JPH11338021A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH11338021A
JPH11338021A JP10144693A JP14469398A JPH11338021A JP H11338021 A JPH11338021 A JP H11338021A JP 10144693 A JP10144693 A JP 10144693A JP 14469398 A JP14469398 A JP 14469398A JP H11338021 A JPH11338021 A JP H11338021A
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trigger
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • GPHYSICS
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 3接点のスイッチで充電とストロボ発光の選
択を行い充電時間を短くする。 【解決手段】 スイッチ部17がON状態のときに、発
振トランジスタ29が電池19からのバイアス電流と二
次コイル32からの二次側電流で発振し、メインコデン
サとトリガコンデンサが二次側電流で充電されるととも
に、シンクロスイッチ18のONでトリガコンデンサ3
5が放電可能となるためストロボ発光が許容される。一
次側電流が流れる回路上にスイッチ部がないので、スイ
ッチ部の接触抵抗で一次側電流が小さくならないので充
電時間が長くならない。スイッチ部17がOFF状態と
されると、バイアス電流と二次側電流の供給が遮断され
るので発振トランジスタ29の発振が停止し、またシン
クロスイッチ18がONとなってもトリガコンデンサ3
5が放電しないのでストロボ発光が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置に関
し、さらに詳しくはストロボの発光禁止機能を有したス
トロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】露光量が不足する被写体などを撮影する
場合には、ストロボを発光させると、良好なプリント写
真を得ることができるから、レンズのFNo.の大きい
カメラや、例えばレンズ付きフイルムユニット等には、
ストロボ装置が内蔵されているものがある。ストロボ撮
影を行う時には、メインコンデンサを規定充電電圧まで
予め充電しておく必要があるため、通常はストロボ撮影
に先立って充電スイッチをオン操作する。また、充電ス
イッチのオン,オフの操作に連動してストロボ発光の要
否を選択できるようにした発光選択機能付きのストロボ
装置が知られている(例えば、実用新案登録第2535
884号公報,本出願人によって製造・販売されている
「写ルンですスーパースリム切り替え」(商品名)のス
トロボ装置等)。
【0003】図4に実用新案登録第2535884号公
報に記載されている発光禁止機能付きのストロボ装置の
回路を示す。このストロボ装置では、発振トランジスタ
60と発振トランス61とによって、電池62の低電圧
を高電圧に変換する周知のブロッキング発振回路が構成
されている。発振トランジスタ60は、三次コイル63
を介して電池62からのバイアス電流がベース端子に供
給されることによって、発振トランス61の一次コイル
64に一次側電流(=コレクタ電流)を流し、二次コイ
ル65に誘導された起電力で流れる二次側電流がベース
端子に帰還されることにより発振して一次側電流を増幅
する。そして、この発振中に、二次コイル65で発生す
る高電圧の起電力で流れる二次側電流でストロボ発光用
のメインコンデンサ66を充電する。
【0004】充電スイッチ67は、発振トランジスタ6
0のエミッタ端子に接続されており、この位置で電池6
2からのバイアス電流と、一次側電流と二次側電流とを
流すか否かを制御し、発振トランジスタ60を発振させ
て充電を行うか、発振トランジスタ60を停止させて充
電を停止するかを切り替えるようにしている。また、充
電スイッチ67に連動してオン,オフされる発光選択ス
イッチ68がエミッタ端子とトリガコンデンサ69との
間に配されており、発光選択スイッチ68は、充電スイ
ッチ67のオフ時にはオフとされる。
【0005】充電スイッチ67に連動して発光選択スイ
ッチ68がオンとされているときには、この発光選択ス
イッチ68を介して流れる二次側電流でトリガコデンサ
69が充電されるとともに、シンクロスイッチ70がオ
ンとなったときには充電されたトリガコンデンサ69が
トリガトランス71の一次側に放電電流を流すようにし
てトリガコンデンサ69の放電を許容することによって
ストロボ発光が行われるようにしている。また、シンク
ロスイッチ70がオフの場合には、シンクロスイッチ7
0がオンとなっても、トリガコンデンサ70がトリガト
ランス71の一次側に接続されないようにしておくこと
によってストロボ発光が禁止されるようにしている。そ
して、このようにして充電スイッチ67と発光選択スイ
ッチ68とを配することで、これらのスイッチ67,6
8のそれぞれの1個の接点を互いに共有化できるように
なるため、充電スイッチ67と発光選択スイッチ68を
3接点の1個のスイッチ部で構成することが可能になっ
ている。
【0006】また、図5のようにしても、図4のストロ
ボ装置と同様に充電スイッチ67と発光選択スイッチ6
8を3接点の1個のスイッチ部で構成できる。このスト
ロボ装置の場合には、電池62と三次コイル63との間
に充電スイッチ67を設け、この充電スイッチ67の一
方の接続端子が発光選択スイッチ68の一方の接続端子
と共通化できるようにしてある。なお、図中の符号72
は、メインコンデンサ66が規定充電電圧まで充電され
たときにブロッキング発振回路の動作を停止する発振停
止回路である。また、符号73は、ブロッキング発振回
路の作動中にメインコンデンサ66が規定充電電圧近く
まで充電されたときに点灯を開始し、充電完了を知らせ
る発光ダイオードである。
【0007】一方、図6は、充電スイッチ67と発光選
択スイッチ68のそれぞれを2接点のスイッチとして別
々に設けたストロボ装置の回路を示している。このスト
ロボ装置では、充電スイッチ67と発光選択スイッチ6
8とは互いに連動してオン,オフされるようにされてお
り、充電スイッチ67が発振トランジスタ60のベース
端子に直列に接続され、発振トランジスタ60のベース
端子に供給される電流を流すか流さないかで充電を行う
か停止するかを切り替え、発光選択スイッチ68は、ト
リガコンデンサ69に直列に接続されて、シンクロスイ
ッチ70がオンとなったときにトリガコンデンサからの
放電電流をトリガトランス71の一次側に流すか流さな
いかでストロボ発光を許容するか禁止するかを切り替え
ているが各スイッチ67,68は共通な接点を持ってい
ない。なお、図5,図6においても、二次コイル65に
高電圧の起電力を発生させて二次側電流を流すブロッキ
ング発振回路の構成は同じであるから、実質的に同じ構
成部材には同じ符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ように充電スイッチを配した場合には、充電時間が長く
なってしまうといった問題が次のような理由から発生す
る。電池のプラス電極から発振トランスの一次コイル,
発振トランジスタ(コレクタ・エミッタ間)を経て電池
のマイナス電極まで順番に接続されたブロッキング発振
回路の一次側回路には、メインコンデンサの充電中に大
きな(例えば最大で5A程度)の一次側電流(=コレク
タ電流)が流れるが、充電スイッチに一次側電流が流れ
るため、この充電スイッチの接触抵抗で一次側電流が小
さくなる。すなわち、充電スイッチの接触抵抗によって
電気エネルギーの損失が生じ、その分、単位時間当たり
に二次側電流でメインコンデンサに供給される電気エネ
ルギーが小さくなる。このため、メインコンデンサに所
定の電気エネルギーが蓄えられるまで時間、すなわち規
定充電電圧に達するまでの充電時間が長くなる。
【0009】このような問題は、充電スイッチが発振ト
ランジスタのエミッタ端子に接続されている場合に限ら
ず、ブロッキング発振回路の一次側回路上に配されてい
る場合に発生する。例えば、図7に示すストロボ装置の
回路は、充電スイッチ67を電池62のプラス電極と一
次コイル64及び三次コイル63との間に配したもので
あるが、この場合にも一次側電流が充電スイッチ67に
流れ、この充電スイッチ67の接触抵抗で電気エネルギ
ーの損失が生じるので充電時間が長くなってしまう。な
お、図7は、充電スイッチの位置が異なる他は、図5の
ストロボ装置と同様であるので、符号のみを付して説明
を省略する。
【0010】また、上記図5に示されるストロボ装置の
回路では、一次側電流がスイッチを介して流れないので
充電時間が長くなるといった問題が発生しないが、充電
スイッチをオフにした場合には、発振トランジスタへの
バイアス電流の供給が停止されるが、一次コイルと電池
との接続が解除されず、また発振トランスの二次コイル
からの二次側電流が発振トランジスタのベースに流れこ
むことが可能な状態となっているため発振トランジスタ
が自励発振してまい、メインコデンサが所定の充電電圧
まで充電されて発振停止回路が作動するまで充電が継続
される。このため、ストロボ装置が故障した、あるがい
はストロボ発光の状態になったといったような誤認識を
撮影者に与えかねない。
【0011】さらに、図6に示すストロボ装置では、図
5のものと同様に充電時間が長くなるといった問題は発
生しないが、充電スイッチと発光選択スイッチを別々
に、すなわち2個のスイッチを設ける必要があるから、
3接点の1個のスイッチ部を設ける場合と比較して、設
置スペースを余分に必要としたり、部品点数の増加によ
る製造工程の増加、製造コストの上昇が避けられない。
また、接点数が多くなるため、各スイッチを同時にオ
ン,オフする際に接触不良等が生じる可能性が高くなっ
てしまうといった問題もある。
【0012】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、3接点の1個のスイッチ部を用いて充
電及びストロボ発光の選択を行って、部品点数の増加や
製造コストの上昇等を抑えながら、充電時間が長くなら
ず、また確実に充電を停止できるようにしたストロボ装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、電池からのバイアス電流
及び発振トランスの二次側電流を前記発振トランジスタ
のベース端子に供給する回路を開閉する第1スイッチ
と、前記トリガコンデンサからの放電電流をシンクロス
イッチを介してトリガトランスの一次側に供給する回路
を開閉する第2スイッチとを設け、前記第1スイッチの
いずれか一方の接続端子と第2スイッチのいずれか一方
の接続端子とを共有化して3接点のスイッチ部を構成
し、3接点間をオンすることによってメインコンデンサ
及びトリガコンデンサへの充電を行うとともにシンクロ
スイッチのオンに同期してストロボ放電管を発光させ、
3接点間をオフとすることによって、メインコンデンサ
及びトリガコンデンサへの充電を停止させるとともにシ
ンクロスイッチのオンにかかわらずストロポ放電管の発
光を禁止するようにしたものである。
【0014】また、請求項2記載の発明では、スイッチ
部は、導電性を有した可動片を備え、この可動片の一端
が3接点のうちのいずれか1個の接点に固定され、3接
点間をオンとする際に残りの2個の接点に接触するよう
にしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ装置路を内蔵し
たレンズ付きフイルムユニットを図2に示す。レンズ付
きフイルムユニットは、簡単な撮影機構を備えたユニッ
ト本体2に写真フイルムを内蔵しており、このユニット
本体2には外装紙3が巻かれている。ユニット本体2の
前面には、撮影レンズ4,ファインダ5の対物側窓5
a,ストロボ発光部6,操作レバー7が設けられてい
る。また、ユニット本体2の上面には、シャッタボタン
8,残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓9,スト
ロボ充電の完了を表示する表示用ライトガイド10が突
出される開口10aが設けられている。さらに、ユニッ
ト本体2の背面側には、1コマの撮影ごとに回転操作さ
れる巻上げノブ11が露呈されている。
【0016】外装紙3は、撮影レンズ4,ファインダ
5,カウンタ窓9等を露呈する開口が設けられ、またス
トロボ発光部6,シャッタボタン8,操作レバー7,巻
上げノブ11等を避けて巻かれているので、外装紙3を
ユニット本体2に巻き付けたままで撮影操作を行うこと
ができるようになっている。
【0017】操作レバー7は、スイッチ部17(図1参
照)をON,OFFするためのものである。この操作レ
バー7は、レンズ付きフイルムユニットの上方向にスラ
イドされたON位置と下方にスライドされたOFF位置
との間でスライド自在にされている。操作レバー7をO
N位置にセットすると、スイッチ部17がONとされて
充電が行われるとともにストロボ発光が許容される。ま
た、操作レバー7をOFF位置にセットすると、スイッ
チ部17がOFFとされて充電が停止されるとともにス
トロボ発光が禁止される。操作レバー7は、セットされ
た位置から振動等でずれないようにされている。
【0018】なお、このレンズ付きフイルムユニットで
は、充電が完了すると充電が停止されるが、充電が停止
された後に操作レバー7をON位置に維持しておくこと
により、自然放電分を補うようにして断続的に補助充電
が行われる。また、操作レバー7がON位置にスライド
されることに連動して表示用ライトガイド10がユニッ
ト本体2の上面より突出される。
【0019】上記レンズ付きフイルムユニットに内蔵さ
れたストロボ装置の外観を図3に示す。ストロボ装置
は、ストロボ回路基板15にストロボ発光部6,メイン
コンデンサ16,スイッチ部17,シンクロスイッチ1
8,ストロボ装置の電源としての電池19(図1参照)
や電子部品を組み付けてユニット化したものである。
【0020】スイッチ部17は、1枚の導電性を有する
可動片20とストロボ回路基板15の表面に設けられた
第1〜第3接点(ランド)21a〜21cとからなり、
充電を行うか否かを切り替えるための充電スイッチと、
ストロボ発光を許容するか禁止するかを切り替える発光
選択スイッチとの両機能を有した3接点のものである。
可動片20は、弾性を有した金属板を加工したものであ
り、一端が2又に分かれた形状とされている(「以下、
説明の便宜上、この一端のそれぞれ部分を第1端20
a,第2端20bと称して説明する)。可動片20は、
その他端20cが第3接点21cに半田付けされること
によりストロボ回路基板15上に固定されている。スイ
ッチ部17は、第1端20aと第2端20bをそれぞれ
第1接点21aと第2接点21bとから離して、第1〜
第3接点21a〜21c間を電気的に切り離してオフと
したOFF状態と、第1端20aと第2端20bをそれ
ぞれ第1接点21aと第2接点21bとに接触させて、
第1〜第3接点21a間を電気的に接続してオンとした
ON状態との間で変移される。
【0021】操作レバー7がOFF位置にセットされて
いる状態では、スイッチ部17はOFF状態とされ、操
作レバー7をON位置にスライド操作すると、この操作
レバー7の後端に形成された押圧部7aが上方向にスラ
イド移動されることにともなって、この押圧部7aによ
り可動片20の一端が押圧されてストロボ回路基板15
に近づく方向に弾性変形され、第1端20aが第1接点
21aに、第2端20bが第2接点21bにそれぞれ押
し付けられて、ON状態に保持される。
【0022】なお、この例では、可動片20の一端を第
1接点21a及び第2接点21bと接触させて確実に電
気的に接続するために2又に分けた形状としているが、
電気的には第1〜第3接点21a〜21cが可動片20
によって接続されればよいので可動片20の一端を2又
に分けなくてもよい。また、可動片20を固定しておく
接点は、第1〜第3接点21a〜21cのいずれでもよ
い。さらに、OFF状態で可動片20が全ての接点より
離れた状態とされ、ON状態で全ての接点に接触する構
造としてもよいが、ここで説明しているようにして、1
個の接点に固定しておけば接触不良となる可能性を低く
することができる。
【0023】シンクロスイッチ18は、上下に配された
一対の接片18a、18bとからなり、シャッタ機構が
作動されたときにシャッタ羽根に一体に形成された押圧
片(図示省略)で上側の接片18aが押圧されて下側の
接片18bに接触することによりONとなる。このシン
クロスイッチ18のONは、ストロボ発光のタイミング
制御に用いられる。
【0024】上記ストロボ装置の回路を図1に示す。前
述のようにスイッチ部17は、可動片20と第1〜第3
接点21a〜21cとから構成されており、可動片20
の他端20cが第3接点21cに接続されており、操作
レバー7の操作によって第1端20aと第2端20bが
それぞれ対応する第1接点21a,第2接点21bに接
触したON状態と離れたOFF状態で変移される。
【0025】発振トランジスタ29と発振トランス30
とは、メインコンデンサ16を高電圧で充電するために
電池19の低電圧を高電圧に変換する周知のブロッキン
グ発振回路を構成している。発振トランス30は、それ
ぞれが誘導結合された一次コイル31,二次コイル3
2,三次コイル33とから構成されている。発振トラン
ス30では、一次コイル31の各端子が第1端子30
a,第2端子30bに、二次コイル32の一方の端子が
第5端子30eに、他方の端子が三次コイル33の一方
の端子と共有端子である第4端子30dに、三次コイル
33の他方の端子が第3端子30cになっている。ま
た、二次コイル32には、中間出力端子30fが設けら
れている。
【0026】この発振トランス30は、第1端子30a
がNPN型の発振トランジスタ29のコレクタ端子に接
続され、第2端子30bが電池19のプラス電極に接続
されている。第3端子30cは、抵抗34aを介して電
池19のプラス電極に接続され、第4端子30dは、ス
イッチ部17と抵抗34bを介して発振トランジスタ2
9のベース端子に接続されている。また、この第4端子
30dは、スイッチ部17を介してトリガコンデンサ3
5の一端に接続されている。第5端子30eは、整流用
ダイオード36のカソードに接続されている。整流用ダ
イオード36のアノードにはメインコンデンサ16の一
端(マイナス側)が接続されるとともに、抵抗34cを
介してトリガコンデンサ35の他端に接続されている。
発振トランジスタ29のエミッタ端子は、電池19のマ
イナス電極に接続されてグランドされ、このエミッタ端
子にメインコンデンサ16のプラス側が接続されてい
る。
【0027】トリガコイル37は、誘導結合された一次
コイル37aと二次コイル37bとから構成されてお
り、一次コイル37aと二次コイル37bの各一端は共
有端子とされている。一次コイル37aの他端は、トリ
ガコンデンサ35の他端に接続され、二次コイル37b
の他端は、ストロボ発光部に内蔵されたストロボ放電管
38に近接して設けられたトリガ電極39に接続されて
いる。各コイル37a,37bの共有端子は、シンクロ
スイッチ18を介してスイッチ部17に接続されてい
る。ストロボ放電管38の各端子は、メインコンデンサ
16の両端に接続されている。
【0028】これにより、電池19から抵抗34a,三
次コイル33,スイッチ部17,抵抗34b,発振トラ
ンジスタ29のベース・エミッタ間を経て電池19のマ
イナス電極まで順番に接続された回路が発振トランジス
タ29を作動させるためのバイアス電流を流すバイアス
回路となっている。また、二次コイル32の第4端子3
0dからスイッチ部17,発振トランジスタ29のベー
ス・エミッタ間,メインコンデンサ16,整流用ダイオ
ード36,二次コイル32の第5端子30eまで順番に
接続された回路がメインコンデンサ16を充電し、また
発振トランジスタ29を発振させるため二次側電流を流
す主二次側回路となっている。さらに、二次コイル32
の第4端子30dからスイッチ部17,トリガコンデン
サ35,二次コイル32の第5端子30eまで順番に接
続された回路がトリガコンデンサ35を充電するための
二次側電流を流す副二次側回路となっている。
【0029】一方、トリガコンデサ35の一端からスイ
ッチ部17,シンクロスイッチ18,トリガトランス3
7の一次コイル37a、トリガコンデンサ35の他端ま
で順番に接続された回路がシンクロスイッチ18をON
としたときにトリガコンデンサ35からの放電電流を一
次コイル37aに流すトリガ放電回路となっている。
【0030】スイッチ部17は、ON状態となったとき
に、発振トランジスタ29にバイアス電流と二次側電流
とを供給し、またトリガコンデンサ35に二次側電流を
供給し、しかもシンクロスイッチ18がONとなったと
きにトリガ放電回路を閉回路とし、さらにOFF状態と
なったときに,発振トランジスタ29へのバイアス電流
と二次側電流の供給を遮断し、かつシンクロスイッチ1
8がONとなってもトリガ放電回路が開かれた状態に維
持されるようにして接続される。このため、スイッチ部
17は、発振トランジスタ29にバイアス電流と二次側
電流を供給する回路を開閉する第1スイッチ、及びトリ
ガ放電回路を開閉する第2スイッチを形成し、2個のス
イッチのうちの各1個の接続端子(接点)が共有化され
るように回路中に配される。
【0031】この例では、第1接点21aに発振トラン
ス30の第4端子30dとシンクロスイッチ18が、第
2接点21bにトリガコンデンサ35の一端が、第3接
点21cに発振トランジスタ29のベース端子(抵抗3
4b)が接続されている。そして、第1接点21a,第
3接点21cとが発振トランジスタ29にバイアス電流
と二次側電流を供給する回路を開閉する第1スイッチの
各接続端子であり、第1接点21a,第2接点21bと
がトリガ放電回路を開閉する第2スイッチの各接続端子
であって、第1接点21aが第1,第2スイッチで共有
された接続端子である。
【0032】なお、上記の接続は一例であって、例えば
トリガコンデンサ35の一端と発振トランジスタ29の
ベース端子とを1個の接点に接続し、残りの2個の接点
に発振トランス30の第4端子30d,シンクロスイッ
チ18を接続するようにしてもよい。また、発振トラン
ジスタ29のベース端子とシンクロスイッチ18とを1
個の接点に接続し、残りの2個の接点に第4端子30
d、トリガコンデンサ35の一端を接続する等としても
よい。さらに、シンクロスイッチ18を図中の符号18
aで示す位置に配してもよい。この場合には、トリガコ
ンデンサ35とトリガトランス37(共有端子)との間
がスイッチ部17で開閉されるようにして、スイッチ部
17がON状態のときにトリガコンデンサ35が二次側
電流で充電されるようにする。
【0033】スイッチ部17をON状態とすると、バイ
アス回路,主二次側回路,副二次側回路が閉じられる。
バイアス回路が閉じられると、発振トランジスタ29
は、ベース端子に電池19からの給電を受けて、すなわ
ちベース電流(バイアス電流)が流れて作動を開始し、
一次コイル31に一次側電流(コレクタ電流)を流す。
そして、発振トランジスタ29は、発振トランス30の
正帰還作用、すなわち主二次側回路に流れる二次側電流
がベース電流として流れ、ベース電流が増大することで
コレクタ電流を増大させ発振する。
【0034】二次コイル32には、発振トランジスタ2
9の発振中に、一次コイル31と二次コイル32との巻
線比に応じた高電圧、例えば300V程度の起電力を発
生する。整流用ダイオード36は、この起電力によって
第5端子30eから第4端子30d方向の二次側電流だ
けを閉じられた主二次側回路と副二次側回路に流す。こ
れにより、メインコンデンサ16とトリガコンデンサ3
5とがそれぞれ充電される。
【0035】また、スイッチ部17がON状態で、シン
クロスイッチ18がONとなると、トリガ放電回路が閉
じられる。これにより、トリガ放電回路でのトリガコン
デンサ35の放電が可能となる。そして、トリガコンデ
ンサ35の放電電流がトリガトランス37の一次コイル
37aに流れると、二次コイル37bにトリガ電圧(例
えば4KV)が発生し、このトリガ電圧がトリガ電極3
9を介してストロボ放電管38に印加される。メインコ
ンデンサ16の充電が完了している状態でトリガ電圧が
印加されると、ストロボ放電管38内でメインコンデン
サ38の電荷が放電され、ストロボ放電管38よりスト
ロボ光が放出される。
【0036】また、スイッチ部17をOFF状態とする
と、このスイッチ部17でバイアス回路,主二次側回
路,副二次側回路が開かれる。バイアス回路及び主二次
側回路が開かれると、発振トランジスタ29にベース電
流(バイアス電流及び二次側電流)が流れなくなるの
で、発振トランジスタ29が自励発振することなく停止
してメインコンデンサ16及びトリガコンデンサ35の
充電が停止される。また、スイッチ部17がOFF状態
でシンクロスイッチ18をONとしても、スイッチ部1
7でトリガ用放電回路が開かれた状態とされるので、ト
リガコンデンサ35は放電せず、ストロボ発光が行われ
ない。
【0037】このストロボ装置には、発振停止回路40
が組み込まれている。発振停止回路40は、ダイオード
41,ツェナダイオード42,PNP型の停止用トラン
ジスタ43,停止用コンデンサ44,抵抗45a〜45
cとで構成されている。ダイオード41は、カソードが
発振トランス30の二次コイル32に設けられた中間出
力端子30fに接続され、アノードが抵抗45aを介し
てツェナダイオード42のアノードに接続されている。
ダイオード41は、中間出力端子30fに発生する交流
電圧を整流し、負電圧だけを取り出してツェナダイオー
ド42に与える。ツェナダイオード42としては、ツェ
ナ電圧が低電圧、例えば10Vのものが用いられてお
り、ツェナ電圧以上の逆方向電圧が印加されたときにカ
ソードからアノードの方向にツェナ電流(逆方向電流)
を流す。
【0038】中間出力端子30fの電位Vaは、ブロッ
キング発振回路の発振動作により振幅し、またその全体
的なレベルがメインコンデンサ16の充電電圧の上昇に
ともなって比例的に変化する。このストロボ回路では、
メインコンデンサ16のプラス側の電位を一定にしなが
らマイナス側の電位が低くなるようにしてマイナス充電
を行っているため、中間出力端子30fの電位Vaは、
充電電圧の上昇にともなって比例的に降下する。中間出
力端子30fは、充電が完了してメインコンデンサ16
の充電電圧が規定充電電圧(例えば300V)に達して
いる状態で、二次コイル32に起電力が発生した時に、
その電位Vaと第4端子30dの電位Vbとの電位差
(電圧:Vb−Va)が、所定の電圧Vonとなるよう
に、第2コイル32での位置が決められている。電圧V
onは、ツェナダイオード42のツェナ電圧Vzにダイ
オード41等の電圧降下分(約0.6V)等を加算した
電圧値である。
【0039】これにより、メインコンデンサ16が規定
充電電圧まで充電されると、ツェナダイオード42にツ
ェナ電流が流れ、停止用コンデンサ44がツェナ電流で
適当な充電電圧まで充電される。この充電後に、停止用
コンデンサ44が抵抗45bを介して放電し、停止用ト
ランジスタ43にベース電流を流し、停止用トランジス
タ43をONとする。停止用トランジスタ43のコレク
タ端子はグランドされて発振トランジスタ29のエミッ
タ端子に、エミッタ端子は発振トランス30の第4端子
30dに、すなわちスイッチ部17を介して発振トラン
ジスタ29のベース端子に接続されている。これによ
り、停止用トランジスタ43がONとなると、発振トラ
ンジスタ29の入力端子(ベース端子とエミッタ端子)
が短絡されて発振トランジスタ29が停止される。
【0040】上述のように、停止用コンデンサ44は、
抵抗45bを介して放電するようにしてある。これによ
り、停止用トランジスタ43に比較的に長い時間でベー
ス電流を流すようにし、停止用トランジスタ43のON
時間を長くして、確実に発振トランジスタ29の発振を
停止する。
【0041】メインコンデンサ16が規定充電電圧まで
充電された後で停止用コンデンサ44が放電してその充
電電圧が低下すると、停止用トランジスタ43がOFF
となるため、スイッチ部17がON状態となっていれ
ば、再び発振トランジスタ29が作動を開始して、再び
メインコンデンサ16が規定充電電圧まで充電される
と、ツェナダイオード42にツェナ電流が流れ停止用コ
ンデンサ44が充電され、この停止用コンデンサ44の
放電によって発振トランジスタ29が停止されるといっ
た動作が繰り返し行われる。これにより、メインコンデ
ンサ16の自然放電分を補うようにして断続的に補助充
電が行われる。
【0042】中間出力端子30fに接続されたダイオー
ド41とツェナダイオード42とは、互いに温度補償回
路になっている。これらのダイオード41とツェナダイ
オード42は、半導体素子であるため周知のように温度
によって特性が変化し、ダイオード41では順方向電圧
(ダイオードによる降下電圧)が、ツェナダイオード4
2ではツェナ電圧が変化する。ツェナダイオード42の
ツェナ電圧が僅かに変化すると発振停止回路40による
充電停止時におけるメインコンデンサ16の充電電圧が
大きく変化してしまう。これを防止するために、温度係
数の符号が互いに異なるダイオード41とツェナダイオ
ード42を用いることで、温度変化でツェナ電圧が低く
なったときには、ダイオード42の順方向電圧を高く
し、ツェナ電圧が高くなったときには、ダイオード42
の順方向電圧を低くするようにして、一定の充電電圧に
達したときにツェナダイオード42にツェナ電流が流れ
るようにしてある。なお、実際には整流を目的としたダ
イオード41の温度係数が負であるから、温度係数が正
となるツェナ電圧が5〜6V以上のツェナダイオード4
2を用いればよい。
【0043】ストロボ発光時には、トリガコンデンサ3
5の放電によって電気的なノイズが発生し、発振トラン
ジスタ29のベース端子に印加される。停止用トランジ
スタ43のエミッタ・コレクタ間に接続されたダイオー
ド46は、その電気的なノイズを低減して発振トランジ
スタ29を保護している。
【0044】発光ダイオード48は、充電が完了したこ
とを撮影者に知らせるために設けられている。この発光
ダイオード48は、アノードが発振トランス30の第4
端子30dにカソードが第3端子30cに接続されてお
り、ブロッキング発振回路の作動中にメインコンデンサ
16の充電電圧の変化に基づいて第4端子30dと第3
端子間の電圧が変化することを利用して、メインコンデ
ンサ16が充電電圧が所定の表示用充電電圧(例えば2
65V)まで充電されると点灯するようになっている。
なお、この発光ダイオード48の動作の詳細については
特開平8−115796号公報に記載されている。
【0045】発光ダイオード48は、メインコンデンサ
16がその充電完了後では、発振停止回路40によって
断続的に充電が行われることに応じて、点灯と消灯とを
断続的に行って点滅する。この点滅間隔は、停止用トラ
ンジスタ43のON時間の設定と同時に、停止用コンデ
ンサ44の静電容量と抵抗45bの抵抗値とによって決
まる時定数を調節することで設定することができる。こ
の発光ダイオード48は、レンズ付きフイルムユニット
の上方に突出された状態の表示用ライトガイド10の下
端に対面する位置に配されている。撮影者は、この表示
用ライトガイド10を通して発光ダイード48の点滅を
確認し、充電の完了を知ることができる。
【0046】次に、上記構成の作用について説明する。
撮影者は、レンズ付きフイルムユニットの巻上げノブ1
1を回動操作して、写真フイルムの巻き上げをするとと
もに、シャッタチャージを行い撮影の準備をする。そし
て、ストロボを発光させて撮影する必要がある場合に
は、操作レバー7を上方にスライドさせてON位置にセ
ットする。操作レバー7をON位置にセットすることに
より、開口10aより表示用ライトガイド10が突出さ
れる。また、操作レバー7の押圧部7aによって可動片
20が弾性変形され、その第1端20aと第2端20b
がそれぞれ対応する第1接点21aと第2接点21bに
接触され、第1〜第3接点21a〜21cが可動片20
で互いに接続されて、スイッチ部17がON状態とされ
る。
【0047】スイッチ部17がON状態とされるとバイ
アス回路が閉じられるため、抵抗34a、三次コイル3
3,スイッチ部17の第1接点21a,可動片20,第
3接点21c,抵抗34bを介して、電池19からのバ
イアス電流がベース電流として発振トランジスタ29に
流れる。これにより、発振トランジスタ29は、ベース
電流に応じたコレクタ電流を流すようになる。このコレ
クタ電流は、電池19を電源として、第2端子30bか
ら第1端子30a方向の一次側電流として一次コイル3
1に流れる。
【0048】また、一次側電流が流れる始める(増加す
る)ことによって、二次コイル32に高電圧の起電力が
発生する。主二次側回路は、スイッチ部17がON状態
とされることによって閉じられているから、二次コイル
32で発生した起電力によって第5端子30eから第4
端子30d方向に二次側電流が流れ、この二次側電流が
スイッチ部17を介して発振トランジスタ29のベース
電流として流れ込むので、ベース電流が増大して一次コ
イル31からのコレクタ電流(一次側電流)がさらに増
加する。
【0049】このようにして発振トランジスタ29は、
発振トランス30の正帰還作用によって、ベース電流が
増大され、コレクタ電流すなわち一次側電流を増大する
が、発振トランジスタ29が飽和状態に近づくと、コレ
クタ電流の変化が小さくなる。これにより、一次側電流
の変化が小さくなり、発振トランス30の各コイル31
〜33には、逆起電力が発生する。この逆起電力のため
に、発振トランジスタ29は、二次コイル32からのベ
ース電流が急激に減少するので、コレクタ電流を急激に
減少させる。
【0050】しかし、発振用トランジスタ29は、電池
19からバイアス電流が与えられているため、完全にO
FFとなることはなく、発振トランス30の逆起電力の
発生後、再びコレクタ電流を増加させて、一次側電流を
増加させる。このようにして、スイッチ部17がON状
態となっている間に発振トランジスタ29が発振し、ブ
ロッキング発振回路の発振動作が継続して行われる。
【0051】発振動作中に二次コイル16で発生した起
電力による第5端子30eから第4端子30d方向の二
次側電流は主二次側回路を流れて、すなわち第4端子3
0dからスイッチ部17の第1接点21a,可動片2
0,第3接点21c、発振トランジスタ29のベース・
エミッタ間を経てメインコンデンサ16に流れ込んで、
メインコンデンサ16を充電する。また、副二次側回路
も閉じられているので、第4端子30dから流れ出した
二次側電流の一部がスイッチ部17の第1接点21a,
可動片20,第2接点21bを介してトリガコンデンサ
35に流れ込み、このトリガコンデンサ35が充電され
る。
【0052】このようにして充電が進むと、メインコン
デンサ16は、電池19のマイナス電極の電位を基準と
するとプラス側の電位が0Vのままで、マイナス側の電
位が降下するようにしてメインコンデンサ16の端子間
電圧(充電電圧)が高くなる。そして、メインコンデン
サ16が表示用充電電圧に達すると、発光ダイオード4
8が点灯を開始する。
【0053】また、メインコンデンサ16の充電電圧が
高くなると、二次コイル32の負荷が大きくなって二次
側電流が流れにくくなるため、二次コイル32の起電
力、逆起電力の電圧が低下し、またブロッキング発振回
路の発振周波数が高くなる。これにより、中間出力端子
30fの電位Vaは、その電位変化の周期が短くなると
ともに、全体的に電位が低下する。
【0054】他方、第4端子30dの電位Vbは、電位
Vaと同様にしてその変化の周期が短くなるが、充電開
始直後と同じ電位で変化する。このため、起電力が発生
している期間では、中間出力端子30fの電位Vaが第
4端子30dの電位Vbよりも低くなるのでダイオード
41を介して、ツェナダイオード42に逆方向電圧がか
かるようになる。
【0055】しかし、メインコンデンサ16が規定充電
電圧に達する前では、電位差(Vb−Va)が電圧Vo
nよりも小さいために、ツェナダイオード42にはツェ
ナ電圧よりも小さい逆電圧しか印加されない。したがっ
て、ツェナダイオード42にツェナ電流が流れないの
で、発振トランジスタ29の発振動作が継続される。ま
た、発振トランジスタ29の発振動作が継続されるた
め、発光ダイオード48が連続的に点灯している。
【0056】さらに充電が進んで、メインコンデンサ1
6の充電電圧が規定充電電圧に達すると、ツェナ電圧以
上の逆電圧がツェナダイオード42に印加されるように
なる。これによりツェナダイオード42にツェナ電流が
流れて、このツェナ電流で停止用コンデンサ44が充電
される。このとき、停止用コンデンサ44は、抵抗を介
さずに直接にツェナ電流で充電されるから、その充電
は、短時間で完了する。停止用コンデンサ44の充電後
に、この停止用コンデンサ44の充電電圧が停止用トラ
ンジスタ43のベース電圧として与えられて、停止用ト
ランジスタ43がONとなる。これにより、発振トラン
ジスタ29の入力端子が短絡されるので発振トランジス
タ29が停止し、メインコンデンサ16の充電が停止す
る。
【0057】停止用コンデンサ44の放電は、抵抗45
bを介して行われるため、停止用トランジスタ43は、
瞬間的ではなく適当な一定のON時間(例えば約0.3
sec)だけONとなる。これにより、このON時間だ
け発振トランジスタ29へのベース電流の供給が阻止さ
れるため、スイッチ部17がON状態となっているが、
確実に発振トランジスタ29の作動が停止される。
【0058】停止用コンデンサ44の放電が進み、その
充電電圧が所定の電圧まで低下すると、停止用トランジ
スタ43はOFFとなる。スイッチ部17がON状態と
なっているため、停止用トランジスタ43がOFFとな
ると、電池19からのバイアス電流の供給が再開され
て、発振トランジスタ29が再び発振を開始する。しか
し、メインコンデンサ16は、ほぼ規定充電電圧まで充
電されているから、この発振の再開の直後に、ツェナダ
イオード37にツェナ電流が流れて、上記同様にして停
止用コンデンサ44が充電され、この充電後に停止用コ
ンデンサ43の放電により停止用トランジスタ43がO
Nとなって発振トランジスタ29が停止して、メインコ
ンデンサ16の充電が停止される。
【0059】この後、再び停止用トランジスタ43がO
FFとなると、上記同様にして、発振トランジスタ29
の発振と停止、すなわちメインコンデンサ16の充電と
充電停止とが、スイッチ部17がON状態となっている
間に繰り返し行われる。これにより、メインコンデンサ
16の自然放電分を補うようにして断続的に補助充電が
行われメインコンデンサ16は、ほぼ一定な充電電圧に
保たれる。
【0060】このときに、発光ダイオード48は、発振
トランジスタ29が発振している間に点灯し、停止用ト
ランジスタ43で充電が停止されると消灯するといった
動作を繰り返すため、一定の間隔で点滅することにな
る。撮影者は、この発光ダイオード48の点滅を確認し
たならば、シャッタボタン8を押圧操作する。
【0061】シャッタボタン8の押圧操作に応答してシ
ャッタ羽根が全開した瞬間に、トリガスイッチ18がO
Nとなる。スイッチ部17では、トリガ放電回路中に配
された第1接点21aと第2接点21bとが可動片20
によって接続されている。このため、シンクロスイッチ
18がONとなると、トリガ放電回路が閉じられる。こ
れにより、充電された状態のトリガコンデンサ35が放
電して、その放電電流がトリガトランス37の一次コイ
ル37aに流れ、二次コイル37bで発生したトリガ電
圧がストロボ放電管38に印加され、メインコンデンサ
16の電荷がストロボ放電管38内で放電するため、ス
トロボ発光が行われる。
【0062】上記のようにして、メインコンデンサ16
への充電が行われるが、一次コイル31に流れる一次側
電流が流れる回路上にスイッチを配していないので、ス
イッチの接触抵抗により一次側電流が低下することはな
い。したがって、メインコンデンサ16の充電時間は短
時間で行われる。なお、メインコンデンサ16を充電す
る二次側電流が流れるスイッチ部17の部分、すなわち
可動片20が第1接点21aに接触している部分にも接
触抵抗があるが、電気エネルギーの損失は、電圧が高く
なるほど小さくなる。したがって、電気エネルギー損失
は極めて小さく、この接触抵抗による充電時間の遅延分
は無視できるほど小さい。例えば、一次側電流を流す電
圧、すなわち電池19の電圧を1.5V,二次コイル3
2の起電力の電圧を300Vとし、充電スイッチを一次
側に設けた場合と二次側に設けた場合の接触抵抗が同じ
と仮定すれば、二次側での電気エネルギーの損失は、一
次側に設けた場合に対して1/40000(=(300
/1.5)2 )に抑えられる。
【0063】一方、ストロボ発光をせずに撮影を行う場
合には、操作レバー7をOFF位置にする。この操作
は、メインコンデンサ16の充電途中でも充電完了後で
もよい。例えば、メインコンデンサ16の充電途中で操
作レバー7をOFF位置にすると、スイッチ部17がO
FF状態に変移し、バイアス回路,主二次側回路,副二
次側回路がそれぞれ開かれる。
【0064】バイアス回路が開かれることによって、電
池19からのバイアス電流が発振トランジスタ29のベ
ース電流として流れなくなる。また、主二次側回路が開
かれることによって、発振トランス30の二次コイル3
2からの二次側電流が発振トランジスタ29への帰還電
流として流れなくなる。これにより、発振トランジスタ
29は、自励発振することなく完全に停止する。
【0065】操作レバー7をOFF位置にした後に、シ
ャッタボタン8を押圧操作して撮影を行うと、シャッタ
羽根が全開した瞬間にシンクロスイッチ18がONとな
るが、スイッチ部17がOFF状態とされているからト
リガ放電回路の一部、すなわち第1接点21aと第2接
点21bとの間が開かれているので、トリガコンデンサ
35が放電することがない。
【0066】したがって、メインコンデンサ16の充電
電圧が規定充電電圧まで充電されいたとしても、ストロ
ボ放電管38にトリガ電圧が印加されることがないので
ストロボ発光が行われることがない。
【0067】上記実施形態では、発振トランスの中間出
力端子の電位変化に基づいて作動する発振停止回路が組
み込まれ,また充電完了を発光ダイオードで表示させて
いるが、発振停止回路がメインコンデンサの充電電圧に
基づいて作動するストロボ装置、発振停止回路がないス
トロボ装置であってもよく、また従来のようにネオン管
で充電完了を知らせるストロボ装置でもよい。また、上
記実施形態では、マイナス充電タイプのストロボ装置に
ついて説明したが、一方の電位を一定にしたたま他方の
電位が高くなるようにして充電を行うプラス充電タイプ
のストロボ装置でもよい。
【0068】さらに、上記実施形態では、ストロボ装置
をレンズ付きフイルムユニットに内蔵した例について説
明したが、一眼レフカメラやコンパクトカメラに内蔵あ
るいは接続されるストロボ装置にも本発明を利用するこ
とができ、また単体で使用されるストロボ装置にも利用
できる。
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
装置によれば、発振トランジスタのベース端子に電池か
らのバイアス電流と発振トランスからの二次側電流を供
給する回路を開閉する第1スイッチと、トリガコンデン
サからの放電電流をシンクロスイッチを介してトリガト
ランスの一次側に供給する回路を開閉する第2スイッチ
とを設けて、これらの第1スイッチと第2スイッチのそ
れぞれのいずれか一方の接続端子を共有化して3接点の
スイッチ部を構成し、このスイッチ部の3接点間をオン
することによってメインコンデンサ及びトリガコンデン
サへの充電を行い、またシンクロスイッチのオンでスト
ロボ放電管を発光させ、3接点間をオフとすることによ
って充電を停止し、またシンクロスイッチのオンにかか
わらずストロポ放電管の発光を禁止するようにしたか
ら、発振トランスの一次側に流れる回路上にスイッチが
配されないため、一次電流がスイッチの接触抵抗で小さ
くなることがないのでメインコンデンサの充電時間を短
くすることがきる。
【0070】また、充電と発光選択を行うためのスイッ
チ部が1個でとなるので設置スペースが少なくすること
ができとともに、製造工程数の増加,製造コストの上昇
を避けることができる。さらには、3接点間をオフとす
ることで充電が確実に停止され、しかも接点数が少ない
ので接触不良を生じる可能性も低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ装置の回路図であ
る。
【図2】本発明のストロボ装置を内蔵したレンズ付きフ
イルムユニットの外観図である。
【図3】ストロボ装置の外観を示す斜視図である。
【図4】従来の3接点のスイッチ部を用いたストロボ装
置の回路図である。
【図5】充電スイッチをバイアス回路上に設けたストロ
ボ装置の回路図である。
【図6】充電スイッチと発光選択スイッチを別々に設け
たストロボ装置の回路図である。
【図7】電池と一次コイル,三次コイルとの間に充電ス
イッチを設け、発光選択スイッチとともに3接点のスイ
ッチ部を構成したストロボ装置の回路図である。
【符号の説明】
7 操作レバー 16 メインコンデンサ 17 スイッチ部 19 電池 20 可動片 21a〜21c 接点 29 発振トランジスタ 30 発振トランス 35 トリガコンデンサ 38 ストロボ放電管 37 トリガトランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池からのバイアス電流がベース端子に
    供給されることで発振トランスの一次側に一次側電流を
    流し、発振トランスの二次側に流れる二次側電流がベー
    ス端子に供給されることにより発振して一次側電流を増
    幅する発振トランジスタと、二次側電流によって充電さ
    れるストロボ発光用のメインコンデンサ及びトリガコン
    デサと、ストロボ発光時にオンして前記トリガコンデン
    サからの放電電流をトリガトランスに流し、その二次側
    に発生したトリガ電圧によりストロボ放電管を発光させ
    るシンクロスイッチとを備えたストロボ装置において、 電池からのバイアス電流及び発振トランスの二次側電流
    を前記発振トランジスタのベース端子に供給する回路を
    開閉する第1スイッチと、前記トリガコンデンサからの
    放電電流をシンクロスイッチを介してトリガトランスの
    一次側に供給する回路を開閉する第2スイッチとを設
    け、前記第1スイッチのいずれか一方の接続端子と第2
    スイッチのいずれか一方の接続端子とを共有化して3接
    点のスイッチ部を構成し、3接点間をオンすることによ
    ってメインコンデンサ及びトリガコンデンサへの充電を
    行うとともにシンクロスイッチのオンに同期してストロ
    ボ放電管を発光させ、3接点間をオフとすることによっ
    て、メインコンデンサ及びトリガコンデンサへの充電を
    停止させるとともにシンクロスイッチのオンにかかわら
    ずストロポ放電管の発光を禁止するようにしたことを特
    徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ部は、導電性を有した可動
    片を備え、この可動片の一端が3接点のうちのいずれか
    1個の接点に固定され、3接点間をオンとする際に残り
    の2個の接点に接触するようにされていることを特徴と
    する請求項1記載のストロボ装置。
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