテンショナ45に向けて引き出される。
図2に示されるように、内部空間30Aには、外周面45Aの上端から排出口33に至る搬送路43が形成されている。搬送路43は、搬送向き8Aに沿ってほぼ直線的に延びており、シートSが通過可能な空間である。詳細には、搬送路43は、搬送向き8A及び左右方向9に拡がり且つ搬送向き8Aに長い搬送面43Aに沿っている。なお、図2では、搬送面43Aは、搬送路43を示す二点鎖線で示されている。搬送路43は、上下方向7に離れて位置するガイド部材(不図示)や、ヘッド38、搬送ベルト101、支持部材46、定着部39などによって区画されている。すなわち、ヘッド38、搬送ベルト101、支持部材46、及び定着部39は、搬送路43に沿って位置する。
搬送ベルト101は、搬送路43の下方において搬送ローラ対36よりも搬送向き8Aの下流側に位置する。搬送ベルト101は、無端ベルトである。搬送ベルト101は、駆動ローラ102及び従動ローラ103に張架される。搬送ベルト101は、左右方向9において、搬送路43内に配置されている。駆動ローラ102及び従動ローラ103は、不図示のフレームによって回転可能に支持されている。駆動ローラ102及び従動ローラ103は、前後方向8(搬送向き8A)に互いに離間している。駆動ローラ102は、モータ104(図3参照)から駆動力が伝達されて回転する。従動ローラ103は、駆動ローラ102の回転に従動して回転する。これにより、搬送ベルト101は、支持しているシートSを搬送向き8Aに搬送する。
ヘッド38は、搬送ローラ対36よりも搬送向き8Aの下流側に位置する。ヘッド38は、上下方向7において搬送路43の上方に搬送路43と対向している。また、ヘッド38は、搬送路43を挟んで搬送ベルト101と対向している。ヘッド38は、複数のノズル38Aを有する。複数のノズル38Aから、インクが搬送ベルト101に支持されたシートSへ向かって下方へ吐出される。これにより、シートSに画像が記録される。
定着部39は、搬送路43の上方においてヘッド38よりも搬送向き8Aの下流であって搬送ローラ対40よりも搬送向き8Aの上流に位置する。定着部39は、左右方向9に長尺の概ね直方体形状の紫外線照射器である。定着部39は、筐体39Aを有する。筐体39Aの下壁に、左右方向9に沿った開口39Bが形成されている。定着部39は、開口39Bを通じて紫外光を開口39Bの直下を通過するシートS及び/又はシートS上のインクを輻射する。本実施形態において、インクは、紫外線により硬化する樹脂を含有する。よって、紫外光を輻射されたインクはシートSに定着する。
なお、定着部39は、紫外線照射器に限らない。例えば、定着部39は、左右方向9に長尺の概ね直方体形状のハロゲンヒータであってもよい。この場合、定着部39は、開口39Bを通じて赤外光を輻射し、開口39Bの直下を通過するシートS及び/またはシートS上のインクを加熱する。これにより、インクはシートSに定着する。この場合、インクは、紫外線により硬化する樹脂を含有していなくてもよい。
支持部材46は、搬送路43の下方に位置している。支持部材46は、ヘッド38及び搬送ベルト101よりも搬送向き8Aの下流に位置する。支持部材46の後部は、定着部39と対向している。支持部材46の前部は、搬送ローラ40Aと対向している。支持部材46は、搬送ベルト101によって搬送向き8Aに搬送されてきたシートSを支持する。
CIS16は、搬送路43の上方において搬送ローラ対40よりも搬送向き8Aの下流に位置する。CIS16は、LEDなどの光源から照射されてシートで反射された反射光が、屈折率分布型レンズによりラインセンサに集光されることによって、ラインセンサが受光した反射光の強度に応じた電気信号を出力するものである。これにより、CIS16は、シートの印刷面の画像を読み取ることができる。CIS16は、左右方向9が読取りラインとなるように配置されている。
カッターユニット26は、搬送路43の上方においてCIS16よりも搬送向き8Aの下流に位置する。カッターユニット26は、カッターキャリッジ27にカッター28が搭載されたものである。カッターキャリッジ27は、不図示のベルト駆動機構などによって、搬送路43を左右方向9に移動する。カッター28は、搬送路43を上下方向7に横切るように位置しており、カッターキャリッジ27の移動に伴って、搬送路43を左右方向9に移動する。カッター28の移動によって、搬送路43に位置するシートSが左右方向9に沿って切断される。
タンク34は、インクを貯留している。インクは、顔料などを含む液体である。インクは、顔料を均一に分散させるに適した粘度を有している。顔料は、インクの色となるものである。タンク34から不図示のチューブを通じてインクがヘッド38に供給される。タンク34は、筐体30の前面30Fに設けられた開閉可能な前カバー13(図1参照)を介して、筐体30に対して着脱可能である。なお、タンク34は、筐体30に固定されていてもよい。
[支持機構80]
図3に示される支持機構80は、シート収容空間30C(図2参照)に配置されている。図3に示されるように、支持機構80は、フレーム81(支持部の一例)と、軸82(第1軸の一例)と、ギヤ83(回転体の一例)とを備える。
図3に示されるように、フレーム81は、底板81A及び側板81Bよりなる。底板81Aは、前後方向8及び左右方向9に拡がっており、筐体30の底面31(図2参照)に固定されている。側板81Bは、上下方向7及び前後方向8に拡がっており、底板81Aの左端部から上方へ立設されている。側板81Bは、左右方向9において、開口32(図1参照)と対向している。つまり、左右方向9における側板81Bと開口32との間に、底板81Aが位置する。本実施形態において、底板81Aと側板81Bとは、一体に形成されているが、別体であってネジなどによって連結されていてもよい。
図6に示されるように、底板81Aは、下方が開放された箱形状であり、空間81Cを有している。また、底板81Aは、複数のリブ81Dで補強されている。また、複数のリブ81Dのうちの2つのリブ81Dを繋ぐ下板81Eが設けられている。また、底板81Aには、開口84が形成されている。開口84は、空間81Cを介して下板81Eと上下方向7に対向している。図3(A)に示されるように、開口84は、底板81Aの右部、つまり底板81Aにおける開口32側に形成されている。図3(B)に示されるように、開口84は、底板81Aの前後方向8の中央部に形成されている。図6に示されるように、空間81Cには、移動部材85及びコイルバネ86が配置されている。
図5に示されるように、移動部材85は、底部85Aと、底部85Aから上方へ突出した凸部85Bとからなる。底部85Aは、その全体が空間81Cに配置されている。凸部85Bは、その下部が空間81Cに配置されており、その上部が開口84を介して空間81C外へ、つまり底板81Aより上方へ突出している。図3(B)及び図5に示されるように、凸部85Bは、底板81Aより上方へ突出した部分に、傾斜面85Cを備えている。傾斜面85Cは、左方へ向かうにしたがって上方へ向かう面である。
コイルバネ86の上端が底部85Aに接続されており、コイルバネ86の下端が下板81Eに接続されている。これにより、移動部材85は、上下動可能である。なお、底部85Aは開口84より大きいため、移動部材85の上方への移動は、底部85Aが下方から底板81Aに当接する位置で規制される。
図3に示されるように、底板81Aは、上方へ突出した一対の凸部87A,87Bを備えている。図3(B)に示されるように、一対の凸部87A,87Bは、前後方向8に対向している。凸部87Aは、開口84より前方に位置している。凸部87Bは、開口84より後方に位置している。図3(A)に示されるように、一対の凸部87A,87Bは、底板81Aの右部における開口84より左方に位置している。図3(B)に示されるように、一対の凸部87A,87Bは、それぞれ左右方向9に延びた貫通孔88を有している。
図4に示されるように、側板81Bは、その上端部に、左方へ屈曲した屈曲板81Fを備えている。屈曲板81Fは、上方へ立設し且つ前後方向8へ延びた2本のリブ89A,89Bを備えている。リブ89Aは、リブ89Bより右方に位置している。リブ89A,89Bは、それぞれ左右方向9に延びた貫通孔90を有している。リブ89Aの貫通孔90と、リブ89Bの貫通孔90とは、左右方向9に延びる一直線上に位置している。
図3に示されるように、側板81Bは、その上端から下方へ切り欠かれた切り欠き91を有している。切り欠き91は、リブ89Aより右方に位置している。
図4に示されるように、側板81Bは、その下部に、一対の貫通孔92A,92Bと、貫通孔93とを備えている。一対の貫通孔92A,92Bは、前後方向8に対向している。貫通孔92Aは、貫通孔90より前方に位置している。貫通孔92Bは、貫通孔90より後方に位置している。一対の貫通孔92A,92Bは、縦長(上下方向7の長さが前後方向8の長さより長い。)である。貫通孔93は、貫通孔90の真下に位置している。貫通孔93は、一対の貫通孔92A,92Bより下方に位置している。貫通孔93は、横長(前後方向8の長さが上下方向7の長さより長い。)である。
軸82は、リブ89A,89Bの貫通孔90を貫通した状態で、屈曲板81Fによって支持されている。軸82は、屈曲板81Fに固定されている。軸82は、左右方向9に延びている。つまり、軸82の軸方向は、左右方向9である。
ギヤ83は、軸82によって軸82の軸心82A周りに回転可能に支持されている。軸心82Aは、軸82の軸方向(左右方向9)に延びており、且つ軸82の断面(軸82を左右方向9に直交する面で切った断面)の中心を通る線である。
ギヤ83は、リブ89Aよりも右方に位置しており、その下部が切り欠き91(図3(B参照)に入り込んでいる。
図3(B)及び図4に示されるように、ギヤ83は、その径方向の内側に、円柱体94(被係合部の一例)を備えている。円柱体94は、円柱形状であり、ギヤ83と一体に回転可能である。図3(B)に示されるように、円柱体94は、円柱体94を左右方向9に貫通する円形の貫通孔96と、貫通孔96の内周面(外縁)から放射状に延びて形成された複数の切り欠き95とを有している。貫通孔96の中央部には、軸82が挿通されている。貫通孔96の外縁部(貫通孔96に挿通された軸82と貫通孔96の内周面との隙間)に、後述するジョイント部123の本体123A(図8参照)が挿入可能である。
複数の切り欠き95は、円柱体94の周方向6において所定間隔を空けて形成されている。図3(B)に示されるように、各切り欠き95の周方向6の幅は、円柱体94の右端(図3(B)の紙面手前側の端)において最も広く、円柱体94の左方(図3(B)の紙面奥側)へ向かうにしたがって狭くなっている。つまり、切り欠き95を区画する一対の面95A,95Bの周方向6の間隔は、左方(図3(B)における紙面奥側)へ向かうにしたがって狭くなっている。この一対の面95A,95Bがテーパ部の一例である。
図3(B)に示されるように、ギヤ83は、モータ104から駆動伝達機構105を介して駆動伝達されて、円柱体94と一体に軸82の軸心82A周りに回転する。モータ104及び駆動伝達機構105は、筐体30の内部空間30Aに配置されている。駆動伝達機構105は、公知のギヤやベルト機構などによって構成されているが、少なくとも一つのギヤを有している。そして、当該ギヤは、ギヤ83と噛合している。
[装着部60]
図4及び図5に示されるように、装着部60は、画像記録装置100の内部のシート収容空間30C(図2参照)において支持機構80に装着可能である。また、装着部60は、支持機構80から取り外し可能である。支持機構80から取り外された装着部60は、シート収容空間30Cから開口32を介して画像記録装置100の外部へ取り出すことが可能である。装着部60の支持機構80への着脱については、後述される。
図5及び図7に示されるように、装着部60は、底板61と、左側板62と、右側板63と、軸受け部64とを備える。また、図6に示されるように、装着部60は、ロック機構65と、連動機構66とを備える。
図5に示されるように、底板61は、前後方向8及び左右方向9に拡がる板である。底板61は、装着部60が支持機構80に装着された装着状態(図5に示される状態)において、支持機構80のフレーム81の底板81Aに支持されている。
図7に示されるように、左側板62は、前後方向8及び左右方向9に拡がっており、底板61の左端部から上方へ立設されている。
図4に破線で示されるように、左側板62は、その上端から下方へ凹んだ切り欠き67を有している。ホルダ58のジョイント部123(図8参照)が切り欠き67に挿入される。この状態で、切り欠き67を構成する底面67Aは、ジョイント部123を支持可能である。
図4に示されるように、左側板62は、その下部に、右方へ突出した一対の凸部62A,62Bと、凸部62Cとを備えている。一対の凸部62A,62Bは、前後方向8に対向している。凸部62Aは、切り欠き67より前方に位置している。凸部62Bは、切り欠き67より後方に位置している。一対の凸部62A,62Bは、縦長(上下方向7の長さが前後方向8の長さより長い。)である。凸部62Cは、切り欠き67の真下に位置している。凸部62Cは、一対の凸部62A,62Bより下方に位置している。凸部62Cは、横長(前後方向8の長さが上下方向7の長さより長い。)である。
装着部60が支持機構80に装着された装着状態において、一対の凸部62A,62Bは、それぞれ支持機構80の側板81Bに設けられた一対の貫通孔92A,92Bに挿通される。また、当該状態において、凸部63Cは、支持機構80の側板81Bに設けられた貫通孔93に挿通される。
図5及び図7に示されるように、右側板63は、前後方向8及び左右方向9に拡がっており、底板61の右端部から上方へ立設されている。右側板63の上部は、上方へ向かうにしたがって前後方向8の長さが短くなるテーパ形状を呈している。なお、上述した左側板62も、右側板63と同様に、上方へ向かうにしたがって前後方向8の長さが短くなるテーパ形状を呈している。
図5及び図6に示されるように、右側板63は、その上端から下方へ凹んだ切り欠き68を有している。軸受け部64が、切り欠き68に嵌め込まれて固定されている。軸受け部64は、左右方向9に沿った側面視において、上方が開放されたU字形状の部分を有する部材である。このU字形状の部分の内径は、ホルダ58の軸120の直径と略同一である。そのため、このU字形状の部分に、ホルダ58の軸120が嵌まることによって、軸受け部64は、軸120を回転可能に支持する。
図4及び図10に示されるように、右側板63は、その下部の前部及び後部に、左方へ突出した一対の凸部63Aを有している。一対の凸部63Aは、前後方向8に間隔を空けて設けられている。なお、図4には、一対の凸部63Aのうち、右側板63の下部の後部に設けられた凸部63Aのみが示されている。図10に示されるように、一対の凸部63Aは、それぞれ支持機構80の底板81Aの一対の凸部87A,87Bに形成された貫通孔88に挿通される。
図5に示されるように、右側板63は、貫通孔70を有している。貫通孔70は、右側板63を左右方向9に貫通している。貫通孔70は、切り欠き68より下方、且つ一対の凸部87A,87Bより上方に位置している。
図6に示されるように、装着部60は、右側板63にロック機構65及び連動機構66を備えている。
ロック機構65は、回動片65Aと、コイルバネ65Bとを備えている。
回動片65Aは、平板且つ棒状の部材である。回動片65Aは、右側板63から突出した突起63Bによって、矢印69の向きに回動可能に支持されている。回動片65Aは、図6に実線で示されたロック位置と、図6に破線で示された非ロック位置との間を回動可能である。
回動片65Aは、その回動先端部に突起65Cを備え、その回動基端部に突起65Dを備えている。突起65Cは、回動片65Aがロック位置のときに軸受け部64のU字形状の部分の真上の位置にあり、回動片65Aが非ロック位置のときに軸受け部64のU字形状の部分の真上から外れた位置にある。突起65Cの下側に、傾斜面65E,65Fが形成されている。傾斜面65Eは、回動片65Aがロック位置の状態で、軸受け部64のU字形状の部分の上方に当該部分と対向した面であり、後方へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜した面である。傾斜面65Fは、回動片65Aがロック位置の状態で、傾斜面65Eの上方に形成された面でありは、前方へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜した面である。
コイルバネ65Bの一端は、回動片65Aに接続されている。コイルバネ65Bの他端は、右側板63に設けられた凸部63Cに接続されている。回動片65Aは、コイルバネ65Bによってロック位置へ向けて付勢されている。
連動機構66は、上下方向7に長い板状の部材で構成されている。連動機構66は、右側板63によって上下動可能に支持されている。連動機構66は、その下端が移動部材85の凸部85Bに当接することによって凸部85Bに支持されている。これにより、連動機構66は、移動部材85と一体に上下動する。通常、連動機構66は、図6に示される上位置にある。移動部材85が図6に示される位置より下方へ移動すると、連動機構66は自重によって図6に示される位置より下方の下位置へ移動する。
連動機構66は、その上端の後部から上方へ突出した凸部66Aを備えている。連動機構66が上位置に位置しており且つ回動片65Aがロック位置に位置しているときに、回動片65Aの突起65Dは前方から凸部66Aに当接する。これにより、回動片65Aのロック位置から非ロック位置への回動が規制される。
[ホルダ35]
図7〜図9に示されるホルダ35は、ロール体37を支持するものである。図4及び図5に示されるように、ホルダ35は、装着部60に装着可能である。装着部60に装着されたホルダ35は、装着部60によって回転可能に支持される。また、ホルダ35は、装着部60から取り外し可能である。ホルダ35の装着部60への着脱については、後述される。
なお、以下のホルダ35の構成の説明では、ホルダ35が装着部60に装着され、装着部60が支持機構80に支持された状態(図4に示された状態)であるとして、上下方向7、前後方向8、及び左右方向9が規定される。
図7〜図9に示されるように、ホルダ35は、軸機構51(図9参照、第2軸の一例)と、左フランジ52と、右フランジ53(フランジ部の一例)と、把持部材54とを備える。
図9に示されるように、軸機構51は、軸120と、第1外嵌部121と、第2外嵌部122とを備える。
軸120は、棒状の部材である。軸120は、左右方向9に延びている。この状態において、軸120は、支持機構80の軸82と同軸である。つまり、軸120の軸心120A(図9に一点鎖線で示されている。)と、軸82の軸心82A(図9に二点鎖線で示されている。)とは、同一直線上にある。軸心120Aは、軸120の軸方向に延びており、且つ軸120の断面(軸方向に直交する面)の中心を通る線である。
第1外嵌部121は、内部空間を有する略四角柱形状の部材であり、軸120に外嵌されている。第1外嵌部121は、軸120に固定されている。
軸120の右端部は、第1外嵌部121から右方へ突出している。この軸120の右端部(第2軸の他端部の一例)は、ホルダ35が装着部60に装着されるときに、装着部60の軸受け部64に嵌まる(図5参照)。これにより、軸受け部64は、軸120の右端部を支持する。また、軸120の右端部は、ホルダ35が装着部60から取り外されるときに、装着部60の軸受け部64から抜かれる。つまり、軸受け部64は、軸120の右端部を着脱可能に支持する。
一方、図9に示されるように、軸120の左端は、第1外嵌部121の内部空間に位置する。つまり、軸120の左端部は、第1外嵌部121から左方へ突出していない。
図8及び図9に示されるように、第1外嵌部121の左端からジョイント部123が左方へ突出している。つまり、ジョイント部123は、軸機構51の左端部(第2軸の一端部の一例)に設けられている。ジョイント部123は、円筒形状の本体123Aと、本体123Aの周面123Cから径方向へ突出したリブ123B(係合部の一例)とを備えている。なお、本体123Aは、円筒形状に限らず、筒形状であればよい。
本体123Aの内部空間は、第1外嵌部121の内部空間と連通している。本体123Aは、軸120と同軸である。つまり、本体123Aの軸心は、軸120の軸心120Aである。本体123Aの軸心は、左右方向9(本体123Aの突出方向)に延びており、且つ本体123Aの断面(突出方向と直交する面)の中心を通る線である。
リブ123Bは、本体123Aの外周面の周方向に沿って間隔を空けて4つ設けられている。各リブ123Bは、左右方向9に延びている。各リブ123Bは、ホルダ35が装着部60に装着された状態において、支持機構80の円柱体94の切り欠き95(図3参照)と係合可能である。なお、リブ123Bの数は、4つに限らない。
図9及び図10に示されるように、第2外嵌部122は、第1外嵌部121の右端部に外嵌されている。第2外嵌部122は、第1外嵌部121に対して左右方向9にスライド可能である。第2外嵌部122は、略円盤形状を呈している。
第2外嵌部122は、その外周面に3つの凸部124と、1つの切り欠き125とを有している。
3つの凸部124は、外周面の周方向に沿って間隔を空けて設けられている。当該間隔は、後述する右フランジ53の板バネ部128の周方向に沿った長さと略同一である。図10の拡大図に示されるように、各凸部124は、周方向に沿った周面124Aと、周面124Aと連続しており周方向に対して第2外嵌部122の径方向(軸120へ向かう向き)へ向かうように傾斜した傾斜面124Bとを有している。周面124A及び傾斜面124Bは、第2外嵌部122の外周面の一部を構成している。傾斜面124Bは、カム面の一例である。
切り欠き125は、3つの凸部124のうちの2つの凸部124の間に形成されている。切り欠き125には、後述する把持部材54の第2凸部54Cが入り込む。
図8に示されるように、左フランジ52は、中央部が開口された円盤形状の部材である。左フランジ52は、第1外嵌部121の左端部に外嵌されている。詳細には、第1外嵌部121の中央部に第1外嵌部121の断面形状に対応した略矩形の貫通孔126が形成されており、第1外嵌部121の左端部が貫通孔126に挿通されている。これにより、左フランジ52は、第1外嵌部121と一体に回転可能である。また、左フランジ52は、第1外嵌部121に対して左右方向9にスライド可能である。
左フランジ52は、その径方向の端部に、貫通孔127を有している。貫通孔127は、左フランジ52を左右方向9に貫通している。なお、本実施形態において、貫通孔127は、左フランジ52のみに設けられているが、右フランジ53のみに設けられていてもよいし、左フランジ52及び右フランジ53の双方に設けられていてもよい。
図5及び図10に示されるように、右フランジ53は、円盤形状の部材である。右フランジ53は、軸機構51に対して左右方向9にスライド可能であり、軸機構51に対して右方へスライドすることによって軸機構51に対して着脱可能である。図10に示されるように、右フランジ53は、以下で説明する板バネ部128(移動部の一例)が第2外嵌部122に外嵌されることによって、軸機構51に装着される。第2外嵌部122に外嵌された右フランジ53は、軸機構51周りに回転可能である。
右フランジ53は、3つの板バネ部128を有している。図9に示されるように、板バネ部128は、右フランジ53の左面から左方へ突出している。3つの板バネ部128は、右フランジ53の周方向に沿って延びており、当該周方向に沿って間隔を空けて設けられている。当該間隔は、上述した第2外嵌部122の3つの凸部124の第2外嵌部122の周方向に沿った長さと略同一である。
板バネ部128は、右フランジ53の周方向の一部でのみ、右フランジ53の本体部分(円盤形状の部分)と繋がっている。当該一部は、板バネ部128当該周方向の両端部のうち、第2外嵌部122の凸部124の傾斜面124Bと対向しない側の端部である。板バネ部128は、当該端部を中心として、右フランジ53の径方向に撓むことが可能である。
なお、左フランジ52及び右フランジ53は、軸機構51に装着された状態においてラックピニオン機構129(図9参照)によって連結される。これにより、左フランジ52及び右フランジ53の一方が軸機構51に対して右方または左方の一方へスライドされることに連動して、左フランジ52及び右フランジ53の他方が軸機構51に対して右方または左方の他方へスライドされる。その結果、ホルダ35は、幅(左右方向9の長さ)の異なるシートSが巻かれた複数種類のロール体37を収容可能である。
図5に示されるように、把持部材54は、円盤形状の部材である。但し、把持部材54の外周面54Aには、凹凸が形成されている。把持部材54は、第1凸部54B(図9参照)と、第2凸部54C(図10参照)とを備えている。第1凸部54Bは、把持部材54の左面の中央部から左方へ突出している。第1凸部54Bは、右フランジ53の中央部に設けられた開口に挿入可能である。図9に示される第2凸部54Cは、第1凸部54Bの左面から左方へ突出している。図9に示されるように、第2凸部54Cは、第2外嵌部122の切り欠き125に挿入されて切り欠き125に係合可能である。
[ロール体37のホルダ35への着脱]
以下に、ロール体37のホルダ35への装着の手順が説明される。
最初に、図8に示されるホルダ35の右フランジ53が軸機構51から取り外される。次に、ロール体37が、軸機構51の右側から軸機構51に取り付けられる。換言すると、軸機構51が右端を先頭としてロール体37に挿通される。このとき、軸機構51は、ロール体37の芯管19の内部に位置する(図9参照)。
次に、図9に示されるように、右フランジ53が右側から軸機構51へ挿入されて軸機構51に装着される。詳細には、右フランジ53の板バネ部128が第2外嵌部122に外嵌される。ここで、右フランジ53が軸機構51に装着された状態において、板バネ部128は、軸機構51の径方向において、第2外嵌部122の凸部124と同位置となる。よって、右フランジ53は、板バネ部128が隣り合う2つの凸部124の間に位置するときにのみ、軸機構51に装着可能となる。したがって、右フランジ53は、回転されつつの軸機構51へ挿入される。そして、板バネ部128が2つの凸部124の間に位置する位置で、右フランジ53は軸機構51に装着される。なお、板バネ部128は、ロール体37の芯管19の内部に位置する。つまり、板バネ部128は、第2外嵌部122と芯管19の内面との間に位置する。
次に、右フランジ53が左方へスライドされることに連動して左フランジ52が右方へスライドされる。これにより、ロール体37の右端及び左端が、それぞれ右フランジ53及び左フランジ52に当接する。つまり、ロール体37が、その幅方向(左右方向9)の長さに応じて、左右方向9の中央基準で、右フランジ53及び左フランジ52によって左右方向9に位置決めされる。なお、第2外嵌部122は、右フランジ53の左右方向9へのスライドに追随して、第2外嵌部122と一体にスライドする。
次に、図5に示されるように、把持部材54が、右フランジ53の右方から右フランジ53に装着される。詳細には、把持部材54は、第1凸部54Bが右フランジ53の中央に設けられた開口に挿入される。また、把持部材54は、第2凸部54Cが第2外嵌部122の切り欠き125に挿入される位置となるように(図10参照)、回転されつつ右フランジ53に挿入される。
次に、ユーザは、把持部材54の外周面54A(図5参照)を把持しつつ、図5に示される矢印130の向きに回転させる。これにより、図10に示される把持部材54の第2凸部54Cが、図10における反時計回りに回動し、第2外嵌部122の凸部124を押す。これにより、第2外嵌部122も、図10における反時計回りに回動する。つまり、第2外嵌部122は、右フランジ53に対して相対回転にする。すると、凸部124の傾斜面124Bが板バネ部128に当接して板バネ部128を押圧する。これにより、板バネ部128が傾斜面124Bに案内されて周面124Aに乗り上げた状態となる。つまり、板バネ部128は、図10の拡大図に実線で示される状態から、図10の拡大図に破線で示される状態へ状態変化する。すなわち、板バネ部128の一部は、軸機構51の径方向の外側へ移動して、ロール体37の芯管19を径方向の外側へ押圧する。その結果、ホルダ35に装着されたロール体37の位置が安定する。
ロール体37のホルダ35からの取り外しは、概ね装着と逆の手順で実行される。つまり、最初に、把持部材54が図5に示される矢印130と逆向きに回転される。これにより、板バネ部128は、図10の拡大図に破線で示される状態から、図10の拡大図に実線で示される状態へ状態変化する。次に、把持部材54が右フランジ53から取り外され、右フランジ53が軸機構51から取り外される。最後に、ロール体37が軸機構51から取り外される。
[ホルダ35の装着部60への着脱]
以下に、ホルダ35の装着部60への装着の手順が説明される。なお、ホルダ35の装着部60への装着は、画像記録装置100の外部において実行される。つまり、ホルダ35の装着部60への装着の前に、装着部60が支持機構80から取り外されて、左方へスライドされることによって画像記録装置100の外部へ引き出される。なお、装着部60の支持機構80からの取り外しの手順は、後述される。
ユーザは、貫通孔127に指を挿入することによって、ホルダ35を把持する。そして、把持されたホルダ35は、上方から装着部60に装着される。ホルダ35が貫通孔127を備えていることによって、ホルダ35の持ち上げや装着部60への装着が容易となる。
ホルダ35の装着部60への装着の際、軸120の右端部は、図6に破線で示されるように、上方からロック位置の回動片65Aの傾斜面65Fに当接して下方へ押圧する。軸120の右端部が下方へ移動するに従って、回動片65Aは、コイルバネ65Bの不勢力に抗して、図6に実線で示されるロック位置から、図6に破線で示される非ロック位置へ回動する。なお、このとき、連動機構66は自重によって下位置へ移動しているため、回動片65Aの回動が連動機構66の凸部66Aによって規制されることはない。軸120の右端部が回動片65Aを通過して回動片65Aより下方に位置すると、右側板63に取り付けられた軸受け部64のU字形状の部分に嵌められる。なお、軸120の右端部が回動片65Aを通過すると、回動片65Aはコイルバネ65Bの不勢力によって非ロック位置からロック位置へ回動する。これにより、軸120の右端部の上方は回動片65Aによって塞がされた状態となる(図5参照)。
また、ホルダ35の装着部60への装着の際、ジョイント部123(図8参照)が、左側板62に形成された切り欠き67(図4参照)に挿入され、切り欠き67を構成する底面67A(仮支持部の一例、図4参照)に上方から当接する。これにより、底面67Aは、ジョイント部123を下方から支持する。また、これにより、ジョイント部123は、装着部60の支持機構80への装着過程において、軸82がジョイント部123の内部空間に挿入可能な位置に位置決めされる。なお、後述するように、装着部60が支持機構80に装着された装着状態において、底面67Aは、ジョイント部123を支持していない。つまり、底面67Aは、ジョイント部123を仮支持するものである。
以上のように、ホルダ35の左右両端部が、装着部60の右側板63及び左側板62にそれぞれ支持されることによって、ホルダ35は、装着部60へ装着される。
ホルダ35の装着部60からの取り外しは、以下の手順で実行される。つまり、ユーザは、貫通孔127に指を挿入することによって、ホルダ35を把持する。そして、把持されたホルダ35は、上方へ引き上げられる。これにより、軸120の右端部が軸受け部64から離間し、ジョイント部123が切り欠き67の底面67Aから離間して、ホルダ35が装着部60から取り外される。
なお、軸120の右端部が軸受け部64から離間するとき、軸120の右端部は、図6に実線で示されるように、下方からロック位置の回動片65Aの傾斜面65Fに当接して上方へ押圧する。軸120の右端部が上方へ移動するに従って、回動片65Aは、コイルバネ65Bの不勢力に抗して、図6に実線で示されるロック位置から、図6に破線で示される非ロック位置へ回動する。なお、装着のときと同様に、連動機構66は自重によって下位置へ移動しているため、回動片65Aの回動が連動機構66の凸部66Aによって規制されることはない。軸120の右端部が回動片65Aを通過して回動片65Aより上方に位置して軸受け部64から抜け出ると、回動片65Aはコイルバネ65Bの不勢力によって非ロック位置からロック位置へ回動する。
[装着部60の支持機構80への着脱]
以下に、ホルダ35が装着された装着部60の支持機構80への装着の手順が説明される。つまり、装着部60が、筐体30の内部に装着される手順が説明される。
装着部60は、筐体30の右側から左方へスライドされることによって、開口32(図1参照)を介してシート収容空間30C(図2参照)に収容される。このとき、装着部60は、左側板62が先頭となり、右側板63が後端となるようにして、筐体30に挿入される。このとき、ユーザは、貫通孔70に指を挿入することによって、装着部60を把持する。装着部60が貫通孔70を有していることによって、ユーザが装着部60を把持しやすくなり、装着部60のスライドが容易となる。
装着部60は、その底板61が支持機構80の底板81Aに設けられた一対の凸部87A,87B(図3(B)参照)の間を通るようにして、底板61上を左方へスライドされる。このとき、装着部60は、底板61に支持されることによって上下方向7に位置決めされている。また、このとき、装着部60の底板61の前端が凸部87Aの後面79(図3(B)参照)に当接し、装着部60の底板61の後端が凸部87Aの前面78(図3(B)参照)に当接することによって、装着部60は、前後方向8に位置決めされつつスライド可能である。
図4に示されるように、装着部60の左側板62が底板61の側板81Bに右方から当接することによって、装着部60の左方へのスライドは停止される。つまり、装着部60が支持機構80に装着される。
このとき、装着部60の一対の凸部62A,62Bは、それぞれ支持機構80の側板81Bに設けられた一対の貫通孔92A,92Bに挿通され、貫通孔92A,92Bと係合する。また、装着部60の一対の凸部63Aは、それぞれ一対の凸部87A,87Bに形成された貫通孔88に挿通され、貫通孔88と係合する。また、このとき、装着部60の凸部62Cは、支持機構80の側板81Bに設けられた貫通孔93に挿通され、貫通孔93と係合する。これにより、装着部60は支持機構80に対して前後方向8及び上下方向7に位置決めされる。
また、装着部60が左方へスライドされる際、装着部60の先頭(左側板62)が、支持機構80の移動部材85の傾斜面85C(図5参照)に当接して押圧する。これにより、移動部材85は、コイルバネ86(図6参照)の付勢力に抗して下方へ移動し、空間81Cに収容された状態となる。そして、装着部60の底板61は、移動部材85の上を通りつつ左方へスライドされる。
装着部60が支持機構80に装着されたとき、装着部60の後端(右側板63)が移動部材85を通過して移動部材85より右方に位置するようになる。これにより、移動部材85を上方から押されるもの(底板61)がなくなるため、移動部材85は、コイルバネ86の付勢力によって上方へ移動し、底板81Aから上方へ突出する。これにより、図6に示されるように、連動機構66が移動部材85に押されて上方へ移動する。連動機構66が上方へ移動することによって、連動機構66の凸部66Aが回動片65Aの突起65Dの後方に隣接する高さへ移動する。これにより、回動片65Aのロック位置から非ロック位置への回動は、突起65Dが凸部66Aに当接することによって規制されるようになる。
また、装着部60が支持機構80に装着されたとき、上方へ移動した移動部材85の底部85Aは、右方から装着部60の右側板63の下端から突出した凸部63Dに右方から当接している。また、装着部60が支持機構80に装着されたとき、支持機構80の底板61の側板81Bが左方から装着部60の左側板62に当接している。これにより、装着部60が支持機構80に装着されたとき、装着部60は、側板81B及び移動部材85によって左右方向9に位置決めされる。
装着部60が支持機構80に装着されている装着状態において、装着部60の右方へのスライドは、上述したように、右側板63の凸部63Dに右方から当接している移動部材85によって規制されている。つまり、装着部60の右方へのスライドは、移動部材85によってロックされている。移動部材85及び移動部材85を付勢するコイルバネ86は、装着部60を支持機構80に装着された状態でロック可能であり、第2ロック部の一例である。
装着部60が支持機構80に装着されている状態において、ホルダ35の軸120の右端部の軸受け部64からの取り外しは、以下に詳述するように回動片65Aによって規制される。上述したように、軸120の右端部が軸受け部64から離間するとき、軸120の右端部は、図6に実線で示されるように、下方からロック位置の回動片65Aの傾斜面65Fに当接して上方へ押圧する。この場合、通常であれば、上述したように、回動片65Aは、図6に実線で示されるロック位置から、図6に破線で示される非ロック位置へ回動する。しかしながら、装着部60が支持機構80に装着されている状態では、回動片65Aのロック位置から非ロック位置への回動は、突起65Dが連動機構66の凸部66Aに当接するために規制される。そのため、回動片65Aは、ロック位置に留まるため、軸120の右端部の軸受け部64から取り外すことができない。つまり、ロック機構65は、軸120の右端部を軸受け部64に装着された状態でロック可能であり、第1ロック部の一例である。
以上より、連動機構66は、移動部材85の上方への移動(移動部材85が装着部60を支持機構80に装着された状態でロックする動作)に連動して上方へ移動することによって、回動片65Aのロック位置から非ロック位置への回動の規制(ロック機構65が軸120の右端部を軸受け部64に装着された状態でロックする動作)を実行させる。
また、上述したように、装着部60は、上下方向7及び前後方向8に位置決めされつつ、支持機構80に装着されるが、この装着の過程において、装着部60のジョイント部123は、軸82と略同軸となる位置に位置決めされている。
そして、装着部60が支持機構80に装着される過程において、図9に示されるように、ジョイント部123が、軸82の軸心82Aに沿って、右方からギヤ83の円柱体94の貫通孔96に挿入される。一方、支持機構80の軸82が、軸心82Aに沿って、左方からジョイント部123の本体123Aの内部空間に挿入される。
また、装着部60のジョイント部123が円柱体94の貫通孔96に挿入される際、ジョイント部123のリブ123Bが、円柱体94の切り欠き95に挿入される。このとき、リブ123Bは、切り欠き95を構成する一対の面95A,95Bのいずれかに当接して案内されることによって、切り欠き95に嵌まる。つまり、周方向において、ジョイント部123と円柱体94との位置に多少のずれがある場合でも、リブ123Bが一対の面95A,95Bのいずれかに当接して当該周方向に案内されることによって、当該ずれは是正される。
また、軸82及び円柱体94の周方向だけでなく上下方向7において、ジョイント部123と円柱体94との位置に多少のずれがある場合でも、リブ123Bが一対の面95A,95Bのいずれかに当接して案内されることによって、当該ずれは是正される。以下に詳述する。
上述したように、ホルダ35が装着部60に支持された状態において、ジョイント部123は、装着部60の切り欠き67を構成する底面67Aに下方から当接されて支持されている。この状態において、ジョイント部123は、円柱体94よりも僅かに下方へずれている。しかし、上述したように、ジョイント部123が円柱体94の貫通孔96に挿入される際に、リブ123Bが切り欠き95を構成する一対の面95A,95Bのいずれかに案内されることによって、ジョイント部123が円柱体94によって上方へ持ち上げられる。そして、装着部60が支持機構80に装着された装着状態となったとき、リブ123Bが切り欠き95に完全に嵌まった状態となる。このとき、ジョイント部123は、図9の拡大図に示されるように、底面67よりも上方に位置しており、底面67から離間している。また、このとき、ジョイント部123が軸82に装着され、軸82と軸機構51(詳細には軸機構51の軸120)とが完全に同軸となる。つまり、装着状態は、軸機構51のジョイント部123が軸82に装着された状態である。
装着部60が支持機構80に装着されている装着状態、換言するとリブ123Bが切り欠き95に完全に嵌まった状態(ギヤ83の円柱体94と連結した状態)であるとき、図3に示されるモータ104から駆動伝達機構105を介して駆動伝達されたギヤ83の回転は、円柱体94及びリブ123Bを介してホルダ35の軸機構51へ伝達される。これにより、ホルダ35が回転し、ロール体37のシートSが送り出される。つまり、リブ123Bは、伝達部の一例である。
以下に、装着部60が支持機構80から取り外される手順が説明される。
最初に、装着部60が支持機構80に装着されている状態(図5に示されている状態)において、移動部材85が下方へ押圧される。これにより、移動部材85がコイルバネ86の付勢力に抗して下方へ移動される。その結果、移動部材85の底部85Aが、装着部60の右側板63の凸部63Dよりも下方に位置するようになるため、装着部60は右方へスライド可能となる。
なお、移動部材85が下方へ移動されることによって、連動機構66(図6参照)が自重によって下方へ移動する。これにより、ホルダ35を装着部60から取り外すことが可能となる。
そして、装着部60が右方へスライドされることによって、装着部60は支持機構80から取り外され、開口32(図1参照)を介して筐体30の外部へ引き出される。
なお、装着部60が右方へ移動されることによって、ホルダ35のジョイント部123が軸82の軸心82Aに沿って軸82から抜け出る。また、ホルダ35のジョイント部123のリブ123Bがギヤ83の円柱体94から抜け出る。これにより、ジョイント部123が下方へ移動し、装着部60の左側板62の切り欠き67を構成する底面67Aに支持された状態となる。つまり、ジョイント部123が底面67Aに仮支持された状態となる。
[実施形態の作用効果]
上記実施形態によれば、ロール体37を支持するホルダ35が支持機構80に対して軸82の軸心82Aに沿って着脱される場合、ロール体37は軸心82Aと平行に移動するため、ホルダ35の軸機構51の径方向にロール体37が通過するスペースを確保する必要がない。そのため、筐体30内で合理的なレイアウトを実現でき、筐体30を小型化することができる。
また、上記実施形態によれば、一対の面95A,95Bによってリブ123Bが円柱体94と係合する位置へ案内されるため、リブ123B及び円柱体94を確実に係合させることができる。これにより、ギヤ83の回転を軸機構51に確実に伝達させることができる。
また、ロール体37を把持しながら筐体30に装着する場合、ロール体37を構成するシートSがばらけるおそれがある。また、ロール体37の左右方向9の両端部においてホルダ35を把持しながら筐体30に装着する場合、ロール体37が把持されないため、シートSがばらけることを防止できる。しかし、ロール体37及びホルダ35が軸82の軸心82Aに沿って、つまり左右方向9に沿って筐体30に装着されるため、当該装着の過程において、ホルダ35を把持している手の一方を筐体30の奥部に位置させる必要がある。そのため、ホルダ35の装着が困難となるともに、筐体30の奥部に手を入れるための余分なスペースが必要となってしまう。しかし、本実施形態では、ホルダ35を装着部60に支持させた状態で、装着部60を把持して筐体30の内部の支持機構80に装着することができる。そのため、ロール体37やホルダ35を把持する必要がなく、装着部60のうち、筐体30の手前側に位置する部分のみを把持して装着部60を左右方向9に沿って支持機構80に装着できる。
また、上記実施形態によれば、ジョイント部123は、装着状態において、切り欠き67を構成している底面67Aから離間している。そのため、装着状態において、軸機構51と装着部60との接触箇所を減らすことができるため、軸機構51を円滑に回転させることができる。
また、上記実施形態によれば、ロック機構65にロックされることによって、軸機構51の軸120の右端部が軸受け部64から抜けることを防止することができる。
また、上記実施形態によれば、装着部60を支持機構80に装着させることによって、装着部60の支持機構80へのロックのみならず、軸機構51の軸120の右端部の軸受け部64へのロックをも実行することができる。
また、上記実施形態によれば、軸機構51の第2外嵌部122を右フランジ53に対して相対回転させて、板バネ部128を径方向の外側へ案内させることによって、板バネ部128をロール体37に接触させて径方向の外側へ押圧させることができる。これにより、ロール体37のホルダ35に対する位置を安定させることができる。
[変形例]
上記実施形態では、ギヤ83が回転体に相当したが、回転体はギヤ83に限らない。例えば、ギヤ83の代わりにプーリが配置されていてもよい。この場合、例えば、駆動伝達機構105は、少なくとも一つのプーリと、無端環状のベルトとを有している。そして、回転体としてのプーリと、駆動伝達機構105が有するプーリとが、ベルトによって掛け渡されている。
上記実施形態では、第2外嵌部122が凸部124を備え、右フランジ53が板バネ部128を備えていた。しかし、上記実施形態とは逆に、右フランジ53が凸部124を備え、第2外嵌部122が板バネ部128を備えていてもよい。
凸部124及び板バネ部128よりなる機構は、右フランジ53側でなく左フランジ52側に設けられていてもよいし、右フランジ53及び左フランジ52の両側に設けられていてもよい。
上記実施形態では、ギヤ83は、軸82とは別部材であって軸82の軸心82A周りに回転可能であった。しかし、軸82とギヤ83は、一体で構成されていてもよい。
この場合、上記実施形態とは異なり、軸82は、屈曲板81Fに固定されるのではなく、屈曲板81Fによって回転可能に支持される。
また、この場合、ジョイント部123のリブ123Bは、ギヤ83(円柱体94)ではなく、軸82に連結されるように構成されていてもよい。
ギヤ83から軸機構51へ回転を伝達するための構成は、上記実施形態のようなリブ123Bが切り欠き95に嵌まるような構成に限らず、公知の種々の構成が採用可能である。
また、支持機構80は、軸82が支持可能な形状であればよく、その具体的な形状は、図3などに示された形状に限らない。例えば、支持機構80は、フレーム81の代わりに直方体形状のブロックなどが用いられていてもよい。
また、装着部60は、軸受け部64を有しており、支持機構80に着脱可能な形状であることを条件として、図4などに示された形状以外の形状であってもよい。
筐体30の開口32は、右面30R以外に形成されていてもよい。
上記実施形態では、ホルダ35が装着部60に装着され、ホルダ35が装着された装着部60が支持機構80に装着された。しかし、画像記録装置100が装着部60を備えておらず、ホルダ35が支持機構80に直接装着されてもよい。この場合、例えば、支持機構80が備える軸82が上記実施形態より右方まで延びており、ホルダ35が備える軸120が上記実施形態より短く構成されて軸機構51の右端部のみに設けられればよい。そして、ホルダ35が装着部60に装着されるとき、支持機構80の軸82がホルダ35の軸機構51の内部へ挿通されるように、ホルダ35が左方へスライドされつつ筐体30に挿入されればよい。これにより、軸機構51が軸82に支持され、ホルダ35が装着部60に装着された状態となる。
上記実施形態では、搬送ローラ対36、搬送ローラ対40、及び搬送ベルト101が、搬送部に相当していた。しかし、搬送部は、搬送ローラ対36、搬送ローラ対40、及び搬送ベルト101に限らない。例えば、搬送部は、ローラ対を備えておらず、1つまたは複数の搬送ベルトのみで構成されていてもよい。また、例えば、前記とは逆に、搬送部は、搬送ベルトを備えておらず、1つまたは複数のローラ対のみで構成されていてもよい。もちろん、搬送部は、ローラ対と搬送ベルトの双方を備えていてもよい。例えば、搬送部は、搬送ローラ対36,40の代わりに搬送ベルトを備え、搬送ベルト101の代わりにローラ対を備えていてもよい。
シートSは、連続していることを条件として上記実施形態の構成とは異なる構成をとり得る。例えば、シートSは、シートSを手による切断を可能とするためのミシン目を有していてもよい。この場合、画像記録装置100は、カッターユニット26を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、画像記録装置100は、インクジェット方式によってシートに画像を記録しているが、これに代えて 電子写真式の印刷方式が採用されたり、サーマルヘッドが採用されたりしてもよい。その場合、タンク34が省略される。
上記実施形態では、切断装置の一例として、シートSに印刷する画像記録装置100が説明された。しかし、切断装置は、シートSを搬送する装置(例えばスキャナ)であればよく、画像記録装置100に限らない。
30・・・筐体
35・・・ホルダ
37・・・ロール体
51・・・軸機構(第2軸)
81・・・フレーム(支持部)
82・・・軸(第1軸)
82A・・・軸心
83・・・ギヤ(回転体)
100・・・画像記録装置(搬送装置、印刷装置)
101・・・搬送ベルト(搬送部)
104・・・モータ
105・・・駆動伝達機構
123・・・ジョイント部
123B・・・リブ(伝達部)
S・・・シート

Claims (10)

  1. 筐体と、
    モータと、
    上記筐体の内部に位置する支持部に支持された第1軸と、
    上記第1軸の軸心周りに回転する回転体と、
    上記モータから上記回転体に駆動伝達する駆動伝達機構と、
    上記第1軸に着脱可能であり、連続するシートが巻かれたロール体を支持するホルダと、
    上記筐体の内部に位置しており、シートを搬送する搬送部と、を備え、
    上記ホルダは、
    上記ロール体に挿通される第2軸と、
    上記第2軸の一端部に設けられており、上記第1軸の軸心に沿って移動させられることによって、上記第2軸を上記第1軸と同軸に着脱させられるジョイント部と、を備え、
    上記第2軸が上記第1軸に装着された装着状態において、上記第1軸または上記回転体と連結して、上記回転体の回転を上記第2軸に伝達する伝達部を備える搬送装置。
  2. 上記ジョイント部は、上記第1軸に外嵌する筒形状であり、
    上記伝達部は、
    上記ジョイント部の周面に設けられた係合部と、
    上記第1軸または上記回転体に設けられており、上記装着状態において上記係合部と係合する被係合部と、
    上記第2軸が上記第1軸に装着される過程において、上記係合部及び上記被係合部の一方を、上記係合部及び上記被係合部の他方と係合する位置へ、上記第1軸の周方向に案内するテーパ部と、を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記第2軸の他端部を着脱可能に支持する軸受け部を有しており、上記支持部に着脱可能な装着部を備える請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 上記装着部は、上記第2軸の一端部を支持可能な仮支持部を備え、
    上記仮支持部は、上記装着部が上記支持部に装着される過程において上記第2軸の一端部が上記第1軸に装着可能な位置に、上記第2軸の一端部を位置決めし、
    上記第2軸の一端部は、上記装着状態において、上記仮支持部から離間している請求項3に記載の搬送装置。
  5. 上記装着部は、上記第2軸の他端部を上記軸受け部に装着された状態でロック可能な第1ロック部を備える請求項3または4に記載の搬送装置。
  6. 上記装着部を上記支持部に装着された状態でロック可能な第2ロック部と、
    上記第2ロック部による上記装着部のロック動作に連動して、上記第1ロック部によって上記第2軸の他端部をロックさせる連動機構と、を備える請求項5に記載の搬送装置。
  7. 上記ホルダは、上記第2軸周りに回転可能に外嵌されたフランジ部を備え、
    上記第2軸及び上記フランジ部の一方は、上記ホルダが上記ロール体を支持した状態において上記ロール体の内部に位置しており且つ上記第2軸の径方向に移動可能な移動部を備え、
    上記第2軸及び上記フランジ部の他方は、上記第2軸及び上記フランジ部の一方に対する相対回転に伴って上記移動部と当接して上記移動部を上記径方向の外側へ案内するカム面を備える請求項1から6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 上記回転体は、ギヤである請求項1から7のいずれかに記載の搬送装置。
  9. 上記第1軸と上記回転体は一体で構成される請求項1から8のいずれかに記載の搬送装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の搬送装置と、
    上記搬送部に搬送されたシートに印刷する印刷部と、を備える印刷装置。



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