JPH11341407A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

Info

Publication number
JPH11341407A
JPH11341407A JP10141596A JP14159698A JPH11341407A JP H11341407 A JPH11341407 A JP H11341407A JP 10141596 A JP10141596 A JP 10141596A JP 14159698 A JP14159698 A JP 14159698A JP H11341407 A JPH11341407 A JP H11341407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image information
moving image
recording medium
video camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10141596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3959842B2 (ja
Inventor
Toshio Kaneshiro
寿雄 金城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP14159698A priority Critical patent/JP3959842B2/ja
Publication of JPH11341407A publication Critical patent/JPH11341407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3959842B2 publication Critical patent/JP3959842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラ装置にランダムアクセス可能な
記録媒体に静止画像を記録するスチルカメラ装置の機能
を付加する。 【解決手段】 ビデオカメラ本体1と、光磁気ディスク
20に対して記録再生を行う光ディスク記録再生装置2
とを接続端子18、23を介して電気的に接続すると共
に、クランプネジ25及び接続孔19により機械的に接
続する。そして、動画記録時には、ビデオカメラ本体1
側においてビデオテープに撮像した動画像を記録し、静
止画記録時には、光ディスク記録再生装置2側において
光磁気ディスク20に撮像した静止画像を記録する。こ
れにより、光磁気ディスク20に記録した静止画像のラ
ンダムアクセス可能とすることができ、当該ビデオカメ
ラ装置1台でスチルカメラ装置的な使用も可能とするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯型のビ
デオカメラ装置等に設けて好適なビデオカメラ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるDV規格に従って画像情
報及び音声情報をデジタル処理することで、高画質化、
高音質化及び小型軽量化を図った携帯型のデジタルビデ
オカメラ装置が知られている。このデジタルビデオカメ
ラ装置には、動画像の記録機能の他に静止画像の記録機
能が設けられている。この静止画像の記録の際には、静
止画像の記録ボタンが操作されると、このボタン操作の
タイミングで撮像された1フレーム分の画像が一旦バッ
ファメモリに記憶される。そして、このバッファメモリ
に記憶された1フレーム分の画像が繰り返し読み出さ
れ、該記録時の音声情報と共に数秒間、ビデオテープ上
に記録される。これにより、再生時には、前記数秒分の
同一画像が連続して再生されることとなるため、見掛け
上は静止画像として再生することができる。
【0003】一方、静止画像専用の記録装置としては、
従来、フラッシュメモリ等の半導体メモリや、フロッピ
ーディスク等のディスク状磁気記録媒体、或いはミニデ
ィスク(MD)等の光磁気記録媒体を用いたデジタルス
チルカメラ装置が知られている。ミニディスクを用いた
デジタルスチルカメラ装置では、例えば2000枚程度
の静止画像が記録可能となっており、また、静止画像に
記録時の音声情報を付加して記録するようになってい
る。
【0004】このようなデジタルスチルカメラ装置は、
記録媒体として半導体メモリやディスク状記録媒体を用
いているため、アドレス制御によりいわゆるランダムア
クセスが可能となっており、2000枚もの静止画像を
記録した場合でも、所望の静止画像を瞬時に検索して再
生することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ルビデオカメラ装置は、記録媒体としてビデオテープを
用いているため、記録媒体として前記半導体メモリやデ
ィスク状記録媒体を用いたときのようなランダムアクセ
スを行うことができず、静止画像を記録した場合、その
検索に時間を要する問題があった。このため、このよう
な問題を嫌うユーザは、旅行に行く際等に、静止画像用
としてデジタルスチルカメラ装置を用意し、動画像用と
してデジタルビデオカメラ装置を用意する等のように、
用途に応じた2つの画像記録装置を携帯する必要があ
り、荷物になると共に、経済的負担を強いられる問題が
あった。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、動画像及び静止画像の両方を記録することが
でき、記録した静止画像のランダムアクセスを可能とす
ることができるようなビデオカメラ装置の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、請求項1記載の本
発明に係るビデオカメラ装置は、上述の課題を解決する
ための手段として、動画像及び静止画像の撮像を行い動
画像情報及び静止画像情報を形成する撮像手段と、前記
撮像手段からの少なくとも動画像情報を第1の記録媒体
に記録する第1の記録手段と、前記撮像手段からの少な
くとも静止画像情報を、ランダムアクセス可能な第2の
記録媒体に記録する第2の記録手段とを有するものであ
る。
【0008】このようなビデオカメラ装置は、第2の記
録媒体としてランダムアクセス可能な記録媒体を用い、
動画像は第1の記録媒体に、静止画像は第2の記録媒体
に記録する。このため、当該ビデオカメラ装置をスチル
カメラ装置と兼用可能とすることができ、ユーザの経済
的負担、及び旅行等に形態する際の荷物の量を減らすこ
とができる。また、第2の記録媒体は、ランダムアクセ
ス可能な記録媒体であるため、これに記録した静止画像
のランダムアクセスを可能とすることができ、コンピュ
ータ装置等に容易に取り込み可能とすることができる。
【0009】次に、請求項2記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、前記第2
の記録手段として、撮影開始時から所定時間分の動画像
情報を前記第2の記録媒体に記録すると共に、撮影継続
中は、所定時間間隔で所定時間分の動画像情報を前記第
2の記録媒体に記録するものを有するものである。
【0010】このようなビデオカメラ装置は、第2の記
録手段が撮影開始時から所定時間分の動画像情報を第2
の記録媒体に記録すると共に、撮影継続中は、所定時間
間隔で所定時間分の動画像情報を前記第2の記録媒体に
記録する。これにより、第1の記録媒体には連続的に動
画像情報に記録がなされているのに対して、第2の記録
媒体には、撮影開始時から例えば30秒分の動画像が、
また、撮影が5分継続する毎にそれぞれ30秒分の動画
像が記録されることとなる。このため、第2の記録媒体
上に、第1の記録媒体に記録した連像的な動画像情報を
間欠的に示す動画像情報を記録することができ、ユーザ
は、第2の記録媒体上に記録された動画像を再生するこ
とで、第1の記録媒体に記録された動画像情報の内容を
概略的に認識することができる。
【0011】次に、請求項3記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、請求項1
或いは請求項2記載の本発明に係るビデオカメラ装置の
第2の記録手段として、前記第2の記録媒体に動画像情
報を記録する際に、この第2の記録媒体に記録される動
画像情報に対応する、前記第1の記録媒体に記録される
動画像情報の該第1の記録媒体上の記録位置を示す位置
情報を付加して記録するものを有するものである。
【0012】このようなビデオカメラ装置は、前記位置
情報を再生することで、第2の記録媒体に記録された動
画像情報に対応する、前記第1の記録媒体に記録された
動画像情報の該第1の記録媒体上の記録位置を認識可能
とすることができる。
【0013】次に、請求項4記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、請求項3
記載の本発明に係るビデオカメラ装置の各手段と共に、
前記第1の記録媒体に記録された動画像情報を再生する
第1の再生手段と、前記第2の記録媒体に記録された動
画像情報及び前記位置情報を再生する第2の再生手段
と、前記第2の再生手段により再生された動画像情報の
中から所望の動画像情報を指定するための動画像指定手
段とを有するものである。また、これら各手段と共に、
前記動画像指定手段により指定された動画像情報を再生
するように前記第2の再生手段を制御すると共に、該動
画像指定手段により指定された動画像情報に付されてい
る前記位置情報に基づいて、前記第2の記録媒体から再
生されている動画像情報に対応する動画像情報を前記第
1の記録媒体から検索して再生するように前記第1の再
生手段を制御する再生制御手段と、出力される動画像情
報が、前記第2の再生手段で再生された動画像情報から
前記第1の再生手段で検索され再生された動画像情報に
適宣切り換わるように、該各動画像情報を所定のタイミ
ングで切り換えて出力する切り換え出力手段とを有する
ものである。
【0014】このようなビデオカメラ装置は、再生制御
手段が、動画像指定手段により指定された動画像情報に
付されている前記位置情報に基づいて、第2の記録媒体
から再生されている動画像情報に対応する動画像情報を
第1の記録媒体から検索して再生するように前記第1の
再生手段を制御し、切り換え出力手段が、出力される動
画像情報が、前記第2の再生手段で再生された動画像情
報から前記第1の再生手段で検索され再生された動画像
情報に適宣切り換わるように、該各動画像情報を所定の
タイミングで切り換えて出力する。
【0015】上述のように、第2の記録媒体はランダム
アクセス可能な記録媒体であるため、最初に第2の記録
媒体に記録されている動画像情報を再生し、この動画像
情報が再生されている間に、第1の記録媒体に記録され
ている、現在再生中の動画像情報に対応する動画像情報
を検索し、第2の記録媒体から再生された動画像情報か
ら第1の記録媒体から再生された動画像情報に切り換え
て出力することにより見掛け上、第1の記録媒体に記録
されている動画像情報に対する高速アクセスを可能とす
ることができる。
【0016】次に、請求項5記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、請求項1
記載の各手段と共に、前記第1の記録媒体に記録された
動画像情報を再生する第1の再生手段と、前記第1の再
生手段により再生された動画像情報の中から所望の画像
を指定するための指定手段とを有するものである。そし
て、前記第2の記録手段が、前記指定手段により指定さ
れた画像を静止画像情報として前記ランダムアクセス可
能な第2の記録媒体に記録する。
【0017】このようなビデオカメラ装置は、第1の再
生手段により再生された動画像情報の中から所望の画像
が指定手段により指定されると、第2の記録手段が、こ
の指定手段により指定された画像を静止画像情報として
ランダムアクセス可能な第2の記録媒体に記録する。こ
れにより、第2の記録媒体上に、第1の記録媒体から再
生された動画像情報の中から選択された所望の静止画像
情報を記録することができる。
【0018】次に、請求項6記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、請求項5
記載の本発明に係るビデオカメラ装置の第2の記録手段
として、前記第2の記録媒体に静止画像情報を記録する
際に、この第2の記録媒体に記録される静止画像情報に
対応する、前記第1の記録媒体に記録されている動画像
情報の該第1の記録媒体上の記録位置を示す位置情報を
付加して記録するものを有するものである。
【0019】このようなビデオカメラ装置は、前記位置
情報を再生することで、第2の記録媒体に記録された静
止画像情報に対応する、前記第1の記録媒体に記録され
た動画像情報の該第1の記録媒体上の記録位置を認識可
能とすることができる。
【0020】次に、請求項7記載の本発明に係るビデオ
カメラ装置は、上述の課題を解決するために、請求項6
記載の本発明に係るビデオカメラ装置の各手段と共に、
前記第2の記録媒体に記録された静止画像情報及び前記
位置情報を再生する第2の再生手段と、前記第2の再生
手段により再生された静止画像情報の中から所望の静止
画像情報を指定するための静止画像指定手段と、前記静
止画像指定手段により指定された静止画像情報を再生す
るように前記第2の再生手段を制御すると共に、前記静
止画像指定手段により指定された静止画像情報に付され
ている前記位置情報に基づいて、前記第2の記録媒体か
ら再生されている静止画像情報に対応する動画像情報を
前記第1の記録媒体から検索して再生するように前記第
1の再生手段を制御する再生制御手段とを有するもので
ある。
【0021】このようなビデオカメラ装置は、再生制御
手段が、指定手段により指定された静止画像情報に付さ
れている前記位置情報に基づいて、この静止画像情報に
対応する動画像情報を第1の記録媒体から検索して再生
するように第1の再生手段を制御する。
【0022】上述のように、第2の記録媒体はランダム
アクセス可能な記録媒体であるため、最初に第2の記録
媒体に記録されている静止画像情報を再生して所望の静
止画像情報を選択し、指定手段でこの静止画像情報の再
生を指定することにより、第2の記録媒体に記録した静
止画像情報の元となる動画像情報を第1の記録媒体から
再生することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るビデオカメラ
装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0024】〔第1の実施の形態〕 (第1の実施の形態の構成)まず、本発明に係るビデオ
カメラ装置は、図1に示すような携帯型のデジタルビデ
オカメラ装置に適用することができる。この本発明の第
1の実施の形態となるデジタルビデオカメラ装置は、ビ
デオカメラ本体1と、このビデオカメラ本体1に電気的
及び機械的に接続可能とされた光ディスク記録再生装置
2とで構成されている。
【0025】(ビデオカメラ本体1の構成)ビデオカメ
ラ本体1は、その外観が略長方形の箱形形状を有してお
り、これを縦長となるように立てて置いた状態におい
て、狭面積の2つの側面部のうち、一方の側面部に電子
ビューファインダ3(光学ファインダでもよい。)及び
各操作キーが設けられた本体操作パネル4がそれぞれ設
けられている。また、前記狭面積の2つの側面部のう
ち、他方の側面部には、被写体の撮像を行うための光学
レンズ5が設けられており、この光学レンズ5を介して
取り込んだ撮像光をCCDイメージセンサで受光して電
気信号である撮像信号を形成するようになっている。
【0026】また、ビデオカメラ本体1には、縦長とな
るように立てて置いた状態における上面部の光学レンズ
5側に、右音声用マイクロホン6Rと左音声用マイクロ
ホン6Lとからなるマイクロホン6が設けられており、
このマイクロホン6により撮像時の外部の音声を集音す
るようになっている。
【0027】本体操作パネル4には、略円形状の選択ス
イッチ8が設けられており、この選択スイッチ8を回動
操作することで、当該ビデオカメラ本体1を電源オフ状
態(切)、或いは撮影した映像を再生する再生状態(再
生)とすると共に、後に説明する「動画像記録モード
(ムービ)」、「静止画像記録モード(スチル)」、
「ダブル記録モード(ダブル)」及び「ダビングモード
(ダビング)」の各モードの中から所望のモードを選択
するようになっている。
【0028】また、この選択スイッチ8には、その同軸
上に撮影指示スイッチ9が設けられている。選択スイッ
チ8により前記動画像記録モード、静止画像記録モード
或いはダブル記録モードのいずれかのモードを選択し、
この撮影指示スイッチ9を1回オン操作すると撮影を開
始され、再度撮影指示スイッチ9をオン操作すると撮影
が一時停止されるようになっている。そして、再々度撮
影指示スイッチ9をオン操作すると一時停止されていた
撮影が再開されるようになっている。
【0029】また、本体操作パネル4には、ズーム操作
部10が設けられている。このズーム操作部10は、ビ
デオカメラ本体1のズームレンズをテレ方向(T:望遠
方向)に操作し、また、ワイド方向(W:広角方向)に
操作するものであり、これを操作することで被写体を拡
大して撮影し、また、縮小(広角)で撮影することがで
きるようになっている。
【0030】また、本体操作パネル4には、ビデオカメ
ラ本体1と光ディスク記録再生装置2とを接続ケーブル
で接続するための接続端子15と、ビデオカメラ本体1
にテープカセットを脱着する際に開閉カバー17を開閉
操作するためのドアロックボタン16とが設けられてい
る。
【0031】テープカセットの装填時には、ドアロック
ボタン16を開操作して開閉カバー17を開成させテー
プカセットを装填すると、ローディング機構によりテー
プカセットがその内部のカセットホルダに自動的に引き
込まれ収納されるようになっている。また、テープカセ
ットの取り出し時には、ドアロックボタン16を開操作
して開閉カバー17を開成させると、前記カセットホル
ダに収納されていたテープカセットがローディング機構
により該カセットホルダから押し出されるようになって
いる。
【0032】なお、このテープカセットとしては、例え
ばDV規格に対応するDVミニカセットを適用すること
ができる。このDVミニカセットを適用した場合、SD
モード(スタンダードプレイモード)で60分程度、L
Pモード(ロングプレイモード)で90分程度の動画の
記録が可能となる。DV規格では、高速検索を実現する
ためにインデックスID等のサブコードが規格化されて
おり、このインデックスIDを動画像と共に記録するこ
とで、ディスク状記録媒体には劣るがそこそこの高速検
索が可能となっている。
【0033】また、ビデオカメラ本体1には、縦長とな
るように立てて置いた状態における広面積の2つの側面
部のうち、電子ビューファインダ3を覗いた状態で左側
に当たる左側面部の上側に液晶表示部7が設けられてい
る。この図1には、液晶表示部7が折り畳まれた状態を
示しており、使用時には回動軸7aを軸として、当該液
晶表示部7を外方向へ開くようにして回動させること
で、内側の表示部が現れるようになっている。この液晶
表示部7及び電子ビューファインダ3には、前記CCD
イメージセンサからの撮像信号が供給されるようになっ
ており、これにより、現在撮像中の被写体を確認するこ
とができるようになっている。
【0034】また、ビデオカメラ本体1の前記左側面部
の下側は、光ディスク記録再生装置2を当該ビデオカメ
ラ本体1に接続するための接続面となっている。この接
続面には、光ディスク記録再生装置2との電気的接続を
図るための接続端子18と、光ディスク記録再生装置2
との機械的接続を図るための接続孔19とが設けられて
おり、この接続端子18及び接続孔19により両者を一
体的に接続するようになっている。
【0035】(光ディスク記録再生装置2の構成)次
に、光ディスク記録再生装置2は、例えば直径64mm
の光磁気ディスク20(いわゆるミニディスク:MD)
に対して磁界変調方式を用いて動画像情報、静止画像情
報及び音声情報を記録再生するようになっている。
【0036】この光磁気ディスク20は、ディスク自体
をディスクケース21に収納して構成されており、この
ディスクケース21の形態で取り扱われるようになって
いる。光磁気ディスク20の記憶容量は、例えば140
MB(MD DATA)、650MB(MD DATA
2)等となっており、具体的には、140MBの記憶容
量であった場合は約2000枚程度の静止画像が、65
0MBの記憶容量であった場合、いわゆるJPEG方式
(或いはMPEG方式)による圧縮符号化処理により2
0分程度の動画の記録が可能となっている。
【0037】光ディスク記録再生装置2は、この光磁気
ディスク20を開閉蓋を開成して収納し、或いは側面部
に設けられた挿入孔を介して収納するようになってい
る。そして、この収納後に、通常閉状態にある該ディス
クケース21に設けられたシャッタ22をスライドさせ
て開状態とし、内部のディスクを部分的に露出させレー
ザビームを照射すると共に、記録する情報に応じた磁界
を印加することで、静止画像情報等を記録するようにな
っている。なお、再生時には、いわゆるカー効果を利用
して、記録トラックに照射したレーザビームの反射光に
基づいて記録情報の再生を行うようになっている。
【0038】このような光ディスク記録再生装置2は、
ビデオカメラ本体1との接続を図った際に、該ビデオカ
メラ本体1の接続端子18に相対向する部分に接続端子
23が設けられている。そして、両者の接続を図る際に
は、光ディスク記録再生装置2の接続端子23と、ビデ
オカメラ本体1の接続端子18を接続することで両者の
電気的な接続を図ると共に、この状態でクランプネジ2
5によりビデオカメラ本体1に設けられた接続孔19を
介して両者をネジ止めすることにより、両者を一体化す
ることができるようになっている。
【0039】また、光ディスク記録再生装置2の操作パ
ネル26は、図2に示すように両者を接続した際に、ビ
デオカメラ本体1の本体操作パネル4と同じ面側に位置
するように設けられており、ビデオカメラ本体1及び光
ディスク記録再生装置2の各操作を同一面上で容易に行
うことができるようになっている。
【0040】光ディスク記録再生装置2の操作パネル2
6には、当該光ディスク記録再生装置2の再生、再生停
止、再生一時停止、早送り、早戻し等の操作を行うため
の操作スイッチ28と、当該光ディスク記録再生装置2
の現在の動作モードや再生している光磁気ディスク20
のタイトル等を表示するための液晶表示部24と、再生
している音声情報のレベルを調整するための音声レベル
調整スイッチ29と、イヤホンや接続ケーブルを接続す
るための接続端子30とが設けられている。
【0041】(第1の実施の形態の動作)次に、このよ
うな構成を有する当該第1の実施の形態のデジタルビデ
オカメラ装置の動作説明をする。このデジタルビデオカ
メラ装置は、前述のように「動画像記録モード(ムー
ビ)」、「静止画像記録モード(スチル)」、「ダブル
記録モード(ダブル)」及び「静止画像ダビングモード
(ダビング)」の計4通りの記録モード有しており、以
下に説明するようにそれぞれ特徴的な記録動作を行うよ
うになっている。ユーザは、選択スイッチ8を回動操作
することで、この各記録モードの中から所望の記録モー
ドを選択する。
【0042】(動画像記録モード時の動作)まず、ビデ
オカメラ本体1側で通常の撮像を行う場合、ユーザは、
ビデオカメラ本体1の選択スイッチ8を「ムービ」の位
置に回動操作してこの動画像記録モードを選択する。ビ
デオカメラ本体1の内部構造は、図3のブロック図に示
すようになっており、システムコントローラ35は、こ
の動画像記録モードが選択されると、記録再生系37を
記録一時停止状態に制御すると共に、前記光学レンズ5
やCCDイメージセンサを有する撮像部36により撮像
された撮像情報をビデオ/オーディオ信号処理部40に
供給する。ビデオ/オーディオ信号処理部40は、この
撮像情報に例えば画素間引き処理やライン間引き処理等
の小画面用の情報処理を施し、これを切り換えスイッチ
32に供給する。切り換えスイッチ32は、電子ビュー
ファインダ3が使用状態となっている場合は、前記小画
面用の情報処理を施した撮像情報を電子ビューファイン
ダ3側に供給し、液晶表示部7が使用状態となっている
場合は、前記小画面用の情報処理を施した撮像情報を液
晶表示部7側に供給する。これにより、現在撮像中の被
写体が電子ビューファインダ3或いは液晶表示部7に表
示されることとなる。
【0043】次にユーザは、被写体の倍率が所望の倍率
となるように図1に示すズーム操作部10を操作する。
システムコントローラ35は、このズーム操作部10の
操作に応じて撮像部36の撮像倍率を可変制御する。
【0044】ここで、ビデオ/オーディオ信号処理部4
0は、撮像部36からの撮像情報に基づいて前記小画面
用の撮像情報を形成する他、該撮像部36からの撮像情
報に対して例えばブロック化処理、シャフリング処理、
直交変換処理、量子化処理及び可変長符号化処理等の高
能率圧縮符号化処理を施すことで、記録用の撮像情報を
形成している。
【0045】また、このビデオ/オーディオ信号処理部
40には、マイクロホン6により集音された撮像時にお
ける外部の音声情報が増幅器38(アンプ)を介して供
給されている。当該ビデオカメラ装置では、音声情報の
記録モードとして例えば「48kモード」、「44.1
kモード」、「32kモード」、及び「32k−4チャ
ンネルモード」が設けられている。ビデオ/オーディオ
信号処理部40は、この各モードの中から予めユーザに
より選択された音声情報の記録モードに対応する処理を
前記音声情報に施す。
【0046】具体的には、「48kモード」、「44.
1kモード」、「32kモード」が選択されている場
合、ビデオ/オーディオ信号処理部40は、それぞれ4
8kHz、44.1kHz、32kHzのサンプリング
周波数のサンプリングクロックを用いて音声情報をサン
プリング処理すると共に16ビットの直線量子化処理を
施して第1チャンネル、第2チャンネルの計2チャンネ
ル分の音声情報を形成する。また、「32k−4チャン
ネルモード」が選択されている場合、ビデオ/オーディ
オ信号処理部40は、32kHzのサンプリング周波数
のサンプリングクロックを用いて音声情報をサンプリン
グ処理すると共に所定の非直線量子化処理により第1チ
ャンネル〜第4チャンネルの計4チャンネル分の各12
ビットの音声情報を形成する。
【0047】ユーザは、電子ビューファインダ3等に表
示される被写体像が所望の倍率となったタイミングで撮
影指示スイッチ9をオン操作する。システムコントロー
ラ35は、撮影指示スイッチ9がオン操作されると、ビ
デオ/オーディオ信号処理部40から前記記録用の撮像
情報及び音声情報を取り込み、これを記録再生アンプ3
9を介して記録再生系37の回転ヘッド41に供給す
る。
【0048】記録再生系37は、当該デジタルビデオカ
メラ装置が525/60システム対応の場合(NTSC
方式対応の場合)、1フレーム分の撮像情報を10トラ
ックに分割し、これらを回転ヘッド41によりビデオテ
ープ42に斜め記録する。また、「48kモード」、
「44.1kモード」、「32kモード」における各チ
ャンネルの音声情報は、第1チャンネルの音声情報を前
記10トラックのうち、前半5トラックに分割して記録
し、第2チャンネルの音声情報を前記10トラックのう
ち、後半5トラックに分割して記録する。また、「32
k−4チャンネルモード」における各チャンネルの音声
情報は、第1チャンネル及び第2チャンネルの音声情報
を前記10トラックのうち、前半5トラックに分割して
記録し、第3チャンネル及び第4チャンネルの音声情報
を前記10トラックのうち、後半5トラックに分割して
記録する。
【0049】また、記録再生系37は、当該デジタルビ
デオカメラ装置が625/50システム対応の場合(P
AL方式やSECAM方式対応の場合)、1フレーム分
の撮像情報を12トラックに分割し、これらを回転ヘッ
ド41によりビデオテープ42に斜め記録する。また、
「48kモード」、「44.1kモード」、「32kモ
ード」における各チャンネルの音声情報は、第1チャン
ネルの音声情報を前記12トラックのうち、前半6トラ
ックに分割して記録し、第2チャンネルの音声情報を前
記12トラックのうち、後半6トラックに分割して記録
する。また、「32k−4チャンネルモード」における
各チャンネルの音声情報は、第1チャンネル及び第2チ
ャンネルの音声情報を前記12トラックのうち、前半6
トラックに分割して記録し、第3チャンネル及び第4チ
ャンネルの音声情報を前記12トラックのうち、後半6
トラックに分割して記録する。
【0050】これにより、所望の被写体の撮像情報及び
撮像時における周囲の音声情報をビデオテープ42に記
録することができる。
【0051】なお、記録再生系37は、ビデオテープ4
2に対して各情報の記録を行うものであることとした
が、これは、ビデオカメラ本体1の記録媒体としてビデ
オテープ42が設けられている場合の例である。従っ
て、ビデオカメラ本体1の記録媒体として例えば光磁気
ディスク(例えばMDやDVD)等のリライタブルな光
ディスクが設けられている場合には、この記録再生系3
7は、光学ヘッドと磁気ヘッド等とからなる光磁気ヘッ
ドに置き換わり、また、ビデオカメラ本体1の記録媒体
として例えばフロッピーディスク(FD)等の磁気ディ
スクが設けられている場合には、この記録再生系37
は、磁気ヘッドに置き換わるものと理解されたい。
【0052】(静止画像記録モード時の動作)次に、当
該デジタルビデオカメラ装置で静止画像の撮像を行う場
合、ユーザは、ビデオカメラ本体1の選択スイッチ8を
「スチル」の位置に回動操作してこの静止画像記録モー
ドを選択する。図4は、図3に示した当該デジタルビデ
オカメラ装置の内部構成のうち、記録系を詳しく示した
ブロック図である。この図4において、システムコント
ローラ35は、静止画像記録モードが選択されると、記
録再生系37を記録一時停止状態に制御する。これによ
り、上述のように電子ビューファインダ3或いは液晶表
示部7に現在撮像中の被写体像が表示されることとな
る。
【0053】また、システムコントローラ35は、これ
と共に、ビデオカメラ本体1側に設けられた電源部43
からの電源を、接続端子18、23を介して光ディスク
記録再生装置2側に供給し、該光ディスク記録再生装置
2を動作可能状態に制御する。
【0054】当該実施の形態のデジタルビデオカメラ装
置では、光ディスク記録再生装置2の駆動電源を、ビデ
オカメラ本体1側に設けられた電源部43から取得する
ようになっている。このため、光ディスク記録再生装置
2を駆動するには、ビデオカメラ本体1との接続が必要
となるが、電源部を不要とすることができる分、小型軽
量化を図ることが可能となる。なお、光ディスク記録再
生装置2側に、別個、電源部を設けて該光ディスク記録
再生装置2を駆動するようにしてもよい。この場合、光
ディスク記録再生装置2を、ビデオカメラ本体1とは独
立して駆動可能とすることができることは勿論である。
【0055】次に、ユーザは、前記静止画像記録モード
の選択後に、所望のタイミングで前記撮影指示スイッチ
9をオン操作する。システムコントローラ35は、この
静止画像記録モード時に撮影指示スイッチ9がオン操作
されると、該撮影指示スイッチ9がオン操作される直前
に撮像していた撮像画像、及び所定時間分の音声を一旦
記憶し、これらを読み出して光ディスク記録再生装置2
側に供給する。
【0056】具体的には、図4に示す撮像部36は、C
CDイメージセンサ70により光学レンズ5を介して照
射される光学被写体像を取り込み、この光学被写体像に
応じた電気的な撮像信号を形成する。そして、CCDド
ライバ71による読み出し制御のタイミングでこの撮像
信号をA/D変換器72に供給し、デジタル化すること
で撮像データとし、これをビデオ/オーディオ信号処理
部40内の映像処理部73に供給する。
【0057】上述の「動画像記録モード」の場合には、
この映像処理部73は、撮像データに上述の圧縮符号化
処理を施すと共に誤り訂正符号を付加し、これをデータ
変調器75及び記録アンプ39aを介して記録再生系3
7に供給するのであるが、この「静止画像記録モード」
の場合には、圧縮符号化処理等を施した撮像データをバ
ッファメモリ74に供給する。バッファメモリ74は、
例えばフィールドメモリで構成されており、映像処理部
73から供給される1フィールド分の撮像データを一旦
記憶する。これにより、バッファメモリ74には、ユー
ザが、撮影指示スイッチ9をオン操作したタイミングで
撮像された1フィールド分の撮像データである静止画像
データが記憶されることとなる。
【0058】一方、マイクロホン6により集音された音
声は、ビデオ/オーディオ信号処理部40内のA/D変
換器76によりデジタル化され音声データとして音声処
理部77に供給される。上述の「動画像記録モード」の
場合には、この音声処理部77は、この音声データに上
述の圧縮符号化処理を施すと共に誤り訂正符号を付加
し、これをデータ変調器75及び記録アンプ39aを介
して記録再生系37に供給するのであるが、この「静止
画像記録モード」の場合には、圧縮符号化処理等を施し
た音声データをバッファメモリ78に供給する。バッフ
ァメモリ78は、例えば10秒分程度の音声データを一
旦記憶する。これにより、バッファメモリ78には、ユ
ーザが、撮影指示スイッチ9をオン操作したタイミング
で集音された10秒分程度の音声データが記憶されるこ
ととなる。
【0059】次に、このようにして各バッファメモリ7
4、78に静止画像データ及び音声データが記憶される
と、システムコントローラ35は、該各バッファメモリ
74、78から静止画像データ及び音声データを読み出
し、これを接続端子18、23を介して光ディスク記録
再生装置2側のデータ変調器81に供給すると共に、光
ディスク記録再生装置2側のシステムコントローラ80
に、該各データの記録を指定する記録コマンドを供給す
る。
【0060】光ディスク記録再生装置2は、前記各デー
タが供給されると、データ変調器81により該データに
対して所定のデータ変調処理を施すと共に、これらを記
録アンプ82を介して記録再生系83に供給する。シス
テムコントローラ80は、ビデオカメラ本体1のシステ
ムコントローラ35から供給された記録コマンドに対応
して記録アンプ82から供給された各データを記録する
ように記録再生系83を制御する。
【0061】記録再生系83は、主に、光磁気ディスク
20を例えば角速度一定(或いは線速度一定)で回転駆
動するスピンドルモータ84と、この回転駆動される光
磁気ディスク20にレーザビームを照射する光学ヘッド
85と、光磁気ディスク20上のレーザビームの照射箇
所に、前記各データに応じた磁界を印加する磁気ヘッド
86とで構成されている。そして、この記録時には、光
学ヘッド85から光磁気ディスク20に対して記録用強
度のレーザビームを照射して、該照射箇所の温度をいわ
ゆるキュリー温度まで上昇させる。磁気ヘッド86は、
このキュリー温度まで熱っせられたレーザビームの照射
箇所に前記各データに応じた磁界を印加する(磁界変調
方式)。これにより、光磁気ディスク20上の前記レー
ザビームの照射箇所が、印加された磁界に応じて磁化さ
れ、前記静止画像データ及びこの静止画像の撮影時にお
ける10秒分の音声データが記録されることとなる。ま
た、記録再生系83は、この各データの記録と共に、該
各データを記録したアドレスを示すアドレス情報を、デ
ィスク最内周に位置するユーザTOC領域に記録する。
そして、再生時には、このユーザTOC領域に記録され
たアドレス情報に基づいて、指定された静止画像(及び
音声)の再生を行う。
【0062】このように、当該実施の形態のデジタルビ
デオカメラ装置は、「静止画像記録モード」が選択され
ると、撮像された静止画像及び対応する音声を、ビデオ
カメラ本体1に接続された光ディスク記録再生装置2側
で記録する。これにより、ビデオカメラ本体1は動画記
録用として用い、光ディスク記録再生装置2は静止画像
用として用いることができ、当該デジタルビデオカメラ
装置1台で動画像及び静止画像の両方を記録可能とする
ことができる。このため、例えばユーザが旅行に行く際
に、静止画像用としてデジタルスチルカメラ装置を用意
し、動画像用としてデジタルビデオカメラ装置を用意す
る等のように、用途に応じた2つの画像記録装置を携帯
する不都合を防止することができ、経済的負担を軽減す
ることができると共に、旅行に携帯する荷物を減らすこ
とができる。
【0063】また、静止画像は、光ディスク記録再生装
置2により光磁気ディスク20に記録するようにしてい
るため、数10枚〜2000枚にも及ぶ多くの静止画像
を記録した場合でも、前記このユーザTOC領域に記録
されたアドレス情報に基づいて、指定された静止画像
(及び音声)を瞬時に検索して再生可能とすることがで
きる。
【0064】近年は、パーソナルコンピュータ装置が普
及しており、このパーソナルコンピュータ装置上で静止
画像を取り扱うことも多いのであるが、当該デジタルビ
デオカメラ装置を用いることにより、光ディスク記録再
生装置2で記録された所望の静止画像をパーソナルコン
ピュータ装置上で簡単に取り扱い可能とすることができ
る。
【0065】(ダブル記録モード時の動作)次に、ビデ
オカメラ本体1におけるビデオテープ42への動画記録
は長手記録となるため、所望の画像を検索するのに時間
を要する。このため、当該デジタルビデオカメラ装置に
は、記録操作から所定時間分の動画像等を光ディスク記
録再生装置2側で記録しておくことで、光ディスク記録
再生装置2側で記録された動画像を、ビデオカメラ本体
1側でビデオテープ42に記録された動画像の、言わば
インデックス代わりとする「ダブル記録モード」と呼ぶ
記録モードが設けられている。
【0066】(記録動作)この「ダブル記録モード」で
の撮像を行う場合、ユーザは、ビデオカメラ本体1の選
択スイッチ8を「ダブル」の位置に回動操作してこのダ
ブル記録モードを選択する。そして、所望のタイミング
で前記撮影指示スイッチ9をオン操作する。このダブル
記録モードが選択されると、図4に示すビデオカメラ本
体1側のシステムコントローラ35は、撮影指示スイッ
チ9がオン操作されたタイミングで記録を開始するよう
に記録再生系37を制御する。また、撮影指示スイッチ
9が再度オン操作された場合は、記録を一時停止するよ
うに記録再生系37を制御する。これにより、上述の
「動画像記録モード」時と同様に、撮影指示スイッチ9
の操作に応じて被写体像の記録が行われることとなる。
【0067】ここで、システムコントローラ35は、撮
影指示スイッチ9がオン操作されると、ビデオカメラ本
体1側に設けられているタイマ88をリセットしここか
ら撮影時間のカウントを開始する。そして、例えば撮影
開始から30秒分の撮像データ及び音声データを光ディ
スク記録再生装置2側にも供給するように映像処理部7
3及び音声処理部77を制御する。
【0068】なお、撮影開始から30秒以内に、再度撮
影指示スイッチ9がオン操作された場合、この再度撮影
指示スイッチ9がオン操作されるまでの間の前記各デー
タを光ディスク記録再生装置2側にも供給するように映
像処理部73及び音声処理部77を制御すると共に、再
度撮影指示スイッチ9がオン操作され記録再生系37を
一時停止制御した時点で前記タイマ88をリセットす
る。そして、再々度撮影指示スイッチ9がオン操作され
たタイミングで前述の撮影時間のカウントを再開する。
【0069】また、撮影時間が、撮影開始から例えば5
分以上となった場合(撮影指示スイッチ9が最初にオン
操作されてから次に撮影指示スイッチ9がオン操作され
るまでに5分以上経過した場合)は、この5分経過から
30秒分の各データを光ディスク記録再生装置2側にも
供給するように映像処理部73及び音声処理部77を制
御する。
【0070】すなわち、光ディスク記録再生装置2側に
は、記録開始から30秒分の各データが供給され、以後
5分の記録時間が経過する毎に30秒分の各データが供
給されることとなる。そして、システムコントローラ3
5は、このように各データを光ディスク記録再生装置2
側に供給すると共に、この各データのビデオテープ42
上の記録位置を示すインデックスIDを光ディスク記録
再生装置2側に供給する。
【0071】具体的には、理解容易とするために例えば
図5に示すように5分単位のデータ1〜データN(DA
TA 1〜DETA N:各データは前記撮像データ及
び音声データを示す。)がビデオカメラ本体1側のビデ
オテープ42に記録されたとすると、光ディスク記録再
生装置2側には、各データ1〜Nの先頭から30秒分の
データが供給されることとなる。光ディスク記録再生装
置2は、この各データ1〜Nの先頭から30秒分の各デ
ータを、図5に示すように光磁気ディスク20の内周側
から外周側にかけて順に記録する。そして、この各デー
タの記録アドレスを図5中斜線で示すディスク最内周の
ユーザTOC領域に記録すると共に、各データの前記ビ
デオテープ42上の記録位置を示すインデックスIDを
リードイン領域に記録する。これにより、ビデオカメラ
本体1で記録された一纏まり毎の各データの先頭部分の
みを光ディスク記録再生装置2側で言わばインデックス
(以下、インデックスデータと呼ぶ。)として記録する
ことができる。
【0072】なお、ビデオテープ42に対する各データ
の記録をLPモードで行った場合、90分の記録が可能
であるため、光磁気ディスク20の容量としては、(9
0分÷5分)×30秒=9分の容量があればよい。
【0073】(検索動作)次に、このように光磁気ディ
スク20にインデックスデータが記録されると、ビデオ
カメラ本体1側でビデオテープ42に記録された所望の
画像の検索が可能となる。
【0074】すなわち、この所望の画像の検索を行う場
合、ユーザは、図1に示す光ディスク記録再生装置2の
操作パネル26に設けられている再生キーをオン操作す
る。図3に示す光ディスク記録再生装置2側のシステム
コントローラ80は、再生キーがオン操作されると、光
磁気ディスク20に記録されているインデックスデータ
を順に再生制御し、これらを接続端子23、18を介し
てビデオカメラ本体1側に供給する。ビデオカメラ本体
1側のビデオ/オーディオ信号処理部40は、光ディス
ク記録再生装置2により再生されたインデックスデータ
が供給されると、これに記録時の圧縮符号化処理に対応
する伸張復号化処理を施し、電子ビューファインダ3、
液晶表示部7、或いはビデオ出力端子89にモニタ装置
が接続されている場合はこのモニタ装置に該伸張復号化
処理を施したインデックスデータを供給する。これによ
り、電子ビューファインダ3、液晶表示部7、或いは前
記モニタ装置に、30秒ずつのインデックス動画像が表
示されることとなる。
【0075】なお、光ディスク記録再生装置2は、操作
パネル26に設けられているスキップキーがオン操作さ
れると、このオン操作毎に光磁気ディスク20に記録さ
れているインデックスデータを順次スキップしながら再
生する。各インデックスデータは、光磁気ディスク20
に記録されているため、このようなランダムアクセスも
高速で行うことができる。ユーザは、このように再生さ
れるインデックス動画像を見ながら所望の動画像を検索
することとなる。
【0076】次に、ユーザは、このように連続的に再生
されるインデックス動画像により所望の動画像を検索し
た後に、図1に示すビデオカメラ本体1の選択スイッチ
8を「再生」の位置に回動操作してビデオテープ42に
記録された撮影画像の再生を指定する再生モードを選択
する。
【0077】図3に示すシステムコントローラ35は、
この再生モードが選択されると、現在、光磁気ディスク
20から再生されているインデックス画像を先頭から新
たに再生するように光ディスク記録再生装置2を制御す
ると共に、この再生されたインデックス画像を前記液晶
表示部7等に表示制御する。これにより、ユーザに対し
ては、所望の撮影画像が即座に再生されたものとして見
せることができる。
【0078】次に、前述のようにインデックス画像は、
それぞれ30秒分が光磁気ディスク20に記録されてい
る。このため、システムコントローラ35は、この光磁
気ディスク20から30秒分のインデックス画像が再生
されている間を利用して、ビデオテープ42に記録され
ている撮像画像の検索を行う。
【0079】具体的には、各インデックス画像は、ビデ
オテープ42上の記録位置を示すインデックスIDが付
加されて光磁気ディスク20に記録されている。そし
て、各インデックス画像の再生時には、このインデック
スIDも再生される。このため、システムコントローラ
35は、前記30秒分のインデックス画像が再生されて
いる間に、このインデックスIDを取り込み、ビデオテ
ープ42上に記録されている、現在再生中のインデック
ス画像に対応する撮像画像を検索する。そして、インデ
ックス画像の再生終了後に、このインデックス画像に続
く撮像画像をビデオテープ42から再生して液晶表示部
7等に供給するように記録再生系37を再生制御する。
【0080】すなわち、ユーザにより選択された撮像画
像は、最初の30秒間は、光磁気ディスク20から再生
され、この間にビデオテープ42上から検索され、該3
0秒経過後は、ビデオテープ42上から再生されること
となる。これにより、撮像画像をビデオテープ42に記
録したにも拘わらず、あたかも光ディスクに記録したよ
うな高速検索を可能とすることができる。そして、この
動作は、液晶表示部7等に表示された撮像画像を見てい
るユーザには、気付かれないうちに行われることとな
る。
【0081】(静止画像ダビングモード時の動作)次
に、当該デジタルビデオカメラ装置では、ビデオテープ
42に記録された撮像画像のうち、所望の撮像画像を静
止画像として光磁気ディスク20に記録可能となってい
る。
【0082】このビデオテープ42に記録された撮像画
像のうち、所望の撮像画像を静止画像として光磁気ディ
スク20に記録する場合には、ユーザは、ビデオカメラ
本体1の選択スイッチ8を「ダビング」の位置に回動操
作してこの静止画像ダビングモードを選択する。
【0083】図6は、図3に示した当該デジタルビデオ
カメラ装置の内部構成のうち、再生系を詳しく示したブ
ロック図なのであるが、この図6において、システムコ
ントローラ35は、静止画像ダビングモードが選択され
ると、記録再生系37を再生状態に制御する。これによ
り、ビデオテープ42に記録された撮像画像の撮像デー
タ及び音声データが再生されることとなる。この再生さ
れた撮像データ及び音声データは、データ復調器91に
より復調される。そして、撮像データは、ビデオ/オー
ディオ信号処理部40内の映像処理部73に、音声デー
タは、ビデオ/オーディオ信号処理部40内の音声処理
部77にそれぞれ供給される。
【0084】映像処理部73は、撮像データに対して、
記録時の圧縮符号化処理に対応する伸張復号化処理を施
すと共に誤り訂正処理を施し、これをD/A変換器92
を介してアナログ化し、電子ビューファインダ3、液晶
表示部7或いは前記ビデオ出力端子89にモニタ装置が
接続されている場合は、このモニタ装置に供給する。ま
た、音声処理部77は、音声データに対して、記録時の
圧縮符号化処理に対応する伸張復号化処理を施すと共に
誤り訂正処理を施し、これをD/A変換器93を介して
アナログ化し、前記ビデオ出力端子89にモニタ装置が
接続されている場合は、このモニタ装置に供給する。こ
れにより、前記液晶表示部7等に、ビデオテープ42か
ら再生された撮像画像が表示されることとなる。
【0085】次に、ユーザは、この液晶表示部7等に再
生される撮像画像を見ながら所望の画像を検索する。そ
して、所望の画像が表示された際に、撮影指示スイッチ
9をオン操作する。この静止画像ダビングモード時に、
撮影指示スイッチ9がオン操作されると、システムコン
トローラ35は、このオン操作のタイミングで、伸張復
号化処理前の、データ復調器91からの1フィールド分
の撮像データ及びこれに対応する例えば10秒分の音声
データを光ディスク記録再生装置2側に供給する。シス
テムコントローラ35は、この光ディスク記録再生装置
2側への撮像データ及び音声データの供給を、前記撮影
指示スイッチ9がオン操作される毎に行う。
【0086】光ディスク記録再生装置2は、1フィール
ド分の撮像データ及びこれに対応する音声データが供給
されると、上述のようにデータ変調器81により所定の
変調処理を施し、記録アンプ82を介して記録再生系8
3に供給する。そして、この記録再生系83で、前記1
フィールド分の撮像データである静止画像、及び対応す
る音声を光磁気ディスク20に記録する。これにより、
ビデオテープ42に記録された撮像画像の中から選択さ
れた所望の静止画像及び対応する音声を、光ディスク記
録再生装置2側の光磁気ディスク20に記録することが
できる。このため、この光磁気ディスク20に記録した
静止画像をパーソナルコンピュータ装置内に簡単に取り
込み可能とすることができる。
【0087】なお、上述のようにビデオテープ42に記
録された撮像データには、該ビデオテープ42上の記録
位置を示すインデックスIDが付加されている。このた
め、システムコントローラ35は、光磁気ディスク20
に前記静止画像を記録する際に、前記インデックスID
を付加して記録する。これにより、以下に説明する再生
時には、上述のダブル記録モードにおける検索動作と同
様に、インデックスIDに基づいて、ビデオテープ42
上に記録された撮影画像が検索可能となる。
【0088】すなわち、ユーザは、静止画像の再生を指
定すると、上述のように光磁気ディスク20に記録され
た静止画像が順次再生される。この際、システムコント
ローラ35は、静止画像と共に光磁気ディスク20から
再生されるインデックスIDに基づいて、ビデオテープ
42上に記録された、前記静止画像に対応する撮影画像
を検索する。そして、ユーザからこのビデオテープ42
上に記録された撮影画像の再生が指定された際に、前記
検索した撮影画像の再生制御を行う。これにより、光磁
気ディスク20に記録された静止画像の元となる撮影画
像を簡単に再生することができる。
【0089】以上の説明から明らかなように、本発明の
第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ装置は、「静
止画像記録モード」において、ビデオカメラ本体1でビ
デオテープ42に動画像を記録し、光ディスク記録再生
装置2で光磁気ディスク20に静止画像を記録すること
により、光磁気ディスク20の特徴を生かして該記録し
た静止画像のランダムアクセスを可能とすることができ
る。また、光磁気ディスク20に記録した静止画像を、
例えばJPEG画像としてパーソナルコンピュータ装置
に簡単に取り込み可能とすることができる。
【0090】また、「ダブル記録モード」においては、
ビデオカメラ本体1でビデオテープ42に記録される一
纏まりの各動画像の各先頭部分を、光ディスク記録再生
装置2で光磁気ディスク20に記録することにより、光
磁気ディスク20上にビデオテープ42に記録した動画
像のインデックスを形成することができる。また、ビデ
オテープ42に記録した動画像の検索の際には、この光
磁気ディスク20に記録された前記インデックス用の動
画像を用い、検索された動画像の再生時には、インデッ
クス用の動画像を再生している間に、ビデオテープ42
に記録された該対応する動画像を検索して再生すること
により、ビデオテープ42に記録された動画像の擬似的
なランダムアクセスを可能とすることができる。
【0091】さらに、「静止画像ダビングモード」にお
いては、ビデオテープ42に記録された動画像のうち、
所望の画像を静止画像として光磁気ディスク20に記録
することにより、ビデオテープ42に記録した動画像の
中から所望の静止画像を選択して光磁気ディスク20に
記録することができる。このため、ビデオテープ42に
記録した動画像の一部(前記所望の静止画像)をパーソ
ナルコンピュータ装置で簡単に取り扱い可能とすること
ができる。
【0092】なお、上述の第1の実施の形態の説明で
は、光ディスク記録再生装置2を設け光磁気ディスク2
0に対する記録及び再生を行うこととしたが、「静止画
像記録モード」及び「静止画像ダビングモード」を実行
する際には再生機能は不要となる。このため、当該実施
の形態のデジタルビデオカメラ装置において、この2つ
のモードのみ実行可能とする場合は、再生機能は備え
ず、光磁気ディスク20に対して記録のみを行う光ディ
スク記録装置を設ければよい。
【0093】〔第2の実施の形態〕次に本発明に係るビ
デオカメラ装置を適用したデジタルビデオカメラ装置の
第2の実施の形態の説明をする。上述の第1の実施の形
態のデジタルビデオカメラ装置は、ビデオカメラ本体1
と光ディスク記録再生装置2とを電気的及び機械的に接
続することで両者を一体的に保持するものであったが、
この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ装置は、
ビデオカメラ本体1と光ディスク記録再生装置2とを電
気的にのみ接続することで両者を分離的に保持可能とし
たものである。なお、この第1の実施の形態と第2の実
施の形態とでは、この点のみ異なるため、以下この差異
の説明のみ行い、同じ動作を示す箇所には同じ符号を用
いる等して重複した説明は省略する。
【0094】(第2の実施の形態の構成)すなわち、こ
の第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ装置は、図
7に示すようにビデオカメラ本体1に接続端子15を有
し、また、光ディスク記録再生装置2にも同様の接続端
子30を有している。ビデオカメラ本体1の接続端子1
5は、静止画像データや動画像データ及びインデックス
ID等のデータの入出力を行うためのデータ入出力端子
15aと、ビデオカメラ本体1のシステムコントローラ
35及び光ディスク記録再生装置2のシステムコントロ
ーラ80の間で行われる通信に用いられる制御データの
入出力を行うための制御端子15bとが一体的に構成さ
れている。同様に、光ディスク記録再生装置2の接続端
子30も、静止画像データや動画像データ及びインデッ
クスID等のデータの入出力を行うためのデータ入出力
端子30aと、前記各システムコントローラ35、80
の間で行われる通信に用いられる制御データの入出力
や、図3に示したビデオカメラ本体1の電源部43から
の電源を光ディスク記録再生装置2側に供給するための
制御端子30bとが一体的に構成されている。
【0095】(第2の実施の形態の動作)ユーザは、こ
の各接続端子15、30によりビデオカメラ本体1及び
光ディスク記録再生装置2の電気的な接続を図る場合、
その両端部に接続ジャック47、48を有する接続ケー
ブル46を該各接続端子15、30に接続する。各接続
ジャック47、48は、各データ入出力端子15a、3
0a及び各制御端子15b、30bに接続可能なデータ
ジャック50及び制御ジャック49を有している。
【0096】図3に示すシステムコントローラ35は、
例えば接続端子15に現れる電圧値等により接続ケーブ
ル46の接続の有無を検出しており、接続ケーブル46
が接続されたことを判断すると、ビデオカメラ本体1の
電源部43からの電源を光ディスク記録再生装置2側に
供給すると共に、接続ケーブル46を介して光ディスク
記録再生装置2側のシステムコントローラ80の間で通
信を行い、上述の第1の実施の形態で説明した記録動作
や再生動作を制御する。
【0097】これにより、上述の第1の実施の形態のデ
ジタルビデオカメラ装置と同じ効果を得ることができる
うえ、ビデオカメラ本体1と光ディスク記録再生装置2
とを分離したかたちで保持することを可能とすることが
できる。従って、ユーザに対してビデオカメラ本体1及
び光ディスク記録再生装置2の一体的な保持(第1の実
施の形態)、及び分離的な保持(当該第2の実施の形
態)の2つの保持形態を提供することができる。
【0098】〔第3の実施の形態〕次に本発明に係るビ
デオカメラ装置を適用したデジタルビデオカメラ装置の
第3の実施の形態の説明をする。なお、この第3の実施
の形態のデジタルビデオカメラ装置は、以下に説明する
ように外観こそ違え、基本的な構成は上述各実施の形態
のデジタルビデオカメラ装置と同様であるため、この第
3の実施の形態の説明において、上述の各実施の形態の
デジタルビデオカメラ装置と同じ動作を示す箇所には同
じ符号を付し、その詳細な説明は省略することとする。
【0099】(第3の実施の形態の構成)この第3の実
施の形態のデジタルビデオカメラ装置は、その外観が図
8に示すようにビデオカメラ本体1が横長の箱形形状と
なっており、ビデオカメラ本体1の側面部よりも若干小
さめの液晶表示部55と、スピーカ部51とを有してい
る。また、光ディスク記録再生装置2は、前記液晶表示
部55と略々同じ大きさを有しており、液晶表示部55
の反表示面側に該液晶表示部55と機械的には勿論のこ
と、その内部に設けられた接続端子により電気的にも一
体的に設けられている。言い換えれば、この光ディスク
記録再生装置2は、液晶表示部55と表裏一体に設けら
れている。
【0100】この図8に示す液晶表示部55は折り畳ま
れた状態を示しており、使用時には回動軸56を軸とし
て、当該液晶表示部55を外方向へ開くようにして回動
させることで、図9に示すように内側の表示部が現れる
ようになっている。この液晶表示部55は、この例にお
いては光ディスク記録再生装置2と略々同じ大きさとな
っているため、上述の各実施の形態のビデオカメラ本体
1に設けられていた液晶表示部7よりも撮像画像等を大
きく表示可能となっている。
【0101】また、この図9において、液晶表示部55
を外方向へ開くようにして回動させることで、ビデオカ
メラ本体1内側のビデオカセット部67が現れるように
なっており、ユーザは、このビデオカセット部67を開
成操作して、ビデオカセットをビデオカメラ本体1に対
して着脱するようになっている。
【0102】スピーカ部51は、選択スイッチ8や撮像
指示スイッチ9等が設けられている本体操作パネル57
の上部側に設けられている。このスピーカ部51の側方
には、スピーカ部51をオンオフ操作するためのスピー
カオンオフスイッチ53が設けられており、ユーザは、
このスピーカ部51を使用する際にこのスピーカオンオ
フスイッチ53をオン操作するようになっている。
【0103】(第3の実施の形態の動作)上述の各実施
の形態で説明したように、光磁気ディスク20には、所
望の動画(先頭部分のみ)、或いは所望の静止画像と共
に、撮像時における例えば10秒程度の音声情報が記録
されるようになっているのであるが、上述の各実施の形
態のデジタルビデオカメラ装置では、スピーカ部が設け
られていないため、前記ビデオ出力端子89を介して外
部のスピーカ装置にこの音声情報を供給しない限り音響
出力を得ることはできない。これに対して、当該第3の
実施の形態のデジタルビデオカメラ装置には、前記スピ
ーカ部51が設けられているため、外部のスピーカ装置
に接続を図ることなく、光磁気ディスク20に記録され
た音声情報に応じた音響出力を得ることができるように
なっている。
【0104】すなわち、ユーザは、図8に示すスピーカ
オンオフスイッチ53をオン操作すると共に、ビデオカ
メラ本体1を再生状態、或いは光ディスク記録再生装置
2を再生状態とすると、図3に示すシステムコントロー
ラ35は、スピーカオンオフスイッチ53がオン操作さ
れたことを検出すると、上述の各実施の形態と同様に液
晶表示部55にビデオテープ42に記録された動画像、
或いは光磁気ディスク20に記録された静止画像(或い
は動画像:前記先頭部分)を表示制御すると共に、ビデ
オテープ42に記録された音声情報、或いは光磁気ディ
スク20に静止画像と共に記録された音声情報を取り込
み、これをビデオ/オーディオ信号処理部40に供給す
る。
【0105】ビデオ/オーディオ信号処理部40は、前
記音声情報に対して記録時に施された圧縮符号化処理及
び変調処理に対応する伸張復号化処理及び復調処理を施
し、これを図3中点線で示すスピーカ部51に供給す
る。これにより、スピーカ部51を介して、ビデオテー
プ42に記録された動画像に対応する音響出力、或いは
光磁気ディスク20に記録された静止画像に対応する音
響出力を得ることができる。従って、当該第3の実施の
形態のデジタルビデオカメラ装置のみで撮像した映像及
び音声を視聴することができる。
【0106】最後に、上述の各実施の形態の説明は、本
発明の一例である。このため、本発明は、各実施の形態
に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸
脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可
能であることは勿論である。
【0107】
【発明の効果】本発明に係るビデオカメラ装置は、当該
ビデオカメラ装置をスチルカメラ装置と兼用可能とする
ことができ、ユーザの経済的負担、及び旅行等に形態す
る際の荷物の量を減らすことができる。また、第2の記
録媒体は、ランダムアクセス可能な記録媒体であるた
め、これに記録した静止画像のランダムアクセスを可能
とすることができ、コンピュータ装置等に容易に取り込
み可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラ装置を適用した第1
の実施の形態となるデジタルビデオカメラ装置の分解斜
視図である。
【図2】前記第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置を構成するビデオカメラ本体及び光ディスク記録再
生装置を電気的及び機械的に接続した様子を示す斜視図
である。
【図3】前記第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置の全体的なブロック図である。
【図4】前記第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置の記録系のブロック図である。
【図5】前記第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置に設けられているダブル記録モード時に、光ディス
ク記録再生装置で光磁気ディスクに記録される動画像の
記録形態を概念的に説明するための図である。
【図6】前記第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置の再生系のブロック図である。
【図7】本発明に係るビデオカメラ装置を適用した第2
の実施の形態となるデジタルビデオカメラ装置のビデオ
カメラ本体及び光ディスク記録再生装置を接続ケーブル
で接続した様子を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るビデオカメラ装置を適用した第3
の実施の形態となるデジタルビデオカメラ装置の斜視図
である。
【図9】前記第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ
装置のビデオテープ着脱機構及び液晶表示部を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ本体、2…光ディスク記録再生装置、
3…電子ビューファインダ、4…本体操作パネル、5…
光学レンズ、6、52…マイクロホン、7、55…液晶
表示部、8…選択スイッチ、9…撮像指示スイッチ、1
0…ズーム操作部、15、30…接続端子、18、23
…接続端子、19…接続孔、20…光磁気ディスク、2
5…クランプネジ、26…操作パネル、28…操作スイ
ッチ、29…音声レベル調整スイッチ、35、80…シ
ステムコントローラ、36…撮像部、37…記録再生
系、40…ビデオ/オーディオ信号処理、41…回転ヘ
ッド、42…ビデオテープ、46…接続ケーブル、4
7、48…接続ジャック、51…スピーカ部、53…ス
ピーカオンオフスイッチ、84…スピンドルモータ、8
5…光学ヘッド、86…磁気ヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像及び静止画像の撮像を行い動画像
    情報及び静止画像情報を形成する撮像手段と、 前記撮像手段からの少なくとも動画像情報を第1の記録
    媒体に記録する第1の記録手段と、 前記撮像手段からの少なくとも静止画像情報を、ランダ
    ムアクセス可能な第2の記録媒体に記録する第2の記録
    手段とを有するビデオカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記録手段は、撮影開始時から
    所定時間分の動画像情報を前記第2の記録媒体に記録す
    ると共に、撮影継続中は、所定時間間隔で所定時間分の
    動画像情報を前記第2の記録媒体に記録することを特徴
    とする請求項1記載のビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の記録手段は、前記第2の記録
    媒体に動画像情報を記録する際に、この第2の記録媒体
    に記録される動画像情報に対応する、前記第1の記録媒
    体に記録される動画像情報の該第1の記録媒体上の記録
    位置を示す位置情報を付加して記録することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の記録媒体に記録された動画像
    情報を再生する第1の再生手段と、 前記第2の記録媒体に記録された動画像情報及び前記位
    置情報を再生する第2の再生手段と、 前記第2の再生手段により再生された動画像情報の中か
    ら所望の動画像情報を指定するための動画像指定手段
    と、 前記動画像指定手段により指定された動画像情報を再生
    するように前記第2の再生手段を制御すると共に、該動
    画像指定手段により指定された動画像情報に付されてい
    る前記位置情報に基づいて、前記第2の記録媒体から再
    生されている動画像情報に対応する動画像情報を前記第
    1の記録媒体から検索して再生するように前記第1の再
    生手段を制御する再生制御手段と、 出力される動画像情報が、前記第2の再生手段で再生さ
    れた動画像情報から前記第1の再生手段で検索され再生
    された動画像情報に適宣切り換わるように、該各動画像
    情報を所定のタイミングで切り換えて出力する切り換え
    出力手段とを有することを特徴とする請求項3記載のビ
    デオカメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の記録媒体に記録された動画像
    情報を再生する第1の再生手段と、 前記第1の再生手段により再生された動画像情報の中か
    ら所望の画像を指定するための指定手段とを有し 前記第2の記録手段は、前記指定手段により指定された
    画像を静止画像情報として前記ランダムアクセス可能な
    第2の記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記
    載のビデオカメラ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の記録手段は、前記第2の記録
    媒体に静止画像情報を記録する際に、この第2の記録媒
    体に記録される静止画像情報に対応する、前記第1の記
    録媒体に記録されている動画像情報の該第1の記録媒体
    上の記録位置を示す位置情報を付加して記録することを
    特徴とする請求項5記載のビデオカメラ装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記録媒体に記録された静止画
    像情報及び前記位置情報を再生する第2の再生手段と、 前記第2の再生手段により再生された静止画像情報の中
    から所望の静止画像情報を指定するための静止画像指定
    手段と、 前記静止画像指定手段により指定された静止画像情報を
    再生するように前記第2の再生手段を制御すると共に、
    前記静止画像指定手段により指定された静止画像情報に
    付されている前記位置情報に基づいて、前記第2の記録
    媒体から再生されている静止画像情報に対応する動画像
    情報を前記第1の記録媒体から検索して再生するように
    前記第1の再生手段を制御する再生制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項6記載のビデオカメラ装置。
JP14159698A 1998-05-22 1998-05-22 ビデオカメラ装置 Expired - Fee Related JP3959842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14159698A JP3959842B2 (ja) 1998-05-22 1998-05-22 ビデオカメラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14159698A JP3959842B2 (ja) 1998-05-22 1998-05-22 ビデオカメラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11341407A true JPH11341407A (ja) 1999-12-10
JP3959842B2 JP3959842B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=15295693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14159698A Expired - Fee Related JP3959842B2 (ja) 1998-05-22 1998-05-22 ビデオカメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3959842B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223886A (ja) * 2004-02-07 2005-08-18 Samsung Techwin Co Ltd デジタル撮影装置の制御方法及びその方法を使用したデジタル撮影装置
JP2005277958A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Sharp Corp 撮像記録システム、撮像装置、及び記録装置
JP2005324546A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Fuji Photo Film Co Ltd 代表画像付与装置および方法並びにプログラム
US7991266B2 (en) 2004-04-15 2011-08-02 Fujifilm Corporation Representative image providing system and representative image providing method
US8243168B2 (en) 2002-05-14 2012-08-14 Nikon Corporation Image manager and digital camera

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8243168B2 (en) 2002-05-14 2012-08-14 Nikon Corporation Image manager and digital camera
JP2005223886A (ja) * 2004-02-07 2005-08-18 Samsung Techwin Co Ltd デジタル撮影装置の制御方法及びその方法を使用したデジタル撮影装置
JP2012124958A (ja) * 2004-02-07 2012-06-28 Samsung Electronics Co Ltd デジタル撮影装置の制御方法及びその方法を使用したデジタル撮影装置
US8810690B2 (en) 2004-02-07 2014-08-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
US9124854B2 (en) 2004-02-07 2015-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
US9813788B2 (en) 2004-02-07 2017-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
US10334336B2 (en) 2004-02-07 2019-06-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
US10341749B2 (en) 2004-02-07 2019-07-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of controlling digital photographing apparatus and digital photographing apparatus using the same
JP2005277958A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Sharp Corp 撮像記録システム、撮像装置、及び記録装置
JP2005324546A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Fuji Photo Film Co Ltd 代表画像付与装置および方法並びにプログラム
JP4663384B2 (ja) * 2004-04-15 2011-04-06 富士フイルム株式会社 代表画像付与装置および方法並びにプログラム
US7991266B2 (en) 2004-04-15 2011-08-02 Fujifilm Corporation Representative image providing system and representative image providing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3959842B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3614120B2 (ja) 撮像装置
JP3959842B2 (ja) ビデオカメラ装置
JP3020595B2 (ja) 静止画記録再生装置の記録方法
JPS58108882A (ja) 電子カメラ
JP4058154B2 (ja) ビデオ記録再生装置およびビデオ記録再生方法
JP2000069407A (ja) 画像記録再生装置
JP3698224B2 (ja) 画像記録/再生装置及び画像再生装置
JP3162194B2 (ja) 音声記録可能な電子スチルカメラおよびその再生システム
JP4423698B2 (ja) サムネイル表示装置
JP2005168036A (ja) 電子機器および表示制御方法
JP3728005B2 (ja) 記録再生装置
JP2000013724A (ja) ビデオカメラ装置
JPH03218190A (ja) 画像信号記録及び再生装置
JPH05183790A (ja) 電子スチルカメラ
JP3640605B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2000041214A (ja) 静止画像記録装置及び方法
JPH11275498A (ja) ビデオカメラ装置
JPH0923360A (ja) 映像装置及び映像記録装置
JP2003163866A (ja) 再生時間表示方法及び装置
JP2001357599A (ja) 情報記録装置
JP3134943B2 (ja) 再生装置
JPH0327686A (ja) スチルビデオ装置
JPH0822043B2 (ja) 電子カメラ
JP2000069330A (ja) ビデオカメラ装置
JP2004180232A (ja) 信号記録再生カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees