JP2002050103A - 記録媒体装着装置 - Google Patents

記録媒体装着装置

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JP2002050103A
JP2002050103A JP2000229855A JP2000229855A JP2002050103A JP 2002050103 A JP2002050103 A JP 2002050103A JP 2000229855 A JP2000229855 A JP 2000229855A JP 2000229855 A JP2000229855 A JP 2000229855A JP 2002050103 A JP2002050103 A JP 2002050103A
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tray
lock
recording medium
chassis
disk
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JP2000229855A
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Minoru Minase
実 水無瀬
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はディスク装置等に搭載されて記録媒
体(ディスク)を装着位置と排出位置との間で搬送する
記録媒体装着装置に関し、装置構成の簡単化及び小型化
を図ると共に静電気による部品破壊の防止を図ることを
課題とする。 【解決手段】 シャーシ10と、ディスク3保持すると
共にシャーシ10内の収納位置とシャーシ10から引き
出された排出位置との間で移動可能な構成とされたトレ
イ2と、トレイ2を収納位置にロックするロック位置
と、このロックを解除するアンロック位置との間で移動
するロックアーム20を有するロック機構9とを設け
る。そして、ロック機構9に手動操作されるイジェクト
棒22を設けると共に、このイジェクト棒22に操作/
発光部30と、ロックアーム20と係合する係合用段差
部34とを形成する。そして、操作/発光部30を手動
操作することによりイジェクト棒22が移動し、係合用
段差部34を介してロックアーム20をアンロック位置
に移動させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体装着装置に
係り、特にディスク装置等に搭載されて記録媒体(ディ
スク)を装着位置と排出位置との間で搬送する記録媒体
装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデータベースやソフトウエアなど
の情報を記憶させる記憶媒体として、レーザ式ピックア
ップにより再生されるコンパクトディスク(直径12cm
又は8cm)が使用されつつある。そのため、小型化され
たノート型パソコン等にも組み込めるように、シャーシ
(筐体)内に内蔵されるディスク装置(内蔵形CD−R
OMドライブ装置)の開発が行われている。また、ディ
スク装置には、ディスクを再生処理が行われる装着位置
と、ディスクをディスク装置に対して装着脱する排出位
置との間で移動させる記録媒体装着装置が搭載されてい
る。
【0003】一般的のディスク装置に搭載される記録媒
体装着装置は、ディスクが載置されるトレイをモータで
駆動しており、トレイがシャーシ外に移動するとディス
クをトレイ内のターンテーブル上に載置し、再びモータ
の駆動力によりトレイをシャーシに戻すようになってい
る。
【0004】しかるに、上記のようにトレイをモータで
駆動する方式では、トレイを駆動するためのモータ及び
駆動力をトレイに伝達する伝達機構が必要であり、その
分ディスク装置を小型化、薄型化することが難しく、ノ
ート型パソコンの筐体に組み込むことができなかった。
【0005】また、上記した記録媒体装着装置は、ディ
スク全体がトレイ内に設けられた有底環状の凹部である
ディスク載置部に載置される構成とされていた。このた
め、トレイの横幅寸法は、ディスクの直径よりも大きく
なるように設定されていた。その結果、従来のディスク
装置では、トレイの横幅寸法が大きくなってしまい、装
置全体が大きくなって小型化を図ることが難しかった。
【0006】このため、上記のようなモータ及び伝達機
構を不要にし、トレイを手動操作によりシャーシ内のデ
ィスク収納位置又はシャーシ外の引き出し位置に移動さ
せる構成の記録媒体装着装置を搭載したディスク装置が
開発されつつある。
【0007】図6は、この種のディスク装置100を示
している。このディスク装置100に搭載された記録媒
体装着装置は、ディスク(図示せず)が載置されると共
に一片側をディスクの一部がはみ出すように切り欠いた
形状とされたトレイ102と、このトレイ102を移動
可能に保持するシャーシ110とを具備した構成とされ
ている。
【0008】具体的には、トレイ102はガイドレール
機構104によりシャーシ110に対し、ディスクを排
出位置(ディスクをトレイ102に対し装着脱する位
置)と、収納位置(トレイ102をシャーシ110内の
収納部103に収納する位置)との間で移動可能な構成
されている。
【0009】また、シャーシ110には、トレイ102
が収納位置にあるとき、トレイからディスクがはみ出し
た部分を収納するカバー部110aが設けられている。
この構成とすることにより、トレイ102の横幅寸法を
小さくすることができ、ディスク装置の小型化を図るこ
とが可能となる。
【0010】また、光学式ピックアップ105及びター
ンテーブル106は、トレイ102に配設されている。
よって、シャーシ110に配設されたプリント基板12
2(再生処理のための各種電子部品が搭載されている)
と、光学式ピックアップ105及びターンテーブル10
6は、FPC(フレキシブルプリント基板)109によ
り電気的に接続されている。
【0011】ところで、ディスクが収納位置に装着され
再生処理を行なう際、ディスクが容易に変異すると良好
な再生処理を行なうことができない。このため、記録媒
体装着装置には、トレイ102が収納位置に位置したと
きトレイ102の移動をロックするロック機構が設けら
れている。
【0012】このロック機構は、ロックアーム107,
ソレノイド108,イジェクトスイッチ117,及びロ
ックピン119等により構成されている。ロックアーム
107はシャーシ110に回動可能に取り付けられてお
り、ロック爪107a,接続部107bが形成されてい
る。ロック爪107aはトレイ102に設けられている
ロックピン119と係合し、また接続部107bはソレ
ノイド108と接続した構成とされている。
【0013】ロックアーム107に形成されたロック爪
107aは、トレイ102が図中矢印X2方向に移動し
収納位置に達したときにロックピン119と係合しトレ
イ102の移動をロックする構成とされている。このロ
ック状態において、トレイ102はプリント基板122
に配設された位置センサ125と係合するよう構成され
ており、これによりトレイ102が収納位置に達したこ
とを検知できる。また、トレイ102が収納位置にある
時、シャーシ110に設けられたコイルバネ126はト
レイ102に押圧されて圧縮された状態となっている。
【0014】一方、トレイ102を収納位置から排出位
置に移動させるには、トレイ102に配設されているス
イッチ釦112を操作する。このスイッチ釦112はト
レイ102の前面ベゼル111に形成された釦ホール1
13に配設されており、またトレイ102内においてス
イッチ釦112と対抗する位置にはイジェクトスイッチ
117が設けられている。イジェクトスイッチ117
は、トレイ102に設けられたFPC118に固定され
ており、スイッチ釦112が押圧操作されることにより
ONとなるスイッチである。このイジェクトスイッチ1
17は、FPC118及びシャーシ110とトレイ10
2を電気的に接続するFPC109を介してプリント基
板122に電気的に接続されている。
【0015】ソレノイド108は、前記のように接続部
107bを介してロックアーム107に機械的に接続さ
れており、かつ、プリント基板122とはFPC109
を介して電気的に接続されている。また、ソレノイド1
08はスイッチ釦112がONとなると、プリント基板
122に実装されたコントローラ(図示せず)がソレノ
イド駆動トランジスタ(図示せず)をONすることによ
り、ロックアーム107を図中時計方向に回動するよう
駆動する構成とされている。従って、スイッチ釦112
がONとなることにより、ロックアーム107は回動し
てロック爪107aとロックピン119の係合は解除さ
れる。これにより、ロックアーム107によるトレイ1
02のロックは解除され、トレイ102は図中矢印X1
方向に移動可能となる。
【0016】また、前記のようにトレイ102は収納位
置にあるときにコイルバネ126を圧縮しているため、
トレイ102のロックが解除されることにより、コイル
バネ126の弾性復元力により、トレイ102は図中矢
印X1方向に押し出される。従って、トレイ102の一
部はシャーシ110から飛び出した状態となり、操作者
はこのトレイ102のシャーシ110から飛び出した部
分を把持して、トレイ102を排出位置まで引き出し、
これによりトレイ102は排出位置に至る。
【0017】また、スイッチ釦112の側部位置には、
LED(発光ダイオード)114が配設されている。こ
のLED114は、ディスク装置100が動作している
ときに点灯し、操作者にディスク装置100が動作して
いることを知らせるものである。このため、前面ベゼル
111にはLEDホール115が形成されており、LE
D114はその内部に配設されている。また、LED1
14はFPC118に配設されており、FPC118,
109を介してプリント基板122に接続されている。
【0018】上記のように、従来の記録媒体装着装置で
は、スイッチ釦112を操作することによりイジェクト
スイッチ117がONとなり、これによりソレノイド1
08が駆動してトレイ102のロックが解除される構成
とされている。即ち、従来の記録媒体装着装置では、電
気的な手段によりトレイ102のロック解除を行なう構
成とされている。
【0019】しかしながら、電気的な手段のみによりト
レイ102のロック解除を行なう構成では、例えばFP
C109,118が不良となりソレノイド108の駆動
ができなくなった場合には、トレイ102のロックを解
除することが不可能となり、ディスクをディスク装置1
00から取り出すことができなくなってしまう(以下、
この状態をエマージェンシー状態という)。このため、
従来の記録媒体装着装置では、エマージェンシー状態と
なってもロックアーム107によるトレイ102のロッ
クを解除する、エマージェンシー用ロック解除機構が設
けられている。
【0020】エマージェンシー用ロック解除機構は、エ
マージェンシー用棒120およびエマージェンシー用レ
バー123により構成されている。エマージェンシー用
棒120は棒状の部材であり、トレイ102に図中矢印
X1,X2方向に移動可能に配設されている。このエマ
ージェンシー用棒120の図中矢印X1方向の端部は、
前面ベゼル111に形成されたイジェクト用ホール12
1と対抗するよう構成されている。
【0021】また、エマージェンシー用レバー123は
略く字状の部材であり、シャーシ110に植設された支
軸124に回動自在に軸承されている。このエマージェ
ンシー用レバー123の一方の端部123aは、トレイ
102が収納位置にロックされた状態において、エマー
ジェンシー用棒120の図中矢印X2方向端部と対峙す
るよう構成されている。また、エマージェンシー用レバ
ー123の他方の端部123bは、ロックアーム107
の接続部107bに接続されている。
【0022】上記構成とされたエマージェンシー用ロッ
ク解除機構は、記録媒体装着装置がエマージェンシー状
態となった時、ロックアーム107によるトレイ102
のロックを解除する機能を奏する。即ち、記録媒体装着
装置がエマージェンシー状態となった時、操作者はイジ
ェクト用ホール121から細い棒状体を挿入し、エマー
ジェンシー用棒120を図中矢印X2方向に移動させ
る。
【0023】前記のようにエマージェンシー用棒120
の図中矢印X2方向の端部はエマージェンシー用レバー
123の端部123aと対峙した構成とされている。こ
のため、エマージェンシー用棒120が図中矢印X2方
向に移動することにより、エマージェンシー用レバー1
23は支軸124を中心として図中反時計方向に回動す
る。
【0024】このようにエマージェンシー用レバー12
3が回動することにより、端部123bはロックアーム
107の接続部107bを押圧する。従って、ロックア
ーム107は操作者の手動操作により図中時計方向に回
動し、ロックピン119とロック爪107aの係合は解
除される。これにより、ロックアーム107によるトレ
イ102のロックを手動により解除することができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の記録媒体装着装置では、イジェクトスイッチ11
7を操作することにより電気的にソレノイド108を駆
動し、ロックアーム107によるトレイ102のロック
を解除する構成としていた。従って、イジェクトスイッ
チ117、ソレノイド108、及びFPC109,11
8等の電子部品が不良となった時(エマージェンシー状
態)に備え、エマージェンシー用棒120及びエマージ
ェンシー用レバー123(エマージェンシー用ロック解
除機構)を設ける必要があった。このため、記録媒体装
着装置の構造が複雑化し、部品点数の増大、装置の大型
化、及び製品コストの増大が生じるという問題点があっ
た。
【0026】また、従来の記録媒体装着装置では、前面
ベゼル111に隣接してイジェクトスイッチ117が配
設されていたため、静電気特性が低いという問題点があ
った。即ち、前面ベゼル111に隣接してイジェクトス
イッチ117が配設されていると、例えばスイッチ釦1
22を操作する際に操作者とイジェクトスイッチ117
との間で静電気の放電が発生し、イジェクトスイッチ1
17及びイジェクトスイッチ117にFPC118,1
09を介して電気的に接続された他の電子部品が破壊さ
れるおそれがある。
【0027】特に、前面ベゼル111にスイッチ釦11
2を配設するための釦ホール113、エマージェンシー
用棒120を操作するためのイジェクト用ホール121
等の孔が多く形成されていたため静電気の放電が発生し
やすかった。
【0028】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、装置構成の簡単化及び小型化を図りうると共に、
静電気による部品破壊の防止を図りうる記録媒体装着装
置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0030】請求項1記載の発明は、シャーシと、記録
媒体を保持すると共に、前記シャーシ内の収納位置と前
記シャーシから引き出された排出位置との間で移動可能
な構成とされたトレイと、前記トレイを前記収納位置に
ロックするロック位置と、該ロックを解除するアンロッ
ク位置との間で移動するロック部材を有するロック機構
とを設けてなる記録媒体装着装置であって、前記ロック
機構は、手動操作される操作部と前記ロック部材と係合
する係合部とを有しており、前記操作部を手動操作され
ることにより移動し、前記係合部を介して前記ロック部
材をアンロック位置に移動付勢する手動操作部材を具備
することを特徴とするものである。
【0031】上記発明によれば、収納位置におけるロッ
ク機構によるトレイのロックは、手動操作部材の操作部
を手動操作することにより行なうことができる。よっ
て、従来用いられていた電気的なイジェクトスイッチを
不要とすることができる。これにより静電気耐性が向上
し、操作時に操作者とスイッチとの間で発生する静電気
に起因して、記録媒体装着装置に設けられている電子部
品が破壊されることを防止することができる。
【0032】また、電気的なイジェクトスイッチを廃す
ることに伴い、シャーシに設けられていた基板と、トレ
イに設けられていたイジェクトスイッチとを電気的に接
続する配線やコネクタも不要となる。このため、記録媒
体装着装置の部品点数を削減できると共に、上記配線部
品の個別不良がなくなり記録媒体装着装置の信頼生を向
上させることができる。
【0033】また、イジェクトスイッチのフェイル時に
備えて設けられていたエマージェンシー用棒及びエマー
ジェンシー用レバーを不要とすることができ、これによ
っても記録媒体装着装置の部品点数の削減を図ることが
できる。
【0034】更に、エマージェンシー用レバーを操作す
るためにトレイの前面ベゼルに設けられていたエマージ
ェンシー用ホールを無くすることができるため、このエ
マージェンシー用ホールを介して静電気が装置内部に放
電することを防止することができる。
【0035】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の記録媒体装着装置において、前記ロック部材を前記
シャーシに配設すると共に、前記手動操作部材を前記ト
レイに配設し、かつ、前記手動操作部材を略棒状とし、
該棒状の前記手動操作部材の一端部に形成された前記操
作部が前記トレイの前面に露出するよう構成すると共
に、前記トレイが前記収納位置にあるときに前記手動操
作部材の他端部に形成された係合部が前記ロック部材に
係合するよう構成したことを特徴とするものである。
【0036】上記発明によれば、手動操作部材を略棒状
としたことにより、トレイの他の構成に邪魔になること
なく、またトレイの大型化を伴うことなく、手動操作部
材をトレイに配設することができる。
【0037】また、手動操作部材は、その一端部に形成
された操作部がトレイの前面に露出し、他端部に形成さ
れた係合部はトレイが収納位置にあるときにロック部材
に係合する構成とされているため、手動操作部材のみで
ロック部材を操作することができる。よって、ロック機
構の簡単化を図ることができ、これによっても記録媒体
装着装置の部品点数削減を図ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0039】図1及び図2は、本発明の一実施例である
記録媒体装着装置を搭載したディスク装置1を示してい
る。図1はトレイ2をシャーシ10から引き出した状態
(以下、この状態を排出状態といい、この時のトレイ2
の位置を排出位置という)を示す平面図であり、図2は
トレイ2をシャーシ10に収納した状態(以下、この状
態を収納状態といい、この時のトレイ2の位置を収納位
置という)を示す三面図である。このディスク装置1
は、例えばノート型パソコン(図示せず)の筐体に内蔵
される内蔵形の装置である。
【0040】図1及び図2に示すように、ディスク装置
1は、大略するとトレイ2,ガイドレール機構4,ター
ンテーブル6,ピックアップ組立体7,ロック機構9,
及びシャーシ10(筐体)等により構成されている。
尚、図1及び図2は、いずれもシャーシ10の上部に覆
うよう配設される天板(図示せず)を取り外した状態を
示している。
【0041】トレイ2は、ターンテーブル6,ピックア
ップ組立体7,ディスク載置部2a,及びロック機構9
の一部を構成するイジェクト棒22等が設けられた構成
とされている。このトレイ2は、シャーシ10に対して
図中矢印X1,X2方向に移動可能な構成とされてい
る。
【0042】即ち、シャーシ10の両側部にはガイドレ
ール機構4が設けられており、このガイドレール機構4
が矢印X1,X2方向に伸長或いは収縮することによ
り、トレイ2はシャーシ10に対して矢印X1,X2方
向に移動する構成とされている。このように、ガイドレ
ール機構4を用いることにより、図1に示すようにトレ
イ2をシャーシ10に対して矢印X1方向に大きく引き
出すことができるため、トレイ2に対するディスク3の
装着脱を容易に行なうことができる。
【0043】また、ターンテーブル6は、トレイ2の略
中央位置に配設されている。このターンテーブル6はデ
ィスク3が装着されるものであり、トレイ2の下部に配
設されたスピンドルモータ(図示せず)により回転する
構成とされている。これにより、ターンテーブル6に装
着されたディスク3も回転する構成とされている。本実
施例では、ディスク回転速度は32倍速とされており、
再生時においてディスク3は高速回転する。
【0044】また、トレイ2には、光学式ピックアップ
5をディスク3の半径方向(図中矢印Z1,Z2方向)
に移動させるピックアップ組立体7が配設されている。
光学式ピックアップ5は、ディスク3に対してレーザ光
を照射すると共に、その反射光を受光することにより再
生処理を行なうものである。
【0045】また、トレイ2の前面部には、前面ベゼル
11が配設されている。よって、この前面ベゼル11
は、トレイ2と一体的に矢印X1,X2方向に移動す
る。この前面ベゼル11の図中矢印Y1方向の端部近傍
には、外側に向け突出する凸部11aが形成されてお
り、この凸部11aの中央にはホール11b(図3参
照)が形成されている。
【0046】更に、トレイ2の裏面で図中矢印Y1方向
の側部には、イジェクト棒22が図中矢印X1,X2方
向に延在するよう配設されている。このイジェクト棒2
2は、ロック機構9の一部を構成するものである。尚、
説明の便宜上、イジェクト棒22の説明は、ロック機構
9の説明と共に後述するものとする。
【0047】上記構成とされたトレイ2は、ディスク3
の一部がトレイ2からはみ出るようにディスク3の外径
よりも横幅寸法が小さくなるように形成されている。ま
た本実施例では、トレイ2が矢印X1,X2方向に移動
する際、モータ等の駆動手段を用いておらず、手動操作
により引き出し位置と収納位置との間で移動させる構成
とされている。
【0048】これにより、ディスク装置1には、トレイ
2を移動させるための駆動機構(モータ及び伝達機構等
よりなる)を設ける必要はなくなり、よってその分部品
点数が減少し、ディスク装置1の小型化及び薄型化を図
ることができる。更に、ディスク3の一部がトレイ2か
らはみ出しているため、ディスク3をトレイ2に装着脱
する際、このディスク3のはみ出し部分を把持して装着
脱できるため、装着脱操作を容易に行なうことができ
る。
【0049】次に、シャーシ10について説明する。シ
ャーシ10は、大略するとトレイ2が収納される筐体状
の収納部10aと、収納状態においてトレイ2からはみ
出したディスク3を保護するカバー部10bとにより構
成されている。
【0050】収納部10aには、電子回路が配設された
プリント基板13が設けられている。このプリント基板
13は、フレキシブル基板15を用いてトレイ2に設け
られた電子部品(光学式ピックアップ5,ターンテーブ
ル6を回転させるモータ等)と電気的に接続されてい
る。また、プリント基板13には、コネクタ14及びL
ED(発行ダイオード)40が配設されている。ディス
ク装置1は、このコネクタ14を介してディスク装置1
は外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)に接
続される構成とされている。また、LED40は、ディ
スク3に対し記録再生処理を実施している際点灯し、後
述するイジェクト棒22に向け光を発射させる。
【0051】上記のように、フレキシブル基板15を用
いてトレイ2とシャーシ10を電気的に接続することに
より、シャーシ10に対しトレイ2が移動する構成とし
ても、トレイ2(光学式ピックアップ5,モータ等)と
シャーシ10(プリント基板13)を確実に電気的に接
続することができる。
【0052】一方、カバー部10bは、前記したディス
ク3のトレイ2からはみ出した部分の下部を覆うよう構
成されている。これにより、ディスク3のトレイ2に保
持されない部位は、カバー部10bにより保護される。
尚、ディスク3のトレイ2からはみ出した部分の上部
は、シャーシ10上に装着される天板(図示せず)によ
り保護される。
【0053】また、カバー部10bの側壁10cには、
制動部材19が配設されている。この制動部材19は例
えば弾性材により形成されており、収納位置にあるディ
スク3が引き出し位置に向け移動される際、ディスク3
の外周と摺接するよう構成されている。
【0054】これにより、収納位置で再生/記録処理の
ために高速回転していたディスク3は、図中矢印X1方
向への移動に伴い制動部材19と摺接し、その回転が制
動される。従って、収納位置から引き出し位置に移動し
た際、ディスク3は必ず停止した状態となっており、デ
ィスク3に損傷が発生することを防止している。
【0055】また、シャーシ10には、イジェクトスラ
イダ16及びコイルバネ17が配設されている。このイ
ジェクトスライダ16及びコイルバネ17は、シャーシ
10に配設されたプリント基板13の下部で、図中矢印
Y1方向の側部に配設されている。イジェクトスライダ
16はトレイ2が収納位置に位置した際、トレイ2の図
中矢印X2方向端部と当接し押圧されるよう構成されて
いる。
【0056】また、イジェクトスライダ16はコイルバ
ネ17により、常に図中矢印X1方向に付勢された構成
となっている。従って、トレイ2が収納位置に位置する
ことにより、イジェクトスライダ16はトレイ2に押圧
され、コイルバネ17は弾性力を蓄成する。
【0057】ところで、再生時に誤ってトレイ2がシャ
ーシ10から引き出されると、ディスク3及びディスク
装置1を構成する各部品・装置が損傷するおそれがあ
る。このため、記録媒体装着装置には、再生時(即ち、
トレイ2が装着位置にある時)においてトレイ2がシャ
ーシ10から引き出されるのを防止するロック機構9が
設けられている。以下、このロック機構9について、図
1及び図2に加え、図3を用いて詳述する。
【0058】ロック機構9は、大略するとロックアーム
20,ソレノイド21,イジェクト棒22,及びロック
ピン23等により構成されている。
【0059】ロックアーム20は、シャーシ10に植設
された支軸27に回動可能に取り付けられている。この
ロックアーム20には、ロック爪24,接続部25,及
びロック解除ピン26が一体的に形成されている。ロッ
ク爪24は、トレイ2に設けられているロックピン23
と係合する構成とされている。また、接続部25は、ソ
レノイド21の駆動ピン21aと接続されている。更
に、ロック解除ピン26は、図3に拡大して示すよう
に、上方向に突出しており、後述するイジェクト棒22
と係合する構成とされている。
【0060】ロックアーム20に形成されたロック爪2
4は、トレイ2が図中矢印X2方向に移動し収納位置に
位置することにより、ロックピン23と係合しトレイ2
の移動をロックする構成とされている。これにより、デ
ィスク3に対して再生処理が行われているときにトレイ
2がシャーシ10から引き出されることを防止でき、デ
ィスク3の保護及びディスク装置1を構成する各種装置
に損傷が生じることを防止することができる。
【0061】また、トレイ2が収納位置に位置しロック
された状態において、トレイ2はプリント基板13に配
設されたイジェクト検出スイッチ41と係合するよう構
成されている。これにより、ディスク装置1の駆動制御
を行なう制御装置(図示せず)は、イジェクト検出スイ
ッチ41からの信号に基づき、トレイ2が収納位置に位
置しているか、また排出位置に位置しているかを判断す
ることができる。
【0062】イジェクト棒22は、トレイ2の図中矢印
Y1方向側部に、図中矢印X1,X2方向に延在するよ
う配設されている。このイジェクト棒22は、図3に拡
大して示すように略丸棒形状を有しており、操作/発光
部30,受光部31,バネ掛け部32,係止用凸部3
3,及び係合用段差部34を一体的に形成した構成とさ
れている。また、このイジェクト棒22は、内部を光が
通過しうる材料(例えばアクリル樹脂等)により形成さ
れている。
【0063】上記構成とされたイジェクト棒22は、ト
レイ2に配設されたガイド(図示せず)により、図中矢
印X1,X2方向に移動可能な構成とされている。ま
た、バネ掛け部32とバネ掛けピン37(トレイ2に植
設されている)との間にはコイルバネ36が張架されて
おり、このコイルバネ36によりイジェクト棒22は常
に矢印X1方向に移動付勢されている。
【0064】しかしながら、イジェクト棒22に形成さ
れた係止用凸部33が、トレイ2に形成されたボス38
に係止されることにより、イジェクト棒22はそれ以上
の図中矢印X1方向への移動が規制されている。この状
態において、イジェクト棒22の図中矢印X1方向端部
に形成されている操作/発光部30は、前面ベゼル11
に形成されたホール11bから若干量突出する構成とさ
れている。
【0065】従って、操作者が操作/発光部30を押圧
操作することにより、イジェクト棒22は、コイルバネ
36の弾性力に抗して図中矢印X2方向に移動する。
尚、操作/発光部30のホール11bからの突出量は、
ホール11bを囲うように形成されている凸部11aの
突出量よりは低く設定されており、これにより操作/発
光部30が誤操作されることを防止している。
【0066】また、受光部31は鏡面加工がされてお
り、イジェクト棒22の側部に位置するよう形成されて
いる。この受光部31は、図2に示すように、トレイ2
が収納位置に位置する状態において、プリント基板13
に配設されているLED40と対向するよう構成されて
いる。従って、受光部31と対向した状態においてLE
D40が点灯すると、LED40の光は受光部31に照
射される。
【0067】上記のようにLED40からの光を受光部
31が受光すると、この光はイジェクト棒22内に導か
れ、イジェクト棒22内を図中矢印X1方向に進行す
る。よって、操作者はLED40の光を操作/発光部3
0から見ることができる。前記したように、LED40
はディスク3に対して再生処理が実施されている時に点
灯するよう構成されている。従って、操作者は操作/発
光部30が光っているか否かにより、ディスク3に対し
て再生処理が実施されているか否かを判断することがで
きる。
【0068】上記のように本実施例によれば、シャーシ
10に配設されたプリント基板13にLED40(発光
手段)を設けたため、シャーシ10とトレイ2との間を
電気的に接続する配線数を少なくすることができる。即
ち、FPC15の配線数を少なくすることができる。よ
って、FPC15の配線数を少なくした場合には、FP
C15のコスト低減を図ることができる。また、LED
40用の配線を従来と同数とした場合には、空いた配線
を他の信号に割り当てることが可能となり、信号のS/
Nを改善することができる。
【0069】また、プリント基板13にはLED40を
駆動する駆動回路が設けられているが、本実施例のよう
に、この駆動回路が設けられたプリント基板13にLE
D40を配設することにより、LED駆動電流の減衰を
考慮する必要がなくなり、LED40の発光効率の向
上、及び記録媒体装着装置の消費電流の低減を図ること
ができる。
【0070】また、従来のようにLED114を前面ベ
ゼル111に配設した構成では、LED114と操作者
との間で静電気の放電が発生し、これによりディスク装
置1内に配設されている電子部品が損傷してしまうおそ
れがあることは前述した通りである。しかしながら、本
実施例によれば、LED40がシャーシ10側に配設さ
れているため、LED40と操作者とは大きく離間した
状態となる。これにより、LED40と操作者との間で
静電気の放電が発生することを防止でき、よってディス
ク装置1内に配設されている電子部品が損傷を防止する
ことができる。
【0071】更に、従来のLED114は、可撓性を有
し容易に変形するFPC118に直接実装されていたた
め実装信頼性が低かった。これに対し、本実施例ではハ
ード基板であるプリント基板13上にLED40が配設
されているため、LED40の実装信頼性を向上させる
ことができる。
【0072】続いて、上記したロック機構9の動作につ
いて説明する。
【0073】まず、トレイ2を排出位置にある状態(図
1に示す状態)から図2に示す装着位置に移動させる動
作について説明する。トレイ2を収納位置に移動させる
には、操作者は前面ベゼル11を把持してトレイ2を図
中矢印X2方向に移動させる。これにより、トレイ2は
ガイドレール機構4にガイドされつつ、図中矢印X2方
向に移動する。この時、イジェクト棒22は図中矢印X
1方向に移動しており、係止用凸部33がボス38と当
接することにより、操作/発光部30が前面ベゼル11
のホール11bから若干量突出した状態となっている。
【0074】そして、トレイ2が収納位置まで移動され
ると、トレイ2に設けられているロックピン23は、ロ
ックアーム20のロック爪24と係合する。この状態に
おいて、トレイ2はロック機構9によりシャーシ10に
ロックされた状態となり、図中矢印X1方向への移動が
規制される。
【0075】また、トレイ2が収納位置まで移動するこ
とにより、トレイ2はイジェクト検出スイッチ41と係
合し、イジェクト検出スイッチ41はディスク装置1の
制御装置に対してトレイ2が収納位置に位置したことを
知らせる。更に、トレイ2の図中矢印X2方向端部はイ
ジェクトスライダ16を押圧し、コイルバネ17はイジ
ェクトスライダ16を介してトレイ2を図中矢印X1方
向に付勢する。
【0076】ここで、収納状態におけるトレイ2に設け
られたイジェクト棒22に注目すると、収納状態におい
てイジェクト棒22の受光部31はLED40と対峙す
る構成とされている。従って、LED40が点灯する
と、前記したようにLED40から発せられた光は受光
部31からイジェクト棒22内に取り込まれ、内部を進
行して操作/発光部30からLED40の点灯を視認す
ることができる。
【0077】また、収納状態において、イジェクト棒2
2に形成された係合用段差部34はロックアーム20に
形成されたロック解除ピン26に隣接するよう構成され
ている(図2(B)に詳しい)。具体的には、係合用段
差部34はイジェクト棒22の図中矢印X2方向端部に
欠き状に形成されたものであり、その段差が形成された
部位にロック解除ピン26が位置するよう構成されてい
る。
【0078】上記収納状態において、ディスク装置1は
トレイ2に載置されたディスク3に対して再生処理を行
なう。また、再生処理時には、操作/発光部30が点灯
するため、操作者はディスク装置1が再生処理状態であ
ることを操作/発光部30の点灯により確認することが
できる。
【0079】続いて、図2に示す装着状態より、トレイ
2をシャーシ10から引き出す処理(イジェクト処理)
について説明する。
【0080】トレイ2をシャーシ10から引き出すに
は、ロック機構9によるトレイ2のロックを解除する。
本実施例にかかる記録媒体装着装置では、手動によりイ
ジェクト処理を行なう手動イジェクト操作と、電動によ
りイジェクト処理を行なう電動イジェクト操作の二つの
操作モードを有している。
【0081】手動によりイジェクト処理を行なう手動イ
ジェクト操作は、操作者により実施されるイジェクト処
理である。これに対し、電動によりイジェクト処理を行
なう電動イジェクト操作は、例えばディスク装置1を接
続したパーソナルコンピュータ側からディスク排出命令
が出されたとき等に強制的に実施されるイジェクト処理
である。
【0082】手動イジェクト操作によりロック機構9に
よるトレイ2のロックを解除するには、操作者は前面ベ
ゼル11に突出している操作/発光部30を図中矢印X
2方向に押圧操作する。これによりイジェクト棒22は
コイルバネ36の弾性力に抗して矢印X2方向に移動
し、イジェクト棒22に形成されている係合用段差部3
4はロックアーム20のロック解除ピン26を押圧す
る。
【0083】このように係合用段差部34がロック解除
ピン26を押圧することにより、ロックアーム20は支
軸27を中心として図中時計方向へ回動し、図4に示す
ように、ロック爪24はロックピン23から離脱する。
これにより、ロック機構9によるトレイ2のロックは解
除され、トレイ2は図中矢印X1方向に向け(排出位置
に向け)移動可能な状態となる。
【0084】また、前記したように装着状態において
は、コイルバネ17は弾性力を蓄成した状態となってい
る。よって、ロック機構9によるロックが解除されるこ
とにより、コイルバネ17に接続されているコイルバネ
17はトレイ2を図中矢印X1方向に向け移動させる。
これにより、トレイ2の前面ベゼル11側の一部はシャ
ーシ10から飛び出した状態となる。操作者は、このト
レイ2のシャーシ10から飛び出した部位を把持してト
レイ2を排出位置まで引き出す。これにより、トレイ2
は排出位置まで移動される。
【0085】上記のように本実施例の構成では、トレイ
2の収納位置におけるロック機構9によるロックは、イ
ジェクト棒22(手動操作部材)の操作/発光部30
(操作部)を手動操作することにより行なうことができ
る。よって、従来用いられていた電気的なイジェクトス
イッチ117(図6参照)を不要とすることができるた
め、静電気耐性が向上し、操作時に操作者と電気部品と
の間で静電気の放電が発生することを確実に防止するこ
とができる。よって、静電放電に起因して、記録媒体装
着装置に設けられている電子部品が破壊されることを確
実に防止することができる。
【0086】また、電気的なイジェクトスイッチ117
を廃することに伴い記録媒体装着装置の部品点数を削減
でき、また配線部品の個別不良を低減できるため、記録
媒体装着装置の信頼生を向上させることができる。ま
た、FPC15の配線数を少なくすることができるた
め、FPC15のコスト低減を図ることもできる。
【0087】また、イジェクトスイッチ117のフェイ
ル時に備えて従来設けられていたエマージェンシー用棒
120及びエマージェンシー用レバー123を不要とす
ることができ、これによっても記録媒体装着装置の部品
点数の削減を図ることができる。更に、エマージェンシ
ー用ホール121を無くすることができるため、このエ
マージェンシー用ホール121を介して静電気が装置内
部に放電することを防止することができる。
【0088】一方、上記したように本実施例では、イジ
ェクト棒22を棒状としたことにより、トレイ2の他の
構成に邪魔になることなく、またトレイ2の大型化を伴
うことなく、イジェクト棒22をトレイ2に配設するこ
とができる。また本実施例では、ロック機構9によるト
レイ2の解除は、イジェクト棒22の操作のみで行なう
ことができる。よって、ロック機構9の簡単化を図るこ
とができ、これによっても記録媒体装着装置の部品点数
削減を図ることができる。
【0089】更に、イジェクト棒22は、上記したロッ
ク機構9としての機能の他に、LED40の点灯を知ら
せる光表示部材としても機能している。よって、これに
よっても記録媒体装着装置の部品点数の削減、構成の簡
単化、及び小型化を図ることができる。
【0090】一方、電動によりイジェクト処理を行なう
には、ソレノイド21を駆動する。ソレノイド21が駆
動することにより、駆動ピン21aと接続された接続部
25は図中矢印X1方向に移動され、図5に示すよう
に、ロックアーム20は図中時計方向に回動する。これ
により、ロック爪24はロックピン23から離脱し、よ
ってトレイ2は移動可能な構成となる。尚、ロック爪2
4がロックピン23から離脱した以降の処理は、前記し
た手動イジェクト操作と同じであるため、説明を省略す
るものとする。尚、上記実施例では、記録媒体装着装置
を配設する電子機器としてディスク装置を例に挙げて説
明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではな
く、これ以外の例えば磁気ディスク装置或いは光磁気デ
ィスク装置等にも広く適用できるものである。
【0091】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
【0092】請求項1記載の発明によれば、従来用いら
れていた電気的なイジェクトスイッチを不要とすること
ができため、静電気耐性が向上し、操作時に操作者とス
イッチとの間で静電気の放電に起因して記録媒体装着装
置に設けられている電子部品が破壊されることを防止す
ることができる。
【0093】また、電気的なイジェクトスイッチを廃す
ることに伴い、シャーシに設けられていた基板とトレイ
に設けられていたイジェクトスイッチとを電気的に接続
するフレキシブル基板やコネクタも不要となるため、記
録媒体装着装置の部品点数を削減できると共に記録媒体
装着装置の信頼生を向上させることができる。
【0094】また、イジェクトスイッチのフェイル時に
備えて設けられていたエマージェンシー用棒及びエマー
ジェンシー用レバーを不要とすることができ、これによ
っても記録媒体装着装置の部品点数の削減を図ることが
できる。
【0095】更に、エマージェンシー用レバーを操作す
るためにトレイの前面ベゼルに設けられていたエマージ
ェンシー用ホールを無くすることができるため、このエ
マージェンシー用ホールを介して静電気が装置内部に放
電することを防止することができる。
【0096】また、請求項2記載の発明によれば、手動
操作部材を略棒状としたことにより、トレイの他の構成
に邪魔になることなく、またトレイの大型化を伴うこと
なく、手動操作部材をトレイに配設することができる。
【0097】また、手動操作部材のみでロック部材を操
作することが可能となるため、ロック機構の簡単化を図
ることができ、記録媒体装着装置の部品点数削減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録媒体装着装置を搭
載したディスク装置を示す図であり、トレイが排出位置
にある状態を示す図である。
【図2】本発明の一実施例である記録媒体装着装置を搭
載したディスク装置を示す図であり、トレイが装着位置
にある状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例である記録媒体装着装置を構
成するロック機構の分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施例である記録媒体装着装置の手
動によるイジェクト動作を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施例である記録媒体装着装置の電
動によるイジェクト動作を説明するための図である。
【図6】従来の一例である記録媒体装着装置を搭載した
ディスク装置を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 トレイ 3 ディスク 5 光学式ピックアップ 7 ピックアップ組立体 8 切り欠き部 9 ロック機構 10 シャーシ 10a 収納部 11 前面ベゼル 11a 凸部 11b ホール 13 プリント基板 15 FPC 16 イジェクトスライダ 17 コイルバネ 18 コネクタ 20 ロックアーム 21 ソレノイド 22 イジェクト棒 23 ロックピン 24 ロック爪 25 接続部 26 ロック解除ピン 30 操作/発光部 31 受光部 32 バネ掛け部 33 係止用凸部 34 係合用段差部 36 コイルバネ 37 バネ掛けピン 40 LED 41 イジェクト検出スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシと、 記録媒体を保持すると共に、前記シャーシ内の収納位置
    と前記シャーシから引き出された排出位置との間で移動
    可能な構成とされたトレイと、 前記トレイを前記収納位置にロックするロック位置と、
    該ロックを解除するアンロック位置との間で移動するロ
    ック部材を有するロック機構とを設けてなる記録媒体装
    着装置であって、 前記ロック機構は、 手動操作される操作部と前記ロック部材と係合する係合
    部とを有しており、前記操作部を手動操作されることに
    より移動し、前記係合部を介して前記ロック部材をアン
    ロック位置に移動付勢する手動操作部材を具備すること
    を特徴とする記録媒体装着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体装着装置におい
    て、 前記ロック部材を前記シャーシに配設すると共に、前記
    手動操作部材を前記トレイに配設し、 かつ、前記手動操作部材を略棒状とし、該棒状の前記手
    動操作部材の一端部に形成された前記操作部が前記トレ
    イの前面に露出するよう構成すると共に、前記トレイが
    前記収納位置にあるときに前記手動操作部材の他端部に
    形成された係合部が前記ロック部材に係合するよう構成
    したことを特徴とする記録媒体装着装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7207049B2 (en) * 2001-08-17 2007-04-17 Citizen Watch Co., Ltd. Disk drive device
CN100437793C (zh) * 2003-12-02 2008-11-26 蒂雅克股份有限公司 记录媒体驱动装置
US7716693B2 (en) 2004-03-04 2010-05-11 Samsung Electronics Co., Ltd Optical disc drive with static electricity
US7739702B2 (en) 2003-09-12 2010-06-15 Panasonic Corporation Optical disk device having an optical pick-up module and tray arranged to carry out improved cooling

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