JPH11340262A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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JPH11340262A
JPH11340262A JP14786698A JP14786698A JPH11340262A JP H11340262 A JPH11340262 A JP H11340262A JP 14786698 A JP14786698 A JP 14786698A JP 14786698 A JP14786698 A JP 14786698A JP H11340262 A JPH11340262 A JP H11340262A
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semiconductor device
mold
heat sink
radiating plate
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    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型を用いて樹脂を注入することにより形成
される放熱板内蔵型の樹脂封止型半導体装置において、
樹脂の成形不良を防止すべく放熱板下部への樹脂の注入
性を向上させる。 【解決手段】 放熱板10は、基板部13と、片面12
側に基板部13から段状に突出する台座部14とを有す
る。樹脂封止型半導体装置1は、リードフレーム3の半
導体チップ2を搭載した搭載部3aを、放熱板の台座部
14に当接配置した状態で成形金型7内に設置した後、
軟化状態の樹脂を成形金型7のゲート8から注入、充填
することにより樹脂封止される。放熱板10台座部14
の段部14aには、成形金型7のゲート8に対向する部
位を含む位置に、注入された樹脂を放熱板10の片面1
2側から他面11側へ導く開口部15が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱板を内蔵する
樹脂封止型半導体装置に関し、自動車におけるエンジン
制御ECU、ABS用ECU等に用いられるドライバI
Cあるいは電源ICのような電力用半導体装置に用いて
好適である。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の樹脂封止型半導体装
置は、例えば、自動車におけるエンジン制御ECU、A
BS用ECU等に用いられるドライバICあるいは電源
ICのような電力用半導体装置に用いられる。そのよう
なものとして、例えば、特開昭60−110145号公
報、特開昭61−194861号公報、特開平8−70
016号公報等に記載のものが提案されている。
【0003】この種の樹脂封止型半導体装置は、一般
に、パワーMOSFET等を含んだ半導体チップと、こ
の半導体チップを搭載する搭載部を有するリードフレー
ムと、半導体チップの放熱を促進するための放熱板(ヒ
ートスプレッダ)とを、モールド樹脂で封止したパッケ
ージ形態を採用した構成であり、金型内に半導体チッ
プ、リードフレーム、放熱板を配置した状態で、樹脂を
注入、充填することにより形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が上記従来技術に基づいて、樹脂封止型半導体装置を
試作検討したところ、放熱板が原因で、モールド樹脂に
未充填部分や巣、ウエルドラインが残るという不具合が
発生することがわかった。以下、これら不具合の発生原
因について、図4に示す本発明者の試作品に基づいて説
明する。
【0005】図4は、上記従来技術に基づく試作品であ
る樹脂封止型半導体装置(以下、半導体装置という)1
00の一般的な構成を示すものである。ここで、図4に
おいて(a)は平面構成模式図、(b)は(a)のA−
A断面模式図である。なお、図4(a)においては、便
宜上、後で製造方法を説明するために、後述の成形金型
7における樹脂注入用のゲート(注入口)8も一緒に示
してある。
【0006】半導体装置100の内部には、銅(Cu)
やアルミニウム(Al)等からなる放熱板4と、この放
熱板4の上面側に配置されたリードフレーム3と、パワ
ーMOSFET等を含んだ半導体チップ(半導体素子)
2とが収納され、これら部材2〜4は、例えば黒色のエ
ポキシ樹脂等からなるモールド樹脂5で薄型矩形状に封
止され一体化されている。なお、図4(a)はモールド
樹脂5を透視した状態である。
【0007】リードフレーム3は、半導体チップ2を搭
載する搭載部(アイランド部)3aと、搭載部3a周囲
からモールド樹脂5外部に引き出された複数本のリード
部3bと、搭載部3aをリードフレーム3とつないでお
くための吊りリード3cとから構成されている。ここ
で、リード部3bにおいて、モールド樹脂5内に位置す
る部分はインナリード、モールド樹脂5外部に引き出さ
れた部分はアウタリードとして構成されているが、図4
(a)においては、インナリード及びワイヤ6は2本の
み示してある。また、吊りリード3cは、リードフレー
ム3のうちモールド樹脂5外部に位置する部位と搭載部
3aとを連結しているが、図4(b)においては省略し
てある。
【0008】そして、リードフレーム3の搭載部3aに
は、半導体チップ2が、Agペースト等の導電性樹脂も
しくは半田等の接着部材(図示せず)を介して搭載され
ている。半導体チップ2とリード部3bのインナリード
部分とはワイヤボンディングされたワイヤ6によって接
続されており、リード部3b及びワイヤ6を介して、半
導体チップ2と外部との電気信号のやり取りが可能とな
っている。
【0009】ところで、この半導体装置1においては、
リードフレーム3の搭載部3aに搭載された半導体チッ
プ2から発生する熱を効率よく逃がすために、放熱板4
の上面と搭載部3aとを当接させた構造がとられる。こ
こで、放熱板4においては、リード部3bとの接触(短
絡)防止のため、図4(b)に示す様に、搭載部3aと
当接する部分に絞り加工を施し、放熱板の下面4d側か
ら上面4c側に向かって基板部4bから段状に突出する
台座部4aを形成することで、意図的にリード部3bと
基板部4bとの間にギャップGを設けている。
【0010】かかる構成を有する半導体装置100の製
造方法について、図5(注入樹脂の流れを示す説明図)
を参照して述べる。まず、所定の温度に加熱された成形
金型7の下型7bに放熱板4単体を落とし込む(ドロッ
プイン工程)。その後、半導体チップ2が搭載され且つ
ワイヤ6が接続されたリードフレーム3(図5ではワイ
ヤ6は省略)を、搭載部3aを放熱板4の台座部4aに
当接させて下型7bにセットする。
【0011】そして、成形金型7の上型7aをセット
し、成形金型7内にモールド樹脂5を軟化状態で注入、
充填することで樹脂封止を行なう。ここで、樹脂注入は
図4(b)及び図5に示すゲート8から注入される。最
後に、リード部3bのアウタリードに半田を付ける表面
処理等をした後、このアウタリードを所定の形状に加工
することにより、半導体装置100が完成する。
【0012】ここで、放熱板4がモールド樹脂5を成形
金型7に注入する際の障害物となり、未充填、巣、ウエ
ルドラインといった成形不良をおこす原因となってい
る。まず、成形金型7の熱により粘度の下がったモール
ド樹脂5が、成形金型7の下型7bに設けられたゲート
8から下型キャビティ9b内に注入される。ゲートから
注入された樹脂は、まず放熱板4の基板部4bの1つの
角部40bに衝突し、図5中の矢印に示すような乱流を
起こす。
【0013】そして下型7bに設置された放熱板4の台
座部4aの段部40a壁面に衝突するため下型キャビテ
ィ9b方面への樹脂の進入が阻害される。特に、台座部
4aの下部空間20においては、その進入しにくさが顕
著である。その結果、上型キャビティ9aの方に樹脂が
積極的に充填されるため、図5に太線と細線の矢印で示
す様に、樹脂の流れが上型キャビティ9aで多く、下型
キャビティ9bで少ないというように不均一となり、下
部空間20の中央部付近に未充填部分または巣、ウエル
ドラインといった成形不良が発生する。
【0014】これらモールド樹脂5の成形不良は、製品
の外観上問題となるとともに、信頼性上も耐湿性の面で
問題となる。そこで、本発明は上記点に鑑みて、金型を
用いて樹脂を注入することにより形成される放熱板を内
蔵型の樹脂封止型半導体装置において、樹脂の成形不良
を防止すべく放熱板下部への樹脂の注入性を向上させる
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型内に注入
された樹脂が、放熱板台座部の段部壁面に衝突するた
め、放熱板下部への進入が阻害されることに着目してな
されたものである。すなわち、請求項1記載の発明で
は、片面(12)側に基板部(13)から段状に突出す
る台座部(14)を有する放熱板(10)において、台
座部(14)の段部(14a)に、金型(7)の注入口
(8)から注入された樹脂を放熱板(10)の片面(1
2)側から他面(11)側へ導く開口部(15)を設け
たことを特徴としている。
【0016】それによって、金型(7)の注入口(8)
から注入された樹脂が、放熱板(10)台座部(14)
の段部(14a)壁面に到達した際に、放熱板(10)
の片面(12)側から開口部(15)を通過して、他面
(11)側すなわち放熱板(10)の下部に進入する。
よって、放熱板(10)下部への樹脂の注入性が向上で
き、モールド樹脂(5)の成形不良を防止することがで
きる。
【0017】また、請求項2記載の発明においては、放
熱板(10)の基板部(13)のうち開口部(15)と
対応する部位に、外縁部から開口部(15)までくびれ
たくびれ部(13a)を形成したことを特徴としてお
り、金型(7)内に流入してきた樹脂は、障害なく開口
部(15)まで到達できるため、放熱板(10)下部へ
の樹脂の注入性をより向上できる。
【0018】ここで、請求項3記載の発明のように、開
口部(15)を、放熱板(10)台座部(14)の段部
(14a)のうち注入口(8)と対向する部位に設けた
ものとすれば、樹脂の放熱板(10)下部への進入を促
進できる。なお、上記した括弧内の符号は、後述する実
施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本発明の実施形態に係る樹脂
封止型半導体装置(以下、半導体装置という)1の平面
構成を示す模式図である。本例の半導体装置1は、QF
P(Quad Flat Package)であり、例
えば、自動車におけるエンジン制御ECU、ABS用E
CU等に用いられるドライバICあるいは電源ICのよ
うな電力用半導体装置に用いられる。
【0020】ここで、半導体装置1は、上記図4に示し
た半導体装置100において放熱板の構成を変えたのみ
であるため、以下、主として放熱板10の構成について
述べると共に、図4と同一部分については、図1中同一
符号を付して補足説明をするにとどめる。なお、図4
(a)と同様に、図1ではインナリード及びワイヤ6は
2本のみ示すとともにゲート8を示してあり、モールド
樹脂5は透視されている。
【0021】図2は図1の放熱板10の単体構成図であ
り、(a)は平面構成図、(b)は(a)のA矢視図で
ある。図2に示す様に、放熱板10は、上記放熱板4と
同様の材質からなり、下面11側から上面12側に向か
って基板部13から段状に突出する台座部14を有す
る。この台座部14は、図示例では、上記図4と同様に
平面形状が四角形状であり、半導体チップ2を搭載した
リードフレーム3の搭載部3aが当接配置される。
【0022】ここで、図2(a)に示す様に、基板部1
3は台座部14の四隅以外の部位に設けられており、台
座部14の四隅と対応する部位においては、外縁部から
各四隅までくびれたくびれ部13aを形成している。ま
た、台座部14の各四隅において、段部14a壁面は切
り欠かかれており、図2(b)に示す様に、ゲート8か
ら注入された樹脂を放熱板10の上面12側から下面1
1側へ導く開口部15が構成されている。
【0023】そして、図1に示す様に、半導体装置1に
おいて、放熱板10は、台座部14の四隅の1つすなわ
ち4つの開口部15のうちの1つが、製造時においてゲ
ート8と対向する位置に配置されている。このように、
本実施形態の放熱板10は、上記図4の放熱板4におい
て、台座部4aの四隅に対応する基板部4bをくびれさ
せ、さらに、台座部4aの四隅を切り欠いて上記開口部
15のような開口部を形成したものと同様な構成となっ
ている。
【0024】本実施形態の半導体装置1も、上記半導体
装置100同様の方法にて製造されるが、次に、製造時
における本実施形態独自の作用について、図3を参照し
て述べる。ここで、図3は、本実施形態における樹脂注
入時の樹脂の流れを示す説明図であり、半導体装置1の
各部材構成は模式的に示し、また、上記図5と同一部分
には同一符号を付してある。
【0025】成形金型7は、薄型矩形のモールド樹脂5
外形に対応したキャビティ形状を有し、図1に示す様
に、ゲート8は、成形金型7の角部(図1中、符号8a
にて示す部位に相当)の1つに設けられている。まず、
所定の温度に加熱された成形金型7の下型7bに、放熱
板10単体を落とし込む(ドロップイン工程)。ここ
で、放熱板10は、各開口部15が成形金型7の各角部
に対向するように、成形金型7内に配置される。
【0026】その後、上述と同様に、ワイヤ接続された
(図3ではワイヤ6省略)半導体チップ2を搭載したリ
ードフレーム3を、搭載部3aを放熱板10の台座部1
4に当接させて、下型7bにセットする。そして、成形
金型7の上型7aをセットし、ゲート8から、成形金型
7内にモールド樹脂5を、ある程度溶融した軟化状態で
注入、充填することで樹脂封止を行なう。
【0027】ここで、本実施形態においては、樹脂が注
入される部分に放熱板10が障害物として存在しないた
め、図3において矢印の流れで示す様に、ゲート8から
成形金型7のキャビティ9a、9b内へ流入してきた樹
脂は、ゲート8と対向する台座部14の段部14a壁面
まで一気に到達し(図1中、矢印M参照)、そこに形成
された開口部15を通過し、放熱板10の下面11側へ
流れ込む。
【0028】放熱板10の下面11側へ流れ込んだ樹脂
は、他の開口部15を通過して再び放熱板10の上面1
2へ抜けるため、成形金型7の両キャビティ9a、9b
において均一な充填が可能となる。このように放熱板1
0は、従来のように樹脂流れの障害物となるのではな
く、むしろ、樹脂の流れを、充填が困難となる放熱板1
0の下面11側へ積極的に誘導するという貴重な役目を
果たす。
【0029】このように、本実施形態では、放熱板10
台座部14に設けた開口部15によて樹脂の流れ性を大
幅に改善できるため、特に従来品において、樹脂充填の
ネックとなっていた台座部14の下側エリア(下部空間
20)への樹脂の注入性を向上させることができる。従
って、未充填、巣、ウエルドラインといった成形不良の
ないパッケージ形態を、モールド樹脂5によって実現す
ることができる。
【0030】また、本実施形態では、上述の樹脂の流れ
とすることにより、放熱板10下面11に流入した樹脂
によって、放熱板10を押し上げる力が働くため、リー
ドフレーム3の搭載部3a下面と放熱板10台座部14
上面との接触する力が、強固となり、両者間にモールド
樹脂の入り込む余地がなくなり、両者が十分に接触す
る。このことによって、より良好な放熱性が得られると
いう波及効果もある。
【0031】ところで、図1及び図4に示した様な、放
熱板4、10を内蔵する半導体装置1、100は、放熱
板4、10とリードフレーム3とが、独立した別個の部
品であり、放熱板4、10は他の部品と固着しておら
ず、成形金型7に投げ込んだだけの構造であることによ
り、「ドロップイン方式」のヒートスプレッダ内蔵型パ
ッケージと呼ばれている。このようなタイプにおいて
は、標準のリードフレームと成形金型が流用できるた
め、新規なリードフレームと新規な製造設備は不要とな
り、コストアップを最小限に抑えて放熱性が向上できる
というメリットがある。
【0032】ちなみに、本発明者等の測定データによる
と、14m×20mボディの80ピンとしたQFPに関
して、放熱板の無い構成が約35℃/Wであったのに対
し、放熱板4、10を内蔵する半導体装置1、100で
は、約25℃/Wまで下げられ、放熱板の部品コスト上
昇分以上のパフォーマンスが得られることが確認されて
いる。
【0033】ここで、本実施形態では、放熱板10にく
びれ部13aを設けているが、上記図4に示す放熱板4
に比べて、放熱板10の面積が縮小することによる放熱
性のデメリットについても考慮した設計を行なってい
る。つまり、放熱板10の基板部13を、図4に示す放
熱板4の最外殻の体格と同サイズに維持するような形状
にすることによって、放熱性の劣化を最小限に食い止め
ている。本発明者の測定データによれば、本例の放熱板
10では、10%以下の放熱性低下に止められることが
確認できている。
【0034】(他の実施形態)なお、上記実施形態で
は、放熱板10台座部14の開口部15においては、放
熱板10下面11への樹脂の進入性をより効率よくする
ために、開口部15の1つが製造時においてゲート8と
対向するように設置されているが、どの開口部もゲート
8と対向しない位置にあってもよい。つまり、開口部
は、注入された樹脂が衝突する台座部14の段部14a
壁面にあれば、樹脂の成形不良を防止すべく放熱板10
下部への樹脂の注入性を向上させることができる。
【0035】また、上記実施形態では、放熱板10基板
部13にくびれ部13aを設けているが、このくびれ部
13aは無いものとしてもよい。但し、くびれ部13a
があれば、開口部15へ注入樹脂を効率よく到達させる
ことができる。また、上記実施形態では、表面実装タイ
プのQFPを例にとって説明したが、同様な効果はSO
P(Small Out Line Packag
e)、SIP(Single Inline Pack
age)、DIP(Dual Inline Pack
age)といったあらゆるパッケージ形態においても発
揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る樹脂封止型半導体装置
の平面構成模式図である。
【図2】図1の放熱板の単体構成図であり、(a)は平
面構成図、(b)は(a)のA矢視図である。
【図3】上記実施形態における樹脂注入時の樹脂の流れ
を示す説明図である。
【図4】本発明者の試作品である樹脂封止型半導体装置
の一般的な構成を示すものであり、(a)は平面構成模
式図、(b)は(a)のA−A断面模式図である。
【図5】図4の試作品における樹脂注入時の樹脂の流れ
を示す説明図である。
【符号の説明】
2…半導体素子、3…リードフレーム、3a…リードフ
レームの搭載部、7…成形金型、8…成形金型のゲー
ト、10…放熱板、11…放熱板の下面、12…放熱板
の上面、13…放熱板の基板部、13a…くびれ部、1
4…放熱板の台座部、14a…台座部の段部、15…開
口部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂注入用の注入口(8)を有する金型
    (7)内に、片面(12)側に基板部(13)から段状
    に突出する台座部(14)を有する放熱板(10)を配
    置するとともに、 半導体素子(2)が搭載された搭載部(3a)を有する
    リードフレーム(3)を、前記搭載部(3a)が前記台
    座部(14)に当接するように配置した後、 軟化状態の樹脂を前記注入口(8)から注入して、前記
    金型(7)内に充填することにより形成される樹脂封止
    型半導体装置において、 前記放熱板(10)は、前記台座部(14)の段部(1
    4a)に、前記注入口(8)から注入された樹脂を前記
    放熱板(10)の片面(12)側から他面(11)側へ
    導く開口部(15)を備えていることを特徴とする樹脂
    封止型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱板(10)は、前記基板部(1
    3)のうち前記開口部(15)と対応する部位に、外縁
    部から前記開口部(15)までくびれたくびれ部(13
    a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の樹脂封止型半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部(15)は、前記台座部(1
    4)の段部(14a)のうち前記注入口(8)と対向す
    る部位に設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の樹脂封止型半導体装置。
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