JP2517610B2 - 突起付きパイプの製造方法 - Google Patents

突起付きパイプの製造方法

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JP2517610B2 JP62203841A JP20384187A JP2517610B2 JP 2517610 B2 JP2517610 B2 JP 2517610B2 JP 62203841 A JP62203841 A JP 62203841A JP 20384187 A JP20384187 A JP 20384187A JP 2517610 B2 JP2517610 B2 JP 2517610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はバジル加工方法にかかり、特に周面に複数の
突出部を形成するに適する突起付きパイプの製造方法に
関する。
(従来の技術) パイプ材の周囲に他のパイプ材あるいは機器等を接続
するために枝パイプを設ける場合がある。
このような枝パイプあるいはその他の突起を有するパ
イプは、従来ではパイプ材の周面に孔をあけ、この孔部
分に他のパイプ材の端部を溶接して形成されているが、
これによると枝パイプや突起の数が多い場合では溶接作
業に著しく手数が掛るばかりでなく、溶接の際の熱によ
りパイプ材の強度劣化をきたすものとなる。
上記のことから、近時は枝パイプを形成する手段とし
てバジル加工による成形方法が採られるようになってい
る。
このバジル加工による方法は、パイプ素材をバジル型
内に納め、このパイプ素材の端部から高圧流体(例えば
水)を圧入することによりバジル型内の膨出成形用型空
間内へパイプ素材を膨出変形させ、パイプ素材の周面に
膨出部を形成し、その頂部を削除るか、あるいは穿孔
し、これにより枝パイプとするものである。
そして膨出部の成形を容易にするため、バジル型内の
パイプ素材の両端を長手方向中央部に向け押圧して、い
わゆる肉寄せを行うことにより、膨出部の肉厚が薄くな
ることなく成形することができるようになされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のようにパイプ素材の周面に1乃
至2個の膨出部を成形する場合には、肉寄せによって膨
出部の肉厚が薄くなることを防ぐことができるが、膨出
部が3箇所以上になるとパイプ素材の両端から肉寄せを
行ってもパイプ素材の端部側に成形される膨出部が障害
となってその間の中間部に成形される膨出部への肉寄せ
ができず、したがって中間部位の膨出部に対し十分な肉
厚が与えられなくなり、予定の肉厚の膨出部の成形が行
えないという問題がある。そのためマニホールドのよう
に多数の枝パイプを有する形態の突起付きパイプの成形
は非常に難かしい問題があった。
本発明はこれに鑑み、パイプ素材に3箇所以上に膨出
部を形成しても、各膨出部に対し充分な肉寄せができ、
均等な肉厚を有する膨出部を成形することができる突起
付きパイプの製造方法を提供することを目的としてなさ
れたものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決するため、本発明は、バ
ジル型の軸方向中間部には膨出成形用不変型空間を設
け、この不変型空間より外端部側に位置する膨出成形用
型空間には、成形前においては該型空間を充実とし成形
時に脱出して膨出成形用型空間を形成する可動部材を内
装し、前記中間部の膨出部成形段階においては、前記可
動部材により膨出成形用型空間を充実しておき、パイプ
素材内に高圧流体を圧入するとともにパイプ素材の端部
を押圧して中間部の膨出部を成形し、前記中間部の膨出
部成形完了後前記可動部材を膨出成形用型空間から脱出
させ、次いで前記と同様にパイプ素材内に高圧流体を圧
入するとともにパイプ素材の端部を押圧して当該部位の
膨出部を成形することを特徴とする。
(作用) 上記の方法を用いることにより、パイプ素材の中間部
の膨出部を成形する際にはそれより端部側にあるバジル
型の膨出成形用型空間は可動部材により充実されている
ので前記中間部の膨出部に十分に肉が寄せられ、中間部
の膨出部の成形が完了したのちそれより外端部にある膨
出成形用型空間内の可動部材を脱出させてその型空間に
より当該部位の膨出部を成形することによりこの膨出部
に対して十分に肉寄せして膨出成形することができる。
したがって多数の膨出部を成形する場合であっても、す
べての膨出部を均等肉厚に成形することができる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
図示の実施例は、第5図にバジル加工を完了した状態
の一例を示すように、パイプ素材1の周面に軸方向に所
要の間隔をおいて4個の膨出部2,2,2′,2′を形成する
場合について示している。
バジル型3の内部には、パイプ素材1の周面に形成す
べき膨出部2,2,2′,2′の位置に膨出成形用型空間4,4,
4′,4′が形成されている。
パイプ素材1の軸方向中間部の膨出部2,2の成形用型
空間4,4は、成形予定の膨出部2,2の形状に合致する不変
型空間とされ、パイプ素材1の端部側に位置する膨出部
2′,2′の成形用型空間4′,4′にはこの型空間を充実
させ得る可動部材5,5が可及的密に内装される。
第1図および第2図に示す実施例においては、両端側
に位置する膨出成形用型空間4′,4′はバジル型3の内
外面に貫通されており、バジル型3の厚みに相当する長
さを有する可動部材5,5が可及的密に嵌挿され、バジル
型3の外面には押え部材6,6があってこの押え部材6,6に
より可動部材5,5の外端が規制され、可動部材5,5の内面
がバジル型3の内周面の一部を構成するようになされて
いる。
バジル型3の両端部には肉寄せ用の押圧部材7,7が配
設され、この押圧部材7,7がバジル型3内に納められる
パイプ素材1の端部に当接され、油圧等により押圧部材
7,7を軸方向に加圧することによってパイプ素材1に肉
寄せ作用を行なわせるようになっている。
上記押圧部材7,7には、バジル加工用高圧流体(例え
ば水)を供給するための通孔8,8が形成されている。
したがってバジル型3内にパイプ素材1を内装して型
締めしたのち、パイプ素材1の両端部に押圧部材7,7を
当接させると共に可動部材5,5の外端を押え部材6,6によ
り拘束し、ついで押圧部材7,7の通孔8,8を通じて高圧流
体を圧入しつつ押圧部材7,7をそれぞれ中心方向に向け
前進させると、高圧流体による内圧によりパイプ素材1
が膨出成形用不変型空間4,4内に押圧部材7,7による肉寄
せ作用を受けながら膨出され、この不変型空間4,4の形
状に膨出成形がなされる(第1図示)。この肉寄せ作用
は、外端側の膨出成形用型空間4′,4′が可動部材5,5
で充実されているので、これに災わいされることなく円
滑に行なわれる。
中間部の膨出部2,2の成形が完了したら、可動部材5,5
を拘束している押え部材6,6を可動部材5,5から外れる位
置へ退避させ、再び高圧流体を圧入すると共に押圧部材
7,7でパイプ素材1の端部を加圧すれば、可動部材5,5が
納まっている膨出成形用型空間4′,4′内へパイプ素材
1が膨出し、可動部材5,5を押出しながら膨出部2′,
2′が形成される(第2図示)。これによりパイプ素材
1の外端側の膨出部2′,2′も十分に肉寄せがなされて
形成され、均厚な膨出部2′,2′とすることができる。
第3図および第4図は、膨出部の基部に比較的大きい
アームを有する形態の膨出部を形成するに適する実施例
で、第3図の場合は、第3図(A)に示すように、可動
部材5′を膨出成形用型空間4′の入口部のアール
(R)に合致するよう裾広がり形状の大径部5′Aが形
成され、この可動部材5′はバジル型3の内部上方へ脱
出させるようになっている。
また第4図示の場合は、上記第3図の可動部材5′に
よると可動部材5′をバジル型3の内部へ脱出させる必
要があることから、不変型空間4′,4′により中間部の
膨出部2,2を成形したのちバジル型3の型締めを一旦解
き、パイプ素材1を取出して可動部材5′を脱出させる
手数をなくするため、第4図(A)に示す盲状の第1の
可動部材51と、第4図(B)に示すように内部に所定の
アール(R)を予め形成した形成用型9を有する第2の
可動部材52とを用意し、中間部の膨出部2,2の成形完了
後、第1の可動部材51を外方に脱出させて第2の可動部
材52を形成用型空間4′内に挿入し、押え部材6で拘束
して成形を行なえば、この第2の可動部材52の成形用型
9によって膨出部2′の成形を行なうことができる。
なお、パイプ素材1に形成する膨出部2の数は必要に
応じて増減されるが、パイプ素材1の長手方向中央に1
個、その両端側に各1個の合計3個の膨出部を形成する
場合は前述の実施例と全く同様にして成形することがで
き、また4個以上の膨出部を形成する場合には、中間部
の膨出部から順次端部側の膨出部を同様の手順によって
成形することにより十分な肉寄せによる膨出部の成形を
行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による突起付きパイプの製
造方法は、バジル型の軸方向中間部には膨出成形用不変
型空間を設け、この不変型空間より外端部側に位置する
膨出成形用型空間には、成形前においては該型空間を充
実とし成形時に脱出して膨出成形用型空間を形成する可
動部材を内装し、前記中間部の膨出部成形段階において
は、前記可動部材により膨出成形用型空間を充実してお
き、パイプ素材内に高圧流体を圧入するとともにパイプ
素材の端部を押圧して中間部の膨出部を成形し、前記中
間部の膨出部成形完了後前記可動部材を膨出成形用型空
間から脱出させ、次いで前記と同様にパイプ素材内に高
圧流体を圧入するとともにパイプ素材の端部を押圧して
当該部位の膨出部を成形するようにしたので、パイプ素
材の周面に3個乃至はそれ以上の膨出部を成形しても、
各膨出部への十分な肉寄せができ、膨出不良や膨出部の
薄肉化が防がれ、すべての膨出部を均厚に形成すること
ができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
はパイプ素材の中間部の膨出部を成形し終えた状態の断
面図、第2図は同両端部の膨出部を成形し終えた状態を
示す断面図、第3図(A),(B)、第4図(A),
(B)は本発明の他の実施例を示す一部の断面図、第5
図は第1図示の実施例により成形された突起付きパイプ
の一例を示す斜視図である。 1…パイプ素材、2,2′…膨出部、3…バルジ型、4…
膨出成形用不変型空間、4′…膨出成形用型空間、5,
5′,51,52…可動部材、6…押え部材、7…押圧部
材、8…通孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バジル型の軸方向中間部には膨出成形用不
    変型空間を設け、この不変型空間より外端部側に位置す
    る膨出成形用型空間には、成形前においては該型空間を
    充実とし成形時に脱出して膨出成形用型空間を形成する
    可動部材を内装し、前記中間部の膨出部成形段階におい
    ては、前記可動部材により膨出成形用型空間を充実して
    おき、パイプ素材内に高圧流体を圧入するとともにパイ
    プ素材の端部を押圧して中間部の膨出部を成形し、前記
    中間部の膨出部成形完了後前記可動部材を膨出成形用型
    空間から脱出させ、次いで前記と同様にパイプ素材内に
    高圧流体を圧入するとともにパイプ素材の端部を押圧し
    て当該部位の膨出部を成形することを特徴とする突起付
    きパイプの製造方法。
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