JP2008152844A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクトレイの位置に関係なく外部からの静電気による電子部品の誤作動や破壊を防止する。
【解決手段】ディスクトレイ14の前面に、回路基板31が取り付けるとともに、回路基板31を覆うように、金属板32を取り付ける。回路基板31は、係止部31bが形成され、駆動制御基板に接続されている。係止部31bに、回路基板31の接地線に接続された導体35を設ける。金属板32は、係止部32b、フレーム接触部32gが形成されている。係止部32bは、導体35に接触している。ディスクトレイ14が露出位置及び格納位置のいずれに位置するときにも、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32、導体35を介して、駆動制御基板のグランド部に流れる。
【選択図】図7

Description

本発明は、光ピックアップにより光ディスクに記録された情報の再生や記録を行う光ディスク装置に関し、詳しくは、静電気対策に関するものである。
CD−R、DVDなどの光ディスクを記憶媒体として用いる光ディスク装置は、デスクトップ型のパソコン(パーソナル コンピュータ)や、ノートパソコンと称される携帯型のパソコンに内蔵されている。光ディスク装置は、樹脂製のディスクトレイ上に装填された光ディスクを高速で回転させるスピンドルモータと、光ディスクの半径方向に移動しながら光ディスクにレーザ光を照射して情報を記録し、あるいは光ディスクから反射されたレーザ光を受光して情報の読み出しを行う光ピックアップとを備えており、一般的にスリムドライブと称される光ディスク装置では、スピンドルモータ及び光ピックアップは、ディスクトレイに組み込まれている。
ディスクトレイは、光ディスクの着脱時にケース外部に露出される露出位置とケース内部に格納される格納位置との間でスライド自在に設けられている。ディスクトレイの前面には、ディスクトレイ用のイジェクトスイッチ及びLEDが取り付けられたFPC(Flexible Printed Circuit)基板が取り付けられている。ディスクトレイの前面側には、押圧可能なイジェクトボタン及びイジェクトボタン用のボタン開口が設けられたフロントベゼルが取り付けられている。
フロントベゼルを押圧すると、ディスクトレイはケース内部に完全に格納された状態でロックされる。ディスクトレイを引き出すときには、フロントベゼルに設けられたイジェクトボタンを押す。イジェクトボタンを押すと、ディスクトレイのロックが解除され、ディスクトレイがバネの付勢により10mm程度突出する。そして、ユーザはフロントベゼルをつまんでディスクトレイを引き出す。
ディスクトレイをケース内部に格納したときにも、フロントベゼルの前面は、ケースから露出している。このため、イジェクトボタンとボタン開口との隙間から、光ディスク装置内部に静電気が入り込み、この静電気により、光ディスク装置内部に組み込まれた電子部品(光ピックアップ、スピンドルモータ、駆動回路等)が誤作動したり壊れてしまうという問題があった。そこで、この問題を解決するための技術が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特開平8−171787号公報 特開2006−147090号公報
しかしながら、特許文献1及び2では、ディスクトレイがケース内部に格納されているときの静電気対策は行っているが、ディスクトレイがケース外部に露出しているときの静電気対策は行っていない。このため、ディスクトレイがケース外部に露出しているときに、静電気によって光ディスク装置内部に組み込まれた電子部品(光ピックアップ、スピンドルモータ、駆動回路等)が誤作動したり壊れてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ディスクトレイの位置に関係なく外部からの静電気による電子部品の破壊を防止することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク装置は、導電性の素材から構成されるケースと;光ディスクを回転させるスピンドルモータ及び光ピックアップが設けられ、前記ケース内部に格納される格納位置と前記ケース外部に露出される露出位置との間で移動可能なディスクトレイと;前記ディスクトレイの前面に設けられ、前記ディスクトレイ用のイジェクトスイッチが設けられた回路基板と;前記ディスクトレイの前面であって前記回路基板の前面側に取り付けられ、前記イジェクトスイッチを押圧するイジェクトボタン及び前記イジェクトボタン用の開口が設けられた前面パネルと;前記回路基板に接続され、前記スピンドルモータの駆動を制御する制御基板と;を備えた光ディスク装置において、前記回路基板に設けられた導体と;前記回路基板と前記前面パネルとの間に設けられ、前記導体に接触する導体接触部を有し、導電性の素材から構成される導電板と;を備えたことを特徴とする。なお、前記導体は、前記回路基板の接地線に接続されていることが好ましい。
また、前記導体接触部を、前記導体に接触する接触位置と、前記導体との接触を解除する接触解除位置との間で変位可能に設け、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させ、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる変位手段と;前記導電板に形成され、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触するケース接触部と;を備えることが好ましい。
さらに、前記ケース接触部を、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置と、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触して前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる位置との間で変位可能に形成し、前記変位手段を、前記ケース接触部及び前記ケースから構成することが好ましい。なお、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときには、前記ケース接触部は、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置(以下、接触変位位置と称する)に位置することが好ましく、前記ケース接触部を前記接触変位位置に向けて付勢する付勢手段を備えることが好ましい。
また、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置と、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触して前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる位置との間で前記ディスクトレイにスライド可能に設けられたスライド板を備え、前記変位手段を、前記スライド板及び前記ケースから構成することが好ましい。なお、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときには、前記スライド板は、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置(以下、接触スライド位置と称する)に位置することが好ましく、前記スライド板を前記接触変位位置に向けて付勢する付勢手段を備えることが好ましい。
本発明の光ディスク装置によれば、回路基板に設けられた導体と、導電板の導体接触部とを接触させるから、ディスクトレイが如何なる位置に位置するときにも、イジェクトボタンと前面パネルの開口との隙間から前面パネルの内部に侵入した静電気を、導体接触部、導体、回路基板を介して、制御基板またはケースに流すことができる。これにより、前面パネルの内部に侵入した静電気による電子部品(光ピックアップ、スピンドルモータ)の破壊を防止することができる。
また、ディスクトレイが格納位置に位置するときには、変位手段により導体接触部が接触解除位置に変位し、導電板に形成されたケース接触部がケースに接触するから、前面パネルの内部に侵入した静電気は、ケースにのみ流れ、制御基板に流れることがない。これにより、前面パネルの内部に侵入した静電気による電子部品(光ピックアップ、スピンドルモータ)の破壊を防止しながらも、制御基板に流れる静電気等のノイズ成分に起因するエラーレート(光ピックアップの光ディスクへのアクセスエラー)の悪化を抑制することができる。
図1に示すように、本発明を実施した光ディスク装置2を内蔵したノート型パソコンにおいて、光ディスク装置2はパソコン本体3の一方の側面に組み込まれる。図1は、光ディスク4を装填するためにトレイユニット5をいっぱいに引き出した様子を表している。光ディスク4の装填後、フロントパネル(前面パネル)6を押圧するとトレイユニット5はパソコン本体3内に完全に格納された状態でロックされる。トレイユニット5を引き出すときには、フロントパネル6に押圧可能に取り付けられたイジェクトボタン25を押す。イジェクトボタン25が押されたとき、光ピックアップ15(図2参照)が光ディスク4にアクセスしていなければ格納位置(図3参照)でのロックが解除され、トレイユニット5がバネの付勢により所定ストローク(例えば10mm程度)突出するから、ユーザはフロントパネル6をつまんで図示の露出位置まで引き出し操作することができる。
図2に示すように、光ディスク装置2は、パソコン本体3の内部に固定される金属薄板製のフレーム(ケース)9及びフレーム9の上面を覆うカバー(図示せず)により構成される筐体10と、フレーム9の左右の側壁に設けられたガイドレールに沿ってスライドする左スライドレール11及び右スライドレール12と、各スライドレール11,12に対してさらにスライド自在に組み付けられたトレイユニット5と、を備える。フレーム9の側壁の内面には各スライドレール11,12のスライドをガイドする樹脂製のガイドレールが固定されている。
本実施形態では、トレイユニット5(ディスクトレイ14)が、格納位置から露出位置まで移動するときには、先ず、各スライドレール11,12が、ディスクトレイ14のスライドに伴い前方向にスライドして、各スライドレール11,12に形成された当接部が、ガイドレールに形成された係合部に当接して、各スライドレール11,12の前方向へのスライドが規制される。その後、さらにディスクトレイ14を前方向に移動させて、ディスクトレイ14を露出位置まで移動させる。各スライドレール11,12は、筐体10の内部に格納される第1位置(図3参照)と筐体10の外部に露出する第2位置(図2参照)との間で移動自在に設けられている。各スライドレール11,12は、ディスクトレイ14が露出位置に向けて移動したときに、第2位置まで移動する。本実施形態では、各スライドレール11,12が第2位置に位置し、ディスクトレイ14を露出位置まで移動させると、ディスクトレイ14の後端が筐体10から露出するようにされている。
フレーム9には、光ディスク装置2の駆動を制御する主制御基板13が取り付けられており、主制御基板13は、フレーム9とカバー(図示せず)とからなる筐体10の内部に収納されている。
トレイユニット5は、光ディスク4の外径に対応した窪みが形成された樹脂製のディスクトレイ14と、光ピックアップ15を有し、ディスクトレイ14の開口部を下側から塞ぐように組み付けられたピックアップユニット16と、を備える。
ピックアップユニット16には、光ディスク4を回転させるスピンドルモータ17、スピンドルモータ17の駆動軸に固定されたチャッキングコア18が設けられている。ディスクトレイ14の窪みに合わせて光ディスク4を装填すると、チャッキングコア18が光ディスク4のチャック孔4a(図1参照)に係合して光ディスク4を保持する。
ディスクトレイ14には、光ピックアップ15及びスピンドルモータ17の駆動を制御する駆動制御基板(制御基板)19が設けられており、駆動制御基板19は、フレキシブル基板20により主制御基板13に接続されている。
フレーム9の奥側にはイジェクトバネ21を含むイジェクト機構22が設けられ、イジェクトボタン25を押して格納位置でのロックが解除されると、トレイユニット5はイジェクトバネ21の付勢により所定ストロークだけ突出する。なお、故障やパソコンの暴走などでイジェクトボタン25の操作ではイジェクトできなくなっても、イジェクト孔6eに固い細線を差し込むことによって格納位置でのロックを解除してディスクトレイ14を引き出すことが可能となる。
図2及び図3に示すように、露出位置(図2参照)からディスクトレイ14を押し込むと、各スライドレール11,12に保持されたディスクトレイ14が後方に向かって移動し、各スライドレール11,12がフレーム9に固定されたガイドレール上を後方に向かってスライドする。フレーム9に対してディスクトレイ14が所定の位置まで押し込まれると、イジェクトバネ21をチャージした状態でディスクトレイ14にフック(図示せず)が係合し、ディスクトレイ14は格納位置(図3参照)に機械的にロックされる。
図4に示すように、フロントパネル(前面パネル)6には、イジェクトボタン25のボタン部25bが挿通されるボタン挿通孔(開口)6aと、光レンズ26のレンズ部26bが挿通されるレンズ挿通孔6bと、が形成されている。フロントパネル6の後面には、イジェクトボタン25の腕部25cを溶着するためのボタン溶着ボス6cと、光レンズ26のベース部26aを溶着するためのレンズ溶着ボス6dと、緊急操作用のイジェクト孔6eが形成された緊急操作用ボス6fと、が立設されている。ボタン溶着ボス6c及びレンズ溶着ボス6dは、それぞれ2個ずつ立設されている。フロントパネル6は、図示しない係止機構(例えば、パッチン止めと称される係止機構等)により、ディスクトレイ14の前面に着脱可能に取り付けられている。
イジェクトボタン25は、トレイユニット5を引き出すときに操作するものであり、板状のベース部25aと、フロントパネル6のボタン挿通孔6aに挿通されるボタン部25bと、左右方向に延びる2本の腕部25cと、を備える。ボタン部25bの後面(図4における前面)には、イジェクトスイッチ33(図5参照)に当接して押圧するための当接ボス25dが立設されている。腕部25cの先端部には、ボタン溶着ボス6cが挿通される取付孔25eが形成されている。イジェクトボタン25をフロントパネル6に取り付けるときには、先ず、ボタン部25bをボタン挿通孔6aに挿通し、ボタン溶着ボス6cを取付孔25eに挿通する。そして、腕部25cから突出した部分のボタン溶着ボス6cを半田ゴテ等で溶かすことにより、イジェクトボタン25は、前後方向に押圧可能にフロントパネル6に取り付けられる。
光レンズ26は、LED34(図5参照)から照射された光をフロントパネル6の前面から外部に照射するためのものであり、透明樹脂により構成されている。光レンズ26は、板状のベース部26aとレンズ部26bとを備える。ベース部26aの上下それぞれの端部には、レンズ溶着ボス6dが挿通される取付孔26cが形成されている。光レンズ26をフロントパネル6に取り付けるときには、先ず、レンズ部26bをレンズ挿通孔6bに挿通し、レンズ溶着ボス6dを取付孔26cに挿通する。そして、ベース部26aから突出した部分のレンズ溶着ボス6dを半田ゴテで溶かすことにより、光レンズ26はフロントパネル6に取り付けられる。
図5及び図6に示すように、ディスクトレイ14の前面には、フレキシブル基板からなる回路基板31が取り付けられるとともに、回路基板31を覆うように、金属製の金属板(導電板)32が取り付けられる。ディスクトレイ14の前面には、回路基板31及び金属板32を位置決めするための位置決めボス14aと、緊急操作用のイジェクト孔14bと、が形成されている。また、ディスクトレイ14には、回路基板31及び金属板32を係止するための係止凹部14c(図7参照)が形成されている。
回路基板31は、位置決めボス14aが挿通される位置決め孔31aと、係止凹部14cに挿入される係止部31bとが形成されており、駆動制御基板19に接続されている。回路基板31には、イジェクトスイッチ33とLED34とが取り付けられており、イジェクトスイッチ33及びLED34は、駆動制御基板19を介して主制御基板13により駆動が制御される。係止部31bには、回路基板31の接地線に接続された導体35が設けられている。なお、導体35を設ける位置は、係止部31bに限定されることなく、確実に金属板32の一部に接触する位置であれば適宜変更可能である。
イジェクトスイッチ33は、ディスクトレイ14を格納位置から露出位置に向けてイジェクトさせるときに操作するものである。イジェクトボタン25を押圧操作し、当接ボス25dがイジェクトスイッチ33を押圧すると、回路基板31から駆動制御基板19を介して主制御基板13にロック解除信号が出力される。駆動制御基板19は、ロック解除信号が入力されたことに応答して、図示しないロック解除機構を駆動して、ディスクトレイ14の格納位置でのロックを解除する。
LED34は、光ディスク4にアクセス中であることを外部に表示するためのものであり、主制御基板13は、光ディスク4にアクセス中には、駆動制御基板19を介してLED34を点灯させるように制御する。
金属板32は、弾性変形可能な薄板金属により構成されている。金属板32には、位置決めボス14aが挿通される位置決め孔32aと、係止凹部14cに挿入される係止部(導体接触部)32bと、イジェクトスイッチ33を覆うスイッチ覆い部32cと、LED34を覆うLED覆い部32dと、緊急操作用のイジェクト孔32eと、ディスクトレイ14に取り付けるための取付部32fと、フレーム9に接触するフレーム接触部(ケース接触部)32gと、が形成されている。係止部32bは、左側端に向かうにつれて、次第に後方に傾斜するように形成されている。
スイッチ覆い部32cには、イジェクトボタン25の当接ボス25dを挿通するためのボス挿通孔32hが形成されている。LED覆い部32dには、LED34から照射された光を光レンズ26に入射させるための入射孔32iが形成されている。
回路基板31及び金属板32をディスクトレイ14に取り付けるときには、先ず、係止部31bを係止凹部14cに挿入した後、位置決めボス14aを位置決め孔31aに挿通する。そして、係止部32bを係止凹部14cに挿入した後、位置決めボス14aを位置決め孔32aに挿通する。このとき、取付部32fがディスクトレイ14に形成された係止部(図示せず)に係止され、金属板32は、回路基板31を間に挟み込んだ状態でディスクトレイ14に取り付けられる。
回路基板31及び金属板32をディスクトレイ14に取り付けると、係止部32bは、変形した状態で、且つ、元の形状に戻ろうとする弾性変形力を有する状態で、導体35に接触している。これにより、ディスクトレイ14に衝撃が加わった場合にも、係止部32bと導体35との接触が解除されることがない。
図7に示すように、回路基板31及び金属板32が取り付けられたディスクトレイ14に、フロントパネル6を取り付けると、回路基板31は、フロントパネル6により覆われた状態となる。このとき、係止部32bは、回路基板31の導体35に接触している。
次に、上記のように構成された光ディスク装置2の作用について説明する。トレイユニット5(ディスクトレイ14)が格納位置に位置するときに、ユーザが、イジェクトボタン25を押圧操作すると、当接ボス25dがイジェクトスイッチ33を押圧する。イジェクトスイッチ33が押圧されると、ディスクトレイ14の格納位置でのロックが解除され、ディスクトレイ14がイジェクトバネ21の付勢により、10mm程度突出(前方向に移動)する。そして、ユーザは、フロントパネル6をつまんで、ディスクトレイ14を露出位置まで移動させる。
フロントパネル6のボタン挿通孔6aとボタン部25bとの間には隙間(以下、ボタン隙間と称する)があり、特に、ユーザがイジェクトボタン25を押圧操作したときにボタン隙間は大きくなる。このため、ボタン隙間からフロントパネル6の内部に静電気が侵入する。
図7(B)に示すように、ディスクトレイ14が露出位置に位置するときには、係止部32bは、回路基板31の導体35に接触しており、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32、導体35を介して、駆動制御基板19のグランド部(図示せず)に流れる。
図8に示すように、ディスクトレイ14が格納位置まで移動すると、金属板32のフレーム接触部32gがフレーム9に接触し、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32を介してフレーム9に流れる。また、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときにも、係止部32bは、回路基板31の導体35に接触しており、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32、導体35を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れる。
このように、ディスクトレイ14が格納位置及び露出位置のいずれに位置するときにも、フロントパネル6の内部に侵入した静電気を、金属板32、導体35を介して、駆動制御基板19のグランド部に流すことができるから、フロントパネル6の内部に侵入した静電気による電子部品(光ピックアップ15、ピックアップユニット16、スピンドルモータ17、駆動制御基板19等)の破壊を防止することができる。
また、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときには、フロントパネル6の内部に侵入した静電気を、金属板32を介してフレーム9に流すから、より一層確実に、フロントパネル6の内部に侵入した静電気による電子部品の破壊を防止することができる。
なお、上記実施形態では、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときに、金属板32のフレーム接触部32gがフレーム9に接触するようにしたが、ディスクトレイ14が格納位置及び露出位置のいずれに位置するときにも、フロントパネル6の内部に侵入した静電気を取り除くことができればよく、フレーム接触部32gを設けずに、フロントパネル6の内部に侵入した静電気を、全て駆動制御基板19のグランド部に流すようにしてもよい。
図9及び図10に他の実施形態を示す。図1〜図8に示す実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。この実施形態では、回路基板31は、係止部31bには導体35が設けられておらず、右側端部に、回路基板31の接地線に接続された導体40が設けられている。金属板32のフレーム接触部32gには、導体40に接触する曲げ加工された導体接触部32jが形成されている。
図10(A)に示すように、ディスクトレイ14が露出位置に位置するときには、導体接触部32jは、導体40に接触する接触位置に位置しており、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れる。
図10(B)に示すように、ディスクトレイ14が格納位置まで移動すると、金属板32のフレーム接触部32gがフレーム9に接触し、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32を介してフレーム9に流れる。また、フレーム接触部32gは、フレーム9に接触して、前方(図における下方)に変形する。この変形により、導体接触部32jは、導体40との接触が解除される接触解除位置まで変位する。このため、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときには、フロントパネル6の内部に侵入した静電気が、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れることがない。
また、ディスクトレイ14が格納位置から露出位置まで移動すると、フレーム接触部32gとフレーム9との接触が解除され、フレーム接触部32gは、弾性変形により元の形状(図10(A)参照)に戻り、導体接触部32jが導体40に接触する。すなわち、導体接触部32jは、フレーム接触部32gの弾性変形力により、導体40に接触する接触位置に向けて付勢されている。
このように、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときには、フロントパネル6の内部に侵入した静電気が、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れることがないから、フロントパネル6の内部に侵入した静電気による電子部品(光ピックアップ15、ピックアップユニット16、スピンドルモータ17、駆動制御基板19等)の誤作動や破壊を防止しながらも、駆動制御基板19のグランド部に流れる静電気等のノイズ成分に起因するエラーレート(光ピックアップ15の光ディスク4へのアクセスエラー)の悪化を抑制することができる。
図11及び図12に他の実施形態を示す。図9及び図10に示す実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。この実施形態では、金属板32には、フレーム接触部32gに代えて、スライド板45が接触するスライド板接触部32kが形成されている。スライド板接触部32kには、導体40に接触する導体接触部32jが形成されている。
ディスクトレイ14には、スライド板45が左右方向にスライド可能に設けられている。このため、ディスクトレイ14には、スライド板45をスライド可能に保持する保持部(図示せず)が形成されている。スライド板45は、コイルバネ(図示せず)により、右方向(A方向)に向けて付勢されている。なお、スライド板45は、ディスクトレイ14に形成されたスライド規制部(図示せず)により、図12(A)に示す位置よりも右方向にはスライドしないように規制される。
スライド板45は、右側面及び左側面が、後方から前方に向かうにつれて、次第に右方に傾斜するように形成されている。
図12(A)に示すように、ディスクトレイ14が露出位置に位置するときには、導体接触部32jは、導体40に接触する接触位置に位置しており、フロントパネル6の内部に侵入した静電気は、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れる。
図12(B)に示すように、ディスクトレイ14が格納位置まで移動すると、スライド板45の右側面が、フレーム9の内壁面に接触して、スライド板45はコイルバネの付勢に抗してB方向にスライドする。スライド板45がB方向にスライドすると、スライド板45の左側面がスライド板接触部32kに接触して、スライド板接触部32kが、前方(図における下方)に変形する。この変形により、導体接触部32jは、導体40との接触が解除される接触解除位置まで変位する。このため、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときには、フロントパネル6の内部に侵入した静電気が、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れることがない。
また、ディスクトレイ14が格納位置から露出位置まで移動すると、スライド板接触部32kとスライド板45との接触が解除され、スライド板接触部32kは、弾性変形により元の形状(図12(A)参照)に戻り、導体接触部32jが導体40に接触する。すなわち、導体接触部32jは、スライド板接触部32kの弾性変形力により、導体40に接触する接触位置に向けて付勢されている。
このように、ディスクトレイ14が格納位置に位置するときには、フロントパネル6の内部に侵入した静電気が、金属板32、導体40を介して、駆動制御基板19のグランド部に流れることがないから、フロントパネル6の内部に侵入した静電気による電子部品(光ピックアップ15、ピックアップユニット16、スピンドルモータ17、駆動制御基板19等)の誤作動や破壊を防止しながらも、駆動制御基板19のグランド部に流れる静電気等のノイズ成分に起因するエラーレート(光ピックアップ15の光ディスク4へのアクセスエラー)の悪化を抑制することができる。
本発明の光ディスク装置を備えたノート型パソコンの外観図である。 トレイユニットが露出位置に位置するときの光ディスク装置を示す斜視図である。 トレイユニットが格納位置に位置するときの光ディスク装置を示す斜視図である。 フロントパネルとイジェクトボタンと光レンズとを示す分解斜視図及び取付後の斜視図である。 ディスクトレイと回路基板と金属板とを示す分解斜視図である。 ディスクトレイと回路基板と金属板とを示す斜視図である。 ディスクトレイと回路基板と金属板とを示す上側面断面図である。 ディスクトレイが格納位置に位置するときのディスクトレイと回路基板と金属板とを示す上側面断面図である。 金属板のフレーム接触部を、導体に接触する位置と接触を解除する位置との間で変形するようにした実施形態のディスクトレイと回路基板と金属板とを示す分解斜視図である。 図9に示す実施形態のディスクトレイと回路基板と金属板とを示す上側面断面図である。 ディスクトレイにスライド板を設けた実施形態のディスクトレイと回路基板と金属板とスライド板とを示す斜視図である。 図11に示す実施形態のディスクトレイと回路基板と金属板とスライド板とを示す上側面断面図である。
符号の説明
2 光ディスク装置
5 トレイユニット
6 フロントパネル(前面パネル)
6a ボタン挿通孔(開口)
9 フレーム(ケース)
14 ディスクトレイ
15 光ピックアップ
16 ピックアップユニット
17 スピンドルモータ
19 駆動制御基板(制御基板)
25 イジェクトボタン
31 回路基板
32 金属板(導電板)
32b 係止部(導体接触部)
32g フレーム接触部(ケース接触部)
32j 導体接触部
32k スライド板接触部
33 イジェクトスイッチ
35,40 導体
45 スライド板

Claims (4)

  1. 導電性の素材から構成されるケースと、
    光ディスクを回転させるスピンドルモータ及び光ピックアップが設けられ、前記ケース内部に格納される格納位置と前記ケース外部に露出される露出位置との間で移動可能なディスクトレイと、
    前記ディスクトレイの前面に設けられ、前記ディスクトレイ用のイジェクトスイッチが設けられた回路基板と、
    前記ディスクトレイの前面であって前記回路基板の前面側に取り付けられ、前記イジェクトスイッチを押圧するイジェクトボタン及び前記イジェクトボタン用の開口が設けられた前面パネルと、
    前記回路基板に接続され、前記スピンドルモータの駆動を制御する制御基板と、を備えた光ディスク装置において、
    前記回路基板に設けられた導体と、
    前記回路基板と前記前面パネルとの間に設けられ、前記導体に接触する導体接触部を有し、導電性の素材から構成される導電板と、を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記導体接触部を、前記導体に接触する接触位置と、前記導体との接触を解除する接触解除位置との間で変位可能に設け、
    前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させ、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる変位手段と、
    前記導電板に形成され、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触するケース接触部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記ケース接触部を、前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置と、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触して前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる位置との間で変位可能に形成し、
    前記変位手段を、前記ケース接触部及び前記ケースから構成したことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記ディスクトレイが前記露出位置に位置するときに、前記導体接触部を前記接触位置に変位させる位置と、前記ディスクトレイが前記格納位置に位置するときに、前記ケースに接触して前記導体接触部を前記接触解除位置に変位させる位置との間で前記ディスクトレイにスライド可能に設けられたスライド板を備え、
    前記変位手段を、前記スライド板及び前記ケースから構成したことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
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