JPH113442A - 連続発券媒体及びその発券処理装置 - Google Patents

連続発券媒体及びその発券処理装置

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JPH113442A
JPH113442A JP15391597A JP15391597A JPH113442A JP H113442 A JPH113442 A JP H113442A JP 15391597 A JP15391597 A JP 15391597A JP 15391597 A JP15391597 A JP 15391597A JP H113442 A JPH113442 A JP H113442A
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隆二 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適用範囲が広く、しかも取扱が便利な搭乗券
等の連続発券媒体と発券処理装置を実現する。 【解決手投】 連続発券媒体の終端の単独発券媒体にカ
ッタ線を介して疑似券媒体を付設した連続発券媒体とそ
れを発券処理する発券処理装置を構成した。付設された
疑似券媒体にはエンドマークとエンドメモリが記憶さ
れ、表面にはクリーニング層が成層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搭乗券や乗船券等を
発券する発券処理装置に係り、さらに詳しくは単独発券
媒体の券長に対応する位置にカッタ線を形成した連続発
券媒体を搬送路に搬送して、搬送途中で切断手段により
切り離して単独発券媒体に分離し、分離後の単独発券媒
体を処理して発券される連続発券媒体及びその発券処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の連続搭乗券用紙の構成を示
す平面図、図8は発券処理装置のカッタ部の動作を示す
側面図である。図7,8において、Cは連続搭乗券用
紙、Cmはミシン目である。c1,c2…cn(n=
1,2…)は単独搭乗券用紙で、n枚の単独搭乗券用紙
により連続搭乗券用紙Cが構成されている。wは単独搭
乗券用紙c1,c2…cnのそれぞれの長さ(以下、券
長と呼ぶ)で、連続搭乗券用紙Cの全体の長さはw×n
になっている。
【0003】3cは“逆くの字”状の搬送路、4はカッ
タ部、5は中央の尖角部を突出させた算盤珠状のカッタ
ローラ、7と9はフィードローラである。Pは搬送路3
cの長さ(P=P1+P2…路長と呼ぶ)で、最終端の
単独搭乗券用紙cnの搬送を可能にするために券長wに
対してP<wの関係に設定されている。連続搭乗券用紙
Cは発券処理装置の装置内のホッパ部から引き出され
て、図8のカッタ部4に繰り出される。カッタ部4に繰
り出された連続搭乗券用紙Cは、先ず上流側のフィード
ローラ7を経て搬送路3cに沿って搬送される。
【0004】そして、連続搭乗券用紙Cの先端が下流の
フィードローラ9に取り込まれてから最初のミシン目C
mがカッタローラ5に到達すると、フィードローラ7と
9に速度差が与えられて連続搭乗券用紙Cに張力が加え
られる。この結果、カッタローラ5の頂点の尖角部がミ
シン目Cmに割り込んで、最初の単独搭乗券用紙c1が
連続搭乗券用紙Cから切り離される。切り離された単独
搭乗券用紙c1は、後続する搬送路に搬送されてその後
の発券処理が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の発券処理装置の
連続搭乗券用紙Cには上記のように、単独搭乗券用紙c
1,c2…cnの券長wが同一のものが用いられてい
た。そして単独搭乗券用紙c1,c2…cnの全部の搬
送を可能にするために、券長wの大きさがカッタ部4の
路長Pより大きい連続用紙に限られていた。異なる券長
wの単独搭乗券用紙c1,c2…cnを適用するために
は、別の搬送経路を設けることが必要でそれだけ構造が
複雑になる等の問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来の発券処理装置の
問題点を解消するためになされたもので、券長がカッタ
部の路長より短い単独搭乗券用紙の搬送を可能にして、
適用範囲が広く、しかも取扱が便利な連続搭乗券用紙及
びその発券処理装置を実現することを目的にしたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手方向の裏
面に磁気ストライプを成層した複数の単独発券媒体を幅
方向のカット線で連結した連続発券媒体において、この
連続発券媒体における終端の単独発券媒体にカッタ線を
介して疑似券媒体を連設した連続発券媒体を構成したも
のである。
【0008】また、本発明は、カッタ部における連続発
券媒体の搬送経路に設けられた2つのフィードローラの
間にカッタローラを突設し、このカッタローラの尖角部
を連続発券媒体の搬送方向と直交して形成されたカッタ
線に圧接させながら2つのフィードローラに速度差を与
えて先端の単独発券媒体を切り離し、この切り離された
単独発券媒体を発券処理する発券処理装置において、連
続発券媒体における終端の単独発券媒体にカッタ線を介
して疑似券媒体を連設した連続発券媒体を発券して処理
する発券処理装置を構成したものである。また、疑似券
媒体に連続発券媒体の終端を認識させる終端認識機能を
備えた連続発券媒体を発券して処理する発券処理装置を
構成したものである。さらに、疑似券媒体に搬送路に設
けられた部品類をクリーニングするクリーニング機能を
備えた連続発券媒体を発券して処理する発券処理装置を
構成したものである。
【0009】本発明に適用される連続搭乗券用紙には、
最終の単独搭乗券用紙にミシン目を介して疑似券用紙が
付けられている。ホッパから繰り出された連続搭乗券用
紙はカッタ部に送られて、2つのフィードローラの間で
カッタローラによって先端から次々に単独搭乗券用紙に
切り離される。そして、最後から2番目の単独搭乗券用
紙が切り離されると、最後の単独搭乗券用紙と一緒に疑
似券用紙がカッタ部の搬送路に搬送される。単独搭乗券
用紙と疑似券用紙とを合わせた長さはカッタ部の搬送路
より長くなっているので、一緒になった単独搭乗券用紙
と疑似券用紙はそのままカッタ部を通過して次の磁気記
録部に送り込まれる。
【0010】疑似券用紙を連結した最終の単独搭乗券用
紙は、先行した単独搭乗券用紙と同様に磁気記録部と印
字部の読取りと書込み及び印字処理が成されてスタッカ
に排出される。疑似券用紙が磁気記録部を通過するとき
に、磁気ヘッドをクリーニングしながら磁気ストライプ
のエンドメモリが読み取られて連続搭乗券用紙の終端が
判断される。排出された単独搭乗券用紙に付けられた疑
似券用紙は、取扱者により表示されたエンドマークを見
ながらミシン目の位置で切り離されてから廃棄箱内に廃
棄される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。本発明の実施形態で従来装置と共通な
構成要素には同一の符号が付され、この実施形態でも搭
乗券に適用した場合を例示して一部説明が重複するがや
や詳しく説明する。 実施形態1 図1は本発明の実施形態1の連続搭乗券用紙の構成を示
す平面図、図2は連続搭乗券用紙の動作を示す平面図、
図3は実施形態1の発券処理装置の構成を示す側面図、
図4は実施形態1のカッタ部を示す拡大斜視図、図5は
実施形態1のカッタ部の側面図である。
【0012】図1と図2において、Cは連続搭乗券用
紙、CmとCsは前述の従来と同じミシン目と磁気スト
ライプスである。ミシン目Cmは長い帯状の連続搭乗券
用紙Cの幅方向に形成され、表面が印刷面で磁気ストラ
イプスCsが裏面側の長手方向に成層されている。c
1,c2…は単独搭乗券用紙、cdは疑似券用紙であ
る。疑似券用紙cdはダミー機能を備え、ミシン目Cm
を介して最終端の単独搭乗券用紙cn(n=1,2…)
に連続して付設されている。本発明の実施形態では単独
搭乗券用紙c1,c2…と疑似券用紙cdにより、連続
搭乗券用紙Cが構成される。
【0013】疑似券用紙cdの表面には最終端を認識さ
せる朱色のエンドマークが表示されたり、磁気ストライ
プスCsにエンドメモリが記憶されている。特に、本発
明の実施形態1では、単独搭乗券用紙c1,c2…cn
と疑似券用紙cdの券長に任意の変数xとyが採用され
るようになっている。そして、前述の通りカッタ部の路
長をPとしたときに、路長Pと券長x,yとの間に次の
式(1),(2)で表せるような関係に設定されてい
る。 x+y=Z …(1) Z >P …(2) ただし、x>0,y>0
【0014】即ち、実施形態1の連続搭乗券用紙Cのミ
シン目Cmは、先端から単独搭乗券用紙c1,c2…の
券長xに対応した間隔を隔てて形成されている。したが
って、連続搭乗券用紙Cの全長は、nx+yの長さにな
っている。この連続搭乗券用紙Cにはやや厚い帯状の用
紙が用いられ、図2に示すようにミシン目Cmの位置で
交互に逆方向に折り曲げられて経本状に折り畳まれてい
る。折り畳まれた連続搭乗券用紙Cは引き続いて説明す
る発券処理装置のホッパ部に収納されて、発券指令に基
づいて矢印に示すように先端から繰り出されて搬送路に
沿って搬送されるようになっている。
【0015】発券処理装置の全体構成が図3に示され、
カッタ部付近の具体的な構造を表す。拡大図が図4に示
されている。また、フィードローラとカッタローラとの
相対的な配置位置が、図5に示されている。図3〜5に
おいて、1は発券処理装置である。2は発券処理装置1
のホッパ部である。2aと2bは、ホッパ部2に設けら
れた2っのホッパである。実施形態1では同じ種類の連
続搭乗券用紙Cが使われていて、前述のようにホッパ2
a,2b内にそれぞれ折り畳まれて収納されている。
【0016】3は搬送路、30は搬送路3に設けられた
複数の搬送ローラである。4はカッタ部、5はカッタ部
4のカッタローラである。カッタローラ5は中央部の尖
角部を最大径にした算盤珠状に形成され、頂点から両端
に向かって半径を漸次減少させた緩い傾斜面が作られて
いる。カッタローラ5は固定軸50に遊嵌されて、回転
可能に嵌合されている。
【0017】6は駆動機構、7,8,9は駆動力の伝導
系が類似構造に作られた3つのフィードローラである。
駆動機構6において、61は駆動モータ、62は出力プ
ーリ、63は歯付きベルトである。また、フィードロー
ラ7,8はカッタローラ5を挟んで搬送路3の上流側
に、またフィードローラ9は下流側に配置されている。
挟まれたカッタローラ5はフィードローラ7→9と8→
9を結ぶ直線より突出し、図示のようにそれぞれ“逆く
の字”状の搬送路3cが形成されている。
【0018】70,90はフィードローラ7と9のロー
ラ軸、71,91は駆動ローラ、72,92は従動ロー
ラである。また、73,93および74,94は、ロー
ラ軸70,90の一端に設けられた従動プーリおよびク
ラッチである。駆動ローラ71と91の表面にはゴム層
等の摩擦処理が施され、摩擦接触して搬送される連続搭
乗券用紙Cのスリップを防止するようになっている。ま
た、従動プーリ73,93の外周には噛み合い歯が形成
されて、歯付きベルト63に噛み合って強いトルクが伝
達される。
【0019】特に、下流側の従動プーリ93の半径は上
流側の従動プーリ73より小さく作られ、クラッチ7
4,94の接続状態において駆動ローラ71と91の回
転にほぼ2倍の速度差が生じるようになっている。な
お、フィードローラ8についても、ローラ軸等が設けら
れているが、図面に表示されていないので符号を挙げた
説明が省略されている。
【0020】41,42,43は連続搭乗券用紙Cの端
部を検出する光センサで、何れも投光素子と受光素子を
備えてカッタ部4における搬送路3cの搬送方向に沿っ
て設けられている。光センサ41と42はカッタローラ
5の上流側に配置され、光センサ43は下流側に設けら
れている。そして、光センサ41,42は連続搭乗券用
紙Cの到達時刻を検知して距離計測用のトリガ信号を出
力し、光センサ43は単独搭乗券用紙c1,c2…の通
過を感知して単独搭乗券用紙c1,c2…cnの切り離
しの有無を検出する。このほか、図示されていないがカ
ッタ部4には案内板が設けられて、連続搭乗券用紙Cお
よび切離後の単独搭乗券用紙c1,c2…cnを搬送路
3に沿ってガイドするようになっている。
【0021】10は磁気記録部、11は印字部、12は
スタッカ部である。磁気記録部10において、13はリ
ードヘッド、14はライトヘッドである。リードヘッド
13は磁気ストライプCsに搭乗に必要な機種やフライ
ト時刻等の種々の情報を書き込み、ライトヘッド14は
磁気ストライプCsに書き込まれたこれらの搭乗情報を
読み込んでチェックする。また、15は印字部11の入
口に設けられた切替ブレード、16はプラテン、17は
サーマルヘッド、18は熱転写リボンである。切替ブレ
ード15は磁気記録部10を出た正常な単独搭乗券用紙
c1,c2…cnを、印字部11にガイドしながらスタ
ッカ部12に送出する。
【0022】印字部11の熱転写リボン18はリボンリ
ールに巻回されて、サーマルヘッド17とプラテン16
との間に介入される。そして、熱転写リボン18がサー
マルヘッド17で加熱されて、搬送路3に搬送されて送
り込まれた単独搭乗券用紙c1,c2…cnの印刷面に
加熱部分のインクが転写されて搭乗者の氏名やパスポー
トNo等の印字が行なわれる。印字部11で印字された
正常な単独搭乗券用紙c1,c2…cnは、不適品と仕
分けられてスタッカ部12の排出ロから排出されてスタ
ッカ19の中に縦置きに積載される。
【0023】図6は実施形態1の制御系を示すブロック
図である。20は実施形態1における発券処理装置1の
全体を制御する制御系の制御部、21はドライブ回路、
22はメモリである。制御部20は発券処理装置1の全
体の制御を行っており、光センサ41〜43、ドライブ
回路21、及びメモリ22が接続されている。ドライブ
回路21には駆動モータ61、及びクラッチ74、8
4、94が接続されている。メモリ22には、連続搭乗
券用紙Cの券長xやクラッチ74〜94の切換時間等が
記憶されている。
【0024】上述のような構成の実施形態1の連続搭乗
券用紙Cの切り離し動作を、次に説明する。図2には2
つのホッパ2a,2bに連続搭乗券用紙Cを収納した場
合が示されているが、切り離し動作は共通しているの
で、一方のホッパ2aに付いてのみ説明する。
【0025】先ず、発券処理装置1のカバーを開けて、
折り畳まれた連続搭乗券用紙Cをホッパ部2のホッパ2
a内に収納する。ホッパ2aに収納された連続搭乗券用
紙Cの先端を引き出して、フィードローラ7の間に挿入
してからカバーを閉める。カバーが閉められると、制御
部20によりフィードローラ7のクラッチ74が接続さ
れて駆動モータ61が駆動される。
【0026】駆動モータ61の駆動で出力プーリ61の
回転力が歯付きベルト63と従動プーリ73を介してロ
ーラ軸70に伝達されて、フィードローラ7が回転す
る。そして、フィードローラ7に挿入された連続搭乗券
用紙Cは、搬送路3に沿って図の下方に送られる。送り
出された連続搭乗券用紙Cの先端が光センサ41に検出
されると、検出信号が制御部20に出力されて駆動モー
タ61の回転が停止される。この動作で連続搭乗券用紙
Cの発券処理装置1のセットが終了して、発券命令の待
機状態となる。
【0027】ここで、操作部(不図示)に発券命令が入
力されると、制御部20はホッパ2aを選択してクラッ
チ74を接続する。同時に、クラッチ94が切られて駆
動モータ61が駆動される。このため、フィードローラ
7に挟持された連続搭乗券用紙Cが用紙ガイドに案内さ
れて、カッタ部4の“逆くの字”状の搬送路3cに沿っ
て送られる。送られた連続搭乗券用紙Cの先端がカッタ
ローラ5を通過してフィードローラ9に到達すると、制
御部20によりクラッチク74と94が切り替えられ
る。
【0028】カッタ部4内で先端をフィードローラ9に
到達させた連続搭乗券用紙Cは、上下がそれぞれフィー
ドローラ7と9の2個のローラ間に保持されることにな
る。このため、カッタローラ5に対向する部分が、突出
した中央の尖角部に接触して水平方向に湾曲される。こ
のときの切替動作で駆動モータ61の駆動力がフィード
ローラ9側に移されて、連続搭乗券用紙Cが約2倍の速
度で搬送路3に搬送されながら光センサ43が先端の通
過を検出する。そのまま連続搭乗券用紙Cが搬送路3を
搬送されてミシン目Cmがカッタローラ5の接触点Nに
到達すると、上流側のローラ軸70のクラッチ74が一
定時間接続される。
【0029】この結果、上流側と下流側のフィードロー
ラ7と9に約2倍の速度差が生じて、この速度差により
上下を挾持された連続搭乗券用紙Cに引張力が加えられ
て先端の単独搭乗券用紙c1が切り離される。連続搭乗
券用紙Cの切り離し開始時付近の状態が、図4に示めさ
れている。切り離された単独搭乗券用紙c1はカッタ部
4の出口の搬送ローラ30に搬送されて、次工程の磁気
記録部10に向かって搬送されることになる。磁気記録
部10に送られた単独搭乗券用紙c1は、先ずリードヘ
ッド13により磁気ストライプCsに予め記録された搭
乗券の種類が読み取られる。その後、ライトヘッド14
で前記のような搭乗情報が書き込まれ、更に印字部8に
搬送される。そして、印字部8の印字が終了すると、切
替ブレード15を介してスタッカ部9に排出される。
【0030】このとき、次の発券指令が発せられていな
いときは、下流のクラッチ94が切断されて上流のクラ
ッチ74が接続される。続いて、駆動モータ61が逆回
転されて連続搭乗券用紙Cが逆送されて、前記の待機状
態に復帰される。単独搭乗券用紙c1の切離時のクラッ
チ74,94の切替タイミングや接続の持続時間等は、
光センサ41,43の検出時からの計測時間やメモリ2
2内の記憶時間等に基づいて全て制御部20で制御され
るようになっている。また、連続的な発券指令が入力さ
れているときは、引き続いてフィードローラ7と9によ
る連続搭乗券用紙Cの切換搬送と速度差による単独搭乗
券用紙c2,c3…の切り離しが順次繰り返されて行わ
れる。
【0031】そして、単独搭乗券用紙c(n−1)が切
り離されてから、最終の単独搭乗券用紙cnの先端がフ
ィードローラ9に到達することになる。この場合、前述
のように実施形態1では単独搭乗券用紙cnの終端に、
ミシン目Cmを介して疑似券用紙cdが付設されてい
る。そして、単独搭乗券用紙cnの券長xと疑似券用紙
cdの券長yとは前記の(1),(2)式のように、カ
ッタ部の路長Pに対してP<x+yの関係に選ばれてい
る。よって、最終の単独搭乗券用紙cnと疑似券用紙c
dはミシン目Cmで連結されたままカッタ部4を通過し
て、搬送ローラ30により磁気記録部10の方向に搬送
される。磁気記録部10は送られてきた疑似券用紙cd
のエンドメモリを読み込むことになる。
【0032】読み込んだエンドメモリに基づいて、連続
搭乗券用紙Cの終端が判断される。連続した発券指令が
入力されているときは、制御部20によってホッパが2
aから2bに切り換えられる。切換後、別のホッパ2b
から連続搭乗券用紙Cが繰り出されて、同様の動作で繰
り出された連続搭乗券用紙Cの切り離しが行われる。
【0033】疑似券用紙cdを連結した最終の単独搭乗
券用紙cnにも、磁気記録部10と印字部11の処理が
成されてスタッカ19に排出される。排出された単独搭
乗券用紙cnに付けられた疑似券用紙cdは、取扱者に
より表示されたエンドマークを見ながらミシン目Cmで
切り落とされてから廃棄される。このほか、光センサ4
3による切り離しの未確認時の再度の切り離し動作に付
いては、上記の連続搭乗券用紙Cから最初の単独搭乗券
用紙c2の切り離し動作に準じるので、動作説明は省略
する。
【0034】実施形態2 次に、本発明の実施形態2を説明するる。実施形態1で
は、前記の疑似券用紙cdの表面にクリーニング層Cc
が形成されている(図1)。クリーニング層Ccを形成
させるクリーニング材としては、例えば速乾性の接着剤
溶液内に微粒子状の砥粒を混入したもの等が使用され
る。このような溶液が疑似券用紙cdの表面に塗布され
てから乾燥すると、表面にクリーニング機能を果たす薄
層Ccが成層される。
【0035】連続搭乗券用紙Cの繰り出しが継続される
と、前述の実施形態1のときと同様にホッパ2aの底部
に収納された疑似券用紙cdが最終の単独搭乗券用紙c
nと共に搬送路3に繰り出される。繰り出された単独搭
乗券用紙cnと疑似券用紙cdは、“逆くの字”状の搬
送路3cを有するカッタ部4を通過してから磁気記録部
10に搬送される。磁気記録部10に搬送された単独搭
乗券用紙cnと疑似券用紙cdは、ここで前記のように
リードヘッド13とライトヘッド14により発券情報の
読み取りと書き込みが行われる。
【0036】その際、疑似券用紙cdの表面に成層され
たクリーニング層Ccにより、搬送路3に沿って配置さ
れた読取用と書込用の磁気ヘッドの接触面に接触してク
リーニングされる。更に、搬送路3を搬送されて印字部
11を通過するときも、サーマルヘッド17が同様に疑
似券用紙cdのクリーニング層Ccによりクリーニング
される。なお、砥粒を含むクリーニング層Ccにより磁
気記録部10の磁気ヘッドやサーマルヘッド17をクリ
ーニングしたが、幅方向に成層した薄い布状のやや軟質
なクリーニング層Ccにより光センサ41〜43の透過
窓等をクリーニングさせることもできる。この結果、発
券処理装置1を構成する各部の構成部品類が発券処理に
付随して自動的にクリーニングされて、保守用の手間が
省けるばかりか、誤動作や故障の発生も防止できて極め
て都合がよい。
【0037】なお、上述の実施形態1では航空機の搭乗
券の場合を挙げて説明したが、船舶の乗船券や博物館或
いは競技場の入場券等のチケット類にも本発明を適用す
ることができる。また、上流と下流のフィードローラの
速度差を約2倍に設定した場合で説明したが、適宜増減
してもよく上流側を停止して速度差を設けるようにして
もよい。また、本発明を適用する連続搭乗券用紙には、
紙以外の樹脂材或いは紙の表面に樹脂層を成層したよう
な材料で構成してもよく、要するに情報の記憶媒体であ
ればよい。さらに、単独搭乗券用紙をミシン目で切り離
した場合で説明したが、ミシン目以外に幅方向を切り離
し易く薄く形成したカット線を構成した場合にも本発明
を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明の実施形態1では、
連続搭乗券用紙Cの最終端にミシン目Cmを介してダミ
ー機能を果たす疑似券用紙cdを付設した。したがっ
て、単独搭乗券用紙c1,c2…cnの券長xにカッタ
部4の路長Pより短いものを搬送することができ、発券
処理装置1で処理できる連続搭乗券用紙Cの適用範囲を
拡張することができる。また、券長yが特異で、しかも
連続搭乗券用紙Cの最終端に付設された疑似券用紙cd
をそのままエンド機能に利用できるので、制御部20の
制御装置を簡単かつ容易に構成することができる。更
に、実施形態2によれば、搬送路3に沿って設けられた
磁気ヘッド等の部品類をクリーニングするクリーニング
機能を備えた疑似券用紙cdを構成した。このため、保
守・点検に役立ち、故障率を低下させる効果も得られ
る。
【0039】よって、本発明によれば、券長がカッタ部
の路長より短い単独搭乗券用紙の搬送を可能にして、適
用範囲が広く、しかも取扱が便利な搭乗券等の連続発券
媒体とそれを発券処理できる発券処理装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の連続搭乗券用紙の構成を示す平面
図である。
【図2】実施形態1の連続搭乗券用紙の動作を示す側面
図である。
【図3】実施形態1の発券処理装置の構成を示す側面図
である。
【図4】実施形態1のカッタ部を示す拡大斜視図であ
る。
【図5】実施形態1のカッタ部の側面図である。
【図6】実施形態1の発券処理装置の制御ブロック図で
ある。
【図7】従来の連続搭乗券用紙の構成を示す平面図であ
る。
【図8】従来の発券処理装置のカッタ部の動作を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 発券処理装置 2 ホッパ部 3 搬送路 4 カッタ部 5 カッタローラ 7,9 フィードローラ 10 磁気記録部 11 印字部 12 スタッカ部 13 リードヘッド 14 ライトヘッド 17 サーマルヘッド 19 スタッカ 20 制御部 30 搬送ローラ 41,42,43 光センサ 61 駆動モータ 74,94 クラッチ c1,c2…cn 単独搭乗券用紙(単独発券媒体) cd 疑似券用紙(疑似券媒体) C 連続搭乗券用紙(連続発券媒体) Cc クリーニング層 Cm ミシン目 Cs 磁気ストライプス P カッタ部の路長 x 単独搭乗券用紙の券長(本発明) y 疑似券用紙の券長 w 単独搭乗券用紙の券長(従来)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の裏面に磁気ストライプを成層
    した複数の単独発券媒体を幅方向のカット線で連結した
    連続発券媒体において、 該連続発券媒体における終端の単独発券媒体にカッタ線
    を介して疑似券媒体を連設したことを特徴とする連続発
    券媒体。
  2. 【請求項2】 カッタ部における連続発券媒体の搬送経
    路に設けられた2つのフィードローラの間にカッタロー
    ラを突設し、該カッタローラの尖角部を前記連続発券媒
    体の搬送方向と直交して形成されたカッタ線に圧接させ
    ながら前記2つのフィードローラに速度差を与えて先端
    の単独発券媒体を切り離し、該切り離された単独発券媒
    体を発券処理する発券処理装置において、 前記連続発券媒体における終端の単独発券媒体にカッタ
    線を介して疑似券媒体を連設した連続発券媒体を発券し
    て処理することを特徴とする発券処理装置。
  3. 【請求項3】 前記疑似券媒体に連続発券媒体の終端を
    認識させる終端認識機能を備えた連続発券媒体を発券し
    て処理することを特徴とする請求項2記載の発券処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記疑似券媒体に搬送路に設けられた部
    品類をクリーニングするクリーニング機能を備えた連続
    発券媒体を発券して処理することを特徴とする請求項2
    または3記載の発券処理装置。
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Cited By (4)

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