JPH1134115A - 樹脂成形金型 - Google Patents

樹脂成形金型

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JPH1134115A
JPH1134115A JP19667297A JP19667297A JPH1134115A JP H1134115 A JPH1134115 A JP H1134115A JP 19667297 A JP19667297 A JP 19667297A JP 19667297 A JP19667297 A JP 19667297A JP H1134115 A JPH1134115 A JP H1134115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chase
cavity
unit
mold
ejector
Prior art date
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Pending
Application number
JP19667297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Shimada
浩之 島田
Yoshito Sakamoto
芳人 坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP19667297A priority Critical patent/JPH1134115A/ja
Publication of JPH1134115A publication Critical patent/JPH1134115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チェイスを構成する部材を更に細分化して、
キャビティユニット単独の交換だけで従来技術では、達
成できなかった金型製作時間とコストの削減及び樹脂成
形金型に占める汎用部材の拡大を実現する。 【解決手段】 チェイス7がモールドベース18に離脱
可能に支持された樹脂成形金型において、前記チェイス
7に樹脂モールドを成形するキャビティ1を形成したキ
ャビティボディ2とエジェクター板4とから成るキャビ
ティユニット5を離脱可能に支持させ、前記チェイス7
と前記モールドベース18との間に前記エジェクター板
4を駆動するセンターユニット6を配置し、前記センタ
ーユニット6は前記モールドベース18内に配置された
エジェクターユニット14により駆動されるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム上
の半導体装置の樹脂封止などに用いられる樹脂成形金型
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形金型は、上型と下型に分かれ樹
脂成形部となる一連または複数連のキャビティがチェイ
スの上部に一体に設けられ、該チェイスは、モールドベ
ースに固定され、モールドベースに収納されているエジ
ェクターユニットによりエジェクターピンを上下するこ
とで、キャビティ内の樹脂成形品を取り出すことができ
る。
【0003】又、成形原料の注入機構及びチェイス内の
エジェクターピンの駆動装置を備えた樹脂成形装置は、
点検、整備を簡便とする形態にてモールドベースに装備
される。上型と下型のモールドベースは成形装置に固定
され、それぞれの成形型駆動装置により対向するチェイ
スを型締めし、樹脂成形装置より成形原料をキャビティ
に圧入して成形した後、チェイス相互を離間させる型開
きを行ってキャビティから成形品を取り出す。
【0004】例えば、特開平6−63997号公報に提
案されるように、チェイス部分の形態を改良して多品種
の成形に便宜を計ったものがある。図4(a)、(b)
に、その要部の断面図を示す。101はキャビティであ
り、チェイス102には、樹脂成形品を離脱させるサブ
エジェクトピン106とサブエジェクト板107がキャ
ビティ101の下方に配置され、モールドベース104
側にメインエジェクトピン109とメインエジェクト板
110が配置されている。チェイス102にはガイド1
03が有り、モールドベース104側に支持される支持
部材105により固定されている。
【0005】樹脂成形品の品種変更の際には、図4
(b)に示すように支持部材105をモールドベース1
04から浮かし、チェイス102を水平に移動して別の
チェイスと交換する。モールドベース104は、そのま
ま使用できるので金型の変更に要する費用は削減でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体装置は、
多品種、短納期の傾向にあり、金型品種変更のサイクル
は短い。樹脂成形品の品種変更のたびに製作する金型の
範囲は、部分的であるほど歓迎される。本発明は、チェ
イスを構成する部材を更に細分化して、特に、複数連の
キャビティが配置されているチェイスにおいて、単にキ
ャビティユニットの交換だけで従来技術では、達成でき
なかったチェイスに占める共通部材の拡大を実現し、新
規に製作する金型をキャビティユニットに限定して、チ
ェイス全体の製作費の削減及び製作時間の短縮と樹脂成
形金型に占める共通部材の拡大を実現する。
【0007】
【発明を解決するための手段】チェイスがモールドベー
スに離脱可能に支持された樹脂成形金型において、前記
チェイスに樹脂モールドを成形するキャビティを形成し
たキャビティボディとエジェクター板とから成るキャビ
ティユニットを離脱可能に支持させ、前記チェイスと前
記モールドベースとの間に前記エジェクター板を駆動す
るセンターユニットを配置し、前記センターユニットは
前記モールドベース内に配置されたエジェクターユニッ
トにより駆動される。
【0008】モールドベース内のエジェクタユニット
は、別途モールドベースに装備する駆動装置により作動
されて、最終的にはエジェクター板に固定されるエジェ
クターピンにてキャビティ内の樹脂成形品を突き出す。
樹脂成形品の品種変更に伴うキャビティユニットの変更
は、モールドベース上に支持部材を介して固定されてい
るチェイスを外し、キャビティユニットとセンターユニ
ットを結合しているボルトを弛めて、キャビティユニッ
トを取り出し、所定のキャビティユニットと交換すれば
よい。
【0009】本発明における「キャビティユニット」
は、一連のキャビティの設けられるキャビティボデイと
エジェクター板にネジ手段等で固定されるエジェクター
ピンとがセットになったユニットである。また、「セン
ターユニット」は、一連または複数連のキャビティユニ
ット群をチェイス内で駆動し、且つ、モールドベース側
の「エジェクタユニット」により駆動される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂成形金型から成形さ
れる樹脂成形品は、図3に示すようにリードフレーム2
01上に搭載されている半導体ユニットを気密に保護す
るため樹脂モールド202した連続する一次製品であ
る。この樹脂モールド202の形状の変更に対応して、
本発明のキャビティユニットは新規に製作される。
【0011】この一次製品を得る本発明の樹脂成形金型
の概要を説明する断面図を、図1に示す。樹脂成形金型
は、上型と下型の対で構成され成形原料を圧入するゲイ
トをいずれに設けるかと言う選択はあるが、主要部分は
同一構造になっているので便宜上、図1には下型を例に
とって図示する。
【0012】図2はキャビティユニット5を示し、この
キャビティユニット5は、キャビテイボディ2とエジェ
クタ板4とで構成される。キャビティボディ2の上面に
は樹脂モールド202を成形するためのキャビティ1が
形成され、またエジェクター板4に取付けられたエジェ
クターピン3が挿通する貫通孔が形成されている。エジ
ェクター板4には、キャビティ1に成形された樹脂モー
ルド202を突き出すためのエジェクターピン3が、ネ
ジ手段等により複数設けられている。
【0013】図2には、キャビティユニット5に1個の
キャビティ1を設けた場合を示しているが、樹脂成形品
は図3に示すように、任意の樹脂モールド202の数だ
け連続して配置されているからキャビティボディ2に
は、複数のキャビティ1を設けることができる。
【0014】センターユニット6は、キャビティユニッ
ト5を駆動するためチェイス7のガイド孔8に摺動自在
のパイプ9を挿入し、パイプ9を介してセンタープレー
ト10とエジェクター板4とが六角孔付ボルト11にて
結合されて構成され、エジェクターピン3を常に下方に
引き込むために、圧縮スプリング12がチェイス7とセ
ンタープレート10の間に縮装されている。従って、チ
ェイス7にはキャビティユニット5とセンターユニット
6及び圧縮スプリング12が収納されていることにな
る。
【0015】この形態を従来例の図4に示すキャビティ
101が一連しか存在しないチェイス102と比較する
と、本発明ではセンターユニット6が余分に配置されて
いるように撮れるが、大半の樹脂成形金型は2連以上の
キャビティ1を配置しているので、図4の従来例に2連
のキャビティ群を設けたチェイス102全体を交換する
方式に比べ、本発明はキャビティユニット5だけを交換
すればよいから、新規に製作する部材の容積は遥かに少
ない。
【0016】そしてチェイス7全体は、チェイス7に設
けるガイドレール7aとモールドベース18側の型板1
9にネジ止めしている支持部材13と係合して固定され
る。
【0017】更に、エジェクターユニット14は、モー
ルドベース18内の型板19の連通孔15を摺動自在に
貫通するエジェクターロッド16をメインエジェクター
板17に螺合してベース板21上に載置される。モール
ドベース18は、枠板20やベース板21から構成され
ベース板21には、樹脂成形装置の成形原料のタンクや
注入機構及びエジェクターユニット14の駆動装置(い
ずれも図示せず)が装備される。
【0018】図1は、下型を例にとって説明したが、上
型と下型のモールドベース18は、成形装置に固定さ
れ、それぞれの成形型駆動装置(図示なし)により対向
するチェイス7を型締めし、樹脂成形装置より成形原料
をキャビティ1に圧入して成形した後、チェイス7相互
を離間させる型開きを行ってキャビティ1から成形品2
02を取り出す。
【0019】樹脂モールド202の形状が変更となり樹
脂成形金型の型替えの際には、先ず、チェイス7を固定
しているガイドレール7aの止め金(図示なし)を外
し、チェイス7を横にスライドさせて抜き出し、エジェ
クター板4とセンタープレート10を結合している六角
孔付ボルト11を弛めてセンターユニット6と分離し、
キャビティボディ2の溝2aに沿って図2に示すように
キャビティユニット5の形態で取り出し、別途用意する
キャビティユニットと交換する。
【0020】以上のように構成しておけば、樹脂成形品
の品種変更の際には、キャビティユニット5だけ製作す
ればよく、その他の金型部材は全て共用できるから、金
型製作時間とコストは大幅に削減できる。
【0021】
【発明の効果】樹脂成形品の品種変更の際、従来はチェ
イス全体の型替えが必要であったが、チェイスの一部を
キャビティユニットに置き換えることにより、樹脂成形
金型に占める共通部材を拡大したので、金型製作時間と
コストを削減すると共に多品種少量の製作要求にも迅速
に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形金型の要部の断面図である。
【図2】本発明のキャビティユニットの断面図である。
【図3】リードフレーム上に封止されている半導体の一
次製品図面である。
【図4】従来技術のチェイス周辺の構造を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1:キャビティ 2;キャビティボディ 3:エジェクターピン 4:エジェクター板 5:キャビティユニット 6:センターユニット 7:チェイス 8:ガイド孔 9:パイプ 10:センタープレート 11:六角孔付きボルト 12:スプリング 13:支持部材 14:エジェクトユニット 15:連通孔 16:エジェクターロッド 17:メインエジェクト板 18:モールドベース 19:型板 20:枠板 21:ベース板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 31:34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェイスがモールドベースに離脱可能に
    支持された樹脂成形金型において、前記チェイスに樹脂
    モールドを成形するキャビティを形成したキャビティボ
    ディとエジェクター板とから成るキャビティユニットを
    離脱可能に支持させ、前記チェイスと前記モールドベー
    スとの間に前記エジェクター板を駆動するセンターユニ
    ットを配置し、前記センターユニットは前記モールドベ
    ース内に配置されたエジェクターユニットにより駆動さ
    れるように構成したことを特徴とする樹脂成形金型。
JP19667297A 1997-07-23 1997-07-23 樹脂成形金型 Pending JPH1134115A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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