JPH11339223A - 磁性層のエッチング方法、薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁性層のエッチング方法、薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH11339223A
JPH11339223A JP10144445A JP14444598A JPH11339223A JP H11339223 A JPH11339223 A JP H11339223A JP 10144445 A JP10144445 A JP 10144445A JP 14444598 A JP14444598 A JP 14444598A JP H11339223 A JPH11339223 A JP H11339223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性層の極微細な幅の寸法制御を可能とし、
かつエッチング工程に要する時間を短縮できるエッチン
グ方法を提供する。 【解決手段】 上部磁極層5上に、例えばスパッタ法に
より記録ギャップ層と同じ材料のアルミナからなる無機
系絶縁膜6を形成する。この無機系絶縁膜6上にフォト
リソグラフィによりフォトレジスト膜7(第1のマス
ク)を形成する。次に、フォトレジスト膜7をマスクと
して、CF4 (四フッ化炭素),BCl3 (三塩化ボロ
ン),Cl2 (塩素),SF6 (六フッ化硫黄)等のガ
スエッチャントを用いた反応性イオンエッチング(RI
E)により、無機系絶縁膜6を選択的にエッチングして
無機系絶縁マスク6a(第2のマスク)を形成する。こ
の無機系絶縁マスク6aを用いて、例えばAr(アルゴ
ン)のイオンミリングによって、上部磁極層5を選択的
に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高飽和磁束密度材
などからなる磁性層のエッチング方法、少なくとも書き
込み用の誘導型磁気変換素子を有する薄膜磁気ヘッドの
磁極の形成方法、および薄膜磁気ヘッドの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の面記録密度
の向上に伴って、薄膜磁気ヘッドの性能向上が求められ
ている。薄膜磁気ヘッドとしては、書き込み用の誘導型
磁気変換素子を有する記録ヘッドと読み出し用の磁気抵
抗(以下、MR(Magneto Resistive )と記す。)素子
を有する再生ヘッドとを積層した構造の複合型薄膜磁気
ヘッドが広く用いられている。MR素子としては、異方
性磁気抵抗(以下、AMR(Anisotropic Magneto Resi
stive )と記す。)効果を用いたAMR素子と、巨大磁
気抵抗(以下、GMR(Giant Magneto Resistive )と
記す。)効果を用いたGMR素子とがあり、AMR素子
を用いた再生ヘッドはAMRヘッドあるいは単にMRヘ
ッドと呼ばれ、GMR素子を用いた再生ヘッドはGMR
ヘッドと呼ばれる。AMRヘッドは、面記録密度が1ギ
ガビット/(インチ)2 を超える再生ヘッドとして利用
され、GMRヘッドは、面記録密度が3ギガビット/
(インチ)2 を超える再生ヘッドとして利用されてい
る。
【0003】AMRヘッドは、AMR効果を有するAM
R膜を備えている。GMRヘッドは、AMR膜を、GM
R効果を有するGMR膜に置き換えたもので、構造上は
AMRヘッドと同様である。ただし、GMR膜は、AM
R膜よりも、同じ外部磁界を加えたときに大きな抵抗変
化を示す。このため、GMRヘッドは、AMRヘッドよ
りも、再生出力を3〜5倍程度大きくすることができる
と言われている。
【0004】再生ヘッドの性能を向上させる方法として
は、MR膜を変える方法がある。一般的に、AMR膜
は、MR効果を示す磁性体を膜としたもので、単層構造
になっている。これに対して、多くのGMR膜は、複数
の膜を組み合わせた多層構造になっている。GMR効果
が発生するメカニズムにはいくつかの種類があり、その
メカニズムによってGMR膜の層構造が変わる。GMR
膜としては、超格子GMR膜、グラニュラ膜、スピンバ
ルブ膜等が提案されているが、比較的構成が単純で、弱
い磁界でも大きな抵抗変化を示し、量産を前提とするG
MR膜としては、スピンバルブ膜が有力である。このよ
うに、再生ヘッドは、例えば、MR膜をAMR膜からG
MR膜等の磁気抵抗感度の優れた材料に変えることで、
容易に、性能を向上するという目的を達せられる。
【0005】再生ヘッドの性能を決定する要因として
は、上述のような材料の選択の他に、パターン幅、特
に、MRハイトがある。MRハイトは、MR素子のエア
ベアリング面側の端部から反対側の端部までの長さ(高
さ)をいう。このMRハイトは、本来、エアベアリング
面の加工の際の研磨量によって制御される。なお、ここ
にいうエアベアリング面(ABS)は、薄膜磁気ヘッド
の磁気記録媒体に対向する面であり、トラック面ともい
う。
【0006】一方、再生ヘッドの性能向上に伴って、記
録ヘッドの性能向上も求められている。記録ヘッドの性
能のうち、記録密度を高めるには、磁気記録媒体におけ
るトラック密度を上げる必要がある。そのためには、記
録ギャップ(write gap)を挟んでその上下に形成された
下部磁極(ボトムポール)および上部磁極(トップポー
ル)のエアベアリング面での幅を数ミクロンからサブミ
クロンオーダーまで狭くした狭トラック構造の記録ヘッ
ドを実現する必要があり、そのため半導体加工技術が利
用されている。
【0007】記録ヘッドの性能を決定するその他の要因
としては、スロートハイト(ThroatHeight:TH) があ
る。スロートハイトは、エアベリング面から、薄膜コイ
ルを電気的に分離する絶縁層のエッジまでの部分(磁極
部分)の長さ(高さ)をいう。記録ヘッドの性能向上の
ためには、スロートハイトの縮小化が望まれている。こ
のスロートハイトも、エアベアリング面の加工の際の研
磨量によって制御される。
【0008】このように薄膜磁気ヘッドの性能の向上の
ためには、記録ヘッドと再生ヘッドをバランスよく形成
することが重要である。
【0009】ここで、図28(a),(b)を参照して
従来の薄膜磁気ヘッドの一例として複合型薄膜磁気ヘッ
ドの断面構成を説明する。なお、図28において、
(a)はトラック面に垂直な断面を示し、(b)は磁極
部分のトラック面に平行な断面を示している。この磁気
ヘッド100は、再生用の磁気抵抗効果読み出しヘッド
部(以下,読み出しヘッド部という)100Aと、記録
用のインダクティブ記録ヘッド部(以下,記録ヘッド部
という)100Bとを有している。
【0010】読み出しヘッド部100Aは、例えばアル
ティック(Al2 3 ・TiC)からなる基板101上
に、例えばアルミナ(酸化アルミニウム,Al2 3
により形成された下地層102、例えば珪化鉄アルミニ
ウム(FeAlSi)により形成された下部シールド層
103、例えば酸化アルミニウム(Al2 3 ,以下、
アルミナという)により形成されたシールドギャップ層
104を順次介して磁気抵抗効果層(以下,MR層とい
う)105のパターンを形成したものである。また、シ
ールドギャップ層104上には例えばタンタル(Ta)
やタングステン(W)等のMR層に拡散しない材料によ
り形成されたリード端子層105aも形成されており、
このリード端子層105aがMR層105に電気的に接
続されている。MR層105は、例えばパーマロイ(N
iFe合金)やニッケル(Ni)−コバルト(Co)合
金など磁気抵抗効果を有する各種材料により形成されて
いる。MR層105およびリード端子層105aの上に
は例えばアルミナよりなるシールドギャップ層106が
積層されている。つまり、MR層105とリード端子層
105aとはシールドギャップ層104,106間に埋
設されている。
【0011】記録ヘッド部100Bは、この読み出しヘ
ッド部100A上に、MR層105に対する上部シール
ド層を兼ねる下部磁極107、ギャップ層108を介し
て上部磁極(上部ポール)109aを形成したものであ
る。ギャップ層108上には絶縁層110が形成され、
この絶縁層110上に第1層目の薄膜コイル111と第
2層目の薄膜コイル112が積層されている。薄膜コイ
ル111,112はそれぞれシード層111a,112
a上にめっき法により形成されている。これら薄膜コイ
ル111,112は絶縁層113,114により覆われ
ており、上記絶縁層110,113,114上に上部磁
極109aを含む上部磁極層109が形成されている。
上部磁極層109はオーバーコート層115により覆わ
れている。なお、この記録ヘッド部100Bでは、上部
磁極109aに対向する下部磁極(下部ポール)107
aは、上部シールド層107の表面部分を一部突状に加
工したトリム(Trim)構造となっている。
【0012】この磁気ヘッド100では、読み出しヘッ
ド部100Aにおいて、MR層105の磁気抵抗効果を
利用して図示しない磁気ディスクから情報の読み出しが
行われると共に、記録ヘッド部100Bにおいて、上部
磁極109aと下部磁極107aとの間の磁束の変化を
利用して磁気ディスクに対して情報が書き込まれる。
【0013】図29ないし図38は、従来の他の複合型
薄膜磁気ヘッドの製造方法の一例を表すものである。
【0014】まず、図29に示したように、例えばアル
ティック(Al2 3 ・TiC)よりなる基板201上
に、例えばアルミナ(酸化アルミニウム,Al2 3
よりなる絶縁層202を、約5〜10μm程度の厚みで
堆積する。次に、図30に示したように、絶縁層202
上に再生ヘッド用の下部シールド層203を形成する。
【0015】次に、図31に示したように、下部シール
ド層203上に、例えばアルミナを100〜200nm
の厚みで堆積し、シールドギャップ膜204を形成す
る。次に、シールドギャップ膜204上に、再生用のM
R素子を構成するためのMR膜205を数十nmの厚み
に形成し、高精度のフォトリソグラフィで所望の形状と
する。
【0016】次に、図32に示したように、シールドギ
ャップ膜204およびMR膜205上に、シールドギャ
ップ膜206を形成し、MR膜205をシールドギャッ
プ膜204,206内に埋設する。
【0017】次に、図33に示したように、シールドギ
ャップ膜206上に、再生ヘッドと記録ヘッドの双方に
用いる磁気材料、例えばパーマロイ(NiFe)からな
る上部シールド兼下部磁極(以下、下部磁極と記す。)
207を形成する。続いて、この下部磁極207上に、
絶縁膜、例えばアルミナ膜よりなる記録ギャップ層20
8を形成する。更に、この記録ギャップ層208をフォ
トリソグラフィによりパターニングし、上部磁極と下部
磁極との接続用の開口を形成する。続いて、めっき法に
よりパーマロイ(NiFe)からなる磁気材料により磁
極先端部(ポールチップ)209と共に、上部磁極と下
部磁極との接続部パターン209aを形成する。この接
続部パターン209aにより下部磁極207と後述の上
部磁極216とが接続され、後述のCMP(Chemical a
nd Mechanical Polishing : 化学的機械研磨)工程後の
開口(スルーホール)の形成が容易になる。続いて、磁
極先端部209をマスクとしてイオンミリングによって
記録ギャップ層208と下部磁極207とを約0.3〜
0.5μm程度エッチングする。下部磁極207までエ
ッチングすることにより、実効書き込みトラック幅の広
がりが防止される(すなわち、データの書き込み時にお
いて、下部磁極における磁束の広がりが抑制される)。
【0018】続いて、図34に示したように、全面に、
膜厚約3μmの例えばアルミナからなる絶縁膜210を
形成した後、全体をCMPにより平坦化する。その後、
フォトレジスト膜211を、高精度のフォトリソグラフ
ィで絶縁膜210上に形成する。続いて、フォトレジス
ト膜211上に、例えばめっき法により、例えば銅(C
u)よりなる誘導型の記録ヘッド用の第1層目の薄膜コ
イル212を選択的に形成する。
【0019】次に、図35に示したように、フォトレジ
スト膜211および薄膜コイル212上に、フォトレジ
スト膜213を、高精度のフォトリソグラフィで所定の
パターンに形成する。続いて、薄膜コイル212の平坦
化および薄膜コイル212間の絶縁化のために所定の温
度で熱処理する。
【0020】次に、図36に示したように、フォトレジ
スト膜213上に、例えばめっき法により、例えば銅よ
りなる第2層目の薄膜コイル214を形成する。次に、
フォトレジスト膜213および薄膜コイル214上に、
フォトレジスト膜215を高精度のフォトリソグラフィ
で所定のパターンに形成し、薄膜コイル214の平坦化
および薄膜コイル214間の絶縁化のために所定の温度
で熱処理する。
【0021】次に、図37に示したように、磁極先端部
209、フォトレジスト膜211,213,215上
に、記録ヘッド用の磁気材料、例えばパーマロイからな
る上部ヨーク兼上部磁極(以下、上部磁極と記す。)2
16を形成する。この上部磁極216は、薄膜コイル2
12,214よりも後方の位置において、下部磁極20
7と接触し、磁気的に連結される。続いて、上部磁極2
16上に、例えばアルミナよりなるオーバーコート層2
17を形成する。最後に、スライダの機械加工を行っ
て、記録ヘッドおよび再生ヘッドのトラック面(エアベ
アリング面)218を形成して、薄膜磁気ヘッドが完成
する。
【0022】図38および図39は完成した状態の薄膜
磁気ヘッドを表すものである。図38は、トラック面2
18に垂直な薄膜磁気ヘッドの断面を示し、図39は、
磁極部分のトラック面218に平行な断面を拡大して示
している。図38において、THはスロートハイトを表
し、MR−HはMRハイトを表している。また、図39
において、P2Wは磁極幅を表し、P2Lは磁極の厚さ
をそれぞれ表している。
【0023】薄膜磁気ヘッドの性能を決定する要因とし
て、スロートハイトやMRハイト等の他に、図38にお
いてθで示したようなエイペックスアングル(Apex Ang
le)がある。このエイペックスアングルは、フォトレジ
スト膜211,213,215のトラック面側の側面の
角部を結ぶ直線と上部磁極216の上面とのなす角度を
いう。
【0024】図39に示したように、磁極先端部20
9、記録ギャップ層208および下部磁極207の一部
の各側壁が自己整合的に形成された構造は、前述のよう
にトリム構造と呼ばれる。このトリム構造によれば、狭
トラックの書き込み時に発生する磁束の広がりによる実
効トラック幅の増加を防止することができる。なお、図
39に示したように、MR膜205の側方にはリード層
205aが設けられている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】薄膜磁気ヘッドの性能
を向上させるには、図38および図39に示したような
スロートハイトTH、MRハイトMR−H、エイペック
スアングルθ、トラック幅(磁極幅)P2Wおよび磁極
長P2Lを正確に形成することが重要である。
【0026】本出願では、特に、トラック幅P2Wの正
確な制御に関する問題点を取り上げる。
【0027】すなわち、トラック幅P2Wは、記録ヘッ
ドのトラック幅を決定するため、正確な形成が要求され
る。特に、近年は、高面密度記録を可能とするため、す
なわち、狭トラック構造の記録ヘッドを形成するため
に、1.0μm以下の寸法が要求される。そのために
は、トラック幅を決定する磁極先端部209および上部
磁極216を微細に形成することが要求される。
【0028】上部磁極を形成する方法としては、例えば
特開平7−262519号公報に示されるように、フレ
ームめっき法が用いられる。フレームめっき法を用いて
上部磁極を形成する場合は、まず、フォトレジスト膜
(例えば、図28のフォトレジスト膜110,113,
114)で覆われて山状に盛り上がったコイル部分(以
下、エイペックス部という。)の上に全体的に、例えば
パーマロイよりなる薄い電極膜(図28では図示せず)
を形成する。次に、その上にフォトレジストを塗布し、
フォトリソグラフィによりパターニングして、めっきの
ためのフレーム(外枠)を形成する。そして、先に形成
した電極膜をシード層として、めっき法によって上部磁
極を形成する。
【0029】ところで、エイペックス部では、例えば7
〜10μm以上の高低差がある。このエイペックス部上
に、フォトレジストを3〜4μmの厚みで塗布する。エ
イペックス部上のフォトレジストの膜厚が最低3μm以
上必要であるとすると、流動性のあるフォトレジストは
低い方に集まることから、エイペックス部の下方では、
例えば8〜10μm以上の厚みのフォトレジスト膜が形
成される。
【0030】前述のように狭トラックを形成するために
は、フォトレジスト膜によって1.0μm程度の幅のパ
ターンを形成する必要がある。従って、8〜10μm以
上の厚みのあるフォトレジスト膜によって、1.0μm
程度の幅の微細なパターンを形成する必要が生じるが、
これは極めて難しかった。
【0031】しかも、フォトリソグラフィの露光時に、
露光用の光が、例えばパーマロイよりなる電極膜で反射
し、この反射光によってもフォトレジストが感光して、
フォトレジストパターンのくずれ等が生じる。その結
果、上部磁極の側壁が丸みを帯びた形状になる等、上部
磁極を所望の形状に形成できなくなる。このように、従
来は、トラックP2Wを正確に制御して、狭トラック構
造とするための上部磁極を精度よく形成することが極め
て難しかった。
【0032】このようなことから、図29〜図37にも
示したように、記録ヘッドの狭トラックの形成に有効な
磁極先端部209で1.0μm以下のトラック幅を形成
した後、この磁極先端部209とヨーク部となる上部磁
極216とを接続させる方法、すなわち、通常の上部磁
極109(図28)を、トラック幅を決定する磁極先端
部209と、磁束を誘導するための上部磁極(ヨーク
部)216との2つに分割する方法が採用されている。
【0033】しかしながら、このような方法により製造
された薄膜磁気ヘッドでも、特に、記録ヘッド側では以
下のような問題があり、記録ヘッドの特性改善が妨げら
れることがある。
【0034】すなわち、磁性層(図33の磁極先端部2
09)をエッチングして狭トラックを形成する場合、イ
オンミリングで形成するが、その際、マスクとしてフォ
トレジスト膜を用いているため、フォトレジスト膜もイ
オンミリングで大きくエッチングされてしまう。そのた
め、エッチングされた磁性層ではエッチングプロファイ
ルに大きな差が発生するという問題があった。これによ
り磁極先端部209の形状がテーパを持ち、そのためハ
ーフミクロンやクゥオータミクロンの極微細な寸法制御
が実質的に不可能であった。また、磁性層のマスクとし
てフォトレジスト膜を用いた場合には、フォトリソグラ
フィにおいて露光用の光が磁性層から反射し、その反射
光によってもフォトレジストが感光するため、露光精度
が低下するという問題があった。
【0035】このようなフォトレジストマスクの問題を
解消するために、無機材料を磁性層のマスクに用いる薄
膜磁気ヘッドの製造方法(特開平2−44511号公
報)が提案されている。この方法は、上部磁極上に無機
材マスク層を形成し、このマスク層をフォトレジスト膜
をマスクとしてイオンミリング(イオンビーム)により
エッチングして無機材マスクを形成し、この無機材マス
クを介して、引き続き、イオンミリング(イオンビー
ム)により上部磁極を所定の形状にエッチングするもの
である。
【0036】この方法によれば、上述のフォトレジスト
マスクを用いた場合の問題点は解消される。しかしなが
ら、この従来方法では、無機材のマスクを形成するため
に、磁性層のエッチング方法と同じイオンミリング法を
用いているため、無機材マスクのエッチング工程に時間
がかかり、磁性層のエッチング終了までに相当な時間が
かかるという問題があった。
【0037】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、磁性層の極微細な幅の寸法制御が可
能であり、かつエッチング工程を短縮することができる
磁性層のエッチング方法、薄膜磁気ヘッドの磁極の形成
方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することに
ある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明による磁性層のエ
ッチング方法は、磁性層の表面に無機系絶縁膜を形成す
る工程と、無機系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成す
る工程と、第1のマスクを用いた反応性イオンエッチン
グにより無機系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスク
を形成する工程と、第2のマスクを用いて磁性層を選択
的に除去する工程とを含むものである。
【0039】本発明による薄膜磁気ヘッドの磁極の形成
方法は、磁気的に連結され、且つ記録媒体に対向する側
の一部がギャップ層を介して対向する第1の磁極および
第2の磁極を含む少なくとも2つの磁性層を有する薄膜
磁気ヘッドにおける磁極を形成する方法であって、第1
の磁極または第2の磁極に対応する磁性層を成膜した
後、磁性層の表面に無機系絶縁膜を形成する工程と、無
機系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成する工程と、第
1のマスクを用いた反応性イオンエッチングにより無機
系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスクを形成する工
程と、この第2のマスクを用いて磁性層を選択的に除去
することにより第1の磁極または第2の磁極の少なくと
も一方の磁極を形成する工程とを含むものである。
【0040】本発明による薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、磁気的に連結され、且つ記録媒体に対向する側の一
部がギャップ層を介して対向する第1の磁極および第2
の磁極を含み、それぞれ少なくとも1つの層からなる第
1の磁性層および第2の磁性層と、この第1の磁性層お
よび第2の磁性層の間に配設された薄膜コイルとを有す
る薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、第1の磁極に対
応する第1の磁性層を形成する工程と、第1の磁性層の
上にギャップ層を形成する工程と、ギャップ層の上に薄
膜コイルを形成する工程と、第2の磁極に対応する第2
の磁性層を形成する工程とを含み、第2の磁性層を形成
する工程が、第2の磁極に対応する磁性層を成膜した
後、この磁性層の表面に無機系絶縁膜を形成する工程
と、無機系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成する工程
と、第1のマスクを用いた反応性イオンエッチングによ
り無機系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスクを形成
する工程と、第2のマスクを用いて磁性層を選択的に除
去することにより少なくとも第2の磁極を形成する工程
とを含むものである。
【0041】本発明による磁性層のエッチング方法、薄
膜磁気ヘッドの磁極の形成方法または薄膜磁気ヘッドの
製造方法では、無機系絶縁膜による第2のマスクが第1
のマスクを用いた反応性イオンエッチングにより形成さ
れ、この第2のマスクを用いて磁性層(第2の磁性層)
のエッチングが行われる。
【0042】第1のマスクは、具体的には、フォトレジ
スト膜またはめっき膜により形成される。無機系絶縁膜
は、例えば酸化アルミニウム(アルミナ,Al2 3
や二酸化珪素(SiO2 )などにより形成される。磁性
層は、パーマロイ(NiFe)等の高飽和磁束密度(H
i−Bs)の磁性材料により形成することが望ましく、
また、第2のマスクを用いた磁性層のエッチングはイオ
ンミリング法により行うことが望ましい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0044】〔第1の実施の形態〕まず、図1ないし図
4を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁
気ヘッドの磁極の形成方法について説明する。本実施の
形態では、薄膜磁気ヘッドの記録トラックを形成する際
に適用した例について説明する。なお、本発明の磁性層
のエッチング方法は本実施の形態に含まれるので、ここ
で併せて説明する。
【0045】本実施の形態では、図1に示したように、
例えばアルティック(Al2 3 ・TiC)からなる基
板1上に、例えばアルミナ(Al2 3 )よりなる絶縁
層2を例えばスパッタリング法(以下,スパッタ法とい
う)により約3〜5μm程度の厚みで形成する。続い
て、図示しないが、下部シールド層,記録ギャップ層,
MR素子やGMR素子等を形成した後、磁性層、例えば
パーマロイよりなる上部シールド兼下部磁極(以下、下
部磁極と記す。)3を、例えばスパッタ法により約3〜
4μmの厚みで選択的に形成する。なお、下部磁極3
は、本発明における第1の磁極および第1の磁性層に対
応する。続いて、絶縁膜、例えばアルミナ膜よりなる膜
厚約0.2〜0.4μmの記録ギャップ層4を形成し、
この記録ギャップ層4上に、例えばスパッタ法により、
トラック幅を決定するための膜厚2〜4μmの上部磁極
層5を形成する。上部磁極層5の構成材料としては、例
えば、NiFe(Ni:50重量%,Fe:50重量
%),NiFe(Ni:80重量%,Fe:20重量
%)などのパーマロイ(NiFe)の他、FeN(窒化
鉄),FeZrN(窒化ジルコニア鉄),FeCoZr
(窒化コバルト鉄)等の高飽和磁束密度(Hi−Bs)
材が用いられる。なお、上部磁極層5は、本発明におけ
る第2の磁極および第2の磁性層に対応する。
【0046】続いて、この上部磁極層5上に、例えばス
パッタ法により、例えば記録ギャップ層と同じ材料のア
ルミナからなる膜厚0.3〜0.7μmの無機系絶縁膜
6を形成する。この無機系絶縁膜6が上部磁極層5のエ
ッチングマスク材となる。続いて、無機系絶縁膜6上に
フォトリソグラフィにより、本発明の第1のマスクとし
てのフォトレジスト膜7のパターンを形成する。なお、
このフォトリソグラフィにおける露光用の光としては、
例えばi線(波長365nm)が用いられるが、これに
限らず、g線(波長436nm)、i線カットの広帯域
光,広帯域光,紫外線,エキシマレーザ等のレーザ光,
X線,電子線等でもよい。
【0047】次に、本実施の形態では、図2に示したよ
うに、フォトレジスト膜7をマスクとして、CF4 (四
フッ化炭素),BCl3 (三塩化ボロン),Cl2 (塩
素),SF6 (六フッ化硫黄)等のガスエッチャントを
用いた反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etchin
g,以下,RIEという)により、無機系絶縁膜6を選
択的に除去して、本発明の第2のマスクとしての無機系
絶縁マスク6aを形成する。なお、無機系絶縁マスク6
aは、アルミナの他、二酸化珪素(SiO2 )などによ
り形成するようにしてもよい。
【0048】次に、図3に示したように、この無機系絶
縁マスク6aを用いて、例えばAr(アルゴン)のイオ
ンミリングによって、上部磁極層5を選択的に除去す
る。この上部磁極層5のイオンミリングの際にはフォト
レジスト膜7を除去してもよいが、無機系絶縁マスク6
aと一緒にイオンミリングのマスク材として使用しても
よい。
【0049】続いて、図4に示したように、無機系絶縁
マスク6aをマスクとしたRIEによって記録ギャップ
層4を選択的に除去した後、再び、例えばAr(アルゴ
ン)のイオンミリングによって下部磁極3の表面を約
0.5μm程度エッチングして、トリム構造を形成す
る。
【0050】このように本実施の形態では、磁性層(上
部磁極層5および下部磁極3)のエッチングマスクとし
て、従来のフォトレジストに代えて、無機系絶縁マスク
6aを用いるようにしたので、高飽和磁束密度(Hi−
Bs)材からなる上部磁極層5をサブミクロン寸法に精
度良く形成することができる。
【0051】また、前述したように、磁性層のマスクと
してフォトレジスト膜を用いた場合には、フォトリソグ
ラフィにおいて露光用の光が磁性層から反射し、直接フ
ォトレジスト膜に再入射するために露光精度が低下し、
マスク自体をサブミクロン寸法に形成することが困難で
ある。これに対して、本実施の形態では、無機系絶縁膜
上に形成されたフォトレジスト膜(第1のマスク)のパ
ターニングを行う際に、アルミナ等の無機系絶縁膜が光
を殆ど吸収する。このため、フォトレジスト膜への反射
光が抑制され、露光精度が低下することはない。従っ
て、フォトレジストマスク(第1のマスク)を精度良く
形成することができ、これによって無機系絶縁マスク
(第2のマスク),更に磁性層の加工精度が向上する。
【0052】更に、本実施の形態では次のような効果が
ある。すなわち、上記アルミナなどの無機系絶縁マスク
6aを、磁性層のエッチングと同じイオンミリングによ
ってエッチングしようとすると、フォトレジストのイオ
ンミリングの場合に比べて、エッチング速度はかなり遅
くなる。これに対して、本実施の形態では、無機系絶縁
マスク6aを、従来の物理的なイオンミリングとは異な
り、物理的エッチングと化学的エッチングを兼ねたRI
Eにより形成するようにしている。このRIEは、一般
にイオンミリングに比べて加工精度が良く、しかもエッ
チング速度が速い。従って、無機系絶縁マスク6aを高
精度に、かつ速く形成することができる。よって、無機
系絶縁マスクの形成から、イオンミリングによる磁性層
(上部磁極層5)のエッチング終了迄の時間を大幅に短
縮することができる。因みに、従来のように無機系絶縁
マスクのエッチング、およびこの無機系絶縁マスクを用
いた磁性層のエッチングにそれぞれイオンミリングを用
いた場合には、トラック幅P2Wは1.9μmが限度で
ある。これに対して、本実施の形態では、無機系絶縁マ
スクに対するRIEと、磁性層に対するイオンミリング
の2つの方法の組み合わせによって、トラック幅を1.
7μm以下に形成することができると共に、エッチング
に要する時間を従来方法に比べて約1/2〜1/3程度
に短縮することが可能になる。
【0053】なお、無機系絶縁マスクを用いた磁性層の
エッチング方法としては、本実施の形態ではイオンミリ
ングを用いたが、その他の方法、例えば、無機系絶縁マ
スクの形成と同様にRIEを用いることも可能である。
但し、この方法では飛散した磁性材の再付着の問題があ
るので、一旦、RIEにより磁性層をエッチングした
後、更にイオンミリングにより再付着した磁性材を取り
除くようにすることが望ましい。
【0054】〔第2の実施の形態〕次に、図5ないし図
8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明
する。本実施の形態も、第1の実施の形態と同様に薄膜
磁気ヘッドの記録トラックを形成する方法であるが、第
1のマスクとして、フォトレジストの代わりにめっき膜
を用いるもので、エッチング対象となる磁性層の膜厚が
比較的厚い場合に好適な方法である。
【0055】本実施の形態においても、上記実施の形態
と同様に、まず、図5に示したように、例えばアルティ
ック(Al2 3 ・TiC)からなる基板11上に、例
えばアルミナ(Al2 3 )よりなる絶縁層12を約3
〜5μm程度の厚みで形成する。続いて、図示しない
が、下部シールド層、記録ギャップ層、MR素子やGM
R素子等を形成した後、磁性層、例えばパーマロイより
なる上部シールド兼下部磁極(以下,下部磁極という)
13を約3〜4μmの厚みで選択的に形成する。続い
て、絶縁膜、例えばアルミナ膜よりなる膜厚約0.2〜
0.4μmの記録ギャップ層14を形成し、この記録ギ
ャップ層14上に、例えばスパッタ法により、トラック
幅を決定するための膜厚4μmの上部磁極層15を形成
する。
【0056】続いて、この上部磁極層15上に、第1の
実施の形態と同様に、例えばスパッタ法により記録ギャ
ップ層と同じ材料のアルミナからなる膜厚0.8〜1.
5μmの無機系絶縁膜16を形成する。この無機系絶縁
膜16が上部磁極層15のエッチングマスク材となる。
続いて、無機系絶縁膜16上に膜厚約50nmのめっき
用のシード層17を形成した後、このシード層17上に
フォトリソグラフィによりフォトレジスト膜18のパタ
ーンを形成する。
【0057】続いて、シード層17上に、フォトレジス
ト膜18をマスクとして、電解めっき法により、例えば
パーマロイ(NiFe)からなるめっき層19を0.5
〜1.0μmの厚みで選択的に形成する。このめっき層
19が本発明の第1のマスクに相当する。なお、ここで
は電解めっき法を用いたが、無電解めっき法により、パ
ーマロイの代わりに、NiB,NiP,NiWB,Ni
WP等のめっき層を形成するようにしてもよい。この方
法ではシード層は不要である。
【0058】次に、フォトレジスト膜18を除去した
後、図6に示したように、めっき層19をマスクとした
イオンミリングによって、シード層17を除去した後、
更に、めっき層19をマスクとしたRIEにより無機系
絶縁膜16を選択的に除去して、第2のマスクとしての
無機系絶縁マスク16aを形成する。このめっき層19
をマスクとしたRIEによって、厚い無機系絶縁膜16
をサブミクロン寸法にエッチングすることが可能にな
る。
【0059】次に、図7に示したように、第1の実施の
形態と同様に、無機系絶縁マスク16aを用いた、例え
ばArのイオンミリングによって、上部磁極層15を選
択的にエッチングする。このとき無機系絶縁マスク16
aの表面も同時にエッチングされ、その膜厚が薄くな
る。
【0060】続いて、図8に示したように、RIEによ
って記録ギャップ層14を選択的に除去した後、再び、
例えばArのイオンミリングによって下部磁極13の表
面を約0.5μm程度エッチングして、トリム構造を形
成する。
【0061】本実施の形態では、エッチング対象となる
磁性層の膜厚が比較的厚い場合においても、第1の実施
の形態と同様に、磁性層(上部磁極層15)を精度良
く、かつサブミクロン寸法に形成することができる。そ
の他の効果も第1の実施の形態と同様である。
【0062】〔第3の実施の形態〕次に、図9ないし図
21を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜
磁気ヘッドの製造方法としての複合型薄膜磁気ヘッドの
製造方法について説明する。なお、図9ないし図21に
おいて、(a)はトラック面に垂直な断面を示し、
(b)は磁極部分のトラック面に平行な断面をそれぞれ
示している。
【0063】本実施の形態に係る製造方法では、まず、
図9に示したように、例えばアルティック(Al2 3
・TiC)からなる基板21上に、例えばスパッタ法に
より例えばアルミナ(Al2 3 )よりなる絶縁層22
を、約3〜5μm程度の厚みで形成する。次に、絶縁層
22上に、フォトレジスト膜をマスクとして、めっき法
にて、パーマロイ(NiFe)を約3μmの厚みで選択
的に形成して、再生ヘッド用の下部シールド層23を形
成する。続いて、例えばスパッタまたはCVD(Chemic
al Vapor Deposition )法により約4〜6μmの厚さの
アルミナ膜(図示せず)を形成し、CMP(Chemical a
nd Mechanical Polishing : 化学的機械研磨)によって
平坦化する。
【0064】次に、図10に示したように、下部シール
ド層23上に、例えばアルミナを100〜200nmの
厚みでスパッタ法により堆積し、シールドギャップ膜2
4を形成する。次に、シールドギャップ膜24上に、再
生用のGMR素子またはMR素子を構成するためのMR
膜25を、数十nmの厚みに形成し、高精度のフォトリ
ソグラフィで所望の形状とする。次に、シールドギャッ
プ膜24およびMR膜25上に、シールドギャップ膜2
6を形成して、MR膜25をシールドギャップ膜24,
26内に埋設する。
【0065】続いて、シールドギャップ膜26上に、例
えばパーマロイ(NiFe)よりなる上部シールド兼下
部磁極(以下、下部磁極と記す。)27を、約3〜4μ
mの厚みで形成する。なお、下部磁極27は、本発明に
おける第1の磁極および第1の磁性層に対応する。
【0066】次に、図11に示したように、スローハイ
トを決定するために選択的にフォトリソグラフィにより
レジストパターンを形成した後、このレジストパターン
をマスクにしてアルゴン(Ar)のイオンミリングを行
い、下部磁極27に深さ約1.0μm程の溝部27aを
形成する。
【0067】次に、図12に示したように、下部磁極2
7上に、膜厚約1〜2μmの絶縁膜、例えばアルミナ膜
28をスパッタ法またはCVD法にて形成する。
【0068】次に、図13に示したように、CMP法に
より、下部磁極27の表面が露出するように0.1〜
0.3μm程オーバーエッチングして、下部磁極27の
表面を平坦化する。これによりエイペックスアングルと
スロートハイトを規定するための絶縁層28aが下部磁
極27の溝部27a内に埋め込み形成される。なお、こ
の絶縁層28aは、アルミナに限らず、二酸化珪素(S
iO2 )や、窒化珪素(SiN)等の他の絶縁材料によ
り形成してもよい。
【0069】次に、図14に示したように、下部磁極2
7および絶縁層28a上に、例えば、スパッタ法により
膜厚200〜350nmの絶縁材料、例えばアルミナよ
りなる記録ギャップ層29を形成する。続いて、この記
録ギャップ層29上に、例えばスパッタ法により膜厚2
〜4μmの磁極層30を形成する。この磁極層30が後
述のように、記録ヘッドのトラック幅を決定するための
磁極先端部(ポールチップ)となる。磁極層30は、本
実施の形態では、高飽和磁束密度材料(Hi−Bs
材)、例えばNiFe(パーマロイ)、FeN,FeZ
rNP,CoFeNなどにより形成される。その後、例
えば、スパッタ法により、磁極先端部(ポールチップ)
を形成するためのエッチングマスク材として膜厚0.5
〜1.0μmの無機系絶縁膜31、例えばアルミナ膜あ
るいは二酸化珪素膜を形成する。
【0070】次に、図15に示したように、無機系絶縁
膜31上に膜厚約50nmのめっき用のシード層32を
形成する。続いて、磁極先端部をハーフミクロンあるい
はクゥオータミクロン寸法で形成するとき、更に寸法精
度が要求される場合に、その寸法精度を可能にするため
に、このシード層32上にフォトリソグラフィによりフ
ォトレジスト膜33のパターンを形成する。その後、フ
ォトレジスト膜33をマスクとした電解めっき法によ
り、シード層32上にパーマロイ(NiFe)からなる
めっき層34a,34b(第1のマスク)を0.5〜
1.0μmの厚みで選択的に形成する。なお、ここでは
電解めっき法を用いたが、無電解めっき法によりパーマ
ロイの代わりに、NiB,NiP,NiWB,NiWP
等のめっき層を形成するようにしてもよい。このときに
はシード層は不要である。
【0071】次に、図16に示したように、フォトレジ
スト膜33を除去する。
【0072】次に、図17に示したように、めっき層3
4a,34bをマスクとして、例えばArのイオンミリ
ングによって、シード層32を選択的に除去した後、更
に、めっき層34a,34bをマスクとしたRIEによ
り無機系絶縁膜31を選択的に除去して、無機系絶縁マ
スク31a(第2のマスク)を形成する。
【0073】次に、図18に示したように、この無機系
絶縁マスク31aを用いた例えばAr(アルゴン)のイ
オンミリングによって磁極層30を選択的に除去する。
これにより、磁極先端部(ポールチップ)30a、およ
び上部磁極と下部磁極の接続用の接続部パターン30b
が形成される。接続部パターン30bにより下部磁極2
7と後述の上部磁極39とが接続され、後述のCMP工
程後の開口(スルーホール)の形成が容易になる。な
お、磁極先端部(ポールチップ)30aが本発明におけ
る第2の磁極に相当する。
【0074】続いて、図19に示したように、磁極先端
部30aをマスクとして、その周辺の記録ギャップ層2
9を自己整合的にエッチングする。すなわち、無機系絶
縁マスク31aおよび磁極先端部30aをマスクとした
塩素系ガス(Cl2 ,CF4等)によるRIEにより、
記録ギャップ層29を選択的に除去した後、露出した下
部磁極27を、再び、例えばArのイオンミリングによ
って約0.5μm程度エッチングして、トリム構造の記
録トラックを形成する。
【0075】次に、図20に示したように、記録ギャッ
プ層29上に、例えば電解めっき法により、例えば銅
(Cu)よりなる誘導型の記録ヘッド用の第1層目の薄
膜コイル35を2〜3μmの厚みで形成する。続いて、
記録ギャップ層39および薄膜コイル35上に、フォト
レジスト膜36を、高精度のフォトリソグラフィで所定
のパターンに形成する。次に、薄膜コイル35の平坦化
および薄膜コイル36間の絶縁化のために、例えば25
0°Cの温度で熱処理する。
【0076】次に、図21に示したように、フォトレジ
スト膜36上に、例えば電解めっき法により、例えば銅
よりなる第2層目の薄膜コイル37を2〜3μmの厚み
で形成する。次に、フォトレジスト膜36および薄膜コ
イル37上に、フォトレジスト膜38を、高精度のフォ
トリソグラフィで所定のパターンに形成し、薄膜コイル
37の平坦化および薄膜コイル37間の絶縁化のため
に、例えば250°Cの温度で熱処理する。続いて、上
部磁極(ヨーク部)39を、約3〜5μmの厚みに形成
する。上部磁極39は、例えば、電解めっき法によって
形成されるNiFe(50重量%:50重量%)、ある
いはスパッタ法によって形成される高飽和磁束密度(H
i−Bs)材により形成してもよい。なお、上部磁極3
9も、本発明における第2の磁性層に対応する。この上
部磁極39は、薄膜コイル35,37よりも後方の位置
において、ダミーパターン30bを介して、下部磁極2
7と接触し、磁気的に連結される。最後に、上部磁極3
9上に、例えばスパッタ法によりアルミナよりなるオー
バーコート層40を形成する。最後に、スライダの機械
加工を行って、記録ヘッドおよび再生ヘッドのトラック
面(ABS,エアベアリング面)41を形成して、薄膜
磁気ヘッドが完成する。
【0077】以上のように、本実施の形態では、磁性層
(磁極層30)のエッチングマスクとして、従来のフォ
トレジストに代えて、無機系絶縁マスク31aを用いる
と共に、この無機系絶縁マスク31aをイオンミリング
ではなくRIEにより形成するようにしたので、記録ヘ
ッドのトラック(磁極先端部30a)をサブミクロン寸
法に精度良く、しかも短時間で形成することができる
等、第1および第2の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。従って、本実施の形態により得られる薄膜
磁気ヘッドでは、記録ヘッドによる高面密度記録が可能
となる。
【0078】なお、磁極先端部30a等の磁性層は高飽
和磁束密度(Hi−Bs)材により形成されているの
で、トラック幅が狭くなっても、薄膜コイル35,37
に発生した磁気が途中飽和することなく、有効に磁極先
端部30aに到達する。従って、本実施の形態では、磁
気損失のない記録ヘッドを実現できる。
【0079】また、本実施の形態では、図21からも明
らかなように、上部磁極(ヨーク部)39はトラック面
41から後退した位置において、磁極先端部30aと磁
気的に接続されている。すなわち、トラック面41にお
いては、従来のように磁極先端部(ポールチップ)30
a上に上部磁極39が露出していない。従って、上部磁
極39による書き込み不良がなく、磁極先端部30aで
トラック幅を決定できるため、ハードディスクへの書き
込みの際に、隣のトラックに書き込むという不具合は生
ずることがなく、磁束立ち上がり時間(Flux Rise Tim
e) 等の書き込み特性が向上する。
【0080】更に、本実施の形態では次のような効果が
得られる。すなわち、従来、薄膜コイルが絶縁膜上に形
成されていたため、記録ヘッド側の性能を上げるために
コイルを2層,3層に形成した場合、エイペックスアン
グルθがその分大きくなり、それに伴って記録ヘッドの
トラック幅を狭くすることができなかった。これに対し
て、本実施の形態では、アルミナからなる絶縁層28a
が下部磁極27内に埋め込まれ、絶縁層28aが下部磁
極27の表面と同一面となっているため、磁極先端部3
0aを平坦な箇所に形成することができる。従って、上
記無機系絶縁マスクを使用したエッチングの効果と相ま
って、記録ヘッドのトラック幅を1.0μm,0.5μ
m,0.25μmというように容易に微細化することが
できる。
【0081】また、本実施の形態では、スロートハイト
を規定する絶縁層28aが下部磁極27の溝部27a内
に埋め込まれているため、絶縁層28aの端縁の位置変
動(パターンシフト)およびプロファイル悪化が生じる
ことがない。そのため、スロートハイトの正確な制御が
可能になる。更に、MRハイトの正確な制御や、エイペ
ックスアングルの正確な制御も可能となる。
【0082】また、本実施の形態では、絶縁層28aが
下部磁極27内に埋め込まれているため、めっき法によ
り薄膜コイルを形成するためにシード層をエッチングす
る際や、トリム構造を形成するために記録ギャップ層2
9と下部磁極27をエッチングする際における絶縁層2
8aの位置変動がなく、これによっても、スロートハイ
トの正確な制御が可能となる。
【0083】また、薄膜コイル35,37と上部シール
ド(すなわち、下部磁極27)と間には、厚い絶縁層2
8aが形成されているため、薄膜コイル35,37と上
部シールドとの間に大きな絶縁耐圧を得ることができる
と共に、薄膜コイル35,37からの磁束漏れを低減で
きる。
【0084】このようにして、本実施の形態によれば、
トラック幅(磁極幅)の極微細化が可能であると共にエ
ッチングに要する時間を大幅に短縮できることに加え
て、トラック幅(磁極幅)、スロートハイト、MRハイ
トおよびエイペックスアングルが正確に制御され、且つ
狭トラックの書き込み時に発生する磁束の広がりによる
実効トラック幅の増加を防止できる、高性能の狭トラッ
ク構造の薄膜磁気ヘッドを製造することが可能となる。
【0085】〔第4の実施の形態〕次に、図22ないし
図24を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る複
合型薄膜磁気ヘッドの製造方法について説明する。本実
施の形態は、スローハイト近傍に厚い絶縁膜を設けるこ
とにより、磁束立ち上がり時間(Flux Rise Time)や非
線形トランジションシフト(Non-linear Transition Shi
ft:NLTS)の改善が可能な方法である。なお、本実施の形
態では、図9ないし図18までの工程は第3の実施の形
態と同じであるので、その説明は省略し、その後の工程
について説明する。なお、図22ないし図24におい
て、(a)はトラック面に垂直な断面を示し、(b)は
磁極部分のトラック面に平行な断面を示している。
【0086】本実施の形態では、図22に示したよう
に、磁極先端部30aの傍らに膜厚約1.0〜1.5μ
mのフォトレジスト膜42のパターンを形成し、引き続
き200℃のアニールを施し、フォトレジスト膜42の
パターン端部42aに丸みが得られるようにする。
【0087】その後の工程は第3の実施の形態と同様で
ある。すなわち、図23に示したように、フォトレジス
ト膜42上に、例えば電解めっき法により、例えば銅
(Cu)よりなる誘導型の記録ヘッド用の第1層目の薄
膜コイル35を2〜3μmの厚みで形成する。続いて、
フォトレジスト膜42および薄膜コイル35上に、フォ
トレジスト膜36を、高精度のフォトリソグラフィで所
定のパターンに形成する。次に、薄膜コイル35の平坦
化および薄膜コイル36間の絶縁化のために、例えば2
50°Cの温度で熱処理する。
【0088】次に、図24に示したように、フォトレジ
スト膜36上に、例えば電解めっき法により、例えば銅
よりなる第2層目の薄膜コイル37を2〜3μmの厚み
で形成する。次に、フォトレジスト膜36および薄膜コ
イル37上に、フォトレジスト膜38を、高精度のフォ
トリソグラフィで所定のパターンに形成し、薄膜コイル
37の平坦化および薄膜コイル37間の絶縁化のため
に、例えば250°Cの温度で熱処理する。続いて、上
部磁極39を約3〜5μmの厚みに形成する。最後に、
上部磁極39上に、例えばアルミナよりなるオーバーコ
ート層40を形成する。最後に、スライダの機械加工を
行って、記録ヘッドおよび再生ヘッドのトラック面41
を形成して、薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0089】本実施の形態におけるその他の構成、作用
および効果は、第3の実施の形態と同様である。
【0090】なお、図25は上記第3または第4実施の
形態に係る製造方法によって製造される薄膜磁気ヘッド
の平面図であり、図26は磁極先端部30aと上部磁極
39とを取り出して示す平面図である。なお、図25で
は、オーバーコート層40を省略している。また、この
図は、スライダの機械加工を行う前の状態を表してい
る。この図において、THはスロートハイトを表してお
り、このスロートハイトTHは、前述のように下部磁極
27に埋め込まれた絶縁層28aの磁極部分側の端縁に
よって規定される。
【0091】〔第5の実施の形態〕図27は本発明の第
5の実施の形態に係る複合型薄膜磁気ヘッドの構成を表
すものである。この磁気ヘッドは、磁性膜と数十nmの
ギャップ層を交互に複数層重ねたラミネート構造の上部
磁極を有するものである。このように上部磁極をラミネ
ート構造とすることにより、磁路における渦電流の発生
を防止し、高周波特性を向上させることができる。
【0092】本実施の形態は、このようなラミネート構
造の上部磁極(ヨーク部)39を形成する際に本発明を
適用したものである。すなわち、磁性膜43上に、ギャ
ップ層としての無機系絶縁膜44を形成した後、この無
機系絶縁膜44を、めっき層をマスクとしたRIEによ
りエッチングし、引き続き無機系絶縁膜44をマスクと
したイオンミリングにより磁性膜43をエッチングした
後、更に無機系絶縁膜膜44のRIE、磁性膜43のイ
オンミリングを数回繰り返すことで、ギャップ層に何層
も挟まれた構造のラミネート構造の上部磁極39を形成
する。なお、詳細な工程は上記実施の形態と実質的に同
様であるので、その説明は省略する。
【0093】以上実施の形態を挙げて本発明を説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく
種々変形可能である。例えば、上記実施の形態におい
て、上部磁極には、例えばNiFe(Ni:50重量
%,Fe:50重量%),NiFe(Ni:80重量
%,Fe:20重量%)の他、FeN,FeCoZr等
の高飽和磁束密度材を用いる例について説明したが、こ
れらの材料を2種類以上積層した構造としてもよい。ま
た、下部磁極も同様に、NiFeとその他の高飽和磁束
密度材を積層した構造としてもよく、本発明による方法
はこの下部磁極等のエッチングにも適用可能である。更
に、上記実施の形態では、高飽和磁束密度材により形成
された磁性層をエッチングする例について説明したが、
高飽和磁束密度材以外の磁性層のエッチングにも広く適
用することも可能である。
【0094】また、上記各実施の形態では、複合型薄膜
磁気ヘッドの製造方法について説明したが、本発明は、
書き込み用の誘導型磁気変換素子を有する記録専用の薄
膜磁気ヘッドや記録・再生兼用の薄膜磁気ヘッドの製造
にも適用することができる。また、本発明は、書き込み
用の素子と読み出し用の素子の積層の順序を入れ換えた
構造の薄膜磁気ヘッドの製造にも適用することができ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁性層のエ
ッチング方法、薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法または
薄膜磁気ヘッドの製造方法によれば、無機系絶縁膜(第
2のマスク)を、フォトレジスト膜やめっき膜からなる
第1のマスクを用いた反応性イオンエッチングにより形
成し、この第2のマスクを用いて磁性層のエッチングを
行うようにしたので、磁性層を極微細寸法に精度良く加
工することができると共に、エッチング速度が速くな
り、スループット(処理効率)が向上するという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る磁性層のエッ
チング方法を説明するための断面図である。
【図2】図1に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図3】図2に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る磁性層のエッ
チング方法を説明するための断面図である。
【図5】図4に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図7】図6に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図8】図7に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法を説明するための断面図である。
【図10】図9に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図11】図10に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図12】図11に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図13】図12に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図14】図13に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図15】図14に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図16】図15に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図17】図16に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図18】図17に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図19】図18に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図20】図19に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図21】図20に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図22】図21に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図23】図22に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図24】図23に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図25】本発明の第3の実施の形態に係る製造方法に
よって製造される薄膜磁気ヘッドの平面図である。
【図26】図25の薄膜磁気ヘッドの磁極先端部および
上部磁極を取り出して表す平面図である。
【図27】本発明の第4の実施の形態に係るラミネート
ヨークポール型の薄膜磁気ヘッドの構成を表す平面図で
ある。
【図28】従来の薄膜磁気ヘッドの構成を表す断面図で
ある。
【図29】従来の他の薄膜磁気ヘッドの製造方法を説明
するための断面図である。
【図30】図29に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図31】図30に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図32】図31に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図33】図32に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図34】図33に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図35】図34に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図36】図35に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図37】図36に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図38】従来の薄膜磁気ヘッドにおけるトラック面に
垂直な断面を示す断面図である。
【図39】従来の薄膜磁気ヘッドにおける磁極部分のト
ラック面に平行な断面を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,21…基板、3,13,27…上部シールド
兼下部磁極(下部磁極)、5,15…上部磁極層、6,
16,31…無機系絶縁膜,6a,16a,31a…無
機系マスク(第2のマスク),7…フォトレジストマス
ク(第1のマスク),17…シード層,19…めっき層
(第1のマスク),25…MR膜、28a…絶縁層、3
0…磁極層、30a…磁極先端部(ポールチップ)、3
5,37…薄膜コイル、39…上部磁極(ヨーク部)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性層を所望の形状に加工するための磁
    性層のエッチング方法であって、 前記磁性層の表面に無機系絶縁膜を形成する工程と、 前記無機系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成する工程
    と、 前記第1のマスクを用いた反応性イオンエッチングによ
    り前記無機系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスクを
    形成する工程と、 前記第2のマスクを用いて前記磁性層を選択的に除去す
    る工程とを含むことを特徴とする磁性層のエッチング方
    法。
  2. 【請求項2】 第1のマスクをフォトレジスト膜により
    形成することを特徴とする請求項1記載の磁性層のエッ
    チング方法。
  3. 【請求項3】 第1のマスクをめっき膜により形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の磁性層のエッチング方
    法。
  4. 【請求項4】 前記無機系絶縁膜を酸化アルミニウムに
    より形成することを特徴とする1ないし3のいずれか1
    項に記載の磁性層のエッチング方法。
  5. 【請求項5】 磁性層を高飽和磁束密度の磁性材料によ
    り形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の磁性層のエッチング方法。
  6. 【請求項6】 前記磁性層をイオンミリング法によりエ
    ッチングすることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載の磁性層のエッチング方法。
  7. 【請求項7】 磁気的に連結され、且つ記録媒体に対向
    する側の一部がギャップ層を介して対向する第1の磁極
    および第2の磁極を含む少なくとも2つの磁性層を有す
    る薄膜磁気ヘッドにおける磁極を形成する方法であっ
    て、 前記第1の磁極または第2の磁極に対応する磁性層を成
    膜した後、前記磁性層の表面に無機系絶縁膜を形成する
    工程と、 前記無機系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成する工程
    と、 前記第1のマスクを用いた反応性イオンエッチングによ
    り前記無機系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスクを
    形成する工程と、 この第2のマスクを用いて前記磁性層を選択的に除去す
    ることにより第1の磁極または第2の磁極の少なくとも
    一方を形成する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気
    ヘッドの磁極の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記磁性層のうち記録トラックとなる第
    2の磁極を含む磁性層を、前記無機系絶縁膜の反応性イ
    オンエッチングにより形成された第2のマスクを用いて
    形成することを特徴とする請求項7記載の薄膜磁気ヘッ
    ドの磁極の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記磁性層のうち記録トラックとなる第
    2の磁極を含む磁性層を、磁束を誘導するためのヨーク
    部とは異なる工程で形成することを特徴とする請求項8
    記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法。
  10. 【請求項10】 前記磁性層が、磁性膜と、ギャップ層
    としての無機系絶縁膜とを交互に積層したラミネート構
    造を有し、前記磁性層を、前記無機系絶縁膜の反応性イ
    オンエッチングと、この反応性イオンエッチングにより
    形成された第2のマスクによる磁性膜のエッチングとを
    繰り返して形成することを特徴とする請求項7ないし9
    のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方
    法。
  11. 【請求項11】 第1のマスクをフォトレジスト膜によ
    り形成することを特徴とする請求項7ないし10のいず
    れか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法。
  12. 【請求項12】 第1のマスクをめっき膜により形成す
    ることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項
    に記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方法。
  13. 【請求項13】 めっき膜をNiFe,NiB,Ni
    P,NiWBおよびNiWPのうちのいずれか1種によ
    り形成することを特徴とする請求項12に記載の薄膜磁
    気ヘッドの磁極の形成方法。
  14. 【請求項14】 前記無機系絶縁膜を酸化アルミニウム
    により形成することを特徴とする請求項7ないし13の
    いずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方
    法。
  15. 【請求項15】 少なくとも第2の磁極を高飽和磁束密
    度の磁性材料により形成することを特徴とする請求項7
    ないし14のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの磁
    極の形成方法。
  16. 【請求項16】 前記磁性層のエッチングをイオンミリ
    ング法により行うことを特徴とする請求項7ないし15
    のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの磁極の形成方
    法。
  17. 【請求項17】 磁気的に連結され、且つ記録媒体に対
    向する側の一部がギャップ層を介して対向する第1の磁
    極および第2の磁極を含み、それぞれ少なくとも1つの
    層からなる第1の磁性層および第2の磁性層と、この第
    1の磁性層および第2の磁性層の間に配設された薄膜コ
    イルとを有する薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、 前記第1の磁極に対応する第1の磁性層を形成する工程
    と、 前記第1の磁性層の上にギャップ層を形成する工程と、 前記ギャップ層の上に薄膜コイルを形成する工程と、 前記第2の磁極に対応する第2の磁性層を形成する工程
    とを含み、 前記第2の磁性層を形成する工程が、 前記第2の磁極に対応する磁性層を成膜した後、この磁
    性層の表面に無機系絶縁膜を形成する工程と、前記無機
    系絶縁膜の表面に第1のマスクを形成する工程と、前記
    第1のマスクを用いた反応性イオンエッチングにより前
    記無機系絶縁膜を選択的に除去して第2のマスクを形成
    する工程と、前記第2のマスクを用いて前記磁性層を選
    択的に除去することにより少なくとも第2の磁極を形成
    する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製
    造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の磁性層の上にスロートハイ
    トを規定する絶縁層を形成する工程を含むことを特徴と
    する請求項17記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  19. 【請求項19】 更に、前記第1の磁性層の表面を選択
    的にエッチングして溝部を形成し、この溝部を含む第1
    の磁性層上に絶縁層を形成した後、第1の磁性層と絶縁
    層との表面が同一面になるように平坦化して前記スロー
    トハイトを規定する絶縁層を第1の磁性層の表面に埋め
    込む工程を含むことを特徴とする請求項18記載の薄膜
    磁気ヘッドの製造方法。
  20. 【請求項20】 更に、読み出し用の磁気抵抗素子を形
    成する工程を含むことを特徴とする請求項17ないし請
    求項19のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの製造
    方法。
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