JPH1133781A - 鉄骨柱の製造方法とその装置 - Google Patents

鉄骨柱の製造方法とその装置

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JPH1133781A
JPH1133781A JP19396597A JP19396597A JPH1133781A JP H1133781 A JPH1133781 A JP H1133781A JP 19396597 A JP19396597 A JP 19396597A JP 19396597 A JP19396597 A JP 19396597A JP H1133781 A JPH1133781 A JP H1133781A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立治具等を利用した人手による煩雑な組立
作業を行なう必要がなく高能率かつ高精度に梁貫通タイ
プの鉄骨柱を製造することのできる鉄骨柱の製造方法
と、同方法に使用する鉄骨柱の製造装置を提供するこ
と。 【解決手段】 溶接処理すべき仕口パネル部材Jとコラ
ム部材Cとを、最初からワーク位置及びワーク姿勢制御
可能な仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2により
保持して、所定の接合位置及び角度で突き合わせ、更に
この突合わせ状態を保ったまま当該仕口パネル部材Jと
コラム部材Cとを同期的に姿勢変化させて溶接処理する
ことによって両者を連結するようにした。 【効果】 精度、能率の点で限界のある従来の組立治具
等を利用した人手による組立作業を行なう必要がなく高
能率かつ高精度に梁貫通タイプの鉄骨柱を製造すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨柱の製造方法
とその装置、より詳しくは、組立治具等(心出し機器、
定盤、位置決め機器等を含む)を利用した人手による煩
雑な組立作業を行なう必要がなく、高能率かつ高精度
に、梁貫通タイプの鉄骨柱を製造することのできる鉄骨
柱の製造方法と、同方法に使用する鉄骨柱の製造装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コアピースに仕口ピースを周設し
た複数の仕口パネル部材と、鋼管材から成るコラム部材
とを、運搬可能な長さを限度として交互に連結した梁貫
通タイプの鉄骨柱を製造する方法としては、まず、組立
治具等や組立ピットを利用して仕口パネル部材とコラム
部材とを仮付け溶接(タック溶接)して鉄骨柱の全体を
組み立てておき、次いで、この鉄骨柱の全体組立体を回
転ポジショナ(ターニングロール)に移して其処で本溶
接を行なうという製造方法が採られていた。このように
鉄骨柱を製造する場合、信頼のおける良質な溶接を得る
ための下向き溶接姿勢を実現するために、組立治具等に
おいては仮付け溶接をするにとどめ、その後に回転ポジ
ショナを利用して本溶接を行なっていたのである。
【0003】しかしながら、従来の鉄骨柱の製造方法に
あっては、この組立治具等を用いた組立作業は人手で行
われていたことから、高度な技能が要求される割には精
度が悪くて能率が上がらないという難点があった。ま
た、仮付け溶接して得た鉄骨柱の組立体を組立治具等か
ら回転ポジショナの設置位置まで天井クレーン等を用い
て搬送する必要があることから、溶接作業それ自体の労
力に加え、危険なクレーン搬送作業や回転ポジショナへ
のセット作業に相当の労力が必要であった。更には、こ
のクレーン搬送に耐えるための相当強固な溶接が組立時
の仮付け溶接作業に要求され、しかも、本溶接処理時に
は、良質な溶接性能を得るためにこれらの仮付け溶接部
を全てはつり取るという無駄な作業を行うことを余儀な
くされていたのである。
【0004】勿論、鉄構業界においては、鉄骨柱の製造
能率の向上を図るため、自動アーク溶接ロボットの導入
が積極的に進められている。しかしながら、この溶接ロ
ボットは、回転ポジショナを用いた本溶接作業それ自体
を自動化するものに過ぎず、組立治具を用いた人手によ
る組立作業や組立体のクレーン搬送作業等を行わねばな
らないことには変わりなく、鉄骨柱の製造工程全体とし
てみた場合、大幅な製造能率の向上は望めなかった。
【0005】即ち、この自動溶接ロボットを利用して
も、組立治具から溶接ポジショナへのクレーン搬送が必
要で、仮付け溶接部に鉄骨柱の自重を支える相当の強度
が要求される点は何ら変わらず、かえって、溶接ロボッ
トの場合、溶接線の開先形状の自動検出の都合から仮付
溶接を全周に亙って均一に施さねばならないという不都
合があり、溶接ロボットを導入するにしても、従来の鉄
骨柱の製造方法を採用している限り、鉄骨柱の製造リー
ドタイムの短縮や製造能率向上には限界があると言わざ
るを得なかったのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の鉄骨
柱の製造方法に上記の如き難点があったことに鑑みて為
されたもので、組立治具等を利用した人手による煩雑な
組立作業を行なう必要がなく、高能率かつ高精度に梁貫
通タイプの鉄骨柱を製造することのできる鉄骨柱の製造
方法と、同方法に使用する構成の極めて簡素な鉄骨柱の
製造装置を提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、まずは組立
治具等で組立作業を行って、次に回転ポジショナを利用
して本溶接を行う、という従来の鉄骨柱製造の考え方に
囚われていたのでは、たとえ溶接ロボットを導入したと
しても製造能率の大幅な向上は期待できないとの着想を
得、従来のように溶接工程のみに着眼するのではなく鉄
骨柱の製造工程全体を見直した。そして、以下の技術的
手段を採用することによって上記課題を解決したのであ
る。
【0008】即ち、本発明は、上記の技術的課題を解決
するために、コアピースに仕口ピースを周設した少なく
とも一つの仕口パネル部材Jと、鋼管材から成る少なく
とも一つのコラム部材Cとが連結されて成る梁貫通タイ
プの鉄骨柱を製造するにあたり、前記仕口パネル部材J
を仕口ポジショナ1により位置及び姿勢制御可能に保持
させると共に、前記コラム部材Cをコラムポジショナ2
により位置及び姿勢制御可能に保持させ、次いで、これ
ら仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2の少なくと
も何れか一方を動作させることにより当該仕口パネル部
材Jとコラム部材Cとを所定の接合位置及び角度で突き
合わせ、然る後、この突き合わせ状態を保ったまま当該
仕口パネル部材Jとコラム部材Cとを同期的に姿勢変化
させて溶接することによって、当該仕口パネル部材Jと
コラム部材Cを連結して鉄骨柱を製造するという技術的
手段を採用した。
【0009】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、予め心合せ状態に配
列された仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2に仕
口パネル部材J及びコラム部材Cを各々、回転自在に心
出し保持させ、そして、これら仕口ポジショナ1及びコ
ラムポジショナ2の少なくとも何れか一方を、当該回転
軸心と平行に敷設した軌道3・3上を走行させることに
よって、当該仕口パネル部材Jとコラム部材Cとを所定
の接合位置及び角度で突き合わせるという技術的手段を
採用した。
【0010】更にまた、本発明は上記課題を解決するた
めに、コアピースに仕口ピースを周設した仕口パネル部
材Jを位置及び姿勢制御可能に保持する仕口ポジショナ
1と;鋼管材から成るコラム部材Cを位置及び姿勢制御
可能に保持するコラムポジショナ2と;を包含し、これ
ら仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2の少なくと
も何れか一方を動作させることにより、仕口パネル部材
Jとコラム部材Cとを所定の接合位置及び角度で突き合
わせ、この突き合わせ状態のまま、当該仕口パネルJと
コラム部材Cとを同期的に姿勢変化させて溶接すること
によって、当該仕口パネル部材Jとコラム部材Cを連結
して鉄骨柱を製造するという技術的手段を採用した。
【0011】更にまた、本発明は上記課題を解決するた
め、必要に応じて上記手段に加え、仕口パネル部材Jを
回転自在に心出し保持可能な仕口ポジショナ1と、コラ
ム部材Cを回転自在に心出し保持可能なコラムポジショ
ナ2とが予め心合せ状態に配列されており、これら仕口
ポジショナ1及びコラムポジショナ2の少なくとも何れ
か一方が当該回転軸心と平行に敷設された軌道3・3上
を走行可能なるごとく構成されているという技術的手段
を採用したのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づき詳しく説明する。なお、図1〜図3は本
実施形態装置による鉄骨柱の製造工程を説明する全体斜
視図である。
【0013】図中、符号1で指示するものは、コアピー
スの周囲に計4つの仕口ピースが周設されて成る仕口パ
ネル部材Jを、位置及び姿勢制御可能に保持する仕口ポ
ジショナである。即ち、本実施形態の仕口ポジショナ1
は、仕口パネル部材Jのコアピース部分を掛止する複数
のクランプ10a・10a…と仕口ピース部分を掛止する複
数のクランプ10b・10b…とによって当該仕口パネル部
材Jを心出し状態で保持し、さらに図示しないモータに
よって、この保持した仕口パネル部材Jを回転させる円
形状のステージ10と、このステージ10を図示しないモー
タにより水平状態から垂直状態(図2参照)に起立させ
る起倒揺動アーム11・11と、この起倒揺動アーム11・11
を軸支して後述する軌道3・3上を自走する台車12とか
ら構成されている。
【0014】一方、図中、符号2で指示するものは、予
め開先加工が施されてある角形鋼管材から成るコラム部
材Cを、位置及び姿勢制御可能に保持するコラムポジシ
ョナである。即ち、本実施形態のコラムポジショナ2
は、コラム部材Cの全外周部分を掛止する複数のクラン
プ20a・20a…によって当該コラム部材Cを心出し状態
で抱持する前後一対のロール20・20と、図示しないモー
タによってこれら一対のロール20・20を同期的に回転さ
せる前後一対のロール受け21・21と、これらロール受け
21・21を載置して後述する軌道3・3上を自走する台車
22とから構成されている。
【0015】そして更に、このコラムポジショナ2は、
図2に示すように、ステージ10を垂直に起立させて仕口
パネル部材Jを回転させる仕口ポジショナ1に対して、
回転軸心A−Aで心合せ状態に配設されており、かつ、
当該回転軸心A−Aと平行に敷設された軌道3・3上を
仕口ポジショナ1に対し相対的に接近移動可能に構成さ
れているのである。
【0016】以下、図1〜図3を参照しながら、本実施
形態の製造装置が行う鉄骨柱の製造工程を詳しく説明す
る。
【0017】まず、互いに心合せ状態に配列されてこの
回転軸心A−A(図2参照)と平行に敷設された軌道3
・3上を走行可能な、仕口ポジショナ1及びコラムポジ
ショナ2に各々、仕口パネル部材J及びコラム部材Cを
保持させる(図1参照)。
【0018】即ち、仕口ポジショナ1の水平状態のステ
ージ10上に仕口パネル部材Jを載置して、この載置した
仕口パネル部材Jをクランプ10a、10b…で掛止するこ
とによって当該仕口パネル部材Jをステージ10上で心出
し状態に保持させる一方、コラムポジショナ2の前後一
対のロール20・20にコラム部材Cを横架状態に載置し
て、この載置したコラム部材Cをクランプ20a・20a…
で掛止することによって当該コラム部材Cをロール20・
20で心出し状態に抱持させるのである。
【0019】次に、図2に示すように、仕口ポジショナ
1のステージ10を垂直状態に起立させることにより、仕
口ポジショナ1の軸心を回転軸心Aに一致させる。そし
て、仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2を相対的
に軌道3・3上を接近走行させることにより、これら仕
口パネル部材Jとコラム部材Cとを正確に所定の接合位
置及び接合角度で突き合わせる(図3参照)。
【0020】然る後、仕口ポジショナ1のステージ10及
びコラムポジショナ2のロール20・20を同期的に回転さ
せることによって当該突き合わせ状態を保ったまま仕口
パネル部材Jとコラム部材Cとを回転させ、この突き合
わせ部位を図示しない自動アーク溶接ロボットで溶接処
理することによって、当該仕口パネル部材Jとコラム部
材Cとを連結して梁貫通タイプの鉄骨柱を製造してゆく
のである。勿論、この突き合わせ部位の溶接処理を手作
業で行なうようにしても良い。
【0021】このように、本実施形態の製造装置にあっ
ては、溶接処理すべき仕口パネル部材Jとコラム部材C
とを、最初からワーク位置及びワーク姿勢制御可能な仕
口ポジショナ1及びコラムポジショナ2により保持し
て、両者を所定の接合位置及び接合角度で突き合わせ、
更にこの突き合わせ状態を保ったまま当該仕口パネル部
材Jとコラム部材Cとを同期的に姿勢回転させながら溶
接して鉄骨柱を製造しているので、従来のように、精度
・能率の点で限界のある組立治具等を利用した人手によ
る組立作業や、組立治具等から回転ポジショナ(ターニ
ングロール)までの危険で手間のかかるクレーン搬送作
業を行う必要がなく、高能率かつ高精度に梁貫通タイプ
の鉄骨柱を製造することができるのである。
【0022】また、本実施形態では、上述したように、
溶接処理すべき仕口パネル部材Jとコラム部材Cとを、
最初からワーク位置及びワーク姿勢制御可能な仕口ポジ
ショナ1及びコラムポジショナ2により保持して、両者
を正確に所定の接合位置及び接合角度で突き合わせるこ
とが可能で、しかもこの突き合わせ状態を保ったまま当
該仕口パネル部材Jとコラム部材Cを同期的に回転させ
ることが可能なので、この突き合わせ部分に対していき
なり下向き姿勢での本溶接作業を行なうことも可能とな
り、仮付け溶接が必須であった従来の製造方法に比して
大幅に鉄骨柱の製造能率を向上させることができる。
【0023】勿論、本実施形態において、下向き姿勢で
の本溶接作業を行なう前に、仮付け溶接を施すことも可
能である。この場合、本発明にあっては、従来のように
仮付け溶接して得た鉄骨柱組立体を天井クレーン等で吊
下搬送する必要がないので、当該仮付け溶接部分に鉄骨
柱の自重に耐えるような強度が要求されるようなことも
なく、格段に少ない仮付け溶接で済ませることができ、
仮付け溶接作業自体も大幅に省力化できるのである。
【0024】更にまた、本実施形態では、仕口パネル部
材J及びコラム部材Cを各々心出し保持する仕口ポジシ
ョナ1及びコラムポジショナ2を予め心合せ状態に配列
し、しかも、この回転軸心Aと平行な軌道3・3上を接
近走行可能に構成しているので、極めて構成簡素な装置
でスピーディ、且つ、安全に仕口パネル部材Jとコラム
部材Cとを正確に突き合わせることが可能となり、鉄骨
柱を高精度、高能率に製造することができるのである。
【0025】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明に係る鉄骨柱の製造方法にあっては、溶接処
理すべき仕口パネル部材とコラム部材とを、最初からワ
ーク位置及びワーク姿勢制御可能な仕口ポジショナ及び
コラムポジショナにより保持し、両者を所定の接合位置
及び接合角度で突き合わせ、更にこの突き合わせ状態を
保ったまま当該仕口パネル部材とコラム部材とを同期的
に姿勢回転させながら溶接処理して鉄骨柱を製造してい
るので、従来のように精度・能率の点で限界のある組立
治具等を用いた人手による組立作業や、組立治具等から
回転ポジショナ(ターニングロール)までの危険で手間
のかかるクレーン搬送作業を行う必要がなく高能率かつ
高精度に梁貫通タイプの鉄骨柱を製造することができる
のである。
【0026】また、必要に応じて、これら仕口ポジショ
ナ及びコラムポジショナを予め心合せ状態に配列し、こ
れら仕口ポジショナ及びコラムポジショナを当該回転軸
心と平行に敷設した軌道上を接近走行可能に構成すれ
ば、極めて構成簡素な装置で、スピーディ、且つ、安全
に仕口パネル部材とコラム部材とを正確に突き合わせる
ことが可能となり、更に高精度、高能率に鉄骨柱を製造
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の鉄骨柱の製造工程を説明する全体
斜視図である。
【図2】本実施形態の鉄骨柱の製造工程を説明する全体
斜視図である。
【図3】本実施形態の鉄骨柱の製造工程を説明する全体
斜視図である。
【符号の説明】
1 仕口ポジショナ 2 コラムポジショナ 3 軌道 J 仕口パネル部材 C コラム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 37/047 501 B23K 37/047 501C // E04C 3/32 E04C 3/32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアピースに仕口ピースを周設した少な
    くとも一つの仕口パネル部材Jと、鋼管材から成る少な
    くとも一つのコラム部材Cとが連結されて成る梁貫通タ
    イプの鉄骨柱を製造するにあたり、 前記仕口パネル部材Jを仕口ポジショナ1により位置及
    び姿勢制御可能に保持させると共に、前記コラム部材C
    をコラムポジショナ2により位置及び姿勢制御可能に保
    持させ、 次いで、これら仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ
    2の少なくとも何れか一方を動作させることにより当該
    仕口パネル部材Jとコラム部材Cとを所定の接合位置及
    び角度で突き合わせ、 然る後、この突き合わせ状態を保ったまま当該仕口パネ
    ル部材Jとコラム部材Cとを同期的に姿勢変化させて溶
    接することによって、当該仕口パネル部材Jとコラム部
    材Cを連結して鉄骨柱を製造することを特徴とした鉄骨
    柱の製造方法。
  2. 【請求項2】 予め心合せ状態に配列された仕口ポジシ
    ョナ1及びコラムポジショナ2に仕口パネル部材J及び
    コラム部材Cを各々、回転自在に心出し保持させ、そし
    て、これら仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2の
    少なくとも何れか一方を、当該回転軸心と平行に敷設し
    た軌道3・3上を走行させることによって、当該仕口パ
    ネル部材Jとコラム部材Cとを所定の接合位置及び角度
    で突き合わせることを特徴とした請求項1記載の鉄骨柱
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 コアピースに仕口ピースを周設した仕口
    パネル部材Jを位置及び姿勢制御可能に保持する仕口ポ
    ジショナ1と;鋼管材から成るコラム部材Cを位置及び
    姿勢制御可能に保持するコラムポジショナ2と;を包含
    し、 これら仕口ポジショナ1及びコラムポジショナ2の少な
    くとも何れか一方を動作させることにより、仕口パネル
    部材Jとコラム部材Cとを所定の接合位置及び角度で突
    き合わせ、この突き合わせ状態のまま、当該仕口パネル
    Jとコラム部材Cとを同期的に姿勢変化させて溶接する
    ことによって、当該仕口パネル部材Jとコラム部材Cを
    連結して鉄骨柱を製造することを特徴とした鉄骨柱の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 仕口パネル部材Jを回転自在に心出し保
    持可能な仕口ポジショナ1と、コラム部材Cを回転自在
    に心出し保持可能なコラムポジショナ2とが予め心合せ
    状態に配列されており、これら仕口ポジショナ1及びコ
    ラムポジショナ2の少なくとも何れか一方が当該回転軸
    心と平行に敷設された軌道3・3上を走行可能なるごと
    く構成されていることを特徴とした請求項3記載の鉄骨
    柱の製造装置。
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