JP2599394Y2 - 円盤媒体の読取り装置におけるカートリッジ押え装置 - Google Patents

円盤媒体の読取り装置におけるカートリッジ押え装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば光ディスク等の円
盤媒体の記録情報を読取る装置に関し、特に、円盤媒体
の読取り装置におけるカートリッジ押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光ディスク等の円盤媒体
を樹脂製カートリッジ中に収納した光ディスクを用いる
光ディスク読取り装置においては、カートリッジホルダ
に装填されるカートリッジの位置を安定させるため、先
端部がカートリッジの表面に圧接される片持ち板ばねを
使用したカートリッジ押え装置をカートリッジホルダに
設ける。
【0003】即ち、図10はこのような目的に用いられ
る従来のカートリッジ押え装置を示し、板ばねAの基端
部a1には取付孔Bが形成され、同取付孔Bは、本体フ
レームCに対して後部支点軸Dを中心として俯仰可能に
支持したカートリッジホルダEの上壁eのカシメ突起F
に嵌められ、同カシメ突起Fをバーリング加工すること
によりカートリッジホルダEの上壁eに固定される。そ
して、前記板ばねAの先端部a2は、カートリッジホル
ダEの上壁eに形成した窓Gを通ってカートリッジホル
ダEの内部空間に突出される。したがって、カートリッ
ジホルダEにカートリッジHが挿入されると、同カート
リッジHの表面に板ばねAの先端部a2が圧接され、カ
ートリッジホルダEに対するカートリッジHの位置が安
定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、このよう
な従来のカートリッジ押え装置によると、板ばねAの先
端部a2からカートリッジHに作用される圧接力は、カ
ートリッジホルダEに対するカートリッジHの挿入時
と、同カートリッジホルダEがプレイ位置にある場合と
で略同じ値となる。しかしながら、カートリッジホルダ
EにカートリッジHを軽快に装填するためには、板ばね
Aの先端部a2の圧接力は極力小さく、また、プレイ位
置でのカートリッジHの位置を安定させるためには、板
ばねAの先端部a2の圧接力は極力大きいことが望まれ
るけれども、前述した従来のカートリッジ押え装置で
は、これらの相反した要求を満足させることは困難であ
った。
【0005】本考案の目的は、以上に述べたような従来
のカートリッジ押え装置の問題に鑑み、カートリッジ装
填位置でのカートリッジに対する圧接力は小さく、プレ
イ位置でのカートリッジに対する圧接力が自動的に大き
くなる円盤媒体の読取り装置におけるカートリッジ押え
装置を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、光ディスク等の円盤媒体を回転駆動する
コレットスピンドル装置及び同円盤媒体の記録情報を読
取るピックアップのアクセス機構を内蔵した本体フレー
ムと、前端面から前記円盤媒体のカートリッジを挿入で
きかつ前記本体フレームの後部支点軸を中心として俯仰
可能に同本体フレームに支持されて仰角方向にホルダ付
勢ばねで付勢された前記カートリッジホルダとを備える
円盤媒体の読取り装置において、前記カートリッジホル
ダの支持ピンに対して中間部を回動可能に支持されかつ
一端ばね部を前記カートリッジホルダの内部空間内に突
起された押圧部材と、前記ばね部とは逆の前記押圧部材
の端部に一体形成された弾力性のある付勢片と、前記本
体フレームに固定されかつ先端部を前記付勢片に臨まさ
れて前記カートリッジホルダが俯角したプレイ位置に位
置されるとき同付勢片に接触して同付勢片を撓ませる作
用部材とを備える円盤媒体の読取り装置におけるカート
リッジ押え装置を提案するものである。
【0007】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例の詳細を
説明する。図示実施例は光ディスク読取り装置に本考案
のカートリッジ押え装置を施した例であるが、本考案
は、脚1aを有したシャーシとして樹脂成形される本体
フレーム1を備え光ディスク読取り装置の後部カートリ
ッジ押え装置に具体化されている。
【0008】即ち、図2及び図3に示すように、この本
体フレーム1の内部には、カートリッジXに収容された
光ディスクYを回転駆動するコレットスピンドル装置2
0及び光ディスクYの記録トラックに対して後述のピッ
クアップをアクセスするアクセス機構30を組付けるサ
ブフレーム2と、読取り装置の回路素子類を搭載するプ
リント基板3とを取付けてある。
【0009】前記コレットスピンドル装置20は、前記
サブフレーム2に固定された垂直方向の駆動モータ21
を有し、この駆動モータ21の出力軸には前記光ディス
クYの中心孔yに挿入されて同光ディスクYを回転駆動
するコレットスピンドル22が固定される。そして、図
2に詳細を示す前記アクセス機構30は、前記コレット
スピンドル22の半径方向に対して平行に伸びた前記本
体フレーム1上のガイドロッド31に沿い移動できるキ
ャリア32を備え、このキャリア32の表面には前記光
ディスクYの表面に標準されたピックアップ33が搭載
してある。
【0010】また、前記サブフレーム2には前記アクセ
ス機構30の一部を構成するアクセスモータ34が固定
され、前記キャリア32の側部にはラック35aをもっ
た従動部材35がそれぞれ固定される。これらのラック
35aとアクセスモータ34の駆動歯車36との間に
は、複数の平歯車で構成する減速歯車列37が介装さ
れ、同減速歯車列37により前記キャリア32が前記ガ
イドロッド31に沿い移動される。
【0011】図3に示すように、前記本体フレーム1の
表面後部には水平方向の後部支点軸4が一体成形され、
この後部支点軸4に対しては前端面からカートリッジX
を装填できるカートリッジホルダ5の後部が俯仰可能に
支持される。カートリッジXを挿入できる箱状に金属板
から曲げ成形される同カートリッジホルダ5は、前記本
体フレーム1との間に設ける一対のホルダ付勢ばね6
(図1及び図2図示)により仰角方向に付勢され、この
カートリッジホルダ5の最大仰角位置は、本体フレーム
1の側部に設ける図1図示の可動限ストッパ7により規
制される。
【0012】前記カートリッジホルダ5の前端部には、
光ディスクYを収容したカートリッジXを挿入できる挿
入口8をもつ枠状ベゼル9が固定される。樹脂成形され
る同ベゼル9は、指先を当てがうことができるつまみ9
aを、その上部に有するから、同つまみ9aを押下げる
ことにより、前記ホルダ付勢ばね6の力に抗してカート
リッジホルダ5を図5及び図6に示した俯角位置(プレ
イ位置)まで俯角することができる。
【0013】図2及び図5に示すように、本体フレーム
1の前部とベゼル9の前部との間には、カートリッジホ
ルダ5及びベゼル9をプレイ位置に選択的にロックでき
るプッシュ・プッシュロック装置40が設けられる。図
示実施例の場合、前記ベゼル9の幅方向中央下部には背
面にハートカムを形成されたプッシュ・プッシュロック
装置40の接手部9bが一体成形され、図5に示すよう
に、プレイ位置にある同接手部9bの前面は、前記本体
フレーム1の前部に一体成形される前エプロン1bで覆
われる。つまり、図5に示すように、カートリッジホル
ダ5及びベゼル9がプレイ位置にある場合、同前エプロ
ン1bの上端はベゼル9の挿入口8の前方に位置した状
態となるから、カートリッジホルダ5からのカートリッ
ジXの不用意な抜出しが防止されると共に、このプレイ
状態を保ったまま、別のカートリッジXがカートリッジ
ホルダ5に挿入される事故を事前に防止される。
【0014】また、プレイ状態においてベゼル9に加わ
るプッシュ・プッシュロック装置40からの外力でベゼ
ル9の下辺部9cの変形や破壊が起きるのを防止するた
め、同下辺部9cには、金属丸棒10として示す剛性棒
が下辺部9cの幅方向全体に亙って取付けてある。即
ち、この金属丸棒10は、幅方向に伸びた状態でベゼル
9の下辺部9cに形成される補強穴11に対して幅方向
側方から挿入されるものであるから、同接手部9bから
作用されるプッシュ・プッシュロック装置40からの外
力は、同金属丸棒10を介して、ベゼル9の下辺部9c
全体に分散されるため、ベゼル9の異常な変形や過度の
応力によるベゼル9の破壊が阻止されることになる。な
お、図示実施例における金属丸棒10は、他の剛性部材
に置換してもよいのは、明らかなところである。
【0015】図7及び図8は前述したプッシュ・プッシ
ュロック装置40の詳細を示し、このプッシュ・プッシ
ュロック装置40は、前記接手部9bの背面に形成され
たハートカム41、このハートカム41の周囲に形成す
るカム溝42、前記前エプロン1bの取付壁12に基部
43aを固定されかつ先端フック43bを前記カム溝4
2に従動されるロックピン43を備えている。
【0016】図7について、ハートカム41とロックピ
ン43の先端フック43bとの関係を説明しておくと、
本体フレーム1に対するカートリッジホルダ5の押下げ
に伴って、ロックピン43の先端フック43bはハート
カム41の周囲のカム溝42内を矢印方向(反時計方
向)に循環移動される。即ち、ホルダ付勢ばね6の付勢
に抗してカートリッジホルダ5が押下げられると、ロッ
クピン43の先端フック43bがハートカム41に対し
て図7の上方に移動し、ベゼル9のつまみ9aを解放す
ると、同先端フック43bが2点鎖線示のようにハート
カム41のロック部41aに移動する。したがって、こ
の先端フック43bとロック部41aとの係合により、
カートリッジXを装填されたカートリッジホルダ5は図
5及び図6に示された俯角したプレイ位置にロックされ
ることになる。次に、光ディスクYを収容したカートリ
ッジXを取出すため、再度、ベゼル9のつまみ9aを押
すと、ロックピン43の先端フック43bが前述したロ
ック部41a から外れ、同ロック部41aの左方向に
移動するから、同つまみ9aを釈放すれば、ホルダ付勢
ばね6の力によりカートリッジホルダ5が図2及び図4
のカートリッジ装填位置(カートリッジ取出し位置)に
戻る。この場合、ロックピン43の先端フック43bは
カム溝42の左側通路を通って、図7の実線示の位置に
復旧する。
【0017】図2及び図8に示すように、ロックピン4
3の基部43aの取付けのため、前エプロン1bの取付
壁12の下面及び背面には、円弧状に成形するロックピ
ン43の基部43aを収容できる取付溝13が形成さ
れ、この基部43aは一対の固定ねじ14により前記取
付壁12に取付部15a を固定する取付ばね15より
取付溝13からの抜出しを阻止される。
【0018】即ち、薄い金属板で成形する取付ばね15
の取付部15aには、前記取付壁12から突起させた位
置決め突起12aに一致する位置決め孔16及び前記固
定ねじ14を挿入できる固定穴17が形成される。そし
て、同取付ばね15は、前記取付部15aから直角に折
られた弾力性のある押圧部15bを有し、この押圧部1
5bは前記ロックピン43の先端寄りの表面に弾力的に
当てがわれるから、同押圧部15bの付勢によりロック
ピン43の先端フック43bがカム溝42中に維持され
る。
【0019】前記本体フレーム1の後部寄りのカートリ
ッジホルダ5の内部には、カートリッジXの端面に接触
されて同カートリッジXをカートリッジホルダ5から選
択的に押出すプッシュ・プッシュエジェクタ50が取付
けられる。詳細を図3、図4、図6に示す同プッシュ・
プッシュエジェクタ50は、前記カートリッジホルダ5
の上壁5aに固定された樹脂ケース51を備え、この樹
脂ケース51の内部には圧縮ばね52で図3の左方向に
押圧された押圧ヘッド53が図3の左右方向に摺動可能
に収容されている。
【0020】また、前記プッシュ・プッシュエジェクタ
50は基部54aを前記樹脂ケース51に固定されるロ
ックピン54を有し、このロックピン54の先端フック
54bは押圧ヘッド53の下面に形成されたハートカム
55を取巻くカム溝56内に位置される。これらのロッ
クピン54、ハートカム55、カム溝56の機能は、前
述したプッシュ・プッシュロック装置40のロックピン
43、ハートカム41、カム溝42と同様であるので、
詳細な説明は省略する。
【0021】なお、本考案の好ましい変形例において
は、図示実施例におけるプッシュ・プッシュエジェクタ
50は、ベゼル9に設けるエジェクトボタンで動作され
る周知のエジェクト機構によっても実現できる。
【0022】前記カートリッジホルダ5の前部にはカー
トリッジホルダ5に装填されるカートリッジXを下方に
押圧してカートリッジホルダ5内でのカートリッジXの
位置を安定させる前部カートリッジ押え60がカートリ
ッジホルダ5の上壁5aに設けられる。図1に示すよう
に、カートリッジホルダ5の前部両側に設けられる前部
カートリッジ押え60は、ワッシャ61を用いて基部6
2aを前記上壁5aのカシメ突起63に固定される板ば
ね62を有し、この板ばね62の先端接触部62bは、
図1に示すカートリッジホルダ5の上壁5aに形成した
切欠き16からカートリッジホルダ5の内部空間内に突
出される。
【0023】一方、前記カートリッジホルダ5の後部と
本体フレーム1の後部との間には、本考案による後部カ
ートリッジ押え装置70が設けてある。詳細を図9に示
す同後部カートリッジ押え装置70は、前部カートリッ
ジ押え60と同様にカートリッジホルダ5の後部両側に
設けられるもので、支持ピン71を用いてカートリッジ
ホルダ5の上壁5aから折立てた取付耳72に中間部を
回動可能に支持した押圧部材73と、弾性金属板で作る
同押圧部材73から切起こす付勢片73a に臨ませる
作用部材74とを備えている。
【0024】即ち、前記本体フレーム1の後部表面に
は、上端部を前記押圧部材73の付勢片73a の先端
部に臨ませる作用部材74が一体成形され、同付勢片7
3aとは逆の同押圧部材73のばね部73bは、カート
リッジホルダ5の上壁5aに形成した解放窓17からカ
ートリッジホルダ5の内部空間内に突起される。
【0025】したがって、カートリッジホルダ5に装填
されたカートリッジXの前部表面には前部カートリッジ
押え60の先端接触部60bが、また、同カートリッジ
Xの後部表面には押圧部材73のばね部73b が弾力
的に接触されるから、カートリッジ装填位置及びプレイ
位置にあるカートリッジXの位置が安定され、同カート
リッジXに収容された光ディスクYにコレットスピンド
ル装置20のプッシュ・プッシュエジェクタ50及びア
クセス機構30のコレットスピンドル22を確実に作用
させることができる。
【0026】図示実施例による光ディスク読取り装置
は、以上に述べたような構造であるから、次のように操
作することができる。まず、光ディスク読取り装置に光
ディスクYを収容したカートリッジXを装填するには、
図1に示すように、カートリッジXをベゼル9の挿入口
8からカートリッジホルダ5に挿入すればよい。
【0027】このカートリッジXの装填工程では、カー
トリッジホルダ5の上壁5aには前部カートリッジ押え
60及び後部カートリッジ押え装置70が設けてあるの
で、カートリッジXの表面には板ばね62の先端接触部
62b及び押圧部材73のばね部73bが圧接され、同
カートリッジXは、カートリッジホルダ5の内部で”ガ
タツク”ことなく、下方へ向かって押圧されてカートリ
ッジホルダ5内でのカートリッジXの位置が安定され
る。
【0028】けれども、後部カートリッジ押え装置70
のこの工程でのばね部73bの圧接力は小さな値に保た
れているので、カートリッジホルダ5に対してカートリ
ッジXを軽快に挿入することができる。つまり、図3及
び図4に示すように、カートリッジXの装填時にあって
は、押圧部材73の付勢片73aは作用部材74で僅か
に撓んだだけの状態にあるから、カートリッジXの表面
に対する同押圧部材73のばね部73bの圧接力は小さ
な値に保たれている。このため、カートリッジホルダ5
に対してカートリッジXを軽快に挿入することができ
る。
【0029】カートリッジXを更に挿入すると、図4に
示すように、カートリッジXの端面がプッシュ・プッシ
ュエジェクタ50の押圧ヘッド53に接触するが、引続
くカートリッジXの挿入によりプッシュ・プッシュエジ
ェクタ50の圧縮ばね52が圧縮され、プッシュ・プッ
シュエジェクタ50のロックピン54の先端フック43
bが図4示のようにハートカム41のロック部41aに
鎖錠されるから、カートリッジXから手を離しても、カ
ートリッジホルダ5からカートリッジXが飛出すことは
なくなる。この挿入工程では、前部カートリッジ押え6
0及び後部カートリッジ押え装置70によりカートリッ
ジXが下向きに押圧されるため、”ガタツク”ことな
く、カートリッジXがカートリッジホルダ5に完全に装
填されることになる。
【0030】この後、カートリッジホルダ5のベゼル9
のつまみ9aに指先を当てて、ホルダ付勢ばね6の力に
抗して下方へ押すと、プッシュ・プッシュロック装置4
0のロックピン43の先端フック43bはカム溝42内
を進行するけれども、同つまみ9aを充分に押下げた
後、ベゼル9を解放すれば、図5に示すように、同ロッ
クピン43の先端フック43bがハートカム41のロッ
ク部41aに係合し、プッシュ・プッシュロック装置4
0によりカートリッジホルダ5が図5及び図6に示すよ
うに、プレイ位置にロックされる。このプレイ位置で
は、図5示のように、本体フレーム1の前エプロン1b
の上端がプレイ位置にあるカートリッジXの前方に位置
するから、誤って別のカートリッジXをカートリッジホ
ルダ5に装填しようとする誤操作や、装填されたカート
リッジXが不用意にカートリッジホルダ5から飛出すの
が阻止される。
【0031】そして、このプレイ位置では、図6に示す
ように、作用部材74の相対移動により押圧部材73の
付勢片73aが充分に撓まされるため、この押圧部材7
3のばね部73b の圧接力が強化され、カートリッジ
ホルダ5内のカートリッジXは強い力で下方へ押圧され
るから、カートリッジXは安定した位置に保たれる。
【0032】また、同プレイ位置では、本体フレーム1
とカートリッジホルダ5との間に設けるホルダ付勢ばね
6の力が接手部9bを介してベゼル9に作用するが、同
ベゼル9は金属丸棒10で補強してあるため、ベゼル9
の下辺部9cに加わるホルダ付勢ばね6の力がベゼル9
全体に分散されるので、ベゼル9の破壊や変形を防止で
きる。勿論、このプレイ位置では、カートリッジXに収
容された光ディスクYの中心孔yにコレットスピンドル
装置20のコレットスピンドル22が係合され、アクセ
ス機構30のピックアップ33のアクセスにより光ディ
スクYの記録情報が読出される。
【0033】記録情報の読取りの後、ベゼル9のつまみ
9aを再び押下げると、プッシュ・プッシュロック装置
40のロックピン43がロック部41a から外れるか
ら、つまみ9aを離すと、ホルダ付勢ばね6の力により
カートリッジホルダ5は図2及び図4に示した位置に戻
る。したがって、カートリッジXの前端面に指を当てて
同カートリッジXをプッシュ・プッシュエジェクタ50
に向かって僅かに押せば、プッシュ・プッシュエジェク
タ50のロックピン54がハートカム41から外れ、圧
縮ばね52の蓄勢力によりカートリッジXがベゼル9か
ら押出される。
【0034】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、カートリッジホルダに対するカートリッジの
装填時には押圧部材のばね部の圧接力が弱い状態に保た
れるので、カートリッジホルダにカートリッジを軽快に
挿入でき、同カートリッジホルダのプレイ位置にあって
は、同押圧部材のばね部の圧接力が自動的に強化される
ため、カートリッジが不用意に動くことによる読取りミ
スを回避した円盤媒体の読取り装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を施した光ディスク読取り装置の全体斜
視図である。
【図2】カートリッジ装填位置にある同光ディスク読取
り装置前部の拡大断面図である。
【図3】カートリッジ装填位置にある同光ディスク読取
り装置後部の拡大断面図である。
【図4】カートリッジが完全に装填された状態の同光デ
ィスク読取り装置後部の拡大断面図である。
【図5】プレイ位置にある同光ディスク読取り装置前部
の拡大断面図である。
【図6】プレイ位置にある同光ディスク読取り装置後部
の拡大断面図である。
【図7】同光ディスク読取り装置のプッシュ・プッシュ
ロック装置の背面図である。
【図8】同プッシュ・プッシュロック装置の要部分解斜
視図である。
【図9】前記光ディスク読取り装置の本考案による後部
カートリッジ押え装置の分解斜視図である。
【図10】従来のカートリッジ押え装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
X カートリッジ Y 光ディスク(円盤媒体) 1 本体フレーム 4 後部支点軸 5 カートリッジホルダ 20 コレットスピンドル装置 30 アクセス機構 70 後部カートリッジ押え装置 71 支持ピン 73 押圧部材 73a 付勢片 73b ばね部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク等の円盤媒体を回転駆動する
    コレットスピンドル装置及び同円盤媒体の記録情報を読
    取るピックアップのアクセス機構を内蔵した本体フレー
    ムと、前端面から前記円盤媒体のカートリッジを挿入で
    きかつ前記本体フレームの後部支点軸を中心として俯仰
    可能に同本体フレームに支持されて仰角方向にホルダ付
    勢ばねで付勢された前記カートリッジホルダとを備える
    円盤媒体の読取り装置において、前記カートリッジホル
    ダの支持ピンに対して中間部を回動可能に支持されかつ
    一端ばね部を前記カートリッジホルダの内部空間内に突
    起された押圧部材と、前記ばね部とは逆の前記押圧部材
    の端部に一体形成された弾力性のある付勢片と、前記本
    体フレームに固定されかつ先端部を前記付勢片に臨まさ
    れて前記カートリッジホルダが俯角したプレイ位置に位
    置されるとき同付勢片に接触して同付勢片を撓ませる作
    用部材とを備える円盤媒体の読取り装置におけるカート
    リッジ押え装置。
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