JPH11344068A - オイルダンパ - Google Patents

オイルダンパ

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JPH11344068A
JPH11344068A JP16436398A JP16436398A JPH11344068A JP H11344068 A JPH11344068 A JP H11344068A JP 16436398 A JP16436398 A JP 16436398A JP 16436398 A JP16436398 A JP 16436398A JP H11344068 A JPH11344068 A JP H11344068A
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chamber
reservoir chamber
bottom plate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンロッドの伸縮行程において、油室より
リザーバ室へ排出したエア(気泡)が再度内筒の油室内
に吸い込まれるのを防止して、常に安定した減衰特性が
得られるよう信頼性の向上を図る。 【解決手段】内筒1の両端近傍1a,1bに内筒1内の
油室A,Bとリザーバ室Rとを連通するエア抜き孔兼減
衰力発生用オリフィス1fを穿設した複筒式横据付型オ
イルダンパにあって、底板12及び前蓋3Bの凹部12
b,3bにエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィス1fに
連通する環状の通路12c,3cと環状の通路12c,
3cの前後に内筒1と底板12及び前蓋3Bとの嵌合を
シールするシール部材15を嵌挿する環状の溝12d,
12e,3d,3eを成形し、環状の通路12c,3c
に連通しリザーバ室Rの油侵下側に連通する孔12f,
3fを穿設し、内筒1と底板12及び前蓋3Bに設けた
環状の通路12c,3cとで形成する環状の連通路m,
n、孔12f,3f、オリフィス1fを介してリザーバ
室Rと油室A,Bとを連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道及び産業用
オイルダンパに関し、特に、横据付型ダンパにおけるエ
ア抜きの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道及び産業用オイルダンパは、
図3(a)に示すように、主に内外筒1,2、前蓋3
A,3B、後蓋4等からなり、内外筒1,2と前蓋3
B,後蓋4とに囲まれてリザーバ室Rが形成され、ま
た、内筒1内にはピストンロッド6に締結されたピスト
ン7が摺動自在に嵌挿し、油室A,Bを区画している。
ピストンロッド6は、内筒1から前蓋3A,3Bに設け
たシール部材9,10、軸受部材11を介して前蓋3
A,3Bより摺動自在に突き出ている。内筒1の一端に
設けた底板12には、リザーバ室Rから油室Bへ一方向
に油の流れのみを許すチェック弁CV1と油室Bからリ
ザーバ室Rへの方向の流れに減衰力を発生する減衰弁R
V1とが配設してあり、また、ピストンロッド6に係合
してピストン7に設けた連通路7aには油室Aから油室
Bへ一方向の油の流れに減衰力を発生する減衰弁RV2
とリリーフ弁PVとが配設されている。前蓋3Bには、
リザーバ室Rと油室Aとを連通する通路3aにリザーバ
室Rから油室Aへ一方向の油の流れのみを許すチェック
弁CV2が配設されている。
【0003】そして、内筒1の端近傍1a,1bに油室
A,Bとリザーバ室Rとを連通するようにエア抜き孔兼
減衰力発生用オリフィス1fが穿設してあり、このエア
抜き孔1fは、内筒1の外周に成形した環状の凹溝1c
に連通し、図3(b)に示すように、この環状の凹溝1
cにC型形状したリング部材13で覆い、一部をリザー
バ室Rの油侵側に開口しリング部材13と環状の凹溝1
cとで形成する環状の連通路hを介してリザーバ室Rと
油室A,Bとを連通するようにして、内筒1の油室A,
B内に籠もったエア(気泡)をリザーバ室Rの油侵下方
側に排出するようにするとともに、減衰力を発生するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のオイルダンパにおけるエア抜き孔は、内筒の端近傍に
油室とリザーバ室とを連通するように穿設してあり、こ
のエア抜き孔は、内筒の外周に成形した環状の凹溝に連
通し、この環状の凹溝にC型形状したリング部材で覆
い、一部をリザーバ室の油侵下方側に開口し、リング部
材と環状の凹溝とで形成する環状の通路を介してリザー
バ室と油室とを連通するようにしてあり、ロッドの圧縮
行程にあっては、油室に籠もっている気泡は、油室から
エア抜き孔、リング部材と環状の凹溝とで形成する環状
の通路を介してリザーバ室の油侵下方に排出され、ロッ
ドの伸び行程では、リング部材と環状の凹溝とが点接触
または線接触してシールするようにしているが、加工の
バラツキによって、リング部材と環状の凹溝との間に隙
間ができやすく、その隙間からエアを含んだ油がリザー
バ室の上側よりエア抜き孔を介して再度油室に吸い込ま
れてしまい、次の圧縮行程では依然として油室内に吸い
込まれた気泡が混入していて、このため、伸縮行程での
減衰特性が充分に得られないと言う問題があった。
【0005】そこで、この発明は、ピストンロッドの伸
縮行程において、油室よりリザーバ室に排出したエアが
再度内筒内の油室へ吸い込まれるのを防止して、安定し
た減衰特性が得られるよう信頼性の向上を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、外筒
と、外筒内に嵌合する前後蓋と、前蓋と後蓋に係合する
底板とにより同芯的に配設される内筒と、内外筒との間
に形成されるリザーバ室と、内筒内に摺動自在に嵌挿し
油室A,Bとを区画するピストンを締結するピストンロ
ッドと、油室Aから油室Bへの流れに減衰力を発生する
ようピストンに設けられた減衰弁及びリリーフ弁と、内
筒端に係合する底板に設けられリザーバ室から油室Bへ
のみ流れを許すチェック弁と油室Bからリザーバ室への
流れに減衰力を発生する減衰弁と、油室Aとリザーバ室
とを連通するよう前蓋に設けられる連通路中にリザーバ
室から油室Aへのみ流れを許すチェック弁とを備え、内
筒の端近傍に内筒内の油室とリザーバ室とを連通するエ
ア抜き孔兼減衰力発生用オリフィスを穿設し、オリフィ
スよりの流体を通路を介してリザーバ室の油侵下方側に
排出するようにした複筒式横据付型オイルダンパにおい
て、前記底板及び前蓋の凹部内周にエア抜き孔兼減衰力
発生用オリフィスに連通する環状の通路と環状の通路の
前後に内筒と底板及び前蓋との嵌合部をシールするシー
ル部材を嵌挿する環状の溝を成形し、底板及び前蓋の環
状の通路に連通しリザーバ室の油侵下側に連通する孔を
穿設し、内筒と底板及び前蓋に設けた環状の通路とで形
成する環状の連通路,孔,オリフィスを介してリザーバ
室と油室とを連通する。
【0007】第2の発明では、内筒の端近傍に内筒内の
油室とリザーバ室とを連通するエア抜き孔兼減衰力発生
用オリフィスを内筒の前後の対象位置に穿設する。
【0008】第3の発明では、環状の通路に連通しリザ
ーバ室の油侵側に開口する孔をリザーバ室の油侵下方側
位置に成るように係合ピンを底板と後蓋間に設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明するに、前記従来例と同一の構成
要素に対しては同一の名称、符号を付して説明する。こ
の実施の形態に関わるオイルダンパは、図1に示すよう
に、主に内外筒1,2、前蓋3A,3B、後蓋4等から
なり、外筒2内に結合した前蓋3Bと後蓋4に結合する
底板12とにより内筒1が同芯的に支承されており、内
外筒1,2と前蓋3B,後蓋4とで囲まれてリザーバ室
Rが形成されている。
【0010】また、内筒1内にはピストンロッド6に締
結されたピストン7がシール部材8でシールされて摺動
自在に嵌挿し、油室A,Bを区画している。
【0011】ピストンロッド6は、内筒1から前蓋3
A,3Bに設けたオイルシール9、シール部材10、軸
受部材11を介して前蓋3A,3Bより摺動自在に突出
している。
【0012】内筒1の一端に設けた底板12には、リザ
ーバ室Rから油室Bへ一方向に油の流れのみを許すチェ
ック弁CV1と油室Bからリザーバ室Rへの流れに減衰
力を発生する減衰弁RV1とが配設してあり、通路12
a介してリザーバ室に連通している。
【0013】また、ピストン7に成形した連通路7aに
減衰弁RV2と連通路7bにリリーフ弁PVとが油室A
から油室Bへ一方向の油の流れに減衰力を発生するよう
に配設されている。
【0014】前蓋3Bには、リザーバ室Rと油室Aとを
連通する連通路3aが設けられ、この連通路3a中にリ
ザーバ室Rから油室Aへ一方向の油の流れを許すチェッ
クCV2が配設されている。
【0015】内筒1には、内筒1の右端近傍1aに油室
Bとリザーバ室Rとを連通するエア抜き孔兼減衰力発生
用オリフィス(以下エア抜き孔という)1fが、図2
(a)に示すように、穿設してあり、このエア抜き孔1
fに連通するように底板12の凹部12bの内周に環状
の通路12cと環状の凹溝12d,12eとが成形して
ある。
【0016】この環状の通路12cには、底板12の外
周側12gに通じる孔12fが穿設してあり、エア抜き
孔1f、環状の通路12cと内筒1とで形成する環状の
連通路m、孔12fとを介して内筒1内の油室Bとリザ
ーバ室Rとを連通するようになっており、環状の凹溝1
2d,12eには、底板12と内筒1との嵌合部iをシ
ールするシール部材15が装着されている。
【0017】また、内筒1には、内筒1の左端近傍1b
に油室Aとリザーバ室Rとを連通するエア抜き孔兼減衰
力発生用オリフィス(以下エア抜き孔という)1fが、
図2(b)に示すように、穿設してあり、このエア抜き
孔1fに連通するように前蓋3Bの凹部3bの内周に環
状の通路3cと環状の凹溝3d,3eとが成形してあ
る。
【0018】この環状の通路3cは、前蓋3Bの外周側
3gに通じる孔3fが穿設してあり、エア抜き孔1f、
環状の通路3cと内筒1とで形成する環状の連通路n、
孔3fとを介して内筒1内の油室Aとリザーバ室Rとを
連通するようになっており、環状の凹溝3d,3eに
は、前蓋3Bと内筒1との嵌合部jをシールするシール
部材15が装着されている。
【0019】内筒1の端近傍1a,1bに油室A,Bと
リザーバ室Rとを連通するエア抜き孔兼減衰力発生用オ
リフィス1fは、内筒1の前後方向の対象位置に成るよ
うに穿設されている。
【0020】底板12あるいは前蓋3Bに設ける孔12
f,3fの位置は、エア抜き孔1fに対して約180゜
ずれたリザーバ室Rの油浸下方側になるように底板12
と後蓋4との間に位置決めようの係合ピン14を介して
取り付けられている。
【0021】次にその作用について説明する。今、仮
に、ピストンロッド6が伸側方向(図中下方向)に作動
すると、油室A内の油はチェック弁CV2により前蓋3
Bに設けた通路3aを閉塞する一方、ピストン7に設け
た通路7aより減衰弁RV2、通路7bよりリリーフ弁
PVを介して減衰力を発生させて油室Aから油室Bへ流
れる一方、エア(気泡)を含んだ油は、内筒1に成形し
たエア抜き孔1fから前蓋3Bの環状の通路3cと内筒
1の外周とで形成される環状の連通路n、孔3fを介し
て、内筒1の油室Aからリザーバ室Rの下方油侵側へ流
出して減衰力を発生するとともに、気泡は、リザーバ室
Rの下方側に排出して浮上し、油室A内から気泡が排除
される。
【0022】そして、ピストン7が圧側方向(図中上方
向)に作動すると、油室B内の油は、底板12に設けた
減衰弁RV1により減衰力を発生し、油室Bからリザー
バ室Rへ流出する一方、エア(気泡)を含んだ油は、内
筒1に設けたエア抜き孔1fから環状の通路12cと内
筒1の外周1bとで形成される環状の連通路m、孔12
fを介して、油室Bからリザーバ室Rへ流出して減衰力
を発生させるとともに、気泡は、リザーバ室Rの油侵下
方側に排出して浮上し、油室B内の気泡が排除される一
方、エア抜き孔1fを介して油室Aに吸い込まれる油
は、環状の凹溝3d,3eに装着したシール部材15で
環状の通路3cがシールされているために、リザーバ室
Rの上方側の気泡を含んだ油が油室Aに吸い込まれるこ
とがなくなり、内筒1の油室A,Bに混入している気泡
は、ピストン7が伸縮を繰り返すことで、除々にリザー
バ室Rの上方側へと分離され、内筒1内の油室A,Bに
は気泡がなくなり、油だけとなって、エア抜きが行われ
る。
【0023】このように、内筒1の端近傍1a,1bに
内筒1内の油室A,Bとリザーバ室Rとを連通するエア
抜き孔1fを穿設した複筒式横据付型オイルダンパにあ
って、前記エア抜き孔1fに連通するように前蓋3B及
び底板12の凹部3b,12bの内周に環状の通路3
c,12cを成形し、環状の通路3c,12cと連通す
る孔3f,12fを設け、エア抜き孔1f,内筒1と環
状の通路3c,12cとで形成する環状の通路n,mを
介してリザーバ室Rと油室AあるいはBとを連通するよ
うにしたので、ピストンロッド6の伸縮行程において、
油室A,B内に混入されている気泡は、油室A,Bより
リザーバ室Rに排出され、排出された気泡が再度内筒1
内の油室A,Bへ吸い込まれることがなくなり、常に安
定した減衰特性が得られるようになり、信頼性の向上に
役立てることができる。
【0024】また、内筒1の端近傍1a,1bに内筒1
内の油室A,Bとリザーバ室Rとを連通するエア抜き孔
兼減衰力発生用オリフィス1fを内筒1の前後方向の対
象位置に穿設したので、内筒1を前後どちら側からでも
装着でき、部品の共通化が図れるとともに、組み立てミ
スがなくなり、品質の向上が図れ、組み立て調整工数が
軽減できる。
【0025】さらに、前蓋3Bあるいは底板12に設け
る孔3f,12fの位置は、エア抜き孔1fに対して約
180゜ずれたリザーバ室Rの油浸下方側になるように
底板12と後蓋4との間に位置決めようの係合ピン14
を設けて、取り付けるようにしたから、孔3f,12f
がリザーバ室Rの油侵下側位置に確実に取り付けられ、
組み立てミスがなくなり、品質の向上が図れ、組み立て
手直し工数が軽減できる。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によれば、複筒式横据付型オ
イルダンパにおいて、エア抜き孔兼減衰力発生用オリフ
ィスに連通するように底板及び前蓋の凹部内周に成形す
る環状の通路と、環状の通路に連通しリザーバ室の油侵
下方側に開口する孔と、環状の通路の前後に成形した環
状の溝に嵌挿され内筒と底板及び前蓋との嵌合部をシー
ルするシール部材と、内筒と環状の通路とで形成する環
状の流路,孔,オリフィスを介してリザーバ室と油室と
を連通するようにしたので、ピストンロッドの伸縮行程
において、油室A,B内に混入されている気泡は、油室
A,Bよりリザーバ室Rに排出され、排出された気泡が
再度内筒1内の油室A,Bへ吸い込まれることがなくな
り、常に安定した減衰特性が得られるようになり、信頼
性の向上に役立てることができる効果がある。
【0027】第2の発明によれば、内筒の端近傍に内筒
内の油室とリザーバ室とを連通するエア抜き孔兼減衰力
発生用オリフィスを内筒の前後の対象位置に穿設するよ
うにしたので、内筒を前後どちら側からでも装着でき、
部品の共通化が図れるとともに、組み立てミスがなくな
り、品質の向上が図れ、組み立て調整工数が軽減できる
効果がある。
【0028】第3の発明によれば、環状の通路に連通し
リザーバ室の油侵側に開口する孔をリザーバ室の油侵下
方側位置に成るように係合ピンを底板と後蓋間に設ける
ようにしたので、孔がリザーバ室Rの油侵下側位置に確
実に取り付けられ、組み立てミスがなくなり、品質の向
上が図れ、組み立て手直し工数が軽減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すオイルダンパの正面
断面図である。
【図2】(a)同じく図1におけるD要部拡大断面図で
ある。 (b)同じく図1におけるE要部拡大断面図である。
【図3】(a)従来例のオイルダンパの正面断面図であ
る。 (b)同じく図3(a)におけるC部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内筒 1a,1b 内筒の端 1c 環状の凹溝 1f エア抜き孔 2 外筒 3A,3B 前蓋 3a 通路 3c 環状の通路 3d,3e 環状の凹溝 3f 孔 3g 前蓋の外周 4 後蓋 5 シール部材 6 ピストンロッド 7 ピストン 7a,7b ピストン通路 8 シール部材 9 オイルシール 10 シール部材 11 軸受部材 12 底板 12a 通路 12c 環状の通路 12d,12e 環状の凹溝 12f 孔 12g 底板の外周 13 リング部材 14 係合ピン 15 シール部材 A,B 油室 CV1,CV2 チェック弁 PV リリーフ弁 RV1,RV2 減衰弁 R リザーバ室 i,j 嵌合部 h,m,n 環状の連通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、外筒内に嵌合する前後蓋と、前
    蓋と後蓋に係合する底板とにより同芯的に配設される内
    筒と、内外筒との間に形成されるリザーバ室と、内筒内
    に摺動自在に嵌挿し油室A,Bとを区画するピストンを
    締結するピストンロッドと、油室Aから油室Bへの流れ
    に減衰力を発生するようピストンに設けられた減衰弁及
    びリリーフ弁と、内筒端に係合する底板に設けられリザ
    ーバ室から油室Bへのみ流れを許すチェック弁と油室B
    からリザーバ室への流れに減衰力を発生する減衰弁と、
    油室Aとリザーバ室とを連通するよう前蓋に設けられる
    連通路中にリザーバ室から油室Aへのみ流れを許すチェ
    ック弁とを備え、内筒の端近傍に内筒内の油室とリザー
    バ室とを連通するエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィス
    を穿設し、オリフィスよりの流体を通路を介してリザー
    バ室の油侵下方側に排出するようにした複筒式横据付型
    オイルダンパにおいて、前記底板及び前蓋の凹部内周に
    エア抜き孔兼減衰力発生用オリフィスに連通する環状の
    通路と環状の通路の前後に内筒と底板及び前蓋との嵌合
    部をシールするシール部材を嵌挿する環状の溝を成形
    し、底板及び前蓋の環状の通路に連通しリザーバ室の油
    侵下方側に連通する孔を穿設し、内筒と底板及び前蓋に
    設けた環状の通路とで形成する環状の連通路,孔,オリ
    フィスを介してリザーバ室と油室とを連通するようにし
    たことを特徴とするオイルダンパ。
  2. 【請求項2】 前記内筒の端近傍に内筒内の油室とリザ
    ーバ室とを連通するエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィ
    スを内筒の前後の対象位置に穿設したことを特徴とする
    請求項1に記載のオイルダンパ。
  3. 【請求項3】 前記環状の通路に連通しリザーバ室の油
    侵側に開口する孔をリザーバ室の油侵下方側位置に成る
    ように係合ピンを底板と後蓋間に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のオイルダンパ。
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