JPH11341229A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH11341229A
JPH11341229A JP10150010A JP15001098A JPH11341229A JP H11341229 A JPH11341229 A JP H11341229A JP 10150010 A JP10150010 A JP 10150010A JP 15001098 A JP15001098 A JP 15001098A JP H11341229 A JPH11341229 A JP H11341229A
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JP10150010A
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Mitsuhiko Sato
光彦 佐藤
Nobuo Sekiguchi
信夫 関口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた生産性を維持しつつ文書方向の判別を
行うことができる画像処理装置を提供すること。 【解決手段】1枚目の原稿に対する文書方向判別結果が
出力される前に2枚目の原稿の読取開始のイベントが到
来すると、S108から、S101、S102、S10
4を経て、S105に進み、文書方向判別処理中である
から、S106に進んで文書方向判別処理の中断指示を
文書方向自動判別部214に対して行う。文書方向自動
判別部214はこの中断指示を受けて判別処理を中断
し、その時点での判別結果を出力する。そして、S10
9で、その1枚目の原稿の判別結果をリードして、原稿
画像データと関連づけて記憶装置205に格納し、さら
に、S107で文書方向自動判別部214に対して2枚
目の原稿の文書方向判別処理の開始指示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像方向を自動判
別可能な画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置で原稿上の画像を読
み取り、画像データに変換する場合には、原稿に記載さ
れている画像の向きに関らず、原稿がセットされた向き
で画像が認識され格納されるため、原稿のセット方向と
異なる方向で画像データを認識させて格納したい場合、
様々な向きにセットされた原稿上の画像を揃えて出力し
たい場合等には、コンピュータディスプレイ等に表示し
た上で、向きを設定する必要があり、画像処理効率が悪
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、本出願人
は、特開平8−212298において、画像データ中の
文字データについて文字認識を行い、文字認識結果に基
づいて文書方向を判別する文書方向判別手段によって原
稿がセットされた向きを判別し、画像データを回転させ
るという解決手段を提供してきた。
【0004】しかしながら、上記技術の利用に際して
は、画像方向を判別結果の出力のタイミングを原稿読取
等の画像入力のタイミングに基づいて制御していなかっ
たので、画像方向判別処理の終了を待つという事態が発
生していた。
【0005】例えば、文字認識を行い、文書方向を判別
するという、一連の動作を文書方向判別手段が行うのに
必要な時間だけ、次の原稿に対する画像読取動作の開始
タイミングを遅らしていたために、特に自動原稿給送部
によって原稿を連続して画像処理装置へ送り込み、原稿
を画像データに変換する場合においては、文書の方向を
判別しない場合に比べ、生産性(単位時間あたりの読み
取り枚数)が無視できないくらいに低下することがあっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、優れた生産
性を維持しつつ文書方向の判別を行うことができる画像
処理装置を提供することにある。また、本発明の他の目
的とするところは、文書方向の判別精度優先の読取りと
生産性優先の読取りとで切換え可能であり、使い勝手の
良い画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る画像処理装置にあっては、画像データを入
力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力さ
れた画像データの画像方向を判別する画像方向判別手段
と、前記画像入力手段の動作に基づく所定のタイミング
で画像方向の判別結果を出力させるように前記画像方向
判別手段を制御する制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0008】ここで、前記制御手段による前記画像方向
判別手段の制御を行わず、前記画像方向判別手段による
画像方向判別処理の終了後に前記画像データ入力手段か
ら画像データを入力する第1のモードと、前記制御手段
による前記画像方向判別手段の制御を行う第2のモード
と、を切換可能なモード切換手段を更に設けたことは好
適である。
【0009】また、前記画像入力手段が、原稿上の画像
を読取る画像読取手段を有し、前記制御手段が、前記画
像読取手段の動作に基づく所定のタイミングで画像方向
の判別結果を出力させるように前記画像方向判別手段を
制御することも好適である。
【0010】さらに、前記制御手段が、第1の原稿の画
像データに対する画像方向判別処理中に、前記画像読取
手段による第2の原稿の読取が開始された場合には、前
記第1の原稿の画像データに対する画像方向判別処理を
中断し、その時点での画像方向の判別結果を出力するよ
うに前記画像方向判別手段を制御することは好適であ
る。
【0011】一方、前記画像方向判別手段に判別処理の
開始を指示する指示手段を更に有し、前記制御手段が、
第1の原稿の画像データに対する画像方向判別処理中
に、前記指示手段から第2の原稿の画像データに対する
判別処理の開始が指示された場合には、その時点での第
1の原稿の画像方向の判別結果を出力し、前記第2の原
稿の画像データに対する画像方向判別処理を開始するよ
うに前記画像方向判別手段を制御することも好適であ
る。
【0012】なお、前記画像方向判別手段は、文字の特
徴を記載した文字認識辞書と、前記文字認識辞書を参照
して前記画像入力手段により入力した画像データ中の文
字データについて文字毎に文字認識を行い、文字認識結
果に基づいて個々の文字方向を判別し、個々の文字方向
を総合して文書方向を決定して出力する文書方向判別手
段と、を有していてもよい。
【0013】また、本発明に係る画像処理方法にあって
は連続して複数の画像を入力する画像入力工程と、前記
画像入力工程により入力された第1の画像の画像方向を
判別する画像方向判別処理工程と、前記画像入力工程に
より第2の画像の入力タイミングに従って前記前記画像
方向判別処理工程を中断する中断工程と、中断された時
点までに判別した画像方向を出力する判別結果出力工程
と、を有することを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るコンピュータ可読メモ
リにあっては画像方向を判別する画像方向判別処理工程
のプログラムモジュールと、前記画像方向判別処理工程
を中断する中断工程のプログラムモジュールと、中断さ
れた時点までに判別した画像方向を出力する判別結果出
力工程のプログラムモジュールと、を格納することを特
徴とする。
【0015】また、本発明は、画像データの画像方向を
判別する画像方向判別手段を制御する制御用プログラム
モジュールを格納したコンピュータ可読メモリであっ
て、前記画像方向判別手段で画像方向を判別するべき画
像の入力を検知する検知工程のプログラムモジュール
と、前記検知工程により検知された画像の入力に従っ
て、所定のタイミングで前記画像方向判別手段に画像方
向判別結果の出力指示を行う指示工程のプログラムモジ
ュールと、を格納することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明に係る画像処理装置は、画
像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段
により入力された画像データの画像方向を判別する画像
方向判別手段と、前記画像入力手段により入力された第
1の画像データに対する画像方向判別処理中に、前記画
像入力手段によって第2の画像データの入力が開始され
た場合には、その時点での前記第1の画像データの画像
方向の判別結果を出力し、前記第2の画像データに対す
る画像方向判別処理を開始するように前記画像方向判別
手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素、プログ
ラムモジュール等の相対配置、解像度等の数値などにつ
いては特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲を
それらのみに限定する趣旨のものではない。
【0018】[第1の実施の形態] 〈システム構成〉図2は本発明の第1の実施の形態に係
る画像処理システム100の概略構成を示すブロック図
である。図のように、本実施の形態における画像処理シ
ステム100は概して画像読取ユニット200にプリン
トユニット207及び操作表示ユニット209が接続さ
れたシステムであり、さらに画像読取ユニット200
は、概して画像読取・制御部204及び文書方向自動判
別部214から構成される。プリンタユニット207は
画像読取ユニットで読み取った画像を用紙にプリントア
ウトするためのものであり、操作表示ユニット209は
主に読み取り動作の開始や中断等の指示を行うためのも
のである。
【0019】まず、画像読取・制御部204の構成要素
について説明する。スキャナ部202は、文書原稿を光
学的に読み取り、光電変換してデジタルの画像データと
して取り込む。このスキャナ部202は複数の文書原稿
を順次読み取るための自動原稿給送機能を持っている。
CPU/メモリ部203は、画像処理システム100全
体の制御を行うものであり、なかでも画像読取・制御部
200の構成要素であるプログラム格納ROM201,
スキャナ部202,記憶装置205,I/F部206の
制御を行う。プログラム格納ROM201はCPU/メ
モリ部203の制御プログラムや固定値等を格納してい
る。記憶装置205は、たとえば、ハードディスクや、
光磁気ディスクなどにより構成され、各種処理結果(画
像データ、文書方向検知結果など)を保存する。I/F
部206は外部装置との通信を行うためのプロトコル制
御を行う。
【0020】次に、文書方向自動判別部214について
説明する。文字認識/方向判別部213は、例えば、0
°,90°,180°,270°の4つの方向から文字
認識を行い、各方向における文字認識の信頼度、即ち、
文字の特徴分布(パターン)に対するマッチングの度合
を求め、一番信頼度の高い方向を文書方向とする。領域
分離部212は、文字認識/方向判別部213による文
字認識・方向判別処理を行うための前処理として、入力
画像データをその属性から、文字部、図形部、自然画
部、表部などを矩形の領域に分離し、各領域の画像デー
タにその属性データを付加する処理を行うブロックであ
る。CPU/メモリ部211は、プログラム格納ROM
208、領域分離部212、文字認識/方向判別部21
3を制御する。制御プログラムはプログラム格納ROM
208に格納されている。DPRAM210は、画像読
取・制御部204との通信I/Fである。このDPRA
M210を介して、画像読取・制御部204から文書方
向判別処理の開始、中断の指示や、方向を判別すべき画
像データ等を受け取り、または画像読取・制御部204
に、文書方向の判別結果を通知する。
【0021】図3は、本実施の形態における画像処理シ
ステムの構造を示す概略断面図である。本システムをコ
ピーとして利用する際の動作について説明する。
【0022】図3において、図示しないコピーキーが押
されると、自動原稿給送部1に載置された原稿を原稿台
ガラス2上に給送し、スキャナ3のランプが点灯し、か
つ、スキャナユニット4が移動して原稿を照射する。原
稿の反射光は、ミラー5,6,7を介してレンズ8を通
過し、その後、CCDセンサによって構成されるイメー
ジセンサ部9に入力される。1〜9の部材が図2に示し
たスキャナ部202にあたる。コピーキーは、操作表示
ユニット209上の一つのボタンである。このイメージ
センサ部9に入力された可視画像は光電変換され、デジ
タル画像データとしてCPU/メモリ部203により画
像処理される。処理された画像は一旦、図示しない記憶
装置205に記憶され、プリントアウトのタイミングで
CPU/メモリ部203により読み出され、露光制御部
10に入力される。そして、露光制御部10から画像デ
ータに応じた光信号が出力され、感光体11を照射す
る。この照射によって感光体11上に作成された潜像
は、現像器12あるいは、現像器13によって現像さ
れ、可視トナー像となる。一方、被転写紙は用紙カセッ
ト14及びカセット15に格納されており、リタードロ
ーラ19またはリタードローラ20によって給紙ローラ
25または給紙ローラ26の位置まで搬送され、給紙ロ
ーラ25または給紙ローラ26によって一枚ずつに分離
され、搬送ローラ27及び搬送ローラ28によってレジ
ストローラ29まで搬送される。そして、感光体11上
に形成されたトナー像と同期してレジストローラ29が
回転し、転写分離器16によってトナー像が被転写紙に
転写される。転写されたトナー像は、定着部17にて被
転写紙に定着された後、排紙部18より装置外部に排出
される。また、被転写紙の両面に画像を転写する両面コ
ピー時には、片面に画像形成された被転写紙がフラッパ
ー21により両面搬送部22,23,24へと搬送さ
れ、搬送ローラ28を通って再びレジストローラ29に
到達して裏面に画像が形成され、定着器17、排紙部1
8を経由して装置外部に排出される。
【0023】〈システムの読取動作〉次に、本システム
の大まかな画像読取動作について説明する。
【0024】図4は、画像読取ユニット200の自動原
稿給送部1を用いた画像読取処理の概略を示すフローチ
ャートである。
【0025】コピーキーが押されると(S401)、原
稿読取開始のイベントが発生すると同時に(S40
2)、原稿が自動的に原稿台ガラス2上に給送され(S
403)、画像読取ユニット200による原稿画像の読
取りが行われる(S404)。読取動作が終了すると、
原稿台ガラス2上の原稿は自動的に排出され(S40
5)、再び自動原稿給送部1上の元の位置に載置され
る。この間、割り込み処理、例えば、図2の操作表示ユ
ニット209に備えられた不図示のストップキーが押さ
れり、原稿搬送中にジャムが発生したりすると、S40
7に進み、原稿読取終了信号発信後、終了処理が行われ
る。割り込み処理がなければ、次の原稿が検知され(S
405)、次の原稿が存在する場合には、原稿読取開始
のイベントが発生し(S402)、次の原稿給送及び読
取り動作が行われる(S403、S404)。次の原稿
が存在せず、自動原稿給送部1上に載置された全原稿の
読取が終了したと判断した場合には、終了処理が行われ
(S407)、原稿読取終了のイベントが発生する(S
408)。
【0026】次に、本実施の形態におけるイベント監視
処理について説明する。
【0027】図1は、画像読取・制御部204のイベン
ト監視処理の流れを示すフローチャートである。このフ
ローチャートによって示された制御は図2のプログラム
格納ROM201に格納されたプログラムの一部分であ
り、本実施の形態の特徴を最も良く示すものである。こ
のフローチャートのプログラムは原稿読取処理の開始
(図4のS401)とともに実行される。まずS108
においてスキャナ部202(自動原稿給送部1)及び文
書方向自動判別部214からのイベントの発生を待つ。
【0028】このプログラムで発生を待つイベントと
は、 A.スキャナ部202の全原稿読取処理の終了、 B.文書方向自動判別部214からの文書方向判別結果
データの出力、 C.スキャナ部202の原稿読取動作の開始、 の3つのイベントである。
【0029】これらのイベントの発生タイミングは、A
はスキャナ部202にセットされた複数のシート材から
なる原稿束に対するすべての読取処理の終了時(図4の
S408)、Bは文書方向自動判別部214の文書方向
判別処理が完了し、判別結果が出力された時、Cは原稿
に対する読取動作の開始時(図4のS402)である。
【0030】上記のイベントが発生すると、S101に
おいて、そのイベントがAの「スキャナ部202の全原
稿読取処理の終了」かどうかを調べ、前原稿読取動作終
了イベントである場合はプログラムを終了する。その他
のイベントの場合はS102に進む。S102ではイベ
ントがBの「文書方向自動判別部214の文書方向判別
結果の出力]かどうかを調べ、判別結果の出力イベント
である場合はS103へ進み、判別結果を記憶装置20
5に格納しS108へ戻る。終了でない場合はS104
へ進む。S104ではイベントがCの「スキャナ部20
2の原稿読取動作の開始」であるかどうかを調べ、読取
動作開始イベントでない場合はS108へ戻り、開始の
場合はS105へ進む。S105では文書方向自動判別
部214が文書方向を判別中かどうかを調べ、判別処理
中である場合はS106へ進み、文書方向自動判別部2
14に対し文書方向の判別処理の中断を指示し、S10
9へ進む。S109では文書方向自動判別部214から
通知された文書方向判別結果を読み出し、記憶装置20
5へ格納してS107へ進む。S105において文書方
向自動判別部214が文書方向を判別中でない場合はS
107へ進む。S107では文書方向自動判別部214
に対して文書方向判別処理の開始を指示するとともに、
スキャナ部202に対して原稿読み取り動作の開始を指
示した後、S108へ戻る。
【0031】即ち、コピーキーが押されてこのプログラ
ムが実行されると、1枚目の原稿の読取開始イベントが
発生し、S108から、S101、S102、S104
を経てS105に進む。この時点では文書方向判別処理
はまだ開始されていないので、S105からS107に
進み、文書方向自動判別部214に対して文書方向判別
処理開始指示が送られる(S107)。2枚目の原稿の
読取が開始される前に1枚目の原稿に対する文書方向判
別処理が終了すると、S108からS101、S102
を経てS103に進み、判別結果をリードし、1枚目の
原稿画像データと関連づけて、記録装置205に格納す
る。
【0032】もし、1枚目の原稿に対する文書方向判別
結果が出力される前に2枚目の原稿の読取が開始される
と、S108から、S101、S102、S104を経
て、S105に進み、文書方向判別処理中であるから、
S106に進んで文書方向判別処理の中断指示を文書方
向自動判別部214に対して行う。文書方向自動判別部
214はこの中断指示を受けて判別処理を中断し、その
時点での判別結果を出力する。そして、その1枚目の原
稿の判別結果をリードして、原稿画像データと関連づけ
て記憶装置205に格納し(S109)、さらに、文書
方向自動判別部214に対して2枚目の原稿の文書方向
判別処理の開始指示を行う(S107)。
【0033】自動原稿給送部1に積載された全原稿の読
取処理が終了すると、S108からS101を経てこの
プログラムは終了するが、この時、最後の原稿の判別結
果が出力されていないこともあるので、S105、S1
06、S109と同様の処理(終了処理A:S110、
S111、S112)をS101からプログラム終了ま
でに行うことが望ましい。また、このプログラム終了
後、最後の原稿の文書方向判別処理の結果の出力を待っ
て、判別結果を記憶装置205に格納するようにしても
よい。これは、図1のプログラムにおいて、終了処理A
を行わずに終了し、その後、図5のフローチャートに示
すような処理を実行させることで実現できる。
【0034】即ち、文書方向判別処理中かどうか文書方
向判別部214に尋ね(S501)、処理中でなけれ
ば、すでに結果が出力されて図1のS103で判別結果
が記憶装置205に格納されているということであるか
ら、プログラムを終了させる。もし、S501で文書方
向判別処理中であれば、イベントの到来を待ち(S50
2)、判別結果出力のイベントが発生すれば(S50
3)、その結果を記憶装置205に格納し、プログラム
を終了させればよい(S504)。
【0035】上記図1に示したプログラムでは、イベン
トCが原稿に対する読取動作の開始時に発生するものと
したが、このイベントを、1原稿に対する読取動作を終
了し、次の原稿に対する読取動作を開始する時に発生す
るものとしても良い。その場合、プログラム自体を、1
枚目の原稿の読取を開始して、その原稿の画像データに
対する文書方向判別処理の開始指示を行ってから実行す
ればよい。
【0036】図6は、図1のようなプログラムを実行さ
せた場合の、原稿の文書方向判別処理のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【0037】図のように、初期動作の終了後は原稿の読
取動作と原稿の排出給送動作が交互に繰り返される。図
1では次の原稿の読取開始のタイミングで文書方向判別
処理を中断したので、原稿の文書方向判別処理は、その
原稿の読取動作の開始から、次の読取動作の開始までと
なる。また、最後の原稿(図では原稿)の文書方向判
別処理は、実線で示すように読取処理の終了と同時に中
断してもよいし、図5のプログラムを実行させて、点線
で示したように終了動作後まで継続してもよい。
【0038】〈文書方向判別処理〉図7は本実施の形態
における文書方向自動判別部214での文字認識による
文書方向判別処理を詳細に示すフローチャートである。
【0039】まず、画像読取・制御部204から指定の
原稿に対する文書方向判別開始指示を受取ると、その原
稿画像データを入力する(S701)。次に、領域分離
部212により、入力画像データによって表わされる画
像を文字部、図形部、自然画部、表部などの種類に従っ
て、矩形の領域に分離し、その分離された領域に属性
(文字部、図形部、自然画部、表部などの画像種類を表
わす情報)を付加する(S702)。実際には、これは
矩形で囲まれた領域の属性情報を作成することによって
行われる。
【0040】領域分離部212による領域分離処理は以
下のように実行される。まず、画像データを走査しなが
ら黒画素を検出してゆき、輪郭線追跡、または、ラベリ
ング方式を用いて、黒画素の連続性或は不連続性に基づ
いて、黒画素を含む矩形領域を作成する。次に、その矩
形領域に含まれる黒画素密度、隣接矩形領域の有無、矩
形の縦横比率などを判断基準にして、その領域が文字部
(タイトル、本文、キャプションなど)であるか、図形
部であるか、自然画部であるか、或は、表部であるかな
どを判別する。この処理結果により、文字領域の矩形領
域が判別される。
【0041】次にS703では、付加された属性に基づ
いて、文字部としての属性をもつ領域の矩形情報を抽出
する。ここで、文字部とは、文章部、タイトル部、表中
の文字、図のキャプション部などを含む。
【0042】図8は原稿台ガラス101に様々な方向に
載置されて読み込まれる原稿画像を表わす図である。例
えば、図8(a)、図8(c)に示すような方向で読み
込まれた原稿画像の場合は、夫々図8(b)、図8
(d)に示したような文字部を含む矩形情報が抽出され
る。そして、これらの中のいくつかの文字部の属性を有
する矩形領域のブロックから1ブロック選択し(S70
4)、その選択ブロックについて文字認識処理を行う
(S705)。
【0043】この実施形態では文字認識処理に、特徴ベ
クトル抽出、比較方式を用いる。以下の説明では、図8
(d)に示すような文字部を含む矩形領域が抽出された
とする。
【0044】図9はこの方式に従う文字認識処理の各過
程を示す図である。
【0045】例えば、図9(a)に示すように、「本」
という文字を含む文字領域71が判別されたとする。第
一段階として、図9(b)に示すように文字領域71に
ついて文字切り出し処理を行う。これは、一つの文字を
含む矩形を切り出す処理で、黒画素連続性の状態を検出
して求める。次に、第二段階として、図9(c)に示す
ように、一文字をm×n(例えば、64×64画素)の
画素ブロックとして切り出す。そして、その中から図9
(d)に示すような3×3画素のウインドウを用いて、
黒画素の分布方向を抽出する。これによって抽出される
分布方向を方向ベクトル情報という。なお、図9(d)
は方向ベクトル情報の一部を例示している。
【0046】さて、3×3画素のウインドウを画素ブロ
ック上に置いて、これを縦横方向にずらしてその画素ブ
ロックに含まれる文字から、方向ベクトル情報を数十個
得る。このベクトル情報が文字の特徴となる。この特徴
ベクトルと予め記憶されている文字認識辞書の内容と比
較して、特徴ベクトルに特徴が一番近い文字から順番に
文字を抽出する。この場合、特徴ベクトルに特徴が近い
順番に第1候補、第2候補…となる。この特徴ベクトル
に対する特徴の近さが、その文字に対する距離の近さ、
すなわち文字認識の信頼度という定量化された数値にな
る。
【0047】このようにして文字認識による各文字につ
いての信頼度が求められる。
【0048】次に処理はS706に進み、公知の技術に
基づいて、その文字部を含む矩形領域を時計回りに90
°回転させ、回転画像に対して、領域分離情報の補正処
理を行う。これは、画像回転に伴う領域分離情報の相違
を補正するもので、ここではアドレス変換を領域分離結
果にかける方法を用いている。
【0049】さらに、S707では文字認識処理を4つ
の方向から、即ち、最初に文字認識を行なった方向を0
°として、時計回りに90°、180°、270°回転
させ、夫々の方向において文字認識処理を行なったかど
うかを調べる。ここで、4つの方向からの処理がまだ終
わっていないと判断されれば、処理はS705に戻り、
回転後の画像に対して文字認識処理を行うが、4つの方
向からの文字認識処理が終了したと判断されれば、処理
はS708に進み、文字認識処理から得られた信頼度に
基づいて、選択ブロックの文書方向の判別を行なう。
【0050】図10は文字方向の判別処理を説明する図
である。ここでは、図9(a)に示されている矩形領域
71に記された「本発明の名称」という文例を用いて説
明する。
【0051】図10(a)は最初に文字認識を行なった
ときの文字列を示し、図10(b)は図10(a)に示
した文字列を時計回りに270°回転した文字列を示し
ている。このような文字列において「本」という字に注
目すると、文字方向を判別する場合は、図10(c)に
示すように、1つの文字「本」について、0°,90
°,180°,270°の4方向から実行された文字認
識の結果を検討する。各方向における文字認識結果は、
図10(c)に示したように、互いに異なっている。な
お、図10(c)に示した文字認識結果や信頼度は説明
のための仮の結果や値であり、現実にこの通りになると
は限らない。
【0052】図10(c)に示されるように、0°の方
向から文字認識を行った場合は、認識文字は「本」であ
り、信頼度も“0.90”と高い値となる。次に、文字
列を90°回転した方向から文字認識を行った場合は、
認識文字は「町」となり、その信頼度も“0.40”と
低下する。このように誤認識が発生し、信頼度も低下す
るのは、回転した文字列から得られる特徴ベクトルに基
づいて文字認識を行ったからである。同様に、文字列を
180°,270°夫々回転した方向から文字認識を行
った場合も、認識文字は「克」、「式」となり、その信
頼度も“0.30”、“0.50”となって、誤認識が
発生し、その信頼度も低いものとなる。なお、このよう
な文字認識処理に関し、方向別の信頼度は、複雑な文字
であればあるほど、その差が顕著に現れてくる。
【0053】図10(c)に示した結果から明らかなよ
うに、最初の文字認識結果から得られる信頼度が最も高
いため、読み込んだ画像は、図10(a)に示したよう
な方向に向いている可能性が高いと判断される。
【0054】このように、1文字だけの信頼度で文字方
向を決定することなく、同一ブロック内の複数文字によ
りそのブロックの文書方向を決定すればさらに高精度の
文書方向の判別が行える。或いは、信頼度の閾値を定
め、ある閾値(例えば0.9)を越えた場合には、4方
向すべての処理が完了していなくても他の方向からの文
字認識は行わないこととしてもよい。
【0055】選択ブロックの文書方向が決定すると、入
力画像中に他に文書方向を判別していない文字部が存在
するかどうか調べ(S709)、入力画像の全ブロック
の方向判別が終了した場合にはS712に進み、その時
点での選択ブロックの文書方向データを総合して文書方
向を決定し、処理結果として領域分離情報と判別された
文書方向と文字認識結果についての情報を編集する(S
713)。
【0056】また、入力画像中にまだ文書方向の判別を
行っていない文字部がある場合には、S710に進み、
予め決められた所定数のブロックに対し文書方向の判別
を終了したか否か調べる。ここで、所定ブロックに対す
る文書方向判別を終了していれば、やはり、その所定数
の文書方向を判別したブロックから入力画像の文書方向
を決定し(S712)、処理結果を編集する(S71
3)。
【0057】他に文書方向を判別していない文字部が存
在し、更に、所定ブロックの文書公報判別処理を終了し
ていない場合には、画像読取・制御部204から、中断
指示が送信されていないかどうか調べ(S711)、中
断指示が無い場合にはS704に戻り、次のブロックを
選択し、そのブロックの文書方向の判別を行う。中断指
示があった場合には、S712に進みその時点で文書方
向を判別したブロックの結果を用いて入力画像の文書方
向を判別する。そして、S713で、処理結果を編集す
る。また、同時に判別結果を画像読取・制御部204へ
通知して(S714)、処理を終了する。
【0058】ここで、複数のブロックの文書方向判別結
果の総合を行うにあたり、各ブロックについて、文字認
識を行い、各文字の4方向別の信頼度の平均値を求め、
さらに、各ブロックでの4方向別の信頼度の平均値に対
する平均値を求め、この平均値が最も高い方向を文書方
向と決定するようにしても良い。
【0059】図11は、以上説明した文書方向判別処理
から得られる編集データを示す図である。
【0060】ここで、図11(a)は原画像データを示
し、図11(b)は領域分離データを示し、図11
(c)は文字認識情報を示す。
【0061】領域分離データは、図11(b)に示した
ように、領域分離データである旨を示す「heade
r」と、分離した領域の識別子「rect1」〜「re
ctn4」により構成され、この識別子で区別された各
領域(ブロック)の情報は、ブロックの番号「orde
r」、ブロックの属性(文字部、図形部など)「ar
t」、ブロックの左上の座標値「x1」および「y
1」、ブロックの幅「w」、ブロックの高さ「h」、縦
書き、または横書きを示す「direction」、当
該ブロックのIDである「selfID」、当該ブロッ
クを包含する親ブロックのIDである「upperI
D」、親ブロックの属性「upperArt」、予備領
域「reserve」により構成されている。
【0062】また、文字認識情報は、図11(c)に示
したように、文字認識情報である旨を示す「heade
r」と、例えば「本」等の単一の文字に関する文字認識
情報「OCR1」等と、当該文字が含まれているブロッ
クを示す「rect」に相当する「b1k heade
r」との組み合わせ情報により構成されている。
【0063】そして、「OCR1」、「OCR2」……
「OCRn」の各文字認識情報は、文字であるか或いは
空白であるかを示す「type」、文字認識結果から得
られる信頼度に従った第1〜第5候補文字「文字1」〜
「文字5」、当該文字の切り出し位置「x1」および
「y1」、当該文字の幅「w」、当該文字の高さ
「h」、予備領域「reserve」により構成されて
いる。
【0064】この処理結果は、インタフェース(I/
F)部206を介して他のコンピュータに伝送して、コ
ンピュータ上のファイリングのアプリケーションソフト
等で利用することもできる。
【0065】本実施の形態では、次の原稿の読取動作の
開始のタイミングで原稿方向判別処理を中断することと
したので、文書方向判別処理が原稿の読取動作を遅延さ
せることがなく、優れた生産性を維持しつつ、原稿画像
データとともに文書方向の情報を得ることができる。
【0066】[第2の実施の形態]図12乃至図14に
は、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理システム
を説明するフローチャート及びタイミングチャートが示
されている。
【0067】本実施の形態は、文書方向判別処理の対象
とする原稿画像データの切換を第1の実施の形態とは異
なるタイミングかつ異なる処理で行うものである。従っ
て、画像処理システム100のハードウェア構成及び大
まかな作用は、上記第1の実施の形態として、図2乃至
図4を用いて説明したものと同様であるため、ここでは
その説明は省略し、同一の構成部分については同一の符
号を用いて説明する。
【0068】〈システムの読取動作〉図12は画像読取
・制御部204のイベント監視処理の流れを示すフロー
チャートである。このフローチャートによって示された
制御は第1の実施の形態において示した図1のフローチ
ャートと同様に、図2のプログラム格納ROM201に
格納されたプログラムの一部分であり、本実施の形態の
特徴を最も良く示すものである。このフローチャートの
プログラムは1枚目の原稿読取処理の開始(図4のS4
02)及び1枚目の原稿画像データに対する文書方向判
別処理の開始指示とともに実行される。まずS1006
においてスキャナ部202(自動原稿給送部1)及び文
書方向自動判別部214からのイベントの発生を待つ。
【0069】このプログラムで発生を待つイベントと
は、 A.スキャナ部202の全原稿読取処理の終了、 B.文書方向自動判別部214からの文書方向判別結果
データの出力、 C.スキャナ部202の原稿読取動作の開始、 の3つのイベントである。
【0070】これらのイベントの発生タイミングは、A
及びBについては、上記第1の実施の形態と同様であ
る。即ち、Aはスキャナ部202にセットされた複数の
シート材からなる原稿束に対するすべての読取処理の終
了時(図4のS408)、Bは文書方向自動判別部21
4の文書方向判別処理が完了し、判別結果が出力された
時である。これに対し、Cについてはスキャナ部202
が一原稿に対する読み取り動作を終了し、次の原稿に対
する読み取り動作を開始した時である。ここでの読取動
作の開始時とは、スキャナ部202からの画像データの
出力開始時をいうが、その他、例えば、図3のスキャナ
ユニット4の走査開始時を検知してもよい。
【0071】図12において、S1001〜S1005
の処理については、第1の実施の形態のS101〜S1
04及びS108に対応し、同様の処理を行う。しか
し、本実施の形態では、原稿読取開始のイベントが発生
した場合にはS1006に進み、文書方向自動判別部2
14に対し、中断の指示ではなく、次の文書方向判別処
理の開始指示を行う。この文書方向判別処理の開始指示
は、前記画像の読取処理と無関係なタイミングで行われ
るものではなく、画像読取処理に基づいて出力される。
例えば、原稿上の所定量の画像を読取った時点で出力し
てもよいし、1枚の原稿の読取処理に必要な時間から導
出した、所定のインターバルで出力してもよい。
【0072】文書方向自動判別部214は、この指示を
受けとった時点ですでに文書方向判別処理を終了してい
れば、次の原稿画像データを入力して、文書方向判別処
理を開始し、文書方向判別処理中であれば、その時点で
の文書方向判別結果を出力して、次の原稿画像データを
入力する。この文書方向自動判別部の処理については、
後に詳述する。
【0073】このように、S1006で文書方向判別処
理の開始指示を行うと、文書方向自動判別部214から
判別結果が出力され、判別結果をリードして記憶装置2
05に格納し、S1005に戻って次のイベントの到来
を待つ。
【0074】即ち、コピーキーが押されてこのプログラ
ムが実行されると、1枚目の原稿画像データに対する文
書方向判別処理が開始され、2枚目の原稿の読取が開始
される前に1枚目の原稿に対する文書方向判別処理が終
了すると、S1005からS1001、S1002を経
てS1003に進み、判別結果をリードし、1枚目の原
稿画像データと関連づけて、記録装置205に格納す
る。
【0075】もし、1枚目の原稿に対する文書方向判別
結果が出力される前に2枚目の原稿の読取が開始される
と、S1005から、S1001、S1002、S10
04を経て、S1006に進み、文書方向判別処理の開
始指示を文書方向自動判別部214に対して行う。文書
方向自動判別部214はこの開始指示を受けて判別処理
結果を出力する。その1枚目の原稿の判別結果をリード
して、原稿画像データと関連づけて記憶装置205に格
納し(S1007)、次のイベントを待つ(S100
5)。
【0076】自動原稿給送部1に積載された全原稿の読
取処理が終了すると、S1005からS1001を経て
このプログラムは終了する。この時、最後の原稿の判別
結果が出力されていないこともあるので、このプログラ
ム終了後、最後の原稿の文書方向判別処理の結果の出力
を待って、判別結果を記憶装置205に格納するように
してもよい。これは、図12のプログラム終了と同時
に、図5に示すようなフローチャートを実行させること
で実現できる。
【0077】なお、図12のS1006において、文書
方向判別処理の開始指示を文書方向自動判別部214に
送ることとしているが、読取った画像データそのものを
この指示に変えることもできる。
【0078】図13は、図12のようなプログラムを実
行させた場合の、原稿の文書方向判別処理のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【0079】図のように、初期動作の終了後は原稿の読
取動作と原稿の排出給送動作が交互に繰り返される。第
1の実施の形態では図6において、原稿の文書方向判別
処理は、その原稿の読取動作の開始から、次の読取動作
の開始までとしていたが、本実施の形態では原稿の読取
動作の開始ではなく、文書方向判別開始通知を契機にす
るので、図のように、スキャナ部202で原稿の半分の
画像を読取った時点でその原稿の方向判別処理を開始す
るように制御しても、次の原稿の文書方向判別処理の開
始までは文書方向判別処理を行うことができるため、生
産性を落とすことなく可能な限り精度よく文書方向の判
別を行うことができる。
【0080】〈文書方向判別処理〉図14は本実施の形
態における文書方向自動判別部214での文字認識によ
る文書方向判別処理を詳細に示すフローチャートであ
る。
【0081】このフローチャートにおいて、S1401
〜S1410及びS1412〜S1414の処理は、第
1の実施の形態で説明した図7のS701〜S710及
びS712〜S714の処理とそれぞれ対応しており、
同様の処理であるため説明を省略する。
【0082】S1408で選択したブロックの文書方向
を決定し、他に未処理の文字部が存在し、かつ、所定ブ
ロックの処理が終了していなければ、S1411に進
む。S1411では、画像読取・制御部204から、次
の原稿の文書方向判別開始通知が到来しているかどうか
を調べ、その通知が到来していない場合にはS1404
に戻って、次のブロックを選択し、文書方向の判別処理
を行う。S1411で次の原稿の文書方向判別開始通知
が到来していることがわかると、それまでに選択し、文
書方向判別処理を行ったブロックから、総合的に判断し
て入力画像の文書方向を決定する(S1415)。つぎ
に、処理結果として領域分離情報と判別された文書方向
と文字認識結果についての情報を編集し(S141
6)、同時に判別結果を画像読取・制御部204へ通知
して(S1417)、S1401に戻り、次の原稿の画
像データを入力する。ここで、S1411では文書方向
判別開始通知の到来を調べることとしているが、次の原
稿の画像データの入力そのものをこれに代えてもよい。
その場合、画像データの入力があればS1415へ、入
力がなければ、S1404に進むことになる。
【0083】このようなフローチャートで文書方向自動
判別部214を制御すれば、1つの原稿画像データを入
力するたびに新たにプログラムを終了・開始する必要が
なく、より処理効率が良くなる。
【0084】[第3の実施の形態]図15乃至図18に
は、本発明の第3の実施の形態に係る画像処理システム
を説明する図及びフローチャートが示されている。
【0085】上記第1、2の実施の形態では、生産性を
重視した文書方向判別処理を行う画像処理システムにつ
いて説明したが、本実施の形態に係る画像処理システム
では、生産性を重視した文書方向判別処理と、精度を重
視した文書方向判別処理の切換が可能な構成となってい
る。画像処理システム100の概略のハードウェア構成
及び大まかな作用は、上記第1の実施の形態、図2乃至
図4を用いて説明したものと同様であるため、ここでは
その説明は省略し、同一の構成部分については同一の符
号を用いて説明する。
【0086】〈システムの読取動作〉図15は図2に示
した操作表示ユニット209のユーザインタフェースの
外観を示す図である。
【0087】図15において、300は原稿読み取り、
画像形成動作のスタートキーである。301は原稿読み
取り動作及び画像形成動作を中断させるストップキーで
ある。303はテンキーであり、読み取った原稿を何枚
プリントするかを指定する。302はクリアキーであ
り、テンキー303で指定した数値をクリアする場合に
用いる。304は液晶ディスプレイ(LCD)であり、
装置の状態を表示すると共に装置の各種設定を行う機能
を持つ。LCD304上には透明なタッチパネルがあ
り、LCD304の表示と組み合わせて各種設定を行
う。305は、ユーザモードキーであり、その機械の仕
様や状態などを設定するときに使用するキーである。本
実施の形態においてはユーザモードキーを押して、図1
6に示すモード切り替え画面をLCD304に表示させ
る。
【0088】図16は図15のユーザモードキー305
を押した時のLCD304上に表示される画面の例を示
したものである。
【0089】501から504はLCD304上のタッ
チパネルと連動してキーとして働く。501は「読み取
りスピード優先モード」キーであり、このモードが選択
された場合は、画像処理システムは前述の第1、2の実
施の形態に示したように動作する。502は「判別精度
優先モード」キーであり、このモードが選択された場合
は、文書方向自動判別部214の判別処理が完全に終了
した後に次の原稿の文書方向の判別処理を開始する。5
04はOKキーであり、501あるいは502の選択を
確定させる場合に押下する。503は取消キーであり、
選択を取り消す場合に押下する。
【0090】図17は本実施の形態における画像読取・
制御部204のイベント監視処理の流れを示すフローチ
ャートである。このフローチャートによって示された制
御は第1の実施の形態において示した図1のフローチャ
ートと同様に、図2のプログラム格納ROM201に格
納されたプログラムの一部分であり、本実施の形態の特
徴を最も良く示すものである。
【0091】また、図17のフローチャートにおける各
処理はほぼ図1のフローチャートの各処理と同様であっ
て、S601〜S609はS101〜109にそれぞれ
対応しており、同様の処理を行う。ただし、このフロー
チャートのプログラムは上記第2の実施の形態と同様
に、1枚目の原稿読取処理の開始(図4のS402)及
び1枚目の原稿画像データに対する文書方向判別処理の
開始指示とともに実行され、S604で発生を待つイベ
ントも、スキャナ部202が一原稿に対する読み取り動
作を終了し、次の原稿に対する読み取り動作を開始した
時に発生するものである。
【0092】一方、本実施の形態に係るプログラムには
S610、S612、S613の動作モード判別処理が
挿入されている。これらの判別処理の結果、文書方向自
動判別部214の動作モードが読取スピード優先モード
であった場合、このプログラムは完全に、図1と同様の
処理を行うようになる。従って、動作モードが判別精度
優先モードである場合に限定して以下に説明する。
【0093】まず、到来したイベントが、読込み終了イ
ベントでも、判別結果出力イベントでもない時には、S
612で文書方向自動判別部214の動作モードを判別
する。動作モードが判別精度優先モードであった場合に
はS608に戻って次のイベントの発生を待つ。即ち、
判別精度優先モードでは、原稿読取動作の開始のイベン
トは待たないことになる。
【0094】次に、判別結果出力のイベントが到来する
とS602からS603に進み、判別結果をリードして
記憶装置205に格納した後、S610で動作モードが
精度優先モードであれば、S611で次の原稿の文書方
向判別処理の開始を指示する。次の原稿が存在しない場
合にはこの指示は無効になる。
【0095】読込み終了のイベントが到来した場合に
は、S608からS601を経てS613に進む。ここ
で、スピード優先モードであれば、S614に進み、第
1の実施の形態と同様の終了処理A(図1参照)を行う
が、精度優先モードであればS615に進んで終了処理
Bを行う。
【0096】これは、画像読取・制御部204の読取処
理が、すべての原稿に対して終了しても、文書方向自動
判別部214の文書方向判別処理が前原稿に対して終了
していない場合を考慮したものであり、図18に示すよ
うなフローチャートで処理が行われる。
【0097】つまり、図18は図17の終了処理Bのサ
ブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
【0098】まず、S1801で、全原稿に対する判別
結果をリードして記憶装置205に格納したかどうか調
べ、この格納が終了していれば、プログラムは終了す
る。また、判別結果を受取っていない原稿がある場合に
は、S1802に進み、イベントの到来を待つ。そし
て、S1803で判別結果の出力のイベントが到来する
まで待ち、判別結果出力のイベントが到来すれば、S1
804に進んで判別結果をリードして記憶装置205に
格納し、S1801に戻って、すべての原稿に対する判
別結果をリードしたか調べる。即ち、画像読取・制御部
204での原稿読取動作が終了した後も、全原稿に対す
る文書方向判別処理が終了するまで、図17のプログラ
ムは動きつづける。
【0099】このように、動作モードを、読取スピード
優先モードと判別精度優先モードとで変更可能としたの
で、ユーザのニーズに対応した原稿読取が可能となる。
なお、本実施の形態では、読取スピード優先モードでは
上記第1の実施の形態と同じ処理を行うこととしている
が、上記第2の実施の形態と同じ処理を行うようにして
もよい。また、判別精度優先モードでの処理では、文書
方向自動判別部214の判別処理が完全に終了した後に
次の原稿の文書方向の判別処理を開始することとしてい
るが、文書方向自動判別部214の判別処理が完全に終
了した後に次の原稿の読取を開始するように制御しても
よい。
【0100】(他の実施の形態)なお、上記第1乃至第
3の実施の形態では、記憶装置205に文書方向判別結
果を格納する処理までについて説明したが、この判別結
果にはさまざまな利用法が挙げられる。例えば、1枚の
シートに複数の読取画像を複写する場合に、画像方向の
整合を取るため、この判別結果を利用してもよいし、ま
た、複数の方向の異なる原稿を複写する際に、排紙トレ
ーに文書方向を揃えた状態で出力するために利用しても
よい。また、入力された画像データをこの判別結果に基
づいて回転してから、記憶装置に格納するようにしても
よい。更には、複数の原稿画像を読みとってディスプレ
イに表示する際に、自動的に同じ方向で文書が表示され
るようにするために利用してもよい。
【0101】また、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0102】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0103】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0104】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0105】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0107】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、図
2で示した記憶装置205においてその記憶媒体の読取
りを行うことのできる構成にすればよい。この記憶媒体
には先に説明したフローチャートに対応するプログラム
コードを格納することになるが、簡単に説明すると、少
なくとも、画像方向判別手段で画像方向を判別するべき
画像の入力を検知する検知工程のプログラムモジュール
と、前記検知工程により検知された画像の入力に従っ
て、所定のタイミングで前記画像方向判別手段に画像方
向判別結果の出力指示を行う指示工程のプログラムモジ
ュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよ
い。
【0108】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、優れた
生産性を維持しつつ文書方向の判別を行うことができる
画像処理装置を提供することができる。また、文書方向
の判別精度優先の読取りと生産性優先の読取りとで切換
えが可能な、使い勝手の良い画像処理装置を提供するこ
とができる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取・制
御部204のイベント監視処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理シス
テム100の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理シス
テムの構造を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取ユニ
ット200の自動原稿給送部1を用いた画像読取処理の
概略を示すフローチャートである。
【図5】図1のようなプログラムの終了後に実行させる
処理の例を示すフローチャートである。
【図6】図1のようなプログラムを実行させた場合の、
原稿の文書方向判別処理のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る文書方向自動
判別部214での文字認識による文書方向判別処理を詳
細に示すフローチャートである。
【図8】原稿台ガラス101に様々な方向に載置されて
読み込まれる画像原稿を表わす図である。
【図9】文字認識処理の各過程を示す図である。
【図10】文字方向の判別処理を説明する図である。
【図11】文書方向判別処理から得られる編集データを
示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取・
制御部204のイベント監視処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図13】図12のようなプログラムを実行させた場合
の、原稿の文書方向判別処理のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る文書方向自
動判別部214での文字認識による文書方向判別処理を
詳細に示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る操作表示ユ
ニット209のユーザインタフェースの外観を示す図で
ある。
【図16】図15のユーザモードキー305を押した時
のLCD304上に表示される画面の例を示す図であ
る。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取・
制御部204のイベント監視処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図18】図17の終了処理Bのサブルーチンの処理内
容を示すフローチャートである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データの画像方
    向を判別する画像方向判別手段と、 前記画像入力手段の動作に基づく所定のタイミングで画
    像方向の判別結果を出力させるように前記画像方向判別
    手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段による前記画像方向判別手段
    の制御を行わず、前記画像方向判別手段による画像方向
    判別処理の終了後に前記画像データ入力手段から画像デ
    ータを入力する第1のモードと、 前記制御手段による前記画像方向判別手段の制御を行う
    第2のモードと、 を切換可能なモード切換手段を更に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記画像入力手段は、原稿上の画像を読取
    る画像読取手段を有し、 前記制御手段は、前記画像読取手段の動作に基づく所定
    のタイミングで画像方向の判別結果を出力させるように
    前記画像方向判別手段を制御することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 第1の原稿の画像データに対する画像方向判別処理中
    に、前記画像読取手段による第2の原稿の読取が開始さ
    れた場合には、 前記第1の原稿の画像データに対する画像方向判別処理
    を中断し、その時点での画像方向の判別結果を出力する
    ように前記画像方向判別手段を制御することを特徴とす
    る請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記画像方向判別手段に判別処理の開始を
    指示する指示手段を更に有し、 前記制御手段は、 第1の原稿の画像データに対する画像方向判別処理中
    に、前記指示手段から第2の原稿の画像データに対する
    判別処理の開始が指示された場合には、 その時点での第1の原稿の画像方向の判別結果を出力
    し、前記第2の原稿の画像データに対する画像方向判別
    処理を開始するように前記画像方向判別手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】前記画像方向判別手段は、 文字の特徴を記載した文字認識辞書と、 前記文字認識辞書を参照して前記画像入力手段により入
    力した画像データ中の文字データについて文字毎に文字
    認識を行い、文字認識結果に基づいて個々の文字方向を
    判別し、個々の文字方向を総合して文書方向を決定して
    出力する文書方向判別手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】連続して複数の画像を入力する画像入力工
    程と、 前記画像入力工程により入力された第1の画像の画像方
    向を判別する画像方向判別処理工程と、 前記画像入力工程により第2の画像の入力タイミングに
    従って前記前記画像方向判別処理工程を中断する中断工
    程と、 中断された時点までに判別した画像方向を出力する判別
    結果出力工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】画像方向を判別する画像方向判別処理工程
    のプログラムモジュールと、 前記画像方向判別処理工程を中断する中断工程のプログ
    ラムモジュールと、 中断された時点までに判別した画像方向を出力する判別
    結果出力工程のプログラムモジュールと、 を格納することを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  9. 【請求項9】画像データの画像方向を判別する画像方向
    判別手段を制御する制御用プログラムモジュールを格納
    したコンピュータ可読メモリであって、 前記画像方向判別手段で画像方向を判別するべき画像の
    入力を検知する検知工程のプログラムモジュールと、 前記検知工程により検知された画像の入力に従って、所
    定のタイミングで前記画像方向判別手段に画像方向判別
    結果の出力指示を行う指示工程のプログラムモジュール
    と、 を格納することを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  10. 【請求項10】画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データの画像方
    向を判別する画像方向判別手段と、 前記画像入力手段により入力された第1の画像データに
    対する画像方向判別処理中に、前記画像入力手段によっ
    て第2の画像データの入力が開始された場合には、その
    時点での前記第1の画像データの画像方向の判別結果を
    出力し、前記第2の画像データに対する画像方向判別処
    理を開始するように前記画像方向判別手段を制御する制
    御手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
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