JPH1133833A - 熱交換器およびそのタンク構成部材の製造方法 - Google Patents

熱交換器およびそのタンク構成部材の製造方法

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JPH1133833A
JPH1133833A JP20378097A JP20378097A JPH1133833A JP H1133833 A JPH1133833 A JP H1133833A JP 20378097 A JP20378097 A JP 20378097A JP 20378097 A JP20378097 A JP 20378097A JP H1133833 A JPH1133833 A JP H1133833A
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JP
Japan
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heat exchanger
tank
nest
tank component
crushed
Prior art date
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Pending
Application number
JP20378097A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanaka
広志 田中
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1133833A publication Critical patent/JPH1133833A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍛造あるいは鋳造により成形されるタンク構
成部材表面の巣を確実に潰すことができる熱交換器のタ
ンク構成部材の製造方法、および該タンク構成部材を有
する高品質の熱交換器を提供する。 【解決手段】 熱交換器のタンク構成部材を製造するに
際し、前記タンク構成部材を鍛造または鋳造により成形
した後に、該タンク構成部材の少なくとも一部分に機械
的に圧力を付与し、該圧力付与部分の表面の巣を潰すこ
とを特徴とする熱交換器のタンク構成部材の製造方法、
および該タンク構成部材を有する熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用熱
交換器およびそのタンク構成部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に熱交換器のタンク構成部材は、一
体成形する場合には、鍛造または鋳造により成形されて
いる。しかし、タンク構成部材を鍛造や鋳造によって成
形した場合には、該タンク構成部材に多かれ少なかれ巣
が発生する。とくに、タンク構成部材に切削加工、ねじ
加工を施した場合には該部分の表面に巣が現れやすい。
【0003】上記巣の発生したタンク構成部材を用い
て、熱交換器のタンクを構成した場合には、該タンク内
から流体の洩れを招くおそれがある。
【0004】上記のような問題を解消するために、本出
願人により未だ出願未公開の段階ではあるが、特願平9
−24259号の提案がなされている。該提案において
は、鍛造または鋳造により成形されたタンク構成部材に
含浸剤を塗布することにより、巣を含浸剤により封止す
るようにし、タンク内からの流体の洩れが防止されるよ
うになっている。含浸剤の塗布は、スプレーによって所
定部位のみに施してもよく、タンク構成部材全体を含浸
剤に浸漬して全面に施すこともできるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タンク
構成部材に、たとえばねじ部等の穴部が形成されている
場合においては、該穴部に十分に含浸剤を塗布できなく
なるおそれがある。つまり、穴部にスプレーで含浸剤を
塗布する作業は極めて困難である。また、浸漬により含
浸剤を塗布しようとすると、穴部からのエアー抜きが不
十分な場合には穴部への含浸剤の塗布が十分に行えなく
なるおそれがある。また、上記含浸処理においては、含
浸剤の塗布量を正確にコントロールするのが困難である
ため、高い寸法精度が要求される部分(たとえば、ねじ
部)については十分に寸法精度を確保できなくなるおそ
れがある。また、含浸剤には一般に樹脂が利用されるた
め、上記含浸処理後に加熱工程(たとえば、ろう付け工
程)がある場合には、含浸剤が部材表面に浸み出す等の
不具合が生じるおそれもある。
【0006】本発明の課題は、鍛造あるいは鋳造により
成形されるタンク構成部材の表面の巣を確実に潰すこと
のできるタンク構成部材の製造方法、および該方法によ
り製造されたタンク構成部材により構成されたタンクを
有し洩れのない高品質の熱交換器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器のタンク構成部材の製造方法は、
熱交換器のタンク構成部材を製造するに際し、前記タン
ク構成部材を鍛造または鋳造により成形した後に、該タ
ンク構成部材の少なくとも一部分に機械的に圧力を付与
し、該圧力付与部分の表面の巣を潰すことを特徴とする
方法からなる。
【0008】上記「鍛造」は、溶湯鍛造あるいは半溶湯
鍛造を含むものであり、「鋳造」は、ダイカストを含む
概念である。
【0009】上記巣を潰す方法はとくに限定されるもの
ではないが、たとえば押し潰し、擦り潰しにより容易に
行うことができる。
【0010】また、上記巣は、タンク構成部材に切削加
工を施した場合には該切削部に、また、タンク構成部材
にねじ加工部がある場合には該ねじ加工部に現れやす
い。したがって上記一部分はタンク構成部材の切削部、
ねじ加工部であることが好ましい。
【0011】上記ねじ加工部は、たとえば転造タッピン
グにより加工することができる。この場合は、ねじ加工
と同時にねじ表面の巣を潰すことも可能である。
【0012】また、本発明に係る熱交換器のタンク構成
部材の製造方法により製造されたタンク構成部材を用い
た熱交換器のタンクにおいては、流体の洩れを確実に防
止することができるので、高性能の熱交換器を得ること
ができる。
【0013】上記のような熱交換器のタンク構成部材の
製造方法においては、鍛造または鋳造により形成された
タンク構成部材の少なくとも一部分(たとえば、巣が現
れやすい部分)の表面の巣は、外部からの機械的な圧力
によって潰される。表面に現われる巣が潰されるので、
たとえタンク構成部材の材料内部に巣が残存していたと
しても、その残存巣とタンク構成部材の外面(表面)と
の連通は遮断されることになり、タンクからの流体の洩
れが確実に防止される。
【0014】上記巣は、タンク構成部材に切削部、ねじ
加工部がある場合には、該部分に現れすくなるので、上
記一部分は切削部、ねじ加工部であることが望ましい。
また、ねじ加工部を転造タッピングにより加工する場合
には、ねじの加工と同時にねじ表面の巣を潰すこともで
きるので、ねじを精度よく加工しつつ、タンク構成部材
の製造工程を簡略化することもできる。
【0015】また、本発明の熱交換器のタンク構成部材
の製造方法により製造されるタンク構成部材に対して
は、さらに含浸処理を施すこともできる。たとえば、表
面の巣が潰された面の裏面に対して含浸処理を施せば、
洩れを一層確実に防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱交換器および
そのタンク構成部材の製造方法の望ましい実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。図1および図2は本
発明の一実施態様に係る熱交換器を示している。本実施
例においては熱交換器はインタークーラを示している。
インタークーラ1は、タンク構成部材2と熱交換器コア
部3とを有している。コア部3は、複数のチューブ4と
該チューブ4間に配設されたフィン5とからなってい
る。
【0017】タンク構成部材2には、たとえばリリーフ
弁(図示略)が接続される継手部6と排気管7(または
吸気管)とが一体に形成されている。
【0018】継手部6の略中央には孔8が設けられてい
る。また、継手部6にはねじ穴9が設けられている。ね
じ穴9の内周面には、転造タッピングによりねじ加工部
10(雌ねじ)が形成されている。また、継手部6の外
部ジョイントとの合せ面11には、切削加工が施されて
いる。そして、面11上に、たとえばリリール弁を設置
し、ねじ穴9にボルト(図示略)を螺合することにより
継手部6にリリーフ弁が接続されるようになっている。
【0019】本実施態様のインタークーラ1のタンク構
成部材2は、以下のように製造される。まず、鍛造ある
いは鋳造によりタンク構成部材2を成形する。このタン
ク構成部材2の成形時に継手部6、排気管7、孔8、穴
9(この段階では、ねじの下穴)も同時に形成される。
なお、排気管7の内径は、この時点においては所定の内
径よりも若干小さく形成されている。次に、面11の切
削加工および穴9のねじ加工が施される。
【0020】上記のように鍛造あるいは鋳造により成形
されたタンク構成部材2には多かれ少なかれ巣が発生す
ることがある。とくに、該成形品に切削加工、ねじ加工
が施されると、該部分に巣が現れやすくなる。
【0021】このため、本発明においては、上記部分に
機械的に圧力を付与し、該圧力付与部分の表面の巣が潰
されるようになっている。たとえば、面11の表面の巣
は、面11側からプレスすれば簡単に押し潰すことがで
きる。押し潰し具を相対摺動させ、同時に擦り潰すこと
もできる。排気管7の内径は、タンク構成部材2の成形
時においては所定の内径よりも若干小さくなっているの
で、排気管7の内面側からプレスして拡大すれば、排気
管7を所定の内径に加工すると同時に上記内面側の巣を
押し潰すことができる。
【0022】また、穴9へのねじの加工は、転造タッピ
ングにより行われているので、該タッピングによるねじ
の加工と同時にねじ表面の巣は押し潰されたり、擦り潰
されたりして消失する。
【0023】すなわち、圧力付与部分の表面の巣を潰す
ことにより、タンク構成部材の材料内部に存在する巣
と、タンク構成部材2の外部との連通を完全に遮断する
ことができるので、タンクを構成した際の該タンクから
の流体の洩れを確実に防止することができる。
【0024】また、表面の巣を潰すために付与される機
械的な圧力は任意に調整することができる。したがっ
て、寸法精度が要求され合せ面11やねじ加工部10に
おける巣の押し潰しに際しても、容易に最適な圧力に設
定することができ、巣を潰すことと同時にこれらの部分
の寸法精度を確保することが可能になる。
【0025】なお、本発明は、インタークーラに限ら
ず、タンク構成部材の巣が問題となるあらゆる熱交換器
に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
のタンク構成部材の製造方法によるときは、鍛造あるい
は鋳造により成形されるタンク構成部材の表面の巣を確
実に潰すことができる。また、該方法により製造された
タンク構成部材から構成されたタンクは流体の洩れを確
実に防止することができるので、高品質の熱交換器を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る熱交換器の部分斜視
図である。
【図2】図1の熱交換器のタンク構成部材の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 熱交換器としてのインタークーラ 2 タンク構成部材 3 コア部 4 チューブ 5 フィン 6 継手部 7 排気管 8 孔 9 ねじ穴 10 ねじ加工部 11 合せ面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器のタンク構成部材を製造するに
    際し、前記タンク構成部材を鍛造または鋳造により成形
    した後に、該タンク構成部材の少なくとも一部分に機械
    的に圧力を付与し、該圧力付与部分の表面の巣を潰すこ
    とを特徴とする熱交換器のタンク構成部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記巣を、押し潰す、または擦り潰す請
    求項1の熱交換器のタンク構成部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記一部分が、タンク構成部材の切削部
    である、請求項1または2の熱交換器のタンク構成部材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記一部分が、タンク構成部材のねじ加
    工部である、請求項1または2の熱交換器のタンク構成
    部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ねじ加工部を、転造タッピングによ
    り加工し、該ねじの加工と同時にねじ表面の巣を潰す、
    請求項4の熱交換器のタンク構成部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の製
    造方法により製造された熱交換器のタンク構成部材を有
    する熱交換器。
JP20378097A 1997-07-14 1997-07-14 熱交換器およびそのタンク構成部材の製造方法 Pending JPH1133833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009153022A1 (de) * 2008-06-19 2009-12-23 Linde Aktiengesellschaft Herstellung eines headers mit stutzen

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