JP2007015988A - ベースメイク化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体感があり、自然で、健康的な肌色の仕上がりが得られるベースメイク化粧料を提供する。
【解決手段】(A)薄片状アルミニウム粉末を0.1〜20.0重量%および(B)屈折率1.6〜2.7の板状粒子を(A)/(B)=0.02〜4(重量比)の割合で含むベースメイク化粧料。

Description

本発明はベースメイク化粧料に関し、特に薄片状アルミニウム粉末と屈折率1.6〜2.7の板状粒子を特定の比率で配合し、さらに、球状粒子を配合した仕上がり感の優れたベースメイク化粧料に関する。
薄片状アルミニウム粉末は独特の金属光沢を持つ光輝性色材としてメイクアップ化粧料に用いられてきた。また薄片状アルミニウム粉末は正(鏡面)反射光が強く、拡散反射光が少ないことからファンデーション等のベースメイク化粧料に配合すると、顔を正面から見たとき鼻筋、頬骨部等正対する面は光の反射が強く、逆に頬や鼻の側面等は暗く引っ込んだように見えることから、立体感のある顔立ちになることが知られている(特許文献1)。
特開2004−307409号公報
しかしながら、アルミニウム粉末の色調は灰色のため、立体感は得られるものの、通常ファンデーションに用いられる酸化鉄や酸化チタン等で肌色に調色しても、彩度の低い不健康な肌色に見えてしまうという問題があった。また健康的な肌色にするため酸化鉄や酸化チタンの配合量を増やすと、隠ぺい力が強すぎ、不自然な仕上がりになるという問題があった。また、アルミニウム粉末は立体感は優れるものの、細かい凹凸も強調されることから、毛穴や小じわが目立ちやすいという問題もあった。
本発明の目的は、これらの問題を解決し、立体感があり、自然で、健康的な肌色の仕上がりが得られ、毛穴等の凹凸も目立ちにくいベースメイク化粧料を提供することにある。
本発明者は上記諸問題に鑑み鋭意研究を重ねた結果、薄片状アルミニウム粉末と屈折率1.6〜2.7の板状粒子とを特定比率で配合し、さらに球状粒子を配合することにより、立体感があり、自然で健康的な肌色の仕上がりが得られるベースメイク化粧料を完成するに至った。屈折率1.6〜2.7の板状粒子は、薄片状アルミニウム粉末ほど正反射光と拡散反射光の差は大きくないが、立体感演出効果がある上、白色であるため、顔色を明るくする効果がある。そのため薄片状アルミニウム粉末と組み合わせて使うことにより、立体感と自然な仕上がりを両立せしめることを見出すに至った。また同時に球状粒子を配合することにより、立体感を維持しながら、毛穴等の凹凸を目立ちにくくできることを見出した。
すなわち、本発明は、(A)薄片状アルミニウム粉末の配合量(0.1〜20.0重量%)を(B)屈折率1.6〜2.7の板状粒子の配合量で割った比率(A/B)が0.02〜4(重量比)であり、(C)粒径0.2〜15μmの球状粒子を0.2〜40重量%配合することを特徴とするベースメイク化粧料を提供するものである。
本発明のベースメイク化粧料の使用により、立体感があり、自然で、健康的な肌色の仕上がりが得られるため、顔が引き締まって小さく見えるという現代の理想的な顔立ちを演出することができる。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される(A)成分である薄片状アルミニウム粉末は、例えばスタンプミルを用いてアルミニウム片を粉砕するスタンプ法や、ボールミル法等によって得ることができるが、これらに限定されるものではない。薄片状アルミニウム粉末の長径の平均粒径は1〜300μmが好ましく、より好ましくは5〜100μmである。1μm未満では立体感演出効果が低く、300μmを越えるとざらついた感触となり好ましくない。薄片状アルミニウム粉末のアスペクト比(長径/厚み)は2〜1000が好ましく、より好ましくは10〜500である。アスペクト比2未満では立体感演出効果が低く、1000を越えると化粧品中に均一に分散させることが難しく好ましくない。
薄片状アルミニウム粉末は樹脂で表面が被覆されていることが、安定性、分散性の点から好ましい。被覆する樹脂としては、例えばエポキシ化ポリブタジエン、スチレン、酢酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、及びオレイン酸等の重合性モノマー、又はオリゴマーの重合体が挙げられる。前記樹脂は例示した重合性モノマー又はオリゴマーの1種又は2種以上からなる重合体であり、2種以上用いる場合は、共重合体(コポリマー)となるが、コポリマーであると、樹脂被覆薄片状アルミニウム粉末の顔料特性を幅広いものとすることができるので、コポリマーであることが好ましい。中でもアクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル/スチレン共重合体が、安定性、分散性の点から好ましい。
薄片状アルミニウム粉末を樹脂で表面被覆する方法としては、特に限定されず、ポリマーを粉末に被覆する従来公知の方法を用いることができる。従来公知の方法としては、薄片状アルミニウム粉末の溶媒懸濁物中で、重合性モノマー又はオリゴマーを重合させる方法、またあらかじめモノマー又はオリゴマーを重合させ、この重合体を溶媒に溶解、又は水に分散させ、そこに薄片状アルミニウム粉末を分散させ、溶媒又は水を蒸発除去する方法、また樹脂と薄片状アルミニウム粉末を乾式で混合する方法等が挙げられる。
本発明に使用される(A)成分である薄片状アルミニウム粉末は化粧料に配合するに当たって、化粧料用油分に懸濁させて配合することが、分散性の面から好ましい。
本発明に使用される(A)成分である薄片状アルミニウム粉末の配合量は0.1〜20.0重量%であり、好ましくは0.2〜10.0重量%である。0.1重量%未満では立体感演出効果が低く、20.0重量%を越えるとくすんだ顔色の仕上がりとなり好ましくない。
本発明に使用される(B)成分である屈折率1.6〜2.7の板状粒子の例としては、板状硫酸バリウム、六方晶窒化ホウ素(h−BN)、板状アルミナ、板状酸化亜鉛、板状酸化チタン、酸化チタン被覆雲母、酸化亜鉛被覆雲母、硫酸バリウム被覆雲母、アルミナ被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、硫酸バリウム被覆タルク、酸化亜鉛被覆タルク、アルミナ被覆タルク、酸化チタン被覆セリサイト、硫酸バリウム被覆セリサイト、酸化亜鉛被覆セリサイト、アルミナ被覆セリサイト、酸化チタン被覆ガラスフレーク、硫酸バリウム被覆ガラスフレーク、酸化亜鉛被覆ガラスフレーク、アルミナ被覆ガラスフレーク等が挙げられ、屈折率1.6〜2.7の物質が板状粉体に被覆された複合粉体も含まれる。これらの複合粉体を含む板状粒子をフッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施して用いることもできる。
これらの屈折率1.6〜2.7の板状粒子は1種又は2種以上を組み合わせて配合される。
これらの屈折率1.6〜2.7の板状粒子の中でも、六方晶窒化ホウ素は肌への密着性がよく、肌になじんだ自然な仕上がりとなり、好ましい。また酸化チタン被覆雲母の中でも干渉色を発するもの(干渉パール顔料)は、隠蔽せずに彩度を上げ、健康的な仕上がりになる点から、好ましい。また干渉パール顔料の中でも赤色、緑色、青色の干渉色を持つものがより好ましく、1種又は2種以上を組み合わせて用いられる。
本発明に使用される屈折率1.6〜2.7の板状粒子の長径の平均粒径は1〜100μmであることが好ましく、アスペクト比(長径/厚み)は2〜100であることが好ましい。
本発明に使用される(A)成分である薄片状アルミニウム粉末と(B)成分である屈折率1.6〜2.7の板状粒子は(A)/(B)=0.02〜4(重量比)の割合で配合され、好ましくは0.1〜2の比率で配合される。(A)/(B)の比率が0.02未満の場合は立体感演出効果が低く、4を越えるとくすんだ顔色の仕上がりとなり好ましくない。
本発明に使用される(C)成分である粒径0.2〜15μmの球状粒子の例としては、球状多孔質シリカ、球状無孔質シリカ、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー等が挙げられる。
これら球状粒子の粒径は0.2〜15μmであり、好ましくは0.2〜10μmである。0.2μm未満では、光の波長に比べ小さすぎるため、散乱効果が無く、凹凸を隠す効果が小さく、15μmを越えると、肌への付着性が低くなりやはり効果が低下する。
これら球状粒子の配合量は、0.2〜40重量%であり、好ましくは0.5〜30重量%である。0.2重量%未満では凹凸隠し効果が乏しく、30重量%を越えるとマットな仕上がりとなり、立体感演出効果が低下する。球状粒子の中でも崩壊性で、使用時に0.2μm未満の粒径になるものは散乱効果が小さく好ましくない。
本発明の化粧料に使用されるその他の原料としては一般的に化粧品用途で使用されるものであれば何でも良い。
固形油としては、炭化水素、ロウ、硬化油、高級脂肪酸、高級アルコール等が使用できる。具体的には、固体パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンポリプロピレンコポリマー、フィッシャートロプシュワックス、モクロウ、ゲイロウ、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、硬化ヒマシ油、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベへニン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ステアロキシ変性オルガノポリシロキサン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
本発明の化粧料に配合可能な油剤としては、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油等の油脂類、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル等のエステル類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、N−ラウロイルーL−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のアミノ酸誘導体油類、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーン類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等の不揮発性シリコーン油、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
本発明の化粧料に使用される界面活性剤は、一般的に使用される乳化剤として機能するものであり、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。具体的にはアニオン性界面活性剤としては、脂肪酸セッケン、エーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルの酸化エチレン誘導体、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
本発明に用いられる薄片状アルミニウム粉末、屈折率1.6〜2.7の板状粒子、および粒径0.2〜15μmの球状粒子以外の粉体原料としては、着色(剤)、増量(剤)、感触調整(剤)、紫外線遮断(剤)等の目的で用いられるものが挙げられる。これらは通常化粧品一般に使用される粉体であれば、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造、等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類、等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト等の無機粉体類、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種用いることができる。また、これら粉体は一種または二種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
本発明の化粧料には上記の他に通常、化粧料に使用される成分、例えば、水性成分、水溶性増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、美白成分、消炎成分、清涼剤、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
本発明の化粧料に配合可能な水性成分は、保湿剤、湿潤剤、防腐剤等の目的で用いられるものであり、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンヂオール等の多価アルコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液を挙げることができ、これらを必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
本発明の化粧料に配合可能な紫外線吸収剤は、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2’ーエチルヘキシル−1’−オキシ)−1、3、5−トリアジン等のベンゾフェノン系、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル−2−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等のPABA系、p−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシ桂皮酸−2−エトキシエチル等のシンナメート系、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系、オキシベンゾン系、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリシンプロピオン酸−2−エチルヘキシルが挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明におけるこれら紫外線吸収剤の配合量は、概ね、0.1〜20重量%が好ましい。
その他、具体的には、例えば、美白剤、保湿剤、抗炎症剤、抗菌剤、ホルモン剤、ビタミン類、各種アミノ酸およびその誘導体や酵素、抗酸化剤、育毛剤などの薬剤が挙げられる。
美白剤としては、アルブチン等のハイドロキノン誘導体、コウジ酸、L−アスコルビン酸(ビタミンC)およびその誘導体、パントテニールエチルエーテル、トラネキサム酸およびその誘導体、プラセンタエキスや植物抽出物(例えばカミツレエキス等)等の各種抽出物などが例示される。
抗炎症剤としては、例えばグリチルリチン、グリチルリチン酸塩(例えばグリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウム、等)、アラントインなどが挙げられる。
保湿剤としては、例えば尿素などが挙げられる。
抗菌剤としては、例えばレゾルシン、イオウ、サリチル酸などが挙げられる。
ビタミン類としては、例えばビタミンAおよびその誘導体(例えば、レチノール、ビタミンAパルミテート等)、ビタミンB6、ビタミンB6塩酸塩等のビタミンB6誘導体、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体、ビタミンEおよびその誘導体、β−カロチンなどが挙げられる。
各種アミノ酸およびその誘導体や酵素としては、例えばL−グルタミン酸やウロカニン酸、トリプシン、塩化リゾチーム、キモトリプシン、セミアルカリプロテナーゼ、セラペプターゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼなどが挙げられる。
本発明のベースメイク化粧料とは、ファンデーション、化粧下地、白粉、部分用ファンデーション(コンシーラー)等を指し、剤型としては、粉状、プレストパウダー状、W/O乳化の乳液又はクリーム状、O/W乳化の乳液又はクリーム状、油性ケーキ状、油性スティック状、含水油性ケーキ状、含水油性スティック状、水性懸濁状、油性懸濁状等が挙げられる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ、本発明をさらに説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例1〜5:パウダーファンデーション
表1に記載した処方のパウダーファンデーションを以下に示す製法にて調製し、「立体感がある」、「顔色が良い」、「毛穴が目立たない」、「自然な仕上がり」の各項目について評価し、結果を併せて表1に示した。
評価方法
「立体感がある」、「顔色が良い」、「毛穴が目立たない」、「自然な仕上がり」に関する評価方法:2名の20代女性に各ファンデーション塗布してもらい、その仕上がりを一定照明条件下で20〜30代女性10人に評価パネルとして評価してもらった(各ファンデーションの延べ評価人数は20名)。「立体感がある」、「顔色が良い」、「毛穴が目立たない」、「自然な仕上がり」の各項目別に、「そう思う」「そう思わない」「どちらとも言えない」の3段階で評価し、「そう思う」と評価したパネルの人数から以下の基準で判定した。
[判定]:[そう思うと感じたパネルの人数]
5 : 17〜20人
4 : 13〜16人
3 : 9〜12人
2 : 5〜8人
1 : 0〜4人
Figure 2007015988
製造方法
A:成分1〜14を混合する。
B:Aに成分15〜16を添加し、混合する。
C:Bを金皿に充填し、プレス成形して、パウダーファンデーションを得た。
上記結果から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜4のパウダーファンデーションは、「立体感がある」、「顔色が良い」、「毛穴が目立たない」、「自然な仕上がり」の全ての項目において優れたものであった。それに対し、比較例1〜5は、全ての項目を満足するものは得られなかった。
実施例5:リキッドファンデーション
(成分) (重量%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 17
2.ポリオキシアルキレン変性シリコーン 5
3.パルミチン酸オクチル 2
4.マルチトールヘプタイソステアリン酸エステル 5
5.スクワラン 5
6.シリコーン被覆酸化チタン 6
7.シリコーン被覆ベンガラ 0.3
8.シリコーン被覆黄酸化鉄 2
9.シリコーン被覆黒酸化鉄 0.2
10.シリコーン被覆タルク 5
11.薄片状アルミニウム粉末含有ペースト(注8) 2
12.六方晶窒化ホウ素(表1下欄の注4) 2
13.球状シリカ 5
14.精製水 残部
15.1,3−ブチレングリコール 5
16.グリセリン 2
17.パラオキシ安息香酸メチル 0.5
(薄片状アルミニウム粉末/屈折率1.6〜2.7の板状粒子)の比率=0.45
(注8) (スチレン/アクリル酸アルキル)共重合体で被覆した薄片状アルミニウム粉末45重量%をトリ2−エチルヘキサン酸グリセリン55重量%に分散させたもの平均粒径30μm、厚み約0.3μm
製造方法
A:成分1〜13を混合する。
B:Aに成分14〜17を添加し、ホモミキサーにて均一分散する。
実施例6のリキッドファンデーションは、「立体感のある仕上がり」、「顔色がよく見える」、「毛穴が目立たない」、「自然な仕上がり」の点で優れていた。
実施例6:スティックコンシーラー
(成分) (重量%)
1.パラフィンワックス 1
2.キャンデリラロウ 4
3.ポリエチレンワックス 2
4.ショ糖脂肪酸エステル(HLB1) 1
5.トリオクタン酸グリセリル 残部
6.ジメチルポリシロキサン 3
7.シリコーン被覆酸化チタン 20
8.シリコーン被覆ベンガラ 3
9.シリコーン被覆黄酸化鉄 8
10.シリコーン被覆黒酸化鉄 0.5
11.薄片状アルミニウム粉末含有ペースト 5
(実施例6下欄の注8)
12.ナイロンパウダー(表1下欄の注2) 5
13.微粒子酸化亜鉛 10
14.板状硫酸バリウム(表1下欄の注5) 5
15.シリコーン被覆マイカ 8
(薄片状アルミニウム粉末/屈折率1.6〜2.7の板状粒子)の比率=0.45
(製造方法)
成分1〜6を加熱溶解した後、成分7〜15を加え十分に加熱撹拌混合する。これを容器に溶融充填して製品とした。
本発明のスティックコンシーラーは鼻筋、額に塗布したときのハイライト効果、肌色を明るく見せる効果において優れたものであった。
実施例7:粉白粉
(成分) (重量%)
1.シリコーン被覆タルク 残部
2.シリコーン被覆マイカ 30
3.ステアリン酸亜鉛 2
4.ナイロンパウダー(表1下欄の注2) 5
5.ポリメタクリル酸メチル(表1下欄の注3) 3
6.薄片状アルミニウム粉末1(表1下欄の注1) 0.5
7.酸化チタン 1.0
8.ベンガラ 0.1
9.黄酸化鉄 0.2
10.黒酸化鉄 0.05
11.雲母チタン 3.0
12.スクワラン 2.0
(薄片状アルミニウム粉末/屈折率1.6〜2.7の板状粒子)の比率=0.17
(製造方法)
A:成分1〜11を混合する。
B:Aに成分12を添加し、混合する。
本発明の粉白粉は自然な立体感、毛穴隠し効果、健康的な肌色に見える点において優れたものであった。

Claims (1)

  1. (A)薄片状アルミニウム粉末を0.1〜20.0重量%および(B)屈折率1.6〜2.7の板状粒子を(A)/(B)=0.02〜4(重量比)の割合で含み、(C)粒径0.2〜15μmの球状粒子を0.2〜40重量%を含むことを特徴とするベースメイク化粧料。
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