JPH11281870A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11281870A
JPH11281870A JP10084549A JP8454998A JPH11281870A JP H11281870 A JPH11281870 A JP H11281870A JP 10084549 A JP10084549 A JP 10084549A JP 8454998 A JP8454998 A JP 8454998A JP H11281870 A JPH11281870 A JP H11281870A
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mover
optical axis
image pickup
electrodes
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Akihiro Koga
賀 章 浩 古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型撮像装置における焦点調節機能の実現お
よび解像度の向上。 【解決手段】 櫛歯状電極6a、6bおよび6c,6d
をそれぞれ互いに対向して配置された固定子5aおよび
5bにそれぞれ設け、レンズ8を内包した可動子7を静
電気力を利用して固定子電極に交互に吸着させながら光
軸方向に駆動し、固定子可動子間に働く摩擦の影響を低
減して十分なレンズ8の可動範囲を実現する。可動子7
は固定子間を振動しながら光軸方向に移動し、撮像素子
1への結像位置は可動子7の振動方向の変位に応じて変
化する。可動子7の振幅Lをホトディテクタ列(PD
列)104A,B,・・のピッチの1/4に設定し、可
動子7の振動周波数を撮像素子1による映像のフィール
ド周波数に同期させる。PD列と入射光学像25との相
対的位置関係がPD列のピッチの1/2分ずれた互いに
異なる2つのフィールド映像を取得し、これを1フレー
ムの映像とする。PD列間の非感光部の欠落映像が補完
され解像度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に係り、と
りわけ小型化した場合にも焦点調節およびズーム機能を
実現でき、かつ高解像度の画像を撮像することが可能な
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種プラントの配管や人体内
部等の狭隘部の目視検査が、小型撮像装置(例えばCC
Dカメラ)を用いて行われており、特に近年、検査精度
を更に高めるため、撮像装置の高機能化・高解像度化の
要求が更に高まっている。このような小型撮像装置を例
えば医療用に適用することを考えた場合、患部の必要な
箇所を高い倍率・高い解像度で観察出来ることは、病根
の早期発見、早期治療につながるからである。
【0003】しかし、これまでの直径が10mmを下回
るような小型撮像装置は、固定焦点・固定倍率のもので
あり、また画素数においても通常サイズの汎用型撮像装
置に比べると劣っている。これは、撮像装置を小さくか
つ細くしなくてはならないというサイズ上の制限がある
ため、焦点を可変としたり倍率を変更するために光学素
子(例えばレンズ)を駆動するアクチュエータを造り込
むスペースが確保できないことと、撮像素子の撮像面の
面積が制限されてしまうことが原因である。
【0004】従来、各種の部品を駆動するためのアクチ
ュエータとしては電磁気力を利用したものが一般的であ
った。しかし、電磁気式アクチュエータは、サイズが小
さくなってくると、その出力が作用面の表面積により定
まる静電気力等を利用したアクチュエータと比べた場
合、出力の点で不利である。また、電磁気式アクチュエ
ータは、電磁気力を発生させる為にコイルや磁石等を配
置するスペースを必要とするため、上記の様な狭隘部に
適用する機器に組み込むに適したコンパクトで高性能な
アクチュエータを実現する事が困難であった。
【0005】このため、最近では、静電気力により駆動
力を得る方式の静電アクチュエータが各種研究、開発さ
れているが、いまだ十分な性能を実現するには至ってい
ない。それは、微小化に伴い顕著となる摩擦力による悪
影響が主たる原因の一つである。
【0006】この摩擦の問題を回避する為に、可動部を
弾性支持し、摺動面を持たないタイプの静電アクチュエ
ータが提案されている。しかし、このアクチュエータ
は、その可動領域がアクチュエータ全体のサイズと比較
すると非常に小さく、実用的・産業的な応用を図る上で
は十分ではない。特に、上述したような撮像装置のレン
ズを駆動して焦点調節やズーミング機能を実現するため
のアクチュエータとしては不適切である。
【0007】ところで、撮像装置により得られた画像
は、通常はNTSC方式に準拠したモニタテレビにより
観察されることになるため、撮像装置もこのNTSC方
式に準拠した映像信号を生成するようにしている。
【0008】NTSC方式では、垂直方向走査線512
本、飛び越し走査1フレーム2フィールド構成、画面ア
スペクト比3:4等の規格が定められており、現在、こ
の標準方式に適合する例えばインターライン転送方式C
CD(以下「IT−CCD」と略す)における画素数は
800(水平)×500(垂直)程度である。
【0009】この様なIT−CCDの撮像動作を図9を
用いて簡単に説明する。このIT−CCDは、例えばホ
トダイオード104(以下「PD」と略す)で形成され
た2N×M個(例えばN=400,M=500)の感光
部P11、P11’、P12、P12’、…、P1N、
P1N’、P21、P21’、…、P2N、P2N’、
…、PM1、PM1’、…、PMN,PMN’と、これ
ら感光部Pi(i=11〜MN)およびPi’(i=1
1’〜MN’)で光電変換されて蓄積された信号電荷を
読み出すための複数列(全部でM列ある)の垂直CCD
(垂直転送部)105(C1,C2、…、CM)を有し
ている。PD104は垂直方向に延びる複数のPD列1
04A、104B、…(全部でM列ある)を構成してお
り、PD列および垂直CCDは水平方向に交互に配列さ
れている。なお符号103はフィールドシフトゲートを
示している。
【0010】PD104は発生した信号電荷を蓄積する
蓄積部の機能も果たしている。そして、垂直CCD10
5の信号電荷は、1段毎に水平CCDシフトレジスタ1
00に転送されて、一定時間内(水平有効期間)におい
て水平CCDシフトレジスタ100内を転送された後、
順番に出力部101より読み出される。
【0011】通常のテレビジョン標準方式においては、
1フレームは2フィールド(2フィールドはそれぞれA
フィールド,Bフィールドと呼ばれる)により構成され
ており、各フィールド映像はインターレス走査により取
得されている。従って、IT−CCDにおいてもこれに
適合した撮像動作を行っている。つまり、最初の走査に
おいては、2個の連続したPD104(P11とP1
1’、P12とP12’、…、P1NとP1N’、P2
1とP21’、…、P2NとP2N’、…、PM1とP
M1’、…、PMNとPMN’;Aフィールド)で蓄積
された信号電荷が読み出され、次の走査においては、先
の走査において読み出したAフィールドの2個のPD1
04(Pi、Pi’)に対して、空間的に垂直方向に1
80度位相がずれている以下の2個の連続したPD10
4(P11’とP12、P12’とP13、P13’と
P14、…、P21’とP22、P22’とP23、
…、PM1’とPM2、PM2’とPM3、…、PMN
−1’とPMN;Bフィールド)で蓄積された信号電荷
が読み出されるようになっている。この様な信号電荷読
み出しモードをフィールド蓄積モードと呼ぶ。この場
合、垂直方向においてA,Bフィールドで読み出される
信号の空間的位相が180度異なるため、感光領域全域
からは2N×M個(800×500個)の信号が得られ
る。
【0012】上述したように、PD列104A、104
B、…の間には垂直CCD105が設けられているた
め、IT−CCDの撮像面のうち垂直CCD105が存
在する領域においては、映像信号を得ることができな
い。この垂直CCD105が存在する領域において欠落
してしまう画像情報を補完して画像の解像度を向上させ
る手法として、いわゆるスイングCCD方式が知られて
いる。この方式は、ある初期位置からIT−CCDを水
平方向に移動させて垂直CCDが元あった位置にPD列
を移動させ、前記初期位置および移動後の位置の両方に
おいて画像を取得することにより画像の解像度を向上さ
せるものであり、通常サイズの撮像装置において利用さ
れている。
【0013】しかし、この方式においては、光学素子を
駆動するためのアクチュエータに加えてIT−CCDを
移動させるためのアクチュエータが更に必要となる。こ
のためコンパクト化が要求される狭隘部観察用の撮像装
置に適用するには適していない。また、撮像装置全体の
構成の複雑化ひいてはコストの増大を招くことになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みなされたものであり、コンパクトで可動範囲が広く
かつ高性能な光学系駆動機構を提供するとともに、この
光学系駆動機構に固有の駆動形態を利用して高解像度化
を達成し、もって高機能高性能な小型撮像装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光学系と、交互に配列された感光部列と
垂直転送部とを有し、前記光学系からの光が結像する撮
像素子と、所定の間隙をもって互いに対向する第1面お
よび第2面を有する固定子と、前記固定子の第1面に設
けられるとともに、前記光学系の光軸方向に沿って配列
された複数の第1固定子電極と、前記固定子の第2面に
設けられるとともに、前記固定子の第2面に設けられる
とともに、前記光学系の光軸方向に沿って配置され、そ
れぞれが前記光学系の光軸方向に関して前記第1面の第
1固定子電極に対して所定量ずれた位置に位置する複数
の第2固定子電極と、前記光学系の少なくとも一部をな
す光学素子を保持するとともに前記固定子の第1面と第
2面との間に配置され、前記第1固定子電極および第2
固定子電極との間に働く静電気力により前記第1面と第
2面との間で前記感光部列の配列ピッチの1/4の振幅
で振動しながら前記光学系の光軸方向に移動することが
できる可動子と、前記垂直転送部による信号電荷の読み
出し周期にあわせて前記可動子が振動するように、前記
第1および第2固定子電極に電圧を印加する制御部と備
えた撮像装置を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0017】[第1の実施形態]まず、図1乃至図4を
参照して第1の実施形態について説明する。
【0018】図1に示すように、撮像装置は、大きく分
けて、レンズ8をその光軸方向に駆動するためのアクチ
ュエータ部9と撮像素子部10の2つに区分される。
【0019】撮像素子部10は、撮像素子1と撮像素子
に入射する長波長の光を遮断するガラスフィルタ2とか
らなる。撮像素子1としては、従来技術で説明したIT
−CCDが用いられており、これについての重複する説
明は省略する。
【0020】一方、アクチュエータ部9は、レンズ8が
内部に装着された可動子7と、固定子5とを有してい
る。固定子5は2つの部分5a、5b(以下、各部分5
a、5bを固定子5a、5bという)に分割されてお
り、可動子7は、固定子5a、5bによりその上下もし
くは左右から(本例では上下)所定のギャップ(間隙)
をもって挟み込まれている。
【0021】固定子5aおよび5bの表面(固定子5a
および固定子5bの互いに対向する面をそれぞれ第1面
および第2面という)上には、電極パタン6a、6bお
よび電極パタン6c、6dがそれぞれ形成されている。
各電極パタン6a、6b、6c、6dおよび可動子7に
は、それぞれ配線が接続されており、この配線は高電圧
ドライバ4に電気的に接続されている。さらに高電圧ド
ライバ4は、アクチュエータ部9を駆動する為に特定の
信号を発生するコントローラ3に接続されている。コン
トローラ3は撮像素子1により生成される映像信号のフ
ィールド周期を検出するために、撮像素子1に接続され
ている。
【0022】なお、撮像素子1および固定子5a、5b
は、撮像装置の筐体(図示せず)に固着されている。
【0023】次に、固定子5a、5b上に形成された電
極パタン6a、6b、6c、6dについて詳細に説明す
る。図1に示すように、各電極パタン6a、6b、6
c、6dはそれぞれ、所定のピッチpでこの撮像装置の
光軸方向、すなわちレンズ8の光軸方向に沿って配列さ
れるとともにレンズ8の光軸方向と直交する方向に延び
る電極(固定子電極)6ai、6bi、6ci、6diを複
数有し、全体として櫛歯状の形状を有している。なお、
本明細書において、電極6aiおよび6biを第1固定子
電極、電極6ciおよび6diを第2固定子電極ともい
う。
【0024】固定子5aの電極パタン6a、6bは、電
極6ai、6bi(櫛の歯の部分)がレンズ8の光軸方向
に沿って交互に現れるように、櫛歯同士を入れ子状に組
み合わせるように固定子5a上に配置されている。
【0025】互いに隣接する電極6ai、6bi間の間隔
は前記ピッチpの1/2(すなわちp/2)となってい
る。固定子5b上の電極パタン6c、6dも同様の形態
となっている。電極6ai、6ci、6bi、6diは、レ
ンズ8の光軸方向に関して前記ピッチpの1/4(すな
わちp/4)分だけずれて順次配置されている。
【0026】可動子7の固定子5a,5bと対向する面
には、前記電極のピッチpと同一のピッチをもってレン
ズ8の光軸方向に配列された複数の凸部7aが形成され
ている。
【0027】可動子7は好ましくは金属等の導電体から
形成される。また、固定子5a、5bはガラスまたはセ
ラミックス等の絶縁体からなる基板上にスパッタリング
等の手法により所定パタンの金属性の被膜を設けること
により形成される。なお、固定子5a,5bの電極上に
は絶縁体被膜(図2にのみ符号12で示す)が設けられ
る。
【0028】次に、アクチュエータ部9の駆動方法を図
2を用いて説明する。図2のステップ1に示す状態は、
固定子5a、5bの電極パタン6a、6b、6c、6d
のうち、電極パタン6aに電圧を印加した状態であり、
このように電圧が加えられると、可動子7と固定子5a
上の電極パタン6aの間に静電吸引力が発生し、可動子
7は固定子5a側に引き付けられる。
【0029】その際、互いの電極が重なりあう面積がで
きるだけ多くなるように静電吸引力が働く為、可動子7
の各凸部7aと固定子5a上の各電極6aiが重なり合
う様に可動子7が固定子5a上に位置決めされる。
【0030】続いて、各電極に加える電圧をステップ2
に示す様に切り替える。そうすると可動子7は上部の固
定子5bの電極6diに引き付けられる。
【0031】その際、上側の固定子5bの電極6diと
下側の固定子5aの電極6aiとは、前記ピッチpの1
/4(p/4)だけずれている為、可動子7は単に上方
にではなく、少し斜め右上に引き上げられる。
【0032】上記と同様にして、各電極パタン6a〜6
dに加える電圧をステップ3、ステップ4に示す様に切
り替えていくと、可動子7は上下に振動しながらレンズ
8の光軸方向(図2右方向)に駆動される。
【0033】もちろん、各電極パタン6a〜6dに加え
る電圧の順番を逆にすれば、可動子7は光軸左方向に駆
動される。
【0034】この様な駆動方法を採ることにより、可動
子7と固定子5a、5bの間の摩擦の影響を低減し、微
小なサイズであっても良好な駆動を実現している。
【0035】なお、可動子7の表面に必ずしも凹凸を作
成する必要はなく、例えば平らな可動子の表面に、固定
子5a、5bの電極6ai、6bi、6ci、6diのピッ
チpと同じピッチで電極を形成しても良い。
【0036】次に、図3を参照して、可動子7の振動駆
動を利用した撮像動作について説明する。
【0037】図2に示すように可動子7を駆動すると、
可動子7は固定子5aの側にある状態と固定子5bの側
にある状態の2つの状態を持つことになるが、この状態
変化に伴いレンズ8の光軸位置が移動するため、撮像素
子1上への結像位置も変化する。
【0038】図3(a)は可動子7が下方の固定子5a
側に位置する場合の撮像素子1上への結像21の位置を
示しており、この場合、結像21は撮像素子1の撮像面
の下側に位置する。なお、図3(a)は図2のステップ
1および3に対応しており、この状態を状態1という。
【0039】一方、図3(b)は可動子7が上方の固定
子5b側に位置する場合の撮像素子1上への結像21の
位置を示しており、この場合、結像21は撮像素子1の
撮像面の上側に位置する。なお、図3(b)は図2のス
テップ2および4に対応しており、この状態を状態2と
いう。
【0040】本例においては、可動子7の上下方向の振
幅(振幅は可動子7の上下方向に関する最大変位量の1
/2で定義される)をL(図2〜図4を参照)とし、P
D列104A、104B、104C、…のピッチをPpd
とした場合、2L=Ppd/2、すなわちL=Ppd/4な
る関係が成立するようになっている。このため、図3
(a)に示す状態1では、撮像素子1の撮像面上の結像
21においてハッチングを付した部分22aに対応する
位置に撮像素子1の感光部分、つまりPD列104A、
104B、…がある。
【0041】図3(b)に示す状態2では、撮像素子1
の撮像面上の結像21においてハッチングを付した部分
22bに対応する位置に撮像素子1の感光部分、つまり
PD列104A、104B、…がある。
【0042】可動子7を駆動した場合、可動子7は状態
1および状態2を交互に採るため、可動子7の振動周期
をA,Bの2フィールドの期間により構成された1フレ
ームの周期を同期させることにより、状態1でAフィー
ルド映像を、状態2でBフィールド映像を取得すること
が可能となる。
【0043】図4には、可動子7の振動位相に対するフ
ィールド切り替えのタイミングの一例を示す。図4に示
す例では、可動子7が変位0の位置(固定子5aと固定
子5bとの間の中心位置)、各PD104にて蓄積され
た信号電荷を垂直CCD105に転送するようにしてい
る。すなわち、図4に示すようにIT−CCD(撮像素
子1)のフィールドシフトゲート103(図9参照)に
パルス電圧25を加え、各PD104より垂直CCD1
05への信号電荷移動と可動子7の移動を同期させてい
るわけである。
【0044】このようにするには、例えば、撮像素子か
らのフィールド映像信号を検出する回路をコントローラ
3に設け、ここで検出されたフィールド周期に同期する
ように高電圧ドライバ4により固定子5a,5bの電極
にパルス駆動電圧を印加するようにすればよい。
【0045】以上説明したように、フィールド切り替え
と同期をとって可動子7を駆動することにより、撮像素
子1の各垂直CCDC1、C2、…、CMがある場所に
あたかも各PD列104A、104B、…が存在してい
たかのように撮像を行うことができ、これにより解像度
を2倍に向上させることができる。
【0046】なお、この撮像装置により得た画像を再生
する際には、A,Bフィールドで1/2画素ピッチ(P
D列のピッチPpdの1/2に相当する)分だけずらして
表示を行うことになる。
【0047】なお、以上説明した可動子7の振動駆動に
同期したA,Bフィールド映像の取得は、焦点調節をま
さに実行している途中でも、焦点調節を行っていない時
でも実施することができる。すなわち、焦点調節中にお
いては、電極パタン6a、6c、6b、6dに順次(順
序は逆でもよい)電圧を印加することにより、焦点調節
を行いながらA,Bフィールド映像を取得することがで
きる。
【0048】また、焦点調節を行っていない時、すなわ
ちレンズ8を光軸方向に動かす必要がない場合には、固
定子5aの電極6a、6bに同時に電圧を印可した状態
と、固定子5bの電極6c、6dに同時に電圧を印可し
た状態とを、フィールド周期に同期させて交互に切り替
えることにより、可動子7を光軸方向に移動させること
なく上下方向に振動させることができるため、焦点位置
を変更することなく解像度を向上させることができる。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、固定子と可動子の間の摩擦の問題もなくかつ十分な
可動範囲を持ったアクチュエータを利用することによ
り、十分な駆動力および焦点調節範囲を有する焦点調節
機構が実現できる。そしてこの焦点調節機構を構成する
可動子の動きを利用して解像度向上をも実現することが
できる。
【0050】また、本実施形態によれば、唯一つのアク
チュエータ装置により焦点調節および解像度向上が実現
できるため、装置の構成の複雑化や大型化を招くことも
ない。このため、小型で高機能・高性能な撮像装置を実
現することができる。
【0051】なお、上記実施形態においては、固定子5
を平板状の2つの固定子部分5a、5bに分割し、これ
ら部分5a、5bを可動子7を挟んで互いに対向するよ
うに設けていたが、アクチュエータ部9の構成はこれに
限定されるものではない。すなわち、図5に示すよう
に、固定子5を円筒形状として固定子5の上半分の内周
面(第1面)に電極パタン6a、6bを下半分の内周面
(上半分の内周面に対向する内周面、すなわち第2面)
に電極パタン6c,6dを設け、固定子5の内部にレン
ズ8を内包した円筒状の可動子7を設けることにより、
アクチュエータ部9を構成するようにしてもよい。
【0052】すなわち、アクチュエータ部9の構造断面
は、可動子が少なくとも1組みの対となった固定子電極
の間で一定の振幅をもって駆動できるようになっていれ
ばよく、四角形状および円形形状の他、6角形形状や8
角形形状などの他の形状となっていてもよい。
【0053】[第2の実施形態]次に、図6を参照して
第2の実施形態について説明する。周知の通り、垂直方
向の各PD列104A、104B、…を構成するPD同
士の間にも実際には隙間があり、この隙間では電荷信号
を生成することはできない。第2の実施形態は、PD列
間の隙間で欠落した映像情報のみならず、PD列を構成
するPD同士間の隙間において欠落した映像情報をも補
完するものである。
【0054】第2の実施形態は、可動子が上下方向に加
えて更に左右方向にも振動できるように構成されている
点において第1の実施形態と異なり、他は第1の実施形
態と略同一である。第2の実施形態において、第1の実
施形態と同一部分については、同一符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0055】図6は、その左側の図が撮像装置を前方か
ら見た状態を示しており、その右側の図が可動子7の位
置変化に伴う撮像素子への結像25位置の変化を示す図
である。
【0056】図6に示すように、本実施形態に係る撮像
装置は、可動子7を左右方向から挟むような位置に配置
された、一対の固定子5c,5dを更に有する。固定子
5c,5dと可動子7との間には所定の間隔が設けられ
ている。
【0057】第1の実施形態と同様に、固定子5cおよ
び5dの互いに対向する面(第3面および第4面)に
は、それぞれ一対の櫛歯状の電極パタン6e、6fおよ
び6g、6hが設けられている。
【0058】第1の実施形態と同様に、櫛歯状電極パタ
ン6eおよび6fは櫛歯同士を入れ子状に組み合わせる
ように配置されており、櫛歯状電極パタン6gおよび6
hも櫛歯同士を入れ子状に組み合わせるように配置され
ている。
【0059】固定子5c,5dを設けたことに対応し
て、可動子7にはその上下面に設けられた凸部7aに加
えて、左右面に凸部7bが更に設けられている。
【0060】今、図6(a)左図に示すように、可動子
7が固定子5a,5b,5c,5dに囲まれた空間内の
左下位置(図7参照)にあるものとする。これを状態1
といい、状態1における撮像素子1の撮像面上への結像
25の位置が、図6(a)右図に示される。
【0061】次に、図6(b)左図に示すように、固定
子5dの電極(電極パタン6gおよび電極パタン6h)
に電圧を印加して、PD列を構成するPD104同士の
ピッチの1/2だけ可動子7を水平方向右側に駆動し、
状態1から状態2(固定子が右下位置にある状態)へ変
移させると、結像25に対するPD列104A、104
B、…の相対位置が、図6(b)右図に示すように変化
する。
【0062】続いて、図6(c)左図に示すように、固
定子5bの電極パタン(電極パタン6cおよび電極パタ
ン6d)に電圧を印加し、PD列のピッチの1/2だけ
可動子7を垂直方向に駆動し、状態2より状態3へ変移
させると、結像25に対するPD列104A、104
B、…の相対位置が図6(c)右図に示すように変化す
る。
【0063】更に続いて、図6(d)左図に示すよう
に、固定子5cの電極パタン(電極パタン6eおよび電
極パタン6f)に電圧を印加して、PD列を構成するP
D104同士のピッチの1/2だけ可動子7を水平方向
左側に駆動し、状態3から状態4(固定子が右下位置に
ある状態)へ変移させると、結像25に対するPD列1
04A、104B、…の相対位置が、図6(d)右図に
示すように変化する。
【0064】以上の要領で、可動子7が左下に位置する
状態1(図6(a))、可動子7が右下に位置する状態
2(図6(b))、可動子7が右上に位置する状態3
(図6(c))、可動子7が左上に位置する状態4(図
6(d))の各状態を順次採るようにする。
【0065】そして可動子7の状態が状態1から状態2
に切り替わる際と、状態3および状態4に切り替わる際
に、各PD104にて蓄積された信号電荷を垂直CCD
105に転送するようにする。
【0066】つまり、可動子7をレンズ8の光軸方向か
ら見て斜めに駆動することにより、垂直CCD105が
存在する箇所であり、かつPD列104A、104B、
…を構成する各PD104同士間のピッチの半分だけず
れた箇所にあたかもPD104が存在するかのように撮
像を行うことができる。
【0067】上記の手法を用いる事により、水平方向の
みならず垂直方向の解像度向上も併せて実現することが
できる。
【0068】なお、本例においても、第1の実施形態と
同様に、可動子7を光軸方向に移動させながら撮像を行
うことも可能であるし、可動子7を光軸方向に移動させ
ることなく撮像を行うことも可能である。
【0069】また、アクチュエータ部の形状は四角形形
状に限定されるものではなく、上述したような可動子の
水平方向駆動および垂直方向駆動が実現できるのであれ
ば、円筒形状をはじめとして別の形状であっても構わな
い。
【0070】[第3の実施形態]次に、図7を参照して
第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、
第1の実施形態に対して、一対の固定子間に複数(本例
では2つ)の可動子が設けられている点が異なり、他は
第1の実施形態と略同一である。第3の実施形態におい
て、第1の実施形態と同一部分については同一符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0071】図7に示すように、固定子5aおよび固定
子5bの間には、コンペンセーターレンズ8Aを内包し
た第1の可動子7Aと、バリエーターレンズ8Bを内包
した第2の可動子7Bとが設けられている。各可動子7
A、7Bは、第1の実施形態における可動子7と同一の
構成を有している。第1の実施形態と同様、各可動子7
A、7Bと、固定子5a,5bの各電極パタン6a,6
b,6c,6dの電位は、高電圧ドライバ(図示せず)
により独立して制御できるようになっている。
【0072】以下に、可動子7A、7Bを別々に駆動す
る方法について説明する。今、図7のステップ1は、固
定子5aの電極パタン6bに電圧が印加され所定の正の
電位になっており、かつ可動子7A,7Bの電位が0と
なっている状態を示しており、この場合、可動子7A,
7Bは共に固定子5aの電極パタン6aとの間の静電吸
引力により下方に引き付けられる。
【0073】続いて、ステップ2の状態、すなわち固定
子5bの電極パタン6dと可動子7Bに電圧を印加し所
定の正の電位とする。すると可動子7Aは電極パタン6
dとの間の静電吸引力により上方に引き上げられるが、
可動子7Bは固定子5aの電極パタン6bとの間に発生
している静電吸引力により現状位置に留まる。
【0074】同様にして、電圧をステップ3、ステップ
4に示す様に加えていくと、可動子7Bを固定して可動
子7Aのみを駆動することができる。この時、加える電
圧の組み合わせを変更すれば、可動子7Aを固定して可
動子7Bのみを駆動できることは言うまでもない。
【0075】また、可動子7Aと可動子7Bとの距離を
維持したまま、可動子7A,7Bをレンズの光軸方向に
移動させたい場合には、可動子7A,7Bの電位を0に
維持したまま、第1の実施形態と同様にして固定子5
a,5bの電極の電位を順次切り替えればよい。
【0076】すなわち、撮像倍率を変化させる際、およ
び焦点の補正を行う際には、前記手法により可動子7
A,7Bを各々個別に駆動すればよい。
【0077】また、画像の分解能を向上させたい場合に
は、例えば、上方の固定子5bの電極パタン6c,6d
を一つのグループ、下方の固定子5aの電極パタン6
a,6bを一つのグループとして各グループに同じ電圧
を印加する。このようにすれば、両可動子7A,7Bを
現状の光軸方向位置に維持したまま上下振動のみを引き
起こさせることができ、第1の実施形態において説明し
たように可動子7A,7Bの振動周期と撮像素子のフィ
ールド周波数を適合させることにより、解像度を向上さ
せることができる。
【0078】なお、上記実施形態においては、可動子7
A,7Bが一方向(上下方向)にのみ振動するようにな
っているが、これに限定されるものではなく、第2の実
施形態のように、両可動子7A,7Bを左右方向から挟
むように配置された固定子5c,5dを追加して設けて
もよい。
【0079】[第4の実施形態]次に、図8を参照して
第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、
第3の実施形態に対して、固定子5a,5bの電極が各
可動子7A,7B専用のものとして割り当てられている
点が異なり、他は第3の実施の形態と略同一である。別
の言い方をすれば、第4の実施形態は、第1の実施形態
のアクチュエータ部をレンズの光軸方向に沿って複数
(本例では2つ)設けたものと実質的に等価である。第
3の実施形態において、第1の実施形態と同一部分につ
いては同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0080】図8に示すように、固定子5aには、可動
子7Aの可動範囲に電極パタン6a,6bが、可動子7
Bの可動範囲に電極パタン6a,6bと同一形態の電極
パタン6a’,6b’が設けられている。各電極パタン
6a,6b,6a’,6b’および各可動子7A,7B
の電位は高電圧ドライバ(図示せず)により独立して調
節できるようになっている。
【0081】図8のような構成を採ることにより、各可
動子7A,7Bを全く独立して駆動することができる
(可動子を完全には独立して駆動することができない図
7の実施形態を比較参照)。図8では、ステップ1から
ステップ4に示すように各電極に電圧を印加することに
より、可動子7Aをこれに内包されたコンペンセーター
レンズ8Aの光軸方向に移動させるとともに可動子7B
を単に上下方向のみに振動させた例を示している。
【0082】このように可動子7A,7Bを完全に独立
して駆動可能とすることにより、倍率調節または焦点調
節を行っている際も、撮像素子上への結像とPD列10
4A、104B、…との位置関係をPD104からの信
号電荷の転送と同期を取りつつ変化させることができ、
解像度の向上を図ることができる。
【0083】以上説明したように、上記各実施形態によ
れば、振動型の静電アクチュエータを用いる事により、
摩擦の影響を低減して撮像装置の光学的仕様上必要とな
る可動ストロークを得、かつ前記振動を利用して入射光
学像の撮像素子上のPDへ結像する位置をPDからの信
号電荷の転送時期と同期を取りつつ変化させることによ
り、解像度の向上を図ることができる。
【0084】なお、上記各実施形態においては、光学系
を構成するレンズがすべて可動子保持されていたが、こ
れに限定されるものではなく、光学系の光軸方向に不動
のレンズが光学系に含まれていてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高機能・高性能の小型の撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像装置の第1の実施形態を示す
斜視図。
【図2】第1の実施形態の作用を示す作用図であって、
可動子の駆動方法を説明する図。
【図3】可動子の振動駆動を利用した解像度向上手法を
説明する図。
【図4】可動子の振動位相と信号電荷の転送のタイミン
グを説明する図。
【図5】第1の実施形態の変形例を示す図であって、図
5(a)は正面図、図5(b)は断面図、図5(c)は
固定子の内周面を示す展開図。
【図6】本発明による撮像装置の第2の実施形態を示す
図であって、左側の図は光軸方向からの概略正面図、右
側の図は各状態における撮像素子の撮像面への結像位置
を示す図。
【図7】本発明による撮像装置の第3の実施形態を示す
概略断面図。
【図8】本発明による撮像装置の第4の実施形態を示す
概略断面図。
【図9】撮像素子の構造概略を示す図。
【符号の説明】
1 撮像素子 3 コントローラ(制御部) 5a、5b、5c、5d、固定子 6a、6b(6ai、6bi)第1固定子電極 6c、6d(6ci、6di)第2固定子電極 6e、6f、第3固定子電極 6g、6h、第4固定子電極 7、7A、7B 可動子 8,8A,8B レンズ(光学系) 104 ホトダイオード(PD) 104A,104B…PD列 105 垂直CCD
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02N 1/00 G03B 3/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系と、 交互に配列された感光部列と垂直転送部とを有し、前記
    光学系からの光が結像する撮像素子と、 所定の間隙をもって互いに対向する第1面および第2面
    を有する固定子と、 前記固定子の第1面に設けられるとともに、前記光学系
    の光軸方向に沿って配列された複数の第1固定子電極
    と、 前記固定子の第2面に設けられるとともに、前記光学系
    の光軸方向に沿って配置され、それぞれが前記光学系の
    光軸方向に関して前記第1面の第1固定子電極に対して
    所定量ずれた位置に位置する複数の第2固定子電極と、 前記光学系の少なくとも一部をなす光学素子を保持する
    とともに前記固定子の第1面と第2面との間に配置さ
    れ、前記第1固定子電極および第2固定子電極との間に
    働く静電気力により前記第1面と第2面との間で前記感
    光部列の配列ピッチの1/4の振幅で振動しながら前記
    光学系の光軸方向に移動することができる可動子と、 前記垂直転送部による信号電荷の読み出し周期にあわせ
    て前記可動子が振動するように、前記第1および第2固
    定子電極に電圧を印加する制御部と、を備えたことを特
    徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】前記可動子は、前記光学系の光軸方向に移
    動することなく前記第1面と第2面との間で振動可能な
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】前記固定子に設けられ、互いに対向すると
    ともに前記可動子がその間に配置された第3面および第
    4面と、 前記固定子の第3面に設けられた第3固定子電極と、 前記固定子の第4面に設けられた第4固定子電極と、を
    更に備え、 前記可動子は、前記第3固定子電極および第4固定子電
    極との間に働く静電気力により前記第3固定子電極と前
    記第4固定子電極との間で前記感光部列を構成する感光
    部の配列ピッチの1/4の振幅で振動することができる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】前記固定子の第1面と第2面との間に、互
    いに独立して電位を変化させることが可能な複数の可動
    子が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  5. 【請求項5】前記第1および第2固定子電極と、前記第
    1および第2固定子電極の間に配置された可動子とが、
    前記光学系の光軸方向に沿って複数組設けられ、 前記制御装置は、各可動子を互いに同期して振動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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