JPH11344301A - 錠剤の物性自動測定装置および錠剤の物性自動測定方法 - Google Patents

錠剤の物性自動測定装置および錠剤の物性自動測定方法

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JPH11344301A
JPH11344301A JP15266798A JP15266798A JPH11344301A JP H11344301 A JPH11344301 A JP H11344301A JP 15266798 A JP15266798 A JP 15266798A JP 15266798 A JP15266798 A JP 15266798A JP H11344301 A JPH11344301 A JP H11344301A
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tablet
measuring
magazine
tablets
measurement
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JP15266798A
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English (en)
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Kazuhiro Suzuki
木 一 廣 鈴
Kiyoshi Nagai
井 清 永
Kenji Koyama
山 建 次 小
Hiroshige Ikoshi
越 裕 栄 井
Takeshi Oya
屋 武 大
Minoru Kobayashi
林 実 小
Toshiko Saito
藤 敏 子 斎
Haruo Shirakawa
川 春 男 白
Shigeki Okayama
山 茂 樹 岡
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FURONTEKKUSU KK
NIKKI CHEMCAL CO Ltd
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FURONTEKKUSU KK
NIKKI CHEMCAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 円柱状、球状、または円盤状など所定の形状
に成形された錠剤製品について、重量、高さ、直径など
の寸法、および圧壊強度(硬度)が、所定の範囲内にあ
るかどうかについての品質検査を、連続的に且つ自動的
に正確に測定実施できる錠剤の物性自動測定装置および
錠剤の物性自動測定方法を提供する。 【解決手段】 物性測定室18の内部には、錠剤供給手
段を構成する錠剤供給ユニット部100と、錠剤の重量
を秤量する重量測定手段を構成する重量測定ユニット部
200と、錠剤の寸法を測定する寸法測定手段を構成す
る寸法測定ユニット部300と、錠剤が圧壊する圧壊強
度を測定する圧壊強度測定手段を構成する圧壊強度測定
ユニット部400と、錠剤をこれらのユニット部に搬送
する搬送手段を構成する搬送ユニット部とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱状、球状、ま
たは円盤状などに成形した錠剤(成形体)の重量、高
さ、直径などの寸法、および圧壊強度(硬度)を連続的
にかつ自動的に測定するための錠剤の物性自動測定装置
および錠剤の物性自動測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、触媒、セラミック製
品、医薬品製剤などを、打錠成形したり、押出成形法に
よって、円柱状、球状、または円盤状など所定の形状の
錠剤(以下、単に「錠剤」と言う)に成形することが行
われている。
【0003】このように錠剤に成形された製品について
は、重量、高さや直径などの寸法、および圧壊強度(硬
度)が、所定の範囲内にあるかどうかについて品質検査
を実施することは、例えば、触媒などにあっては、圧壊
強度が所定の範囲内にないと反応塔内に充填した際に破
砕された粉末が、反応塔から流出してパイプの閉塞など
を起こすため、特に重要である。このため、従来よりこ
のような品質検査が実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
これらの品質検査を実施するには、重量については天
秤、高さ、直径などの寸法についてはマイクロメータ、
および圧壊強度については圧壊強度測定装置をそれぞれ
用いて、検査員が一粒づつ手作業で測定を行っているの
が現状である。従って、例えば、ロット毎に50錠もの
測定値の平均値を出さなければならない場合など、この
ように手作業で一錠毎にこのような測定機器を用いて測
定するには、非常に煩雑で時間がかかる作業を行わなけ
ればならず、非効率的であり、大量生産を行っている場
合には、品質不良の製品を大量に生産することにもつな
がり、その回収を行い、再生産をしなければならず、コ
ストの上昇にもつながっていた。
【0005】このため、従来より、これらの測定を自動
的に行う試みが種々なされているが、未だ正確な測定を
自動的に連続的に実施できる自動測定装置の開発はなさ
れていないのが実状である。
【0006】本発明はこのような実情に鑑み、円柱状、
球状、または円盤状など所定の形状に成形された錠剤製
品について、重量、高さや直径などの寸法、および圧壊
強度(硬度)が、所定の範囲内にあるかどうかについて
の品質検査を、連続的に且つ自動的に正確に測定実施で
きる錠剤の物性自動測定装置および錠剤の物性自動測定
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
されたものであって、本発明の錠剤の物性自動測定装置
は、錠剤の物性を測定するための錠剤の物性自動測定装
置であって、複数の錠剤を錠剤収容ガイド溝に沿って収
容するように構成された錠剤収容マガジンと、前記錠剤
収容マガジンに収容された錠剤を一錠づつマガジンブロ
ック上に押し出す錠剤払出し装置とを備えた錠剤供給手
段と、前記マガジンブロック上に払い出された錠剤を負
圧により吸引保持して、次工程の装置へと連続的に搬送
する吸引搬送手段と、前記吸引搬送手段によって搬送さ
れる錠剤をその秤量皿の上に載置して、その重量を秤量
する重量測定手段と、前記吸引搬送手段によって搬送さ
れる錠剤をその測定基台上に載置して、錠剤を上方より
挟み込んでその高さなどの縦方向の寸法を測定する縦方
向寸法測定装置と、錠剤を側方から挟み込んでその直径
などの横方向の寸法を測定する横方向寸法測定装置と備
えた寸法測定手段と、前記吸引搬送手段を介して搬送さ
れる錠剤をその固定圧子上に載置して、その上方から、
上下移動自在な移動圧子を下方向に移動して、錠剤に対
して下方向に一定速度で荷重を加えることにより、錠剤
の圧壊強度を測定する圧壊強度測定手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の錠剤の物性自動測定方法
は、錠剤収容マガジンの錠剤収容ガイド溝に沿って収容
した複数の錠剤を一錠づつ錠剤払出し装置を介して、マ
ガジンブロック上に押し出す錠剤供給工程と、前記マガ
ジンブロック上に払い出された錠剤を、吸引搬送手段に
よって負圧により吸引保持して、次工程の装置へと連続
的に搬送する錠剤搬送工程と、前記吸引搬送手段によっ
て搬送される錠剤を、重量測定手段の秤量皿の上に載置
して、その重量を秤量する重量秤量工程と、前記吸引搬
送手段によって搬送される錠剤を、寸法測定手段の測定
基台上に載置して、縦方向寸法測定装置により錠剤を上
方より挟み込んでその高さなどの縦方向の寸法を測定す
るとともに、横方向寸法測定装置により錠剤を側方から
挟み込んでその直径などの横方向の寸法を測定する寸法
測定工程と、前記吸引搬送手段を介して搬送される錠剤
を、圧壊強度測定手段の固定圧子上に載置して、その上
方から、上下移動自在な移動圧子を下方向に移動して、
錠剤に対して下方向に一定速度で荷重を加えることによ
り、錠剤の圧壊強度を測定する圧壊強度測定工程と、を
含むことを特徴とする。
【0009】このように構成することによって、錠剤を
一錠づつ錠剤払出し装置を介して、マガジンブロック上
に押し出し、マガジンブロック上に払い出された錠剤
を、吸引搬送手段によって負圧により吸引保持して、次
工程の装置へと連続的に搬送し、重量測定手段で重量を
秤量し、寸法測定手段で縦方向及び横方向の寸法を測定
し、圧壊強度測定手段で錠剤の圧壊強度を測定する一連
の品質検査を連続的且つ自動的に、しかも正確に、選択
的に実施することが可能である。
【0010】また、本発明では、前記錠剤供給手段によ
る錠剤の押し出し、重量測定手段による錠剤の重量の測
定、寸法測定手段による錠剤の寸法の測定、圧壊強度測
定手段による錠剤の圧壊強度の測定、ならびに、吸引搬
送手段による次工程の装置への錠剤の搬送が、連続的且
つ自動的に行われるように、制御装置によって制御され
ていることを特徴とする。
【0011】これによって、一連の品質検査を連続的且
つ自動的に、しかも正確に、選択的に実施することが可
能である。また、本発明では、前記錠剤収容マガジン
が、前記錠剤収容ガイド溝が上下方向に形成されたマガ
ジン本体を備え、前記マガジン本体の下端には前後方向
に連通する払出し孔が形成されるとともに、前記払出し
孔の前方にマガジンブロックが付設されていることを特
徴とする。
【0012】さらに、本発明では、前記錠剤払出し装置
が、前記マガジン本体に形成された払出し孔に前後方向
に突出動可能な払出し棒部材を備え、該払出し棒部材を
マガジン本体の払出し孔に突出させることにより、マガ
ジン本体に収容されて重力の作用により前記錠剤収容ガ
イド溝に沿って自然落下して最下部に位置する錠剤を順
次マガジンブロック上に押し出すように構成されている
ことを特徴とする。
【0013】このように構成することによって、マガジ
ン本体に収容した錠剤を錠剤払出し装置を介してマガジ
ンブロック上に一錠づつ確実に押し出すことが可能とな
る。さらに、本発明では、前記吸引搬送手段が、位置移
動自在に配設された搬送アームに固定された吸引ノズル
本体と、吸引ノズル本体の先端部に装着した柔軟性を有
するパッド部材とから構成されていることを特徴とす
る。
【0014】このように構成することによって、吸引さ
れた錠剤が、吸引ノズル本体の先端部に装着した柔軟性
を有するパッド部材によって保護されていることになる
ので、錠剤が品質検査の前に破損損傷せず、品質検査を
正確に実施することができる。
【0015】また、本発明では、前記吸引ノズル本体の
上部にはスプリング部材が介装されてノズル本体を下方
に付勢するように構成されていることを特徴とする。こ
れにより、検査する錠剤の寸法が変更されても、錠剤の
高さ方向に対してスプリング部材により対応することが
できるので、部品交換する必要がない。
【0016】また、本発明では、前記寸法測定手段の寸
法測定装置がそれぞれ、上下方向または左右方向に移動
する測定子を備え、強磁性体に磁気目盛りパターンを記
録した測定子に接続した磁気スケールの移動量を、磁気
検出ヘッドで検出することによって錠剤の寸法を測定す
るように構成されていることを特徴とする。
【0017】これにより、錠剤の寸法を正確に精密に実
施することができる。さらに、本発明では、前記圧壊強
度測定手段の移動圧子にはバネ部材が介装されて移動圧
子を下方向に付勢することにより、錠剤に対して下方向
に一定速度で荷重を加えるように構成されていることを
特徴とする。
【0018】このように構成することによって、錠剤に
伝わる力がバネ部材の変位に比例するので、一定速度で
移動圧子を移動(降下)させれば荷重速度が一定にな
り、脈動のないスムーズな荷重が行え、正確な測定が実
施できる。しかも、荷重速度が、バネ定数×降下速度の
式で与えられるので、バネ部材と降下速度の組み合わせ
によって荷重速度が任意に設定できる。
【0019】また、本発明では、前記圧壊強度測定手段
には、錠剤の圧壊強度を測定した後、固定圧子と移動圧
子との間を接触しながら水平方向に往復動して、圧子上
に残留する粉砕された錠剤成分を除去して圧子面を清掃
する清掃装置が備えられていることを特徴とする。
【0020】さらに、本発明では、前記清掃装置が、水
平方向に往復動するアームと、アームに接続された清掃
装置本体と、清掃装置本体の上下に設けられたスクレー
パ部材と、スクレーパ部材の先端に装着された払拭研磨
部材とから構成されていることを特徴とする。
【0021】このように構成することによって、固定圧
子と移動圧子上に残留する粉砕された錠剤をスクレーパ
部材により除去して清掃し、圧子面を払拭研磨部材で磨
くので、清掃作業が確実に実施でき、その結果、圧壊強
度の測定を正確に実施することができる。
【0022】また、本発明では、前記スクレーパ部材と
払拭研磨部材とが、上下方向にバネ部材によって付勢さ
れていることを特徴とする。これにより、圧子面に対し
て適当な荷重が加わることになるので、清掃が確実に実
施できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の発明の実施の形態(実施例)について詳細に説明す
る。
【0024】図1は、本発明の錠剤の物性自動測定装置
の正面図、図2は、本発明の物性自動測定装置の側面
図、図3は、本発明の錠剤の物性自動測定装置の上面図
である。
【0025】図1〜図3において、10は全体で本発明
の錠剤の物性自動測定装置を示している。測定装置10
は、床などに脚部材12で固定された架台14を備えて
おり、架台14の下方部分は、制御装置収容部16が設
けられ、内部に本発明の物性測定装置の各部の動作を制
御する制御装置が収納されており、開閉自在な扉18で
その保守点検作業ができるようになっている。
【0026】制御装置収容部16の上方には、物性測定
室18が設けられており、この物性測定室18は、その
周囲四則が透明なアクリル樹脂からなる開閉可能な扉2
0、22、24、26で四則壁部が構成され、これら四
則壁部と天井壁28とで、外環境から隔離できるように
構成されている。なお、図中、符号30は、扉18、2
0、22、24、26の把手を示している。また、符号
32は、物性測定室18の前壁部34に付設された操作
パネルを示している。
【0027】物性測定室18の内部には、錠剤供給手段
を構成する錠剤供給ユニット部100と、錠剤の重量を
秤量する重量測定手段を構成する重量測定ユニット部2
00と、錠剤の寸法を測定する寸法測定手段を構成する
寸法測定ユニット部300と、錠剤が圧壊する圧壊強度
を測定する圧壊強度測定手段を構成する圧壊強度測定ユ
ニット部400と、錠剤をこれらのユニット部に搬送す
る搬送手段を構成する搬送ユニット部500とを備えて
いる。
【0028】錠剤供給ユニット部100には、図4〜図
8に示したように、物性測定室18の底壁36に固定さ
れたベース102上に、一定間隔離間して突設された5
個のマガジンホルダー部材104、104を有するマガ
ジンホルダー106が固定されている。このマガジンホ
ルダー部材104、104の間の間隙108、108
が、合計5カ所の錠剤収容マガジン固定部110、11
0を構成している。この錠剤収容マガジン固定部110
には、その底部112に磁石部材114が埋設されると
ともに、底部112の中央部に位置決めピン116が突
設されている。
【0029】一方、このマガジンホルダー106の錠剤
収容マガジン固定部110には、縦長四角柱形状の錠剤
収容マガジン120が脱着自在に装着されている。この
錠剤収容マガジン120は、図6に示したように、縦長
四角柱形状のマガジン本体122とマガジン本体122
の下端に、マガジン本体122より前方に突設するマガ
ジンブロック124が装着されている。
【0030】このマガジン本体122は、左右一対のマ
ガジンガイド126、128を相互に結合して構成され
ており、その内部に錠剤を収容するための錠剤収容ガイ
ド溝130が形成されるとともに、上端には錠剤導入孔
131が形成されており、この導入孔131は、錠剤の
導入を容易にするためにテーパ面133となっている。
また、マガジン本体122の下端部分のマガジンブロッ
ク上端位置には、払い出し孔134とプッシャー用孔1
35が前後方向に連通するように形成されている。さら
に、このマガジンガイドガイド本体122の後面には、
ガイド溝130に収容される錠剤の寸法を判別するため
のマガジンサイズ判別用ドグ136が形成されている。
【0031】なお、この場合、マガジン本体122は、
マガジン本体に収容された錠剤の寸法、残余数などを把
握できるように、例えば、透明なアクリル樹脂などから
構成されている。
【0032】さらに、マガジンブロック124の下端に
は、位置決め用溝125が形成されており、図4に示し
たように、マガジンホルダー106の錠剤収容マガジン
固定部110の位置決めピン116と位置決め用溝12
5を係合するようになっている。このように、錠剤収容
マガジン120をマガジンホルダー106の錠剤収容マ
ガジン固定部110に配置することにより位置決めする
とともに、磁石部材114の磁力により金属製のマガジ
ンブロック124を固定できるようになっており、図4
に示したように、矢印A方向に揺動させることによっ
て、錠剤収容マガジン120をマガジンホルダー106
から取り外せるようになっている。
【0033】一方、図3に示したように、物性測定室1
8の底壁36には、マガジンホルダー106に沿って、
レール142に沿って位置移動自在な錠剤払出し装置1
40が備えられている。
【0034】この錠剤払出し装置140は、図9に示し
たように、マガジン本体122の後方の位置まで、レー
ル142上を移動して、マガジンホルダー106のベー
ス102の下方に位置するエアシリンダ144を備えて
いる。そして、エアシリンダ144のエアシリンダロッ
ド146に連結されたブラケット148の上端には、マ
ガジン本体122方向に突設する払出し棒部材(プッシ
ャー)150が設けられている。
【0035】このエアシリンダ144のエアシリンダロ
ッド146が矢印B方向に移動することによって、払出
し棒部材150も矢印B方向に移動し、これによって、
図10に示したように、マガジン本体122のプッシャ
ー用孔135から払い出し孔134前方へと払出し棒部
材150(プッシャー)が突出する。これにともなっ
て、錠剤導入孔131から導入された錠剤が重力の作用
により、錠剤収容ガイド溝130に沿って自然落下して
最下部に位置する錠剤Jを順次一錠づつマガジンブロッ
ク124上に押し出すようになっている。なお、この
際、マガジン本体122上部に形成された錠剤導入孔1
31より空気を吹き込むことにより、マガジン本体12
2に収容された錠剤が錠剤収容ガイド溝130に沿って
下方に移動するのを促進するように構成されている。
【0036】このように、マガジンブロック124上に
押し出された錠剤は、続いて、搬送ユニット部500の
吸引搬送装置502によって吸引保持されて、次工程へ
と搬送されるようになっている。なお、この際、図3に
示したように、錠剤払出し装置140に付設されたエア
ブロー装置600のエアーブローノズル602を介し
て、マガジンブロック124の上面をエアブローして錠
剤Jの粉などをマガジンブロック124上面から除去し
て、次の錠剤の払い出しを正確に実施できるようになっ
ている。
【0037】この吸引搬送装置502は、図3に示した
ように、錠剤供給ユニット部100、重量測定ユニット
部200、寸法測定ユニット部300、および圧壊強度
測定ユニット部400に沿って配設されたコンベア50
4に連結されている。吸引搬送装置502は、コンベア
504に連結された吸引搬送装置本体506と、吸引搬
送装置本体506に、図示しない機構により上記各ユニ
ット部方向および上下方向に位置移動自在に連結された
搬送アーム508と、搬送アーム508に固定された吸
引ノズル本体510(図11参照)と、吸引装置本体5
06に設けられた真空発生装置512(図12参照)と
を備えている。
【0038】この吸引ノズル本体510は、図11に示
したように、バキュームニップル514と、バキューム
ニップル514の先端に装着されたゴムなどの柔軟性を
有するパッド部材516と、ニップル518を備えたニ
ップルジョイント520と、ニップルジョイント520
の上端に設けられたスプリングホルダ522内に、スプ
リングピン524により介装されたスプリング526と
から構成されている。このような構成とすることによっ
て、パッド部材516によって錠剤を破損損傷すること
なく吸引保持できるとともに、スプリング526によっ
て上下方向、すなわち、錠剤の高さ方向に対して、柔軟
に作動し対応できるので、錠剤の寸法変更が行われた場
合にでも、部品の交換が不要となる。また、バキューム
ニップル514をニップルジョイント520から分離す
ることによって、錠剤によって形状の異なるバキューム
ニップル514への交換が可能となる。
【0039】一方、真空発生装置512は、図12に示
したように、図示しない圧縮空気源に接続される圧縮空
気導入接続部528と、エジェクタ部530と、排気部
532と、吸引ノズル本体510のニップル518に接
続されるバキューム接続部534と、フィルタ536と
から構成されている。
【0040】この場合、バキュームの発生は、エジェク
タ部530で発生されるようになっている。すなわち、
圧縮空気導入接続部528から矢印Dのようにエジェク
ター部530に圧縮空気を供給し、エジェクター部53
0を介して排気部532から排気すると、負圧の作用に
よって、バキューム接続部534からフィルタ536を
介して空気が吸引されて、その結果、バキューム接続部
534に接続されたバキュームニップル514内に真空
が発生し、バキュームパッド516の開口部516aに
吸引力が生じて錠剤を吸引保持できるようになってい
る。
【0041】このように、マガジンブロック124上に
押し出された錠剤Jは、搬送アーム508が下降するこ
とによって、吸引搬送装置502の吸引ノズル本体51
0の先端のパッド部材516によって吸引保持され、そ
の後、搬送アーム508が上昇して、コンベア504が
作動することによって、次工程の錠剤の重量を秤量する
重量測定手段を構成する重量測定ユニット部200へと
搬送される。
【0042】すなわち、この重量測定ユニット部200
は、図13に示したように、物性測定室18の底壁36
上に設置されたベース202に設けられた固定用ブラケ
ット204に固定された電子秤量式の重量測定装置20
6を備え、その上面には、秤量皿208が設けられてい
る。そして、吸引搬送装置502の搬送アーム508が
矢印E方向に下降することによって、吸引ノズル本体5
10の先端に吸引保持された錠剤Jが秤量皿208の上
面のサンプル測定位置へと載置して、錠剤Jの重量を秤
量するように構成されている。
【0043】そして、秤量後の錠剤Jが、前述と同様に
して、吸引搬送装置502の吸引ノズル本体510の先
端のパッド部材516によって吸引保持され、次工程の
錠剤の寸法を測定する寸法測定手段を構成する寸法測定
ユニット部300へと搬送される。なお、この際、図1
3に示したように、重量測定装置206に付設されたエ
アブロー装置604のエアーブローノズル606を介し
て、秤量皿208の上面をエアブローして錠剤Jの粉な
どを秤量皿208から除去して、次の錠剤の秤量を正確
に実施できるようになっている。
【0044】寸法測定ユニット部300は、図14〜図
15に示したように、物性測定室18の底壁36に固定
された錠剤を上方より挟み込んでその高さなどの縦方向
の寸法を測定する測定基台302を備えている。そし
て、この測定基台302の上方に、シリンダ304のシ
リンダロッド306の伸縮によって、上下動可能な縦方
向寸法測定装置308が備えられている。
【0045】この縦方向寸法測定装置308は、シリン
ダロッド306に接続されたブラケット310に固定さ
れた縦方向測定ユニット312を備えている。この縦方
向測定ユニット312の内部には、図16に示したよう
に、例えば、0.2mmのピッチで強磁性合金に磁気目
盛り(磁化パターン)を記録した磁気スケール部材31
4が配設されている。この磁気スケール部材314は、
フラット測定子316に接続されており、フラット測定
子316とともに上下方向に移動可能であり、この磁気
スケール部材314の移動量を、MR素子(強磁性磁気
抵抗薄膜素子)からなる磁気検出ヘッド318で検出す
ることによって錠剤の寸法を測定するように構成されて
いる。
【0046】すなわち、縦方向寸法測定装置308で
は、錠剤Jが測定基台302に載置されていない状態
で、シリンダ304のシリンダロッド306を下降限ま
で下降させ、シリンダロッド306に接続されたブラケ
ット310に固定された縦方向測定ユニット312のフ
ラット測定子316の下面を測定基台302に当接させ
た状態における磁気スケール部材314の位置を磁気検
出ヘッド318で検出してゼロ点とする。
【0047】そして、測定基台302の上面に錠剤Jを
載置した状態で、シリンダ304のシリンダロッド30
6を下降限まで下降させ、フラット測定子316の下面
を錠剤Jに上方から挟み込んだ状態で、磁気スケール部
材314の位置を磁気検出ヘッド318で検出して、錠
剤Jのその高さなどの縦方向の寸法を測定する。
【0048】一方、測定基台302の左右側方には、錠
剤を側方から挟み込んでその直径などの横方向の寸法を
測定する横方向寸法測定装置320が設けられている。
この横方向測定装置320は、測定基台302の右側方
に配置された横方向固定用装置322と、測定基台30
2の左側方に配置された横方向測定用装置324とから
構成されている。
【0049】横方向固定用装置322は、シリンダ32
6のシリンダロッド328に連結された逆L字形状のブ
ラケット330の先端に接続され、測定基台302上を
シリンダロッド328の伸縮により、左右方向に移動可
能な固定用測定子332を備えている。一方、横方向測
定用装置324は、シリンダ334のシリンダロッド3
36に接続されたブラケット338に固定された横方向
測定ユニット340を備えている。この横方向測定ユニ
ット340の内部には、前述した縦方向測定ユニット3
12と同様に、磁気スケール部材344が配設されてい
る。この磁気スケール部材344は、フラット測定子3
46に接続されており、フラット測定子346とともに
左右方向に移動可能であり、この磁気スケール部材34
4の移動量を磁気検出ヘッド348で検出することによ
って錠剤の寸法を測定するように構成されている。
【0050】このように構成される横方向固定用装置3
22は、縦方向寸法測定装置308と同様に、錠剤Jが
測定基台302に載置されていない状態で、横方向固定
用装置322のシリンダ326のシリンダロッド328
を伸張して、その逆L字形状のブラケット330を測定
基台302の左側方に当接するとともに、横方向測定用
装置324のシリンダ334のシリンダロッド336を
伸張限まで伸張してフラット測定子346を固定用測定
子332に当接させこの状態における磁気スケール部材
344の位置を磁気検出ヘッド348で検出してゼロ点
とする。
【0051】そして、測定基台302の上面に錠剤Jを
載置した状態で、左右からフラット測定子346と固定
用測定子332によって錠剤Jから挟み込んだ状態にお
ける、磁気スケール部材314の位置を磁気検出ヘッド
318で検出して、錠剤Jの直径などの横方向の寸法を
測定する。
【0052】なお、寸法測定ユニット部300が、縦方
向寸法測定装置308によって錠剤の縦方向の寸法を測
定した後、横方向寸法測定装置320によって錠剤の横
方向の寸法を測定するため、縦方向の寸法を測定した際
の錠剤の位置補正をしているので、吸引搬送装置502
での錠剤の搬送がより確実に実施できる。
【0053】その後、寸法測定後の錠剤Jが、前述と同
様にして、吸引搬送装置502の吸引ノズル本体510
の先端のパッド部材516によって吸引保持され、次工
程の錠剤の圧壊強度を測定する圧壊強度測定手段を構成
する圧壊強度測定ユニット部400へと搬送される。
【0054】なお、この際、図14に示したように測定
基台302の後方に付設されたエアブロー装置608の
エアーブローノズル610を介して、測定基台302の
上面をエアブローして錠剤Jの粉などから除去して、次
の錠剤の寸法測定を正確に実施できるようになってい
る。
【0055】圧壊強度測定ユニット部400は、図17
〜図19に示したように、物性測定室18の底壁36上
に設置されたベース402に立設したブラケット架台4
04を備えている。ブラケット架台404の前面406
には左右一対の上下方向のガイドレール部材408が設
けられており、このガイドレール部材408に沿って上
下に摺動可能な摺動部材410をその背面部材412に
備えた台座部材414が設けられている。この台座部材
414の背面部材412には、その中央部分に雌ネジ4
16を有する上下移動部材418が付設され、この上下
移動部材の雌ネジ416に螺合するボールネジ部材42
0に接続した駆動モータ422の駆動によって、台座部
材414がガイドレール部材408に沿って上下に摺動
可能となっている。
【0056】また、台座部材414の底面部材424に
は、左右に案内棒部材426が固定されるとともに、こ
れらの案内棒部材426にその案内棒部材挿通用孔42
8に挿通されて調節部材429によって、固定されたバ
ネ固定調節部材430を備えている。
【0057】このバネ固定調節部材430の中央部に
は、摺動用孔432が設けられ、この摺動用孔432と
台座部材414の底面部材424の中央に設けられた摺
動用孔には、移動圧子用棒部材433が摺動可能に挿通
され、バネ固定調節部材430台座部材414の底面部
材424の間にバネ部材434が介装されている。な
お、このバネ部材434の下端は、リング部材436に
よって、ネジ438を介して移動圧子用棒部材433に
固定されている。また、移動圧子用棒部材433の下端
には、移動圧子450が固着されている。なお、リング
部材436のネジ438を緩め、調節部材429を緩め
て、バネ固定調節部材430を台座部材414の案内棒
部材426から取り外すことによって、バネ部材434
を錠剤の種類による圧壊強度に応じたバネ定数を有する
バネ部材と交換可能に構成されている。
【0058】一方、移動圧子450の下方には、固定圧
子452を備え、荷重を測定するためのロードセル装置
454を備えている。このように構成することによっ
て、固定圧子452上に錠剤Jを載置した後、駆動モー
タ422を駆動させて、駆動モータ422に接続したボ
ールネジ部材420と螺合する上下移動部材418を介
して、台座部材414をガイドレール部材408に沿っ
て下方向に一定速度で摺動(下降)させて、移動圧子4
50を錠剤J方向に下降させる。移動圧子450が錠剤
Jに接触するまでは、バネ部材434は収縮しないが、
接触後はバネ部材434が収縮しながら、錠剤Jに対し
て下方向に、リング部材436、ネジ438を介して移
動圧子用棒部材434に固定された移動圧子450を介
して一定速度の加圧が行われ、錠剤Jの圧壊強度を測定
できるようになっている。
【0059】このように構成することによって、錠剤J
に伝わる力がバネ部材434の変位に比例するので、一
定速度で移動圧子450を移動(降下)させれば荷重速
度が一定になり、脈動のないスムーズな荷重が行え、正
確な測定が実施できる。しかも、荷重速度が、バネ常数
×降下速度の式で与えられるので、バネ部材434と降
下速度の組み合わせによって荷重速度が任意に設定でき
る。
【0060】なお、例えば、円柱状の錠剤の場合、その
縦方向(高さ方向)および/または横方向(直径方向)
の圧壊強度の測定が必要な場合がある。円柱状の錠剤
は、前述した錠剤払出し装置140において、マガジン
ブロック124上に縦方向に押し出された後、そのまま
の向きで重量測定および寸法測定が行われる。寸法測定
ユニット部300の測定基台302上の錠剤Jは、寸法
測定が終了後、次の圧壊強度測定ユニット部400に搬
送されるが、縦方向の圧壊強度を測定するときは、錠剤
Jの上部が吸引ノズル本体510のパッド部材516に
よって吸引保持され、圧壊強度測定ユニット部400の
固定圧子452の上に搬送され、縦向きに載置される。
【0061】一方、横方向の圧壊強度を測定するとき
は、吸引ノズル本体510を90°回転させて、錠剤J
の側面がパッド部材516によって吸引保持される。そ
の後、吸引ノズル本体510を再度90°回転させて元
の姿勢に戻せば、錠剤Jが横向きの状態で搬送されるこ
とになる。この状態で錠剤Jが圧壊強度測定ユニット部
400の固定圧子452の上に搬送され、横向きに載置
される。その後の圧壊強度の測定は、縦方向の圧壊強度
の測定と同様である。
【0062】このように錠剤Jを圧壊して、圧壊強度を
測定した後には、固定圧子452と移動圧子450の表
面には、粉砕された錠剤成分が残留している。そのた
め、圧壊強度測定ユニット部400には、これらの両圧
子上に残留する粉砕された錠剤成分を除去して圧子面を
清掃する清掃装置700が備えられている。
【0063】この清掃装置700は、図20に示したよ
うに、シリンダ702のピストンロッド704の先端に
連結され、ピストンロッド704の突出動により、水平
方向に往復動可能なアーム部材706と、アーム部材7
06に接続された清掃装置本体708を備えている。
【0064】清掃装置本体708は、図21に示したよ
うに、ケーシング710を備え、このケーシング710
内には、上下一対の断面コ字状のスプリングホルダー7
12がそれぞれ、左右一つのスプリング714をそのス
プリング収納用溝716内に介装することにより、ケー
シングの上下ケーシング718、720の間に装着され
ている。そして、この上下ケーシング718、720の
それぞれの開口部722、724から突出するスクレー
パ部726を有し、その基端部727が左右に拡大し
て、上下ケーシング718、720とスプリングホルダ
ー712との間に挟装された、例えば、ベークライトな
どの柔軟な合成樹脂からなるスクレーパ部材728を備
えている。
【0065】この場合、スクレーパ部材728は、スク
レーパ部材728の中央部に設けられた位置決め孔72
9に、スプリングホルダー712の中央に設けた孔71
3から突出するボールプランジャ715によって位置決
めされており、横方向にスライドさせることによって、
取り外し可能となっており、メンテナンスが容易となっ
ている。
【0066】また、このスクレーパ部材728のスクレ
ーパ部726は、その先端部がテーパ部730となって
おり、その中央部分に、例えば、羊毛フェルトなどから
なる払拭研磨部材732が装着されている。
【0067】このように構成された、清掃装置700で
は、図20の実線で示したように、ピストンロッド70
4の後退位置から、シリンダ702を作動させることに
よって、アーム部材706に接続された清掃装置本体7
08を、破線で示したピストンロッド704の前進位置
へと移動させる。
【0068】これによって、スクレーパ部材728のス
クレーパ部726によって、固定圧子452と移動圧子
450の表面に残存する粉砕された錠剤成分を確実に清
掃するとともに、その中央部分に設けられた払拭研磨部
材732によって固定圧子452と移動圧子450の表
面を研磨することが可能となる。
【0069】なお、この場合、図示しないが、エアブロ
ー装置によって、スクレーパ部材728、圧子面をエア
ブローすることにより、微粉末がこれらに残存すること
がなく、正確な圧壊測定を実施する事が可能となる。
【0070】このように、清掃装置700で清掃された
錠剤の粉砕成分は、圧壊強度測定ユニット部400の下
方に設けた図示しない回収用袋(容器)に回収されるよ
うになっている。しかしながら、このような回収用袋内
に回収する代わりに、測定ユニット部400の下方に減
圧機構を設けて、物性測定室18内を減圧とすることに
よって、外部に吸引除去するようにすることも可能であ
る。以上のような操作が、制御装置収容部16の制御装
置の制御によって、自動的に実施され、測定結果が自動
的に記録され、所定の数量の錠剤の測定が終了すれば、
集計結果が別途設けられた印刷装置、またはモニターに
表示されるようになっている。
【0071】すなわち、図22に示したように、錠剤供
給ユニット部100、重量測定ユニット部200、寸法
測定ユニット部300、圧壊強度測定ユニット部40
0、ならびに搬送ユニット部500がそれぞれ、サブコ
ンピュータ801に通信回線で接続されており、このサ
ブコンピュータ801に接続されたシーケンサ802の
シーケンスに従って、サブコンピュータ801により制
御信号が各ユニット部に送出され、これによって、各ユ
ニット部の作動が連続的に行われるように制御されてい
る。そして、サブコンピュータに接続されたホストコン
ピュータ803で、各ユニット部からのデータが演算処
理されて、その集計結果が、ホストコンピュータ803
のモニターに表示されるとともに、ホストコンピュータ
803に接続されたプリンタ804に印字されるように
なっている。なお、図中、805は、シーケンスを調整
入力するためのサブ入力装置である。
【0072】このように構成される本願発明の錠剤の物
性自動測定装置の連続的な作動の一例について、図23
に示したタイムチャート図に基づいて説明する。すなわ
ち、先ず、立ち上げサイクルであるn0サイクルが実施
される。
【0073】n0サイクルでは、先ず、錠剤供給工程A
において、錠剤供給ユニット部100において、錠剤払
出し装置140によって、マガジンブロック124上に
錠剤Jが押し出される。
【0074】続いて、吸引搬送装置502によって、こ
の錠剤が錠剤供給工程Aから、次の重力測定工程W、す
なわち、重量測定ユニット部200へと搬送され(A→
W:搬送1)、重量測定装置206の秤量皿208上に
載置される。
【0075】そして、重量測定装置206により錠剤J
の重量が測定される。次に、重量測定工程Wでの重量測
定が終了した後、吸引搬送装置502によって、重量測
定工程Wの重量測定装置206の秤量皿208上の錠剤
Jが、寸法測定工程S、すなわち、寸法測定ユニット部
300の測定基台302上へと搬送される(W→S:搬
送2)。この搬送2の際に、錠剤供給工程Aにおいて、
マガジンブロック124上に錠剤Jが押し出される。
【0076】続いて、寸法測定工程Sにおいて、寸法測
定ユニット部300において、縦方向寸法測定装置30
8によって、測定基台302上の錠剤Jの高さなどの縦
方向の寸法が測定された後、横方向固定用装置320に
よって錠剤Jの直径などの横方向の寸法が測定される。
この際、錠剤供給工程Aにおいて押し出された錠剤J
が、吸引搬送装置502によって、錠剤供給工程Aから
重量測定工程Wへと搬送される(A→W:搬送1)。
【0077】次に、第1サイクルn1が行われる。すな
わち、この第1サイクルでは、先ず、重量測定工程Wで
錠剤Jの重量が測定される。この際に、寸法測定工程S
において、寸法測定が終了した錠剤Jが、吸引搬送装置
502によって、寸法測定工程Sから圧壊強度測定工程
Pへ、すなわち、圧壊強度測定ユニット部400の固定
圧子452上に錠剤Jが載置される(S→P:搬送
3)。
【0078】次に、この圧壊強度測定工程Pにおいて、
錠剤Jの圧壊強度が測定される。この際、錠剤供給工程
Aにおいて、マガジンブロック124上に錠剤Jが押し
出される。また、この際、同時に、重量測定工程Wでの
重量測定が終了した錠剤Jが、寸法測定工程Sへと搬送
される(W→S:搬送2)。
【0079】続いて、清掃装置700によって、圧壊強
度測定ユニット部400の固定圧子452と移動圧子4
50の表面上に残留する粉砕された錠剤成分が除去さ
れ、圧子面が清掃される。この際、寸法測定工程Sにお
いて、錠剤Jの寸法測定が行われる。また、同時に、錠
剤供給工程Aにおいて押し出された錠剤Jが、吸引搬送
装置502によって、錠剤供給工程Aから重量測定工程
Wへと搬送される(A→W:搬送1)。
【0080】続いて、第2サイクルn2が行われるが、
この作動は、第1サイクルn1と同じ作動が行われる。
以後のサイクルにおいても同じ作動が行われる。このよ
うなサイクルによって、規定数の錠剤の重量測定、寸法
測定および圧壊強度の測定が、自動的に実施され、測定
結果がホストコンピュータ803の記憶部に自動的に記
録され、演算処理部において、演算集計され、集計結果
がプリンタ804に印字されホストコンピュータ803
のモニターに表示されるようになっている。
【0081】なお、上記の作動例はあくまでも一実施例
であり、作動順序、タイミングの取り方などは適宜変更
可能であることは勿論である。また、この場合、本実施
例では、重量測定ユニット部200、寸法測定ユニット
部300、圧壊強度測定ユニット部400の順に錠剤の
測定を実施したが、例えば、寸法測定ユニット部300
による寸法測定の後に重量測定ユニット部200による
重量測定を実施したり、また、圧壊強度測定ユニット部
400による圧壊強度の測定のみ行うなど、これらの順
番は適宜設定可能である。
【0082】
【実施例】円柱状の打錠成型品(高さ約5mm、直径約
5mm)を、本発明の測定装置を用いて、50個、錠剤
収容マガジンに装填し、それぞれの重量、寸法(高さ、
直径)および圧壊強度(直径方向)を測定した。
【0083】その結果を、下記の表1に示した。この下
記の表1から明らかなように、本発明の物性自動測定装
置を用いれば、これらの重量、寸法および圧壊強度の測
定を正確に実施できることがわかる。
【0084】
【表1】
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、錠剤を一錠づつ錠剤払
出し装置を介して、マガジンブロック上に押し出し、マ
ガジンブロック上に払い出された錠剤を、吸引搬送手段
によって負圧により吸引保持して、次工程の装置へと連
続的に搬送し、重量測定手段で重量を秤量し、寸法測定
手段で縦方向及び横方向の寸法を測定し、圧壊強度測定
手段で錠剤の圧壊強度を測定する一連の品質検査を連続
的且つ自動的に、しかも正確に、選択的に実施すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の錠剤の物性自動測定装置の正
面図である。
【図2】図2は、本発明の物性自動測定装置の側面図で
ある。
【図3】図3は、本発明の錠剤の物性自動測定装置の上
面図である。
【図4】図4は、マガジンホルダーに錠剤収容マガジン
を装着した状態を示す断面図である。
【図5】図5は、図4のV方向矢視図である。
【図6】図6は、錠剤収容マガジンの拡大断面図本であ
る。
【図7】図7は、図6のVII方向矢視図である。
【図8】図8は、錠剤収容マガジンの上面図である。
【図9】図9は、錠剤払出し装置による錠剤の払出し前
の状態を説明する部分拡大縦断面図である。
【図10】図10は、錠剤払出し装置による錠剤の払出
し後の状態を説明する部分拡大縦断面図である。
【図11】図11は、吸引ノズル本体の断面図である。
【図12】図12は、真空発生装置の概略を示す断面図
である。
【図13】図13は、重量測定ユニット部の側面図であ
る。
【図14】図14は、寸法測定ユニット部の上面図であ
る。
【図15】図15は、寸法測定ユニット部の側面図であ
る。
【図16】図16は、磁気スケール部材と磁気検出ヘッ
ドの概略図である。
【図17】図17は、圧壊強度測定ユニット部の正面図
である。
【図18】図18は、圧壊強度測定ユニット部の側面図
である。
【図19】図19は、圧壊強度測定ユニット部の上面図
である。
【図20】図20は、清掃装置の概略側面図である。
【図21】図21は、清掃装置の清掃装置本体の断面で
ある。
【図22】図22は、本発明の錠剤の物性自動測定装置
の構成を示す構成概略面である。
【図23】図23は、本発明の錠剤の物性自動測定装置
の作動の一例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100・・・・錠剤供給ユニット部 106・・・・マガジンホルダー 120・・・・錠剤収容マガジン 124・・・・マガジンブロック 130・・・・錠剤収容ガイド溝 134・・・・払い出し孔 135・・・・プッシャー用孔 140・・・・錠剤払出し装置 150・・・・払出し棒部材 200・・・・重量測定ユニット部 206・・・・重量測定装置 208・・・・秤量皿 300・・・・寸法測定ユニット部 302・・・・測定基台 308・・・・縦方向寸法測定装置 320・・・・横方向測定装置 332・・・・固定用測定 346・・・・フラット測定子 400・・・・圧壊強度測定ユニット部 414・・・・台座部材 434・・・・バネ部材 450・・・・移動圧子 500・・・・搬送ユニット部 502・・・・吸引搬送装置 508・・・・搬送アーム 510・・・・吸引ノズル本体 516・・・・パッド部材 700・・・・清掃装置 714・・・・スプリング 728・・・・スクレーパ部材 732・・・・払拭研磨部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01G 19/52 G01G 19/52 E (72)発明者 小 山 建 次 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社新津事業所内 (72)発明者 井 越 裕 栄 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社新津事業所内 (72)発明者 大 屋 武 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社新津事業所内 (72)発明者 小 林 実 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社新津事業所内 (72)発明者 斎 藤 敏 子 新潟県新津市滝谷本町1−26 日揮化学株 式会社新津事業所内 (72)発明者 白 川 春 男 新潟県新潟市島見町字山興野3399−4 株 式会社フロンテックス内 (72)発明者 岡 山 茂 樹 新潟県新潟市島見町字山興野3399−4 株 式会社フロンテックス内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤の物性を測定するための錠剤の物性
    自動測定装置であって、 複数の錠剤を錠剤収容ガイド溝に沿って収容するように
    構成された錠剤収容マガジンと、前記錠剤収容マガジン
    に収容された錠剤を一錠づつマガジンブロック上に押し
    出す錠剤払出し装置とを備えた錠剤供給手段と、 前記マガジンブロック上に払い出された錠剤を負圧によ
    り吸引保持して、次工程の装置へと連続的に搬送する吸
    引搬送手段と、 前記吸引搬送手段によって搬送される錠剤をその秤量皿
    の上に載置して、その重量を秤量する重量測定手段と、 前記吸引搬送手段によって搬送される錠剤をその測定基
    台上に載置して、錠剤を上方より挟み込んでその高さな
    どの縦方向の寸法を測定する縦方向寸法測定装置と、錠
    剤を側方から挟み込んでその直径などの横方向の寸法を
    測定する横方向寸法測定装置と備えた寸法測定手段と、 前記吸引搬送手段を介して搬送される錠剤をその固定圧
    子上に載置して、その上方から、上下移動自在な移動圧
    子を下方向に移動して、錠剤に対して下方向に一定速度
    で荷重を加えることにより、錠剤の圧壊強度を測定する
    圧壊強度測定手段と、を備えることを特徴とする錠剤の
    物性自動測定装置。
  2. 【請求項2】 前記錠剤収容マガジンが、前記錠剤収容
    ガイド溝が上下方向に形成されたマガジン本体を備え、
    前記マガジン本体の下端近傍には前後方向に連通する払
    出し孔が形成されるとともに、前記払出し孔の前方に突
    出するマガジンブロックが付設されていることを特徴と
    する請求項1に記載の錠剤の物性自動測定装置。
  3. 【請求項3】 前記錠剤払出し装置が、前記マガジン本
    体に形成された払出し孔に前後方向に突出動可能な払出
    し棒部材を備え、該払出し棒部材をマガジン本体の払出
    し孔に突出させることにより、マガジン本体に収容され
    て重力の作用により前記錠剤収容ガイド溝に沿って自然
    落下して最下部に位置する錠剤を順次マガジンブロック
    上に押し出すように構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の錠剤の物性自動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記吸引搬送手段が、位置移動自在に配
    設された搬送アームに固定された吸引ノズル本体と、吸
    引ノズル本体の先端部に装着した柔軟性を有するパッド
    部材とから構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の錠剤の物性自動測定装置。
  5. 【請求項5】 前記吸引ノズル本体の上部にはスプリン
    グ部材が介装されてノズル本体を下方に付勢するように
    構成されていることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の錠剤の物性自動測定装置。
  6. 【請求項6】 前記寸法測定手段の寸法測定装置がそれ
    ぞれ、上下方向または左右方向に移動する測定子を備
    え、強磁性体に磁気目盛りパターンを記録した測定子に
    接続した磁気スケールの移動量を、磁気検出ヘッドで検
    出することによって錠剤の寸法を測定するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の錠剤の物性自動測定装置。
  7. 【請求項7】 前記圧壊強度測定手段の移動圧子にはバ
    ネ部材が介装されて移動圧子を下方向に付勢することに
    より、錠剤に対して下方向に一定速度で荷重を加えるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載の錠剤の物性自動測定装置。
  8. 【請求項8】 前記圧壊強度測定手段には、錠剤の圧壊
    強度を測定した後、固定圧子と移動圧子との間を接触し
    ながら水平方向に往復動して、圧子上に残留する粉砕さ
    れた錠剤成分を除去して圧子面を清掃する清掃装置が備
    えられていることを特徴とする請求項1から7のいずれ
    かに記載の錠剤の物性自動測定装置。
  9. 【請求項9】 前記清掃装置が、水平方向に往復動する
    アームと、アームに接続された清掃装置本体と、清掃装
    置本体の上下に設けられたスクレーパ部材と、スクレー
    パ部材の先端に装着された払拭研磨部材とから構成され
    ていることを特徴とする請求項8に記載の錠剤の物性自
    動測定装置。
  10. 【請求項10】 前記スクレーパ部材と払拭研磨部材と
    が、上下方向にバネ部材によって付勢されていることを
    特徴とする請求項9に記載の錠剤の物性自動測定装置。
  11. 【請求項11】 前記錠剤供給手段による錠剤の押し出
    し、重量測定手段による錠剤の重量の測定、寸法測定手
    段による錠剤の寸法の測定、圧壊強度測定手段による錠
    剤の圧壊強度の測定、ならびに、吸引搬送手段による次
    工程の装置への錠剤の搬送が、連続的且つ自動的に行わ
    れるように、制御装置によって制御されていることを特
    徴とする請求項1から10のいずれかに記載の錠剤の物
    性自動測定装置。
  12. 【請求項12】 錠剤収容マガジンの錠剤収容ガイド溝
    に沿って収容した複数の錠剤を一錠づつ錠剤払出し装置
    を介して、マガジンブロック上に押し出す錠剤供給工程
    と、 前記マガジンブロック上に払い出された錠剤を、吸引搬
    送手段によって負圧により吸引保持して、次工程の装置
    へと連続的に搬送する錠剤搬送工程と、 前記吸引搬送手段によって搬送される錠剤を、重量測定
    手段の秤量皿の上に載置して、その重量を秤量する重量
    秤量工程と、 前記吸引搬送手段によって搬送される錠剤を、寸法測定
    手段の測定基台上に載置して、縦方向寸法測定装置によ
    り錠剤を上方より挟み込んでその高さなどの縦方向の寸
    法を測定するとともに、横方向寸法測定装置により錠剤
    を側方から挟み込んでその直径などの横方向の寸法を測
    定する寸法測定工程と、 前記吸引搬送手段を介して搬送される錠剤を、圧壊強度
    測定手段の固定圧子上に載置して、その上方から、上下
    移動自在な移動圧子を下方向に移動して、錠剤に対して
    下方向に一定速度で荷重を加えることにより、錠剤の圧
    壊強度を測定する圧壊強度測定工程と、を含むことを特
    徴とする錠剤の物性自動測定方法。
  13. 【請求項13】 前記錠剤供給工程における錠剤の押し
    出し、重量測定工程による錠剤の重量の測定、寸法測定
    工程における錠剤の寸法の測定、圧壊強度測定工程にお
    ける錠剤の圧壊強度の測定、ならびに、吸引搬送手段に
    おける次工程の装置への錠剤の搬送を、連続的且つ自動
    的に行うことを特徴とする請求項12に記載の錠剤の物
    性自動測定方法。
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