JP4819229B2 - メーキャップ化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の色彩層を被覆した複合粉体を含有するメーキャップ化粧料に関するものであり、詳細には、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体による黄色の光に、赤色〜橙色の光を混色させることにより、透明感のある肌色を発色する新規な複合粉体を含有するメーキャップ化粧料に関するものであり、更に詳細には、前記複合粉体を含有する透明感や、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりに優れたメーキャップ化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファンデーション等のメーキャップ化粧料は、肌の欠点を隠蔽し、肌に好ましい色を付与するために使用される化粧料であり、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄等の高屈折率顔料を配合することにより、隠蔽性を具現化していた。最近では、自然で素肌に近い仕上がりでありながら、肌の好ましくない欠点を隠すことができるファンデーションが市場で好評を受けている。このため、素肌に近い自然な仕上がりに見えながら、肌の欠点を隠すための技術が多数開発されてきている。具体的には、無水ケイ酸、ポリメチルメタクリル酸メチル、シリコーン樹脂等の球状粉体の光散乱効果を利用し、肌の欠点をぼかす技術、雲母チタン等のパール光沢を有する粉体表面にアクリル樹脂粒子を被覆した顔料により、艶やかで透明感のある仕上がりを実現する技術、黄色色素被覆雲母チタンと有機赤色色素被覆雲母チタンを併用して自然な仕上がりを実現する技術等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無水ケイ酸、ポリメチルメタクリル酸メチル、シリコーン樹脂等の球状粉体の光散乱効果を利用する技術では、肌の欠点をぼかすことはできるが、艶が無くなり、全体的に白っぽい化粧膜になり、明るく自然な仕上がりという点では、満足できる水準には無かった。また、雲母チタン等のパール光沢を有する粉体表面にアクリル樹脂粒子を被覆した顔料を配合する技術では、艶ややかで透明感のある仕上がりは得られるが、肌に明るい色味を付与することはできなかった。更に、黄色色素被覆雲母チタンと有機赤色色素被覆雲母チタンを併用する技術では、ある程度肌に明るい色味を付与することはできるが、透明感のあるクリアーな仕上がりが得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者は、鋭意研究した結果、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の色彩層を被覆した複合粉体が、核粉体による黄色と赤色〜橙色の光が混色されて、透明感のある肌色を呈することを見出し、この複合粉体を含有するメーキャップ化粧料が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
【0005】
すなわち本発明は、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の色彩層を被覆した複合粉体を含有するメーキャップ化粧料を提供するものである。また、前記複合粉体における、赤色〜橙色の色彩層が染料により着色されている前記メーキャップ化粧料、前記複合粉体における外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体が板状である前記何れかのメーキャップ化粧料、更には、前記複合粉体における干渉光が黄色である粉体が雲母チタンである前記何れかのメーキャップ化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の色彩層を被覆した複合粉体は、核粉体による黄色と赤色〜橙色の光が混色されて、透明感のある肌色を呈する複合粉体である。
【0007】
前記複合粉体に用いられる外観色が黄色である粉体とは、外観色が黄色の粉体であり、黄色酸化鉄、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色205号、黄色401号等の顔料類、鉄含有雲母、鉄含有合成金雲母、鉄含有合成雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆合成金雲母、酸化鉄被覆合成雲母、酸化鉄被覆タルク、酸化鉄被覆スメクタイト、黄色4号被覆雲母、黄色205号被覆合成雲母等の着色体質顔料類、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成金雲母チタン、酸化鉄被覆合成雲母チタン等の着色パール剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの中でも、粉体形状が板状である粉体が、自然な艶を有し、塗布感触にも優れるため、特に好ましい。尚、これら粉体の粒径は、塗布感触の観点より、概ね1〜100μmが好ましい。
【0008】
前記複合粉体に用いられる干渉光が黄色である粉体とは、雲母等の板状粉体表面に酸化チタン等の薄膜を形成し、この膜の厚さを調整することにより、干渉色が黄色に見える粉体であり、雲母チタン、合成金雲母チタン、合成雲母チタン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。このような粉体は、市販品として、チミロン スーパーゴールド、チミロン スプレンデッド ゴールド(何れも、メルク社製)、フラメンコ ゴールド、フラメンコ スパークルゴールド(何れも、エンゲルハード社製)、プロミネンス YB,YD,YF,YH(何れも、トピー工業社製)等が挙げられる。尚、これら粉体の粒径は、塗布感触の観点より、概ね1〜100μmが好ましい。
【0009】
前記複合粉体における、赤色〜橙色の色彩層とは、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム等の無機粉体、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂粉体、オルガノポリシロキサンエラストマー、トリメチルシルセスキオキサン、網状シリコーン等のシリコーン樹脂粉体等の屈折率が1.8以下の粉体を赤色〜橙色に着色したもの、又は、アクリル酸アルキルアミノエチルエステル、メタクリル酸アルキルアミノエステル、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸、メタクリル酸の少なくとも一種から三種を共重合し、ハロゲン化酢酸等で中和した高分子〔市販品としては、ユカフォーマーAM75(三菱油化社製)〕、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、N−アクリルアミド、N−メタクリル酸アミドの少なくとも一種から三種を共重合して得られる高分子〔ロハギット(ローム&ハース社製)〕等の透明性の高い皮膜を形成する高分子化合物を赤色〜橙色に着色したもの等である。
【0010】
前記赤色〜橙色の色彩層における、着色剤としては、赤色104号(1)、赤色105号(1)、赤色106号、赤色201号、赤色213号、赤色215号、赤色218号、橙色205号、橙色207号、橙色207号等の染料類、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色203号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色219号、赤色220号、赤色226号、赤色228号等の有機顔料類、ベンガラ等の無機顔料類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。尚、これらの中でも、着色剤が染料であると、透明感に優れるため、特に好ましい。
【0011】
前記複合粉体を製造するための方法としては、例えば、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、染料と屈折率が1.8以下の粉体を用いて赤色〜橙色の色彩層を被覆する方法は、染料を溶媒に溶解し、この染料溶液と屈折率が1.8以下の粉体を混合し、該溶媒を乾燥除去して赤色〜橙色の色彩を有する粉体を調製し、これを外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体に、メカノケミカル法やスプレードライ法等により、被覆する方法が挙げられる。また、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、染料と透明性の高い皮膜を形成する高分子化合物を用いて赤色〜橙色の色彩層を被覆する方法は、染料と該高分子化合物を溶媒に溶解し、これに外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体を加えて混合後、該溶媒を乾燥除去する方法や、染料と高分子化合物の溶媒溶液を外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、噴霧する方法等が挙げられる。更に、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の顔料と屈折率が1.8以下の粉体を用いて赤色〜橙色の色彩層を被覆する方法は、赤色〜橙色の顔料と屈折率が1.8以下の粉体をメカノケミカル法や造粒法、赤色〜橙色の顔料の存在下でモノマーを重合させて粉末を調製し、この粉体を外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体に、メカノケミカル法やスプレードライ法等により、被覆する方法が挙げられる。そして、外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、赤色〜橙色の顔料と透明性の高い皮膜を形成する高分子化合物を用いて赤色〜橙色の色彩層を被覆する方法は、該高分子化合物を溶解した溶媒中に顔料を分散させ、これに外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体を加えて混合後、該溶媒を乾燥除去する方法や、高分子化合物と顔料の分散した溶媒溶液を外観色が黄色又は干渉光が黄色である粉体表面に、噴霧する方法等が挙げられる。
【0012】
本発明の複合粉体における、赤色〜橙色の色彩層を形成させるための赤色〜橙色の色材の含有量は、色材の種類等によりことなるが、染料の場合、0.001〜1質量%(以下、単に「%」と略す。)が好ましく、0.01〜0.5%が特に好ましい。また、顔料の場合は、0.01〜5%が好ましく、0.05〜3%が特に好ましい。
【0013】
本発明の複合粉体における、赤色〜橙色の色彩層を形成させるための屈折率が1.8以下の粉体の含有量は、複合粉体中に0.5〜30%が好ましく、1〜20%が特に好ましい。また、本発明の複合粉体における、赤色〜橙色の色彩層を形成させるための透明性の高い皮膜を形成する高分子化合物の含有量は、複合粉体中に0.1〜5%が好ましく、0.5〜3%が特に好ましい。
【0014】
本発明のメーキャップ化粧料における、前記複合粉体の含有量は、0.1〜30%が好ましく、0.5〜10%が特に好ましい。この範囲で用いると、透明感がより優れ、より明るく自然な仕上がりのメーキャップ化粧料が得られる。尚、前記粉体は、分散性や付着性等を改良する目的で、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施して含有させることもできる。
【0015】
本発明のメーキャップ化粧料には、上記複合粉体以外に、着色剤、隠蔽剤、紫外線遮断剤、メーキャップ効果の付与剤として、通常化粧用粉体として用いられている粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず配合可能であり、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。本発明のメーキャップ化粧料における、粉体の配合量は、粉体の配合目的等により異なるが、概ね0.1〜80%である。
【0016】
本発明のメーキャップ化粧料には、更に油剤を配合することにより、エモリエント感を付与したり、硬さや塗布時の感触を調整することができる。ここで用いられる油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、炭酸ジアルキルエステル、コレステロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明のメーキャップ化粧料における、これら油剤の配合量は、概ね1〜80%である。
【0017】
本発明のメーキャップ化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、前記複合粉体以外の粉体、界面活性剤及び、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、グリセリン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール等の防腐剤、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーン等の被膜形成剤、水溶性高分子、水、香料等を適宜配合することができる。
【0018】
本発明のメーキャップ化粧料に配合可能な界面活性剤は、前記複合粉体やその他粉体の分散剤、化粧持続性向上等の目的で配合されるものであり、通常化粧品に用いられている界面活性剤であれば、何れでも良く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
尚、本発明のメーキャップ化粧料に界面活性剤を配合する場合の配合量は、界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね0.01〜15%である。
【0019】
本発明のメーキャップ化粧料は、ファンデーション、コンシーラー、下地、白粉、頬紅等が挙げられるが、本発明の効果が顕著に発揮される化粧料は、ファンデーションである。また、本発明のメーキャップ化粧料の剤型は、粉末状、固形粉末状、油性状、油性スティック状、油性ケーキ状、水中油型乳化状、油中水型乳化状等の何れでも良い。
【0020】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0021】
製造実施例1:複合粉体A
メタクリル酸エステル共重合体(30%エタノール溶液:注1)100gを1000mlのエタノールに溶解し、次いでこれに赤色218号1gを添加し、溶解する。この溶液に干渉色が黄色である粉体(注2)969gを加えて、均一分散する。そして、この分散液を加熱攪拌しながら、減圧乾燥して、エタノールを除去し、冷却後、粉砕して、複合粉体Aを得た。複合粉体Aは、核粉体からの黄色の干渉色に赤色が加わった光沢を有する肌色を呈していた。
注1:ユカフォーマーAM−75(三菱油化社製)
注2:チミロン スーパーゴールド(メルク社製)
【0022】
製造実施例2:複合粉体B
メタクリル酸エステル共重合体(30%エタノール溶液:注1)100gを1000mlのエタノールに溶解し、次いでこれに赤色218号1gを添加し、溶解する。この溶液に外観色が黄色である粉体(注3)969gを加えて、均一分散する。そして、この分散液を加熱攪拌しながら、減圧乾燥して、エタノールを除去し、冷却後、粉砕して、複合粉体Bを得た。複合粉体Bは、核粉体からの黄色に赤色が加わった光沢を有する肌色を呈していた。
注3:チミカ ゴールドスパークル(エンゲルハード製)
【0023】
製造実施例3:複合粉体C
メタクリル酸エステル共重合体(30%エタノール溶液:注1)100gを1000mlのエタノールに溶解し、次いでこれに橙色205号1gを添加し、溶解する。この溶液に干渉色が黄色である粉体(注2)969gを加えて、均一分散する。そして、この分散液を加熱攪拌しながら、減圧乾燥して、エタノールを除去し、冷却後、粉砕して、複合粉体Cを得た。複合粉体Cは、核粉体からの黄色の干渉色に橙色が加わった光沢を有する肌色を呈していた。
【0024】
製造実施例4:複合粉体D
2−プロパノール1000mlにポリメチルメタクリレート99gを加熱溶解した後、赤色202号1gを加えて、混合分散した。この分散液に、干渉色が黄色である粉体(注4)900gを加えて、2−プロパノールにて50倍に希釈し、デイスクタイプのスプレードライ装置を用いて、噴霧乾燥して、複合粉体Dを得た。複合粉体Dは、核粉体からの黄色の干渉色に赤色が加わった光沢を有する肌色を呈していた。
注4:プロミネンス YB(トピー工業社製)
【0025】
製造実施例5:複合粉体E
赤色218号1gをエタノール150gに溶解し、ポリメチルメタクリレート(平均粒径0.6μm)99gを添加して、混合後、エタノールを加熱除去して、赤色着色ポリメチルメタクリレートを得た。この赤色着色ポリメチルメタクリレート100gと干渉色が黄色である粉体(注2)900gとをアルコール水溶液(50%)中でスラリー化し、デイスクタイプのスプレードライ装置を用いて、噴霧乾燥して、複合粉体E得た。複合粉体Eは、核粉体からの黄色の干渉色に赤色が加わった光沢を有する肌色を呈していた。
【0026】
製造比較例1:複合粉体F
メタクリル酸エステル共重合体(30%エタノール溶液:注1)100gを1000mlのエタノールに溶解し、次いでこれに赤色218号1gを添加し、溶解する。この溶液に干渉色が銀色である粉体(注5)969gを加えて、均一分散する。そして、この分散液を加熱攪拌しながら、減圧乾燥して、エタノールを除去し、冷却後、粉砕して、複合粉体Fを得た。複合粉体Fは、核粉体からの銀色の干渉色に赤色が加わった光沢を有する赤色を呈していた。
注5:チミロン スーパーシーンMP1001(メルク社製)
【0027】
製造比較例2:複合粉体G
ポリメチルメタクリレート(平均粒径0.6μm)100gと干渉色が黄色である粉体(注2)900gをアルコール水溶液(50%)中でスラリー化し、デイスクタイプのスプレードライ装置を用いて、噴霧乾燥して、複合粉体Gを得た。複合粉体Gは、核粉体からの黄色の干渉色に白さが加わった赤色を呈していた。
【0028】
実施例1〜8及び比較例1〜4:パウダーファンデーション
表1に示す組成のパウダーファンデーションを下記製法により調製し、「肌の欠点を隠す効果」、「明るい自然な仕上がり感」、「透明感」の各項目について以下に示す評価方法により評価し、結果を併せて表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
(製造方法)
A:成分1〜16を混合分散する。
B:成分17〜20を混合溶解する。
C:AにBを添加し、均一分散する。
D:Cを粉砕して、金皿に圧縮成型して、パウダーファンデーションを得た。
【0031】
評価方法:
実施例及び比較例のパウダーファンデーションを化粧品官能検査パネル20人に使用してもらい、以下の基準により評価した。
評価基準
評価結果 : 評点
非常に良い : 6点
良い : 5点
やや良い : 4点
普通 : 3点
やや悪い : 2点
悪い : 1点
非常に悪い : 0点
判定基準
全パネルの評点の平均点 : 判定
5.5点以上 : ◎
4点以上〜5.5点未満 : ○
2.5点以上〜4点未満 : △
2.5点未満 : ×
【0032】
表1の結果より、実施例1〜8のパウダーファンデーションは、比較例に比べて、透明感、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりにも優れたものであった。一方、有機赤色顔料と干渉色が黄色の雲母チタンを別々に配合した比較例1は、透明感が悪く、肌に明るい色味を付与する効果が満足できる水準に無かった。また、球状シリカを配合した比較例2では、透明感と肌に明るい色味を付与する効果が満足できる水準に無かった。更に、干渉色が銀色の雲母チタンに赤色色彩層を形成させた複合粉体を配合した比較例3や、干渉色が黄色の雲母チタンに透明のポリメチルメタクリレート層を形成させた複合粉体を配合した比較例4では、肌に明るい色味を付与する効果が満足できる水準に無かった。
【0033】
実施例9:油性スティック状ファンデーション
【0034】
(製造方法)
A:成分1〜7を加熱溶解する。
B:Aに成分8〜12を加え、均一に混合分散する。
C:Bを溶融し、脱泡してステイック容器に充填する。
D:Cを冷却して、油性ステイック状ファンデーションを得た。
実施例9のファンデーションは、透明感、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりにも優れたものであった。
【0035】
実施例10:水中油型乳液状ファンデーション
【0036】
(製造方法)
A:成分1〜6を加熱混合する。
B:成分7〜17を均一混合し、加熱溶解する。
C:AにBを加え、乳化し、冷却する。
D:Cを容器に充填し、水中油型乳液状ファンデーションを得た。
実施例10のファンデーションは、透明感、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりにも優れたものであった。
【0037】
実施例11:油中水型クリーム状ファンデーション
【0038】
(製造方法)
A:成分1〜13を均一混合し、分散する。
B:成分14〜16を均一に混合する。
C:AにBを加えて乳化する。
D:Cを容器に充填して、油中水型クリーム状ファンデーションを得た。
実施例11のファンデーションは、透明感、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりにも優れたものであった。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のメーキャップ化粧料は、透明感、肌を隠蔽する効果に優れ、肌に明るい色味を付与することにより自然な仕上がりにも優れたものであった。
Claims (3)
- 干渉光が黄色である粉体表面に、屈折率が1.8以下であるアクリル系樹脂粉体を、赤色104号(1)、赤色105号(1)、赤色106号、赤色201号、赤色213号、赤色215号、赤色218号、橙色205号、橙色207号および橙色207号からなる群から選ばれる染料の1種または2種以上である赤色〜橙色の染料で着色した色彩層を被覆した複合粉体であって、前記染料が0.01〜0.5質量%である複合粉体を含有することを特徴とするファンデーション。
- 前記複合粉体における干渉光が黄色である粉体が板状であることを特徴とする請求項1記載のファンデーション。
- 前記複合粉体における干渉光が黄色である粉体が雲母チタンであることを特徴とする請求項1記載のファンデーション。
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