JPH11339354A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH11339354A
JPH11339354A JP10146110A JP14611098A JPH11339354A JP H11339354 A JPH11339354 A JP H11339354A JP 10146110 A JP10146110 A JP 10146110A JP 14611098 A JP14611098 A JP 14611098A JP H11339354 A JPH11339354 A JP H11339354A
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lever
drawer
cabinet
eject
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Naoki Eguchi
直紀 江口
Koichi Kuwano
晃一 桑野
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的部品点数の少ない簡易的な構成で、利
便性の高いイジェクトロック機構を実現したディスク装
置を提供する。 【解決手段】 キャビネット2と、ディスクを駆動し再
生する再生ユニットが搭載され、キャビネット2に対し
挿脱自在なドロワ1と、キャビネット2に設けられたロ
ックピン13と、ドロワ1がキャビネット2内に挿入さ
れたとき、ドロワ1がキャビネット2内に保持されるよ
うロックピン13と係合するロック位置に回転可能なロ
ックレバー14と、ロックレバー14をロック位置に定
位させる力をマグネット17aにより発生させるととと
もに、マグネット17aの吸着力に抗しつつロックレバ
ー14をロック位置から移動させロックを解除する力を
発生させるソレノイド17とを具備するディスク装置を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、又
はDVD−ROM等の光ディスクを再生するディスク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノート型パソコン対応のディスク
ドライブにおいては、図5に示すように、ディスクを駆
動及び再生するためのディスク駆動・再生機構が搭載さ
れたドロワ51と呼ばれる可動体と、このドロワ51を
収納可能な筐体であるキャビネット52とからなる薄型
構造のディスクドライブがある。
【0003】このようなディスクドライブには、ドロワ
51の排出方向における先端部53にイジェクトロック
機構が設けられており、例えば前面に設けられたイジェ
クトボタン54を押すことにより、ドロワ51がキャビ
ネット52から排出され、一方排出されたドロワ51を
ユーザが手動により押してキャビネット52内に挿入す
ると、キャビネット52内にドロワ51が収納された状
態を保持できるといったものである。
【0004】このイジェクトロック機構は、一般に、ド
ロワ51にロックレバーを備えており、ドロワ51がキ
ャビネット52内に挿入されたときに、キャビネット5
1に設けられた係合部とロックレバーとが係合してロッ
クし、キャビネット52内にドロワ51が保持される。
一方、ドロワ51のイジェクト時には、ドロワ51に設
けられたモータ又はソレノイド等を利用して電気的にロ
ックレバーのロックを解除しドロワ51をキャビネット
52内から排出させるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなディスクドライブのイジェクトロック機構におい
て、駆動の際のON/OFFの検出スイッチ等が必要と
なり部品点数の増えるモータ、及び比較的大型サイズに
なるとともに電流を多く消費する通電吸着タイプのソレ
ノイドを、このような薄型のディスクドライブのイジェ
クトロック機構に用いることは不向きであった。
【0006】また、イジェクトロック機構を自己吸着型
のソレノイドを用いて構成した場合、可動片をソレノイ
ド本体に確実に吸着させる動作が必要となるため、可動
片がソレノイド本体と当接してもなおソレノイド本体側
に移動するよう設計的に可動片の移動軌跡にオーバース
トロークをもたせることが一般的であるが、この際のレ
バー類の拘束力を吸収する構造が複雑なものとなってい
た。
【0007】さらに、ディスクドライブが薄型であるこ
とからイジェクトロック機構を構成する部品のレイアウ
トが難しく、キャビネット52内からドロワ51が排出
されるストーロークを多くとらないと、再び、ドロワ5
1をキャビネット52内へ挿入した時に再ロックが掛か
らないという問題や、全般的にイジェクトロック機構を
構成する部品点数が多くなってしまうという問題があっ
た。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、比較的部品点数の少ない簡易的な
構成で、利便性の高いイジェクトロック機構を実現した
ディスク装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク装置は、請求項1に記載されてい
るように、筐体と、ディスクを駆動し再生する再生ユニ
ットが搭載され、前記筐体に対し挿脱自在な可動体と、
前記筐体又は前記可動体のいずれかに設けられたロック
ピンと、前記可動体が前記筐体内に挿入されたとき、前
記可動体が前記筐体内に保持されるよう前記ロックピン
と係合するロック位置に移動可能なロックレバーと、前
記ロックレバーを前記ロック位置に定位させる力を発生
させる吸着手段と、前記吸着手段の吸着力に抗しつつ前
記ロックレバーを前記ロック位置から移動させロックを
解除する力を発生させる解除手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】また、本発明のディスク装置は、請求項2
に記載されているように、筐体と、ディスクを駆動し再
生する再生ユニットが搭載され、前記筐体に対し挿脱自
在な可動体と、前記筐体又は前記可動体のいずれかに設
けられたロックピンと、前記可動体が前記筐体内に挿入
されたとき、前記可動体が前記筐体内に保持されるよう
前記ロックピンと係合するロック位置に移動可能なロッ
クレバーと、前記可動体の前記筐体内への挿入動作によ
り、前記ロックピンを介して動作させられるリセットレ
バーと、前記挿入動作により前記リセットレバーが動作
させられたとき、該リセットレバーに押圧されて移動
し、前記ロックレバーを前記ロック位置に移動させる連
結レバーと、前記ロックレバーを、前記連結レバーを通
じて前記ロック位置に定位させる力を発生させる吸着手
段と、前記吸着手段の吸着力に抗しつつ前記ロックレバ
ーを前記ロック位置から移動させロックを解除する力を
発生させる解除手段とを具備することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のディスク装置は、請求項
3に記載されているように、請求項2記載のディスク装
置において、前記連結レバーは、前記リセットレバーに
より押圧される部分に、該リセットレバーを弾性的に支
持する弾性支持部を有することを特徴とする。
【0012】本発明のディスク装置によれば、ロックレ
バーをロック位置に定位させるために連結レバーを吸着
手段側に移動させるリセットレバーのリセット動作と、
ロックレバーのロック位置への移動とが、可動体の筐体
への挿入動作により、同一のロックピンで行われるの
で、イジェクトロック機構の構成を簡易的なものとする
ことができる。また、同一のロックピンによりロックレ
バーとリセットレバーとを動作させられることから互い
のレバーを近付けた構造とすることができるので、可動
体の筐体からの排出方向のストロークを極力少なくした
状態でリセット動作、つまり再ロックを行うことができ
る。
【0013】また、イジェクトロック機構をこのような
構造にしたことにより、自己吸着型のソレノイドが利用
できるので、部品点数、及びロック解除動作の際の消費
電流を低減することができる。さらに、この自己吸着型
のソレノイドを用いた場合、設計的に可動片の移動軌跡
にオーバーストロークをもたせることとなるが、発生す
るレバー類の拘束力を弾性支持部を有する連結レバー自
身が吸収するので、簡易的な構造のイジェクトロック機
構が実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0015】図1は本発明を適用した、いわゆるノート
型パソコン対応のDVD−ROMドライブの全体的な構
成を示す斜視図である。
【0016】このDVD−ROMドライブは、図示しな
いディスクを駆動および再生するためのディスク駆動・
再生機構が搭載された可動体であるドロワ1と、このド
ロワ1を収納可能な筐体としてのキャビネット2とから
構成されている。キャビネット2は上側キャビネットと
下側キャビネットから構成されているが、同図では上側
キャビネットの図示を省略してある。ドロワ1はキャビ
ネット2に対して矢印Y1−Y2方向に出し入れ自在で
ある。すなわち、キャビネット2の両側内壁にはドロワ
1をガイド支持するための断面コの字状のガイドレール
3が各々固定されており、これらのガイドレール3に、
ドロワ1の両側に設けられたガイド突起4が、スライド
レール5を介して各々嵌め込まれた形態で支持されてい
る。
【0017】ドロワ1には、ディスクの外形に対応した
凹部からなるディスク搭載部6と、ディスクモータ(図
示せず)及びターンテーブル7等のディスク駆動機構
と、回転するディスクの記録領域にレーザ光を照射して
その反射光を取り込むことでディスクからデータを読み
出すピックアップ8と、このピックアップ8をディスク
の半径方向に搬送する図示しないピックアップ送り機構
などが設けられている。以上のディスクを駆動する機構
とピックアップ8を支持搬送する機構とは、単一のメカ
シャーシ9上に搭載されており、このメカシャーシ9
は、ドロワ1にダンパーゴム等の防振部材を介してフロ
ーティング構造で支持されている。さらに、ドロワ1の
排出方向における先端部分には、ディスクの再生時等に
おいてドロワ1のキャビネット2内への収納状態を保持
するとともに、ディスクの交換時等にイジェクトボタン
10を押すことによりキャビネット2からドロワ1をイ
ジェクトさせるイジェクトロック機構11が設けられて
いる。
【0018】このイジェクトロック機構11は、図2に
示すように、キャビネット2の底板12に突設されたロ
ックピン13と協働することにより、ロック・アンロッ
クを実現するものであり、ドロワ1がキャビネット2内
に挿入されたとき、ドロワ1がキャビネット2内に保持
されるようロックピン13と係合するロック位置に回転
可能なロックレバー14と、ドロワ1のキャビネット2
内への挿入動作により、ロックピン13を介して回転さ
せられるリセットレバー15と、ドロワ1の挿入動作に
よりリセットレバー15が動作させられたとき、リセッ
トレバー15に押圧されて移動し、ロックレバー14を
ロック位置に回転させる連結レバーとしてのイジェクト
レバー16と、イジェクトレバー16を通じてロックレ
バー14をロック位置に定位させる力を発生させるとと
もに、イジェクトボタン10が押されコイルにパルス電
流が供給されたときロックレバー14をロック位置から
回転させロックを解除する力を発生させるための自己吸
着型のソレノイド17と、一端がキャビネット2におけ
る底板12の曲げ12aに支持され、他端がドロワ1に
組み込まれたメカシャーシ9のボス9aに支持されてい
ることにより、ドロワ1をキャビネット2内から排出さ
せる方向に付勢するイジェクトバネ18とから主に構成
されている。
【0019】ロックレバー14には、バネ掛部14aが
設けられており、イジェクトクレバー16のバネ掛部1
6aに一端が掛けらたロックバネ19の他端が、このバ
ネ掛部14aに掛けられている。ロックレバー14は、
引張バネであるこのロックバネ19の付勢力により、メ
カシャーシ9に設けられた支軸9bを支点に反時計方向
に付勢されており、ロックレバー位置決め部14bが、
イジェクトレバー16のロック解除部16bと当接し位
置決めされている。また、ロックレバー14には、ロッ
クピン13と接触可能な高さまで底板12の方向に突出
して設けられたロック作用部14c及びレバーロック部
14dが設けられたおり、ロック作用部14cは、ドロ
ワ1がキャビネット2内に挿入されるときロックピン1
3を通じてロックレバー14を時計方向に回転させるも
のであり、レバーロック部14dは、ロックレバー14
が時計方向に回転した後、さらにドロワ1が挿入された
ときロックピン13と係合する部分である。このロック
ピン13とレバーロック部14dとが係合しているとき
がロックレバー14がロック位置にある状態であり、イ
ジェクトバネ18のドロワ1を排出させようとする付勢
力とロックバネ19のロックレバー14を反時計方向に
回転させようとする付勢力との相互作用により、ドロワ
1がキャビネット2内に収容された状態でロックが掛か
る。
【0020】リセットレバー15には、バネ掛部15a
が設けられており、メカシャーシ9のバネ掛部9cに一
端が掛けらた中立バネ20の他端が、このバネ掛部15
aに掛けられている。リセットレバー15は、回転中心
となるメカシャーシ9に設けられた支軸9dに組み込ま
れており、引張バネである中立バネ20の一端は、この
リセットレバー15の回転中心となる支軸9dの近傍に
掛けられていることから、中立バネ20の付勢力はリセ
ットレバー15の回転中心に向かうように働き、リセッ
トレバー15が回転するモーメントを発生させるように
は働かないので、リセットレバー15は、常に同じ回転
姿勢となるよう中立バネ20により付勢されている。ま
た、リセットレバー15には、イジェクトレバー16の
樹脂バネ部16cを押圧するリセット突起15bとロッ
クピン13と接触可能なリセット作用部15cとが設け
られており、ドロワ1がキャビネット2内に挿入される
とき、ロックピン13とリセット作用部15cとが接触
し、リセットレバー15は支軸9dを支点に時計方向に
回転させられるものとなっている。これによりリセット
突起15bは、イジェクトレバー16の肉逃げされバネ
性を有する樹脂バネ部16cを押圧する。
【0021】イジェクトレバー16には、バネ掛部16
dが設けられており、メカシャーシ9のバネ掛部9eに
一端が掛けらた解除バネ21の他端が、このバネ掛部1
6aに掛けられている。イジェクトレバー16は、引張
バネであるこの解除バネ21の付勢力により、メカシャ
ーシ9に設けられた支軸9fを支点に時計方向に付勢さ
れている。
【0022】ソレノイド17には、マグネット17a、
マグネット17aを介して磁化されている磁性片17
b、及び鉄芯17cが設けられおり、コイルにパルス電
流が通電された時には、鉄芯17cが磁性片17bから
離間する。この際、前述したイジェクトレバー16は、
解除バネ21の付勢力により、時計方向に回転させられ
る。一方、当該イジェクトレバー16は、樹脂バネ部1
6cがリセットレバー15のリセット突起15bに押圧
された時には、支軸9fを支点に反時計方向に回転させ
られ、鉄芯孔17dに挿入されたイジェクト突起16e
を通じて鉄芯17cが磁性片17bに吸着されように動
作する。
【0023】このように構成されたDVD−ROMドラ
イブにおいて、実際にドロワ1がキャビネット2内に収
容されロックが掛かる場合、及びロックが解除されキャ
ビネット2からドロワ1が排出される場合についてそれ
ぞれ説明する。
【0024】まず、ロックが掛かる場合について説明す
る。ロックが解除されている図3に示す状態において、
イジェクトバネ18の付勢力に抗しつつドロワ1がキャ
ビネット2内に収容される方向に押されると、図2に示
すように、リセットレバー15のリセット作用部15c
とロックピン13とが当接し、リセットレバー15は、
支軸9dを支点に時計方向に回転させられる。リセット
レバー15が時計方向に回転させられると、リセット突
起15bによりイジェクトレバー16の樹脂バネ部16
cが押圧される。樹脂バネ部16cが押圧されたことに
より、イジェクトレバー16は、解除バネ21の付勢力
に抗しつつ支軸9fを支点に反時計方向に回転させら
れ、鉄芯孔17dと係合しているイジェクト突起16e
を通じてソレノイドの鉄芯17cを、マグネット17a
を介して磁化されてる磁性片17bに当接させる。さら
に、磁性片17bに鉄芯17cが確実に吸着するよう磁
性片17bの移動軌跡が設計的にオーバーストロークと
なっていることから、鉄芯17cの先端と磁性片17b
とが当接した後も、しばらくの間、ロックピン13を通
じてリセットレバー15が時計方向に回転するととも
に、イジェクトレバー16が反時計方向に回転し続ける
こととなる。この際、このオーバーストロークにより生
じるレバー類の拘束力が、イジェクトレバー16の樹脂
バネ部16cにより吸収される。
【0025】また、リセットレバー16が、反時計方向
に回転させられたことにより、リセットレバー16先端
のロック解除部16bとロックレバー位置決め部14b
との間が僅かに離間するので、ロックレバー14は、ロ
ックバネ19の付勢力により、支軸9bを支点に、ロッ
クレバー位置決め部14bとロック解除部16bとが当
接する位置まで反時計方向に回転する。
【0026】この後、さらにドロワ1がキャビネット2
内に収容される方向に押されると、リセットレバー15
のリセット作用部15c先端がロックピン13から時計
方向に逃げ、ロックピン13との接触がなくなると、中
立バネ20の付勢力によりリセットレバー14は反時計
方向に回転し初期位置に復帰する。
【0027】次いで、ドロワ1がキャビネット2内に収
容される方向にさらに押されると、ロックレバー14の
ロック作用部14cとロックピン13とが当接すること
により、ロックレバー14は、支軸9bを支点にロック
バネ19の付勢力に抗しつつ時計方向に回転させられ
る。さらに、ドロワ1がキャビネット2内に収容される
方向に押されると、ロック作用部14cの先端がロック
ピン13から時計方向に逃げ、ロックレバー14はロッ
クバネ19の付勢力により反時計方向に回転させられ、
これにより、図4に示すように、レバーロック部14d
とロックピン13とが係合するとともに、イジェクトバ
ネ18のドロワ1を排出させようとする付勢力とロック
バネ19のロックレバー14を反時計方向に回転させよ
うとする付勢力との相互作用により、ドロワ1がキャビ
ネット2内に収容された状態でロックが掛かる。
【0028】このように、同一のロックピン13を用い
て、リセットレバー15によるイジェクトレバー16の
リセット動作(ソレノイド17の吸着動作)と、ロック
レバー14によるロック動作とを行うようにしたので、
イジェクトロック機構の構成が簡易的なものとなる。ま
た、これにより、リセットレバー15のリセット作用部
15cとロックレバー14のレバーロック部14dとを
近付けた構造としたので、ドロワ1の排出方向のストロ
ークを極力少なくしても再ロックを行うことが可能とな
る。また、このようなイジェクトロック機構に構成した
ので、自己吸着型のソレノイドが採用できるようにな
り、消費電流の低減が可能となった。さらに、鉄芯17
cのオーバーストロークから発生するレバー類の拘束力
を吸収する樹脂バネ部16cをイジェクトレバー16に
設けたので、他の部品の追加の必要性がなくなることは
無論、オーバーストロークを吸収する機構が簡易的なも
のとなった。
【0029】次に、イジェクトロック機構によるロック
が解除されキャビネット2からドロワ1が排出される場
合についてそれぞれ説明する。
【0030】まず、ロックが掛かっている図4に示す状
態において、例えばユーザによりイジェクトボタン10
が押され、ソレノイド17のコイルにパルス電流が流れ
ると、図2に示すように、鉄芯17cがマグネット17
aにより磁化されている磁性片17bから離間する方向
に僅かに移動する。鉄芯17cが磁性片17bから離間
したことにより、イジェクトレバー16は、解除バネ2
1の付勢力により、支軸9fを支点に時計方向に僅かに
回転させられる。これにより、図3に示すように、イジ
ェクトレバー16のロック解除部16bは、ロックレバ
ー14のロックレバー位置決め部14bを押圧し、ロッ
クレバー14は、支軸9bを支点に時計方向に回転させ
られる。ロックレバー14が時計方向に回転させられる
と、ロックピン13とレバーロック部14dとの係合、
すなわちロックが外れる。
【0031】これにより、イジェクトバネ18の付勢力
により、さらにドロワ1は、キャビネット2に対し、ド
ロワ1が所定の位置まで排出される。この際、イジェク
トバネ18の付勢力によりキャビネット2から排出され
たドロワ1の位置は、キャビネット2内へのドロワ1の
押し込み動作によりロックピン13を通じてリセットレ
バー15を時計方向に回転させることが可能な位置、す
なわち再度、ドロワ1をキャビネット2内に収容してロ
ックすることが可能な位置である。
【0032】このように、本実施形態によれば、ロック
レバー14をロック位置に定位させるためにイジェクト
レバー16をソレノイド側に移動させるリセットレバー
15のリセット動作と、ロックレバー14が回転させら
れてロック位置へ移動する動作とが、ドロワ1のキャビ
ネット2への挿入動作により、同一のロックピン13で
行われるので、イジェクトロック機構の構成を簡易的な
ものとすることができる。また、同一のロックピン13
によりロックレバー14とリセットレバー15とを動作
させられることから互いのレバーを近付けた構造とする
ことができるので、ドロワ1のキャビネット2からの排
出方向のストロークを極力少なくした状態でリセット動
作、つまり再ロックを行うことができる。
【0033】また、イジェクトロック機構をこのような
構造にしたことにより、自己吸着型のソレノイド17が
利用できるので、部品点数、及びロック解除動作の際の
消費電流を低減することができる。さらに、この自己吸
着型のソレノイド17を用いた場合、設計的に鉄芯17
cの移動軌跡にオーバーストロークをもたせることとな
るが、発生するレバー類の拘束力を樹脂バネ部16cを
有するイジェクトレバー16自身が吸収するので、簡易
的な構造のイジェクトロック機構が実現される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
装置によれば、ロックレバーをロック位置に定位させる
ために連結レバーを吸着手段側に移動させるリセットレ
バーのリセット動作と、ロックレバーのロック位置への
移動とが、可動体の筐体への挿入動作により、同一のロ
ックピンで行われるので、イジェクトロック機構の構成
を簡易的なものとすることができる。また、同一のロッ
クピンによりロックレバーとリセットレバーとを動作さ
せられることから互いのレバーを近付けた構造とするこ
とができるので、可動体の筐体からの排出方向のストロ
ークを極力少なくした状態でリセット動作、つまり再ロ
ックを行うことができる。
【0035】また、イジェクトロック機構をこのような
構造にしたことにより、自己吸着型のソレノイドが利用
できるので、部品点数、及びロック解除動作の際の消費
電流を低減することができる。さらに、この自己吸着型
のソレノイドを用いた場合、設計的に可動片の移動軌跡
にオーバーストロークをもたせることとなるが、発生す
るレバー類の拘束力を弾性支持部を有する連結レバー自
身が吸収するので、簡易的な構造のイジェクトロック機
構が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるDVD−ROMドラ
イブの構成を示す斜視図
【図2】図1のDVD−ROMドライブにおいて、イジ
ェクトボタンが押された瞬間の状態を示す詳細図
【図3】図1のDVD−ROMドライブにおいて、キャ
ビネットからドロワが排出された状態を示す詳細図
【図4】従来のDVD−ROMドライブにおいて、キャ
ビネット内にドロワが収容された状態を示す詳細図
【図5】従来のDVD−ROMドライブを概略的に示す
斜視図
【符号の説明】
1……ドロワ 2……キャビネット 10……イジェクトボタン 11……イジェクトロック機構 13……ロックピン 14……ロックレバー 14c……ロック作用部 14d……レバーロック部 15……リセットレバー 15b……リセット突起 15c……リセット作用部 16……イジェクトレバー 16c……樹脂バネ部 17……ソレノイド 17a……マグネット 18……イジェクトバネ 19……ロックバネ 20……中立バネ 21……解除バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 ディスクを駆動し再生する再生ユニットが搭載され、前
    記筐体に対し挿脱自在な可動体と、 前記筐体又は前記可動体のいずれかに設けられたロック
    ピンと、 前記可動体が前記筐体内に挿入されたとき、前記可動体
    が前記筐体内に保持されるよう前記ロックピンと係合す
    るロック位置に移動可能なロックレバーと、 前記ロックレバーを前記ロック位置に定位させる力を発
    生させる吸着手段と、 前記吸着手段の吸着力に抗しつつ前記ロックレバーを前
    記ロック位置から移動させロックを解除する力を発生さ
    せる解除手段とを具備することを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 筐体と、 ディスクを駆動し再生する再生ユニットが搭載され、前
    記筐体に対し挿脱自在な可動体と、 前記筐体又は前記可動体のいずれかに設けられたロック
    ピンと、 前記可動体が前記筐体内に挿入されたとき、前記可動体
    が前記筐体内に保持されるよう前記ロックピンと係合す
    るロック位置に移動可能なロックレバーと、 前記可動体の前記筐体内への挿入動作により、前記ロッ
    クピンを介して動作させられるリセットレバーと、 前記挿入動作により前記リセットレバーが動作させられ
    たとき、該リセットレバーに押圧されて移動し、前記ロ
    ックレバーを前記ロック位置に移動させる連結レバー
    と、 前記ロックレバーを、前記連結レバーを通じて前記ロッ
    ク位置に定位させる力を発生させる吸着手段と、 前記吸着手段の吸着力に抗しつつ前記ロックレバーを前
    記ロック位置から移動させロックを解除する力を発生さ
    せる解除手段とを具備することを特徴とするディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスク装置において、 前記連結レバーは、前記リセットレバーにより押圧され
    る部分に、該リセットレバーを弾性的に支持する弾性支
    持部を有することを特徴とするディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6826764B2 (en) 2001-09-04 2004-11-30 Teac Corporation Disc device with self-hold solenoid in eject/lock mechanism
US6925647B1 (en) 2002-03-29 2005-08-02 Teac Corporation Disk device
CN1306512C (zh) * 2003-11-14 2007-03-21 建碁股份有限公司 可将载片模块稳固地扣锁于机壳的光驱

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