JPH0954362A - ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 - Google Patents
ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0954362A JPH0954362A JP20592395A JP20592395A JPH0954362A JP H0954362 A JPH0954362 A JP H0954362A JP 20592395 A JP20592395 A JP 20592395A JP 20592395 A JP20592395 A JP 20592395A JP H0954362 A JPH0954362 A JP H0954362A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strobe
- charging
- unit
- film
- main capacitor
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- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真フイルム装填工程中に充電完了表示等の
ランプが点灯して、写真フイルムにカブリが発生するこ
とを防止する。 【解決手段】 本体基部12には、露光ユニット,スト
ロボ装置、電池等を組み込んでから前カバー13が装着
される。前カバー13には、挿入開口23が形成されて
おり、この挿入開口23から導通ピン22が挿入され、
ストロボ装置の発振回路を構成する発振トランジスタの
入力端子間が短絡することにより、発振回路が不作動状
態にされる。この状態で、本体基部12は、写真フイル
ム装填工程に送られる。搬送中の振動や、衝撃等によっ
てストロボ充電スイッチがONとなっても、メインコン
デンサは充電されることはなく、ネオン管が点灯しな
い。
ランプが点灯して、写真フイルムにカブリが発生するこ
とを防止する。 【解決手段】 本体基部12には、露光ユニット,スト
ロボ装置、電池等を組み込んでから前カバー13が装着
される。前カバー13には、挿入開口23が形成されて
おり、この挿入開口23から導通ピン22が挿入され、
ストロボ装置の発振回路を構成する発振トランジスタの
入力端子間が短絡することにより、発振回路が不作動状
態にされる。この状態で、本体基部12は、写真フイル
ム装填工程に送られる。搬送中の振動や、衝撃等によっ
てストロボ充電スイッチがONとなっても、メインコン
デンサは充電されることはなく、ネオン管が点灯しな
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵したストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及び
その製造方法に関するものである。
蔵したストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影ができるよう
に、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本体にパトロ
ーネから引き出した未露光の写真フイルムを予め内蔵さ
せたレンズ付きフイルムユニットが本出願人より、製造
販売され、広く利用されている。また、このようなレン
ズ付きフイルムユニットでは、暗い場所においても撮影
ができるように、ストロボ装置を内蔵したストロボ内蔵
型レンズ付きフイルムユニット(以下、ストロボ付きフ
イルムユニットという)がある。
に、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本体にパトロ
ーネから引き出した未露光の写真フイルムを予め内蔵さ
せたレンズ付きフイルムユニットが本出願人より、製造
販売され、広く利用されている。また、このようなレン
ズ付きフイルムユニットでは、暗い場所においても撮影
ができるように、ストロボ装置を内蔵したストロボ内蔵
型レンズ付きフイルムユニット(以下、ストロボ付きフ
イルムユニットという)がある。
【0003】ストロボ付きフイルムユニットを製造する
際には、撮影機構,ストロボ装置等を組み付けた本体基
部に前カバーを装着した状態で写真フイルムの装填工程
へ送られる。写真フイルムの装填工程は、未露光の写真
フイルムを感光させないために暗室内で行われ、パトロ
ーネ及びこのパトローネから引き出した未露光の写真フ
イルムを本体基部に装填する。そして、本体基部に後カ
バーが装着され、本体基部内を遮光してから、明室でス
トロボ装置の電源となる電池が本体基部の底面から電池
が装填されるようになっている。
際には、撮影機構,ストロボ装置等を組み付けた本体基
部に前カバーを装着した状態で写真フイルムの装填工程
へ送られる。写真フイルムの装填工程は、未露光の写真
フイルムを感光させないために暗室内で行われ、パトロ
ーネ及びこのパトローネから引き出した未露光の写真フ
イルムを本体基部に装填する。そして、本体基部に後カ
バーが装着され、本体基部内を遮光してから、明室でス
トロボ装置の電源となる電池が本体基部の底面から電池
が装填されるようになっている。
【0004】ところで、ストロボ付きフイルムユニット
の使用中の振動や落下による衝撃等によって、電池がス
トロボ装置の接続端子から脱落する等の不具合を防止す
るために、ストロボ装置が装着された本体基部に電池を
組み込んだ後に、前カバーや後カバーを装着して、前カ
バー等の一部を利用して電池を保持するようにした機構
が望まれている。
の使用中の振動や落下による衝撃等によって、電池がス
トロボ装置の接続端子から脱落する等の不具合を防止す
るために、ストロボ装置が装着された本体基部に電池を
組み込んだ後に、前カバーや後カバーを装着して、前カ
バー等の一部を利用して電池を保持するようにした機構
が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして電池を組み込む場合には、写真フイルムを装
填する前に、電池を本体基部に組み込む必要があるが、
写真フイルムの装填工程への搬送中や、写真フイルムの
装填工程中の振動や衝撃等によって、ストロボ装置のス
トロボ充電スイッチがONとなってしまうと、メインコ
ンデンサが充電され、充電完了にともなって充電完了表
示用ランプ、例えばネオン管や発光ダイオード等が点灯
し、この充電完了表示用ランプの光によって装填工程中
の写真フイルムにカブリが発生してしまうといった問題
が考えられる。さらには、充電完了した後に何らかの理
由でトリガスイッチがONとなると、ストロボ発光が行
われてしまうので、この場合にも装填工程中の写真フイ
ルムにカブリが発生してしまう。
ようにして電池を組み込む場合には、写真フイルムを装
填する前に、電池を本体基部に組み込む必要があるが、
写真フイルムの装填工程への搬送中や、写真フイルムの
装填工程中の振動や衝撃等によって、ストロボ装置のス
トロボ充電スイッチがONとなってしまうと、メインコ
ンデンサが充電され、充電完了にともなって充電完了表
示用ランプ、例えばネオン管や発光ダイオード等が点灯
し、この充電完了表示用ランプの光によって装填工程中
の写真フイルムにカブリが発生してしまうといった問題
が考えられる。さらには、充電完了した後に何らかの理
由でトリガスイッチがONとなると、ストロボ発光が行
われてしまうので、この場合にも装填工程中の写真フイ
ルムにカブリが発生してしまう。
【0006】特に、1度ストロボ充電スイッチをONと
すると、その後にOFFとしても、メインコンデンサが
規定充電電圧に達するまで充電を継続するようにしたス
トロボ装置を内蔵したストロボ付きフイルムユニットで
は、搬送中の衝撃や振動等により、瞬間的にストロボ充
電スイッチがONとなったり、振動等による電池と接続
端子の接触状態の変化によってチャタリングが発生した
りすることによって、充電が開始されて、メインコンデ
ンサが規定充電電圧まで充電されてしまう可能性が高
い。したがって、写真フイルムにカブリが発生する可能
性が高くなる。
すると、その後にOFFとしても、メインコンデンサが
規定充電電圧に達するまで充電を継続するようにしたス
トロボ装置を内蔵したストロボ付きフイルムユニットで
は、搬送中の衝撃や振動等により、瞬間的にストロボ充
電スイッチがONとなったり、振動等による電池と接続
端子の接触状態の変化によってチャタリングが発生した
りすることによって、充電が開始されて、メインコンデ
ンサが規定充電電圧まで充電されてしまう可能性が高
い。したがって、写真フイルムにカブリが発生する可能
性が高くなる。
【0007】なお、写真フイルムの装填工程中における
写真フイルムのカブリの発生の防止のために、ストロボ
装置にメインコンデンサの充電を禁止するためのスイッ
チを設けることは、コストアップを招くため好ましくな
い。
写真フイルムのカブリの発生の防止のために、ストロボ
装置にメインコンデンサの充電を禁止するためのスイッ
チを設けることは、コストアップを招くため好ましくな
い。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、簡単な構成で写真フイルムの装填工程中に
充電完了表示用ランプ等の点灯を防止できるようにした
ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製
造方法を提供することを目的とする。
れたもので、簡単な構成で写真フイルムの装填工程中に
充電完了表示用ランプ等の点灯を防止できるようにした
ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、撮影機構,充電回路を備
えたストロボ装置とを内蔵し、写真フイルムが収納され
るユニット本体は、外部から充電禁止部材を挿入するこ
とのできる開口を備え、この開口から充電禁止部材を挿
入することにより、前記充電回路の作動を阻止してメイ
ンコンデンサへの充電を禁止できるようにしたものであ
る。
に、請求項1記載の発明では、撮影機構,充電回路を備
えたストロボ装置とを内蔵し、写真フイルムが収納され
るユニット本体は、外部から充電禁止部材を挿入するこ
とのできる開口を備え、この開口から充電禁止部材を挿
入することにより、前記充電回路の作動を阻止してメイ
ンコンデンサへの充電を禁止できるようにしたものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明では、ストロボ装置の
充電回路は、メインコンデンサを高電圧で充電するため
に、ストロボ充電スイッチのオン操作により作動する発
振トランジスタを含む発振回路を備え、ユニット本体に
設けられた開口から導電性の導通ピンを挿入して前記発
振トランジスタの入力端子間を短絡することにより、前
記発振回路の作動を阻止してメインコンデンサへの充電
を禁止できるようにしたものである。
充電回路は、メインコンデンサを高電圧で充電するため
に、ストロボ充電スイッチのオン操作により作動する発
振トランジスタを含む発振回路を備え、ユニット本体に
設けられた開口から導電性の導通ピンを挿入して前記発
振トランジスタの入力端子間を短絡することにより、前
記発振回路の作動を阻止してメインコンデンサへの充電
を禁止できるようにしたものである。
【0011】請求項3記載の発明では、ユニット本体
は、組立後に外ケースによって部分的に覆われるように
されており、この外ケースによって前記開口が外部に露
呈されないようにしたものである。
は、組立後に外ケースによって部分的に覆われるように
されており、この外ケースによって前記開口が外部に露
呈されないようにしたものである。
【0012】請求項4記載の発明では、ストロボ装置
は、メインコンデンサが規定充電電圧に達したことに応
答して前記発振回路の作動を停止する発振停止手段を備
え、ストロボ充電スイッチを1回オンとすると、その直
後にオフとしても、前記規定充電電圧に達するまでメイ
ンコンデンサを充電するように前記発振回路が継続して
作動されるようにしたものであり、このストロボ装置に
対して、充電回路の作動の作動を阻止できるようにした
ものである。
は、メインコンデンサが規定充電電圧に達したことに応
答して前記発振回路の作動を停止する発振停止手段を備
え、ストロボ充電スイッチを1回オンとすると、その直
後にオフとしても、前記規定充電電圧に達するまでメイ
ンコンデンサを充電するように前記発振回路が継続して
作動されるようにしたものであり、このストロボ装置に
対して、充電回路の作動の作動を阻止できるようにした
ものである。
【0013】請求項5記載の発明では、撮影機構と、電
池と、この電池を電力供給源としてメインコンデンサを
高電圧で充電する充電回路を含むストロボ装置と前カバ
ーとを本体基部に組み付けた後に、前記充電回路を作動
させて前記メインコンデンサを充電し、ストロボ発光さ
せてストロボ発光検査を行ってから、この本体基部をパ
トローネとこのパトローネから引き出された未露光の写
真フイルムを収納するフイルム装填工程に送る際に、前
記充電回路の作動を阻止してメインコンデンサへの充電
を禁止しておき、フイルム装填工程中にメインコンデン
サの充電完了にともなう充電完了表示ランプの点灯及び
ストロボ発光が行われないようにしたものである。
池と、この電池を電力供給源としてメインコンデンサを
高電圧で充電する充電回路を含むストロボ装置と前カバ
ーとを本体基部に組み付けた後に、前記充電回路を作動
させて前記メインコンデンサを充電し、ストロボ発光さ
せてストロボ発光検査を行ってから、この本体基部をパ
トローネとこのパトローネから引き出された未露光の写
真フイルムを収納するフイルム装填工程に送る際に、前
記充電回路の作動を阻止してメインコンデンサへの充電
を禁止しておき、フイルム装填工程中にメインコンデン
サの充電完了にともなう充電完了表示ランプの点灯及び
ストロボ発光が行われないようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ回路を内蔵した
レンズ付きフイルムユニット(以下ストロボ付きフイル
ムユニットという)を示す図2において、ストロボ付き
フイルムユニットは、簡単な撮影機構を備えたユニット
本体1に写真フイルムを内蔵しており、このユニット本
体1は外ケース2に覆われている。外ケース2には、撮
影レンズ3,ファインダ4,巻上げノブ5,ストロボ発
光部6等を露呈する開口が設けられており、ユニット本
体1を外ケース2に入れたままで撮影操作を行うことが
できるようになっている。
レンズ付きフイルムユニット(以下ストロボ付きフイル
ムユニットという)を示す図2において、ストロボ付き
フイルムユニットは、簡単な撮影機構を備えたユニット
本体1に写真フイルムを内蔵しており、このユニット本
体1は外ケース2に覆われている。外ケース2には、撮
影レンズ3,ファインダ4,巻上げノブ5,ストロボ発
光部6等を露呈する開口が設けられており、ユニット本
体1を外ケース2に入れたままで撮影操作を行うことが
できるようになっている。
【0015】ユニット本体1の前面中央部には、撮影レ
ンズ3が配置されている。撮影レンズ3の上方にはファ
インダ4が設けられ、このファインダ4の右側にはスト
ロボ発光部6が配置され、撮影レンズ3の右側にはスト
ロボ充電スイッチ7(図4参照)をON−OFFさせる
操作ボタン8が設けられている。ストロボ撮影を行う場
合には、撮影に先立って、この操作ボタン8を押圧操作
して、メインコンデンサ41(図4参照)の充電を行
う。また、ユニット本体1の上面には、シャッタボタン
9、撮影可能なコマ数を確認するための窓10、ストロ
ボ発光の準備が完了したこと確認するための表示窓11
が設けられている。
ンズ3が配置されている。撮影レンズ3の上方にはファ
インダ4が設けられ、このファインダ4の右側にはスト
ロボ発光部6が配置され、撮影レンズ3の右側にはスト
ロボ充電スイッチ7(図4参照)をON−OFFさせる
操作ボタン8が設けられている。ストロボ撮影を行う場
合には、撮影に先立って、この操作ボタン8を押圧操作
して、メインコンデンサ41(図4参照)の充電を行
う。また、ユニット本体1の上面には、シャッタボタン
9、撮影可能なコマ数を確認するための窓10、ストロ
ボ発光の準備が完了したこと確認するための表示窓11
が設けられている。
【0016】図3に示すように、ユニット本体1は、本
体基部12,前カバー13,後カバー14,露光ユニッ
ト15,ストロボ装置16,ストロボ装置16の電源と
なる電池17等から構成されている。本体基部12の中
央には露光枠12aが一体に形成されるとともに、その
両側にはパトローネ20を収納するパトローネ室12b
と、パトローネ20から引き出してロール状にされた未
露光の写真フイルム21を収納するフイルム室12cと
が形成されている。この本体基部12の前面には、撮影
レンズ3,ファインダ4,シャッタ機構,フイルムの1
コマ送り機構等が組み付けられた露光ユニット15と、
ストロボ装置16とが装着され、本体基部12の底面か
らは、ストロボ装置16の接続端子16a,16bの間
に電池17が挿入される。
体基部12,前カバー13,後カバー14,露光ユニッ
ト15,ストロボ装置16,ストロボ装置16の電源と
なる電池17等から構成されている。本体基部12の中
央には露光枠12aが一体に形成されるとともに、その
両側にはパトローネ20を収納するパトローネ室12b
と、パトローネ20から引き出してロール状にされた未
露光の写真フイルム21を収納するフイルム室12cと
が形成されている。この本体基部12の前面には、撮影
レンズ3,ファインダ4,シャッタ機構,フイルムの1
コマ送り機構等が組み付けられた露光ユニット15と、
ストロボ装置16とが装着され、本体基部12の底面か
らは、ストロボ装置16の接続端子16a,16bの間
に電池17が挿入される。
【0017】後カバー14は、パトローネ20及び写真
フイルム21を収納した本体基部12の背面から装着さ
れる。パトローネ室12b及びフイルム室12cの底面
は、この後カバー14の下側に形成された底蓋14a,
14bが折り曲げられて閉じられる。このようにして、
本体基部12の内部が光密に遮光される。
フイルム21を収納した本体基部12の背面から装着さ
れる。パトローネ室12b及びフイルム室12cの底面
は、この後カバー14の下側に形成された底蓋14a,
14bが折り曲げられて閉じられる。このようにして、
本体基部12の内部が光密に遮光される。
【0018】前カバー13には、シャッタボタン9や操
作ボタン8が一体に形成されるとともに、ファインダ
4,ストロボ発光部6等を露呈するための開口や、窓1
0,表示窓11等が形成されている。図1に示すよう
に、この前カバー13には、後述する導通ピン22を通
すための、1対の挿入開口23が形成されている。ま
た、前カバー13の底面には、後方に伸びた支持板13
a(図6参照)が形成されており、組み込まれた電池1
7を支持するようになっている。これにより、電池17
が接続端子16a,16bの間から脱落することを防止
するとともに、電池17の各電極と接続端子16a,1
6bとを良好に電気的に接続した状態を維持するように
している。前カバー13は、本体基部12に露光ユニッ
ト15,ストロボ装置16を組み付け、電池17を装填
した後に、本体基部12の前面側から装着される。
作ボタン8が一体に形成されるとともに、ファインダ
4,ストロボ発光部6等を露呈するための開口や、窓1
0,表示窓11等が形成されている。図1に示すよう
に、この前カバー13には、後述する導通ピン22を通
すための、1対の挿入開口23が形成されている。ま
た、前カバー13の底面には、後方に伸びた支持板13
a(図6参照)が形成されており、組み込まれた電池1
7を支持するようになっている。これにより、電池17
が接続端子16a,16bの間から脱落することを防止
するとともに、電池17の各電極と接続端子16a,1
6bとを良好に電気的に接続した状態を維持するように
している。前カバー13は、本体基部12に露光ユニッ
ト15,ストロボ装置16を組み付け、電池17を装填
した後に、本体基部12の前面側から装着される。
【0019】図4にストロボ装置16のストロボ回路を
示す。ストロボ回路は、大別して昇圧部(充電回路)3
0及び充電発光部40とからなる。昇圧部30は、スト
ロボ充電スイッチ7,起電力が1.5Vの電池17,N
PN型の発振トランジスタ31,発振トランス32,整
流用のダイオード33等から構成されている。昇圧部3
0は、発振トランジスタ31と発振トランス32とで電
池17の低圧の直流を高圧に変換するための周知の自走
式ブロッキング発振回路を構成している。
示す。ストロボ回路は、大別して昇圧部(充電回路)3
0及び充電発光部40とからなる。昇圧部30は、スト
ロボ充電スイッチ7,起電力が1.5Vの電池17,N
PN型の発振トランジスタ31,発振トランス32,整
流用のダイオード33等から構成されている。昇圧部3
0は、発振トランジスタ31と発振トランス32とで電
池17の低圧の直流を高圧に変換するための周知の自走
式ブロッキング発振回路を構成している。
【0020】発振トランス32は、それぞれが誘導結合
された一次コイル35,二次コイル36,三次コイル3
7とから構成されている。この発振トランス32では、
一次コイル35の各端子が第1端子32a,第2端子3
2bに、二次コイル36の一方の端子が第5端子32e
に、二次コイル36の他方の端子は三次コイル37の一
方の端子と共有端子である第4端子32dに、三次コイ
ル37の他方の端子が第3端子32cになっている。
された一次コイル35,二次コイル36,三次コイル3
7とから構成されている。この発振トランス32では、
一次コイル35の各端子が第1端子32a,第2端子3
2bに、二次コイル36の一方の端子が第5端子32e
に、二次コイル36の他方の端子は三次コイル37の一
方の端子と共有端子である第4端子32dに、三次コイ
ル37の他方の端子が第3端子32cになっている。
【0021】一次コイル35の第2端子32bには、電
池17のプラス端子が接続され、第1端子32aには発
振トランジスタ31のコレクタ端子が接続されている。
また、三次コイル37の第3端子32cには、抵抗38
を介して電池17のプラス端子が接続され、第4端子3
2dには、ストロボ充電スイッチ7を介して発振トラン
ジスタ31のベース端子が接続されている。このストロ
ボ充電スイッチ7は、操作ボタン8を押圧している間だ
けONとなり、ストロボ充電スイッチ7がONとなって
いる間に、昇圧部30が作動して、メインコンデンサ4
1が充電されるようになっている。
池17のプラス端子が接続され、第1端子32aには発
振トランジスタ31のコレクタ端子が接続されている。
また、三次コイル37の第3端子32cには、抵抗38
を介して電池17のプラス端子が接続され、第4端子3
2dには、ストロボ充電スイッチ7を介して発振トラン
ジスタ31のベース端子が接続されている。このストロ
ボ充電スイッチ7は、操作ボタン8を押圧している間だ
けONとなり、ストロボ充電スイッチ7がONとなって
いる間に、昇圧部30が作動して、メインコンデンサ4
1が充電されるようになっている。
【0022】発振トランジスタ31のエミッタ端子は、
電池31のマイナス端子に接続されて接地(GND)さ
れるとともに、充電発光部40のプラス側(メインコン
デンサ41のプラス端子)とに接続されている。また、
二次コイル36の第5端子32eは、ダイオード33の
カソードに接続され、このダイオード33のアノードは
充電発光部40のマイナス側(メインコンデンサ41の
マイナス端子)に接続されている。
電池31のマイナス端子に接続されて接地(GND)さ
れるとともに、充電発光部40のプラス側(メインコン
デンサ41のプラス端子)とに接続されている。また、
二次コイル36の第5端子32eは、ダイオード33の
カソードに接続され、このダイオード33のアノードは
充電発光部40のマイナス側(メインコンデンサ41の
マイナス端子)に接続されている。
【0023】このように接続された発振トランジスタ3
1は、ストロボ充電スイッチ7がONになると、入力端
子間(ベース−エミッタ間)に抵抗38,三次コイル3
7を介して電池17の電圧が与えられ、ベース電流が流
れ込んで作動を開始し、発振トランス32からの正帰還
作用によってベース電流が増大することで発振する。二
次コイル36には、発振トランジスタ31の発振動作中
に一次コイル35と二次コイル36との巻線比に応じた
高電圧例えば300V程度が発生し、ダイオード33に
よって第5端子32eから第4端子32d方向に流れる
二次側電流のみが充電発光部40に給電される。一次コ
イル35に流れる一次側電流(コレクタ電流)が飽和し
て、発振トランス32に逆起電力が発生した時には、ダ
イオード33によって第4端子32dから第5端子32
d方向に電流が流れないようされている。
1は、ストロボ充電スイッチ7がONになると、入力端
子間(ベース−エミッタ間)に抵抗38,三次コイル3
7を介して電池17の電圧が与えられ、ベース電流が流
れ込んで作動を開始し、発振トランス32からの正帰還
作用によってベース電流が増大することで発振する。二
次コイル36には、発振トランジスタ31の発振動作中
に一次コイル35と二次コイル36との巻線比に応じた
高電圧例えば300V程度が発生し、ダイオード33に
よって第5端子32eから第4端子32d方向に流れる
二次側電流のみが充電発光部40に給電される。一次コ
イル35に流れる一次側電流(コレクタ電流)が飽和し
て、発振トランス32に逆起電力が発生した時には、ダ
イオード33によって第4端子32dから第5端子32
d方向に電流が流れないようされている。
【0024】ストロボ充電スイッチ7は、図3に示され
るように、金属片7cと、ストロボ装置16の各部品が
組み付けられたプリント基板16cの表面に形成され、
レジストが塗布されていない導電部7a,7bとから構
成されており、操作ボタン8を押圧することにより、金
属片7cが各導電部7a,7bと接触することによりO
Nとなる。
るように、金属片7cと、ストロボ装置16の各部品が
組み付けられたプリント基板16cの表面に形成され、
レジストが塗布されていない導電部7a,7bとから構
成されており、操作ボタン8を押圧することにより、金
属片7cが各導電部7a,7bと接触することによりO
Nとなる。
【0025】図4に示すように、充電発光部40は、メ
インコンデンサ41,トリガコンデンサ42,トリガス
イッチ43,トリガトランス44,トリガ電極45,ス
トロボ発光部6内に内蔵されたストロボ放電管46,メ
インコンデンサ41が規定充電電圧に達すると点灯して
充電が完了したことを表示するネオン管47等から構成
されている。昇圧部30から整流されて供給される二次
側電流は、メインコンデンサ41とトリガコンデンサ4
2とを充電する。メインコンデンサ41が規定充電電圧
まで充電されると、ネオン管47が点灯する。このネオ
ン管47は、ストロボ付きフイルムユニットの表示窓1
1に臨む位置に配されており、表示窓11を介して、発
光の有無を確認することができる。
インコンデンサ41,トリガコンデンサ42,トリガス
イッチ43,トリガトランス44,トリガ電極45,ス
トロボ発光部6内に内蔵されたストロボ放電管46,メ
インコンデンサ41が規定充電電圧に達すると点灯して
充電が完了したことを表示するネオン管47等から構成
されている。昇圧部30から整流されて供給される二次
側電流は、メインコンデンサ41とトリガコンデンサ4
2とを充電する。メインコンデンサ41が規定充電電圧
まで充電されると、ネオン管47が点灯する。このネオ
ン管47は、ストロボ付きフイルムユニットの表示窓1
1に臨む位置に配されており、表示窓11を介して、発
光の有無を確認することができる。
【0026】トリガスイッチ43は、シャッタ装置の作
動に連動してON,OFFされ、シャッタ羽根が全開し
た時にONとなってトリガコンデンサ42を放電させ
る。トリガコンデンサ42から放電された電流は、トリ
ガトランス44の一次側に流れ、二次側に例えば4KV
のトリガ電圧が発生する。このトリガ電圧は、トリガ電
極45を介してストロボ放電管46に印加される。そし
て、このトリガ電圧の印加によって、ストロボ放電管4
6内のXeガスがイオン化して絶縁が破れることでメイ
ンコンデンサ41が放電し、ストロボ放電管46が発光
する。
動に連動してON,OFFされ、シャッタ羽根が全開し
た時にONとなってトリガコンデンサ42を放電させ
る。トリガコンデンサ42から放電された電流は、トリ
ガトランス44の一次側に流れ、二次側に例えば4KV
のトリガ電圧が発生する。このトリガ電圧は、トリガ電
極45を介してストロボ放電管46に印加される。そし
て、このトリガ電圧の印加によって、ストロボ放電管4
6内のXeガスがイオン化して絶縁が破れることでメイ
ンコンデンサ41が放電し、ストロボ放電管46が発光
する。
【0027】このストロボ装置16には、ユニット本体
1の組立中にストロボ充電スイッチ7がONとなって
も、メインコンデンサ41に充電が行われないようにす
るために、一対の充電禁止端子50a,50bが設けら
れている。一方の充電禁止端子50aは、発振トランジ
スタ31のベース端子に接続され、他方の充電禁止端子
50bは、電池17のマイナス端子に接続されたエミッ
タ端子に接続されている。すなわち、これらの充電禁止
端子50a,50bは、発振トランジスタ31の入力端
子間に設けられている。図5に示すように、充電禁止端
子50a,50bは、プリント基板16cの表面にレジ
ストが塗布されていない導電領域(図中には分かり易く
するためにハッチングで示してある)として露呈されて
おり、前カバー13の挿入開口23に対面するように配
置されている。
1の組立中にストロボ充電スイッチ7がONとなって
も、メインコンデンサ41に充電が行われないようにす
るために、一対の充電禁止端子50a,50bが設けら
れている。一方の充電禁止端子50aは、発振トランジ
スタ31のベース端子に接続され、他方の充電禁止端子
50bは、電池17のマイナス端子に接続されたエミッ
タ端子に接続されている。すなわち、これらの充電禁止
端子50a,50bは、発振トランジスタ31の入力端
子間に設けられている。図5に示すように、充電禁止端
子50a,50bは、プリント基板16cの表面にレジ
ストが塗布されていない導電領域(図中には分かり易く
するためにハッチングで示してある)として露呈されて
おり、前カバー13の挿入開口23に対面するように配
置されている。
【0028】これらの充電禁止端子50a,50bは、
ストロボ発光の検査の直後に、挿入開口23を介して挿
入された充電禁止部材である2又の導通ピン22と接触
される。これにより、発振トランジスタ31の入力端子
間(ベース−エミッタ間)が短絡して等電位となり、発
振トランジスタ31が不作動状態となり、昇圧部30の
作動が阻止されるようになっている。
ストロボ発光の検査の直後に、挿入開口23を介して挿
入された充電禁止部材である2又の導通ピン22と接触
される。これにより、発振トランジスタ31の入力端子
間(ベース−エミッタ間)が短絡して等電位となり、発
振トランジスタ31が不作動状態となり、昇圧部30の
作動が阻止されるようになっている。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
ユニット本体1の組み立ては、後カバー14の装着とパ
トローネ20及び写真フイルム21の装填以外は明室内
にて行われる。本体基部12は、前面側を上向きもしく
は下向きにした状態で搬送され、この間に露光ユニット
15と、ストロボ装置16、ストロボ充電スイッチ7の
金属片7c等が装着される。この後に、電池17が本体
基部12の底面側より、ストロボ装置16の接続端子1
6a,16bの間に挿入される。次に、この本体基部1
2の前面から前カバー13が装着される。前カバー13
が装着されると、支持板13aによって本体基部12の
底面側に挿入された電池17が覆われ、電池17の脱落
等が防止されるようになる。
ユニット本体1の組み立ては、後カバー14の装着とパ
トローネ20及び写真フイルム21の装填以外は明室内
にて行われる。本体基部12は、前面側を上向きもしく
は下向きにした状態で搬送され、この間に露光ユニット
15と、ストロボ装置16、ストロボ充電スイッチ7の
金属片7c等が装着される。この後に、電池17が本体
基部12の底面側より、ストロボ装置16の接続端子1
6a,16bの間に挿入される。次に、この本体基部1
2の前面から前カバー13が装着される。前カバー13
が装着されると、支持板13aによって本体基部12の
底面側に挿入された電池17が覆われ、電池17の脱落
等が防止されるようになる。
【0030】そして、前カバー13の装着後に、本体基
部12は、ストロボ発光の検査工程に送られる。この検
査工程では、前カバー13の操作ボタン8が押圧し、ス
トロボ充電スイッチ7をONとして、昇圧部30を作動
させてメインコンデンサ41を規定充電電圧まで充電
し、この後に、シャッタボタン9を押圧して、シャッタ
機構を作動させる。この時に、メインコンデンサ41が
充電されるか、シャッタ機構の作動に同期してストロボ
放電管46が発光するか、所定のストロボ光の光量が得
られるか等が検査される。
部12は、ストロボ発光の検査工程に送られる。この検
査工程では、前カバー13の操作ボタン8が押圧し、ス
トロボ充電スイッチ7をONとして、昇圧部30を作動
させてメインコンデンサ41を規定充電電圧まで充電
し、この後に、シャッタボタン9を押圧して、シャッタ
機構を作動させる。この時に、メインコンデンサ41が
充電されるか、シャッタ機構の作動に同期してストロボ
放電管46が発光するか、所定のストロボ光の光量が得
られるか等が検査される。
【0031】ストロボ発光の検査に合格したものは、次
の写真フイルム装填工程に送られることになるが、この
写真フイルム装填工程に送られる前に図1に示すよう
に、導通ピン22が、前カバー13の挿入開口23から
挿入され、この状態を維持したままで写真フイルム装填
工程に送られる。挿入開口23から挿入された導通ピン
22は、図6に示すように、ストロボ装置16のプリン
ト基板16cの表面に達し、充電禁止端子50a,50
bと接触する。これにより、発振トランジスタ31のベ
ース−エミッタ間が短絡された状態となる。なお、本体
基部12は、パレットに乗せ、導通ピン22を保持器具
等で押さえながら搬送し、導通ピン22が抜け落ちない
ようにするのがよい。また、ストロボ発光の検査でスト
ロボ発光を行っても、メインコンデンサ41は、多少な
りとも充電されてた状態となっている。この状態では、
ネオン管47が点灯したり、ストロボ放電管46を発光
させたりすることはできないが、メインコンデンサ41
の充電電圧による感電事故を防止するために、放電用抵
抗などを用いて完全に放電するのがよい。
の写真フイルム装填工程に送られることになるが、この
写真フイルム装填工程に送られる前に図1に示すよう
に、導通ピン22が、前カバー13の挿入開口23から
挿入され、この状態を維持したままで写真フイルム装填
工程に送られる。挿入開口23から挿入された導通ピン
22は、図6に示すように、ストロボ装置16のプリン
ト基板16cの表面に達し、充電禁止端子50a,50
bと接触する。これにより、発振トランジスタ31のベ
ース−エミッタ間が短絡された状態となる。なお、本体
基部12は、パレットに乗せ、導通ピン22を保持器具
等で押さえながら搬送し、導通ピン22が抜け落ちない
ようにするのがよい。また、ストロボ発光の検査でスト
ロボ発光を行っても、メインコンデンサ41は、多少な
りとも充電されてた状態となっている。この状態では、
ネオン管47が点灯したり、ストロボ放電管46を発光
させたりすることはできないが、メインコンデンサ41
の充電電圧による感電事故を防止するために、放電用抵
抗などを用いて完全に放電するのがよい。
【0032】導通ピン22が挿入された後に、本体基部
12は、暗室内の写真フイルム装填工程へ搬送される。
この写真フイルム装填工程では、パトローネ20が底面
からパトローネ室12bに装填され、パトローネ20か
ら予め引き出されてロール状にされた写真フイルム21
がフイルム室12c収納される。
12は、暗室内の写真フイルム装填工程へ搬送される。
この写真フイルム装填工程では、パトローネ20が底面
からパトローネ室12bに装填され、パトローネ20か
ら予め引き出されてロール状にされた写真フイルム21
がフイルム室12c収納される。
【0033】ところで、この暗室内までの搬送や写真フ
イルム装填作業中等に発生した振動,衝撃,あるいは異
物の挟み込み等の何らかの理由により、ストロボ充電ス
イッチ7がONとなったままになることが考えられ、昇
圧部30が作動可能な状態であれば、メインコンデンサ
41が充電されてしまい、メインコンデンサ41が定充
電電圧に達すると、充電完了を表示するためのネオン管
47が点灯する。写真フイルム装填工程中に、ネオン管
47が点灯すると、このネオン管47の光でパトローネ
21から引き出された写真フイルム21にカブリが発生
してしまう。また、充電完了後に、トリガスイッチ43
が何らかの理由でONとなると、ストロボ放電管46が
発光して写真フイルム21にカブリが発生してしまう。
イルム装填作業中等に発生した振動,衝撃,あるいは異
物の挟み込み等の何らかの理由により、ストロボ充電ス
イッチ7がONとなったままになることが考えられ、昇
圧部30が作動可能な状態であれば、メインコンデンサ
41が充電されてしまい、メインコンデンサ41が定充
電電圧に達すると、充電完了を表示するためのネオン管
47が点灯する。写真フイルム装填工程中に、ネオン管
47が点灯すると、このネオン管47の光でパトローネ
21から引き出された写真フイルム21にカブリが発生
してしまう。また、充電完了後に、トリガスイッチ43
が何らかの理由でONとなると、ストロボ放電管46が
発光して写真フイルム21にカブリが発生してしまう。
【0034】しかしながら、このストロボ付きフイルム
ユニットでは、導通ピン22によって発振トランジスタ
31のベース−エミッタ間を短絡し、発振トランジスタ
31を不作動状態に維持して搬送するとともに、パトロ
ーネ20及び写真フイルム21の装填工程を行うように
しているから、ストロボ充電スイッチ7がONとなって
も、発振トランジスタ31は、作動することがなく、メ
インコンデンサ41が充電されることがない。したがっ
て、写真フイルム装填工程中に、ネオン管47が点灯し
たりストロボ放電管46が発光したりすることはなく、
写真フイルム21にカブリが発生することはない。
ユニットでは、導通ピン22によって発振トランジスタ
31のベース−エミッタ間を短絡し、発振トランジスタ
31を不作動状態に維持して搬送するとともに、パトロ
ーネ20及び写真フイルム21の装填工程を行うように
しているから、ストロボ充電スイッチ7がONとなって
も、発振トランジスタ31は、作動することがなく、メ
インコンデンサ41が充電されることがない。したがっ
て、写真フイルム装填工程中に、ネオン管47が点灯し
たりストロボ放電管46が発光したりすることはなく、
写真フイルム21にカブリが発生することはない。
【0035】パトローネ20及び写真フイルム21の装
填後に、本体基部12の背面側に後カバー14を組み付
け、底蓋14a,14bを折り曲げてパトローネ室12
b及びフイルム室12cの底面を閉じる。これにより、
本体基部12の内部が遮光され、ユニット本体1が完成
する。このユニット本体1は、再び、明室に搬送され導
通ピン22が抜かれる。これにより、発振トランジスタ
31のベース−エミッタ間の短絡状態が解除され、操作
ボタン8を押圧操作してストロボ充電スイッチ7をON
とすれば、昇圧部30が作動してメインコンデンサ41
への充電が可能な状態となる。ユニット本体1は、各種
機能検査を経た後で外ケース2を装着することによりス
トロボ付きフイルムユニットが完成する。
填後に、本体基部12の背面側に後カバー14を組み付
け、底蓋14a,14bを折り曲げてパトローネ室12
b及びフイルム室12cの底面を閉じる。これにより、
本体基部12の内部が遮光され、ユニット本体1が完成
する。このユニット本体1は、再び、明室に搬送され導
通ピン22が抜かれる。これにより、発振トランジスタ
31のベース−エミッタ間の短絡状態が解除され、操作
ボタン8を押圧操作してストロボ充電スイッチ7をON
とすれば、昇圧部30が作動してメインコンデンサ41
への充電が可能な状態となる。ユニット本体1は、各種
機能検査を経た後で外ケース2を装着することによりス
トロボ付きフイルムユニットが完成する。
【0036】ストロボ付きフイルムユニットは、ユーザ
ーの手に渡り収納された写真フイルム21に撮影が行わ
れる。前カバー13に形成された挿入開口23は、外ケ
ース2によって覆われているから、ユーザが不用意に異
物、例えば金属片を挿入開口23からユニット本体1に
入れて、ストロボ装置16等を破壊してしまうことはな
い。また、撮影済の写真フイルム21及びパトローネ2
0を回収し、リサイクルのためにユニット本体1を分解
する際にも、挿入開口23に導通ピン22を挿入して、
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間を短絡させ
ておけば、分解作業中にメインコンデンサ41の充電を
禁止でき、充電されたメインコンデンサ41によって感
電するといった事故を防止することが可能である。もち
ろん、この分解作業の前にメインコデンサ41を放電用
抵抗等で完全に放電させておくのがよいのはいうまでも
ない。
ーの手に渡り収納された写真フイルム21に撮影が行わ
れる。前カバー13に形成された挿入開口23は、外ケ
ース2によって覆われているから、ユーザが不用意に異
物、例えば金属片を挿入開口23からユニット本体1に
入れて、ストロボ装置16等を破壊してしまうことはな
い。また、撮影済の写真フイルム21及びパトローネ2
0を回収し、リサイクルのためにユニット本体1を分解
する際にも、挿入開口23に導通ピン22を挿入して、
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間を短絡させ
ておけば、分解作業中にメインコンデンサ41の充電を
禁止でき、充電されたメインコンデンサ41によって感
電するといった事故を防止することが可能である。もち
ろん、この分解作業の前にメインコデンサ41を放電用
抵抗等で完全に放電させておくのがよいのはいうまでも
ない。
【0037】上記に説明した例では、メインコンデンサ
41が規定充電電圧に達するまで操作ボタン8の押圧操
作を維持するものであるが、1度ストロボ充電スイッチ
をONとすると、その後にOFFとしても、メインコン
デンサが規定充電電圧に達するまで充電を継続するよう
にしたストロボ装置を内蔵したストロボ付きフイルムユ
ニットでもよい。図7には、このストロボ付きフイルム
ユニットに内蔵されたストロボ装置のストロボ回路を示
す。なお、図3と同じものには、同符号を付してある。
41が規定充電電圧に達するまで操作ボタン8の押圧操
作を維持するものであるが、1度ストロボ充電スイッチ
をONとすると、その後にOFFとしても、メインコン
デンサが規定充電電圧に達するまで充電を継続するよう
にしたストロボ装置を内蔵したストロボ付きフイルムユ
ニットでもよい。図7には、このストロボ付きフイルム
ユニットに内蔵されたストロボ装置のストロボ回路を示
す。なお、図3と同じものには、同符号を付してある。
【0038】発振トランジスタ31と発振トランス32
とは、上記に説明したストロボ装置と同様にブロッキン
グ発振回路を構成しており、発振トランジスタ31は、
ベース端子が第4端子32dに接続され、三次コイル3
7,ストロボ充電スイッチ7aを介して電池17のプラ
ス端子に接続されている。
とは、上記に説明したストロボ装置と同様にブロッキン
グ発振回路を構成しており、発振トランジスタ31は、
ベース端子が第4端子32dに接続され、三次コイル3
7,ストロボ充電スイッチ7aを介して電池17のプラ
ス端子に接続されている。
【0039】また、このストロボ回路には、発振トラン
ジスタ21が作動するとベース電流が流れて作動を開始
する制御用トランジスタ60が設けられている。この制
御用トランジスタ60により、1度ストロボ充電スイッ
チ7がONとなって、発振トランジスタ31が作動する
と、電池17の電圧が制御用トランジスタ60のエミッ
タ−コレクタ間,三次コイル37を介して発振トランジ
スタ31にベース電圧として印加される。このため、発
振トランジスタ31は、1度ストロボ充電スイッチ7が
ONになって発振を開始すると、この制御用トランジス
タ60の正帰還作用によって、ストロボ充電スイッチ7
がOFFとなった後にも発振を継続する。
ジスタ21が作動するとベース電流が流れて作動を開始
する制御用トランジスタ60が設けられている。この制
御用トランジスタ60により、1度ストロボ充電スイッ
チ7がONとなって、発振トランジスタ31が作動する
と、電池17の電圧が制御用トランジスタ60のエミッ
タ−コレクタ間,三次コイル37を介して発振トランジ
スタ31にベース電圧として印加される。このため、発
振トランジスタ31は、1度ストロボ充電スイッチ7が
ONになって発振を開始すると、この制御用トランジス
タ60の正帰還作用によって、ストロボ充電スイッチ7
がOFFとなった後にも発振を継続する。
【0040】また、このストロボ回路は、メインコンデ
ンサ41が規定充電電圧(例えば300V)に達した時
に、発振トランジスタ31の作動を停止するための発振
停止回路を備えている。発振停止回路は、ツェナダイオ
ード61,発振停止用トランジスタ62等からなり、メ
インコンデンサ41が規定充電電圧に達すると、ツェナ
ダイオード61にツェナ電流(逆方向電流)が流れて、
発振停止用トランジスタ62が作動する。そして、発振
停止用トランジスタ62が作動すると、発振停止用トラ
ンジスタ62のエミッタ−コレクタ間がONとなって、
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間が短絡す
る。
ンサ41が規定充電電圧(例えば300V)に達した時
に、発振トランジスタ31の作動を停止するための発振
停止回路を備えている。発振停止回路は、ツェナダイオ
ード61,発振停止用トランジスタ62等からなり、メ
インコンデンサ41が規定充電電圧に達すると、ツェナ
ダイオード61にツェナ電流(逆方向電流)が流れて、
発振停止用トランジスタ62が作動する。そして、発振
停止用トランジスタ62が作動すると、発振停止用トラ
ンジスタ62のエミッタ−コレクタ間がONとなって、
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間が短絡す
る。
【0041】発振トランジスタ31のベース−エミッタ
間が短絡すると、制御用トランジスタ60からのベース
電圧が発振トランジスタ31に印加されなくなるから、
発振トランジスタ31の作動が停止し、これにともなっ
て制御用トランジスタ60の作動も停止する。すなわ
ち、メインコンデンサ41が規定充電電圧に達した時点
で、昇圧部30の作動が停止されてメインコンデンサ4
1の充電が停止される。このようにして、このストロボ
回路では、メインコンデンサ41を充電する場合には、
操作ボタン8を押圧してすぐに押圧を解除しても、メイ
ンコンデンサ41が規定充電電圧まで充電されてから、
昇圧部30の作動が停止するようになっている。
間が短絡すると、制御用トランジスタ60からのベース
電圧が発振トランジスタ31に印加されなくなるから、
発振トランジスタ31の作動が停止し、これにともなっ
て制御用トランジスタ60の作動も停止する。すなわ
ち、メインコンデンサ41が規定充電電圧に達した時点
で、昇圧部30の作動が停止されてメインコンデンサ4
1の充電が停止される。このようにして、このストロボ
回路では、メインコンデンサ41を充電する場合には、
操作ボタン8を押圧してすぐに押圧を解除しても、メイ
ンコンデンサ41が規定充電電圧まで充電されてから、
昇圧部30の作動が停止するようになっている。
【0042】また、このストロボ回路においても、上記
ストロボ回路と同様に、発振トランジスタ31のベース
端子と、エミッタ端子(GND)に接続された充電禁止
端子50a,50bとが設けられており、これらの充電
禁止端子50a,50bを導通ピン22によって接続す
ることによって、発振トランジスタ31のベース−エミ
ッタ間を短絡し、発振トランジスタ31を不作動状態を
維持することができるようになっている。
ストロボ回路と同様に、発振トランジスタ31のベース
端子と、エミッタ端子(GND)に接続された充電禁止
端子50a,50bとが設けられており、これらの充電
禁止端子50a,50bを導通ピン22によって接続す
ることによって、発振トランジスタ31のベース−エミ
ッタ間を短絡し、発振トランジスタ31を不作動状態を
維持することができるようになっている。
【0043】このように構成されたストロボ装置では、
例えばストロボ充電スイッチ7の金属片7cが搬送中に
振動して、ストロボ充電スイッチ7がONとなるといっ
たように、搬送中の振動や写真フイルムの装填工程の衝
撃等の何らかの理由で、ストロボ充電スイッチ7が一瞬
でもONとなると、メインコンデンサ41が規定充電電
圧に達するまで、昇圧部30の作動が継続される。この
ため、暗室におけるパトローネ20と写真フイルム21
の装填工程中にネオン管47が点灯してしまう可能性が
高くなる。
例えばストロボ充電スイッチ7の金属片7cが搬送中に
振動して、ストロボ充電スイッチ7がONとなるといっ
たように、搬送中の振動や写真フイルムの装填工程の衝
撃等の何らかの理由で、ストロボ充電スイッチ7が一瞬
でもONとなると、メインコンデンサ41が規定充電電
圧に達するまで、昇圧部30の作動が継続される。この
ため、暗室におけるパトローネ20と写真フイルム21
の装填工程中にネオン管47が点灯してしまう可能性が
高くなる。
【0044】しかしながら、上記同様、ストロボ発光の
検査の後に、挿入開口23から挿入した導通ピン22で
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間を短絡して
おくことにより、ストロボ充電スイッチ7がONとなっ
ても、発振トランジスタ31が作動することがなく、メ
インコンデンサ41が充電されることがない。したがっ
て、パトローネ20及び写真フイルム21の装填工程中
に、ネオン管47が点灯することがないので、写真フイ
ルム21にカブリが発生することはない。
検査の後に、挿入開口23から挿入した導通ピン22で
発振トランジスタ31のベース−エミッタ間を短絡して
おくことにより、ストロボ充電スイッチ7がONとなっ
ても、発振トランジスタ31が作動することがなく、メ
インコンデンサ41が充電されることがない。したがっ
て、パトローネ20及び写真フイルム21の装填工程中
に、ネオン管47が点灯することがないので、写真フイ
ルム21にカブリが発生することはない。
【0045】また、ストロボ発光を行うことによって、
メインコンデンサが瞬間的に放電する際に発生するパル
ス電圧を発振トランジスタの入力端子間に印加して、ス
トロボ発光の直後から昇圧回路を作動させて、メインコ
ンデンサを規定充電電圧まで充電するようにしたストロ
ボ装置がある。このようなストロボ装置の場合には、ス
トロボ発光の検査工程において、メインコンデンサが規
定充電電圧まで充電した後に、発振トランジスタの入力
端子間を短絡し、その後にストロボ発光を行うようにす
ればよい。
メインコンデンサが瞬間的に放電する際に発生するパル
ス電圧を発振トランジスタの入力端子間に印加して、ス
トロボ発光の直後から昇圧回路を作動させて、メインコ
ンデンサを規定充電電圧まで充電するようにしたストロ
ボ装置がある。このようなストロボ装置の場合には、ス
トロボ発光の検査工程において、メインコンデンサが規
定充電電圧まで充電した後に、発振トランジスタの入力
端子間を短絡し、その後にストロボ発光を行うようにす
ればよい。
【0046】上記各例の説明では、導通ピン22を2又
のピン形状としているが、形状はこれに限られない。ま
た、前カバー12の形状と導通ピン22の形状とによっ
て、挿入開口23から導通ピンが容易に抜け落ちないよ
うにしてもよい。さらに、導通ピンは、1個の独立した
部品とする他に、例えば本体基部12を載せて搬送する
パレット等に一体に形成されたものであってもよい。ま
た、導通ピン22を挿入するための挿入開口23の位置
は、前カバー13の前面に限らず、ストロボ装置のプリ
ント基板の配置に応じて適宜変更してよく、さらには、
前カバーの底面,本体基部等に挿入開口を設けて、ここ
から導通ピンを挿入できるようにしてもよい。例えば、
ストロボ装置のプリント基板がユニット本体の上部に配
置されるものでは、プリント基板上の充電禁止端子の位
置に合わせて、図8に示すように、前カバー13の上部
に挿入開口23を配する。そして、この場合にも、外ケ
ース2によって、挿入開口23が覆われるようにするの
がよい。さらに、挿入開口は2個の穴状のもの以外に
も、2個の充電禁止端子を1個の開口から露呈するよう
になものでもよい。
のピン形状としているが、形状はこれに限られない。ま
た、前カバー12の形状と導通ピン22の形状とによっ
て、挿入開口23から導通ピンが容易に抜け落ちないよ
うにしてもよい。さらに、導通ピンは、1個の独立した
部品とする他に、例えば本体基部12を載せて搬送する
パレット等に一体に形成されたものであってもよい。ま
た、導通ピン22を挿入するための挿入開口23の位置
は、前カバー13の前面に限らず、ストロボ装置のプリ
ント基板の配置に応じて適宜変更してよく、さらには、
前カバーの底面,本体基部等に挿入開口を設けて、ここ
から導通ピンを挿入できるようにしてもよい。例えば、
ストロボ装置のプリント基板がユニット本体の上部に配
置されるものでは、プリント基板上の充電禁止端子の位
置に合わせて、図8に示すように、前カバー13の上部
に挿入開口23を配する。そして、この場合にも、外ケ
ース2によって、挿入開口23が覆われるようにするの
がよい。さらに、挿入開口は2個の穴状のもの以外に
も、2個の充電禁止端子を1個の開口から露呈するよう
になものでもよい。
【0047】また、上記各例では、昇圧部(充電回路)
30の作動を阻止するために、発振トランジスタ31の
入力端子間を短絡するようにしているが、本発明はこれ
に限られない。例えば、ユニット本体の底面で、電池1
7の電極が対向する位置に開口を設け、この開口から電
池17と接続端子16aまたは16bの間に絶縁性の板
部材、例えば板状のプラスチックからなる充電禁止部材
を挿入して、昇圧部30への電力供給を断つことで、昇
圧部の作動を阻止するようにしてもよい。
30の作動を阻止するために、発振トランジスタ31の
入力端子間を短絡するようにしているが、本発明はこれ
に限られない。例えば、ユニット本体の底面で、電池1
7の電極が対向する位置に開口を設け、この開口から電
池17と接続端子16aまたは16bの間に絶縁性の板
部材、例えば板状のプラスチックからなる充電禁止部材
を挿入して、昇圧部30への電力供給を断つことで、昇
圧部の作動を阻止するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
付きフイルムユニットによれば、外部から充電禁止部材
をユニット本体に形成された開口から挿入し、充電回路
の作動を阻止してメインコンデンサへの充電を禁止でき
るようにしたから、ユニット本体の製造工程において、
充電禁止部材をユニット本体に挿入しておけば、ユニッ
ト本体の搬送中や写真フイルムの装填工程中の振動や衝
撃等の何らかの理由で、ストロボ充電スイッチがONと
なっても発振回路の作動が阻止されて、メインコンデン
サへの充電が行われないので、写真フイルムの装填工程
中に充電完了表示ランプが点灯したりストロボ発光した
りことがなく、装填中の未露光の写真フイルムのカブリ
の発生を防止できるとともに、特にユニット本体に他の
部品を必要としないので、安価かつ簡単な構成とするこ
とができる。
付きフイルムユニットによれば、外部から充電禁止部材
をユニット本体に形成された開口から挿入し、充電回路
の作動を阻止してメインコンデンサへの充電を禁止でき
るようにしたから、ユニット本体の製造工程において、
充電禁止部材をユニット本体に挿入しておけば、ユニッ
ト本体の搬送中や写真フイルムの装填工程中の振動や衝
撃等の何らかの理由で、ストロボ充電スイッチがONと
なっても発振回路の作動が阻止されて、メインコンデン
サへの充電が行われないので、写真フイルムの装填工程
中に充電完了表示ランプが点灯したりストロボ発光した
りことがなく、装填中の未露光の写真フイルムのカブリ
の発生を防止できるとともに、特にユニット本体に他の
部品を必要としないので、安価かつ簡単な構成とするこ
とができる。
【0049】ストロボ装置や撮影機構等の各部品と前カ
バーとを本体基部に組み付け後に、充電回路を作動させ
て前記メインコンデンサを充電し、ストロボ発光させて
ストロボ発光検査を行ってから、充電回路の作動を阻止
してメインコンデンサへの充電を禁止した状態で、この
本体基部をフイルム装填工程に送るようにしたから、フ
イルム装填工程中にメインコンデンサの充電完了にとも
なう充電完了表示ランプの点灯及びストロボ発光が行わ
れることがなく、装填中の未露光の写真フイルムのカブ
リの発生を防止できる。
バーとを本体基部に組み付け後に、充電回路を作動させ
て前記メインコンデンサを充電し、ストロボ発光させて
ストロボ発光検査を行ってから、充電回路の作動を阻止
してメインコンデンサへの充電を禁止した状態で、この
本体基部をフイルム装填工程に送るようにしたから、フ
イルム装填工程中にメインコンデンサの充電完了にとも
なう充電完了表示ランプの点灯及びストロボ発光が行わ
れることがなく、装填中の未露光の写真フイルムのカブ
リの発生を防止できる。
【図1】本発明を実施したストロボ付きフイルムユニッ
トに導通ピンを挿入する状態を示す説明図である。
トに導通ピンを挿入する状態を示す説明図である。
【図2】ストロボ付きフイルムユニットの外観を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】ストロボ装置のストロボ回路を示す回路図であ
る。
る。
【図5】ストロボ装置のプリント基板を示す説明図であ
る。
る。
【図6】導通ピンが挿入された状態を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図7】ストロボ充電スイッチを1回オンとすると規定
充電電圧までメインコンデンサが充電されるストロボ装
置の例を示す回路図である。
充電電圧までメインコンデンサが充電されるストロボ装
置の例を示す回路図である。
【図8】挿入開口をユニット本体の上部に設けた例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 ユニット本体 2 外ケース 7 ストロボ充電スイッチ 17 電池 22 導通ピン 23 挿入開口 31 発振トランジスタ 31 発振トランス 41 メインコンデンサ 46 ストロボ放電管 47 ネオン管 50,51 充電禁止端子 60 制御用トランジスタ 61 ツェナダイオード 62 発振停止用トランジスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 撮影機構と、メインコンデンサを充電す
るための充電回路を備えたストロボ装置とを内蔵したユ
ニット本体に写真フイルムを収納したストロボ内蔵型レ
ンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記ユニット本体は、外部から充電禁止部材を挿入する
ことのできる開口を備え、この開口から充電禁止部材を
挿入することにより、前記充電回路の作動を阻止してメ
インコンデンサへの充電を禁止できるようにしたことを
特徴とするストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニッ
ト。 - 【請求項2】 前記充電回路は、メインコンデンサを高
電圧で充電するために、ストロボ充電スイッチのオン操
作により作動する発振トランジスタを含む発振回路を備
え、前記開口から導電性の導通ピンを挿入して前記発振
トランジスタの入力端子間を短絡することにより、前記
発振回路の作動を阻止してメインコンデンサへの充電を
禁止できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 前記ユニット本体は、組立後に外ケース
によって部分的に覆われるようにされており、この外ケ
ースによって前記開口が外部に露呈されないようにした
ことを特徴とする請求項1又は2記載のストロボ内蔵型
レンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項4】 前記ストロボ装置は、メインコンデンサ
が規定充電電圧に達したことに応答して前記発振回路の
作動を停止する発振停止手段を備え、前記ストロボ充電
スイッチを1回オンとすると、その直後にオフとして
も、前記規定充電電圧に達するまでメインコンデンサを
充電するように前記発振回路が継続して作動されること
を特徴とする請求項1ないし3項のいずれか1項に記載
のストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項5】撮影機構と、電池と、この電池を電力供給
源としてメインコンデンサを高電圧で充電する充電回路
を含むストロボ装置と、これらの各部品が組み付けられ
る本体基部と、この本体基部の前面に装着される前面カ
バーとを備え、本体基部内にパトローネとこのパトロー
ネから引き出された未露光の写真フイルムを収納したス
トロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットの製造方法に
おいて、 前記各部品と前カバーとを本体基部に組み付けた後に、
前記充電回路を作動させて前記メインコンデンサを充電
し、ストロボ発光させてストロボ発光検査を行ってか
ら、この本体基部をパトローネとこのパトローネから引
き出された未露光の写真フイルムを収納するフイルム装
填工程に送る際に、前記充電回路の作動を阻止してメイ
ンコンデンサへの充電を禁止しておき、フイルム装填工
程中にメインコンデンサの充電完了にともなう充電完了
表示ランプの点灯及びストロボ発光が行われないように
したことを特徴とするストロボ内蔵型レンズ付きフイル
ムユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20592395A JPH0954362A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20592395A JPH0954362A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954362A true JPH0954362A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16514984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20592395A Pending JPH0954362A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954362A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5761541A (en) * | 1997-02-07 | 1998-06-02 | Eastman Kodak Company | Single use camera with flash charging circuit |
US6442346B1 (en) | 2000-03-27 | 2002-08-27 | Eastman Kodak Company | Flash apparatus with one-time-use camera |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20592395A patent/JPH0954362A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5761541A (en) * | 1997-02-07 | 1998-06-02 | Eastman Kodak Company | Single use camera with flash charging circuit |
US6442346B1 (en) | 2000-03-27 | 2002-08-27 | Eastman Kodak Company | Flash apparatus with one-time-use camera |
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