JPH11341835A - マイクロアクチュエータとその製造方法 - Google Patents

マイクロアクチュエータとその製造方法

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JPH11341835A
JPH11341835A JP10142459A JP14245998A JPH11341835A JP H11341835 A JPH11341835 A JP H11341835A JP 10142459 A JP10142459 A JP 10142459A JP 14245998 A JP14245998 A JP 14245998A JP H11341835 A JPH11341835 A JP H11341835A
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stator
microactuator
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electrode
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N1/00Electrostatic generators or motors using a solid moving electrostatic charge carrier
    • H02N1/002Electrostatic motors
    • H02N1/006Electrostatic motors of the gap-closing type
    • H02N1/008Laterally driven motors, e.g. of the comb-drive type

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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答特性が早く、垂直変動が少ない高性能特
性をもつプラットフォームを搭載したマイクロアクチュ
エータを提供する。 【解決手段】 可動子と絶縁体材料からなるプラットフ
ォーム6とバンプ5を介して張り合わせたことを特長と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロアクチュ
エータとその製造方法に係わり、特に、光学部品、光磁
気・磁気ディスク等の小型部品を駆動するのに適したア
クチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型アクチュエータを磁気ヘッドのサス
ペンション先端に搭載してスライダーを駆動するアクチ
ュエータが、エル.エス.ファン(L.S.Fan)等
によって提案されている[「Magnetic Rec
ording Head Positioning a
t Very High Track Densiti
es Using a Microactuator−
Based,Two−Stage Servo Sys
tem」(IEEE Transactionson
Industrial Electronics,Vo
l.42,NO.3,pp.222−233,June
1995)]。以下、このアクチュエータを図5〜図
7の図面を用いて説明する。図5は、マイクロアクチュ
エータの平面図、図6は図5のA部の拡大平面図、図7
は図6のA−A’線断面図である。図5および図6の平
面図では簡略のためにアクチュエータの上に載せられる
プラットフォーム72の構造を省略した。これらの図に
おいて、マイクロアクチュエータはシリコン基板100
上に対向して設けられた左右の固定子83,84とこれ
らの固定子間に設けられた可動子82を備えている。可
動子82は、ばね81によってシリコン基板100上の
所望の位置に浮いた状態で支持されている。ばね81
は、シリコン基板100に固定されたバネ固定台80に
設けられることにより、シリコン基板100から分離し
ている。
【0003】前記固定子83,84は、同一ピッチで櫛
歯状に一体に形成されることにより多数の櫛歯部91を
備え、また各櫛歯部91の一方の側面には同じく所定の
ピッチで櫛歯状に形成された多数の固定子電極93を備
えている。また、可動子82も前記固定子83,84の
櫛歯部91と同一ピッチで櫛歯状に形成されることによ
り多数の櫛歯部92を有し、また各櫛歯部92の一方の
面には前記固定子電極93の間に差し込まれる可動子電
極94を備えている。固定子83,84の櫛歯部91
は、可動子82の櫛歯部92よりも大きな幅を有してい
る。また、固定子電極93の幅も可動子電極94の幅よ
りも大きく設定されることが多い。前記固定子電極93
は櫛歯部91と共にシリコン基板100に接着されてい
るのに対して、可動子電極94は櫛歯部92とともにシ
リコン基板100から分離している。このため、可動子
電極94と二つの固定子83,84の固定子電極93と
の間に電圧を加えると、可動子82を図5において右側
あるいは左側に駆動させることができる。この場合、図
において左側の固定子84に電圧を印加すると左側に、
右側の固定子83に電圧を印加すると右側に移動させる
ことができる。
【0004】このマイクロアクチュエータの上には、図
7に示すようにプラットフォーム73が可動子の櫛歯部
92の上に突起構造73を介して作製されている。ファ
ン等の構造ではこの突起構造73は可動子櫛歯部92の
ほぼ全域にわたって形成されていた。プラットフォーム
72は、この上に磁気ヘッドおよびスライダーをのせる
ために利用されるものである。
【0005】以上述べたマイクロアクチュエータは、シ
リコン基板100の上で後に可動子82を作製する領域
に2μm厚のPSG(燐シリガラス)をパターニング
し、この上にフォトリソグラフィーを利用して作製した
レジストパターニングの間に銅メッキを行う方法を用い
て作製された。そして、再度レジストのフォトリソグラ
フィーを用い、プラットフォームパターンを銅メッキを
用いて作製した後に、フッ酸を用いてPSGを除去する
ことによって可動子82および可動子電極94をシリコ
ン基板100から分離した。このようにして、ファン等
は20μm厚の銅を材料とするマイクロアクチュエータ
およびプラットフォームの試作を行った。
【0006】一方、シリコンICプロセスを利用するマ
イクロアクチュエータでは従来からポリシリコン薄膜を
利用した構造が良く知られている。ポリシリコンを構造
体とするアクチュエータは、電気メッキアクチュエータ
と比較して、シリコンICプロセスとの整合性が良く、
また優れた機械特性を示すという長所がある。しかし、
磁気・光磁気ヘッド等への応用においてはヘッドが所望
の方向以外の方向へ動くことを低く抑えることが必要で
ある。図5に示したマイクロアクチュエータでは、可動
子82が図において左右方向に動くことが要求されてい
るが、一方紙面に対して垂直方向に動くことは極力小さ
く抑えなければならない。この要求から、ばね81の厚
さを厚くすることが必要とされる。また、大きな静電気
力を利用するためにも可動子電極94と固定子電極93
の厚さを厚くすることが重要である。
【0007】以上の要求から、20μm以上の厚さをも
つアクチュエータを作製することが実用上重要とされる
ようになった。ポリシリコン薄膜は実用上4μm程度の
厚さをもたせることが限界であることから、上で述べた
メッキ技術や以下に述べるシリコン単結晶のエッチング
加工技術を利用したマイクロアクチュエータが開発され
るようになった。
【0008】シリコン単結晶からなるアクチュエータを
作製するには、例えばエイ.ベニチェツ(A.Beni
tez)等による「Bulk Silicon Mic
roelectromechanical Devic
es Fabricatedfrom Commerc
ial Bonded and Etched−Bac
k Silicon−on−Insulator Su
bstrates」(Sensors and Act
uators,A50,pp.99−103,199
5)に記載されたSOI(Silicon On In
sulator)基板を利用する方法がある。この方法
を用いると、図6の可動子電極94および固定子電極9
3を厚さ20μmのシリコン単結晶から作製することが
可能となる。また、固定子電極93および固定子櫛歯部
91は、この場合にはシリコン酸化膜を介してシリコン
基板100に固定されている。可動子電極94の下に位
置するシリコン酸化膜をフッ酸によって除去することに
よって可動子電極94をシリコン基板100から分離す
ることができる。この場合には、可動子電極94および
櫛歯部92の幅が固定子電極93および櫛歯部91の幅
よりも狭く設計されているために、フッ酸のエッチング
を行った後にも、固定子電極93および櫛歯部91の下
にはまだシリコン酸化膜が残されている。このようにし
て例えば20μmの厚さをもつシリコン単結晶からなる
可動子電極94および固定子電極93をシリコン基板1
00の上に作製することが可能である。
【0009】しかし、上に述べた方法には以下の欠点が
あった。 (1)電気メッキを利用する方法では、プラットフォー
ムの材料が金属に限定されたものとなる。しかし、一般
に金属は大きな密度をもっている(銅では8.9)ため
に、プラットフォーム自体の重量が重くなり、このため
にプラットフォームを含むマイクロアクチュエータの共
振周波数の低減が引き起こされることになる。共振周波
数の低減は、マイクロアクチュエータの応答速度が遅い
ことを意味しており、高速駆動が要求される現実的な応
用において大きな問題となるものである。 (2)マイクロアクチュエータを駆動するには、先に述
べたように可動子と固定子の間に電圧を印加して行う。
このとき、図7に示すように、従来例ではプラットフォ
ーム72と可動子櫛歯部92とは同電位であるために、
可動子櫛歯部92と固定子櫛歯部91との間に電圧を印
加したときには、プラットフォーム72に静電気力が働
き固定子櫛歯部91の方向に引き寄せられることが起こ
る。このプラットフォームの下方向の変位は印加する電
圧に依存して変化することから、磁気ヘッド等の正確な
位置決めを行う応用において極めて深刻な問題である。
この電圧に依存した変位を小さく抑えるために、事実上
プラットフォーム72と固定子91との間を大きくとる
ことが必要である。しかし、突起構造73の高さを大き
くすることにより、プロセスが複雑となることを避ける
ことができないという問題が起こる。 (3)プラットフォームを含むアクチュエータは、上で
述べたように一連の連続した作製方法を利用して作製さ
れる。しかし、プロセスが長く、また複雑であるため
に、デバイスの歩留まりが低いという現実的な問題があ
ることがわかった。特に、マイクロアクチュエータの作
製後にプラットフォームを作製することは、既に20μ
mを超える凹凸をもつマイクロアクチュエータのパター
ンの上に突起構造およびプラットフォームの作製プロセ
スを行うために、非常に困難である。さらに、上で述べ
たように突起構造を高くしようとする設計上の要求か
ら、一連のマイクロアクチュエータの作製方法は極めて
困難なものとなった。 (4)一方、単結晶シリコンを利用したマイクロアクチ
ュエータの作製では、現在までプラットフォームを可動
子の上に載せるための具体的な提案はなされてこなかっ
た。単結晶シリコンからなるマイクロアクチュエータを
作製した後に従来の電気メッキを利用してプラットフォ
ームを形成する作製方法が直接的に類推されるが、上記
(1)〜(3)に述べた欠点を解決するものではないこ
とは明らかである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、応答速度の速い、
安定した性能を発揮し得るプラットフォームを搭載した
マイクロアクチュエータを提供することにある。また、
本発明の他の目的は、従来の低い製造歩留まりをもつ作
製方法を改善して、高い歩留まりをもつマイクロアクチ
ュエータの作製方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わるマ
イクロアクチュエータの第1態様は、固定子電極を含む
固定子と可動子電極を含む可動子とを備えた半導体材料
からなるマイクロアクチュエータにおいて、前記可動子
の上面にバンプを介して絶縁体材料からなるプラットフ
ォームが設けられていることを特徴とするものであり、
又、第2態様は、前記バンプと前記プラットフォームと
が一体に形成されていることを特徴とするものであり、
又、第3態様は、前記可動子の上面に形成された前記バ
ンプに対して平坦な形状をもつ前記プラットフォームが
張り合わされていることを特徴とするものであり、又、
第4態様は、前記固定子電極又は可動子電極の少なくと
も一方の電極の側壁には絶縁膜が設けられていることを
特徴とするものである。
【0012】又、本発明に係るマイクロアクチュエータ
の製造方法の第1態様は、固定子電極を含む固定子と可
動子電極を含む可動子とを備えた半導体材料からなるマ
イクロアクチュエータの製造方法において、前記固定子
電極を含む固定子と可動子電極を含む可動子とを含むマ
イクロアクチュエータを形成する工程と、バンプを設け
た絶縁体材料からなるプラットフォームを形成する工程
と、前記プラットフォームを前記マイクロアクチュエー
タの可動子に固着せしめる工程とを含むことを特徴とす
るものであり、又、第2態様は、固定子電極を含む固定
子と可動子電極を含む可動子とを備えた半導体材料から
なるマイクロアクチュエータの製造方法において、前記
可動子と前記固定子とのマスクパターンを形成し、前記
可動子のマスクパターンの内部に設けられたマスク材料
がない領域を埋め込むと共に全面に薄膜を堆積し、前記
薄膜でバンプを形成した後、前記可動子と前記固定子と
を形成し、その後、前記可動子の上面に設けられた前記
バンプ上に絶縁体材料からなる平坦なプラットフォーム
を張り合わせたことを特徴とするものである。
【0013】本発明では、絶縁体材料をプラットフォー
ムの材料として用いることを提案する。絶縁体材料は、
誘電率が金属よりも小さいために、図7で説明したプラ
ットフォーム72と固定子91との間に働く静電気力を
低く抑えることが可能である。例えば、絶縁体材料とし
てガラス(誘電率が4.1)を用いた場合には、固定子
91に蓄積された電荷に対するプラットフォーム72の
内部に誘導される鏡像電荷は金属の場合の約60%に減
少する。このため、突起構造の高さが従来例と同じとき
には、プラットフォーム72を固定子91の方向に引き
寄せる力を約60%と低く抑えることが可能である。あ
るいは、従来の40%の高さをもつ突起構造で従来と同
程度の垂直変位変動が実現されるとも考えることができ
る。
【0014】更に、例えばガラスの密度(2.2)は従
来の銅(8.9)の約1/4であることから、同一の寸
法をもつプラットフォームにおいて、ガラスからなるも
のは銅に比較して約2倍の高い共振周波数をもつことに
なる。ここで、プラットフォームの重量は可動子に比べ
て著しく大きいと仮定したが、図7に示した構造からこ
の仮定がほぼ妥当なものであることをが想像できよう。
【0015】更に、本発明では、マイクロアクチュエー
タの作製とプラットフォームの作製とを個別に分離して
行った後に、両者を張り付ける方法が提示される。この
方法によりそれぞれの作製方法が簡略なものとなること
から、全体として高い歩留まりでデバイスを作製するこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係わるマイクロアクチュエ
ータその製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は、本発明に係わるマイクロアクチュエ
ータの具体例の構造を示す図であって、図1には、固定
子電極を含む固定子と可動子電極を含む可動子とを備え
た半導体材料からなるマイクロアクチュエータにおい
て、前記可動子4の上面にバンプ5を介して絶縁体材料
からなるプラットフォーム6が設けられているマイクロ
アクチュエータが示されている。
【0017】以下、本発明を具体的な例を挙げて説明す
る。図1は、本発明の第1の具体例を示す断面図であ
り、図2はその平面図である。マイクロアクチュエータ
は、半導体基板1から分離された可動子の櫛歯部4と半
導体基板1に酸化膜2を介して固定されている三つの固
定子の櫛歯部3とを備えている。固定子の櫛歯部3に
は、櫛歯部3に設けられた固定子電極33が接続してお
り、可動子の櫛歯部4には櫛歯部4に設けられた可動子
電極34が接続されている。可動子の櫛歯部4の上側に
は、プラットフォーム6が設けられ、このプラットフォ
ーム6が接続領域35においてバンプ5を介して可動子
櫛歯部4に接着されている。
【0018】可動子の櫛歯部4は、例えば幅3μm高さ
20μmの寸法をもつシリコン単結晶である。一方、固
定子の櫛歯部3は、幅10μm、高さ20μmのシリコ
ン単結晶である。固定子電極33は、例えば可動子電極
34と同様に幅3μm、高さ20μmのシリコン単結晶
からなっている。この場合、固定子電極33は基板1か
ら浮き上がった構造となるが、櫛歯部3が基板1に固定
されているために、電圧を加えても動くことはない。プ
ラットフォーム6は、例えばガラスの板であり、厚さが
約0.2mm程度のものである。一方、バンプ5は、プ
ラットフォーム6と同一の材料から作製されたものであ
り、高さが約4μm程度である。
【0019】図1に示した構造では、可動子櫛歯部4お
よび固定子櫛歯部3の側面はシリコン結晶が露出したも
のであったが、この側面に絶縁膜を形成してもよい。絶
縁膜は、例えば100nmの酸化膜、100nmの窒化
膜、あるいはこれらの複合材料からなるものである。こ
のようにすることによって、可動子と固定子が接触して
電気的な短絡が起こることを防止することが可能とな
る。
【0020】図3は、本発明の第2の具体例を示す断面
図である。この平面の構造は、図2と同様である。図1
と同じ番号は同一の構成要素を示すものである。この具
体例では、プラットフォーム21は、可動子櫛歯部4の
上に作製されたバンプ20を介して可動子櫛歯部4に接
着されているのが特徴である。この例ではプラットフォ
ーム21は平坦な形状をもつ例えば0.2mmの厚さを
もつガラスの板である。一方、バンプ20は、例えば高
さが4μmのポリシリコンからなっている。このバンプ
は、ポリシリコン以外にも、酸化膜、窒化膜、あるいは
これらの複合材料によって作製してもよい。あるいは、
スパッタあるいはCVDを利用したタングステン、チタ
ン、窒化チタン等の金属、あるいはCVDで作製した有
機薄膜等であってもよい。さらに、これらを複数組み合
わせた方法も本発明に含まれるものである。
【0021】図3に示した構造は、1)プラットフォー
ム21として平坦な構造が利用できること、2)以下の
作製方法で述べる方法を利用して、バンプ20をマイク
ロアクチュエータの作製方法の中で作製できるために、
バンプ20と可動子櫛歯部4との目合わせが正確にでき
ること、等の利点をもっている。図2に示した本発明の
平面図において、プラットフォームが可動子櫛歯部4と
接触する領域が図に示す接続領域35のようにとびとび
になっていることは、従来例の可動子櫛歯部全体に突起
部が作製された形態と異なっていることに注意する必要
がある。図2のようにとびとびの島状にプラットフォー
ムと可動子櫛歯部とが接続されるようにすると、後で作
製方法で述べるプラットフォームと可動子との張り合わ
せの工程において接触面積が小さいことから小さな力で
確実な張り合わせが実現できることになる。もちろん、
この接触領域35は、従来例のように櫛歯部4全体であ
ってもよいし、あるいは、櫛歯電極33にまで及んでも
かまわない。また、接触領域35の周辺において櫛歯部
4の寸法を他と異なるものとしてもよい。
【0022】以上、述べた具体例ではプラットフォーム
の材料としてガラスを用いたが、本発明はこれに限られ
ることなく、セラミック、有機ポリマー、等の絶縁体材
料を適宜使用することが可能である。さらに、上に述べ
た具体例では固定子は半導体基板の上に設けられたもの
であった。しかし、本発明の構造はこれに限られること
なく、例えば固定子を可動子の上に設けるという場合
や、可動子を固定子の上に設けるという場合においても
本発明を適用することが可能である。このようにして、
第一の可動子あるいは第一の固定子の上に第二の固定子
あるいは第二の可動子を搭載するという多層的な構造を
もつマイクロアクチュエータにおいても本発明を有効に
利用することが可能である。
【0023】次に、本発明に係るマイクロアクチュエー
タの製造方法について説明する。図4は、図3に述べた
マイクロアクチュエータを作製する一つの方法を述べた
ものである。先ず、例えば、500μmの厚さの半導体
基板1の上に0.5μmの酸化膜40および20μmの
厚さのシリコン41からなるSOIウェハを利用してプ
ロセスを開始する。さらに、シリコン膜41の上に3μ
mの酸化膜42を堆積し、フォトリソグラフィーを用い
てパターニングしたアクチュエータの形状を酸化膜42
に転写する。ここで将来可動子櫛歯部となるパターン5
0の内部の一部であるバンプ接合領域51の酸化膜を除
去して可動子パターン52を作製する。この酸化膜が除
去されたバンプ接合領域51は、例えば幅が1μmの矩
形をしたものである。続いて、LPCVDを用いてポリ
シリコン43をこの上に堆積する。このポリシリコンは
例えば2μm程度の厚さをもっており、酸化膜が除去さ
れたバンプ接合領域51を完全に埋め込んでいる。更
に、4μmの厚さの酸化膜44をこのポリシリコン膜4
3の上に堆積して、バンプパターン50を作製する(同
図(a))。続いて、この酸化膜44をマスクとしてポ
リシリコン43を塩素ガスを用いたプロズマエッチング
装置を用いてエッチングして、バンプ45を作製する
(同図(b))。さらに、塩素ガスを主成分とするプラ
ズマエッチングを継続すると、酸化膜42および44を
マスクとしてシリコンの可動子櫛歯部48と固定子櫛歯
部47が作製される。この試料をフッ酸溶液の中に入れ
て酸化膜40のエッチングを行う。このとき、可動子櫛
歯部48の下側の酸化膜40を完全に除去しつつも、同
時に固定子櫛歯部47の下側にはまだ酸化膜46が残る
ようにエッチング時間を調整する。通常、この酸化膜エ
ッチングで酸化膜44および42が除去される。(同図
(c))。
【0024】この作製方法において、バンプ45のパタ
ーンが可動子48および固定子47が作製される前に作
製されることが大きな特長である。このため、バンプ4
5のパターニングにおいて従来の作製方法で問題となっ
た基板の大きな段差の問題が完全に解決されている。以
上のマイクロアクチュエータの作製方法に続いて、ガラ
ス基板を例えば1mm角に切断したものを準備してこの
ガラス基板の表面がバンプ45の上面に接触するように
して両者を張り合わせる。この張り合わせでは、接着剤
を使用してもよいし、あるいはシリコン41とガラスを
400℃程度に熱したヒータの上に置いて、両者の間に
400V程度の電圧を印加する方法(静電ボンディン
グ)を用いてもよい。あるいは、バンプ45とガラスの
接着面に金を蒸着してこの金を熱によって溶かして両者
を接着することも可能である。
【0025】また、図4のプロセスではバンプ45の下
側に位置する酸化膜42は最後に全て除去された形態を
示した。しかし、この酸化膜42のパターンの一部を完
全にバンプ45のパターンの内部に置くことによって、
同図(c)のフッ酸エッチングの過程において酸化膜を
露出しない構成を実現することが可能である。この場
合、バンプ45はその一部の領域において酸化膜42の
上にのった形状となる。
【0026】図1に示した構造を作製するには、図4に
示した作製方法において、最初に酸化膜42のパターン
ニングとシリコン41のエッチングを行った後に、フッ
酸によって可動子48のリリースを行ってマイクロアク
チュエータを作製する。これとは別に、ガラス基板をエ
ッチングしてバンプ5を形成してプラットフォーム6を
作製する。この後、上に述べた方法を利用して両者を張
り合わせることによってプラットフォームをマイクロア
クチュエータの上に作製することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のべた本発明に係るマイクロアクチ
ュエータおよびその作製方法によれば、以下の効果が得
られる。 (1)プラットフォームを構成する材料の密度が小さく
なったために、従来のものに比べてマイクロアクチュエ
ータの共振周波数が高くなった。このため、マイクロア
クチュエータの応答速度が早くなり、高速駆動が要求さ
れる現実的な応用に応えられるようになった。 (2)プラットフォームがアクチュエータの方向に引き
寄せられる変動が小さく押さえられるようになった。こ
のため、プラットフォームの上に搭載されるデバイスの
正確な位置決めができるようになった。 (3)作製方法が極めて簡略化された。特に、従来のプ
ラットフォームをアクチュエータの大きな段差の上に作
製するという問題点が解消された。このため、デバイス
の製作歩留まりが著しく高くなった。 (4)本発明によって、単結晶シリコンの上にプラット
フォームを作製する構成が初めて可能となった。これ
は、マイクロアクチュエータの材料および作製プロセス
の選択の自由度を高めることになり、用途によって最適
の材料およびプロセスを選択できるようになるという利
点を生むものである。
【0028】以上のように、本発明によれば、長期にわ
たって信頼性の優れたアクチュエータを簡略なプロセス
で作製できる等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例の断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】本発明の第2の具体例の断面図である。
【図4】本発明の作製方法を説明するための図である。
【図5】従来のマイクロアクチュエータの平面図であ
る。
【図6】図5のA部を拡大して示す平面図である。
【図7】図6のA−A’線断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 酸化膜 3 固定子櫛歯部 4 可動子櫛歯部 5,20 バンプ 6,21 プラットフォーム 33 固定子電極 34 可動子電極 35 バンプ接続領域 40 酸化膜 41 シリコン 42,44 酸化膜 43 ポリシリコン 45 バンプ 46 酸化膜 47 固定子櫛歯部 48 可動子櫛歯部 50 可動子パターン領域 51 バンプ接続領域 52 可動子酸化膜パターン 72 プラットフォーム 73 突起部 80 ばね固定台 81 ばね 82 可動子 83 右側固定子 84 左側固定子 91,92 櫛歯部 93 固定子電極 94 可動子電極 100 シリコン基板
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わるマ
イクロアクチュエータの第1態様は、固定子電極を含む
固定子と可動子電極を含む可動子とを備えた半導体材料
からなるマイクロアクチュエータにおいて、前記可動子
の上面にバンプを介して絶縁体材料からなるプラットフ
ォームが設けられており、且つ、前記バンプと前記プラ
ットフォームとが一体に形成されていることを特徴とす
るものであり、又、第2態様は、前記バンプを、とびと
びの島状に形成したことを特徴とするものであり、又、
第3態様は、固定子電極を含む固定子と可動子電極を含
む可動子とを備えた半導体材料からなるマイクロアクチ
ュエータにおいて、前記可動子の上面にバンプを介して
絶縁体材料からなるプラットフォームが設けられてお
り、且つ、前記バンプ上に平坦な形状をもつ前記プラッ
トフォームが張り合わされていることを特徴とするもの
であり、又、第4態様は、前記固定子電極又は可動子電
極の少なくとも一方の電極の側壁には絶縁膜が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】又、本発明に係るマイクロアクチュエータ
の製造方法の第1態様は、固定子電極を含む固定子と可
動子電極を含む可動子とを備えた半導体材料からなるマ
イクロアクチュエータの製造方法において、前記固定子
電極を含む固定子と可動子電極を含む可動子とを含むマ
イクロアクチュエータを形成する工程と、バンプを一体
的に設けた絶縁体材料からなるプラットフォームを形成
する工程と、前記プラットフォームを前記マイクロアク
チュエータの可動子に固着せしめる工程とを含むことを
特徴とするものであり、又、第2態様は、固定子電極を
含む固定子と可動子電極を含む可動子とを備えた半導体
材料からなるマイクロアクチュエータの製造方法におい
て、前記可動子と前記固定子とのマスクパターンを形成
し、前記可動子のマスクパターンの内部に設けられたマ
スク材料がない領域を埋め込むと共に全面に薄膜を堆積
し、前記薄膜でバンプを形成した後、前記可動子と前記
固定子とを形成し、その後、前記可動子の上面に設けら
れた前記バンプ上に絶縁体材料からなる平坦なプラット
フォームを張り合わせたことを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子電極を含む固定子と可動子電極を
    含む可動子とを備えた半導体材料からなるマイクロアク
    チュエータにおいて、 前記可動子の上面にバンプを介して絶縁体材料からなる
    プラットフォームが設けられていることを特徴とするマ
    イクロアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記バンプと前記プラットフォームとが
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    マイクロアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記可動子の上面に形成された前記バン
    プに対して平坦な形状をもつ前記プラットフォームが張
    り合わされていることを特徴とする請求項1記載のマイ
    クロアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記固定子電極又は可動子電極の少なく
    とも一方の電極の側壁には絶縁膜が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマイクロ
    アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 固定子電極を含む固定子と可動子電極を
    含む可動子とを備えた半導体材料からなるマイクロアク
    チュエータの製造方法において、 前記固定子電極を含む固定子と可動子電極を含む可動子
    とを含むマイクロアクチュエータを形成する工程と、 バンプを設けた絶縁体材料からなるプラットフォームを
    形成する工程と、 前記プラットフォームを前記マイクロアクチュエータの
    可動子に固着せしめる工程と、 を含むことを特徴とするマイクロアクチュエータの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 固定子電極を含む固定子と可動子電極を
    含む可動子とを備えた半導体材料からなるマイクロアク
    チュエータの製造方法において、 前記可動子と前記固定子とのマスクパターンを形成し、
    前記可動子のマスクパターンの内部に設けられたマスク
    材料がない領域を埋め込むと共に全面に薄膜を堆積し、
    前記薄膜でバンプを形成した後、前記可動子と前記固定
    子とを形成し、その後、前記可動子の上面に設けられた
    前記バンプ上に絶縁体材料からなる平坦なプラットフォ
    ームを張り合わせたことを特徴とするマイクロアクチュ
    エータの製造方法。
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