JPH11343211A - ボディー用化粧料 - Google Patents

ボディー用化粧料

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Publication number
JPH11343211A
JPH11343211A JP16416498A JP16416498A JPH11343211A JP H11343211 A JPH11343211 A JP H11343211A JP 16416498 A JP16416498 A JP 16416498A JP 16416498 A JP16416498 A JP 16416498A JP H11343211 A JPH11343211 A JP H11343211A
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JP
Japan
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mica
cosmetic
titanium oxide
poe
acid
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Application number
JP16416498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nawamura
剛 縄村
Kayoko Kobayashi
香世子 小林
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11343211A publication Critical patent/JPH11343211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる色のファンデーションを使用する必要
がなく、仕上がりが自然で、どの方向から見ても脚や腕
等を視覚的に細く見せることができるボディー用化粧料
を提供すること。 【解決手段】低次酸化チタン被覆雲母を含む、ボディー
用化粧料を提供することにより、上記課題を解決し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕や脚等の、顔面
以外の皮膚に塗布するボディー用化粧料に関する発明で
ある。より具体的には、脚、腕等を視覚的に細く見せる
効果を有するボディー用化粧料に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、脚を視覚的に細く見せる方法とし
て、明るさの異なるファンデーションを脚の異なる部位
に塗布して陰影をつける方法や、脚の側面に黒〜褐色の
ファンデーションで陰を入れる方法などがあったが、こ
れらの方法では、異なる色のファンデーションを使用す
るため、その境界面が目立ちやすく、高度のテクニック
を用いないと仕上がりが不自然になり、また、正面方向
から見ないと細く見えない等の欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な欠点を持たない、脚や腕等を視覚的に細く見せる手段
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
に鑑みて鋭意研究した結果、雲母粒子表面が低次酸化チ
タンで被覆されている、低次酸化チタン被覆雲母を、ボ
ディー用化粧料に配合することによって、塗布した時に
塗布部に陰影をもたらし、立体感を与えることが可能で
あり、その結果、異なる色のファンデーションを使用す
る必要がなく、仕上がりが自然で、どの方向から見ても
脚や腕等を視覚的に細く見せることができるボディー用
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0005】すなわち本発明は、低次酸化チタン被覆雲
母を含む、ボディー用化粧料を提供する。本発明ボディ
ー用化粧料において、低次酸化チタン被覆雲母の含有量
が、化粧料全体に対して0.5〜10.0重量%である
場合が、特に本発明の所期の効果を有効に発揮し得る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。本発明ボディー用化粧料に含まれる低次酸
化チタン被覆雲母は、雲母粒子表面が、少なくとも低次
酸化チタンで被覆されているものであって、干渉色を有
しないものであればよい。この低次酸化チタン被覆雲母
は、その雲母粒子表面が、低次酸化チタンで被覆されて
いるものだけでなく、低次酸化チタンと二酸化チタンで
被覆されている被覆雲母でもよく、このような例として
は、例えば、特開平5−43417号公報に記載の、実
質的に低次酸化チタンで着色された干渉色を有さない雲
母チタン系顔料等が挙げられる。
【0007】上記の低次酸化チタン被覆雲母は、公知の
方法で製造することが可能であり、例えば、二酸化チタ
ン被覆雲母(以下、雲母チタンとも称する)を還元処理
する方法等で製造することができる。
【0008】上記の低次酸化チタン被覆雲母中の雲母
は、雲母群に属するものであれば特に制限されず、例え
ば、白雲母(musucovite), 黒雲母(biotite),金雲母(phl
ogopite)等が挙げられる。雲母粒子の粒径は、1〜50
μm程度が好ましく、またその形状は、可能な限り偏平
のものが好ましい。
【0009】雲母粒子の表面を被覆する低次酸化チタン
は、一般式Tin 2n-1で表され、組成や結晶系によ
り、その色が微妙に変化する。その例を第1表に示す。
【0010】
【表1】
【0011】この低次酸化チタンは、公知の方法で得る
ことができ、例えば、金属チタンと二酸化チタンとを
種々の組成比で混合し、この混合物を真空下に900〜
1200℃で焼成して、二酸化チタンを還元する方法,
二酸化チタンをアンモニア気流中で600〜1000
℃で加熱して還元する方法,二酸化チタンを100℃
以上の高温下で水素ガスで還元する方法等が挙げられ
る。
【0012】二酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)を還
元処理して低次酸化チタン被覆雲母を製造する方法とし
ては、公知の方法を用いることが可能であり、例えば、
市販の雲母チタンを用いる方法としては、(1)市販の
雲母チタンを500〜1000℃、好ましくは700〜
900℃の温度で、水素ガス,アンモニアガス等の還元
力を有するガスの一種又は二種以上によって、あるいは
この還元力を有するガスと、ヘリウムガス,アルゴンガ
ス,窒素ガス等の不活性ガスとの混合ガスによって加熱
還元する方法,(2)市販の雲母チタンと二酸化チタン
とを混合し、この混合物を前記(1)に記載の方法によ
って加熱還元する方法,(3)市販の雲母チタンと金属
チタンとを混合し、この混合物を真空下に500〜10
00℃、好ましくは700〜900℃で加熱還元する方
法等が挙げられる。
【0013】また、市販の雲母チタンではなく雲母を用
い、雲母から雲母チタンを得、この雲母チタンを還元処
理して低次酸化チタン被覆雲母を製造することも可能で
あり、例えば、(4)特公昭43−25644号公報に
記載されているように、チタンの無機酸塩(例えば硫酸
チタニル)の水溶液に雲母を分散させ、加熱して加水分
解により雲母粒子の表面に含水二酸化チタンを析出さ
せ、これを500〜1000℃、好ましくは700〜9
00℃の温度で水素ガス,アンモニアガス等の還元力を
有するガスの一種又は二種以上によって、あるいはこの
還元力を有するガスと、ヘリウムガス,アルゴンガス,
窒素ガス等の不活性ガスとの混合ガスによって加熱還元
する方法,(5)雲母粒子の表面に含水二酸化チタンを
析出させた後、加熱して雲母チタンを生成し、これを上
記市販の雲母チタンと同様の方法で還元する方法等が挙
げられる。
【0014】また、還元する方法は、上記の水素ガス,
アンモニアガス等の還元ガスを用いる方法に限定される
ものではなく、水素等の還元炎を用いて還元する方法
や、雲母をチタン塩(例えば、四塩化チタン)の溶液に
懸濁させ、この懸濁液を、空気と水素の混合ガスの炎中
で酸化分解させる方法を採用することもできる。
【0015】本発明ボディー用化粧料において使用され
る低次酸化チタン被覆雲母において、雲母を被覆する低
次酸化チタンの量、又は、低次酸化チタンと二酸化チタ
ンの量は、広い範囲で変化させることができるが、雲母
100重量部に対して、低次酸化チタンが0.01〜5
0.0重量部、二酸化チタンが0〜50.0重量部の範
囲にあることが好ましい。
【0016】低次酸化チタンが、雲母100重量部に対
して0.01重量部未満であると、得られる低次酸化チ
タン被覆雲母に光沢がなく、本発明の所期の効果である
立体感を得ることが難しく好ましくなく、また、50.
0重量部を超えると、得られる低次酸化チタン被覆雲母
に干渉色が生じやすく、有彩色となって、充分に本発明
の効果を発揮させることができず好ましくない。二酸化
チタンが、雲母100重量部に対し50.0重量部を超
える場合も同様であり好ましくない。但し、雲母を被覆
する低次酸化チタン又は二酸化チタンの粒子径や、雲母
の粒子径,結晶形等により、雲母100重量部に対して
低次酸化チタン又は二酸化チタンが50.0重量部を超
える場合でも、干渉色が生じない場合もあり、必ずしも
上記の範囲に限定されるものではなく、得られる低次酸
化チタン被覆雲母が干渉色を有しなければ何れの範囲で
もよい。
【0017】本発明で用いられる低次酸化チタン被覆雲
母は、疎水化処理されたものであってもよい。疎水化処
理された低次酸化チタン被覆雲母を配合することによ
り、耐水性,耐汗性,耐皮脂性等が向上し、化粧持ちが
優れる本発明ボディー用化粧料が提供され得る。
【0018】低次酸化チタン被覆雲母の疎水化処理は、
通常、公知の方法に従って、疎水化処理剤を用いて行う
ことができる。疎水化処理剤としては、例えば、シリコ
ーン,高級脂肪酸,高級アルコール,脂肪酸エステル,
金属石鹸,アミノ酸,アルキルフォスフェート等が挙げ
られるが、これ以外の疎水化処理剤を用いることもでき
る。
【0019】本発明のボディー用化粧料における低次酸
化チタン被覆雲母の含有量は、化粧料全体に対して0.
5〜10.0重量%であることが好ましく、更に好まし
くは、同1.0〜8.0重量%である。低次酸化チタン
被覆雲母の含有量が、化粧量全体に対して0.5重量%
未満では、塗布部に陰影をもたらし立体感を与え、腕や
脚などを視覚的に細く見せるといった効果が発現され難
く好ましくなく、同10.0重量%を超えると、過度に
光沢が強まり、仕上がりが不自然にギラギラとする傾向
が強くなり、好ましくない。
【0020】本発明のボディー用化粧料には上記の低次
酸化チタン被覆雲母の他に、本発明の所期の効果を損な
わない範囲で、顔料,界面活性剤,水溶性成分,油分、
薬剤,保湿剤,アミノ酸,脂質分解促進剤,防腐剤,紫
外線吸収剤,水溶性高分子,増粘剤,水,香料等の、通
常化粧料に配合され得る原料を配合することができる。
【0021】顔料としては、具体的には、無機顔料,有
機顔料等が挙げられる。無機顔料としては、例えばタル
ク,カオリン,炭酸カルシウム,微粒子二酸化チタン,
二酸化チタン,赤酸化鉄,黄酸化鉄,黒酸化鉄,群青,
ベンガラ,焼結顔料,グンジョウピンク,水酸化クロ
ム,黄酸化鉄,酸化クロム,酸化アルミニウムコバル
ト,紺青,カーボンブラック,無水ケイ酸,ケイ酸マグ
ネシウム,酸化亜鉛,酸化チタン,軽質炭酸カルシウ
ム,重質炭酸カルシウム,軽質炭酸マグネシウム,重質
炭酸マグネシウム,カラミン等が挙げられ、有機顔料と
しては、ナイロンパウダー等の合成樹脂粉末,天然高分
子粉末等が挙げられる。これらの顔料は、疎水化処理さ
れたものであってもよい。顔料の疎水化処理は、低次酸
化チタン被覆雲母と同様に、通常、公知の方法を従って
行うことができる。
【0022】界面活性剤としては、具体的には、アニオ
ン界面活性剤,カチオン界面活性剤,両性界面活性剤,
親油性非イオン界面活性剤,親水性非イオン系界面活性
剤等が挙げられる。
【0023】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地,ラウリン酸ナトリウム,パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン;ラウリル硫酸ナトリウ
ム,ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩;ポリオキシエチレン(以下、「POE」と称す
る)ラウリル硫酸トリエタノールアミン,POEラウリ
ル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル
塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサ
ルコシン酸;N−ミリストイル−N−メチルタウリンナ
トリウム,ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム,
ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸ア
ミドスルホン酸塩;POEオレイルエーテルリン酸ナト
リウム,POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エ
ステル塩;ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム,モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキ
シエチレンスルホコハク酸ナトリウム,ラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスル
ホコハク酸塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム,リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノ
ールアミン,リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のア
ルキルベンゼンスルホン酸塩;N−ラウロイルグルタミ
ン酸モノナトリウム,N−ステアロイルグルタミン酸ジ
ナトリウム,N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノ
ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩;硬化ヤシ油
脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステ
ル硫酸エステル塩;ロート油等の硫酸化油,POEアル
キルエーテルカルボン酸,POEアルキルアリルエーテ
ルカルボン酸塩,α−オレフィンスルホン酸塩,高級脂
肪酸エステルスルホン酸塩,二級アルコール硫酸エステ
ル塩,高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩,
ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム,
N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミ
ン,カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0024】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩;塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩,塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩;アルキル
四級アンモニウム塩,アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩,アルキルイソキノリニウム塩,ジアルキルモ
リホニウム塩,POEアルキルアミン,アルキルアミン
塩,ポリアミン脂肪酸誘導体,アミルアルコール脂肪酸
誘導体,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0025】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキジ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム,2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤;2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン,ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン,アルキルベタイン,
アミドベタイン,スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤等が挙げられる。
【0026】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート,ソルビタンモノイソス
テアレート,ソルビタンモノラウレート,ソルビタンモ
ノパルミテート,ソルビタンモノステアレート,ソルビ
タンセスキオレエート,ソルビタントリオレエート,ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン,テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノ綿実油脂
肪酸グリセリン,モノエルカ酸グリセリン,セスキオレ
イン酸グリセリン,モノステアリン酸グリセリン,α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン,モノス
テアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリ
セリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコー
ル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類;硬化ヒ
マシ油誘導体,グリセリンアルキル工ーテル,ポリオキ
シエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等が挙げら
れる。
【0027】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POEソルビタンモノオレエート,POEソルビタ
ンモノステアレート,POEソルビタンモノオレート,
POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタ
ン脂肪酸エステル類;POEソルビットモノラウレー
ト,POEソルビットモノオレエート,POEソルビッ
トペンタオレエート,POEソルビットモノステアレー
ト等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POEグリ
セリンモノステアレート,POEグリセリンモノイソス
テアレート,POEグリセリントリイソステアレート等
のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレ
エート,POEジステアレート,POEモノジオレエー
ト,ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪
酸エステル類;POEラウリルエーテル,POEオレイ
ルエーテル,POEステアリルエーテル,POEべへニ
ルエーテル,POE−2−オクチルドデシルエーテル,
POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエー
テル類;POEオクチルフェニルエーテル,POEノニ
ルフェニルエーテル,POEジノニルフェニルエーテル
等のPOEアルキルフェニルエーテル類;プルロニック
等のプルアロニック型類;POE・ポリオキシプロピレ
ン(以下「POP」と称する)セチルエーテル,POE
・POP−2−デシルテトラデシルエーテル,POE・
POPモノブチルエーテル,POE・POP水添ラノリ
ン,POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・P
OPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPO
E・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒ
マシ油,POE硬化ヒマシ油,POE硬化ヒマシ油モノ
イソステアレート,POE硬化ヒマシ油トリイソステア
レート,POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノ
イソステアリン酸ジエステル,POE硬化ヒマシ油マレ
イン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体;POE
ソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導
体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド,ラウリン酸モノ
エタノールアミド,脂肪酸イソプロパノールアミド等の
アルカールアミド;POEプロピレングリコール脂肪酸
エステル,POEアルキルアミン,POE脂肪酸ショ糖
脂肪酸エステル,POEノニルフェニルホルムアルデヒ
ト縮合物,アルキルエトキシジメチルアミンオキシド,
トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0028】水溶性成分としては、例えば、メタノー
ル,エタノール,プロパノール,イソプロピルアルコー
ル,ベンジルアルコール等のモノアルコール類;グリセ
リン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,ト
リエチレングリコール,2,5−ヘキサンジオール,
2,3−ブチレングリコール,ヘプタンジオール,2,
4−ヘキシレングリコール,1,5−ペンタンジオー
ル,1,4−ブタンジオール,プロピレングリコール,
1,3−ブチレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,ポリエチレングリコール,ポリグリセリン等の多価
アルコールおよびこれらの誘導体等が挙げられる。ま
た、有機酸及び有機塩類(アミノ酸,アミノ酸塩,オキ
シ酸塩)等より選択することもできる。
【0029】油分としては、例えば、炭化水素油,エス
テル油,シリコーン油等の通常化粧料に用いられる油分
類は、殆ど全て配合可能である。具体的に例示すれば、
スクワラン,パラフィン油,パラフィンワックス,マイ
クロクリスタリンワックス,オゾケライト,セレシン等
の炭化水素油;蜜ロウ,鯨ロウ,カルナウバロウ,キャ
ンデリラロウ等のロウ類;オリーブ油,椿油,ラノリン
などの天然動物油脂;ラウリン酸,ミリスチン酸,ステ
アリン酸等の炭素数10〜20の高級脂肪酸;セチルア
ルコール,ステアリルアルコール等の炭素数10〜20
の高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル,2−エ
チルヘキサン酸セチル等のエステル類;ジメチルポリシ
ロキサン,ジメチルシクロポリシロキサン,ジエチルポ
リシロキサン等のジアルキルポリシロキサン,メチルフ
ェニルポリシロキサン等のアルキルアリールポリシロキ
サン,ジアリールポリシロキサン,脂肪酸変性ポリシロ
キサン,高級アルコール変性ポリシロキサン,アミノ変
性ポリシロキサン等のシリコーン油;トリメチルシロキ
シケイ酸等のシリコーン樹脂,シリコーンゴム,構造式
(1)で表されるジメチルポリシロキサン,構造式
(2)で表されるジメチルシクロポリシロキサン等の揮
発性オイル等が挙げられる。
【0030】
【化1】
【0031】
【化2】
【0032】薬剤としては、例えば、ビタミンA油,レ
チノール,酢酸レチノール等のビタミンA類,リボフラ
ビン,酪酸リボフラビン,フラビンアデニンヌクレオチ
ド等のビタミンB2 類,ピリドキシン塩酸塩,ピリドキ
シンジオクタノエート等のビタミンB6 類,L−アスコ
ルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステ
ル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム,L−ア
スコルビン酸リン酸エステル,DL−α−トコフェロー
ル−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等
のビタミンC類,パントテン酸カルシウム,D−パント
テニルアルコール,パントテニルエチルエーテル,アセ
チルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類,
エルゴカルシフェロール,コレカルシフェロール等のビ
タミンD類,ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコチン
酸ベンジル等のニコチン酸類,α−トコフェロール,酢
酸トコフェロール,ニコチン酸DL−α−トコフェロー
ル,コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE
類,ビタミンP,ビオチン等のビタミン類;グリチルリ
チン酸誘導体,グリチルレチン酸誘導体,サリチル酸誘
導体,ヒノキチオール,酸化亜鉛,アラントイン等の消
炎剤;胎盤抽出物,グルタチオン,ユキノシタ抽出物等
の美白剤;オウバク,オウレン,シコン,シャクヤク,
センブリ,バーチ,セージ,ビワ,ニンジン,アロエ,
ゼニアオイ,アイリス,ブドウ,ヨクイニン,ヘチマ,
ユリ,サフラン,センキュウ,ショウキュウ,オトギリ
ソウ,オノニス,ニンニク,トウガラシ,チンピ,トウ
キ,海藻等の抽出物;ローヤルゼリー,感光素,コレス
テロール誘導体,幼年血液抽出物等の賦活剤;ノニル酸
ワレニルアミド,ニコチン酸ベンジルエステル,ニコチ
ン酸β−ブトキシエチルエステル,カプサイシン,ジン
ゲロン,カンタリスチンキ,イクタモール,タンニン
酸,α−ボルネオール,ニコチン酸トコフェロール,イ
ノシトールヘキサニコチネート,シクランデレート,シ
ンナリジン,トラゾリン,アセチルコリン,ベラパミ
ル,セファランチン,γ−オリザノール等の血行促進
剤;硫黄,チアントール等の抗脂漏剤;トラネキサム
酸,トリメチルグリシン,チオタウリン,ヒポタウリン
等が挙げられる。
【0033】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール,プロピレングリコール,グリセリン,1,3
−ブチレングリコール,ヘキシレングリコール,キシリ
トール,ソルビトール,マルチトール,コンドロイチン
硫酸,ヒアルロン酸,ムコイチン硫酸,カロニン酸,ア
テロコラーゲン,コレステリル−12−ヒドロキジステ
アレート,乳酸ナトリウム,胆汁酸塩,dl−ピロリド
ンカルボン酸塩,短鎖可溶性コラーゲン,ジグリセリン
(EO)PO付加物,イザイヨバラ抽出物,セイヨウノ
コギリソウ抽出物,メリロート抽出物等が挙げられる。
【0034】アミノ酸としては、例えば、グリシン,ア
ラニン,バリン,ロイシン,イソロイシン、フェニルア
ラニン,チロシン,トレオニン,セリン,プロリン,ヒ
ドロキシプロリン,トリプトファン,メチオニン,シス
チン,アスパラギン酸,アルギニン,グルタミン酸,グ
ルタミン,リジン,アルギニン,ヒスチジン等が挙げら
れる。
【0035】脂質分解促進剤としては、例えば、ラウァ
ンドゥラ・アンクスティフォリア・ラベンダー,ラウァ
ンドゥラ・アンクスティフォリア・ピレナイカ,スパイ
ク・ラベンダー,ラバンジンウイキョウ,イタリアウイ
キョウ,ローズマリー,ミシマサイコ,マンシュウミシ
マサイコ,ダフリカサイコ等のサイコ類;緑茶,烏龍茶
等の茶等;カカオ,ホップ,シソ,サルビア,コラ,コ
フィア等の植物抽出液;カフェイン,テオフィリン,テ
オブロミン,キサンチン,アミノフィリン,コリンテオ
フィリン,ジプロフィリン,プロキシフィリン,オクス
トリフィリン等のキサンチン誘導体等が挙げられる。
【0036】防腐剤としては、例えば、エチルパラベ
ン,ブチルパラベン等が挙げられる。
【0037】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸(以下PABAと略す),PABAモノグリ
セリンエステル,N,N−ジプロポキシPABAエチル
エステル,N,N−ジエトキシPABAエチルエステ
ル,N,N−ジメチルPABAエチルエステル,N,N
−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外
線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレー
ト等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレ
ート,メンチルサリシレート,ホモメンチルサリシレー
ト,オクチルサリシレート,フェニルサリシレート,ベ
ンジルサリシレート,p−イソプロパノールフェニルサ
リシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシ
ンナメート,エチル−4−イソプロピルシンナメート,
メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート,エチル
−2,4−ジイソプロピルシンナメート,メチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート,プロピル−p−メト
キシシンナメート,イソプロピル−p−メトキシシンナ
メート,イソアミル−p−メトキシシンナメート,オク
チル−p−メトキシシンナメート,2−エチルヘキシル
−p−メトキシシンナメート,2−エトキシエチル−p
−メトキシシンナメート,シクロヘキシル−p−メトキ
シシンナメート,エチル−α−シアノ−β−フェニルシ
ンナメート,2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フ
ェニルシンナメート,グリセリルモノ−2−エチルヘキ
サノイル−ジパラメトキシシンナメート,3,4,5−
トリメトキシ桂皮酸3−メチル−4−〔メチルビス(ト
リメチルシロキシ)シリル〕コプチル等の桂皮酸系紫外
線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン,2,
2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾ
フェノン,2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベ
ンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン−5−スルホン酸塩,4−フェニルベンゾフェノ
ン,2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノ
ン−2−カルボキシレート,ヒドロキシ−4−n−オク
トキシベンゾフェノン,4−ヒドロキシ−3−カルボキ
シベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;
3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファ
ー,3−ベンジリデン−d,l−カンファー,ウロカニ
ン酸,ウロカニン酸エチルエステル,2−フェニル−5
−メチルベンゾキサゾール,2,2’−ヒドロキシ−5
−メチルフェニルベンゾトリアゾール,2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール,2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニ
ルベンゾトリアゾール,ジベンザラジン,ジアニソイル
メタン,4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイル
メタン,5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデ
ン)−3−ペンタン−2−オン等が挙げられる。
【0038】水溶性高分子としては、具体的には、天
然,半合成,合成又は無機の水溶性高分子が挙げられ
る。天然の水溶性高分子としては、例えば、アラビアガ
ム,トラガカントガム,ガラクタン,グアガム,キャロ
ブガム,カラヤガム,カラギーナン,ペクチン,カンナ
ン,クインスシード(マルメロ),アルゲコロイド(ガ
ッソウエキス),デンプン(コメ,トウモロコシ,バレ
イショ,コムギ),グリチルリチン酸等の植物系高分
子;キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルガ
ン,ブルラン等の微生物系高分子;コラーゲン,カゼイ
ン,アルブミン,ゼラチン等の動物系高分子が挙げられ
る。
【0039】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
カルボキシメチルデンプン,メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース,ニ
トロセルロース,エチルセルロース,メチルヒドロキシ
プロピルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,セ
ルロース硫酸ナトリウム,ヒドロキシプロピルセルロー
ス,カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C),結晶セルロース,セルロース末等のセルロース系
高分子;アルギン酸ナトリウム,アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられ
る。
【0040】合成の水溶性高分子としては、例えば、ポ
リビニルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリ
ビニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー(カーボ
ポール)等のビニル系高分子;ポリエチレングリコール
2000,4000,6000等のポリオキシエチレン系高分子;ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共
重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム,ポリエチ
ルアクリレート,ポリアクリルアミド等のアクリル系高
分子;ポリエチレンイミン,カテオンポリマー等が挙げ
られる。
【0041】無機の水溶性高分子としては、例えば、ベ
ントナイト,ケイ酸AlMg(ビーガム),ラポナイ
ト,ヘクトライト,無水ケイ酸等が挙げられる。
【0042】増粘剤としては、例えば、アラビアガム,
カラギーナン,カラヤガム、トラガカントガム,キャロ
ブガム,クインスシード(マルメロ),カゼイン、デキ
ストリン,ゼラチン,ペクチン酸ナトリウム,アラキン
酸ナトリウム,メチルセルロース,エチルセルロース,
カルボキシメチルセルロース(CMC),ヒドロキシエ
チルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリ
ビニルアルコール(PVA),オイリビニルメチルエー
テル(PVM),ポリビニルピロリドン(PVP),ポ
リアクリル酸ナトリウム,カルボキシビニルポリマー,
ローカストビーンガム,グアーガム,タマリントガム,
ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース,キサ
ンタンガム,ケイ酸アルミニウムマグネシウム,ベント
ナイト,ヘクトライト等が挙げられる。ここで、上記の
原料は例示であり、これらの原料に本発明ボディー用化
粧料に配合可能な原料が限定されるものではない。
【0043】本発明ボディー用化粧料の形態は、皮膚に
適用できる形態であれば何れでもよく、例えば、粉末固
形型,油分散(油性)型,乳化型等が挙げられる。所望
する形態に応じて、上記原料を組み合わせて、本発明ボ
ディー用化粧料が製造される。
【0044】
【実施例】以下、本発明を、実施例等を用いてさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0045】まず、本発明ボディー用化粧料に配合され
る低次酸化チタン被覆雲母の製造方法を製造例1〜6を
用いて説明する。なお、例中、部とあるのは全て重量部
を表す。
【0046】製造例1 平均粒子径12μmの白雲母50部を、イオン交換水5
00部に添加し、充分に攪拌して均一に分散させた。得
られた分散液に、濃度40重量%の硫酸チタニル水溶液
180部を加え、攪拌しながら加熱し、5時間煮沸し
た。放冷後、濾過水洗し、850℃で焼成して、二酸化
チタンで被覆された雲母(雲母チタン)86部を得た。
次に、得られた雲母チタンを、流速3リットル/分のア
ンモニアガス気流下で800℃で4時間還元処理し、冷
却後、粉末を回収した。得られた粉末は、干渉色を有せ
ず、外観色が灰色で、真珠光沢を有していた。
【0047】この粉末について、X線回析の粉末測定法
により、低次酸化チタンと二酸化チタンの回折線の強度
を求め、別に求めた雲母と低次酸化チタン又は二酸化チ
タンの混合比既知の、回折線の強度の検量線と対比し
て、低次酸化チタンと二酸化チタンの量を求めた。その
結果、この粉末において、雲母粒子の表面が、雲母10
0部に対して30.6部の低次酸化チタンと5.5部の
二酸化チタンで被覆されていることがわかった。
【0048】製造例2 平均粒子径8.5μmの白雲母50部を、イオン交換水
500部に添加し、充分に攪拌し均一に分散させた。得
られた分散液に、濃度40重量%の硫酸チタニル水溶液
312部、及び1/4mol/リットルの硫酸30部を
加え、攪拌しながら徐々に加熱し、6時間煮沸した。放
冷後、濾過水洗し、900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆された雲母(雲母チタン)95部を得た。次に、
得られた雲母チタンに、金属チタン1.0部を混合し、
この混合物をオイル拡散ポンプを用いて10-3toor
以下の真空度で、800℃で4時間還元処理した。冷却
後、粉末102部を得た。得られた粉末は、干渉色を有
せず、外観色が濃い灰色で、真珠光沢を有していた。
【0049】この粉末の表面の低次酸化チタンと二酸化
チタンの量を、製造例1と同様の方法によって求めた。
その結果、この粉末において、雲母粒子の表面が、雲母
100部に対して4.0部の低次酸化チタンと40.2
部の二酸化チタンで被覆されていることがわかった。
【0050】製造例3〜6 以下の4種類の市販の干渉色を有しない雲母チタン系真
珠光沢顔料を用いて低次酸化チタン被覆雲母を製造し
た: 製造例3:テミロンMP−115(メルク社製) 粒度分布2.9〜9.4μm(平均粒径5.0μm) 製造例4:テミロンMP−1005(メルク社製) 粒度分布1.2〜5.2μm(平均粒径2.2μm) 製造例5:フラメンコベルベット100(マール社製) 粒度分布2.7〜6.4μm(平均粒径4.0μm) 製造例6:ロナパールMP(メルク社製) 粒度分布4.6〜19.5μm(平均粒径12.5μ
m)
【0051】具体的には、上記市販の雲母チタン系真珠
光沢顔料各50部を、流速0.25リットル/分のアン
モニアガスと流速2.75リットル/分の窒素ガスを用
いて、800℃で3時間還元処理した。放冷後、粉体5
0部を得た。得られた粉末を肉眼で観察し、色調(外観
色,干渉色,色相(H),明度(V),彩度(C))を
カラーアナライザー607(日立製作所製)を用いて、
粉末セル法で測定した。また、得られた粉末について、
低次酸化チタンと二酸化チタンの量を、製造例1と同様
の方法によって求めた。結果を第2表に示す。
【0052】
【表2】
【0053】次に、本発明ボディー用化粧料の処方例
(実施例1〜11)を示すと共に、本発明ボディー用化
粧料の効果を、実施例1及び比較例1の化粧料を用いて
反射率(光沢度)試験等により実証し、また、実施例2
〜11及び比較例2〜4の化粧料を用いて実使用試験に
より実証した。
【0054】 実施例1(ボディー用化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)イソステアリン酸 0.8 (2)ステアリン酸 1.6 (3)ジイソステアリン酸ジグリセリン 2.0 (4)ワセリン 2.0 (5)スクワラン 10.0 (6)2−エチルヘキサン酸エチル 8.0 (7)水酸化カリウム 0.27 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)濃グリセリン 7.0 (10)イオン交換水 残 量 (11)コロイド性含水ケイ酸塩 0.8 (12)カルボキシメチルセルロース 0.1 (13)カフェイン 1.0 (14)低次酸化チタン被覆雲母(製造例3) 5.0 (15)赤酸化鉄 0.5 (16)黄酸化鉄 1.0 (17)香料 適 量 (18)防腐剤 適 量
【0055】 比較例1(ボディー用化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)イソステアリン酸 0.8 (2)ステアリン酸 1.6 (3)ジイソステアリン酸ジグリセリン 2.0 (4)ワセリン 2.0 (5)スクワラン 10.0 (6)2−エチルヘキサン酸エチル 8.0 (7)水酸化カリウム 0.27 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)濃グリセリン 7.0 (10)イオン交換水 残 量 (11)コロイド性含水ケイ酸塩 0.8 (12)カルボキシメチルセルロース 0.1 (13)カフェイン 1.0 (14)タルク 5.0 (15)赤酸化鉄 0.5 (16)黄酸化鉄 1.0 (17)香料 適 量 (18)防腐剤 適 量
【0056】<製造方法>(8)〜(13)を混合した
後、70〜80℃に加熱し、ホモミキサー処理をした。
これに、粉末(14)〜(16)を加えた後、再度ホモ
ミキサー処理をし、(7)を加えて撹拌して水相を調製
した。これとは別に、(1)〜(6)を混合した後、7
0〜80℃に加熱溶解させ、これに(17)(18)を
添加して油相を調製した。次いで、水相に油相を加え、
ホモミキサーで乳化させた後、脱気した。これを30℃
まで冷却し、ボディー用化粧料を得た。
【0057】反射率(光沢度)試験 低次酸化チタン被覆雲母を含むボディー用化粧料を塗布
した場合と、低次酸化チタン被覆雲母を含まないボディ
ー用化粧料を塗布した場合の塗布面の反射率を測定し
た。
【0058】具体的には、実施例1及び比較例1で得ら
れたボディー用化粧料を用いて、サンプルの調製をし
た。すなわち、無光沢の黒色の紙上に、ドクターブレー
ド(0.35mm)を用いて一定の厚さのボディー用化
粧料の膜をつくり、一昼夜放置して乾燥させたものをサ
ンプルとした。
【0059】得られたサンプルについて、反射率を測定
した。すなわち、測定機器としては光沢計C−1020
(日立製作所製)を用い、入射光の入射角を45℃と
し、受光面の角度を変えて、それぞれの角度での反射光
の強度をXYZで測定し、Y値で比較した。測定結果を
第3表に示す。
【0060】
【表3】
【0061】第3表から明らかなように、比較例1のサ
ンプルに比べ、実施例1のサンプルは、光の入射角45
°に対して、正反射方向の140°付近で高い値を示
し、拡散反射方向の90〜100°及び160°付近で
は低い値を示している。これは、低次酸化チタン被覆雲
母を含む本発明ボディー用化粧料が、正反射方向で強い
反射(光沢)を示し、それ以外の方向では反射が小さく
なる、光の陰影のコントラスト効果を持つことを示すも
のである。
【0062】実施例1のサンプルを脚に塗布すると、正
反射方向が明るく、その他の方向が暗く見える光のコン
トラスト効果により脚が立体的に見え、結果として視覚
的に脚が細く見えた。
【0063】 実施例2(ボディー用日焼け止め乳液) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)メチルポリシロキサン 5.0 (3)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 1.0 (4)メトキシケイ皮酸オクチル 10.0 (5)有機変性粘度鉱物 0.5 (6)球状ポリエチレン 3.0 (7)疎水化処理二酸化チタン 5.0 (8)デキストリン脂肪酸処理した製造例3の 低次酸化チタン被覆雲母 6.0 (9)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (10)疎水化処理黄酸化鉄 1.0 (11)1,3−ブチレングリコール 5.0 (12)EDTA・3Na・2H2 O 0.1 (13)カフェイン 1.0 (14)パラベン 適 量 (15)香料 適 量 (16)精製水 残 量
【0064】<製造方法>(1)〜(5)を混合し、6
0℃に加温した後、ホモミキサーで分散させた。この分
散液に、(6)〜(10)を加え、更にホモミキサーを
用いて充分に混合分散を行い、油相部を調製した。この
油相部にホモミキサー処理を行いながら、(11)〜
(16)を混合溶解して調製した水相部を添加し、充分
にホモミキサー処理を行い、ボディー用日焼け止め乳液
を得た。この乳液は、塗付色が自然で脚や腕などを引き
締めて見せる効果と紫外線防御効果を併せ持つものであ
る。
【0065】 比較例2(ボディー用日焼け止め乳液) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルサイクロペンタシロキサン 35.0 (2)メチルポリシロキサン 5.0 (3)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン 1.0 (4)メトキシケイ皮酸オクチル 10.0 (5)有機変性粘度鉱物 0.5 (6)球状ポリエチレン 3.0 (7)疎水化処理二酸化チタン 5.0 (8)疎水化処理タルク 6.0 (9)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (10)疎水化処理黄酸化鉄 1.0 (11)1,3−ブチレングリコール 5.0 (12)EDTA・3Na・2H2 O 0.1 (13)カフェイン 1.0 (14)パラベン 適 量 (15)香料 適 量 (16)精製水 残 量
【0066】<製造方法>(1)〜(5)を混合し、6
0℃に加温した後、ホモミキサーで分散させた。この分
散液に、(6)〜(10)を加え、更にホモミキサーを
用いて充分に混合分散を行い、油相部を調製した。この
油相部にホモミキサー処理を行いながら、(11)〜
(16)を混合溶解して調製した水相部を添加し、充分
にホモミキサー処理を行い、ボディー用日焼け止め乳液
を得た。
【0067】 実施例3(振とう分散型ボディー用化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 15.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 3.0 (4)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 (5)トリメチルシロキシケイ酸 1.0 (6)金属石鹸処理した製造例2の低次酸化チタン被覆雲母 4.0 (7)球状ポリエチレン 2.0 (8)シリコーン処理雲母 2.0 (9)赤酸化鉄 0.5 (10)黄酸化鉄 0.8 (11)イオン交換水 残 量 (12)カフェイン 1.0 (13)ウイキョウ抽出液 1.0 (14)95%エチルアルコール 15.0 (15)1, 3−ブチレングリコール 3.0 (16)パラベン 適 量
【0068】<製造方法>(1)〜(5)の混合物に
(6)〜(10)を添加し分散させた後、(11)〜
(16)を添加し乳化して、振とう分散型ボディー用化
粧料を得た。
【0069】 比較例3(振とう分散型ボディー用化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 15.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 3.0 (4)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 (5)トリメチルシロキシケイ酸 1.0 (6)疎水化処理タルク 4.0 (7)球状ポリエチレン 2.0 (8)シリコーン処理雲母 2.0 (9)赤酸化鉄 0.5 (10)黄酸化鉄 0.8 (11)イオン交換水 残 量 (12)カフェイン 1.0 (13)ウイキョウ抽出液 1.0 (14)95%エチルアルコール 15.0 (15)1, 3−ブチレングリコール 3.0 (16)パラベン 適 量
【0070】<製造方法>(1)〜(5)の混合物に
(6)〜(10)を添加し分散させた後、(11)〜
(16)を添加し乳化して、振とう分散型ボディー用化
粧料を得た。
【0071】 実施例4(オイル分散型二層タイプ) 配合成分 配合量(重量%) (1)99%エチルアルコール 10.0 (2)デカメチルペンタシロキサン 残 量 (3)ジメチルシリコーンゴム(分子量 330,000) 1.0 (4)ジメチルポリシロキサン(10cps) 2.0 (5)4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル 1.0 (6)金属石鹸処理した製造例1の低次酸化チタン被覆雲母 10.0 (7)疎水化処理タルク 2.0 (8)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (9)疎水化処理黄酸化鉄 0.8 (10)疎水化処理黒酸化鉄 0.1
【0072】<製造方法>(1)〜(5)を混合して調
製した油相に、粉末(6)〜(10)を添加し、ホモミ
キサーで分散させて、オイル分散型二層タイプのボディ
ー用化粧料を得た。
【0073】 比較例4(オイル分散型二層タイプ) 配合成分 配合量(重量%) (1)99%エチルアルコール 10.0 (2)デカメチルペンタシロキサン 残 量 (3)ジメチルシリコーンゴム(分子量 330,000) 1.0 (4)ジメチルポリシロキサン(10cps) 2.0 (5)4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル 1.0 (6)疎水化処理タルク 12.0 (7)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (8)疎水化処理黄酸化鉄 0.8 (9)疎水化処理黒酸化鉄 0.1
【0074】(1)〜(5)を混合して調製した油相
に、粉末(6)〜(9)を添加し、ホモミキサーで分散
させて、オイル分散型二層タイプのボディー用化粧料を
得た。
【0075】 実施例5(ボディー用W/Oクリーム) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 60.0 (2)セチルイソオクタノエート 2.0 (3)ポリオキシエチレン・ポリアルキルシロキサン共重合体 2.0 (4)ビタミンEアセテート 0.05 (5)パラベン 適 量 (6)香料 適 量 (7)有機変性粘度鉱物 0.5 (8)球状ポリエチレン 3.0 (9)疎水化処理超微粒子二酸化チタン 5.0 (10)シリコーン処理した製造例4の低次酸化チタン被覆雲母 6.0 (11)ナイロンパウダー 8.0 (12)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (13)疎水化処理黄酸化鉄 1.0 (14)ジプロピレングリコール 5.0 (15)EDTA・3Na・2H2 O 0.1 (16)カフェイン 0.1 (17)精製水 残 量
【0076】<製造方法.(1)〜(7)を混合し、7
0℃で加熱溶解した後、(8)〜(13)を加えディス
パーで分散混合して油相を調製した。(14)〜(1
7)を混合し、70℃に加熱した後、油相にディスパー
で撹拌しながら徐々に加え、充分均一に混合撹拌した
後、冷却して、ボディー用W/Oクリームを得た。
【0077】 実施例6(ボディー用W/O乳液) 配合成分 配合量(重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 44.0 (2)流動パラフィン 3.0 (3)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0 (4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.4 (5)ビタミンEアセテート 0.02 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)球状ポリエチレン末 2.0 (9)デキストリン脂肪酸処理した製造例5の 低次酸化チタン被覆雲母 8.0 (10)疎水化処理酸化亜鉛 10.0 (11)疎水化処理赤酸化鉄 0.4 (12)疎水化処理黄酸化鉄 1.0 (13)グリセリン 4.0 (14)水膨潤性粘土鉱物 0.6 (15)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 (16)ウイキョウ抽出物 1.0 (17)精製水 残 量
【0078】<製造方法>(1)〜(7)を混合し、7
0℃で加熱溶解した後、(8)〜(12)を加えディス
パーで分散混合して油相を調製した。(13)に(1
4)を湿潤させ、ここに(15)〜(17)を混合し、
70℃に加熱した後、油相にディスパーで撹拌しながら
徐々に加え、充分均一に混合撹拌し、冷却して、ボディ
ー用W/O乳液を得た。
【0079】 実施例7(ボディー用W/Oクリーム) 配合成分 配合量(重量%) (1)軽質イソパラフィン 7.0 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0 (3)グリセリルモノオレート 1.5 (4)ジグリセリルジイソステアレート 2.1 (5)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.4 (6)スクワラン 5.0 (7)パラベン 適 量 (8)香料 適 量 (9)トリメチルシルセスキオキサン粉末 20.0 (10)デキストリン脂肪酸処理した製造例6の 低次酸化チタン被覆雲母 8.0 (11)疎水化処理酸化チタン 12.0 (12)疎水化処理赤酸化鉄 0.5 (13)疎水化処理黄酸化鉄 1.0 (14)1,3−ブチレングリコール 7.0 (15)モンモリロナイト 1.1 (16)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 (17)カフェイン 1.0 (18)ウイキョウ抽出液 1.0 (19)EDTA・3Na・2H2 O 0.05 (20)精製水 残 量
【0080】<製造方法>(1)〜(8)を混合し、7
0℃で加熱溶解した後、(9)〜(13)を加えディス
パーで分散混合して油相を調製した。(14)に(1
5)を湿潤させ、これを(16)〜(20)と混合し、
70℃に加熱した後、油相にディスパーで撹拌しながら
徐々に加え、充分均一に混合撹拌、冷却して、ボディー
用W/Oクリームを得た。
【0081】 実施例8(ボディー用パウダリー化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)タルク 19.0 (2)マイカ 27.0 (3)カオリン 3.0 (4)二酸化チタン 8.0 (5)湿式合成酸化亜鉛 8.0 (6)乾式合成酸化亜鉛 6.0 (7)低次酸化チタン被覆雲母(製造例1) 5.0 (8)ステアリン酸亜鉛 1.0 (9)ベンガラ 1.3 (10)黄酸化鉄 2.0 (11)黒酸化鉄 0.2 (12)ナイロンパウダー 8.0 (13)スクワラン 6.0 (14)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.0 (15)酢酸ラノリン 1.0 (16)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 2.0 (17)モノオレイン酸ソルビタン 0.5 (18)防腐剤 適 量 (19)香料 適 量
【0082】<製造方法>(1)〜(3)及び(9)〜
(11)をブレンダーで充分に混合した。これに(4)
〜(8)及び(12)を加え更に充分に混合した後、
(13)〜(19)を加え均一に混合した。得られる混
合物を粉砕機で粉砕し、中皿に圧縮成形してボディー用
パウダリー化粧料を得た。
【0083】 実施例9(ボディー用油性タイプ化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)タルク 5.0 (2)マイカ 14.0 (3)低次酸化チタン被覆雲母(製造例2) 8.0 (4)二酸化チタン 10.0 (5)湿式合成酸化亜鉛 5.0 (6)乾式合成酸化亜鉛 5.0 (7)ベンガラ 1.0 (8)黄酸化鉄 3.0 (9)黒酸化鉄 0.2 (10)スクワラン 6.0 (11)固形パラフィン 6.8 (12)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (13)ミツロウ 2.0 (14)ワセリン 11.0 (15)酢酸ラノリン 1.0 (16)パルミチン酸イソプロピル 15.0 (17)酸化防止剤 適 量 (18)防腐剤 適 量 (19)香料 適 量
【0084】<製造方法>(1)〜(9)を充分に粉砕
混合した。これを、(10)〜(18)を加温溶解した
油相に添加し、コロイドミル等で分散を行った。その後
(19)を加え容器に流し込み冷却し、ボディー用油性
タイプ化粧料を得た。
【0085】 実施例10(ボディー用O/W化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)イソステアリン酸 0.8 (2)ステアリン酸 1.6 (3)ジイソステアリン酸ジグリセリン 2.0 (4)ワセリン 2.0 (5)スクワラン 10.0 (6)2−エチルヘキサン酸エチル 7.0 (7)水酸化カリウム 0.27 (8)ジプロピレングリコール 5.0 (9)濃グリセリン 7.0 (10)イオン交換水 残 量 (11)コロイド性含水ケイ酸塩 0.8 (12)カルボキシメチルセルロース 0.1 (13)カフェイン 1.0 (14)低次酸化チタン被覆雲母(製造例4) 5.0 (15)ナイロンパウダー 2.0 (16)酸化チタン 5.0 (17)赤酸化鉄 0.5 (18)黄酸化鉄 1.0 (19)香料 適 量 (20)防腐剤 適 量
【0086】<製造方法>(8)〜(13)を混合し、
70〜80℃で加熱し、ホモミキサーで処理した後、
(14)〜(18)を加えて再度ホモミキサー処理し、
(7)を加え撹拌した。これに撹拌しながら、70〜8
0℃で加熱溶解した(1)〜(6)及び(19)(2
0)を添加して撹拌乳化し、ホモミキサー処理をして3
0℃まで冷却し、ボディー用O/W化粧料を得た。
【0087】 実施例11(固形ボディー用化粧料) 配合成分 配合量(重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 16.0 (2)ジメチルポリシロキサン 10.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 5.0 (4)パラフィンワックス 10.0 (5)シリコーン処理した製造例5の低次酸化チタン被覆雲母 0.5 (6)疎水化処理タルク 5.0 (7)疎水化処理赤酸化鉄 0.4 (8)疎水化処理黄酸化鉄 0.8 (9)イオン交換水 残 量 (10)1,3−ブチレングリコール 5.0 (11)カフェイン 1.0 (12)パラベン 適 量
【0088】<製造方法>油相(1)〜(4)を80℃
に加熱し溶解した後、(5)〜(8)の粉末を加え、8
0℃でホモジナイザー分散した。更にあらかじめ80℃
に加熱しておいた水相(9)〜(12)を添加し、乳化
分散した。その後、流動性のある状態で中皿に充填し、
室温まで冷却し、固形ボディー用化粧料を得た。
【0089】実使用試験 専門パネル30名の脚及び腕に、実施例2〜11及び比
較例2〜4で得られた化粧料を塗布し、各パネルに、こ
れらの化粧料を塗布した効果があるか、具体的には、脚
及び腕が立体的に見えるか,脚及び腕が細く見えるか,
仕上がりが自然であるかを答えてもらい、下記の基準に
従って評価した。 <評価基準> ◎:30名中24名以上が効果があると答えた。 ○:30名中18名以上が効果があると答えた。 △:30名中12名以上が効果があると答えた。 ×:30名中6名以上が効果があると答えた。 結果を第4表に示す。
【0090】
【表4】
【0091】第4表から明らかなように、低次酸化チタ
ン被覆雲母を含む実施例のボディー用化粧料は、自然な
仕上がりで、脚や腕、特に脚を立体的に見せ、視覚的に
細く見せる効果に優れていた。これに対し、低次酸化チ
タン被覆雲母を含まない比較例のボディー用化粧料は、
いずれも脚や腕を、視覚的に細く見せる効果を有しなか
った。
【0092】
【発明の効果】本発明により、脚や腕等を視覚的に細く
見せることができるボディー用化粧料が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低次酸化チタン被覆雲母を含む、ボディ
    ー用化粧料。
  2. 【請求項2】 低次酸化チタン被覆雲母の含有量が、化
    粧料全体に対して0.5〜10.0重量%である、請求
    項1記載のボディー用化粧料。
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