JPH1134153A - 自立型容器の製造方法 - Google Patents

自立型容器の製造方法

Info

Publication number
JPH1134153A
JPH1134153A JP21117597A JP21117597A JPH1134153A JP H1134153 A JPH1134153 A JP H1134153A JP 21117597 A JP21117597 A JP 21117597A JP 21117597 A JP21117597 A JP 21117597A JP H1134153 A JPH1134153 A JP H1134153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
preform
self
intrinsic viscosity
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21117597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hata
正則 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP21117597A priority Critical patent/JPH1134153A/ja
Priority to CN98801306A priority patent/CN1239490A/zh
Priority to AU79378/98A priority patent/AU7937898A/en
Priority to PCT/JP1998/003028 priority patent/WO1999001508A1/ja
Priority to KR1019997001832A priority patent/KR20010029470A/ko
Priority to CA002264857A priority patent/CA2264857A1/en
Priority to EP98929843A priority patent/EP0926197A4/en
Publication of JPH1134153A publication Critical patent/JPH1134153A/ja
Priority to US09/263,602 priority patent/US20020198331A1/en
Priority claimed from US09/263,602 external-priority patent/US20020198331A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶化処理等を施すことなく、加熱殺菌処理
による変形が少なく、且つ再利用可能な自立型容器を製
造する方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 (A)ポリエチレンテレフタレートと、
(B)ポリエチレンナフタレートを、(A)と(B)の
合計に対するエチレンナフタレート成分比率5〜15モ
ル%で含み、且つ固有粘度が0.70(dl/g)以上のポリ
エステルからなるプリフォーム成形体を、周方向に3.
7〜4.3、及び縦軸方向に2.7〜3.3の延伸倍率
で2軸延伸ブロー成形する工程を含む自立型容器の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自立容器の製造方法
に関する。より詳しくは、特定のポリエステル樹脂組成
物からなるプリフォーム成形体を、所定の延伸倍率で2
軸延伸ブロー成形する工程を含む自立型容器の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートを2軸延伸
ブロー成形して得られる中空容器は、成形が容易であ
り、透明性、機械的強度に優れており、ジュース、清涼
飲料、炭酸飲料などの飲料充填用容器として広く用いら
れている。
【0003】炭酸ガス入り飲料製品は、低温で容器に充
填される。容器は密栓された後に温水浴等に入れられ、
内容物の加熱殺菌ないし滅菌に供される。この際、容器
の口頚部や底部等に圧力と熱とが作用するため、熱クリ
ープ現象により容器底部の飛び出しや容器の膨脹が起こ
り得る。このため、上記加熱殺菌処理によっても変形す
ることなく、自立性を保持できる特性(以下、「耐熱圧
性」ということがある。)を有する容器が求められてい
る。
【0004】従来、上記の特性を満たすために、丸底の
容器底部にポリエチレン等のベ−スカップを取り付け、
ベ−スカップ付き容器としていた。しかし、このような
ベ−スカップ付き容器では容器とベ−スカップとを接合
する工程等の追加により製造コストが増す。又、容器本
体の材料とベ−スカップの材料とが異なるため、容器全
体を溶融して成形品として再利用しようとしても、透明
性や機械強度の点で特性の良好なものが得られず、再利
用が困難であるという問題も生じていた。
【0005】一方、ベ−スカップを用いずに、その底部
において、半球状曲面の底面から下方に膨出された複数
の脚部が周方向に等間隔配置されており、自立機能を有
する容器も使用されている。しかし、これらの自立型容
器では、内容物の加熱殺菌条件を緩やかにする等の使用
上の制限がある。一方、自立型容器の耐熱圧性を向上さ
せるために、加熱殺菌処理の際に変形が起き易い容器口
頚部、底部の結晶化度をある特定の範囲とするように成
形あるいはヒートセット処理する方法も用いられている
が、該工程が追加されるだけでなく、その制御範囲が狭
くて工程管理が困難であるという問題がある。例えば結
晶化度を上げ過ぎると、硬度が高くなるため加熱殺菌処
理時の変形を抑制できる反面、この硬度が高くなった部
分が脆くなり、容器に機械的な衝撃を加えた際に割れ易
くなる。
【0006】他方、ポリエチレンテレフタレートより優
れた耐熱圧性を有する材料としてポリエチレンナフタレ
ートが注目されている。しかし、ポリエチレンナフタレ
ートはポリエチレンテレフタレートより価格が高い。そ
こで、充填内容物に応じた品質を与えるのに十分な最小
量のエチレンナフタレート単位を与えるような、ポリエ
チレンテレフタレートとのブレンドやエチレンナフタレ
ートテレフタレートコポリマーが提案されている。例え
ば、RESEARCH DISCLOSURE,29410,714 〜719(1988)、RES
EARCH DISCLOSURE,29484,807 〜814(1988)、特開平3−
43425号にそれらの材料が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエチレン
テレフタレートとポリエチレンナフタレートは、両者の
相溶性が劣るため、通常それらのブレンド物は乳白色を
呈し、透明性に劣る。そのため、透明なブレンド物を得
るためには溶融混合を行いエステル交換反応を起こさ
せ、分子構造をランダム共重合体構造に近付ける必要が
あり、十分な透明性を得るためには樹脂の融点以上の温
度で長い反応時間が必要となる。ここで、反応時間を長
くしたり、反応を促進するために成形温度を高温にする
ことは、樹脂の劣化や熱分解物、特にアセトアルデヒド
の生成等の問題を生じるので、味や香りの保存性を重要
視する飲料用容器には好ましくない。
【0008】本発明者は、上記の問題を解決し、ベ−ス
カップを付けたり、結晶化処理を施すことなく、加熱殺
菌処理による変形が少なく、且つ同一材料から成り再利
用容易な自立型容器を製造する方法を提供することを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
対し鋭意検討を重ねた結果、特定量のエチレンナフタレ
ート単位を含有するところの、ポリエチレンテレフタレ
ートとポリエチレンナフタレートを含む樹脂組成物を所
定の方法で成形することにより、加熱殺菌処理による変
形が少なく、且つ再利用可能な自立型容器が得られるこ
とを見出だし、本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は(A)ポリエチレンテレ
フタレートと、(B)ポリエチレンナフタレートを、
(A)と(B)の合計に対するエチレンナフタレート成
分比率5〜15モル%で含み、且つ固有粘度が0.70
(dl/g)以上のポリエステル樹脂組成物からなるプリフォ
ーム成形体を、周方向に3.7〜4.3、及び軸方向に
2.7〜3.3の延伸倍率で2軸延伸ブロー成形する工
程を含む自立型容器の製造方法である。
【0011】本発明で用いられるポリエチレンテレフタ
レートは実質的に線状であり、テレフタル酸又はそのエ
ステル誘導体と、エチレングリコール又はそのエステル
誘導体とから導かれる単位を主成分とする。該ポリエチ
レンテレフタレートは、他のジカルボン酸及び/又は他
のジヒドロキシ化合物から導かれる単位を、10モル%
以下の量で含有してもよい。テレフタル酸以外の他のジ
カルボン酸類としては、フタル酸、イソフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェ
ノキシエタンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカンジカル
ボン酸等の脂肪族カルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸などの脂環族ジカルボン酸及びこれらのエステル誘
導体が挙げられる。
【0012】エチレングリコール以外の他のジヒドロキ
シ化合物としては、トリメチレングリコール、プロピレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコールなどの脂肪族グ
リコール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グ
リコール、ビスフェノール類、ハイドロキノン、2,2
−ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパ
ンなどの芳香族ジオール類、及びこれらのエステル誘導
体が挙げられる。 本発明で用いられるポリエチレンテ
レフタレートの、フェノールとテトラクロロエタンとの
体積比1:1の混合溶媒中において30℃で測定される
固有粘度[η]は好ましくは0.6〜1.2(dl/
g)、より好ましくは0.7〜0.9(dl/g)であ
る。
【0013】本発明で用いられるポリエチレンナフタレ
ートは、ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコール
とから導かれるエチレンナフタレート単位を主成分とす
る。ナフタレンジカルボン酸としては、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
2,5−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸等があるが、特に2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸が好ましい。又、このポリエチレンナフタレー
トは、エチレンナフタレート単位を85モル%以上、好
ましくは90モル%以上、より好ましくは92モル%以
上の量で含有している。さらに、ポリエチレンナフタレ
ートは、ナフタレンジカルボン酸以外の他のジカルボン
酸及び/又はエチレングリコール以外の他のジヒドロキ
シ化合物から導かれるエステル単位を15モル%以下の
量で含有してもよい。
【0014】他のジカルボン酸類としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノ
キシエタンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、及び
これらのエステル誘導体が挙げられる。
【0015】他のジヒドロキシ化合物としては、トリメ
チレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ドデカメチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコールなどの脂肪族グリコール、シクロヘキサン
ジメタノールなどの脂環族グリコール、ビスフェノール
類、ハイドロキノン、2,2−ビス(4−β−ヒドロキ
シエトキシフェニル)プロパンなどの芳香族ジオール
類、及びこれらのエステル誘導体が挙げられる。
【0016】特に本発明で用いるポリエチレンナフタレ
ートとしては、上記テレフタル酸等の共重合成分から導
かれる、他の、すなわちエチレンナフタレート成分以外
の、エステル成分を含有するナフタレートコポリエステ
ルポリマーが好ましい。これは、そのようなコポリエス
テルポリマーはポリエチレンナフタレートホモポリマー
に比べ、ポリエチレンテレフタレートと融点がより近い
ため、ポリエチレンテレフタレートとの溶融混合がより
容易となるからである。他のエステル成分の含有量は、
15モル%以下、好ましくは10モル%以下、より好ま
しくは8モル%以下である。
【0017】本発明で用いられるポリエチレンナフタレ
ートの、フェノールとテトラクロロエタンとの体積比
1:1の混合溶媒中において30℃で測定される固有粘
度[η]は0.4〜1.0、好ましくは0.5〜0.9
(dl/g)、より好ましくは0.6〜0.8(dl/
g)である。
【0018】本発明で用いられる(A)ポリエチレンテ
レフタレートと(B)ポリエチレンナフタレートとの混
合比率は、(A)と(B)の合計量に対してエチレンナ
フタレート単位が5〜15モル%の範囲、好ましくは7
〜13モル%である。エチレンナフタレート単位が5モ
ル%より少ないと容器の耐熱圧性が不十分である。又、
15モル%より多いとブレンド樹脂組成物の結晶化特性
が失われて本発明の混練ペレットを2次溶融成形する前
の除湿乾燥時にペレット同志が融着するので好ましくな
い。加えて、飲料用容器として要求される耐熱圧性を付
与するためには、15モル%のエチレンナフタレート単
位が含まれていれば十分である。
【0019】さらに、得られるプリフォームの固有粘度
を0.70以上とするために、前記範囲内において、
((A)の固有粘度×(A)の重量%+(B)の固有粘
度×(B)の重量%)/100>0.7、好ましくは>
0.75を満たす任意の混合比率とすることができる。
【0020】エチレンナフタレート単位が上記の範囲内
であれば、本発明の自立型容器の製造に際し、同一形状
のプリフォームを用い、且つ同一の延伸ブロー成形条件
が適用できるという利点がある。
【0021】本発明の自立型容器製造用の樹脂組成物の
製造は、(A)ポリエチレンテレフタレートと(B)ポ
リエチレンナフタレートを、例えばそれぞれのペレット
で計量したのち、混練押出機にて樹脂混合物の融点以上
の温度で溶融混合することにより行う。混練押出機は脱
気式、例えばベント付き2軸押出機等であることが望ま
しい。溶融混合の温度は、樹脂混合物の融点以上、例え
ば樹脂温度で290〜330℃に設定する。押出条件と
しては、押出量と押出機スクリュウ回転数の比率を0.
1〜1.4kg/hr・rpmの範囲で、好ましくは
0.4〜1.2kg/hr・rpmの範囲で混練押出す
る。この場合該比率が0.1より小さい場合は押出機の
高い剪断力によって、樹脂における発熱が大きくなり樹
脂劣化が起きて不適切である。さらに、押出量が低下す
るために量産性が損なわれる。一方、この比率が1.4
より大きい場合は、樹脂分散性が不均一であり透明性が
悪くなる。ここで分散性を上昇させるために押出量を減
らして樹脂平均滞留時間を長くすると、量産性が低下す
る等の問題が生じる。溶融樹脂組成物は、ペレット形状
等に成形する。次いで、このペレットを110〜130
℃で2〜4時間空気中で加熱して、少なくとも表層を結
晶化した後、140〜160℃で3〜6時間除湿乾燥す
るとペレット中の水分を50ppm以下とすることがで
きる。
【0022】上記ポリエステル樹脂組成物は、本発明の
目的を損なわない範囲で、耐候安定剤、顔料や染料など
の各種配合剤を含有してもよい。
【0023】乾燥後のペレットを、通常の射出成形機に
供給して溶融射出成形することによってプリフォームを
成形する。射出成形機としては、混練効果が高く、且つ
溶融過程で生成するアセトアルデヒド等の熱分解物等を
減圧または真空吸引して系外に除去できるベント式が好
ましいが、通常の射出成形機でもよい。
【0024】本発明において、プリフォームの固有粘度
は0.70(dl/g)以上、好ましくは0.73(dl/g)以上
である。プリフォームの固有粘度が0.70(dl/g)未満
であると、2軸延伸ブロー成形により容器を製造する際
に、延伸性が悪くなり、均一な肉厚の容器が得られな
い。特にボトル胴部の厚みが薄くなり、手で持ったとき
の感触が悪い。また、このような肉厚の不均一な容器
は、加熱殺菌処理を施した際の容器の耐熱圧性が著しく
悪い。
【0025】本発明において固有粘度とは、フェノー
ル、1,1,2,2−テトラクロロエタンの体積比1:
1混合溶液100ccに0.5gのプリフォームを溶か
して、30℃にてウベローデ粘度計を用いて測定した値
をいう。
【0026】該固有粘度は、成形時のシリンダー内での
加熱やスクリュ内を通過する際の剪断熱による樹脂組成
物の劣化等により、原料ポリエステル樹脂組成物自体の
固有粘度よりも低い値となるのが通常である。従って、
プリフォームの固有粘度が0.70(dl/g)未満にならな
いようにするためには、上述したように(A)ポリエチ
レンテレフタレートと(B)ポリエチレンナフタレート
を、((A)の固有粘度×(A)の重量%+(B)の固
有粘度×(B)の重量%)/100>0.7、好ましく
は>0.75を満たすような割合で混合し、且つシリン
ダ部の温度が樹脂組成物の融点より高くなり過ぎないよ
うに、あるいは成形時間が長くなり過ぎないようにする
ことが好ましい。
【0027】射出成形機シリンダ部の温度は290℃以
下が好ましく、より好ましくは280℃以下である。ま
た、プリフォーム一本あたりの成形時間は40秒以下が
好ましく、より好ましくは30秒以下である。最も好ま
しくは、シリンダ部の温度が280℃以下で、且つプリ
フォーム一本あたりの成形時間が30秒以下である。得
られたプリフォームを2軸延伸ブロー成形して自立型容
器を製造する。延伸ブロー成形する際の延伸倍率は、周
方向延伸倍率で3.7〜4.3、縦軸方向延伸倍率で
2.7〜3.3あり、好ましくは周方向延伸倍率で3.
9〜4.1、縦軸方向延伸倍率で2.8〜3.1であ
る。延伸倍率が前記値より高い場合には、肉薄となり容
器の耐熱圧性が劣り、あるいは成形時に破裂する場合が
ある。一方、より低い場合には、容器底部等に未延伸部
が残る。特に底部の未延伸部では、加熱殺菌処理時に容
器内の圧力上昇による熱クリープ現象が起き、底中央部
全体が下方に膨出変形される結果、容器の自立性が損な
われる。
【0028】本発明において、周方向延伸倍率と縦軸方
向延伸倍率は、下式にてそれぞれ定義される。
【0029】
【数1】
【0030】周方向延伸倍率=容器胴部の外径/プリフ
ォーム胴部の外径 縦軸方向延伸倍率=容器首下長/プリフォーム首下長 ここで、容器首下長とは容器の首下部から脚部先端まで
の長さを指す。
【0031】2軸延伸ブロー成形に供されるプリフォー
ムは、その温度が90〜110℃であることが好まし
い。例えば、プリフォームの縦軸に平行な方向に設置さ
れた赤外線加熱媒体により加熱することによってそのよ
うな温度にすることができる。プリフォーム温度が前記
範囲に無い場合には、均一な肉厚分布を有する容器を得
ることが困難となり、容器の耐熱圧性が悪くなる。
【0032】
【実施例】以下、実施例によって本発明の自立型容器の
製造方法をさらに具体的に説明する。
【0033】
【実施例1〜3】ポリエチレンテレフタレート(固有粘
度0.83(dl/g))とポリエチレンナフタレート
としてエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト単位92モル%とエチレンテレフタレート単位8モル
%からなるコポリマー(固有粘度0.61(dl/
g))の各ペレットを、日本製鋼所社製無乾燥式2軸押
出機TEX−65α(L/D=42、3ベント)に定重
量供給して、押出量と押出機スクリュウ回転数の比率を
1.0として溶融押出を行い、エチレン−2,6−ナフ
タレート単位が7.6 モル%である樹脂ペレットを得た。
溶融樹脂温度は300℃、溶融樹脂滞留時間は1.5分
であった。
【0034】このペレットを除湿乾燥後、住友重機械工
業製SH150A(L/D=25)に供給し、シリンダ
ー温度とプリフォーム一本当たりの成形時間を表1のよ
うに設定して、図4に示すようなプリフォームを成形し
た。得られたプリフォームを、クルップコーポプラスト
社製ブロー成形機LB01Eを用いて、実施例1〜3の
総てにおいて周方向延伸倍率を2.95、縦軸方向の延
伸倍率を4.13として2軸延伸ブロー成形し、図1に
示すような容量500mlの容器を得た。図2は図1に
おける底部の拡大断面図、図3は底面図である。
【0035】
【実施例4、5】プリフォームの固有粘度を0.763
(dl/g)、シリンダー温度を280℃、プリフォーム一本
当たりの成形時間を40秒に固定し、延伸倍率を表2に
示した値としたことを除き、実施例1〜3と同様にして
容量500mlの容器を得た。
【0036】
【比較例1、2】シリンダー温度を300℃とし、プリ
フォーム一本当たりの成形時間を50秒または60秒と
したことを除き、実施例1〜3と同様にして容量500
mlの容器を得た。
【0037】
【比較例3〜5】延伸倍率を表2に示した値としたこと
を除き、実施例4、5と同様にして容量500mlの容
器を得た。
【0038】得られた容器について、耐熱圧性、外観上
の変化、重量分布、及び容器成形性を以下に示す方法に
より評価した。 (1)耐熱圧性 容器に5℃、2.5ガスボリュームの炭酸水を満たして
キャップを締め、66℃の温水シャワーを22分間か
け、シャワー前後の容器の満注容量変化率を求めて評価
した。ここで、ガスボリュームとは、溶解させた炭酸ガ
スの20℃、1気圧下における体積の、水の体積に対す
る倍率である。満注容量変化率は下式より求めた。
【0039】
【数2】
【0040】満注容量変化率が2.5%以下を○、2.
5〜3.5%を△、3.5%より多いものを×とした。 (2)外観上の変化 上記加熱処理を施した後、容器の外観を目視にて観察
し、自立可能でほとんど変形が認められなかったものを
○、自立可能であったが多少の変形が認められたものを
△、変形が大きく自立が不可能であったものを×と判定
した。 (3)重量分布評価 図1の3で示される容器の胴部を切り取り、重量を測定
し、容器全体の重量に対する割合を求めた。 (4)容器成形性 延伸成形直後の容器の外観を目視して、形忠実に成形さ
れ、平坦部に立てた場合に正立可能であり、且つ容器全
体が透明であるものを○、立てた場合に傾くもの、又は
容器に白濁部を生じたものを△、形状が形忠実でないも
の、あるいは成形が不可能であったものを×とした。
【0041】以上の評価は、各項目とも1実施例または
比較例につき10本の容器を評価し、その平均値を採用
した。実施例1〜3、及び比較例1、2の結果を表1
に、実施例4、5及び比較例3〜5の結果を表2に示し
た。総合評価は、極めて良好なものを○、良好なものを
△、良好でないものを×とした。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1から分かるように、プリフォームの固
有粘度が小さくなる程、胴部の重量が小さくなる。プリ
フォームの固有粘度が0.70(dl/g)以上の場合(実施
例1〜3)は、容器を手で持ったときの感触が良く容器
を平坦部に正立させた場合の安定性も良好である。一
方、固有粘度が0.70(dl/g)より小さい場合(比較例
1、2)は、胴部の肉厚が薄くてその重量が小さく、容
器を手で持ったときの感触が悪くなる。また、容器の白
濁も起き、外観上好ましくない。
【0045】また、耐熱圧性及び外観上の変化について
は、表1から分かるようにプリフォームの固有粘度が小
さくなる程、加熱殺菌時の容器の径方向及び軸方向への
膨脹が起こり易くなるため、満注容量の変化率が大き
く、容器の変形が大きい。比較例1、2の容器は耐熱圧
性試験の加熱処理後は底部が飛び出し、自立不可能であ
った。一方、実施例1〜3は耐熱圧性に優れ、外観上の
変形も少なかった。
【0046】表2から、周方向延伸倍率を3.7〜4.
3、及び縦軸方向延伸倍率を2.7〜3.3とした場合
は(実施例4、5)、平坦部で立たせたときの正立性、
及び正立安定性に優れた容器を得ることができることが
わかる。また、それらの容器は耐熱圧性にも優れる。一
方、縦軸方向延伸倍率が2.7より小さく、周方向延伸
倍率が4.3より大きい比較例3では、容器に未延伸部
が生じ、成形性は良くなかった。耐熱圧性試験において
も、脚部が変形し自立性が失われ、且つ満注容量変化率
も実施例4、5に比べて大きかった。また、縦軸方向延
伸倍率が3.3より大きい比較例4、5では容器に未延
伸部及び白濁部を生じ、成形性は良くなかった。特に、
比較例5については容器の成形自体が不可能であった。
比較例4は実施例4、5に比べ耐熱圧性に劣った。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法を用いるこ
とにより、結晶化処理等を施さずとも、加熱殺菌処理に
よる変形が少なく、且つ再利用可能な自立型容器を製造
することができる。また、本発明の方法により得られる
容器は透明性にも優れ、飲料用などの容器として好まし
く使用することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製作された自立型容器の例の正面
図である。
【図2】図1における底部の拡大断面図である。
【図3】本発明により製作された自立型容器の例の底面
図である。
【図4】プリフォ−ムの例の断面図である。
【0049】
【符号の説明】
1 底部 10 底部中央最下部 11 底面 2 脚部 21 脚部設置面 3 容器径 31 プリフォーム径 32 容器首下長 33 プリフォーム首下長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 67:00 B29L 22:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリエチレンテレフタレートと、
    (B)ポリエチレンナフタレートを、(A)と(B)の
    合計に対するエチレンナフタレート成分比率5〜15モ
    ル%で含み、且つ固有粘度が0.70(dl/g)以上のポリ
    エステル樹脂組成物からなるプリフォーム成形体を、周
    方向に3.7〜4.3、及び縦軸方向に2.7〜3.3
    の延伸倍率で2軸延伸ブロー成形する工程を含む自立型
    容器の製造方法。
JP21117597A 1997-07-04 1997-07-23 自立型容器の製造方法 Pending JPH1134153A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21117597A JPH1134153A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 自立型容器の製造方法
CN98801306A CN1239490A (zh) 1997-07-04 1998-07-06 聚酯树脂组合物及用其制成的瓶子
AU79378/98A AU7937898A (en) 1997-07-04 1998-07-06 Polyester resin composition and bottle produced from the resin composition
PCT/JP1998/003028 WO1999001508A1 (fr) 1997-07-04 1998-07-06 Composition de resines de polyester et bouteille fabriquee a partir d'une telle composition
KR1019997001832A KR20010029470A (ko) 1997-07-04 1998-07-06 폴리에스테르 수지 조성물 및 그로부터 제조된 병
CA002264857A CA2264857A1 (en) 1997-07-04 1998-07-06 Polyester resin composition and bottle produced from the resin composition
EP98929843A EP0926197A4 (en) 1997-07-04 1998-07-06 POLYESTER RESIN COMPOSITION AND BOTTLE MADE THEREOF
US09/263,602 US20020198331A1 (en) 1997-07-04 1999-03-04 Polyester resin composition and a bottle therefrom

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21117597A JPH1134153A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 自立型容器の製造方法
US09/263,602 US20020198331A1 (en) 1997-07-04 1999-03-04 Polyester resin composition and a bottle therefrom

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1134153A true JPH1134153A (ja) 1999-02-09

Family

ID=26518482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21117597A Pending JPH1134153A (ja) 1997-07-04 1997-07-23 自立型容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1134153A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240136A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kanamori Tobei Shoji Kk 耐熱petボトル用プリフォーム
JP2011013573A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Canon Inc 現像剤補給容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240136A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kanamori Tobei Shoji Kk 耐熱petボトル用プリフォーム
JP2011013573A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Canon Inc 現像剤補給容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2319649C2 (ru) Композиция сополимера пэтф с улучшенными механическими свойствами и степенью вытяжки
US6613259B2 (en) Process of making polyester pellets
US6740377B2 (en) Polyester having improved crystallization behavior and extrusion blow molded articles made therefrom
WO1999001508A1 (fr) Composition de resines de polyester et bouteille fabriquee a partir d'une telle composition
JP3594379B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物の製造方法
JPH1134153A (ja) 自立型容器の製造方法
JP3737302B2 (ja) 新規なポリエステルペレットおよびポリエステルペレットの製造方法
JPH11106617A (ja) ポリエステル組成物、ボトルおよびその製造方法
JPH11310629A (ja) 新規なポリエステルおよびポリエステルの製造方法
JP4140991B2 (ja) ポリエステル樹脂製ボトル
JPS6319330B2 (ja)
JP2723140B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその製造方法ならびにこの組成物の用途
JPH1143127A (ja) 自立型ボトル
JP3808631B2 (ja) ポリエステルボトルの製造方法
JP2723141B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその用途
JP3790046B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物
JP3606671B2 (ja) ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法
JP3522043B2 (ja) ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法
JP3786469B2 (ja) ポリエステル製中空成形体
JP3498939B2 (ja) ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法
JP3802187B2 (ja) プリフォームの製造方法
JP4107705B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物からなる延伸ブローボトルとその製造方法
JP3751166B2 (ja) ポリエステルペレットの製造方法
JP3742644B2 (ja) ポリエステル
JPH1120009A (ja) ポリエステルプリフォーム