JPH10239578A - 光学装置およびこの光学装置を用いた観察装置 - Google Patents

光学装置およびこの光学装置を用いた観察装置

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JPH10239578A
JPH10239578A JP4665497A JP4665497A JPH10239578A JP H10239578 A JPH10239578 A JP H10239578A JP 4665497 A JP4665497 A JP 4665497A JP 4665497 A JP4665497 A JP 4665497A JP H10239578 A JPH10239578 A JP H10239578A
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mover
optical system
stator
potential
electrode
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JP4665497A
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Akihiro Koga
賀 章 浩 古
Hajime Sudo
藤 肇 須
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘部観察用の観察装置への適用に適した、
高性能かつコンパクトな光学装置を提供する。 【解決手段】 光学装置3は、光学系の少なくとも一部
をなす光学素子10a,10bと、各々の互いに対向す
る面上に光学系の光軸A方向に沿って配列された複数の
固定子電極31a〜34aを有する一対の固定子21
a,21bと、固定子間21a,21bに配置され光学
素子10a,10bが取付けられた可動子11a,11
bとを有している。可動子11a,11bは、固定子電
極の電位切替えに対応して前記光軸A所定方向に移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置と、この
光学装置を用いた観察装置、とりわけ狭隘部観察に適し
た観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種プラントの配管内部の点検
等の用途に使用される狭隘部観察装置が知られている。
その一例として、図12に、従来から知られているプラ
ントの配管の内部を点検するための装置を示す。図12
に示すように、従来の狭隘部観察装置は、移動装置10
2に固着された固定焦点式の観察装置本体101を用い
て撮像を行い、ケーブル103を介して外部に設置され
た制御機能を有するモニタ装置104により観察を行う
ようになっている。なお観察装置本体101の撮像のた
めに必要な光は、モニタ装置104に付設された光源装
置からケーブル103内を通る光ファイバにより観察装
置本体101に付設された照明装置に供給されるように
なっている。
【0003】ところで、近年、前述したような狭隘部の
観察を行うにあたって、観察対象部位を適確に観察する
ことに対する要求はますます高くなってきている。この
ようなニーズに対応するために、狭隘部観察用の観察装
置本体の対物光学系には精密なピント調節機能およびズ
ーム機能が求められている。また、対物光学系の高性能
化が求められることに伴い、対物光学系の調節に連携さ
せて観察装置本体に付随する照明装置の照射特性を精密
に調節できる機能も求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、狭隘部観察装
置は、その用途から必然的に装置全体を非常にコンパク
トに構成しなければならないため、対物光学系および照
明光学系を駆動する機構も極めてコンパクトに構成する
ことが要求される。
【0005】しかしながら、従来の電磁力を用いた駆動
機構は、磁石やコイル等に必要とされるスペースのため
コンパクトに構成する事が困難である。さらに、機構を
工夫を加えてコンパクト化を図ったとしても、電磁力の
大きさは磁石などの体積の大きさに比例するため、十分
な駆動力を得ることが困難となり、上述したような観察
用光学系および照明用光学系の調節機能を備えた狭隘部
観察装置を得ることは現状困難である。
【0006】本発明は、このようなことを考慮してなさ
れたものであり、コンパクトかつ高性能な駆動機構を有
する光学装置を提供するとともに、狭隘部観察に適した
観察装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光学装置において、光学系と、各々の互
いに対向する面上に所定方向に沿って配列された複数の
固定子電極を有する一対の固定子と、前記固定子間に配
置され、前記固定子電極の電位切替えに対応して前記所
定方向に移動する可動子であって、前記光学系の少なく
とも一部をなす光学素子が取付けられた可動子とを備え
たことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、固定子電極に所定パタン
で電圧を印加することにより静電気力により可動子に設
けられた光学素子を移動させることができる。静電気力
は力を発生させる電極の表面積にその力の大きさが比例
し、小さくすると相対的に力の大きさが出力発生部の体
積に比例する電磁力より有利となる。このため、サイズ
が小さい場合でも、十分な駆動力をもって光学素子を移
動させることができるため、高性能な調節機能を有する
光学装置を得ることができる。
【0009】また、上記光学装置を利用することによ
り、狭隘部観察に適した観察装置を提供することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0011】第1の実施の形態 まず、第1の実施の形態について説明する。図1乃至図
7は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【0012】まず、図1により、本発明による観察装置
の一例である狭隘部観察装置の全体構成について説明す
る。図1に示すように狭隘部観察装置は狭隘部に挿入さ
れる観察装置本体1と、観察装置本体1の制御を行う制
御装置51等が収納された外部装置50とを備えてい
る。観察装置本体1と外部装置50とはケーブル8によ
り連結されている。
【0013】観察装置本体1は、狭隘部観察装置のうち
観察対象物を表す画像を撮像する機能を担うものであ
る。また、外部装置50は、後述するように、観察装置
本体1により得られた画像を表示する機能、光学装置を
制御する機能、光源機能等を実現する各種装置が収納さ
れ、観察装置本体1が挿入される狭隘部の外部に設置し
て使用するものである。
【0014】次に、観察装置本体1について説明する。
図2に示すように、観察装置本体1は、筐体2と、筐体
2内に配置された光学装置3と、撮像媒体の一例として
CCD4とを備えている。本実施形態において、光学装
置3は観察対象物からの物体光のCCD4に対する結像
関係等を調整する対物光学系としての機能を有するもの
である。
【0015】筐体2の最前部には、光学装置3が配置さ
れている。また光学装置3の後方には、CCD4が配置
されている。CCD4により変換された画像信号は、ケ
ーブル8内を通る導線18により外部装置50に導か
れ、外部装置50のCRT55に表示されるようになっ
ている。
【0016】次に、光学装置3について図3乃至図5に
より詳述する。図5に示すように、光学装置3は中空の
直方体形状を有する枠体20を有している。図3に示す
ように、枠体20の互いに対向する上側内面20aおよ
び下側内面20bには、光学装置3の光軸方向に延びる
上部固定子21aおよび下部固定子21bが固着されて
いる。
【0017】また、図3および図5に示すように、上部
固定子21aとの下部固定子21bとの間には、中空の
略直方体形状の可動子11a,11bが配置されてい
る。
【0018】これら可動子11aおよび可動子11bの
中空部には、対物光学系を構成する光学素子の一例とし
て凹レンズ10a,凸レンズ10bがそれぞれ装着され
ている。なお、本実施形態においては、静電気力を発生
させる電極構成部(固定子)の配置部位は、枠体の上下
面に限定されるものではなく、左右面に配置してもよ
い。
【0019】次に、上部固定子21および下部固定子2
1bについて詳述する。上部固定子21aおよび下部固
定子21bは、図3に示すように、例えばガラスまたは
セラミックス等の絶縁体材料からなる基体22aおよび
22bをそれぞれ有している。
【0020】これら基体22aおよび基体22bの互い
に対向する面、すなわち可動子11a、11bに相対す
る面には、第1電極パタン31および第2電極パタン3
2と、第3電極パタン33および第4電極パタン34と
がそれぞれ設けられている。
【0021】基体22および各電極パタン31〜34の
上には連続的に絶縁層(図示せず)が形成され、上部お
よび下部固定子21a,21bの全表面は絶縁層に覆わ
れている。なお、以下、本明細書においては、固定子お
よび可動子の少なくとも一方には、必ず絶縁層が形成さ
れているか、もしくは、固定子と可動子の間にストッパ
ーを設け、両者の電極どうしが直接に接することが無い
ようにするものとするとし、絶縁層およびストッパにつ
いての記述は省略する。
【0022】図3および図4に示すように、上部固定子
21aに設けられた第1電極パタン31は、上部固定子
21aの表面上を光学装置3の光軸Aに直交する方向に
延びる複数の固定子電極31aと、これら複数の固定子
電極31aを電気的に接続する接続電極31bとからな
る。
【0023】図4に示すように、固定子電極31aは、
所定のピッチpをおいて光軸A方向に等間隔で配列され
ている。また、接続電極31bは光学装置3の光軸A方
向に延び、各固定子電極31aの一端と接続されてい
る。このように構成された第1電極パタン31は全体と
して櫛型の形状を有している。
【0024】また、第2電極パタン32〜第4電極パタ
ン34も、第1電極パタン31と略同一の態様で配置さ
れた複数の固定子電極32a、33a、34aと接続電
極32b、33b、34bとからなり、第1電極パタン
31と同様に櫛型の形状を有している。第2電極パタン
32〜第4パタン34の固定子電極間のピッチpは、第
1電極パタン31の固定子電極間のピッチpと同一とな
っている。
【0025】第1電極パタン31および第2電極パタン
32は、光学装置3の光軸A方向に1/2ピッチp分ず
れた状態で互いに相対し、互いの櫛の歯部分を組み合わ
せるように、すなわち固定子電極31a、32aが光軸
A方向に交互に並ぶように配置されている。
【0026】また、下部固定子21bに設けられた第3
電極パタン33および第4電極パタン34は、上部固定
子21aに設けられた第1電極パタン31および第2電
極パタン32と同様の態様で配置されている。
【0027】また、図4に示すように、第3電極パタン
33の固定子電極33aは、第1電極パタン31の固定
子電極31aに対して軸方向に1/4ピッチp分ずれて
配置されている。従って第1電極パタン〜第4電極パタ
ンの固定子電極は、光学装置30の光軸A方向に対して
31a,33a,32a,34aの順に各々1/4ピッ
チp分ずれて配置されている。
【0028】また、各接続電極31b〜34bの軸方向
端部には各々導線41、42、43、44が接続されて
おり、これら導線41〜44を介して第1〜第4電極パ
タン31〜34の電位をそれぞれ独立して外部から調節
することができるようになっている。
【0029】次に、可動子11aおよび可動子11bに
ついて詳述する。可動子11aは、例えば鉄、チタニウ
ム等の中空の直方体形状を有する導電性物質からなる。
可動子11aの4つの外面のうち、上部固定子21aお
よび下部固定子21bに対向する面には、図3および図
5に示すように、光学装置3の光軸A方向と直交する方
向に延びる複数の凸部12が形成されている。これら凸
部12は、固定子電極のピッチpと同じピッチpをもっ
て光学装置3の光軸A方向に沿って配列されている。ま
た、可動子11bも可動子11aと同一の構成を有して
いる。
【0030】なお、可動子の構成は上記のものに限定さ
れるものではなく可動子の表面に凹凸を作る代わりに、
可動子の母材として、絶縁体材料(例えば、セラミック
スやガラス等)を用い、その表面に固定子の表面に設け
たものと同様に櫛歯状の電極を形成することにより可動
子を構成しても構わない(第2の実施の形態参照)。
【0031】また、図3に示すように、可動子11aお
よび可動子11bには、導線19aおよび導線19bが
それぞれ接続されており、この導線19a,19bを介
して各可動子の電位を独立して調節することができるよ
うになっている。導線41〜44および導線19a、1
9bは、ケーブル8(図1参照)内を経て、外部装置5
0に設けられた電源ドライバ51に接続されている。
【0032】なお、本実施形態においては、導線を直接
可動子に接続したが、これに限定されるものではなく、
例えば、枠体20の左右内面に細い金属ブラシを設け、
この金属ブラシにより可動子との電気的な接続を確保す
ることも好ましい。すなわち、導線を物理的に接続する
か、もしくは細い導電性のブラシにより可動子の電気的
接続を満足することができる。
【0033】なお、前述した上部固定子21aおよび下
部固定子21bは基体22a,22bに所定の形状の金
属薄膜を接着することにより形成しても良いし、スパッ
タリングや蒸着等の手段を用いて基体22a, 22b上
に導電膜を堆積し、エッチングプロセス等を用いてパタ
ーニングすることによって形成しても良い。また絶縁層
は電気抵抗の高い物質からなる薄いシートを導電膜上に
接着することによって形成しても良いし、スパッタリン
グ法又はCVD法を用いて酸化シリコン膜を堆積するこ
とによって形成しても良い。また導線19a、19bお
よび導線41〜44は、導電性の接着剤を用いて接着す
るか又はワイヤボンディング等の手段を用いて接合すれ
ばよい。
【0034】次に、上記構成からなる本実施形態の作用
について説明する。なお、図6および図7において、黒
色に塗り潰されている部位は正の電位Vを有することを
意味し、ハッチングが付されている部位は負の電位−V
を有することを意味し、白抜きの部位は電位が0である
ことを意味する。
【0035】まず、可動子11aおよび可動子11bを
連動して動かす場合について図6により説明する。この
場合、まず、導線19a、19bを介して電源ドライバ
51により可動子11aおよび可動子11bを負の所定
電位−Vに帯電させる。なお両可動子11a,11bを
連動して動かす場合には、可動子を接地して可動子の電
位を0としてもよい。なお、これ以降、可動子11aお
よび可動子11bは同様の態様で動くため、可動子11
aの作用についてのみ説明する。可動子11bの作用は
図6に示される。なお、以下の説明のように、固定子電
極の電位を+Vまたは−Vに切換える場合には、可動子
の電位を−Vとすることが必要であり、固定子電極の電
位を+Vまたは0に切換える場合は可動子の電位を0と
する必要がある。
【0036】次いで、制御装置52により生成される所
定の電圧印加パタンに基づいて電源ドライバ51により
導線41〜44を介して第1乃至第4電極パタン31〜
34にパルス電圧を印加し、第1電極パタン31、第3
電極パタン33、第2電極パタン32および第4電極パ
タン34に順次パルス電圧を印加し、各電極パタンを順
次正の所定電位Vに切り替える。このようにした場合の
可動子の作用を以下に説明する。
【0037】まず、上部固定子21aの電極パタン31
が正の所定電位Vとなっている場合、可動子11aの各
凸部12は、図6(a)に示すように、電極パタン31
の固定子電極31aに吸着されている状態にある。
【0038】次に、上部固定子21aの電極パタン31
の電位を可動子と同極、すなわち−Vに切り替えるとと
もに、下部固定子21bの電極パタン33を正の所定電
位Vに切り替える。ここで、静電気力は距離の2乗に反
比例する力である。このため、電極パタン33の各固定
子電極33aには、最も近くにありかつ最も電位差のあ
る物体、すなわち(可動子11aの)凸部12が引き寄
せられる。これにより可動子11aは、図6(b)に示
すように、図中右側下方に変位する。
【0039】次に、下部固定子21bの電極パタン33
の電位を−Vに切り替えるとともに、上部固定子21a
の電極パタン32を正の所定電位Vに切り替える。これ
により上述した作動原理と同一の原理により、可動子1
1aは、図6(c)に示すように、右側上方に変位す
る。
【0040】以上のようにして、第1電極パタン31、
第3電極パタン33、第2電極パタン32および第4電
極パタン34の順に順次電位を−Vから正の所定電位V
に切換えてゆくことにより、固定子11aは一対の可動
子21a,21bの間を上下動しながら光学装置3の光
軸A方向(図6右方向)に移動してゆく。
【0041】なお、前述したように、可動子11bも、
可動子11aと同様に、一対の可動子21a,21bの
間を上下動しながら光学装置3の光軸A方向(図6右方
向)に移動してゆく。
【0042】なお、電極パタン31〜34へ可動子と逆
極性の電圧を印加する順序を逆にすれば固定子11a、
11bを逆方向(図6左方向)へ移動させることができ
る。
【0043】次に、可動子11aおよび可動子11bの
いずれか一方のみを単独で動かし、他方を固定したまま
とする場合の一例として、可動子11aを動かし、可動
子11bを固定したままとする方法について、図7によ
り説明する。
【0044】この場合、まず、導線19a、19bを介
して電源ドライバ51により可動子11aおよび可動子
11bを負の所定電位−Vに帯電させる。そして可動子
11aの電位は負の所定電位−Vのまま維持する。
【0045】前述したように、第1電極パタン31、第
3電極パタン33、第2電極パタン32および第4電極
パタン34の順に順次電位を−Vから正の所定電位Vに
切換えてゆくことにより、可動子11aは一対の固定子
21a,21bの間を上下動しながら光学装置3の光軸
A方向(図7右側)に移動してゆく。
【0046】一方、可動子11bの電位は、各電極パタ
ン31〜34の電位変動に対応して切り替えられる。す
なわち可動子11bには導線19bを介して正または負
の電圧が印加される。このようにした場合の可動子11
bの作用を以下詳述する。
【0047】まず、図7(a)に示すように、第1電極
パタン31を正の所定電位Vとし、かつ可動子11bを
負の所定電位−Vとした場合、可動子11b(の凸部1
2)は、第1電極パタン31の固定子電極31aに吸着
された状態にある。
【0048】次に、図7(b)に示すように、第3電極
パタン33が正の所定電位Vに切り替えられた場合、こ
の切り替えと連動して可動子11bの電位を正の所定電
位Vに切り替える。すると、可動子11bと第1電極パ
タン31の固定子電極31aとの間には、依然電位差の
ある状態が維持されるため、可動子11bの凸部12
は、引き続き固定子電極31aに吸着された状態を維持
する。
【0049】次に、図7(c)に示すように、第2電極
パタン32が正の所定電位Vに切り替えられた場合も、
可動子11bの各凸部12は、正対する固定子電極31
aとの間の電位差に起因して生じる静電気力により、引
き続き固定子電極31aに吸着された状態を維持する。
【0050】次に、図7(d)に示すように、第4電極
パタン34が正の所定電位Vに切り替えられた場合、可
動子11b正対する固定子電極31aとの間の電位差に
起因して生じる静電気力により、引き続き固定子電極3
1aに吸着された状態を維持する。
【0051】以上説明したように、各電極パタンの電位
を所定順序で切り替えることと、可動子の電位を適宜切
り替えることにより、可動子11a,11bを互いに連
動して、または一方のみを移動させることができる。
【0052】なお、可動子の数は2個に限定されるもの
ではない。可動子の数が増えても、上記と同様にして各
可動子を単独に、または連動させて移動させることがで
きる。
【0053】すなわち、これにより光学装置3を構成す
る各レンズ(光学素子)の絶対的位置(固定子に対する
位置を意味する)および相対的位置関係を調節すること
が可能となるため、ピント調節機能およびズーム機能
(CCD4により取得される画像の拡大および縮小機能
を意味する)を有する光学装置3を得ることが可能であ
る。この場合、レンズを駆動する駆動源は静電気力であ
るため、サイズが小さい場合でも十分な駆動力をもって
レンズを駆動することが可能である。従って、本実施形
態によれば、高性能かつコンパクトな光学装置3、ひい
ては高性能かつコンパクトな観察装置本体1を得ること
ができる。
【0054】なお、対物光学系を構成する光学素子は可
動子に取り付けられたものに限定されるものではなく、
動かない光学素子、例えば枠体20に固着された光学素
子を対物光学系に含ませてもよい。
【0055】なお、本実施形態においては、観察対象物
を照らす照明装置の記載は省略したが、照明装置が必要
な場合は、筐体2の適当な部位に設ければよい。この場
合、照明光は、例えば、光ファイバをケーブル8内に通
し、外部の光源装置から照明装置に導けばよい(第2お
よび第3の実施の形態参照)。
【0056】第2の実施の形態 次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施
の形態は第1の実施に対して、観察装置本体に設けられ
る光学装置3が、対物光学系と照明光学系とを兼備した
光学装置3Aとして実現されている点、および固定子の
表面に凸部に代えパターンニングされた電極が設けられ
ている点が異なり、他は第1の実施の形態と略同一であ
る。第2の実施の形態において第1の実施と同一部分に
ついては同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0057】図8に示すように、観察装置本体1Aは、
筐体2の上部空間2aに設置された光学装置3Aおよび
CCD4とを備えている。光学装置3Aは仕切板5上に
固着されるとともに、その全面が筐体2の前面から露出
している。
【0058】図9に示すように、光学装置3Aは、例え
ばガラスまたはセラミックス等の不導体からなり略目の
字型の断面を有する枠体60を有している。この枠体6
0は、一対の仕切板61により、中央の対物光学系用空
間62と、両端の一対の照明光学系用空間63とに区画
されている。各仕切板61には光学装置3Aの光軸A方
向に延びるスリット61aが形成されている。
【0059】また、枠体60には、対物光学系用空間6
2の後端部に面してCCD4が取付けられている。CC
D4からの画像信号は導線18により外部装置50Aの
変換ユニット56に導かれ、変換ユニット56によりC
RT55に表示されるようになっている。
【0060】また、枠体60の照明用光学系用空間63
の後端部は開口を有する板状体により閉塞されており、
前記開口には、ケーブル8内を通る光ファイバ9が連結
された発光部材68が取付けられている。光ファイバ9
は外部装置50Aに設けられた光源装置44に接続され
ている。
【0061】また、図9に示すように、枠体60の天板
64および底板65の内側面には第1の実施の形態と同
様の配置態様で、第1乃至第4電極パタン31〜34
(底板65に形成された電極パタン33、34は図示せ
ず)が形成されている。すなわち天板64および底板6
5は、互いに対向して配置された一対の固定子となる。
【0062】なお、各電極パタン31〜34は、固定子
電極31a〜34aの大部分が対物光学系用空間62に
対応する位置に、接続用電極31b〜34bが照明用光
学系用空間63に対応する位置に、それぞれ配置されて
いる。第1乃至第4電極パタン31〜34はそれぞれ導
線41〜44を介して電源ドライバ51に接続されてい
る。
【0063】このように各電極パタン31〜34を配置
するため、天板64および底板65と仕切板61との間
には隙間が形成されており、天板64および底板65と
仕切板61とは、光軸A方向の前端側および後端側のみ
で連結されている。
【0064】一方、図10(a)に示すように、可動子
70は、略矩形断面を有する第1部材71と、第1部材
71に連結部材73を介して連結されたリング状断面の
一対の第2部材72とを有している。可動子70のうち
少なくとも第1部材71はガラスまたはセラミックス等
の絶縁体材料からなる。
【0065】このうち第1部材71の内側には、図10
(a)(b)に示すように、対物光学系を構成するレン
ズ10(またはレンズ群)が固着されている。一方、第
2部材の内側には、照明光学系を構成するレンズ75
(またはレンズ群)が固着されている。
【0066】また、第1部材71の上面71aおよび下
面71bには、図10(c)(d)に示すように、電極
パタン80がそれぞれ形成されている。これら電極パタ
ン80は第1の実施の形態に記した電極パタン31〜3
4と同一の手法で形成される。
【0067】このうち、上面71aに形成された電極パ
タン80は、レンズ10の光軸A方向に対して垂直方向
に延びる複数の可動子電極81と、レンズ10の光軸A
方向に延びる接続電極82とからなる。可動子電極81
は枠体60に形成された第1乃電極パタン31の固定子
電極31aのピッチpと同一のピッチpをもって、レン
ズ10の光軸A方向に配列されている。接続電極82は
可動子電極80aの端部に設けられ、各可動子電極81
を互いに電気的に接続している。
【0068】下面71bに形成された電極パタン80
は、中心線C2(図10(a)参照)に関して、上面7
1aに形成された電極パタン80と対称に形成されてい
る。上面71aの電極パタン80と下面71bの電極パ
タン80とは、図示しない導線等により互いに電気的に
接続されている。電極パタン80は導線19を介して電
源ドライバ51に接続されている。
【0069】上記構成を有する可動子70は、図9に示
すように、第1部材71が対物光学系用空間62に、第
2部材72が照明用光学系用空間63に、それぞれ収容
されている。なお、仕切板61のスリット61a内に
は、固定子70の連結部材72が挿通されている。
【0070】なお、第1部材71に電極パタン80を設
けることに代えて、第1部材71を導電性物質から形成
するとともに上面71aおよび下面71bに第1の実施
の形態と同様に所定ピッチで凸部を形成してもよい。逆
に、第1の実施の形態および後述する第3の実施の形態
における可動子を、本実施形態のように絶縁性物質とそ
の上に形成された導電性パタンとから構成してもよい。
【0071】次に、上記構成からなる本実施形態の作用
について説明する。
【0072】本実施形態においても、第1の実施の形態
と同様に、可動子70を所定電位とし、第1乃至第4電
極パタン31〜34に所定順序で可動子70と反対の極
性の電圧を印加することにより、可動子70を光軸A方
向に移動させることができる。
【0073】また、可動子70には、照明光学系用の光
学素子(レンズ75)も取付けられているため、対物光
学系の光学素子(レンズ10)の移動に連動させて照明
光学系用の光学素子を移動させることができる。すなわ
ち、対物光学系のピント調節またはズーム調節を行った
場合、照明光学系の照明条件の調節を合わせて行うこと
ができる。このため、光学装置3Aに照明光学系専用の
駆動機構を設ける必要がなくなるため、光学装置3Aを
コンパクトかつ簡潔に構成することができる。
【0074】なお、本実施形態においては、1つの可動
子70を設けた例を示したが、これに限定されるもので
はなく、対物光学系用空間62内の可動子70の前後に
第1の実施の形態で示したような可動子11a,11b
等を配置して、これら追加の可動子を可動子70と連動
させ、または単独で移動させるように構成してもよい。
【0075】なお、第1の実施の形態と同様に、動かな
い光学素子を対物光学系および/または照明光学系に含
ませてもよい(第3の実施の形態でも同じ)。
【0076】第3の実施の形態 次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施
の形態は第2の実施に対して光学装置の対物光学系部分
と照明用光学系部分とが互いに独立して移動可能に設け
られている点が異なり、他は第2の実施の形態と略同一
である。第3の実施の形態において第2の実施と同一部
分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0077】観察装置本体1Bは、筐体2の上部空間2
aに、光学装置として光学装置3Bと、CCD4とを備
えている(図8参照)。
【0078】図11に示すように、光学装置3Bの枠体
60の対物光学系用空間62には、レンズ10(対物光
学系用光学素子)が取り付けられた第1可動子90a
が、照明用光学系用空間63にはレンズ75(照明光学
系用光学素子)が取り付けられた第2可動子90bがそ
れぞれ収容されている。なお、第2の実施と異なり、第
1可動子90aと第2可動子90bとは互いに構造的に
連結されておらず、相互に自由な位置関係を採ることが
できるようになっている。
【0079】これら第1可動子90aおよび第2可動子
90bの構造は、第1の実施の形態で説明した可動子1
1aおよび可動子11bの構造と略同一である。すなわ
ち、第1可動子90aおよび第2可動子90bは、中空
の矩形断面を有する導電性物質からなり、その上下面に
は固定子電極のピッチpと同じピッチpで凸部12が形
成されている。
【0080】第1可動子90aおよび第2可動子90b
には、電源ドライバ51に接続された導線19aおよび
導線19bがそれぞれ接続されている。なお、本実施形
態においては、2つの第2可動子90bは互いに連動し
て動かすのが通常であるため、配線の省スペースの観点
から、2つの第2可動子90bは相互に電気的に接続さ
れていることが好ましい。
【0081】また、本実施形態においては、枠体60の
天板64および底板65に形成された固定子電極31a
〜34aは、対物光学系用空間62のみならず、照明用
光学系用空間63の上方を十分にカバーするように延び
ている。
【0082】なお、第1乃至第4電極パタン31〜34
は、対物光学系用空間62および照明用光学系用空間6
3に対応する位置にそれぞれ別個に設けてもかまわない
が(この場合、櫛歯状の電極パタンが12個形成され
る)、この観察装置本体1Bは狭隘部観察用のものであ
り、スペース効率を考慮すると、本実施形態の如く、1
つの第1可動子90aおよび2つの第2可動子90bに
対して1組の電極パタン31〜34を設けること、すな
わち第1乃至第4電極パタン31〜34を対物光学系用
の可動子90aと照明光学系用の可動子90bとで共用
することが好ましい。
【0083】次に、上記構成を有する本実施形態の作用
について説明する。
【0084】第1可動子90a第2可動子90bを動か
すには、第1の実施の形態で説明したように、固定子電
極および可動子に所定の手順で電源ドライバ51により
電圧を印加すればよい。すなわち、第1可動子90aと
第2可動子90bとを連動して動かしたい場合には、第
1の実施の形態で説明した可動子11aと可動子11b
とを連動させて移動させる方法と同様にして、固定子電
極および可動子に所定の手順で電圧を印加すればよい。
また、第1可動子90aおよび第2可動子90bのいず
れか一方を移動させたい場合には、第1の実施の形態で
説明した、可動子11aと可動子11bとのいずれか一
方のみを移動させる方法と同様に固定子電極および可動
子に所定の手順で電圧を印加すればよい。
【0085】なお、本実施形態によれば、第1可動子9
0a第2可動子90bを独立して移動させることが可能
であるので、対物光学系のピント調節およびズーム調節
に対応して照明光学系の合焦位置をより精密に調整する
ことが可能である。このような調整は、例えば、電源ド
ライバ51が発した電圧パルス数をカウントすることに
より、対物光学系を構成する光学素子の位置(絶対的位
置および相対的位置)を算出し、これに基づいて制御装
置52の演算部により対物光学系の合焦位置を算出し、
これに基づいて照明光学系を構成する光学素子の最適位
置を算出すればよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンパクトかつ十分な駆動力を得ることができる駆動機
構を備えた光学装置を得ることができる。このため、ピ
ント調節機能およびズーム調節機能を有する対物光学系
および照明光学系を備えた狭隘部観察に適した観察装置
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光学装置を具
備した狭隘部観察装置の全体構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態による光学装置を具備した観
察装置本体の構成を示す断面図であって、図1のII−II
断面を示す図。
【図3】第1の実施の形態による光学装置の構成の詳細
を示す断面図であって、かつ光学装置と外部装置、とり
わけその電源ドライバと光学装置の接続関係を示す図。
【図4】電極パタンの配置を示す固定子の平面図であっ
て、図3のZ1方向およびZ2方向から固定子を見た状
態を示す図。
【図5】第1の実施の形態による光学装置の構成の詳細
を示す断面図であって、図3のV−V断面を示す図。
【図6】2つの可動子を連動して動かす場合の固定子電
極へのパルス電圧の印加パタンと可動子の動きとの関係
を示す図。
【図7】2つの可動子を独立して動かす場合の固定子電
極および可動子へのパルス電圧の印加パタンと可動子の
動きとの関係を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態による光学装置を具
備した狭隘部観察装置の全体構成を示す図である。本図
には、光学装置を具備した観察装置本体の構成を示す破
断斜視図が含まれる。
【図9】第2の実施の形態による光学装置の構成の詳細
を示す斜視図であって、かつ光学装置と外部装置、とり
わけその電源ドライバと光学装置の接続関係を示す図。
【図10】第2の実施の形態における固定子の構成を示
す図であって、図10(a)は正面図、図10(b)は
側面図、図10(c)および図10(d)は固定子の上
面および下面をそれぞれ示す平面図。
【図11】第3の実施の形態による光学装置の構成の詳
細を示す斜視図であって、かつ光学装置と外部装置、と
りわけその電源ドライバと光学装置の接続関係を示す
図。
【図12】従来の狭隘部観察装置の構成を示す図。
【符号の説明】
10,10a,10b (対物光学系用)光学素子 11a,11bと、70、90a,90b 可動子 22a,22b,60 固定子 31a,32a,33a,34a 固定子電極 75 (照明光学系用)光学素子 90a 第1可動子 90b 第2可動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 23/00 G02B 23/00 H02N 1/00 H02N 1/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系と、 各々の互いに対向する面上に所定方向に沿って配列され
    た複数の固定子電極を有する一対の固定子と、 前記固定子間に配置され、前記固定子電極の電位切替え
    に対応して前記所定方向に移動する可動子であって、前
    記光学系の少なくとも一部をなす光学素子が取付けられ
    た可動子と、を備えたことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】前記可動子は複数設けられ、 前記複数の可動子は、各々の電位を独立して調節できる
    ようになっていることを特徴とする請求項1記載の光学
    装置。
  3. 【請求項3】撮像媒体と、 観察対象物からの物体光を前記撮像媒体に導く対物光学
    系と、 照明光を観察対象物に導く照明光学系と、 各々の互いに対向する面上に所定方向に沿って配列され
    た複数の固定子電極を有する一対の固定子と、 前記固定子間に配置され、前記固定子電極の電位切替え
    に対応して前記所定方向に移動する可動子であって、前
    記対物光学系の少なくとも一部をなす光学素子と前記照
    明光学系の少なくとも一部をなす光学素子とが構造的に
    連結されて取付けられた可動子と、を備えたことを特徴
    とする観察装置。
  4. 【請求項4】撮像媒体と、 観察対象物からの物体光を前記撮像媒体に導く対物光学
    系と、 照明光を観察対象物に導く照明光学系と、 各々の互いに対向する面上に所定方向に沿って配列され
    た複数の固定子電極を有する一対の固定子と、 前記固定子間に配置され、前記固定子電極の電位切替え
    に対応して前記所定方向に移動する第1可動子であっ
    て、前記対物光学系の少なくとも一部をなす光学素子が
    取付けられた第1可動子と、 前記固定子間に配置され、前記固定子電極の電位切替え
    に対応して前記所定方向に移動する第2可動子であっ
    て、前記照明光学系の少なくとも一部をなす光学素子が
    取付けられた第2可動子と、を備え、 前記第1可動子と前記第2可動子の電位を独立して調節
    することができるようになっていることを特徴とする観
    察装置。
  5. 【請求項5】前記第1可動子の移動情報に基づいて、前
    記第2可動子の適正位置を算出し、算出された適正位置
    に基づいて前記固定子電極および可動子の電位を制御す
    る制御装置を更に備えたことを特徴とする請求項4記載
    の観察装置。
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