JP2023006809A - 試験装置及び試験片の厚みの算出方法 - Google Patents

試験装置及び試験片の厚みの算出方法 Download PDF

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【課題】複数の試験片の強度を測定する際でも正確に強度を測定することを可能とすること。【解決手段】試験装置1は、試験片を支持する一対の長尺支持部材11を有した支持ユニット10と、試験片を押圧する圧子24と、圧子24を移動させる移動ユニット21と、圧子24のZ軸方向の位置を検出する圧子位置検出ユニット40と、試験片を圧子24が押圧する荷重を計測する荷重計測器23と、制御ユニット100とを備え、制御ユニット100は、下端が長尺支持部材11の支持突起の上端と同一平面に位置する圧子24の基準位置303を記憶する基準位置記憶部101と、試験片に当接した圧子24の位置を検出する当接位置検出部102と、当接位置検出部102で検出された圧子24の位置と基準位置303とから試験片の厚みを算出する厚み算出部103と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、試験片を破壊する試験装置及び試験片の厚みの算出方法に関する。
近年、自動車等に搭載される車載用電子機器を構成する半導体デバイスチップを中心に、半導体デバイスチップのトレーサビリティ(追跡可能性)の重要性が謳われはじめている。即ち、半導体デバイスチップ毎にID(identification)情報を付与しておくことで、電子機器に組み込まれた半導体デバイスチップに不具合が生じた際には、その半導体デバイスチップに施された加工やその半導体デバイスチップの特性を参照可能とすることが求められている。
このような半導体デバイスチップのトレーサビリティの実現のためには、ダミーウェーハの抗折強度等の特性ではなく、製品となった半導体デバイスチップが存在していたウェーハそのものの特性を記録しておく必要がある。そこで、ウェーハから個々に個片化された半導体デバイスチップ等の試験片の強度を測定する試験装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-48279号公報
特許文献1等に示された試験装置において、圧子で試験片を押圧して破壊すると試験片の破片や粉屑が飛散する。これらの異物が試験片を支持する支持部上に残存した状態で次の試験片が支持部上に載置された場合や、圧子の先端に屑が付着してしまうと正確な強度を測定できないという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の試験片の強度を測定する際でも正確に強度を測定することを可能とする試験装置及び試験片の厚みの算出方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の試験装置は、試験装置であって、所定の間隔を有して配設され、試験片の下面を支持する一対の支持部を有した支持ユニットと、該支持ユニットより上方且つ一対の該支持部の間に配置され該支持ユニットで支持された試験片を押圧する圧子と、一対の該支持部で支持された試験片に対して該圧子を相対的に近接移動させる移動ユニットと、該移動ユニットで移動された該圧子の位置を検出する圧子位置検出ユニットと、一対の該支持部で支持された試験片を該圧子が押圧する荷重を計測する荷重計測器と、少なくとも該移動ユニットを制御するコントローラと、を備え、該コントローラは、該圧子の下端が支持部の上端と同一平面に位置する場合の該圧子の位置を基準位置として記憶する基準位置記憶部と、一対の該支持部で支持された試験片に該圧子が接触しない位置から該圧子を試験片に対して近接移動させ該荷重計測器の計測値が変化したタイミングを該圧子が試験片に当接したタイミングとして検知するとともに試験片に当接した該圧子の位置を検出する当接位置検出部と、該当接位置検出部で検出された該圧子の位置と該基準位置記憶部で記憶された該基準位置とから該圧子が当接した試験片の厚みを算出する厚み算出部と、を有することを特徴とする。
前記試験装置において、該コントローラは、試験片の厚みの設計値を記憶する厚み記憶部と、試験片の厚みばらつきの許容範囲を記憶する許容範囲記憶部と、該厚み記憶部で記憶された厚みと該厚み算出部で算出された厚みとの差が該許容範囲記憶部で記憶された該許容範囲を超えた際に異常と判断する異常判断部と、を有しても良い。
本発明の試験片の厚みの算出方法は、所定の間隔を有して配設されかつ試験片の下面を支持する一対の支持部の上端と、一対の支持部に下面が支持された試験片を押圧する圧子の下端とが同一平面に位置する場合の圧子の位置を基準位置とし、一対の該支持部で支持された試験片に接触しない位置から近接移動された圧子が該試験片を押圧する荷重を計測する荷重計測器の計測値が変化したタイミングを該圧子が試験片に当接したタイミングとして検知して、該試験片に当接した該圧子の位置を検出し、該試験片に当接した該圧子の位置と該基準位置とから該圧子が当接した該試験片の厚みを算出することを特徴とする。
本発明は、複数の試験片の強度を測定する際でも正確に強度を測定することを可能とするという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された試験装置の測定対象の試験片を模式的に示す斜視図である。 図3は、図2に示された試験片が製造されるウェーハを模式的に示す斜視図である。 図4は、図1に示された試験装置の要部の正面図である。 図5は、図1に示された試験装置の荷重計測器の計測結果を模式的に示す図である。 図6は、図1に示された試験装置のコントローラの基準位置記憶部が基準位置を記憶する状態の要部の正面図である。 図7は、図1に示された試験装置の試験動作の流れを示すフローチャートである。 図8は、図1に示された試験装置の支持ユニットの支持突起で裏面が支持された試験片に圧子を近接移動させる状態の要部の正面図である。 図9は、図8に示された試験装置の圧子と試験片などを示す正面図である。 図10は、図9に示された試験片が破壊された状態を示す正面図である。 図11は、実施形態1の変形例に係る試験装置の試験動作の流れを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る試験装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された試験装置の測定対象の試験片を模式的に示す斜視図である。図3は、図2に示された試験片が製造されるウェーハを模式的に示す斜視図である。
実施形態1に係る図1に示す試験装置1は、図2に示された試験片200を破壊して、試験片200の強度である抗折強度σを測定する装置である。図2に示された試験片200は、基板201と、基板201の表面202に形成されたデバイス203とを備える、所謂、半導体デバイスチップである。図2に示された試験片200は、図3に示すウェーハ204から個々に分割されて製造される。なお、試験片200とウェーハ204の同一部分には、同一符号を付して説明する。
(ウェーハ)
実施形態1では、ウェーハ204は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを基板201とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。ウェーハ204は、基板201の表面202に格子状に形成された複数の分割予定ライン205によって格子状に区画された領域にデバイス203が形成されている。実施形態1において、ウェーハ204は、外周縁に環状フレーム206が装着された粘着テープ207が表面202の裏側の裏面208(下面に相当)に貼着されて、環状フレーム206に支持されている。また、ウェーハ204は、分割予定ライン205に沿って個々の試験片200に個片化されている。
なお、実施形態1では、試験片200は、基板201の表面202にデバイス203が形成されているが、本発明では、試験装置1がウェーハ204を個々の試験片200に分割する所謂後工程の加工条件の妥当性を評価するために用いられる場合には、表面202にデバイス203が形成されていなくても良い。
(試験装置)
次に試験装置1を説明する。図4は、図1に示された試験装置の要部の正面図である。図5は、図1に示された試験装置の荷重計測器の計測結果を模式的に示す図である。図6は、図1に示された試験装置のコントローラの基準位置記憶部が基準位置を記憶する状態の要部の正面図である。
試験装置1は、図1に示すように、装置本体2と、下部容器3と、支持ユニット10と、押圧ユニット20と、破片排出ユニット30と、圧子位置検出ユニット40と、コントローラである制御ユニット100とを備える。下部容器3は、装置本体2上に配置され、上側に開口4が形成された箱状に形成されている。
支持ユニット10は、試験片200の裏面208を支持するものである。支持ユニット10は、下部容器3内に収容されている。支持ユニット10は、図1及び図4に示すように、試験片200を支持する一対の長尺支持部材11と、長尺支持部材11それぞれの水平方向と平行なX軸方向における位置と一対の長尺支持部材11間の間隔12(図4に示す)とを変更する支持部材移動機構13とを備える。一対の長尺支持部材11は、互いにX軸方向に所定の間隔12を有して配設されている。長尺支持部材11は、それぞれ、直方体上の支持部本体14と、支持部本体14に設けられた支持突起15とを有している。
一対の長尺支持部材11の支持部本体14は、互いにX軸方向に間隔をあけて配置され、互いの間に間隔12が設けられている。支持部本体14は、上面が水平方向と平行である。
支持突起15は、支持部本体14それぞれの上面の互いに隣接する縁部から上方に向かって突出して形成されている。即ち、支持突起15は、支持ユニット10に一対設けられ、これら一対の支持突起15は、X軸方向に所定の間隔Lを有して配設されている。なお、一対の支持突起15間の間隔Lは、支持突起15の上端151間の間隔である。実施形態1では、支持突起15は、水平方向と平行でかつX軸方向に対して直交するY軸方向に直線状に延びて、支持部本体14の前述した縁部の全長に亘って配置されている。支持突起15の上面のX軸方向の断面形状は、上方に凸の曲面に形成され、Y軸方向の全長に亘って同形状に形成されている。支持突起15は、上端151に試験片200の裏面208が載置されて、試験片200の裏面208を支持する。
支持部材移動機構13は、各長尺支持部材11をX軸方向に移動させるものであって、装置本体2に固定された固定板16に回転自在に設けられたボールねじと、ボールねじを回転するモータと、各長尺支持部材11をX軸方向に移動自在に支持するガイドレールとを備える。
押圧ユニット20は、支持ユニット10の一対の支持突起15に裏面208が支持された試験片200を圧子24で押圧し、試験片200の押圧時に押圧ユニット20にかかる荷重を測定するとともに、支持ユニット10に支持された試験片200を押圧して破壊するものである。押圧ユニット20は、下部容器3の上方に設けられている。
押圧ユニット20は、図1及び図4に示すように、移動ユニット21と、移動基台22と、圧子24と、荷重計測器23とを備える。
移動ユニット21は、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に対して、圧子24を相対的にZ軸方向に近接移動させるものである。なお、Z軸方向は、X軸方向とY軸方向に対して直交する方向である。移動ユニット21は、装置本体2から上方に延びて装置本体2に固定された支持板211と、支持板211に軸心回りに回転自在に支持されたボールねじ212と、ボールねじ212を軸心回りに回転するモータ213と、移動基台22をZ軸方向に移動自在に支持するガイドレール214とを備える。
支持板211、ボールねじ212及びガイドレール214の長手方向は、Z軸方向と平行である。ボールねじ212は、移動基台22に設けられたねじ孔に螺合している。ガイドレール214は、支持板211に取り付けられている。移動ユニット21は、モータ213がボールねじ212を軸心回りに回転することで、移動基台22を介して圧子24をZ軸方向に移動する。
実施形態1では、移動ユニット21は、圧子24が支持ユニット10から離間した図4に示すZ軸方向の原点位置300から支持ユニット10に近接する方向にZ軸方向に沿って移動基台22を介して圧子24を移動する。なお、原点位置300では、圧子24は、支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200から離間する。
移動基台22は、直方体状に形成され、下面側に下方に延びた円筒状の第1支持部材221が接続されており、第1支持部材221の下端側にロードセル等で構成される荷重計測器23が固定されている。荷重計測器23は、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を圧子24が押圧する荷重を計測し、計測結果を制御ユニット100に出力する。
荷重計測器23が計測する荷重は、押圧ユニット20が原点位置300から圧子24を支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接させる際に、図5に示すように、圧子24が試験片200に接触するまではセロ(N)である。なお、図5の横軸は、左端を原点位置300とした押圧ユニット20の圧子24のZ軸方向の位置を示し、右端に向かうにしたがって徐々に圧子24が支持ユニット10寄りの位置に位置することを示している。図5の縦軸は、荷重計測器23が計測した荷重(N)を示している。また、本明細書では、圧子24のZ軸方向の位置とは、圧子24の下端241のZ軸方向の位置を示している。
荷重計測器23が計測する荷重は、押圧ユニット20が原点位置300から圧子24を支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接させる際に、圧子24が試験片200に接触する位置301に位置付けられると、ゼロよりも所定値以上高い値401まで一気に増加する。荷重計測器23が計測する荷重は、圧子24が試験片200に接触した位置よりも更に支持ユニット10に近接させると、前述した値401から圧子24の移動に伴なって徐々に増加する。荷重計測器23が計測する荷重は、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が破壊された位置302に圧子24が位置すると、最大値402からゼロ(N)になる。荷重計測器23によって測定された荷重の最大値402は、試験片200の抗折強度σに対応する。
荷重計測器23の下側には、円筒状の第2支持部材222を介して挟持部材223が取り付けられている。挟持部材223は、正面視で略門型形状に形成されており、互いに対向する一対の挟持面224間に支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を押圧する圧子24が固定されている。
圧子24は、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11間の間隔12より上方でかつ一対の長尺支持部材11の支持突起15の上端151のX軸方向の間隔Lの中央に配置され、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を押圧するものである。圧子24は、支持ユニット10の支持突起15と平行に伸張し、下方に向かうにしたがって幅が狭くなる先細りの板状に形成され、下端が下側に凸の曲面に形成されている。なお、本発明では、圧子24の形状は、これに限定されない。圧子24は、下端241がY軸方向と平行に挟持部材223により支持され、下端241が支持ユニット10の一対の支持突起15間の中央の上方に配置される。
また、移動基台22の両側面には、板状に形成された一対の接続部材225が取り付けられている。接続部材225は、移動基台22の側面から下方に向かって延び、下端が挟持部材223の下端よりも下方に配置されている。
また、押圧ユニット20は、図1に示すように、上部容器25と、エアー供給ユニット26とを備える。上部容器25は、接続部材225の下端に取り付けられ、下方に開口部を有して、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11を収容可能な箱状に形成されている。また、上部容器25は、挟持部材223の下方に配置され、圧子24を通すことが可能な圧子挿入孔251が設けられている。
上部容器25は、例えば透明な材質(ガラス、プラスチック等)により構成されている。また、上部容器25は、開口4を通して下部容器3内に侵入可能な大きさに形成されている。このために、移動ユニット21によって押圧ユニット20が下方に移動されると、上部容器25は、下部容器3に挿入され、支持ユニット10の上側を覆う。
エアー供給ユニット26は、圧子24の下端部にエアーを吹き付けるものである。エアー供給ユニット26は、圧子24に向かってエアーを噴射するノズル261と、ノズル261に開閉弁262を介してエアーを供給するエアー供給源263とを備える。
ノズル261は、パイプ状に形成され、上部容器25のノズル挿入穴内に通されて、先端が上部容器25内の圧子24の下端241に対向する。エアー供給ユニット26は、ノズル261からエアーを圧子24の下端部に吹き付けて、圧子24の下端241、支持突起15の上面等に付着した異物を除去する。
破片排出ユニット30は、下部容器3の内部に存在する試験片200の破片209(図10に示す)を排出するものである。破片排出ユニット30は、試験片200の破片209を排出するための経路を構成する破片排出路311と、破片排出路311に開閉弁312を介して接続した吸引源313とを備える。
破片排出路311は、一端が下部容器3の底部を貫通した破片排出口に接続し、他端が開閉弁312を介して吸引源313に接続されている。
破片排出ユニット30は、開閉弁312が開いて、吸引源313が破片排出路311を吸引することで、破片209を下部容器3外に排出する。
圧子位置検出ユニット40は、移動ユニット21で支持された圧子24のZ軸方向の位置を検出するものである。実施形態1において、圧子位置検出ユニット40は、支持板211に取り付けられかつZ軸方向と平行なリニアスケール41と、移動基台22に取り付けられリニアスケール41のメモリを読み取って圧子24のZ軸方向の位置を検出する読み取りヘッド42とを備えている。圧子位置検出ユニット40は、検出結果を制御ユニット100に出力する。
制御ユニット100は、試験装置1の上述した各ユニットをそれぞれ制御して、各試験片200に対する試験動作を試験装置1に実施させるものである。即ち、制御ユニット100は、少なくとも移動ユニット21を制御する。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、試験装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して試験装置1の上述した各ユニットに出力する。
また、制御ユニット100は、試験動作の状態や画像などを表示する表示画面を有する表示手段である表示ユニット110と、制御ユニット100に接続されかつオペレータが試験装置1の制御ユニット100に情報などを入力する際に用いる入力手段であるタッチパネル120と、報知ユニット112とが接続されている。即ち、試験装置1は、表示ユニット110と、タッチパネル120と、報知ユニット130とを備える。
表示ユニット110は、液晶表示装置などにより構成される。タッチパネル120は、表示ユニット110の表示画面に重ねられる。報知ユニット130は、光を発ししてオペレータに報知するライト131と、オペレータに音を発して報知するスピーカ132とを備える。また、報知ユニット130は、表示ユニット110にオペレータに報知する画像を表示する。
また、制御ユニット100は、図1に示すように、基準位置記憶部101と、当接位置検出部102と、厚み算出部103と、厚み記憶部104と、許容範囲記憶部105と、異常判断部106と、抗折強度値算出部107と、測定データ記憶部108と、を備える。
基準位置記憶部101は、圧子24の下端241が支持突起15の上端151と同一平面に位置する場合の圧子24のZ軸方向の位置を基準位置303として記憶するものである。基準位置記憶部101は、図6に示すように、支持ユニット10の一対の支持突起15で厚み226が予め定められた検査チップ220を支持し、移動ユニット21で原点位置300から圧子24を検査チップ220に向けてZ軸方向に近接移動させる。基準位置記憶部101は、荷重計測器23が計測した荷重がゼロから所定値を超えた値になると圧子24の下端241が検査チップ220に接触したことを検出し、圧子24の下端241が検査チップ220に接触した時の圧子位置検出ユニット40が検出した圧子24のZ軸方向の位置と、検査チップ220の厚み226とから基準位置303を算出し、算出した基準位置303を記憶する。こうして、本発明では、基準位置303は、圧子24の下端241と支持突起15の上端151とが同一平面上に位置する時の圧子24のZ軸方向の位置である。
当接位置検出部102は、一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に圧子24が接触しない位置から圧子24を試験片200に対して近接移動させ、荷重計測器23の計測した値が変化したタイミングを圧子24が試験片200に当接したタイミングとして検知するとともに、試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置を検出するものである。当接位置検出部102は、支持ユニット10の一対の支持突起15で試験片200の裏面208を支持し、移動ユニット21で原点位置300から圧子24を検査チップ220に向けてZ軸方向に近接移動させる。当接位置検出部102は、荷重計測器23が計測した荷重がゼロから所定値を超えた値401になると圧子24の下端が検査チップ220に接触したことを検出し、圧子24の下端241が検査チップ220に接触した時の圧子位置検出ユニット40が検出した圧子24のZ軸方向の位置を試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置として検出する。
厚み算出部103は、当接位置検出部102で検出された圧子24の位置と基準位置記憶部101で記憶された基準位置303とから圧子24が当接した試験片200の厚みh(図2に示す)を算出するものである。厚み算出部103は、当接位置検出部102で検出された試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置と基準位置303とのZ軸方向の距離を試験片200の厚みhとして算出する。
厚み記憶部104は、試験片200の厚みhの設計値を記憶するものである。厚み記憶部104は、タッチパネル120等から入力された試験片200の厚みhの設計値を記憶する。許容範囲記憶部105は、試験片200の厚みhのばらつきの許容範囲を記憶するものである。許容範囲記憶部105は、タッチパネル120等から入力された試験片200の厚みhの設計値からの許容されるばらつきの許容範囲を記憶する。
異常判断部106は、厚み記憶部104で記憶された厚みhの設計値と厚み算出部103で算出された試験片200の厚みhとの差が許容範囲記憶部105で記憶された許容範囲を超えた際に異常と判断するものである。異常判断部106は、厚み記憶部104で記憶された厚みhの設計値と厚み算出部103で算出された試験片200の厚みhとの差を算出し、算出した差が許容範囲記憶部105で記憶された許容範囲を超えているか否かを判断する。異常判断部106は、前述した差が許容範囲記憶部105で記憶された許容範囲を超えていない(即ち、差が許容範囲以下である)と判断すると、試験片200が正常であると判断する。異常判断部106は、前述した差が許容範囲記憶部105で記憶された許容範囲を超えたと判断すると、試験片200が異常であると判断する。
抗折強度値算出部107は、試験片200の抗折強度σを算出するものである。一対の支持突起15の上端151間のX軸方向の間隔をL(mm)とし、試験片200を破壊した時の荷重の最大値402をW(N)とし、試験片200のY軸方向の幅をbとし、厚み算出部103が検出した試験片200の厚みをh(mm)とすると、以下の式1を用いて抗折強度σを算出する。
Figure 2023006809000002
測定データ記憶部108は、抗折強度値算出部107が算出した抗折強度σと、試験片200の情報(例えば、ID情報)とを1対1で対応付けて記憶する。
なお、基準位置記憶部101の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施し、基準位置303を記憶装置が記憶することにより実現される。当接位置検出部102、厚み算出部103、異常判断部106及び抗折強度値算出部107の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施することにより実現される。厚み記憶部104、許容範囲記憶部105及び測定データ記憶部108の機能は、記憶装置により実現される。
(試験片の厚みの算出方法)
次に、本明細書は、実施形態1に係る試験装置1の試験動作を図面に基づいて説明する。実施形態1に係る試験装置1の試験動作は、試験片200の抗折強度σを測定する方法であって、試験片200の厚みhを測定する試験片200の厚みhの算出方法でもある。図7は、図1に示された試験装置の試験動作の流れを示すフローチャートである。図8は、図1に示された試験装置の支持ユニットの支持突起で裏面が支持された試験片に圧子を近接移動させる状態の要部の正面図である。図9は、図8に示された試験装置の圧子と試験片などを示す正面図である。図10は、図9に示された試験片が破壊された状態を示す正面図である。
前述した構成の試験装置1は、オペレータ等がタッチパネル120を操作するなどして入力した、試験条件など制御ユニット100が受け付けて記憶する。なお、試験条件は、基準位置303、試験片200の厚みhの設計値、試験片200の厚みhの許容範囲、試験片200の幅b、一対の支持突起15の上端151間の間隔L等が含まれる。試験装置1は、制御ユニット100がオペレータの試験動作の開始指示を受け付けると、試験動作を開始する。
試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100が、開閉弁262,312を閉じ、移動ユニット21を制御して、圧子24を原点位置300に位置付け、支持部材移動機構13を制御して一対の長尺支持部材11のX軸方向における位置を調整するとともに、長尺支持部材11間の間隔12を試験条件の一対の支持突起15の上端151間の間隔Lを満たす間隔にする。試験動作では、試験装置1は、図示しない搬送ユニットにより支持ユニット10の一対の支持突起15上に試験片200の裏面208が載置される。
実施形態1において、試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100の当接位置検出部102が移動ユニット21を制御して、圧子24を支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接移動を開始する(ステップ501)。すると、上部容器25等が圧子24とともに試験片200に近接移動を開始し、下部容器3内に侵入し、上部容器25が一対の長尺支持部材11の上側を覆う。
また、試験動作では、試験装置1は、圧子24の近接移動を開始した後、圧子24が試験片200に当接すると、制御ユニット100の当接位置検出部102が試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置を検出する(ステップ502)。試験動作では、試験装置1は、圧子24が試験片200に当接したのちも更に圧子24等を移動ユニット21で近接移動させて試験片200を圧子24により押圧する。また、試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100の当接位置検出部102が試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置を検出した後、厚み算出部103が、圧子24が当接した支持突起15で裏面208が支持された試験片200の厚みhを算出する(ステップ503)。
試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100の異常判断部106が、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が異常か否かを判断する(ステップ504)。試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100の異常判断部106が、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が異常であると判断する(ステップ504:Yes)と、報知ユニット130を動作させて、オペレータに試験片200が異常であると報知するとともに、試験動作を停止(ステップ505)して(即ち、試験片200を破壊すること、抗折強度値算出部107が抗折強度σを算出すること及び算出した抗折強度σを測定データ記憶部108が記憶することなく)、試験動作を終了する。
試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100の異常判断部106が、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が異常ではないと判断する(ステップ504:No)と、圧子24等を更に近接移動させて、試験片200を圧子24により更に押圧し、試験片200を撓ませ、図10に示すように、試験片200を破壊する。試験片200が破壊されると、荷重計測器23が計測する荷重が最大値402からゼロになる。
荷重計測器23が計測する荷重が最大値402からゼロになると、試験装置1は、制御ユニット100の抗折強度値算出部107が破壊した試験片200の抗折強度σを算出し、測定データ記憶部108に算出した抗折強度σと試験片200の情報とを1対1で対応付けて記憶(ステップ506)して、試験動作を終了する。
こうして、試験装置1の試験片200を破壊して、試験片200の抗折強度σを算出する試験動作は、一対の支持突起15の上端151と、一対の支持突起15に裏面208が支持された試験片200を押圧する圧子24の下端241とが同一平面に位置する場合の圧子24の位置を基準位置303とし、一対の支持突起15で支持された試験片200に接触しない位置から近接移動された圧子24が試験片200を押圧する荷重を計測する荷重計測器23の計測値が変化したタイミングを圧子24が試験片200に当接したタイミングを検知して、試験片200に当接した圧子24の位置を検出し、試験片200に当接した圧子24の位置と基準位置303とから圧子24が当接した試験片200の厚みhを算出することとなる。また、試験装置1は、試験片200の一対の支持突起15及び圧子24を用いた3点曲げ試験を行い、この3点曲げ試験により、試験片200の抗折強度σを算出する。
なお、圧子24によって試験片200を押圧すると、圧子24に異物(試験片200の破片209等)が付着することがある。この破片209等の異物は試験の精度に影響を与えることがあるため、除去されることが好ましい。実施形態1では、試験装置1は、試験動作の終了後、開閉弁262を開いて、エアー供給ユニット26によって圧子24にエアーを吹き付け、圧子24に付着した異物を除去する。なお、本発明では、エアー供給ユニット26を用いて圧子24等から異物を除去するタイミングに制限はない。例えば、異物の除去は、一の試験片200の試験が完了した後、次の試験片200の試験が行われるまでの間に、必要に応じて実施される。
試験片200の試験やエアー供給ユニット26による異物の除去を繰り返すと、下部容器3の内部には試験片200の破片209が蓄積される。そこで、実施形態1では、試験装置1は、破片排出ユニット30を用いて下部容器3の内部に蓄積された破片209を回収する。試験装置1は、破片排出ユニット30を用いると、下部容器3の開口4の内部を手作業で清掃することなく、破片209を素早く除去できる。
人の目視による破片209等の異物が支持突起15等に付着しているか否かを確認することが困難であり、加工点回りにオペレータがアクセスしなければ確認ができず、確認にも時間がかかる。また、カメラで撮像して取得した撮像画像をもとに、支持突起15等に破片209等の異物が付着しているか否かを確認しようとすると、高解像度カメラが必要となり、圧子24や長尺支持部材11の上の異物の付着を検知しようとすると、様々な角度で複数のカメラを配設することが必要になってしまう。
しかしながら、実施形態1に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、荷重計測器23の計測値である荷重が変化したタイミングを圧子24が試験片200に当接したタイミングとして当接位置検出部102が検知し、当接位置検出部102が試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置を検出する。そして、実施形態1に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置と、基準位置記憶部101で記憶された基準位置303とから圧子24が当接した試験片200の厚みhを算出する厚み算出部103を有する。
このために、実施形態1に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、オペレータやカメラで撮像して取得した撮像画像などで確認することもなく、厚み算出部103が算出した圧子24が当接した試験片200の厚みhに基づいて、支持突起15や圧子24と試験片200との間に破片209等の異物を挟み込んでいるか否かなどの破壊した試験片200が異常か否かを判断することができる。その結果、実施形態1に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、複数の試験片200の抗折強度σを測定する際でも容易でかつ正確に抗折強度σを測定することを可能とするという効果を奏する。
また、実施形態1に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、異常判断部106が、厚み記憶部104で記憶された厚みhの設計値と厚み算出部103で算出された試験片200の厚みhとの差が許容範囲記憶部105で記憶された許容範囲を超えた際に破壊した試験片200が異常と判断するので、正常な試験片200のみの抗折強度σを算出することとなる。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る試験装置を図面に基いて説明する。図11は、実施形態1の変形例に係る試験装置の試験動作の流れを示すフローチャートである。なお、図11は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
変形例に係る試験装置1は、試験動作では、制御ユニット100の異常判断部106が、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が異常であると判断する(ステップ504:Yes)と、圧子24等を更に近接移動させて、試験片200を圧子24により更に押圧し、試験片200を撓ませ、試験片200を破壊する。
変形例に係る試験装置1は、試験動作では、制御ユニット100の抗折強度値算出部107が破壊した試験片200の抗折強度σを算出し、測定データ記憶部108に算出した抗折強度σと試験片200の情報と試験片200の厚みhが異常であったことを示す情報とを1対1で対応付けて記憶(ステップ507)して、試験動作を終了する。
実施形態1の変形例に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、当接位置検出部102が試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置を検出し、試験片200に当接した圧子24のZ軸方向の位置と、基準位置記憶部101で記憶された基準位置303とから圧子24が当接した試験片200の厚みhを算出する厚み算出部103を有するので、実施形態1と同様に、複数の試験片200の抗折強度σを測定する際でも容易でかつ正確に抗折強度σを測定することを可能とするという効果を奏する。
また、変形例に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、制御ユニット100の異常判断部106が支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200が異常であると判断しても、試験片200を破壊して、試験片200の抗折強度σを算出し、測定データ記憶部108に算出した抗折強度σと試験片200の情報と試験片200の厚みhが異常であったことを示す情報とを1対1で対応付けて記憶する。その結果、変形例に係る試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、正常又は異常な試験片200の抗折強度σを把握することができる。
また、本発明の試験装置1及び試験片の厚みの算出方法は、変形例では、ステップ507において、制御ユニット100の抗折強度値算出部107が破壊した試験片200の抗折強度σを算出しなくても良く、制御ユニット100の抗折強度値算出部107が破壊した試験片200の抗折強度σを算出しても、測定データ記憶部108に算出した抗折強度σと試験片200の情報と試験片200の厚みhが異常であったことを示す情報とを1対1で対応付けて記憶しなくても良い。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、前述した実施形態等では、試験装置1は、支持ユニット10の一対の支持突起15で試験片200の表面202を支持しても良い。
1 試験装置
10 支持ユニット
11 長尺支持部材
12 間隔
15 支持突起(支持部)
21 移動ユニット
23 荷重計測器
24 圧子
40 圧子位置検出ユニット
100 制御ユニット(コントローラ)
101 基準位置記憶部
102 当接位置検出部
103 厚み算出部
104 厚み記憶部
105 許容範囲記憶部
106 異常判断部
151 上端
241 下端
200 試験片
208 裏面(下面)
303 基準位置
L 間隔
h 厚み

Claims (3)

  1. 試験装置であって、
    所定の間隔を有して配設され、試験片の下面を支持する一対の支持部を有した支持ユニットと、
    該支持ユニットより上方且つ一対の該支持部の間に配置され該支持ユニットで支持された試験片を押圧する圧子と、
    一対の該支持部で支持された試験片に対して該圧子を相対的に近接移動させる移動ユニットと、
    該移動ユニットで移動された該圧子の位置を検出する圧子位置検出ユニットと、
    一対の該支持部で支持された試験片を該圧子が押圧する荷重を計測する荷重計測器と、
    少なくとも該移動ユニットを制御するコントローラと、を備え、
    該コントローラは、該圧子の下端が支持部の上端と同一平面に位置する場合の該圧子の位置を基準位置として記憶する基準位置記憶部と、
    一対の該支持部で支持された試験片に該圧子が接触しない位置から該圧子を試験片に対して近接移動させ該荷重計測器の計測値が変化したタイミングを該圧子が試験片に当接したタイミングとして検知するとともに試験片に当接した該圧子の位置を検出する当接位置検出部と、
    該当接位置検出部で検出された該圧子の位置と該基準位置記憶部で記憶された該基準位置とから該圧子が当接した試験片の厚みを算出する厚み算出部と、を有する、試験装置。
  2. 該コントローラは、試験片の厚みの設計値を記憶する厚み記憶部と、
    試験片の厚みばらつきの許容範囲を記憶する許容範囲記憶部と、該厚み記憶部で記憶された厚みと該厚み算出部で算出された厚みとの差が該許容範囲記憶部で記憶された該許容範囲を超えた際に異常と判断する異常判断部と、を有した、請求項1に記載の試験装置。
  3. 所定の間隔を有して配設されかつ試験片の下面を支持する一対の支持部の上端と、一対の支持部に下面が支持された試験片を押圧する圧子の下端とが同一平面に位置する場合の圧子の位置を基準位置とし、
    一対の該支持部で支持された試験片に接触しない位置から近接移動された圧子が該試験片を押圧する荷重を計測する荷重計測器の計測値が変化したタイミングを該圧子が試験片に当接したタイミングとして検知して、該試験片に当接した該圧子の位置を検出し、
    該試験片に当接した該圧子の位置と該基準位置とから該圧子が当接した該試験片の厚みを算出する、試験片の厚みの算出方法。
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