JP7271063B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試験片の抗折強度を測定する測定装置に関する。
IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成された半導体ウェーハを分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。このデバイスチップは、携帯電話やパーソナルコンピュータに代表される様々な電子機器に内蔵される。
半導体ウェーハの分割には、例えば、半導体ウェーハを保持するチャックテーブルと、半導体ウェーハを切削する環状の切削ブレードが装着される切削ユニットとを備える切削装置が用いられる。切削ブレードを回転させて半導体ウェーハに切り込ませることにより、半導体ウェーハが切削され、複数のデバイスチップに分割される。
また、近年では、電子機器の小型化、薄型化に伴い、デバイスチップにも薄型化が求められている。そこで、分割前の半導体ウェーハを研削して薄化する手法が用いられている。半導体ウェーハの研削には、例えば、半導体ウェーハを保持するチャックテーブルと、半導体ウェーハを研削する研削砥石を備える研削ホイールが装着される研削ユニットとを備える研削装置が用いられる。
上記の切削装置や研削装置を用いて半導体ウェーハを加工すると、半導体ウェーハには加工歪み(切削歪み、研削歪み等)が形成されることがある。この加工歪みが半導体ウェーハの分割によって得られたデバイスチップに残存すると、デバイスチップの強度が低下し、デバイスチップが破損しやすくなる。そのため、半導体ウェーハの加工条件は、デバイスチップの強度が一定以上に維持されるように設定される。
デバイスチップの強度は、例えば、デバイスチップを試験片として用いた3点曲げ試験によって測定される。3点曲げ試験では、試験片の両端を支持した状態で、試験片の中央部を圧子によって押圧し、その際に圧子にかかる荷重を計測する。そして、計測された荷重に基づいて試験片の抗折強度(曲げ強度)が算出される。特許文献1には、試験片の強度を測定するための測定装置(機械的強度測定装置)が開示されている。
特開平9-229838号公報
試験片の強度の評価に測定装置を用いる場合には、試験片を圧子で押圧した際に圧子にかかる荷重が測定装置によって測定される。そして、試験片の強度を評価する作業者は、測定装置から出力された荷重の値と、測定条件(試験片のサイズ、試験片を支持する支持部材の寸法等)とに基づいて、試験片の抗折強度を算出する。このようにして算出された抗折強度に基づいて、試験片の強度が評価される。
抗折強度に基づいて試験片の強度を評価する場合、作業者は、試験片のサイズや支持部材の寸法の確認、測定装置によって測定された荷重の値の抽出、抗折強度の算出等の作業を行う必要がある。そのため、試験片の抗折強度の取得には手間と時間がかかる。特に、多数の試験片の抗折強度を取得する場合には、上記の作業を試験片毎に個別に実施する必要があり、試験片の強度を評価する工程がより煩雑になる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、試験片の抗折強度を簡易に取得することを可能とする測定装置の提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、試験片の抗折強度を測定する測定装置であって、互いに離隔された状態で配置され、該試験片の下面側を支持する第1支持部と第2支持部とを有する支持手段と、該支持手段より上方で、且つ、該第1支持部と該第2支持部との間の領域と重なる位置に配置され、該試験片を押圧する圧子と、該支持手段によって支持された該試験片に対して該圧子を相対的に接近及び離隔させる移動手段と、該圧子が該支持手段によって支持された該試験片を押圧する際に該圧子にかかる荷重を計測する荷重計測手段と、該試験片の厚さ及び幅と、該第1支持部と該第2支持部との間隔と、該荷重計測手段によって計測された荷重の最大値と、に基づいて、該試験片の抗折強度を算出する算出部を有する制御手段と、を備える測定装置が提供される。なお、好ましくは、該測定装置は、該第1支持部と該第2支持部とを互いに接近及び離隔させて、該第1支持部と該第2支持部との間隔を調整する支持部移動手段を更に備える。また、好ましくは、該測定装置は、該試験片を撮像する撮像手段を更に備え、該制御手段は、該撮像手段によって取得された該試験片の画像に基づいて該試験片の厚さと幅とを検出する検出部を更に有する。
本発明の他の一態様によれば、試験片の抗折強度を測定する測定装置であって、該試験片の下面側を支持する支持面と、該支持面で露出する開口とを有する支持手段と、該支持手段より上方で、且つ、該開口と重なる位置に配置され、該開口に挿入可能な球状の圧子と、該支持手段によって支持された該試験片に対して該圧子を相対的に接近及び離隔させる移動手段と、該圧子が該支持手段によって支持された該試験片を押圧する際に該圧子にかかる荷重を計測する荷重計測手段と、該試験片のサイズと、該開口のサイズと、該圧子のサイズと、該荷重計測手段によって計測された荷重の最大値と、に基づいて、該試験片の抗折強度を算出する算出部を有する制御手段と、を備える測定装置が提供される。なお、好ましくは、該測定装置は、該試験片を撮像する撮像手段を更に備え、該制御手段は、該撮像手段によって取得された該試験片の画像に基づいて該試験片のサイズを検出する検出部を更に有する。
また、好ましくは、該移動手段は、ボールネジを備える。また、好ましくは、該測定装置は、該支持手段が設けられる開口部を有する下部容器と、該下部容器の開口部に挿入可能な大きさの上部容器と、を更に備え、該支持手段によって支持された該試験片が該圧子によって押圧される際、該上部容器が該試験片を覆うように位置付けられる。
本発明の一態様に係る測定装置は、圧子が試験片を押圧する際に圧子にかかる荷重を荷重計測手段によって計測し、荷重計測手段によって計測された荷重に基づいて試験片の抗折強度を制御部によって算出する。これにより、試験片の抗折強度が測定装置によって自動で算出され、試験片の抗折強度を簡易に取得できる。
測定装置を示す斜視図である。 支持ユニットを示す斜視図である。 押圧ユニットを示す斜視図である。 撮像ユニット及び移動機構を示す斜視図である。 試験片が支持ユニットによって支持された状態の測定装置を示す断面図である。 試験片が一対の支持部と接触した状態の測定装置を示す断面図である。 試験片が破壊された状態の測定装置を示す断面図である。 球抗折試験によって試験片の抗折強度を測定する測定装置を示す斜視図である。 抗折強度の測定条件を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一態様に係る実施形態を説明する。まず、本実施形態に係る測定装置の構成例について説明する。図1は、試験片の抗折強度(曲げ強度)を測定する測定装置2を示す斜視図である。
測定装置2によって、デバイスチップ等の試験片の抗折強度(曲げ強度)が測定される。デバイスチップは、例えば、互いに交差するように配列された複数の分割予定ライン(ストリート)によって区画された各領域にそれぞれIC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成されたシリコンウェーハを、分割予定ラインに沿って分割することにより製造される。
ただし、測定装置2によって抗折強度が測定される試験片の種類、材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば試験片は、表面側にデバイスが形成されておらず、裏面側が所定の条件で研削又は研磨されたウェーハを分割することによって製造された、試験用のチップであってもよい。このようなチップの抗折強度を測定装置2によって測定した結果は、半導体ウェーハの加工条件の選定等に利用することができる。また、試験片は、シリコン以外の半導体(SiC、GaAs、InP、GaN等)、サファイア、ガラス、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなるウェーハを分割して得られるチップであってもよい。
測定装置2は、直方体状に形成された箱型の下部容器(収容部)4を備える。下部容器4には、下部容器4の上面4a側で上方に向かって開口する直方体状の開口部4bが形成されている。この開口部4bの内部には、測定装置2によって強度が測定される試験片を支持する支持ユニット(支持手段)6が設けられている。
図2は、支持ユニット6を示す斜視図である。支持ユニット6は、試験片を支持する一対の支持台8を備える。一対の支持台8はそれぞれ直方体状に形成され、一対の支持台8の間に隙間10が設けられるように互いに離隔された状態で配置されている。また、一対の支持台8は、その上面8aの長手方向がX軸方向(第1水平方向、前後方向)に沿うように配置されている。この一対の支持台8上に、抗折強度が測定される試験片が配置される(図5等の試験片11参照)。
一対の支持台8の上面8a側にはそれぞれ、上面8aから上方に突出して試験片の下面側を支持する柱状(棒状)の支持部8bが形成されている。一対の支持部8b(第1支持部及び第2支持部)は、例えばステンレス鋼材等の金属でなり、支持台8の隙間10側の端部に配置されている。また、一対の支持部8bは、その長さ方向がX軸方向に沿うように配置されており、隙間10を挟んで互いに離隔されている。なお、図2では、一対の支持部8bの上面が曲面状に形成されている例を示している。
また、一対の支持台8の上面8a側にはそれぞれ、支持部8bよりも柔軟な材質(ゴムスポンジ等)でなる板状の接触部材12が設けられている。一対の接触部材12は、平面視で矩形状に形成され、一対の支持部8bの両側に設けられている。すなわち、接触部材12はそれぞれ支持部8bの隙間10とは反対側に配置されており、一対の支持部8bは一対の接触部材12の間に配置されている。
接触部材12の上面は、試験片の下面側と接触して試験片を支持する接触面12aを構成する。なお、接触部材12は、接触面12aが支持部8bの上端よりも上方(例えば、支持部8bの上端から1mm程度上方)に配置されるように設けられている。そのため、試験片を一対の支持台8上に配置すると、試験片の下面側は支持部8bとは接触せず、接触部材12の接触面12aと接触する。なお、支持部8b及び接触部材12と試験片との接触態様の詳細については後述する(図5、図6、図7参照)。
一対の支持台8の後方側には、一対の支持台8をそれぞれX軸方向と垂直なY軸方向(第2水平方向、左右方向)に沿って移動させる支持部移動機構(支持部移動手段)14が設けられている。支持部移動機構14は、直方体状の支持構造16を備え、支持構造16の前面側(表面側)には一対のガイドレール18がY軸方向に沿って所定の間隔で固定されている。
一対のガイドレール18の間には、一対のガイドレール18と概ね平行に配置された一対のボールネジ20が設けられている。一対のボールネジ20の一端部にはそれぞれ、ボールネジ20を回転させるパルスモータ22が連結されている。
さらに、支持部移動機構14は、支持台8の後面側にそれぞれ固定される一対の移動プレート24を備える。一対の移動プレート24はそれぞれ、支持構造16の前面側に設けられた一対のガイドレール18にスライド可能に装着されている。
一対の移動プレート24の後面側(裏面側)にはそれぞれ、ナット部(不図示)が設けられている。一対の移動プレート24の一方に設けられたナット部は一対のボールネジ20の一方に螺合され、一対の移動プレート24の他方に設けられたナット部は一対のボールネジ20の他方に螺合されている。
パルスモータ22によってボールネジ20を回転させると、ボールネジ20に螺合された移動プレート24がガイドレール18に沿ってY軸方向に移動し、一対の支持台8それぞれのY軸方向における位置が制御される。このように、支持部移動機構14は、一対の支持部8bを互いに接近及び離隔させて、一対の支持部8bの間隔及び隙間10の幅を調整する。
なお、図1に示す下部容器4及び開口部4bの形状、大きさ等に制限はなく、支持ユニット6及び支持部移動機構14の形状、大きさ等に応じて適宜変更される。
下部容器4の上方には、押圧ユニット(押圧手段)26が設けられている。押圧ユニット26は、支持ユニット6によって支持された試験片を押圧するとともに、試験片の押圧の際に押圧ユニット26にかかる荷重を測定する。
図3は、押圧ユニット26を示す斜視図である。押圧ユニット26は、移動機構(移動手段)40に接続された移動基台28を備える。移動基台28には、移動基台28の下面から下方に向かって配置された円筒状の第1支持部材30が接続されており、第1支持部材30の下端側には、ロードセル等でなる荷重計測器(荷重計測手段)32が固定されている。
荷重計測器32の下端側には、円筒状の第2支持部材34を介して挟持部材36が接続されている。挟持部材36は、正面視で略門型形状に形成されており、互いに対向する一対の挟持面36aを備える。この一対の挟持面36aの間には、支持ユニット6(図1参照)によって支持された試験片を押圧する圧子38が固定されている。
圧子38の先端部(下端部)は、下方に向かって幅が狭くなる先細りの形状に形成されている。すなわち、圧子38の先端部の両側面は鉛直方向に対して傾斜している。また、圧子38の先端(下端)は丸みを帯びた形状(R形状)に形成されている(図5参照)。ただし、圧子38の形状は上記に限定されない。
また、圧子38は、その下端がX軸方向に沿うように挟持部材36によって挟持されている。すなわち、圧子38の下端と、支持ユニット6が備える一対の支持部8b(図2参照)とは、互いに概ね平行に配置されている。
また、押圧ユニット26の後方側(裏面側)には、押圧ユニット26をZ軸方向(鉛直方向、上下方向)に沿って移動させる移動機構40が設けられている。移動機構40は、直方体状の支持構造42を備え、支持構造42の前面側(表面側)には、一対のガイドレール44がZ軸方向に沿って所定の間隔で固定されている。
一対のガイドレール44の間には、一対のガイドレール44と概ね平行に配置されたボールネジ46が設けられている。ボールネジ46の一端部には、ボールネジ46を回転させるパルスモータ48が連結されている。
押圧ユニット26の移動基台28の後面側(裏面側)は、一対のガイドレール44にスライド可能に装着されている。また、移動基台28の後面側にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部はボールネジ46に螺合されている。
パルスモータ48によってボールネジ46を回転させると、移動基台28がガイドレール44に沿ってZ軸方向に移動する。これにより、押圧ユニット26のZ軸方向における位置が制御される。そして、移動機構40によって押圧ユニット26をZ軸方向に沿って移動させることにより、支持ユニット6(図1参照)によって支持された試験片に対して圧子38が相対的に接近及び離隔する。
また、図1に示すように、移動基台28の両側面には、板状に形成された一対の接続部材50が固定されている。接続部材50は、移動基台28の側面から下方に向かって設けられており、接続部材50の下端は挟持部材36の下端よりも下方に配置されている。
一対の接続部材50の下端部には、圧子38側に向かって突出する一対の上部容器支持部50aが形成されている。この一対の上部容器支持部50aの間には、圧子38の先端部を覆う直方体状の上部容器(カバー)52が固定されている。上部容器52は、下部容器4の上方に配置されており、上部容器52の両側面は一対の上部容器支持部50aによって支持されている。
上部容器52は、例えば透明な材質(ガラス、プラスチック等)でなり、箱型に形成されている。上部容器52には、上部容器52の下面52a側で下方に向かって開口する直方体状の開口部52b(図5参照)が形成されている。また、上部容器52の上面52c側には圧子挿入穴52dが形成されており、この圧子挿入穴52dには圧子38の先端部が挿入されている。そのため、圧子38の先端部は上部容器52によって覆われている。なお、図1では、上部容器52によって覆われた圧子38の一部を破線で表している。
上部容器52は、下部容器4の開口部4bに挿入可能な大きさに形成されており、平面視で下部容器4の開口部4bの内側に配置されている。また、上部容器52の開口部52b(図5参照)は、支持ユニット6を収容可能な大きさに形成されている。そのため、移動機構40によって押圧ユニット26を下方に移動させると、上部容器52が下部容器4の開口部4bに挿入され、支持ユニット6の上側が上部容器52によって覆われる。
また、上部容器52の側壁52eには、ノズル挿入穴52fが設けられている。このノズル挿入穴52fには、圧子38の先端部にエアーを吹き付けるエアー供給ユニット(エアー供給手段)54が接続される。
エアー供給ユニット54は、圧子38に向かってエアーを噴射するノズル56を備える。ノズル56の一端側はノズル挿入穴52fを介して上部容器52の内部に挿入され、ノズル56の他端側はバルブ58を介してエアー供給源60に接続されている。また、ノズル56の一端側の先端56a(図5参照)は、圧子38の先端部の側面に向かって開口している。
エアー供給源60からバルブ58及びノズル56を介して圧子38の先端部の側面にエアーを吹き付けると、圧子38の先端部等に付着した異物が除去される。なお、エアー供給ユニット54の動作の詳細については後述する。
また、下部容器4の底部には、下部容器4の開口部4bの底から下部容器4の下面(底面)4cに貫通する破片排出口4dが形成されている。この破片排出口4dには、下部容器4の内部に存在する試験片の破片を排出する破片排出ユニット(破片排出手段)62が接続されている。
破片排出ユニット62は、試験片の破片を排出するための経路を構成する破片排出路64を備える。破片排出路64の一端側は破片排出口4dに接続され、破片排出路64の他端側はバルブ66を介して吸引源68に接続されている。
また、破片排出路64中には、試験片の破片を回収する破片回収部70が設けられている。破片回収部70は、フィルター等によって構成されており、破片排出路64を通過する試験片の破片を捕獲する。バルブ66を開くと、下部容器4の開口部4bの内部に散乱する試験片の破片が破片排出口4dから吸引され、破片回収部70で回収される。なお、破片排出ユニット62の動作の詳細については後述する。
また、下部容器4の後方には、カメラ等によって構成される撮像ユニット(撮像手段)72が設けられている。撮像ユニット72は、支持ユニット6によって支持された試験片、圧子38等を後方から撮像する。また、撮像ユニット72は、撮像ユニット72をX軸方向に沿って移動させる移動機構(移動手段)74に接続されている。
図4は、撮像ユニット72及び移動機構74を示す斜視図である。移動機構74は、平面視で矩形状に形成された板状の支持プレート76を備えており、支持プレート76の上面側(表面側)には一対のガイドレール78がX軸方向に沿って所定の間隔で固定されている。
一対のガイドレール78の間には、一対のガイドレール78と概ね平行に配置されたボールネジ80が設けられている。また、ボールネジ80の一端部には、ボールネジ80を回転させるパルスモータ82が連結されている。
一対のガイドレール78には、平面視で矩形状に形成された板状の移動プレート84がスライド可能に装着されている。移動プレート84の下面側(裏面側)にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部はボールネジ80に螺合されている。また、移動プレート84の上面側(表面側)には、撮像ユニット72が固定されている。
パルスモータ82によってボールネジ80を回転させると、移動プレート84がガイドレール78に沿ってX軸方向に移動する。これにより、撮像ユニット72のX軸方向における位置が制御される。そして、移動機構74によって撮像ユニット72をX軸方向に沿って移動させると、支持ユニット6(図1参照)によって支持された試験片及び圧子38に対して、撮像ユニット72が相対的に接近及び離隔する。
また、図1に示すように、下部容器4の前方には、撮像ユニット72に向かって光を照射する光源86が設けられている。光源86から光を照射しつつ、撮像ユニット72で試験片や圧子38の先端部を撮像することにより、例えば、試験片のサイズ、試験片が圧子38で押圧されている様子、圧子38の先端部の状態(異物の付着の有無、欠けの有無等)が確認される。なお、撮像ユニット72による撮像が十分に明るい環境下で行われる場合には、光源86を省略してもよい。
さらに、下部容器4の側方には、カメラ等によって構成される撮像ユニット(撮像手段)88が設けられている。撮像ユニット88は、支持ユニット6によって支持された試験片、圧子38等を側方から撮像する。また、撮像ユニット88は、撮像ユニット88をY軸方向に沿って移動させる移動機構(移動手段)90に接続されている。なお、撮像ユニット88、移動機構90の構成はそれぞれ、撮像ユニット72、移動機構74と同様である。
また、測定装置2は、試験片の強度の測定に関する各種の情報を表示する表示部(表示手段)92を備える。表示部92は、例えばユーザーインタフェースとして機能するタッチパネル式のモニターによって構成される。この場合、測定装置2のオペレータは、該モニターを用いて測定装置2に測定条件等の情報を入力できる。
さらに、測定装置2は、測定装置2を構成する各構成要素(支持部移動機構14、荷重計測器32、移動機構40、エアー供給ユニット54、破片排出ユニット62、撮像ユニット72、移動機構74、光源86、撮像ユニット88、移動機構90、表示部92等)に接続された制御部(制御手段)100を備える。制御部100は、例えばコンピュータ等によって構成され、測定装置2の各構成要素の動作を制御する。
また、支持ユニット6によって支持された試験片を圧子38で押圧した際に圧子38にかかる荷重(Z軸方向の力)が、荷重計測器32によって計測され、制御部100に入力される。そして、制御部100は、入力された荷重に基づいて、試験片の抗折強度を算出する。なお、抗折強度の算出時における制御部100の動作の詳細については後述する。
上記の測定装置2によって、試験片の3点曲げ試験が行われるとともに、試験片の抗折強度が自動で算出される。以下、測定装置2の具体的な動作例について説明する。
測定装置2で試験片の抗折強度を測定する際は、まず、支持部移動機構14(図2参照)によって一対の支持台8のY軸方向における位置が調整される。一対の支持台8の位置は、一対の支持部8bの間隔が所定の値となるように調整される。
次に、一対の支持台8上に試験片11が搬送される。図5は、試験片11が支持ユニット6によって支持された状態の測定装置2を示す断面図である。試験片11は、両端部が一対の支持台8によって支持され、中央部が隙間10と重畳するように配置される。また、圧子38は、一対の支持部8bの上方で、且つ、一対の支持部8bの間の領域(隙間10)と重なる位置に配置されている。
なお、試験片11を一対の支持台8上に配置する際に、試験片11の下面側が支持部8bと接触すると、配置の際の衝撃によって試験片11の下面側が傷つくことがある。この場合、試験片11の抗折強度が変化してしまい、複数の試験片11の抗折強度を同一の条件で測定することが困難になることがある。
しかしながら、測定装置2では、支持台8の上面8a側に柔軟な材料でなる接触部材12が設けられており、接触部材12の接触面12aは支持部8bの上端よりも上方に位置する。そのため、試験片11を一対の支持台8上に配置すると、試験片11は支持部8bに接触することなく接触部材12の接触面12aと接触し、接触面12aで支持される。これにより、試験片11を配置する際に試験片11の下面側が支持部8bと接触して傷つくことを防止でき、試験片11の強度の変化が防止される。
次に、支持ユニット6によって支持された試験片11のサイズが検出される。試験片11のサイズは、図1に示す制御部100によって検出される。図1に示すように、制御部100は、試験片11のサイズを検出する検出部102と、制御部100による処理に用いられる各種のデータを記憶する記憶部104とを備える。
例えば検出部102は、撮像ユニット88によって取得された試験片11の画像に基づいて、試験片11のサイズを検出する。具体的には、まず、撮像ユニット88で試験片11を側方から撮像することにより、試験片11の画像が取得される。この画像には、試験片11の側面(X軸方向及びZ軸方向と平行な面)が表示される。撮像ユニット88によって取得された画像は、制御部100に出力され、記憶部104に記憶される。
そして、検出部102は、例えば試験片11の画像にエッジ検出等の画像処理を施すことにより、試験片11のサイズ(厚さ、幅等)を検出する。なお、試験片11の幅は、一対の支持部8b(図2参照)の長さ方向(X軸方向)における試験片11の長さに相当する。
具体的には、検出部102は、試験片11の画像の濃淡に基づいて、試験片11の上端、下端、前端、後端の座標を特定する。そして、上端の座標と下端の座標との差分から試験片11の厚さを算出するとともに、前端の座標と後端の座標との差分から試験片11の幅を算出する。検出部102によって検出された試験片11の厚さ及び幅は、記憶部104に記憶される。
なお、試験片11のサイズの検出方法に制限はない。例えば、試験片11を支持ユニット6上に搬送する際、試験片11の搬送経路の途中に設けられた他の撮像ユニット(撮像手段)によって試験片11を撮像してもよい。この場合、検出部102は、該撮像ユニットによって取得された画像に基づいて試験片11のサイズを検出する。また、試験片11のサイズは、予め他の方法で測定され、その値が記憶部104に記憶されていてもよい。この場合には、検出部102による試験片11のサイズの検出を省略できる。
次に、移動機構40によって押圧ユニット26を下降させる。押圧ユニット26を下降させていくと、圧子38の先端が試験片11の上面側に接触し(図6参照)、試験片11が圧子38によって下方に向かって押圧される。また、圧子38で試験片11を押圧した際に圧子38にかかる荷重が、荷重計測器32(図1参照)によって計測される。荷重計測器32によって計測された荷重の値は、制御部100に出力され、記憶部104に記憶される。
押圧ユニット26を更に下降させると、試験片11が圧子38によって更に押圧され、試験片11を支持する接触部材12が変形するとともに試験片11が撓む。その結果、試験片11の下面側が支持台8の支持部8bと接触する。なお、このとき、接触部材12の柔軟性や試験片11の剛性によっては、接触部材12の変形のみが生じ試験片11の撓みが生じない場合もある。
図6は、試験片11が一対の支持部8bと接触した状態の測定装置2を示す断面図である。試験片11が一対の支持部8bと接触すると、試験片11が一対の支持部8bによって支持され、試験片11を押圧する圧子38にかかる荷重が増大する。
押圧ユニット26を更に下降させると、試験片11は一対の支持部8bで支持された状態で圧子38によって更に押圧され、試験片11に撓みが生じる。そして、圧子38から試験片11に付与される押圧力が所定の値を超えると、試験片11が破壊される。
図7は、試験片11が破壊された状態の測定装置2を示す断面図である。試験片11が破壊されると、荷重計測器32(図1参照)によって計測される荷重が最大値からゼロに減少する。そのため、荷重計測器32によって計測された荷重値の変化から、試験片11が破壊されたタイミングを検出できる。また、荷重計測器32によって計測された荷重の最大値(試験片11が破損した時に計測された荷重値)が、試験片11の強度に対応する。
ここで、図1に示すように、制御部100は、試験片11の抗折強度を算出する算出部106を備える。算出部106は、試験片11のサイズと、一対の支持部8bの間隔と、荷重計測器32によって計測された荷重とに基づき、試験片11の抗折強度を算出する。なお、一対の支持部8bの間隔は、試験片11を支持する一対の支持部8bの上端間の距離に相当する。
試験片11の抗折強度σは、試験片11を押圧する圧子38にかかる荷重の最大値をW[N]、一対の支持部8bの間隔をL[mm]、試験片11の厚さをh[mm]、試験片11の幅をb[mm]とすると、σ=3WL/2bhで表される。検出部102は、この式に基づいて試験片11の抗折強度σを算出する。
なお、試験片11の厚さh及び幅bは、例えば検出部102によって検出され、記憶部104に記憶されている。また、荷重の最大値Wは、試験片11が圧子38の押圧によって破損した時に荷重計測器32によって計測された荷重に相当し、記憶部104に記憶されている。さらに、一対の支持部8bの間隔Lは、予め測定され、記憶部104に記憶されている。そして、検出部102は、記憶部104に記憶されたこれらの値を用いて、試験片11の抗折強度σを算出する。
なお、一対の支持部8bの間隔Lの取得方法に制限はない。例えば、支持部移動機構14(図2参照)には、一対の支持部8bの位置を示す座標値が付されたスケールと、スケールの座標値を読みとる読み取りヘッドとを備えていてもよい。この場合、読み取りヘッドでスケールの座標値を読み取ることにより、一対の支持部8bのY軸方向における座標が取得される。そして、一対の支持部8bの座標の差分から一対の支持部8bの間隔Lが算出される。
また、試験片11の抗折強度の測定は、一対の支持部8bを予め設定された所定の位置に固定した状態で実施してもよい。この場合、一対の支持部8bの間隔Lは、固定値として予め記憶部104に記憶される。
算出部106によって算出された試験片11の抗折強度は、例えば表示部92に表示される。これにより、測定装置2のオペレータは試験片11の抗折強度を確認することができる。また、算出された抗折強度は、測定装置2の外部に出力されてもよい。
上記の通り、本実施形態に係る測定装置2は、試験片11のサイズと、一対の支持部8bの間隔と、荷重計測器32によって計測された荷重とに基づいて、試験片11の抗折強度を算出する制御部100を備えており、試験片11の抗折強度を自動で算出できる。これにより、作業者が抗折強度を手動で算出する作業が不要となり、試験片11の抗折強度を簡易に取得可能となる。
なお、試験片11の抗折強度を測定する際に、図7に示すように試験片11が破壊されると、試験片11の破片11aが飛散する。しかしながら、測定装置2では、試験片11が圧子38によって押圧される際、上部容器52が試験片11及び支持ユニット6の上側を覆うように位置付けられる。その結果、試験片11の破片11aが測定装置2の外部に飛散することが防止される。
このように、上部容器52によって破片11aの飛散が防止されるため、試験片11の抗折強度を測定する際、測定装置2のオペレータはゴーグル等の保護具の着用を省略できる。これにより、保護具の着用による測定装置2の構成要素(圧子38等)や試験片11の視認性の低下が防止される。
また、圧子38によって試験片11を押圧すると、圧子38に異物(試験片11の破片11a等)が付着することがある。この異物は試験の精度に影響を与えることがあるため、除去されることが好ましい。そこで、試験片11の試験を行った後には、エアー供給ユニット54によって圧子38にエアーを吹き付け、圧子38に付着した異物を除去することが好ましい。
具体的には、エアー供給ユニット54のバルブ58を開き、エアー供給源60から供給されたエアーをノズル56の先端56aから圧子38の先端部の側面に向かって噴射する。これにより、圧子38の先端部に付着した異物が吹き飛ばされ、除去される。なお、エアー供給ユニット54を用いて異物を除去するタイミングに制限はない。例えば、異物の除去は、一の試験片11の試験が完了した後、次の試験片11の試験が行われるまでの間に、必要に応じて実施される。
また、圧子38の先端部に向かって噴射されたエアーは、上部容器52の内部を流動し、一対の支持台8上にも吹き付けられる。その結果、支持部8bや接触部材12の接触面12aに付着した異物(試験片11の破片11a等)がエアーによって吹き飛ばされて除去される。これにより、次の試験を行う際、試験片11の下面側に異物が接触して試験片11が傷つくことを防止できる。
なお、ノズル56の先端56aが支持台8の上面8aに向かって配置されていると、ノズル56から噴射されたエアーが支持台8の上面8a側に強く吹き付けられる。この場合、支持部8bや接触部材12に付着した異物が、エアーによって吹き飛ばされて上部容器52の内部で舞い上がった後、再度支持部8bや接触部材12に付着することがある。よって、異物が支持台8の上面8a側から適切に除去されにくい。
そのため、ノズル56の先端56aは、図7に示すように圧子38の先端部の側面に向かって配置されることが好ましい。これにより、支持台8の上面8aに吹き付けられるエアーの勢いが適度に弱められ、異物が支持台8の上面8a側から適切に除去される。
試験片11の試験やエアー供給ユニット54による異物の除去を繰り返すと、下部容器4(図1参照)の内部には試験片11の破片11aが蓄積される。この場合には、破片排出ユニット62(図1参照)を用いて下部容器4の内部に蓄積された破片11aを回収することが好ましい。
具体的には、破片排出ユニット62のバルブ66を開き、下部容器4の開口部4bの底に設けられた破片排出口4dから開口部4bの内部に蓄積された破片11aを吸引する。吸引された破片11aは、破片排出路64を通過し、破片回収部70で回収される。このように、破片排出ユニット62を用いると、下部容器4の開口部4bの内部を手作業で清掃することなく、破片11aを素早く除去できる。
ここで、測定装置2では、上部容器52が下部容器4の開口部4bよりも小さく形成されており、また、上部容器52には圧子38が挿入される圧子挿入穴52d等が形成されている。そのため、上部容器52を下部容器4に向かって下降させても、下部容器4の開口部4bは上部容器52によって密閉されない。これにより、破片排出口4dから試験片11の破片11aを吸引する際、開口部4bに外気が容易に取り込まれ、試験片11の破片11aの吸引を円滑に行うことができる。
なお、上記の実施形態では、3点曲げ試験によって試験片11の抗折強度が測定される例について説明した。ただし、本発明の一態様に係る測定装置は、球抗折試験や4点曲げ試験によって試験片11の抗折強度を測定してもよい。
図8は、球抗折試験によって試験片11の抗折強度を測定する測定装置110を示す斜視図である。図8に示す測定装置110は、支持ユニット6(図1参照)に代えて支持部(支持手段)112を備え、挟持部材36及び圧子38に代えて第3支持部材114及び圧子116を備える点において、測定装置2と異なる。なお、測定装置110を構成する他の構成要素は、図1に示す測定装置2と同様である。ただし、図8では、押圧ユニット26、移動機構40、撮像ユニット72、制御部100、支持部112以外の構成要素の図示を省略している。
支持部112は、試験片11(図5等参照)を支持する板状の部材(支持部材)であり、押圧ユニット26の下方に配置されている。例えば支持部112は、ステンレス鋼材等の金属でなり、平面視で矩形状に形成される。支持部112の上面は、試験片11の下面側を支持する支持面112aを構成する。また、支持部112の中央には、上端側が支持面112aで露出する円柱状の開口112bが形成されている。例えば開口112bは、支持部112を上下に貫通するように形成される。なお、支持面112aで試験片11を支持可能であれば、支持部112に形状に制限はない。
また、押圧ユニット26が備える第2支持部材34の下端側には、柱状の第3支持部材114が固定されている。そして、第3支持部材114の下端部には、球状の圧子116が固定されている。測定装置110は、支持部112で支持された試験片11を圧子116で押圧することにより、試験片11の強度を測定する。
なお、支持部112の開口112bは、その直径が圧子116の直径よりも大きくなるように形成されており、圧子116は開口112bに挿入可能となっている。また、圧子116は、支持部112より上方で、且つ、支持部112の開口112bと重なる位置に配置されている。
測定装置110を用いて試験片11の抗折強度を測定する際は、まず、試験片11を支持部112の支持面112a上に配置する。試験片11は、支持部112の開口112bの上端側を覆うように配置される。
次に、移動機構40で押圧ユニット26を下方に移動させ、圧子116を試験片11側に向かって移動させる。これにより、圧子116が試験片11と接触し、試験片11が撓む(図6参照)。圧子116を更に試験片11側に向かって移動させると、試験片11が破壊される(図7参照)。また、圧子116が試験片11を押圧する際に圧子116にかかる荷重が、荷重計測器32によって計測される。
そして、制御部100が備える算出部106は、試験片11のサイズと、支持部112の開口112bのサイズと、圧子116のサイズと、荷重計測器32によって計測された荷重とに基づき、試験片11の抗折強度を算出する。なお、試験片11、開口112b、及び圧子116のサイズは、予め記憶部104に記憶されている。
例えば、試験片11が円盤状である場合には、試験片11の厚さと、試験片11の半径とが、試験片11のサイズとして記憶部104に記憶される。また、試験片11が平面視で正方形状である場合には、試験片11の厚さと、試験片11の幅の1/2に相当する長さとが、試験片11のサイズとして記憶部104に記憶される。また、開口112bの半径と、圧子116の半径とが、それぞれ開口112b、圧子116のサイズとして記憶部104に記憶される。
なお、試験片11、支持部112の開口112b、圧子116のサイズの取得方法に制限はない。例えば測定装置110は、撮像ユニット72によって試験片11及び支持部112を撮像し、この撮像によって得られた画像に基づいて、検出部102で試験片11、開口112b、及び圧子116のサイズを検出してもよい。また、試験片11、支持部112の開口112b、及び圧子116のサイズは、予め他の方法で測定され、記憶部104に記憶されていてもよい。
図9は、抗折強度の測定条件を示す模式図である。球抗折試験においては、試験片11の抗折強度σは以下の式(1)で表される。
Figure 0007271063000001
なお、式(1)におけるaは、試験片11に接触する圧子116の接触半径であり、接触半径aは以下の式(2)で表される。
Figure 0007271063000002
また、式(1)及び式(2)において、Wは試験片11を押圧する圧子116にかかる荷重の最大値[N]、rは圧子116の半径[mm]、hは試験片11の厚さ[mm]、aは支持部112の開口112bの半径[mm]、aは試験片11の半径[mm]、νは試験片11のポアソン比、νは圧子116のポアソン比、εは試験片11のヤング率[MPa]、εは圧子116のヤング率[MPa]を表す。
試験片11の厚さh及び半径aと、圧子116の半径rとは、例えば検出部102によって検出され、記憶部104に記憶されている。また、荷重の最大値Wは、試験片11が圧子116の押圧によって破損した時に荷重計測器32によって計測された荷重に相当し、記憶部104に記憶されている。また、抗折強度の算出に用いられるその他のパラメータ(ν、ν、ε、ε)はそれぞれ、予め記憶部104に予め記憶されている。
そして、算出部106は、記憶部104に記憶されたこれらの値を用いて、式(1)及び式(2)に基づき試験片11の抗折強度σを算出する。このように、測定装置110は、球抗折試験の結果に基づいて試験片11の抗折強度を自動で算出できる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 試験片
11a 破片
2 測定装置
4 下部容器(収容部)
4a 上面
4b 開口部
4c 下面(底面)
4d 破片排出口
6 支持ユニット(支持手段)
8 支持台
8a 上面
8b 支持部
10 隙間
12 接触部材
12a 接触面
14 支持部移動機構(支持部移動手段)
16 支持構造
18 ガイドレール
20 ボールネジ
22 パルスモータ
24 移動プレート
26 押圧ユニット(押圧手段)
28 移動基台
30 第1支持部材
32 荷重計測器(荷重計測手段)
34 第2支持部材
36 挟持部材
36a 挟持面
38 圧子
40 移動機構(移動手段)
42 支持構造
44 ガイドレール
46 ボールネジ
48 パルスモータ
50 接続部材
50a 上部容器支持部
52 上部容器(カバー)
52a 下面
52b 開口部
52c 上面
52d 圧子挿入穴
52e 側壁
52f ノズル挿入穴
54 エアー供給ユニット(エアー供給手段)
56 ノズル
56a 先端
58 バルブ
60 エアー供給源
62 破片排出ユニット(破片排出手段)
64 破片排出路
66 バルブ
68 吸引源
70 破片回収部
72 撮像ユニット(撮像手段)
74 移動機構(移動手段)
76 支持プレート
78 ガイドレール
80 ボールネジ
82 パルスモータ
84 移動プレート
86 光源
88 撮像ユニット(撮像手段)
90 移動機構(移動手段)
92 表示部(表示手段)
100 制御部(制御手段)
102 検出部
104 記憶部
106 算出部
110 測定装置
112 支持部(支持手段)
112a 支持面
112b 開口
114 第3支持部材
116 圧子

Claims (7)

  1. 試験片の抗折強度を測定する測定装置であって、
    互いに離隔された状態で配置され、該試験片の下面側を支持する第1支持部と第2支持部とを有する支持手段と、
    該支持手段より上方で、且つ、該第1支持部と該第2支持部との間の領域と重なる位置に配置され、該試験片を押圧する圧子と、
    該支持手段によって支持された該試験片に対して該圧子を相対的に接近及び離隔させる移動手段と、
    該圧子が該支持手段によって支持された該試験片を押圧する際に該圧子にかかる荷重を計測する荷重計測手段と、
    該試験片の厚さ及び幅と、該第1支持部と該第2支持部との間隔と、該荷重計測手段によって計測された荷重の最大値と、に基づいて、該試験片の抗折強度を算出する算出部を有する制御手段と、を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 該第1支持部と該第2支持部とを互いに接近及び離隔させて、該第1支持部と該第2支持部との間隔を調整する支持部移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 該試験片を撮像する撮像手段を更に備え、
    該制御手段は、該撮像手段によって取得された該試験片の画像に基づいて該試験片の厚さと幅とを検出する検出部を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 試験片の抗折強度を測定する測定装置であって、
    該試験片の下面側を支持する支持面と、該支持面で露出する開口とを有する支持手段と、
    該支持手段より上方で、且つ、該開口と重なる位置に配置され、該開口に挿入可能な球状の圧子と、
    該支持手段によって支持された該試験片に対して該圧子を相対的に接近及び離隔させる移動手段と、
    該圧子が該支持手段によって支持された該試験片を押圧する際に該圧子にかかる荷重を計測する荷重計測手段と、
    該試験片のサイズと、該開口のサイズと、該圧子のサイズと、該荷重計測手段によって計測された荷重の最大値と、に基づいて、該試験片の抗折強度を算出する算出部を有する制御手段と、を備えることを特徴とする測定装置。
  5. 該試験片を撮像する撮像手段を更に備え、
    該制御手段は、該撮像手段によって取得された該試験片の画像に基づいて該試験片のサイズを検出する検出部を更に有することを特徴とする請求項4に記載の測定装置。
  6. 該移動手段は、ボールネジを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の測定装置。
  7. 該支持手段が設けられる開口部を有する下部容器と、該下部容器の開口部に挿入可能な大きさの上部容器と、を更に備え、
    該支持手段によって支持された該試験片が該圧子によって押圧される際、該上部容器が該試験片を覆うように位置付けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の測定装置。
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