JPH11339303A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JPH11339303A
JPH11339303A JP10147543A JP14754398A JPH11339303A JP H11339303 A JPH11339303 A JP H11339303A JP 10147543 A JP10147543 A JP 10147543A JP 14754398 A JP14754398 A JP 14754398A JP H11339303 A JPH11339303 A JP H11339303A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価にできると共に、記録媒体や半
球レンズに傷等の損傷を与えることなく、しかも常に安
定した記録あるいは再生性能が得られる光ヘッド装置を
提供する。 【解決手段】 記録媒体11に対して情報の記録または
再生を行うために、光源からの光を対物レンズ9および
半球レンズ10を経て記録媒体11に照射するようにし
た光ヘッド装置において、対物レンズ9を光軸方向に駆
動する駆動手段24,25a,25bと、この駆動手段
と記録媒体11との間で、記録媒体11に当接するよう
に弾性部材27を介して配置されるスライダ26とを有
し、このスライダ26に半球レンズ10を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体に対し
て情報の記録または再生を行うために、光源からの光を
対物レンズおよび半球レンズを経て記録媒体に照射する
ようにした光ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学式記録媒体の高密度化に伴っ
て、この種の光ヘッド装置が種々提案されている。例え
ば、特開平8−221790号公報には、対物レンズ
と、この対物レンズを経て記録媒体に照射されるレーザ
光を球面波となるように補正する補正板とを鏡筒に保持
すると共に、この鏡筒に板バネを介して記録媒体に摺接
するようにスライダを取り付け、このスライダに半球レ
ンズを保持するようにしたものが開示されている。
【0003】また、特開平9−251661号公報に
は、対物レンズを有する対物レンズ駆動アクチュエータ
と記録媒体との間の光路中に、記録媒体の種類(記録密
度)に応じて半球レンズを挿脱するようにしたものが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平8−221790号公報に開示されている光ヘッ
ド装置においては、対物レンズおよび補正板を保持する
鏡筒に、板バネおよびスライダを介して半球レンズを搭
載するようにしているため、鏡筒を含む各部品の寸法公
差により、対物レンズと半球レンズとの間隔を所望の間
隔となるように鏡筒部組を製造するのが難しく、これが
ため歩留りが低下してコスト高になるという問題があ
る。
【0005】また、フォーカスあるいはトラッキング制
御を行うために鏡筒を駆動すると、それに伴って記録媒
体に対するスライダの押圧力が変化すると共に、スライ
ダが記録媒体に対して接触および離間を繰り返し、これ
がため記録媒体表面を傷つけるという問題がある。
【0006】これに対し、上記の特開平9−25166
1号公報に開示されている光ヘッド装置においては、対
物レンズを保持する鏡筒とは別体に半球レンズを保持
し、この半球レンズを必要に応じて対物レンズ駆動アク
チュエータと記録媒体との間の光路中に挿入するように
しているので、上述した問題が生じることはない。
【0007】しかし、この光ヘッド装置では、半球レン
ズを記録媒体から離間した位置に固定的に挿入するよう
にしているため、記録媒体に反り等があると、それに応
じて記録媒体と半球レンズとの距離が変化し、これがた
め対物レンズ駆動アクチュエータで対物レンズのフォー
カス制御を行っても、記録媒体に照射されるレーザ光に
収差が発生し、記録あるいは再生性能が低下するという
問題がある。また、記録媒体の反り等が大きい場合に
は、記録媒体が半球レンズに接触して、記録媒体および
/または半球レンズが損傷するという問題もある。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、簡単かつ安価にできると共に、
記録媒体や半球レンズに傷等の損傷を与えることなく、
しかも常に安定した記録あるいは再生性能が得られるよ
う適切に構成した光ヘッド装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、記録媒体に対して情報の記録または再
生を行うために、光源からの光を対物レンズおよび半球
レンズを経て記録媒体に照射するようにした光ヘッド装
置において、前記対物レンズを光軸方向に駆動する駆動
手段と、この駆動手段と前記記録媒体との間で、前記記
録媒体に当接するように弾性部材を介して配置されるス
ライダとを有し、このスライダに前記半球レンズを搭載
したことを特徴とするものである。
【0010】この発明の一実施形態では、前記駆動手段
は、前記対物レンズ側に設けたコイルと、前記対物レン
ズを光軸方向に変位可能に支持する支持部材側に設けた
永久磁石とを有する電磁駆動手段をもって構成し、前記
弾性部材は、前記支持部材の前記記録媒体と対向する面
に固着する。
【0011】さらに、この発明の一実施形態では、前記
光源と前記対物レンズとの間の光路中に、トラッキング
制御を行うためのガルバノミラーを配置する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1は、この発明の第
1実施形態における光学系の構成を示すものである。こ
の光ヘッド装置では、記録および再生用の半導体レーザ
1からの発散する光ビームを、コリメータレンズ2で平
行ビームとして第1ビームスプリッタ3に入射させ、こ
の第1ビームスプリッタ3を透過する光ビームを、リレ
ーレンズ4および両矢印Rで示す方向に回動可能なトラ
ッキング制御用のガルバノミラー5を経て第2ビームス
プリッタ6に入射させる。第2ビームスプリッタ6を透
過する光ビームは、結像レンズ7、反射ミラー8、対物
レンズ9、および、例えばソリッドイマージョンレンズ
よりなる半球レンズ10を経て記録媒体(この場合、デ
ィスク)11の記録面に集光させる。また、第2ビーム
スプリッタ6で反射される光ビームは、位置検出用の光
検出器12で受光して、その出力に基づいてガルバノミ
ラー5の回動角度を検出するようにする。ここで、結像
レンズ7は、その焦点位置を対物レンズ9の前側焦点位
置Ffに位置決めして配置し、対物レンズ9は、フォー
カス制御を行うために、後述するように電磁駆動手段に
より光軸方向に駆動するようにする。
【0013】なお、記録媒体11が二層の記録面を有す
る場合には、記録面に応じて集光位置を変えるために、
好ましくは、結像レンズ7と対物レンズ9との間の光路
中に、対物レンズ9の開口数を変えるための液晶材料よ
りなる光学フィルタ13を配置する。また、記録媒体1
1が光磁気記録媒体の場合には、記録媒体11を介して
半球レンズ10と対向する位置に、磁化反転用のバイア
ス磁界発生手段14を配置する。
【0014】一方、記録媒体11で反射される反射光
(戻り光)は、往路とは逆の経路をたどって第1ビーム
スプリッタ3に入射させ、ここで反射される戻り光を検
出光学素子15を経て光検出器16で受光するようにす
る。検出光学素子15は、例えば偏光回折機能および異
なる集光機能を有するホログラムをもって構成し、ここ
でP偏光成分は回折することなく透過させて集光し、S
偏光成分は回折させてP偏光成分とは異なる距離の位置
に集光させる。また、光検出器16には、P偏光成分を
その集光位置よりも前方で受光する受光部17aと、S
偏光成分の+1次回折光をその集光位置の後方で受光す
る受光部17bとを設ける。
【0015】このようにして、情報信号は、例えば記録
媒体11が光磁気記録媒体の場合には、受光部17aお
よび17bの出力の差に基づいて検出し、フォーカスエ
ラー信号は、受光部17a,17bをトラック方向と直
交する2本の分割線で3分割してビームサイズ法により
検出し、トラッキングエラー信号は、受光部17a,1
7bの少なくとも一方をトラック方向と平行な分割線で
さらに2分割してプッシュプル法により検出する。
【0016】図2および図3は、図1に示す対物レンズ
9および半球レンズ10を含むヘッド部分の要部の一例
の構成を示すもので、図2は一部断面で示す側面図、図
3は図2の側断面図である。対物レンズ9および光学フ
ィルタ13は、ホルダ21に保持し、このホルダ21を
4本の平行な矩形状の板バネ22を介して光軸方向に変
位可能に円筒状の支持枠23に支持する。ホルダ21に
は、その外周にフォーカスコイル24を巻回して設け
る。また、支持枠23には、フォーカスコイル24とと
もに電磁駆動手段を構成する円弧状の一対の永久磁石2
5a,25bを、フォーカスコイル24と空隙を介して
対向するように、軸対称の位置に接着固定して設ける。
なお、永久磁石25a,25bは、径方向に磁化して、
同一磁極面をフォーカスコイル24に対向させる。
【0017】また、半球レンズ10はスライダ26に保
持し、このスライダ26を円形状の板バネ27の中央部
に接着固定する。板バネ27には、図4(a)および
(b)に平面図および断面図をそれぞれ示すように、そ
の中央部にスライダ26を位置決めするための開口部2
7aを形成し、周縁部から中央部の間には、スパイラル
状に複数の開口部27bを形成し、周縁部には適当な間
隔で凸部27cを形成して、これら凸部27cを図3に
示すように支持枠23の記録媒体11と対向する端面に
形成した凹部23aに係合させることにより位置決めし
て、支持枠23に接着固定し、これによりスライダ26
が記録媒体11に摺接するようにする。
【0018】なお、半球レンズ10は、その平坦面10
aが記録媒体11と対向し、かつスライダ26が記録媒
体11に当接した状態で、平坦面10aと記録媒体11
との間に微小な空隙が形成されるようにスライダ26に
保持する。また、記録媒体11が光磁気記録媒体の場合
には、半球レンズ10の周りで、記録媒体11に当接し
ないようにスライダ26にバイアスコイル28を設け
る。
【0019】ここで、支持枠23は、例えば他の光学部
品とともに記録媒体11の径方向に移動可能なキャリッ
ジ、あるいは記録媒体11のトラックを横切るように回
動可能なスイングアームに取り付ける。
【0020】このようにして、スライダ26を板バネ2
7の弾性力により記録媒体11に摺接させながら、反射
ミラー8で反射される半導体レーザ1からの光ビームを
支持枠23に形成した開口部23b、光学フィルタ1
3、対物レンズ9および半球レンズ10を経て記録媒体
11に照射して、キャリッジあるいはスイングアームの
駆動による粗動トラッキング制御、およびガルバノミラ
ー5の駆動による微動トラッキング制御を行うと共に、
フォーカスコイル24への通電によりホルダ21を光軸
方向に駆動してフォーカシング制御を行って、情報の記
録あるいは再生を行うようにする。
【0021】この実施形態においては、対物レンズ9を
ホルダ21に保持し、半球レンズ10は、ホルダ4を光
軸方向に変位可能に支持する支持枠23に、板バネ27
およびスライダ26を介して保持するようにしたので、
ホルダ部組を製造するにあたって、対物レンズ9と半球
レンズ10との間隔を管理する必要がない。したがっ
て、ホルダ部組を簡単かつ安価に製造することができ
る。また、対物レンズ9を保持するホルダ21のみを、
該ホルダ21に設けたフォーカスコイル24と支持枠2
3に設けた永久磁石25a,25bとを有する電磁駆動
手段によるフォーカシング制御により光軸方向に駆動
し、スライダ26は、電磁駆動手段によって駆動するこ
となく、支持枠23に取り付けた板バネ27の弾性力に
より記録媒体11に摺接させるようにしたので、フォー
カシング制御によってスライダ26が記録媒体11に対
して接触および離間を繰り返すこともない。したがっ
て、記録媒体11の表面を傷つけることもないと共に、
記録媒体11と半球レンズ10との間隔が常に一定に保
たれるので、常に安定した記録あるいは再生性能を維持
することができる。
【0022】図5(a)および(b)は、この発明の第
2実施形態を説明するための図である。この実施形態
は、分離光学系で、一つの光源を用いて二枚の記録媒体
に対して選択的に情報の記録あるいは再生を行うように
したものである。このため、この実施形態では、図5
(a)に示すように、半導体レーザ31からの発散する
光ビームを、コリメータレンズ32で平行ビームとして
第1ビームスプリッタ33に入射させ、この第1ビーム
スプリッタ33を透過する光ビームを、ガルバノミラー
34に入射させる。
【0023】ガルバノミラー34は、その回動により、
入射する光ビームを反射ミラー35および36に選択に
導く偏向機能と、反射ミラー35あるいは36側に偏向
された光ビームによる情報の記録あるいは再生時にトラ
ッキング制御を行う機能とを有して構成し、このガルバ
ノミラー34で偏向され、反射ミラー35あるいは36
で反射される光ビームを第2ビームスプリッタ37に入
射させる。ここでは、反射ミラー35側に偏向された光
ビームの光路を第1光路とし、反射ミラー36側に偏向
された光ビームの光路を第2光路とする。
【0024】第2ビームスプリッタ37は、第1および
第2の光路の光ビームをそれぞれ透過および反射により
分離するよう構成する。この第2ビームスプリッタ37
を透過する第1光路の光ビームは、図5(b)に部分正
面図をも示すように、反射ミラー38で図において上方
に反射させて、第1対物レンズ39および第1半球レン
ズ40を経て第1記録媒体41に照射し、これにより情
報の記録あるいは再生を行うようにする。また、第2ビ
ームスプリッタ37で反射される第1光路の光ビーム
は、光検出器42で受光して半導体レーザ31からの光
ビームが第1光路に偏向されているか否かを検出すると
共に、偏向されている場合には、その出力に基づいてガ
ルバノミラー34の回動角度を検出するようにする。
【0025】同様に、第2ビームスプリッタ37を透過
する第2光路の光ビームは、反射プリズム43で図5
(b)において下方に反射させて、第2対物レンズ44
および第2半球レンズ45を経て第2記録媒体46に照
射し、これにより情報の記録あるいは再生を行うように
する。また、第2ビームスプリッタ37で反射される第
2光路の光ビームは、光検出器47で受光して半導体レ
ーザ31からの光ビームが第2光路に偏向されているか
否かを検出すると共に、偏向されている場合には、その
出力に基づいてガルバノミラー34の回動角度を検出す
るようにする。
【0026】第1対物レンズ39および第1半球レンズ
40を含むヘッド部分は、図2〜4で説明したと同様
に、第1対物レンズ39を電磁駆動手段により光軸方向
に駆動してフォーカシング制御を行うようにすると共
に、この第1対物レンズ39を光軸方向に変位可能に支
持する支持枠に円形状の板バネおよびスライダを介して
第1半球レンズ40を設けて構成する。第2対物レンズ
44および第2半球レンズ45を含むヘッド部分につい
ても、同様に構成する。
【0027】一方、第1記録媒体41あるいは第2記録
媒体46で反射される反射光(戻り光)は、往路とは逆
の経路をたどって第1ビームスプリッタ33に入射さ
せ、ここで反射される戻り光を検出光学素子48を経て
光検出器49で受光して、第1実施形態と同様にして、
情報信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー
信号を検出するようにする。
【0028】ここで、反射ミラー38、第1対物レンズ
39および第1半球レンズ40を含むヘッド部分、反射
プリズム43、第2対物レンズ44および第2半球レン
ズ45を含むヘッド部分は、可動光学系として第1記録
媒体41および第2記録媒体46のトラックを横切る両
矢印で示す方向に直線的に移動可能なキャリッジ51に
保持し、その他の構成部品は固定光学系として固定部5
2に取り付ける。
【0029】この実施形態によれば、第1実施形態にお
ける効果に加え、一つの半導体レーザ31を用い、ガル
バノミラー34で光路を切り換えると同時にトラッキン
グ制御を行うようにしたので、簡単な構成で効率良く、
第1記録媒体41および第2記録媒体46に対して選択
的に情報の記録あるいは再生を行うことができる。
【0030】図6は、この発明の第3実施形態の要部の
構成を示すものである。この実施形態は、スイングアー
ム方式の光ヘッド装置を示すものである。スイングアー
ム61の先端部には、二枚の板バネ62を介して対物レ
ンズ(図示せず)を保持するホルダ63を光軸方向に変
位可能に支持すると共に、対物レンズと記録媒体(図示
せず)との間に位置するように、板バネ64を介して記
録媒体に摺接するように弾性的に偏倚してスライダ65
を設け、このスライダ65に第1実施形態と同様に半球
レンズ66を保持する。なお、スイングアーム61の先
端部には、図示しない記録媒体から離間する方向に記録
媒体面と平行な二面を有する段差を形成し、この段差の
平行な二面に二枚の板バネ62を介してホルダ63を支
持することにより、ホルダ63が光軸方向に変位したと
きにスライダ65に当接しないようにする。
【0031】また、スイングアーム61の先端部で、ホ
ルダ63の下方には、45°の傾斜面61aを形成し、
この傾斜面61aに反射ミラー67を取り付けて、図示
しない半導体レーザからの光ビームを反射ミラー67、
対物レンズおよび半球レンズ66を経て記録媒体に投射
し、その反射光を半球レンズ66、対物レンズおよび反
射ミラー67を経て図示しない光検出器に導くようにす
る。なお、半導体レーザおよび光検出器を含む他の光学
系は、図1と同様に構成する。
【0032】さらに、ホルダ63を光軸方向に駆動する
ため、スイングアーム61の回動によるホルダ63の回
動先端面には、扁平状のフォーカスコイル68を設け、
図示しない本体(ベース)側には、このフォーカスコイ
ル68と対向して該フォーカスコイル68に磁界を作用
させるように、スイングアーム61の回動軌跡に沿って
円弧状の永久磁石69a,69bおよびこれらを連結す
るヨーク70を有する磁気回路を配置する。
【0033】このようにして、図示しない公知の駆動手
段によりスイングアーム61を回動させて粗アクセス動
作を行い、トラッキング制御は図示しないガルバノミラ
ーで行い、フォーカシング制御はフォーカスコイル68
および永久磁石69a,69bを有する電磁駆動手段に
より行いながら、記録媒体に対する情報の記録あるいは
再生を行う。
【0034】したがって、この実施形態によれば、第1
実施形態で説明したと同様の効果が得られる他、トラッ
キング制御をガルバノミラーで行うようにしたので、ス
イングアーム61全体を微小回動させてトラッキング制
御を行う場合に比べて、トラッキング制御の駆動感度を
向上できる利点がある。
【0035】なお、この発明は、上述した実施形態にの
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、上述した各実施形態において、半球
レンズを保持するスライダの記録媒体とは反対側の端面
に、例えば紫外線硬化接着剤を用いてレーザ光を球面波
とする補正板を設けることもできる。また、上述した各
実施形態では、ガルバノミラーを用いてトラッキング制
御を行うようにしたが、対物レンズを保持するホルダを
トラッキング方向にも移動可能に支持して、公知の電磁
駆動手段によりトラッキング制御を行うよう構成するこ
ともできる。
【0036】さらに、図1に示す光学系においては、ガ
ルバノミラー5によりトラッキング制御を行う場合に生
じるトラックオフセットを低減するために、リレーレン
ズ4および結像レンズ7を用いるようにしたが、これら
リレーレンズ4および結像レンズ7を用いることなく、
光検出器16の出力を処理してトラックオフセットを電
気的に低減するように構成することもできる。また、上
述した各実施形態では、対物レンズを光軸方向に変位可
能に支持する支持枠に板バネを介してスライダを取り付
けることにより、半球レンズを対物レンズの光路中に常
時位置させるようにしたが、対物レンズを支持する支持
枠とは別の支持部材に弾性部材を介してスライダを支持
し、この支持部材を特開平9−251661号公報にお
けると同様に、記録媒体の種類(記録密度)に応じて回
動させて、半球レンズを対物レンズの光路中に挿脱する
ようにすることもできる。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、対物レンズを光軸方
向に駆動する駆動手段と記録媒体との間に、半球レンズ
を保持するスライダを記録媒体に当接するように弾性部
材を介して配置するようにしたので、対物レンズを保持
するホルダ部組を製造するにあたって、対物レンズと半
球レンズとの間隔を管理する必要がない。したがって、
ホルダ部組を簡単かつ安価に製造することができる。ま
た、スライダは、対物レンズを光軸方向に駆動する駆動
手段によって駆動されることなく、したがって弾性部材
の弾性力により記録媒体に対して接触および離間を繰り
返すことなく、常に摺接させることができるので、記録
媒体の表面を傷つけることがないと共に、記録媒体と半
球レンズとの間隔が常に一定に保たれるので、常に安定
した記録あるいは再生性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における光学系の構成
を示す図である。
【図2】図1に示す対物レンズおよび半球レンズを含む
ヘッド部分の要部の一例の構成を一部断面で示す側面図
である。
【図3】図2の側断面図である。
【図4】図2および図3に示すスライダを支持する円形
状の板バネの構成を示す平面図および断面図である。
【図5】この発明の第2実施形態を説明するための図で
ある。
【図6】同じく、第3実施形態の要部の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメータレンズ 3 第1ビームスプリッタ 4 リレーレンズ 5 ガルバノミラー 6 第2ビームスプリッタ 7 結像レンズ 8 反射ミラー 9 対物レンズ 10 半球レンズ 11 記録媒体 12 位置検出用光検出器 13 光学フィルタ 14 磁化反転用バイアス磁界発生手段 15 検出光学素子 16 光検出器 17a,17b 受光部 21 ホルダ 22 板バネ 23 支持枠 24 フォーカスコイル 25a,25b 永久磁石 26 スライダ 27 板バネ 31 半導体レーザ 32 コリメータレンズ 33 第1ビームスプリッタ 34 ガルバノミラー 35,36 反射ミラー 37 第2ビームスプリッタ 38 反射ミラー 39 第1対物レンズ 40 第1半球レンズ 41 第1記録媒体 42 光検出器 43 反射プリズム 44 第2対物レンズ 45 第2半球レンズ 46 第2記録媒体 47 光検出器 48 検出光学素子 49 光検出器 51 キャリッジ 52 固定部 61 スイングアーム 62 板バネ 63 ホルダ 64 板バネ 65 スライダ 66 半球レンズ 67 反射ミラー 68 フォーカスコイル 69a,69b 永久磁石 70 ヨーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して情報の記録または再生
    を行うために、光源からの光を対物レンズおよび半球レ
    ンズを経て記録媒体に照射するようにした光ヘッド装置
    において、 前記対物レンズを光軸方向に駆動する駆動手段と、 この駆動手段と前記記録媒体との間で、前記記録媒体に
    当接するように弾性部材を介して配置されるスライダと
    を有し、 このスライダに前記半球レンズを搭載したことを特徴と
    する光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記対物レンズ側に設
    けたコイルと、前記対物レンズを光軸方向に変位可能に
    支持する支持部材側に設けた永久磁石とを有する電磁駆
    動手段をもって構成し、 前記弾性部材は、前記支持部材の前記記録媒体と対向す
    る面に固着したことを特徴とする請求項1記載の光ヘッ
    ド装置。
  3. 【請求項3】 前記光源と前記対物レンズとの間の光路
    中に、トラッキング制御を行うためのガルバノミラーを
    配置したことを特徴とする請求項1または2記載の光ヘ
    ッド装置。
JP14754398A 1998-05-28 1998-05-28 光ヘッド装置 Expired - Fee Related JP4160160B2 (ja)

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