JPH11339030A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH11339030A
JPH11339030A JP10140291A JP14029198A JPH11339030A JP H11339030 A JPH11339030 A JP H11339030A JP 10140291 A JP10140291 A JP 10140291A JP 14029198 A JP14029198 A JP 14029198A JP H11339030 A JPH11339030 A JP H11339030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに含まれるピクセルの濃度情報を
自動的に調整する。 【解決手段】 画像処理方法は、画像データに含まれる
ピクセルの色情報に基づいて、前記画像データを複数の
領域に分割するステップと、前記複数の領域のうち、少
なくとも1つの特定の領域に含まれるピクセルの濃度情
報を調整するステップとを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
び画像処理装置に関し、特に、画像データに含まれるピ
クセルの濃度情報を自動的に調整する画像処理方法およ
び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真は、通常、カメラによってフィルム
に撮影された画像を印画紙に焼き付けることによって得
られる。フィルム(特に、ネガフィルム)は、撮影時の
様々な条件を考慮してある程度の余裕度をもった感光特
性を有しているのに対し、印画紙は、そのような感光特
性を有していない。従って、フィルムには写っている画
像が印画紙には写らないという現象が起こり得る。
【0003】例えば、明るい光が射し込む窓を背景にし
て屋内で人物を撮影した場合には、人物と背景の両方を
適正な濃度で印画紙に焼き付けることは困難である。な
ぜなら、人物を適正な濃度で印画紙に焼き付けようとす
ると、背景が露光オーバーとなるため黒く潰れがちにな
り、背景を適正な濃度で印画紙に焼き付けようとする
と、人物が露光アンダーとなるため白く飛びがちになる
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような人物
と背景の両方を適正な濃度で印画紙に焼き付けるために
は、「覆い焼き」と呼ばれる作業を必要とした。この作
業は、印画紙の一部分を覆いながら露光することによ
り、印画紙の一部分とその他の部分との間で露光量を変
化させるという高度な焼き付け技術を必要とする。従っ
て、「覆い焼き」は、熟練者の手作業によってなされな
ければならず、それゆえ高価であるという問題点があっ
た。
【0005】また、フィルムが露光不足または露光過多
の状態で撮影されている場合には、そのフィルムに撮影
された画像を印画紙に焼き付ける時間を適切に調整しな
ければ、良好な写真が得られないという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、画像データに含まれるピクセル
の濃度情報を自動的に調整することにより、熟練者によ
る「覆い焼き」を不要とする画像処理方法および画像処
理装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、フィルムが露光不足また
は露光過多の状態で撮影されている場合でも、そのフィ
ルムに撮影された画像を印画紙に焼き付ける時間を調整
することを不要とする画像処理方法および画像処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、画像データに含まれるピクセルの色情報に基づい
て、前記画像データを複数の領域に分割するステップ
と、前記複数の領域のうち、少なくとも1つの特定の領
域に含まれるピクセルの濃度情報を調整するステップと
を包含しており、これにより、上記目的が達成される。
【0009】本発明の他の画像処理方法は、複数のピク
セルを含む画像データを処理する画像処理方法であっ
て、前記複数のピクセルがそれぞれ有する色情報に基づ
いて、前記複数のピクセルを色空間における複数の点に
写像するステップと、前記色空間における前記複数の点
の密度に応じて、前記色空間に含まれる複数の空間を検
出するステップと、前記複数の空間のうち、少なくとも
1つの特定の空間の平均濃度情報を調整するステップ
と、前記特定の空間の平均濃度情報に基づいて、前記特
定の空間に含まれるピクセルの濃度情報を調整するステ
ップとを包含しており、これにより、上記目的が達成さ
れる。
【0010】前記画像データのうち、フィルムの露光不
足の部分または露光過多の部分に対応する画像データ部
分に含まれるピクセルの濃度情報を調整するステップを
さらに包含してもよい。
【0011】本発明の画像処理装置は、画像データに含
まれるピクセルの色情報に基づいて、前記画像データを
複数の領域に分割する手段と、前記複数の領域のうち、
少なくとも1つの特定の領域に含まれるピクセルの濃度
情報を調整する手段とを備えており、これにより、上記
目的が達成される。
【0012】本発明の他の画像処理装置は、複数のピク
セルを含む画像データを処理する画像処理装置であっ
て、前記複数のピクセルがそれぞれ有する色情報に基づ
いて、前記複数のピクセルを色空間における複数の点に
写像する手段と、前記色空間における前記複数の点の密
度に応じて、前記色空間に含まれる複数の空間を検出す
る手段と、前記複数の空間のうち、少なくとも1つの特
定の空間の平均濃度情報を調整する手段と、前記特定の
空間の平均濃度情報に基づいて、前記特定の空間に含ま
れるピクセルの濃度情報を調整する手段とを備えてお
り、これにより、上記目的が達成される。
【0013】前記画像データのうち、フィルムの露光不
足の部分または露光過多の部分に対応する画像データ部
分に含まれるピクセルの濃度情報を調整する手段をさら
に備えていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の原理を説明す
る。
【0015】「覆い焼き」は、画像のどの部分を覆うか
が本質的に重要である。従って、「覆い焼き」を自動的
に行うためには、「覆い焼き」を行う領域と「覆い焼
き」を行わない領域とに画像データを自動的に分割する
必要がある。本発明は、画像データの領域を分割するの
に、その画像データに含まれるピクセルの色情報を用い
ている点に特徴がある。ピクセルの色情報は、例えば、
三原色を表す赤、緑および青の各成分の組によって表さ
れる。
【0016】撮影される被写体(物体)は立体物であり
得る。あるいは、被写体(物体)が平面体である場合で
も奥行きをもって撮影されることが多い。このような場
合には、その物体像には濃淡差が生じる。例えば、ある
方向から光が当たっている赤い球体の球面には明暗が生
じるが、その球面の色は明暗にかかわらず赤である。こ
のような色に着目した考え方に従って、画像データを複
数の領域に分割することができる。例えば、色が赤であ
る領域とそれ以外の領域とに分割することにより、赤い
球体を円形領域として検出することができる。
【0017】「覆い焼き」効果は、画像データを分割す
ることによって得られる複数の領域のそれぞれにおいて
は本来の濃度情報を維持しつつ、各領域ごとに濃度情報
を操作することによって達成される。
【0018】また、画像データのうち、フィルムの露光
不足の部分または露光過多の部分に対応する部分には、
フィルム特性とは逆の特性を有する係数をかける処理を
行うことにより、画像を予め強調しておくことが好まし
い。
【0019】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態の画像処理装
置20の構成を示す。
【0021】画像処理装置20は、入力インタフェース
部21と、CPU22と、読み出し専用メモリ(RO
M)23と、ランダムアクセスメモリ(RAM)24
と、出力インタフェース部26とを含む。
【0022】デジタルカメラ10は、画像処理装置20
の入力インタフェース部21に接続される。デジタルカ
メラ10は、例えば、CCDカメラである。デジタルカ
メラ10は、フィルムに撮影された画像を取り込み、そ
の画像に対応する画像データD1を出力する。画像デー
タD1は、複数のピクセルから構成されている。デジタ
ルカメラ10から出力された画像データD1は、入力イ
ンタフェース部21を介してCPU22に供給される。
【0023】CPU22は、画像データD1に含まれる
ピクセルの濃度情報を調整する調整処理プログラムを実
行する。調整処理プログラムは、例えば、ROM23に
格納されている。画像データD1や調整処理プログラム
の変数は、RAM24に格納されている。RAM24
は、典型的には、画像処理装置20に内蔵されるハード
ディスクである。CPU22とROM23とRAM24
とは、バス25によって相互に接続されている。
【0024】デジタルプリンタ30は、画像処理装置2
0の出力インタフェース部26に接続される。調整処理
プログラムによって処理された画像データD1は、画像
データD2として出力インタフェース部26を介してデ
ジタルプリンタ30に出力される。デジタルプリンタ3
0は、画像データD2をプリントする。
【0025】図2は、調整処理プログラムの概略フロー
を示す。調整処理プログラムの各ステップは、CPU2
2によって実行される。
【0026】ステップS1では、ピクセルPXが色空間
における点QXに写像される。ここで、ピクセルPXは、
画像データD1に含まれる任意のピクセルを示す。ピク
セルP Xから色空間における点QXへの写像は、図3およ
び図4を参照して後述される。
【0027】ステップS2では、色空間における点QX
の密度が所定のしきい値より高い空間Ci(i=1、
2、...n)が検出される。ここで、nは任意の整数
である。空間Ciをどのように検出するかは、図5を参
照して後述される。
【0028】ステップS3では、空間Ciの平均濃度情
報diが調整される。なお、すべてのiに対して空間Ci
の平均濃度情報diを調整することが好ましい。空間Ci
間で平均濃度情報diの差を強調するためである。しか
し、少なくとも1つの特定のiについてのみ空間Ci
平均濃度情報diを調整することによっても類似の効果
を得ることができる。
【0029】ステップS4では、ステップS3で調整さ
れた空間Ciの平均濃度情報diに基づいて、ピクセルP
Xの濃度情報dXが調整される。
【0030】このようにして、ピクセルPXの濃度情報
Xが調整される。このような調整により、画像データ
1の領域のうち、薄い濃度を有する領域の濃度は濃く
なるように、濃い濃度を有する領域の濃度は薄くなるよ
うに、画像データD1全体の濃度情報がコントロールさ
れる。その結果、上述した「覆い焼き」効果と同一の効
果が得られる。
【0031】以下、図3を参照して、ピクセルPXから
色空間における点QXへの写像を説明する。
【0032】ピクセルPXは、色情報として、青色の度
合を示すB値と、緑色の度合を示すG値と、赤色の度合
を示すR値とを有している。すなわち、ピクセルの色情
報は、(bX,gX,rX)によって表される。ここで、
XはピクセルPXのB値を示し、gXはピクセルPXのG
値を示し、rXはピクセルPXのR値を示す。bX、gX
Xのそれぞれは、例えば、0以上255以下の整数で
ある。
【0033】ピクセルPXは、写像F(図3)によっ
て、色空間40における点QXに写像される。ここで、
点QXは、座標(bX,gX,rX)を有する点である。色
空間40は、互いに直交するB軸42、G軸44、R軸
46によって定義される空間である。
【0034】画像データD1に含まれるすべてのピクセ
ルPXを色空間40に写像することにより、点QXの集合
が得られる。
【0035】図4は、色空間40における点QXの分布
の一例を示す。図4において、ハッチングで示される空
間C1、C2は、色空間40において点QXの密度が高い
領域を示す。空間C1、C2は、画像データD1において
色の異なる領域A1、A2に対応する。これは、色空間4
0において点QXが近接していることと、画像データD1
において色が類似していることとが相関関係にあるから
である。例えば、領域A1は、画像データD1のうち肌色
の顔に相当する領域であり、領域A2は、画像データD1
のうち緑色の山に相当する領域である。
【0036】図4において、画像データD1の領域A1
含まれる各ピクセルは、写像Fによって、色空間40の
空間C1に写像され、画像データD1の領域A2に含まれ
る各ピクセルは、写像Fによって、色空間40の空間C
2に写像される。このことは、画像データD1に含まれる
ピクセルの色情報に基づいて、画像データD1が少なく
とも領域A1、A2に分割されることを示している。同様
にして、一般に、画像データD1は、画像データD1に含
まれるピクセルの色情報に基づいて、N個の領域に分割
され得る。ここで、Nは2以上の任意の整数である。以
下、図5を参照して、色空間40における空間C1、C2
をどのように検出するかを具体的に説明する。図5にお
いて、平面48は、G軸44とR軸46とによって定義
される平面である。R軸46に沿って点QXの分布を調
べることにより、点QXの密度が所定のしきい値dth
り高い領域R1、R2が検出される。領域R1、R2は、
(数1)によって定義される。
【0037】
【数1】R1:r11≦R≦r122:r21≦R≦r22 ここで、r11、r12、r21、r22は定数である。
【0038】同様にして、G軸44に沿って点QXの分
布を調べることにより、点QXの密度が所定のしきい値
thより高い領域G1、G2が検出される。領域G1、G2
は、(数2)によって定義される。
【0039】
【数2】G1:g11≦G≦g122:g21≦G≦g22 ここで、g11、g12、g21、g22は定数である。
【0040】同様にして、B軸42に沿って点QXの分
布を調べることにより、点QXの密度が所定のしきい値
thより高い領域B1、B2が検出される。領域B1、B2
は、(数3)によって定義される。
【0041】
【数3】B1:b11≦B≦b122:b21≦B≦b22 ここで、b11、b12、b21、b22は定数である。
【0042】(数1)〜(数3)から、色空間40にお
ける空間C1、C2は、(数4)によって表される。
【0043】
【数4】C1:r11≦R≦r12、かつ、g11≦G≦
12、かつ、b11≦B≦b122:r21≦R≦r22、かつ、g21≦G≦g22、かつ、
21≦B≦b22 以下、図2のステップS3において空間Ciの平均濃度
情報diを調整する手順を詳しく説明する。
【0044】空間Ciの平均濃度情報diは、(数5)に
従って計算される。すなわち、空間Ciの平均濃度情報
iは、空間Ciに含まれるすべての点QXに対応する濃
度情報dXを加算することによって得られる。
【0045】
【数5】di=ΣQx∈CiXX=(bX+gX+rX)/3 変化量Δdiは、(式6)に従って計算される。
【0046】
【数6】Δdi=(T−di)・K ここで、Tは目標値を示す所定の定数を示し、Kは所定
の係数を示す。Tは、例えば、モニターのセンター登録
値である。
【0047】ピクセルPXの色情報(bX,gX,rX
は、(数7)に従って新たな色情報(bX’,gX’,r
X’)に更新される。
【0048】
【数7】bX’=bX+ΔdiX’=gX+ΔdiX’=rX+Δdi 新たな色情報(bX’,gX’,rX’)に対応するピク
セルPXの新たな濃度情報dX’は、(数8)に従って計
算される。
【0049】
【数8】dX’=(bX’+gX’+rX’)/3 また、新たな色情報(bX’,gX’,rX’)に対応す
る空間Ciの新たな平均濃度情報di’は、(数9)に従
って計算される。
【0050】
【数9】 di’=ΣQx∈CiX’ =ΣQx∈Ci{(bX’+gX’+rX’)/3} =ΣQx∈Ci{(bX+Δdi+gX+Δdi+rX+Δdi)/3} =ΣQx∈Ci{(bX+gX+rX)/3+Δdi} =ΣQx∈Ci(dX+Δdi) =ΣQx∈CiX+Δdi =di+Δdi (数6)および(数9)から、空間Ciの平均濃度情報
iが目標値Tより大きい場合には、空間Ciの新たな平
均濃度情報di’は、変化量Δdi分だけ減少し、空間C
iの平均濃度情報diが目標値Tより小さい場合には、空
間Ciの新たな平均濃度情報di’は、変化量Δdi分だ
け増加することが分かる。変化量Δdiの絶対値は、空
間Ciの平均濃度情報diが目標値Tから遠くなるにつれ
て大きくなる。
【0051】図6は、空間Ciの平均濃度情報diと空間
iの新たな平均濃度情報di’との関係を示す。図6に
おいて、実線は空間Ciの平均濃度情報diを示し、破線
は空間Ciの平均濃度情報di’を示す。このように、薄
い濃度領域は濃くなる方向に、濃い濃度領域は薄くなる
方向に、空間Ciの平均濃度情報を示す直線が移動す
る。
【0052】なお、図6では、空間Ciの新たな平均濃
度情報di’は直線によって表されているが、曲線によ
って表されてもよい。例えば、その曲線は、3次曲線で
あり得る。この場合には、変化量Δdiの絶対値は、空
間Ciの平均濃度情報diが目標値Tから遠くなるにつれ
てさらに大きくなる。
【0053】なお、フィルムに露光不足の画像または露
光過多の画像が撮影されている場合には、その画像を印
画紙に適正に焼き付けることができない場合がある。こ
のような現象が生じてしまうのは、フィルム特性のリニ
アリティが悪い領域に達しているからである。このよう
な特性領域には、リニアリティを擬似的に与えるための
係数をかけることが好ましい。例えば、フィルム特性と
は逆の特性となるように、ピクセルPXの色情報(bX
X,rX)をシフトすることが好ましい。
【0054】例えば、露光不足のフィルムに撮影された
画像を強調するためには、(数10)に従って、ピクセ
ルPXの色情報(bX,gX,rX)を新たな色情報
(bX’,gX’,rX’)に更新し、ピクセルPXの濃度
情報dXを新たな濃度情報dX’に更新するとよい。
【0055】
【数10】dX=(bX+gX+rX)/3 sht=K1×ln(dX)−K2X’=bX+sht gX’=gX+sht rX’=rX+sht dX’=(bX’+gX’+rX’)/3 ここで、K1、K2は所定の正の係数である。
【0056】このように、ピクセルPXの色情報(bX
X,rX)および濃度情報dXを調整することにより、
フィルムの露光不足の部分または露光過多の部分を補償
することができる。これにより、フィルムが露光不足ま
たは露光過多の状態で撮影されている場合でも、そのフ
ィルムに撮影された画像を印画紙に焼き付ける時間を調
整することを不要とすることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、画像データに含まれる
ピクセルの色情報に基づいて、そのピクセルの濃度情報
が自動的に調整される。これにより、熟練者による「覆
い焼き」が不要となる。
【0058】また、本発明によれば、画像データのう
ち、フィルムの露光不足の部分または露光過多の部分に
対応する画像データ部分に含まれるピクセルの濃度情報
が自動的に調整される。これにより、フィルムが露光不
足または露光過多の状態で撮影されている場合でも、そ
のフィルムに撮影された画像を印画紙に焼き付ける時間
を調整することが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像処理装置20の構成
を示す図である。
【図2】調整処理プログラムの概略フローを示す図であ
る。
【図3】ピクセルPXから色空間における点QXへの写像
を説明するための図である。
【図4】色空間40における点QXの分布の一例を示す
図である。
【図5】色空間40における空間C1、C2の検出を説明
するための図である。
【図6】空間Ciの平均濃度情報diと空間Ciの新たな
平均濃度情報di’との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 20 画像処理装置 21 入力インタフェース部 22 CPU 23 ROM 24 RAM 25 バス 26 出力インタフェース部 30 デジタルプリンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに含まれるピクセルの色情報
    に基づいて、前記画像データを複数の領域に分割するス
    テップと、 前記複数の領域のうち、少なくとも1つの特定の領域に
    含まれるピクセルの濃度情報を調整するステップとを包
    含する、画像処理方法。
  2. 【請求項2】 複数のピクセルを含む画像データを処理
    する画像処理方法であって、 前記複数のピクセルがそれぞれ有する色情報に基づい
    て、前記複数のピクセルを色空間における複数の点に写
    像するステップと、 前記色空間における前記複数の点の密度に応じて、前記
    色空間に含まれる複数の空間を検出するステップと、 前記複数の空間のうち、少なくとも1つの特定の空間の
    平均濃度情報を調整するステップと、 前記特定の空間の平均濃度情報に基づいて、前記特定の
    空間に含まれるピクセルの濃度情報を調整するステップ
    とを包含する、画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記画像データのうち、フィルムの露光
    不足の部分または露光過多の部分に対応する画像データ
    部分に含まれるピクセルの濃度情報を調整するステップ
    をさらに包含する、請求項1または2に記載の画像処理
    方法。
  4. 【請求項4】 画像データに含まれるピクセルの色情報
    に基づいて、前記画像データを複数の領域に分割する手
    段と、 前記複数の領域のうち、少なくとも1つの特定の領域に
    含まれるピクセルの濃度情報を調整する手段とを備えた
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数のピクセルを含む画像データを処理
    する画像処理装置であって、 前記複数のピクセルがそれぞれ有する色情報に基づい
    て、前記複数のピクセルを色空間における複数の点に写
    像する手段と、 前記色空間における前記複数の点の密度に応じて、前記
    色空間に含まれる複数の空間を検出する手段と、 前記複数の空間のうち、少なくとも1つの特定の空間の
    平均濃度情報を調整する手段と、 前記特定の空間の平均濃度情報に基づいて、前記特定の
    空間に含まれるピクセルの濃度情報を調整する手段とを
    備えた画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データのうち、フィルムの露光
    不足の部分または露光過多の部分に対応する画像データ
    部分に含まれるピクセルの濃度情報を調整する手段をさ
    らに備えている、請求項4または5に記載の画像処理装
    置。
JP14029198A 1998-05-21 1998-05-21 画像処理方法および画像処理装置 Expired - Lifetime JP3845854B2 (ja)

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DE69928861T DE69928861T2 (de) 1998-05-21 1999-05-20 System zur Verarbeitung fotografischer Bilder
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