JP2000347258A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2000347258A
JP2000347258A JP11158735A JP15873599A JP2000347258A JP 2000347258 A JP2000347258 A JP 2000347258A JP 11158735 A JP11158735 A JP 11158735A JP 15873599 A JP15873599 A JP 15873599A JP 2000347258 A JP2000347258 A JP 2000347258A
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current
switch
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incandescent tungsten
battery
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JP11158735A
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Hirokazu Yokoo
広和 横尾
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白熱タングステン球を光源として使用すると
ともに、シャッターの開閉に発光が同調することが可能
なストロボ装置を提供する。 【解決手段】 スイッチ17が閉じられメインコンデン
サ16に充電が開始するのと同時に、スイッチ27も閉
じられて予備加熱用回路が作動することになる。予備加
熱用回路はスイッチ27、整流用ダイオード28を介し
て、電池19から白熱タングステン球20に通電する。
予備加熱用回路から電流が供給された白熱タングステン
球20は、フィラメントが加熱されて温度上昇するとと
もに微発光し、シャッタ羽根の開閉に同調してストロボ
発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置に関
し、さらに詳しくは白熱タングステン球を光源として使
用するストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】夜間や室内など露光量が不足する条件下
の撮影では、ストロボを発光させることによって良好な
プリント写真を得ることができるため、例えばレンズの
FNo.の大きいカメラや、レンズ付きフイルムユニッ
ト等には、ストロボ装置が内蔵されているものが多い。
このようなストロボ装置に光源として使用されているの
は、一般に、キセノンガスを封入された放電管であり、
このキセノン放電管には、小型で高照度、太陽光に近い
色温度を持つ等の利点がある。
【0003】ところで、ストロボ装置の光源としてキセ
ノン放電管を用いる場合、このキセノン放電管を発光さ
せるには、一般に、キセノン放電管に高電圧を印加して
キセノンガスの励起を促すトリガ回路が必要となる。
【0004】しかし、上述のようなトリガ回路を構成す
るには、キセノン放電管に印加するための電荷を充電し
ておくトリガコンデンサや、そのトリガコンデンサに充
電された電荷を昇圧させ高電圧にするトリガトランスな
ど多くの部品が必要となる。そして、トリガ回路を構成
するためのコストとともに、キセノン放電管自身が高価
であることが、このようなストロボ装置のローコスト化
において不利な点となっている。
【0005】そこで、特許第2847531号公報に記
載されているストロボ装置では、キセノン放電管ではな
く、安価な白熱タングステン球を光源として使用すると
ともに、図5に示す簡単な回路構成により、ローコスト
化を可能にしている。この回路60では発振トランジス
タ61と発振トランス62とによって、電池63の電圧
を昇圧して、メインコンデンサ66に充電する周知の発
振回路が用いられている。スイッチ67は、電池62か
らのバイアス電流と、一次側電流と、二次側電流とを流
すか否かを制御し、発振トランジスタ60を発振させて
充電を行うか、あるいは発振トランジスタ60を停止さ
せて充電を停止するかを切り替えるようにしている。
【0006】シャッタ羽根の開閉に同期して、シンクロ
スイッチ70がオンになったときには、充電されたメイ
ンコンデンサ66から、白熱タングステン球68内のフ
ィラメントへと電流が供給されてストロボ発光する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、通電した白
熱タングステン球が充分な光量を発するためには、フィ
ラメントが一定温度以上に加熱されていることが必要で
ある。しかしながら、図5に示す回路構成では、シンク
ロスイッチがオンとなった後、フィラメントが一定温度
以上に加熱するまでに時間がかかるため、シャッタ羽根
の開閉にストロボ装置の発光が同調しなくなり、満足な
露光量が得られない可能性がある。また、フィラメント
へ急激に大電流を流すと、白熱タングステン球の寿命を
縮めるという問題もある。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、白熱タングステン球を光源として使用
することでローコスト化を図るとともに、シャッタ羽根
の開閉に同調して発光することを可能にしたストロボ装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、充電スイッチがオンとなっている間に電
源としての電池から給電を受けて作動し、電池の低電圧
を高電圧に変換してメインコンデンサを充電する発振ト
ランジスタ及び発振トランスを有する昇圧回路と、光源
としての白熱タングステン球と、シャッタ羽根の開閉に
同期して前記メインコンデンサに充電された電荷を白熱
タングステン球に供給して発光させるシンクロスイッチ
とを備えたストロボ装置において、前記充電スイッチが
オンとなるのに同期して、前記白熱タングステン球に電
流を供給し、前記白熱タングステン球のフィラメントを
予備加熱する予備加熱用回路を備えたことを特徴とする
ものである。なお、前記白熱タングステン球は、前記予
備加熱用回路からの給電で発光するものである。これに
よって、前記昇圧回路が充電中であることを撮影者に知
らせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ装置を内蔵した
レンズ付きフイルムユニットを図2に示す。レンズ付き
フイルムユニット2は、簡単な撮影機構を備えたユニッ
ト本体3に写真フィルムを内蔵しており、このユニット
本体3には外装紙4が巻かれている。ユニット本体3の
前面には、撮影レンズ5、対物側ファインダ窓6,スト
ロボ発光部7、操作レバー8が設けられている。また、
ユニット本体3の上面には、シャッタボタン9、残り撮
影可能コマ枚数を表示するカウンタ窓10が設けられて
いる。さらに、ユニット本体3の背面側には、1コマの
撮影ごとに回転操作する巻き上げノブ12が露呈されて
いる。
【0011】外装紙4は,撮影レンズ5、ファインダ
6、カウンタ窓10等を露呈する開口が設けられ、また
ストロボ発光部7、シャッタボタン9、操作レバー8、
巻上げノブ12等を避けて巻かれているので、外装紙4
をユニット本体3に巻き付けたままで撮影を行うことが
できるようになっている。
【0012】操作レバー8は、スイッチ17及び27
(図1参照)を同時にオン/オフするためのものであ
る。この操作レバー8は、レンズ付きフイルムユニット
2の上方向にスライドされたオン位置と下方にスライド
されたオフ位置との間でスライド自在にされている。操
作レバー8をオン位置にセットすると、スイッチ17及
び27がオンとされて充電が行われる。また、操作レバ
ー8をオフ位置にセットすると、スイッチ17及び27
がオフとされて充電が停止される。操作レバー8は、セ
ットされた位置から振動等でずれないようにされてい
る。
【0013】またストロボ発光部7には、光源としての
白熱タングステン球20が、周知の拡散板及びリフレク
タに囲まれてセットされている。
【0014】上記ストロボ装置の回路を図1に示す。こ
の回路25は周知のブロッキング発振回路と、ストロボ
発光前から白熱タングステン球20を予め加熱しておく
ための予備加熱用回路とを組み合わせたものである。
【0015】発振トランジスタ29と発振トランス30
とは、メインコンデンサ16を高電圧で充電するために
電池19の低電圧を高電圧に変換するブロッキング発振
回路を構成している。発振トランス30は、それぞれが
誘導結合された一次コイル31、二次コイル32、三次
コイル33とから構成されている。発振トランス30で
は、一次コイル31の各端子が第1端子30a,第2端
子30bに、二次コイル32の一方の端子が第5端子3
0eに、他方の端子が三次コイル33の一方の端子と共
有端子である第4端子30dに、三次コイル33の他方
の端子が第3端子30cになっている。
【0016】この発振トランス30は、第1端子30a
がNPN型の発振トランジスタ29のコレクタ端子に接
続され、第2端子30bが電池19のプラス電極に接続
されている。第3端子30cは、抵抗34を介して電池
19のプラス電極に接続され、第4端子30dは、スイ
ッチ17を介して発振トランジスタ29のベース端子に
接続されている。第5端子30eは、整流用ダイオード
36のカソードに接続されている。整流用ダイオード3
6のアノードにはメインコンデンサの一端16(マイナ
ス側)が接続されるとともに、シャッタ羽根の開閉に同
期しているシンクロスイッチ18の他端に接続されてい
る。発振トランジスタ29のエミッタ端子は、電池19
のマイナス電極に接続されてグランドされ、このエミッ
タ端子にメインコンデンサ16のプラス側が接続されて
いる。
【0017】これにより、電池19のプラス電極から抵
抗34,三次コイル33、スイッチ17、発振トランジ
スタ29のベース・エミッタ間を経て電池19のマイナ
ス電極まで順番に接続された回路が発振トランジスタ2
9を作動させるためのバイアス電流を流すバイアス回路
となっており、また、電池19のプラス電極から一次コ
イル31、発振トランジスタ29のコレクタ・エミッタ
間を経て電池19のマイナス電極まで順番に接続された
回路が、発振トランジスタ29が作動することにより一
次側電流(=コレクタ電流)を流す一次側回路となって
いる。さらに、二次コイル32の第4端子30dからス
イッチ17、発振トランジスタ29のベース・エミッタ
間、メインコンデンサ16、整流用ダイオード36、二
次コイル32の第5端子30eまで順番に接続された回
路がメインコンデンサ16を充電し、また発振トランジ
スタ29を発振させるため二次側電流を流す二次側回路
となっている。
【0018】また、メインコンデンサ16、シンクロス
イッチ18、及び白熱タングステン球20とが順番に接
続されている回路が、シャッタ羽根の開閉に同期するシ
ンクロスイッチ18がオンしたときに、メインコンデン
サ16から流れ込んだ電流で白熱タングステン球20を
発光させる発光用回路である。
【0019】一方、電池19のプラス電極からスイッチ
27、整流用ダイオード28、白熱タングステン球38
を経て、電池19のマイナス電極まで順番に接続された
回路が、スイッチ27がオンしている間に白熱タングス
テン球20に電流を流しておくことで、白熱タングステ
ン球20内のフィラメントを加熱するための予備加熱用
回路である。
【0020】次に上記構成の作用について説明する。撮
影者は、レンズ付きフイルムユニット2の巻上げノブ1
1を回動操作して、写真フィルムの巻き上げをするとと
もに、シャッタチャージを行い撮影の準備をする。そし
て、ストロボを発光させて撮影する必要がある場合に
は、操作レバー8を上方にスライドさせてオン位置にセ
ットする。操作レバー8をオン位置にセットすることに
より、ストロボ回路のスイッチ17及びスイッチ27が
オンになる。
【0021】スイッチ17がオン状態とされるとバイア
ス回路が閉じられるため、抵抗34、三次コイル33、
スイッチ17を介して、電池19からのバイアス電流が
ベース電流として発振トランジスタ29に流れる。これ
により、発振トランジスタ29は、ベース電流に応じた
コレクタ電流を流すようになる。このコレクタ電流は、
電池19を電源として、第2端子30bから第1端子3
0aの方向の一次側電流として一次コイル31に流れ
る。
【0022】また、一次側電流が流れ始める(増加す
る)ことによって、二次コイル32に高電圧の起電力が
発生する。二次側回路は、スイッチ17がオン状態とさ
れることによって閉じられているから、二次コイル32
で発生した起電力によって第5端子30eから第4端子
30d方向に二次側電流が流れ、この二次側電流がスイ
ッチ17を介して発振トランジスタのベース電流として
流れ込むので、ベース電流が増大して一次コイル31か
らのコレクタ電流(一次側電流)がさらに増加する。
【0023】このようにして発振トランジスタ29は、
発振トランス30の正帰還作用によって、ベース電流が
増大され、コレクタ電流すなわち一次側電流を増大する
が、発振トランジスタ29が飽和状態に近づくと、コレ
クタ電流の変化が小さくなる。これにより、一次側電流
の変化が小さくなり、発振トランス30の各コイル31
〜33には、逆起電力が発生する。この逆起電力のため
に、発振トランジスタ29は、二次コイル32からのベ
ース電流が急激に減少するので、コレクタ電流を急激に
減少させる。
【0024】しかし、発振トランジスタ29は、電池1
9からバイアス電流が与えられているため、完全にオフ
となることはなく、発振トランス30の逆起電力の発生
後、再びコレクタ電流を増加させて、一次側電流を増加
させる。このようにして、スイッチ17がオン状態にな
っている間に発振トランジスタ29が発振し、ブロッキ
ング発振回路の発振動作が継続して行われる。
【0025】発振動作中に二次コイル32で発生した起
電力による、第5端子30eから第4端子30d方向の
二次側電流は二次側回路を流れて、すなわち第4端子3
0dからスイッチ17,発振トランジスタ29のベース
・エミッタ間を経てメインコンデンサ16を充電する。
【0026】このようにして充電が継続すると、メイン
コンデンサ16は、電池19のマイナス電極の電位を基
準とするとプラス側の電位が0Vのままで、マイナス側
の電位が降下するようにしてメインコンデンサ16の端
子間電圧(充電電圧)が高くなる。
【0027】一方、スイッチ17が閉じられメインコン
デンサ16に充電が開始するのと同時に、スイッチ27
も閉じられて予備加熱用回路が作動することになる。予
備加熱用回路はスイッチ27、整流用ダイオード28を
介して、電池19から白熱タングステン球20に通電す
る。
【0028】電池19からの電流は、主としてブロッキ
ング発振回路における一次側電流として供給され、予備
加熱用回路から白熱タングステン球20に供給される電
流は微小な値とするように各部素子の設定がなされてお
り、予備加熱用回路が作動しているときはストロボ発光
時の温度に達する迄にはならない。しかし、徐々に温度
は上昇していき、白熱タングステン球20は微発光す
る。
【0029】撮影者は、ストロボ発光部7を通して白熱
タングステン球20の微発光を確認し、ストロボ装置の
充電が開始したことを知る。そして、フレーミングの
後、シャッタボタン9が押下されて撮影が行われる。
【0030】シャッタボタン9の押下操作に応答してし
てシャッタ羽根が開閉し、これに同期してシンクロスイ
ッチ18がオンになり、メインコンデンサ16と白熱タ
ングステン球20が接続される。予備加熱用回路によっ
て加熱されている白熱タングステン球20のフィラメン
トに、高電圧となっているメインコンデンサ16からの
電流が流れ込み発光する。このときの白熱タングステン
球20に流れる電流値と発光量の関係を図3に示す線図
を用いて説明する。線図40はストロボ発光をしている
間における、時間と、白熱タングステン球20に流れる
電流値との関係を示すものである。図中の時間t0はシ
ンクロスイッチ18が閉じられたときで、それから徐々
に電流値が増加していき、時間t1でラッシュ電流値4
1に達する。このラッシュ電流値41を超えた後、電流
値が減少し、安定電流42となる。
【0031】白熱タングステン球20の発光はラッシュ
電流値41に達したとき最大発光となるが、予め加熱し
ていたことからラッシュ電流値41に達するまでのt0
〜t1の時間が非常に短い。これによって、シャッタ羽
根の開閉時間にストロボ装置の発光が同調する。さらに
予備加熱により、ラッシュ電流値41が下がり安定電流
に到達する時間も短縮されることになるため、全体的に
電流値の変化が少なくなる。これによって、白熱タング
ステン球20に係る負荷が小さくなり、フィラメントの
寿命が伸びることになる。
【0032】また、本発明は図4に示す形態で実施する
こともできる。ストロボ回路50は上述のストロボ回路
25に対して、ブロッキング発振回路を開閉するスイッ
チ17、及び予備加熱用回路を開閉するスイッチ27の
代わりに、両方の回路を開閉するスイッチ51を設けた
ものである。その他、上記実施形態と同じ作用を示すも
のについては、同符号を用いて説明を省略する。
【0033】操作レバー8(図2参照)を上方にスライ
ドさせてオン位置にセットし、スイッチ51がオンにな
ると、電池19のプラス電極から、スイッチ51、抵抗
34a、三次コイル33、発振トランジスタ29のベー
ス・エミッタ間を経て電池19のマイナス電極まで順番
に接続されたバイアス回路が作動して、発振トランジス
タ29のベース端子にバイアス電流が流れる。これによ
り、発振トランジスタ29はベース電流に応じたコレク
タ電流を流すようになる。このコレクタ電流は、電池1
9を電源として、第2端子30bから第1端子30aの
方向の一次側電流として一次コイル31に流れる。
【0034】また、一次側電流が流れ始める(増加す
る)ことによって、二次コイル32に高電圧の起電力が
発生する。二次コイル32の第4端子30dから、発振
トランジスタ29のベース・エミッタ間、メインコンデ
ンサ16、整流ダイオード36、二次コイルの第5端子
30eまで順番に接続された二次側回路は、二次コイル
32で発生した起電力によって第5端子30eから第4
端子30d方向に二次側電流が流れ、この二次側電流が
発振トランジスタのベース電流として流れ込むので、ベ
ース電流が増大して一次コイル31からのコレクタ電流
(一次側電流)がさらに増加する。
【0035】以後、スイッチ51がオン状態になってい
る間に発振トランジスタ29が発振し、ブロッキング発
振回路の発振動作が継続して行われる。発振動作中に二
次コイル32で発生した起電力による、第5端子30e
から第4端子30d方向の二次側電流は二次側回路を流
れて、メインコンデンサ16を充電する。充電が継続す
ると、メインコンデンサ16は、電池19のマイナス電
極の電位を基準とするとプラス側の電位が0Vのまま
で、マイナス側の電位が降下するようにしてメインコン
デンサ16の端子間電圧(充電電圧)が高くなる。
【0036】一方、スイッチ51が閉じられメインコン
デンサ16に充電が開始するのと同時に、予備加熱用回
路が作動することになる。予備加熱用回路はスイッチ5
1、整流用ダイオード28を介して、電池19から白熱
タングステン球20に通電する。
【0037】上記実施形態と同様に、予備加熱用回路か
ら電流が供給された白熱タングステン球20は、フィラ
メントが加熱されて微発光し、シャッタ羽根の開閉に同
調してストロボ発光する。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
装置によれば、光源である白熱タングステン球の発光
が、シャッター羽根の開閉に同調して行われるため、電
源である電池から供給される電流が有効に使用される。
【0039】また、ストロボ充電スイッチがオンするの
に連動して、フィラメントを予備加熱させるための回路
を作動させることで、電源電池からフィラメントへ電流
が供給され、白熱タングステン球が微発光し、この発光
を見た撮影者がストロボ回路の充電を認識することがで
きる。これによって、従来、ストロボ充電を表示するた
めにストロボ回路に組み込まれていた発光ダイオード
や、この発光ダイオードの発光を外部に導くための表示
部材等が不要となり、ストロボ装置のコストダウンを図
るうえで有利になる。
【0040】白熱タングステン球に高電圧をかけるとラ
ッシュ電流という大きな過渡電流が流れるが、このラッ
シュ電流は白熱タングステン球の寿命を大幅に縮めるも
のであり、本発明のストロボ装置では、予め余熱させて
おくことでこのラッシュ電流値が大幅に低減し、フィラ
メントの寿命を延ばすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したストロボ装置の回路図であ
る。
【図2】本発明のストロボ装置を内蔵したレンズ付きフ
イルムユニットの外観斜視図である。
【図3】白熱タングステン球に供給される電流値と時間
との関係を示す線図である。
【図4】本発明を実施した他のストロボ装置の回路図で
ある。
【図5】従来のストロボ装置の回路図である。
【符号の説明】
2 フィルムユニット 3 ユニット本体 7 ストロボ発光部 8 操作レバー 16、66 メインコンデンサ 18、70 シンクロスイッチ 20、68 白熱フィラメント球 29、61 発振トランジスタ 30、62 発振トランス 31 一次コイル 32 二次コイル 33 三次コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電スイッチがオンとなっている間に電
    源としての電池から給電を受けて作動し、電池の低電圧
    を高電圧に変換してメインコンデンサを充電する発振ト
    ランジスタ及び発振トランスを有する昇圧回路と、光源
    としての白熱タングステン球と、シャッタ羽根の開閉に
    同期して前記メインコンデンサに充電された電荷を前記
    白熱タングステン球に供給して発光させるシンクロスイ
    ッチとを備えたストロボ装置において、 前記充電スイッチがオンとなるのに同期して、前記白熱
    タングステン球に電流を供給し、前記白熱タングステン
    球のフィラメントを予備加熱する予備加熱用回路を備え
    たことを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記白熱タングステン球は、前記予備加
    熱用回路からの給電を受けて発光することを特徴とする
    ストロボ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3219175A4 (en) * 2014-11-14 2018-06-13 Profoto AB A flash generator for a flash tube

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