JP5172532B2 - 微細構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、連結部により変位可能に連結支持された可動部を備える微細構造体に関するものである。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の技術においては、可動する微細構造体が重要な要素となる。可動する微細構造体としては、例えば、図9(a),図9(b)に示すように、基板101の上に支持部102を備え、支持部102の上に支持固定された一対の固定部103を備えている。また、固定部103には、各々ばね部104が連結し、これら一対のばね部104に可動部105が連結し、基板101上に離間して支持されている。なお、可動部105は、製造時に利用されるエッチングホール105aを備えている。この微細構造体においては、ばねとして機能する一対のばね部104は、基板101の主表面に平行な方向(以下、XY平面方向という)、および、基板101の主表面に対して垂直な方向(以下、Z方向という)に変形することができる。したがって、そのばね部104の変形に応じて、可動部105も変位することができる。
上述した微細構造体100の製造方法について、図9(c)〜図9(e)を参照して簡単に説明する(例えば、非特許文献1参照。)。
まず、基板101の上に、支持部102を形成する。例えば、Ti薄膜およびAu薄膜の積層膜よりなるシード層を用いて電気めっき法によりAuのパターンを選択的に成長することで、一対の支持部102を形成することができる。Ti薄膜は、基板101とAu薄膜との密着性を向上させる密着層として機能する。次に、例えば有機樹脂などの材料で支持部102の周囲の空間を充填し、図9(c)に示すように、基板101の上に犠牲膜201を形成する。なお、図9(c)においては、図9(a)のVI-VI線の断面部分を拡大して示しており、支持部102は示されていない。
次いで、犠牲膜201および支持部102の上に、膜厚0.1μmのTi薄膜およびこの上に形成する膜厚0.1μmのAu薄膜からなるシード層202を形成し、引き続いて、シード層202の上にフォトレジスト膜を形成する。Ti薄膜およびAu薄膜は、例えば、真空蒸着法やスパッタ法により形成する。次いで、形成したフォトレジスト膜を公知のフォトリソグラフィ技術によりパターニングすることで、開口パターン204を備えるレジスト層203を形成する(図9(c))。レジスト層203は、例えば厚さ20μmに、開口パターン204は、開口寸法(幅)5μmに形成する。なお、上記フォトレジスト膜には、図9(c)に示すように、ばね部104となる開口パターン204を形成するとともに、図9(c)には図示しない他の領域に、固定部103および可動部105となる部分の開口パターンも同時に形成され、これらの開口領域は図9(a)に示す微細構造体に対応して一体に連続して形成されている。
次に、電気めっき法により、開口パターン204に露出しているシード層202の上にAuを堆積することで、開口パターン204内にAuからなる金属パターン205を形成する(図9(d))。次に、レジスト層203を除去(剥離)してから、金属パターン205をマスクとしてシード層202をエッチング除去し、続いて、犠牲膜201を除去することで、図9(e)に示すように、ばね部104および図9(e)には示されていない支持部102,固定部103,可動部105を形成する。犠牲膜201の上に形成したばね部104および可動部105は、基板101の上に離間して形成される。
ここで、上述したような方法により作製されたばね部104の長さをL、厚さをt、幅をwとすると、可動部105が基板に対して水平な方向、すなわちXY平面方向に振動する場合のばね部104のばね定数khは、Ch×t(w/L)3で表される。また、可動部105がZ方向に振動する場合のばね部104のばね定数kvは、Cv×w(t/L)3で表される。なお、ChおよびCvは材料定数である。
微細構造体100において、可動部105は、基板に対して水平な方向に大きな振幅で振動することが求められる一方、基板に対して垂直な方向に大きな振幅で振動した場合、可動部105が基板101に衝突してしまうため、Z方向のばね定数は十分大きいことが求められる。したがって、XY平面方向のばね定数に対するZ方向のばね定数の比kv/kh=(Cv/Ch)・(t/w)2は十分大きいことが必要であるが、これはばね断面のアスペクト比t/wを大きくすることにより実現することができる。
しかしながら、現在のフォトリソグラフィ技術では、ばね断面のアスペクト比が大きくなるような開口をレジストに形成することが困難であるため、ばね断面のアスペクト比t/wを大きくすることが難しかった。
そこで、本願発明は、所望の機械的特性を有する微細構造体を提供することを目的とし、より具体的には、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を十分に大きくすることができる微細構造体を提供することを目的とする。
上述したような課題を解消するために、本発明に係る微細構造体は、基板の上に配置された固定部材と、一端が固定部材に接続された第1のばね部材と、この第1のばね部材の他端に接続され、基板の上に離間して配置された可動部材と、少なくとも1箇所で第1のばね部材と連結した第2のばね部材とを少なくとも備え、第1のばね部材および第2のばね部材は、基板に対して垂直な方向から見て第1のばね部材または第2のばね部材と重ならない少なくとも2つの離間部を有することを特徴とする。
上記微細構造体において、第2のばね部材は、基板と反対側の第1ばね部材の上に積層されるようにしてもよい。
また、上記微細構造体において、第2のばね部材の離間部は、基板に平行な面内において、第1のばね部材を間に挟む当該第1のばね部材の両側に配置されるようにしてもよい。ここで、第1ばね部材および第2ばね部材は、基板に平行な面内における第1ばね部材および第2ばね部材の幅をwとしたとき、第1のばね部材と第2のばね部材とが連結された連結部間の距離が2wであるようにしてもよい。
また、上記微細構造体において、第1ばね部材および第2ばね部材のうち少なくとも一方は直線状であるようにしてもよい。
また、上記微細構造体において、第1のばね部材は、直線状であり、第2のばね部材は、屈曲部を有し、第1のばね部材と第2のばね部材とは、これらが連結する連結部において、基板に対して垂直な方向から見て0°<α<90°または90°<α<180°で交わるようにしてもよい。
また、上記微細構造体において、第1のばね部材の上に順次積層されたn個(nは2以上の整数)のばね部材を備え、第(m+1)のばね部材(mは2以上(n−1)以下の整数)は、両端を除く少なくとも1箇所で第mのばね部材と連結しているようにしてもよい。
また、上記微細構造体において、n個のばね部材のうち、隣接する2つのばね部材同士が連結する位置は、少なくとも2組のばね部材の間で基板に対して垂直な方向から見たときに同じ位置に配置されるようにしてもよい。
本発明によれば、基板の上に配置された固定部材と、一端が固定部材に接続された第1のばね部材と、この第1のばね部材の他端に接続され、基板の上に離間して配置された可動部材と、少なくとも1箇所で第1のばね部材と連結した第2のばね部材とを少なくとも備え、第1のばね部材および第2のばね部材は、基板に対して垂直な方向から見て第1のばね部材または第2のばね部材と重ならない少なくとも2つの離間部を有することにより、アスペクト比が高いばね部を形成できるので、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を十分大きくすることができ、所望の機械的特性を備えた微細構造体を実現することができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について詳細に説明する。
図1(a)〜図1(c)に示すように、本実施の形態に係る微細構造体1は、基板11の上面から鉛直上方に突出した柱状の固定部材12と、この固定部材12に後述するばね部材13,14を介して接続されて基板11上面から離間して支持された板状の可動部材15とを少なくとも備えている。ばね部は、直線状の形状を有する下層ばね部材13と、この下層ばね部材13の上に形成されたクランク軸状の形状を有する上層ばね部材14とからなり、上層ばね部材14は、下層ばね部材13上を横切る部分において、下層ばね部材13に固定されている。下層ばね部材13の一端は、固定部材12の上部側面に接続され、他端が可動部材15に接続されている。また、上層ばね部材14は、その一端の下部が固定部材12の上面に固定され、他端の下部が可動部材15の上面に接続されている。便宜上、以下において、下層ばねの延在方向をX方向、鉛直方向、すなわち基板11の主表面に対して垂直な方向をZ方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向という。また、X方向においては固定部材12から可動部材15に向かう方向を、Y方向においては図1(a)の紙面内において下から上に向かう方向、Z方向においては下方から上方に向かう方向を、それぞれ正の向きという。
本実施の形態において、固定部材12、下層ばね部材13および可動部材15は、同一平面内に形成されている。
また、平面視略クランク軸状の形状を有する上層ばね部材14は、図1(a)に示すように、一端の下部が固定部材12の上面に固定され、X方向の正の向きに第1の距離だけ延在する第1の部材14aと、一端が第1の部材14aの他端に接続され、Y方向の負の向きに第2の距離だけ延在する第2の部材14bと、一端が第2の部材14bの他端に接続され、X方向の正の向きに第1の距離だけ延在し他端の下部が可動部材15の上面に固定される第3の部材14cとから構成される。第2の部材14bの中央部の下面は、当接する下層ばね部材13の上面と固定されている。以下、この下層ばね13および上層ばね14とが固定されている箇所を連結部という。また、上層ばね部材14において、その連結部と両端部(第1の部材14aと第3の部材14cの開放端)との間の部分は、Z方向から見て下層ばね部材13と離間している。以下、この下層ばね13と上層ばね14とが離間している領域を離間部という。上述したように、上層ばね部材14の場合、離間部は、連結部と第1の部材14aの一端の間の部分、および、連結部と第3の部材14cの他端の間の部分に形成されている。下層ばね部材13の場合、離間部は、連結部と固定部材12の固定端との間の部分、および、連結部と可動部材15の固定端との間の部分に形成されている。また、下層ばね部材13の長さL1と、第1の距離L2との長さの関係は、L1<2・L2で表される。
下層ばね部材13および上層ばね部材14を積層しているので、XY平面方向のばね定数は、その下層ばね部材13と上層ばね部材14の水平方向のばね定数の和となる。上層ばね部材14は、下層ばね部材13よりも実効的なばねの長さが長いため、上層ばね部材14のばね定数は、下層ばね部材13の水平方向のばね定数kh(=Ch×t(w/L)3)と同じまたはそれ以下である。したがって、下層ばね部材13および上層ばね部材14からなるばね部材全体の水平方向のばね定数は、2kh以下となる。
一方、鉛直方向、すなわちZ方向のばね定数は、下層ばね部材13および上層ばね部材14をその振動方向に積層しているので、下層ばね部材13と上層ばね部材14の離間部では下層ばね部材13と上層ばね部材14の鉛直方向のばね定数の和となるが、下層ばね部材13と上層ばね部材14の連結部では厚さが増えるため、下層ばね部材13および上層ばね部材14の鉛直方向のばね定数kv(=Cv×w(t/L)3)は、膜厚tの3乗で大きくなる。例えば、下層ばね部材13と上層ばね部材14の第2のばね部材14bとが同じ材質で同じ厚さを有する場合、連結部のばね定数は、そのばねのばね定数の8倍となる。したがって、ばね部材全体の鉛直方向のばね定数は、2kV以上となる。
次に、本実施の形態に係る微細構造体1の製造方法について説明する。
まず、単結晶シリコンなどの半導体材料からなる基板11上に、固定部材12の下層ばね部材13より下となる部分(以下、下層ばね部材13より下となる部分を「下部」、下層ばね部材13と同じ高さの部分を「上部」という)をAuめっき法により形成する。
具体的には、まず、基板11上に第1シード層を形成する。この第1シード層は、例えばTiからなる膜厚0.1μm程度の下層と、例えばAuからなる膜厚0.1μm程度の上層とから構成される。これらは、公知の蒸着法により形成することができる。次に、公知のフォトリソグラフィ技術により、第1シード層の上に第1のレジスト膜を形成し、その第1のレジスト膜の固定部12を形成する領域に第1シード層に達する第1開口パターンを形成する。この第1レジスト膜は、例えば、ポジ型のフォトレジスト材料を用いて膜厚12μmに形成する。
次に、第1開口パターンの第1シード層が露出している箇所に、Auからなる第1金属パターンを形成する。この第1金属パターンは、第1シード層を一方の電極とする電気めっき法により、第1開口パターン内にAuを堆積することにより形成される。例えば、Auめっき液中に基板11を浸漬し、この中で対向電極と第1シード層との間に必要な電圧を印加することで、第1開口パターンに露出している第1シード層の上にAuを膜厚10μm程度に堆積することができる。
次に、第1レジスト膜を除去し、第1金属パターンをマスクとして第1シード層を選択的にエッチング除去する。第1シード層の上層のAuのエッチングには希王水を用い、下層のTiのエッチングにはフッ酸溶液を用いることにより第1シード層のエッチング除去を実現することができる。以上のようにして、固定部材12の下部がパターニングされた第1シード層と第1金属パターンを形成する。
次に、固定部材12の上部と下層ばね部材13とを以下のようにして形成する。まず、基板11上に有機樹脂からなる第1犠牲膜を形成する。これは、例えば、基板11上にポジ型感光性を有するポリイミド樹脂をスピン塗布法により固定部12の下部の高さに合わせて膜厚約10μmとして塗布することにより形成する。
このポリイミド樹脂の膜を、公知のフォトリソグラフィ技術により、固定部材12に対応する部分を露光、現像して、固定部材12の下部の上面が露出する開口部を形成した後、310℃で30分の加熱処理を行うことによりポリイミド樹脂を硬化させる。その結果、基板11上の下部の周囲に第1犠牲膜が形成される。
続いて、固定部材12の上部と下層ばね部材13とを、上述した固定部材12の下部と同様にAuめっき法により形成する。
具体的には、まず、基板11上で第1犠牲膜の上と固定部材12の下部の上面に第2シード層を形成する。この第2シード層は、例えばTiからなる膜厚0.1μm程度の下層と、例えばAuからなる膜厚0.1μm程度の上層とから構成される。これらは、公知の蒸着法により形成することができる。次に、公知のフォトリソグラフィ技術により、第2シード層上に、例えば公知のポジ型のフォトレジスト材料からなる膜厚25μmの第2レジスト膜を形成し、この第2レジスト膜の固定部材12の上部と下層ばね部材13とに対応する領域に第2シード層に達する第2開口パターンを形成する。この第2開口パターンの下層ばね部材13に相当する部分の断面形状の主要部は、高さ20μm、幅5μmである。
次に、第2シード層の露出している箇所に、Auからなる第2金属パターンを形成する。この第2金属パターンは、上述した第1金属パターンと同様に、第2シード層を一方の電極とする電気めっき法により、膜厚20μm程度にAuを堆積することにより形成される。
次に、第2レジスト膜を除去し、第2金属パターンをマスクとして第2シード層をエッチング除去する。これは、第2シード層の上層のAuには希王水を、下層のTiにはフッ酸溶液を用いることにより行うことができる。その結果、固定部材12の上部と下層ばね部材13とがそれぞれ固定部材12の下部の上と第1犠牲膜の上に形成される。
次に、上層ばね部材14を以下のようにして形成する。まず、第1犠牲膜の上に有機樹脂からなる第2犠牲膜を形成する。この第2犠牲膜は、例えば、基板11上にポジ型感光性を有するポリイミド樹脂をスピン塗布法により膜厚20μmとして塗布することにより形成する。この膜厚は、スピン回転数を制御することにより調整することができる。
このポリイミド樹脂の膜を、公知のフォトリソグラフィ技術により、固定部材12に対応する部分を、露光、現像して、固定部材12の上部の上面が露出する開口部を形成した後、310℃で30分の加熱処理を行うことにより、ポリイミド樹脂を硬化させる。その結果、第1犠牲膜上に固定部材12の上部および下層ばね部材13とほぼ同じ高さの第2犠牲膜が形成される。なお、上記加熱処理工程の後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)工程を追加して、研磨により第2犠牲膜表面と下層ばね部材13の上面とを平坦に加工してもよい。
次に、上層ばね部材14を同様のAuめっき法により形成する。
具体的には、第2犠牲膜の上と下層ばね部材13の上面に第3シード層を形成する。この第3シード層は、例えばTiからなる膜厚0.1μm程度の下層と、例えばAuからなる膜厚0.1μm程度の上層とから構成される。これらは、公知の蒸着法により形成することができる。
次に、公知のフォトリソグラフィ技術により、第3シード層上に第3レジスト膜を形成し、その第3レジスト膜の上層ばね部材14を形成する領域に第3シード層に達する第3開口パターンを形成する。この第3レジスト膜は、例えば公知のポジ型のフォトレジスト材料からなる材料を用いて膜厚25μmに形成する。また、第3開口パターンの断面形状の主要部は、高さ20μm、幅5μmである。
次に、第3開口パターンの第3シード層が露出している箇所に、Auからなる第3金属パターンを形成する。この第3金属パターンは、第3シード層を一方の電極とする電気めっき法により、第3開口パターン内にAuを膜厚20μm程度に堆積することにより形成される。
次に、第3レジスト膜を除去し、第3金属パターンをマスクとして第3シード層をエッチング除去する。これらは、第3シード層の上層のAuのエッチングには希王水を用い、下層のTiのエッチングにはフッ酸溶液を用いることにより、第3シード層のエッチング除去を実現することができる。その結果、上層ばね部材14が下層ばね部材13の上と第2犠牲膜の上に形成される。
最後に、酸素プラズマを用いたアッシング処理により、第1犠牲膜と第2犠牲膜を除去し、下層ばね部材13および上層ばね部材14を基板11から離間した状態とする。これにより、図1(a)〜図1(c)に示す微細構造体1を形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、基板11の上に配置された固定部材12と、一端が固定部材12に接続された下層ばね部材13と、この下層ばね部材13の他端に接続され、基板11の上に離間して配置された可動部材15と、少なくとも1箇所で下層ばね部材13と連結した上層ばね部材14とを少なくとも備え、下層ばね部材13および上層ばね部材14は、基板11に対して垂直な方向から見て下層ばね部材13または上層ばね部材14と重ならない少なくとも2つの離間部を有することにより、アスペクト比が高いばねを形成できるので、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を十分大きくすることができ、基板方向への振動を抑えた所望の機械的特性を備えた微細構造体を実現することができる。
なお、図9(d)に示す工程により金属パターン205からなる直線状のばね部材の上に、さらに直線状のばね部材を重ねることにより、アスペクト比が高いばねを形成できると考えられるが、これは実現するのが困難である。このような構成は、図10(a),図10(b)に示すように、図9(d)に示す工程により金属パターン205からなる直線状の下層ばね部材1041を形成した後、金属パターン205をマスクとしてシード層202をエッチング除去し、犠牲膜201の上に第2犠牲膜206、この第2犠牲膜204と下層ばね部材1041の上面にシード層207、このシード層207の上にレジスト膜208を順次形成し、このレジスト膜208を形成する領域にシード層207に達する開口パターンを形成し、この開口パターンのシード層207が露出している箇所に、Auからなる金属パターン209からなる上層ばね部材1042を形成することにより実現することができる。このとき、下層ばね1041および上層ばね1042が直線状であるため、図10(a),図10(b)に示すように、2層を重ね合わせるときに位置ずれを起こす場合があり、結果として、実現することが困難である。しかしながら、本実施の形態では、上層ばね部材14をクランク軸状の形状とすることにより、高精度の位置合わせが要求されないので、製造工程を容易にすることができる。
なお、図2(a)〜図2(c)に示すように、下層ばね部材13の略中央部の上面に接続部材16を設け、この接続部材16を介して、下層ばね部材13と上層ばね部材14を接続するようにしてもよい。ここで、接続部材16は、例えば、Auなどから構成され金めっき法などにより形成することができる。
また、図3に示すように、第2の部材14bの幅を第1の部材14aおよび第3の部材1cよりも太くしてもよい。
また、本実施の形態においては、可動部材15を1つの下層ばね部材13および上層ばね部材14により支持する片持ち梁の構造に適用した場合を例に説明するが、可動部材15を支持する構造はこれに限定されず、例えば、1つの可動部材15に対して、固定部材12、下層ばね部材13および上層ばね部材14をそれぞれ複数設けた梁の構造など、適宜自由に設定することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、上述した第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態に係る微細構造体2は、基板11の上面から鉛直上方に突出した柱状の固定部材12と、この固定部材12に後述するばね部材13,24を介して接続されて基板11上面から離間して支持された板状の可動部材15とを少なくとも備えている。ばね部は、直線状の形状を有する下層ばね部材13と、この下層ばね部材13の上に形成されたつづら折り形状を有する上層ばね部材24とからなり、上層ばね部材24は、下層ばね部材13上を横切る連結部において、下層ばね部材13に固定されている。また、上層ばね部材24は、その一端の下部が固定部材12の上面に固定され、他端の下部が可動部材15の上面に接続されている。また、連結部と連結部との間、および、連結部と固定部材12の固定端または可動部材15の固定端との間には、Z方向から見て下層ばね部材13と上層ばね部材24とが離間した離間部が形成されている。具体的には、下層ばね部材13の場合、連結部と連結部との間の部分と、連結部と固定部材12の間の部分と、連結部と可動部材15の間の部分とに、離間部が形成されている。上層ばね部材24の場合、連結部と連結部との間の平面視略「コ」の字状の部分と、連結部と固定部材12の間の平面視略「L」の字状の部分と、連結部と可動部材15の間の平面視略「L」の字状の部分とに、離間部が形成されている。また、下層ばね部材13および上層ばね部材24の幅は、それぞれwとなっている。
上層ばね部材24は、X方向に沿いかつ下層ばね部材13を中心にY方向の正負の側に互い違いに配設されたX部材24aと所定のピッチ2wでX方向に沿って配設されたY部材24bとが交互に接続された、平面視略つづら折りの形状を有する。ここで、下層ばね部材13とX部材24aとの距離(以下、「突き出し量」という)pは、下層ばね部材13上に上層ばね部材24を形成したときにこれらの位置ずれ、特にY方向の位置ずれを許容するような値に設定される。
このような微細構造体2も、第1の実施の形態に係る微細構造体1と同等の製造方法により製造することができる。
第1の実施の形態で示したように、下層ばね部材と上層ばね部材とが重なって接続される連結部の面積が大きくなればなるほど、微細構造体における鉛直方向(Z方向)のばね定数は大きくなる。そこで、本実施の形態では、上層ばね部材24の形状をつづら折り形状とすることによって、下層ばね部材13と上層ばね部材24との連結部の数量を増やして、鉛直方向のばね定数を大きくする。
上述したような微細構造体2において、水平方向、すなわちXY平面方向のばね定数については、可動部材15が矢印aで示すように、主としてY方向にのみ移動する場合は、可動部と下層ばね部材13および上層ばね部材24との接続部分の回転自由度が拘束されるので、下層ばね部材13に対する上層ばね部材24の突き出し量pを大きくしても、ばね定数は低減しない。したがって、このような場合には、下層ばね部材13および上層ばね部材24の面積を極力小さくするように突き出し量pを設定すればよい。
一方、図5に示すように、可動部材15が矢印bのようにXY平面内において弧を描くように移動する場合は、突き出し量pを大きくすればするほど、微細構造体2における水平方向のばね定数を小さくすることができる。このとき、鉛直方向のばね定数については、下層ばね部材13と上層ばね部材24とが重なって連結された連結部と、下層ばね部材13と上層ばね部材24とが離間している離間部とのばね定数を考慮すればよい。突き出し量pを大きくすればするほど、離間部の鉛直方向のばね定数は低減する。一方、連結部の鉛直方向のばね定数は、突き出し量に依存しない。微細構造体2全体における鉛直方向のばね定数は、離間部よりも連結部の方がその値に影響を及ぼす。したがって、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を大きくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、つづら折り形状の上層ばね部材24を設けることによっても、実質的にアスペクト比が高いばねを形成できるので、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を十分大きくすることができ、基板方向への振動を抑えた所望の機械的特性を備えた微細構造体を実現することができる。
なお、突き出し量は、図5に示すように、下層ばね部材13に対して対称に形成するのみならず、図6に示すようにずらすようにしてもよい。このようにしても、水平方向のばね定数に対して鉛直方向のばね定数を十分大きくすることができる。また、上層ばね部材24をつづら折り形状としているので、高精度の位置合わせが要求されないので、製造工程を容易にすることができる。
また、図5,図6に示す上層ばね部材24は、両端部が開放端となっているが、図4の場合と同様、固定部材12または可動部材15の上面に固定されるようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、上述した第1,第2の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態に係る微細構造体3は、基板11の上面から鉛直上方に突出した柱状の固定部材12と、この固定部材12に後述するばね部材13,34を介して接続されて基板11上面から離間して支持された板状の可動部材15とを少なくとも備えている。ばね部は、直線状の形状を有する下層ばね部材13と、この下層ばね部材13の上に形成された平面視略ジグザグに屈曲した形状を有する上層ばね部材34とからなり、上層ばね部材34は、下層ばね部材13上を横切る部分において、下層ばね部材13に固定されている。また、連結部と連結部との間、および、連結部と上層ばね部材34の開放端との間には、Z方向から見て下層ばね部材13と上層ばね部材34とが離間した離間部が形成されている。具体的には、下層ばね部材13の場合、連結部と連結部との間の部分と、連結部と固定部材12の間の部分と、連結部と可動部材15の間の部分とに、離間部が形成されている。上層ばね部材34の場合、連結部と連結部との間の平面視略「V」の字状の部分に、離間部が形成されている。
なお、上層ばね部材34において、連結部と上層ばね部材34の開放端との間の直線状の部分は、離間部としてではなく、製造工程における下層ばね部材13との位置合わせのあそびとして形成されている。これにより、高精度の位置合わせが要求されないので、製造工程を容易にすることができる。このような構成は、図5,図6に示す上層ばね部材24においても同様である。
上層ばね部材34は、直線状の形状を有し、一端が下層ばね部材13よりもY方向の正の側に、他端が下層ばね部材13よりもY方向の負の側に位置し、Z方向から見た場合に下層ばね部材13に対して角度αで交わる複数の第1の部材34aと、直線状の形状を有し、一端が下層ばね部材13よりもY方向の負の側に、他端が下層ばね部材13よりもY方向の正の側に位置し、Z方向から見た場合に下層ばね部材13に対して角度α’(=π−α)で交わる複数の第2の部材34bとを備え、これらがY方向に沿って交互に配設され、隣接する第1の部材34aの一端と第2の部材34bの他端、および、隣接する第1の部材34aの他端と第2の部材34bの一端が接続されたジグザクに屈曲した形状を有する。第1の部材34aと第2の部材34bの下面において、下層ばね部材13の上面と当接する連結部は、その下層ばね部材13に固定されている。なお、本実施の形態においては、第1の部材34aは4つ、第2の部材34bは5つ設けられており、両端以外の第1の部材34aおよび第2の部材34bはそれぞれ同じ長さを有する。
このような微細構造体3も、第1の実施の形態に係る微細構造体1と同等の製造方法により製造することができる。
上述したように、ジグザクに屈曲した形状を有する上層ばね34を設けることによっても、実質的にアスペクト比が高いばねを形成することができるので、可動部材15と上層ばね部材34の連結部との回動方向の変位が拘束されるか否かにかかわらず、水平方向のばね定数を低減させることができる。
また、本実施の形態では、上層ばね部材34をジグザグに屈曲した形状とすることにより、高精度の位置合わせが要求されないので、製造工程を容易にすることができる。
また、図7に示す上層ばね部材34は、両端部が開放端となっているが、固定部材12または可動部材15の上面に固定されるようにしてもよい。
また、上述した第1〜第3の実施の形態において、下層ばね部材13が直線状の形状を有する場合を例に説明したが、その形状は直線状に限定されず、つづら折り形状や曲線状に折れ曲がった形状など、適宜自由に設定することができる。この場合、上層ばね部材は、直線状の形状とするようにしてもよい。
また、上述した第1〜第3の実施の形態では、固定部材12と可動部材15を連結するばね部が2層構造を有する場合を例に説明したが、このばね部の構造は2層構造に限定されず、複数の積層構造とするようにしてもよい。すなわち、第1のばね部材に順次積層されたn個(nは2以上の整数)のばね部材を備えるようにしてもよい。この場合、第(m+1)のばね部材(mは2以上(n−1)以下の整数)は、両端を除く少なくとも1箇所で第mのばね部材と連結するように形成してもよい。このような構成とすることにより、水平方向のばね定数の増加に比べて鉛直方向のばね定数の増加を大きくすることができる。
例えば、図8に示すような3層構造など、3層以上の構造とするようにしてもよい。なお、図8に示すばね部は、固定部材12および可動部材15と同一平面内に形成されこれらを接続する第2の実施の形態で示した上層ばね部材24からなる下層ばね部材41と、この下層ばね部材41上に形成された下層ばね部材13からなる中層ばね部材42と、この中層ばね部材42の上に形成された第3の実施の形態で示した上層ばね部材34からなる上層ばね部材43とから構成される。このような構成とすることにより、複数の層を積層する際に、水平方向のばね定数の増加に比べて鉛直方向のばね定数の増加を大きくすることができる。換言すると、鉛直方向のばね定数は、膜厚の3乗で大きくなるので、連結部を複数の層で共有すればするほど鉛直方向のばね定数を大きくすることができる。
また、ばね部材を複数の積層構造にする場合、隣接するばね部材同士が連結する位置は、少なくとも2組のばね部材の間でZ方向から見たときに同じ位置に配置されるようにすえばよい。このように、少なくとも2組のばね部材の間で同じ位置に配置されればよいので、製造工程を容易にすることができる。
本発明は、例えば、光MEMS技術など、1の部材と他の部材とを連結する微細構造体を有する各種装置に適用することができる。
(a)は本発明の第1の実施の形態に係る微細構造体の構成を模式的に示す平面図、(b)は図1(a)のI-I線断面図、(c)は図1(a)のII-II線断面図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態に係る微細構造体の他の構成を模式的に示す平面図、(b)は図2(a)のIII-III線断面図、(c)は図2(a)のIV-IV線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る微細構造体の他の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る微細構造体の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る微細構造体の他の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る微細構造体の他の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る微細構造体の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る微細構造体の他の構成を模式的に示す平面図である。 (a)は従来の微細構造体の構成を模式的に示す平面図、(b)は図9(a)のV-V線断面図、(c)は図9(a)の要部断面図、(d)は図9(a)の要部断面図、(e)は図9(a)のVI-VI線断面図である。 (a)は従来の微細構造体の構成を模式的に示す要部断面図、(b)は従来の微細構造体の構成を模式的に示す平面図である。
符号の説明
1〜3…微細構造体、11…基板、12…固定部材、13,41…下層ばね部材、14,24,34,43…上層ばね部材、14a…第1の部材,14b…第2の部材,14c…第3の部材、15…可動部材、16…接続部材、24a…X部材、24b…Y部材,34a…第1の部材,34b…第2の部材、42…中層ばね部材。

Claims (7)

  1. 基板の上に配置された固定部材と、
    一端が前記固定部材に接続された第1のばね部材と、
    この第1のばね部材の他端に接続され、前記基板の上に離間して配置された可動部材と、
    少なくとも1箇所で前記第1のばね部材と連結した第2のばね部材と
    を少なくとも備え、
    前記第1のばね部材および前記第2のばね部材は、前記基板に対して垂直な方向から見て前記第1のばね部材または前記第2のばね部材と重ならない少なくとも2つの離間部を有し、
    前記第1ばね部材および前記第2ばね部材のうち少なくとも一方は直線状である
    ことを特徴とする微細構造体。
  2. 請求項1記載の微細構造体において、
    前記第2のばね部材は、前記基板と反対側の前記第1ばね部材の上に積層される
    ことを特徴とする微細構造体。
  3. 請求項1または2記載の微細構造体において、
    前記第2のばね部材の離間部は、前記基板に平行な面内において、前記第1のばね部材を間に挟む当該第1のばね部材の両側に配置される
    ことを特徴とする微細構造体。
  4. 請求項3に記載の微細構造体において、
    前記第1ばね部材および前記第2ばね部材は、前記基板に平行な面内における前記第1ばね部材および前記第2ばね部材の幅をwとしたとき、前記第1のばね部材と前記第2のばね部材とが連結された連結部間の距離が2wである
    ことを特徴とする微細構造体。
  5. 請求項1乃至の何れか1項に記載の微細構造体において、
    前記第1のばね部材は、直線状であり、
    前記第2のばね部材は、屈曲部を有し、
    前記第1のばね部材と前記第2のばね部材とは、これらが連結する連結部において、前記基板に対して垂直な方向から見て0°<α<90°または90°<α<180°で交わる
    ことを特徴とする微細構造体。
  6. 請求項1乃至の何れか1項に記載の微細構造体において、
    前記第1のばね部材の上に順次積層されたn個(nは2以上の整数)のばね部材を備え、第(m+1)のばね部材(mは2以上(n−1)以下の整数)は、両端を除く少なくとも1箇所で第mのばね部材と連結している
    ことを特徴とする微細構造体。
  7. 請求項記載の微細構造体において、
    前記n個のばね部材のうち、隣接する2つのばね部材同士が連結する位置は、少なくとも2組のばね部材の間で前記基板に対して垂直な方向から見たときに同じ位置に配置される
    ことを特徴とする微細構造体。
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