JPH04261733A - パネルの製造方法 - Google Patents

パネルの製造方法

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JPH04261733A
JPH04261733A JP7733591A JP7733591A JPH04261733A JP H04261733 A JPH04261733 A JP H04261733A JP 7733591 A JP7733591 A JP 7733591A JP 7733591 A JP7733591 A JP 7733591A JP H04261733 A JPH04261733 A JP H04261733A
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panel
welding
column
pillars
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Yoshiyuki Fukuzawa
福澤 義之
Hiroyuki Ohashi
宏之 大橋
Tatsuo Kawamata
川俣 健生
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅ユニットを構成す
るパネルの製造方法に関する。例えば、2本の柱と、こ
れら2本の柱の上端部間および下端部間を連結する2本
の短辺梁とから構成される妻パネルの製造方法に利用で
きる。
【0002】
【背景技術】ユニット住宅を構成する住宅ユニットは、
天井パネルおよび床パネルを上下に水平状態で配置し、
これらの天井パネルおよび床パネル間に一対の妻パネル
を配置し、これらを連結することによりボックス状に構
成される。通常、妻パネルは、四角筒状の2本の柱と、
これら2本の柱の上端部間および下端部間を連結する断
面コ字形の2本の短辺梁とから構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】妻パネルを製造するに
当たっては、2本の柱を所定間隔隔てて互いに平行に配
置し、この2本の柱の上端部間および下端部間に、断面
コ字形の短辺梁をそれぞれ配置し、各梁を柱に対して所
定位置関係、具体的には柱の1外側面と梁のウェブ面と
を一致させた状態において、各梁のコ字形端部全周を柱
に溶接して矩形枠状の妻パネルを製造する必要がある。
【0004】ところが、柱の1外側面と梁のウェブ面と
を一致させた状態で各梁のコ字形端部全周を柱に溶接す
る場合、例えば、平面台上に2本の柱を所定間隔隔てて
互いに平行に配置し、この2本の柱の上端部間および下
端部間に、断面コ字形の梁をそのコ字形溝を上向きにし
た姿勢で配置すれば、平面台上を基準に柱の1外側面と
梁のウェブ面とを一致させることができる。しかし、こ
の場合、平面台上に柱の1外側面と梁のウェブ面とが接
した状態にあるので、各梁と柱との接合部全周をその梁
の外側から溶接ヘッドを下向きにした状態で連続的に溶
接することが困難となる。
【0005】逆に、平面台上に2本の柱を所定間隔隔て
て互いに平行に配置し、この2本の柱の上端部間および
下端部間に、断面コ字形の梁をそのコ字形溝を下向きに
した姿勢で配置すれば、各梁と柱との接合部全周をその
梁の外側から溶接ヘッドを下向きにした状態で連続的に
溶接することができる。しかし、この場合、柱の1外側
面と梁のウェブ面とを一致させるための基準となるもの
がないので、これらの位置決めが困難となる。
【0006】ここに、本発明の目的は、このような従来
の欠点を解消し、柱と梁とを所定の位置関係で正確にか
つ能率的に溶接して矩形状のパネルを効率的に製造する
パネルの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明のパネ
ルの製造方法では、水平面上に四角筒状の2本の柱を所
定間隔隔てて互いに平行に配置するとともに、その2本
の柱の各端部間に断面コ字形の梁をコ字形溝を上向きに
した姿勢で配置し、この状態において各梁の端部を柱に
仮付けして矩形状の枠体を形成し、この枠体を表裏反転
した後、各梁のコ字形端部全周を柱に溶接することを特
徴とする。
【0008】
【作用】まず、水平面上に2本の柱を所定間隔隔てて互
いに平行に配置するとともに、その2本の柱の各端部間
に断面コ字形のの梁をコ字形溝を上向きにした姿勢で配
置する。すると、水平面を基準に柱の1外側面と梁のウ
ェブ面とが一致するから、この状態において、各梁のコ
字形端部を柱に仮付けして矩形状の枠体を形成すれば、
柱と梁とを所定の位置関係で正確に仮付けすることがで
きる。
【0009】この後、枠体を表裏反転した後、各梁のコ
字形端部全周を柱に溶接する。このとき、枠体を表裏反
転すると、梁のコ字形溝が下向きになるから、これらの
外側から溶接ヘッドを常に下向きにした状態で梁のコ字
形端部に沿って連続的に溶接を行える。よって、柱と梁
とを所定の位置関係で正確にかつ能率的に溶接して矩形
状のパネルを効率的に製造することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は住宅ユニット5(図2および図3参照)
の生産工程を示すブロック図、図2は同住宅ユニット5
の分解斜視図、図3は同住宅ユニット5の組立斜視図で
ある。住宅ユニット5は、天井パネル1、床パネル2お
よび2個の妻パネル3によってボックス状に組み立てら
れる。
【0011】天井パネル1は、長辺梁生産ライン21で
生産された長辺梁11を天井パネル生産ライン22に搬
入し、この生産ライン22において、2本の長辺梁11
を平行に配置し、その間に野縁12を連結し、かつ、天
井用面材13を取り付けることにより作られる。
【0012】床パネル2は、長辺梁生産ライン21で生
産された長辺梁11を床パネル生産ライン23に搬入し
、この生産ライン23において、2本の長辺梁11を平
行に配置し、その間に根太(図示省略)を連結し、かつ
、床用面材14を取り付けることにより作られる。
【0013】妻パネル3は、柱生産ライン24で生産さ
れた柱15および短辺梁生産ライン25で生産された短
辺梁16をそれぞれ妻パネル生産ライン26に搬入し、
この生産ライン26において、2本の柱15を平行に配
置し、その両端部間に短辺梁16を連結することにより
作られる。なお、各柱15の各端部には、短辺梁16と
直角方向に仕口17が取り付けられる。
【0014】これらの天井パネル1、床パネル2および
妻パネル3は、それぞれ総組みライン27ヘ搬入され、
この総組みライン27において、上下に平行に配置され
た天井パネル1および床パネル2の両側に妻パネル3が
配置され、それぞれの仕口17が天井パネル1および床
パネル2の各長辺梁11の両端部に嵌合した状態で溶接
されることにより住宅ユニット5(図3参照)が組み立
られる。
【0015】住宅ユニット5は、外壁パネル取付ライン
28へ送られ、そこで、外面の所定位置に外壁パネルが
取り付けられた後、続いて、造作・設備取付ライン29
へ送られ、そこで、内部の所定位置に階段ユニット、キ
ッチンユニット、バスユニットなどが取り付けられて完
成される。なお、完成した複数の住宅ユニット5をトラ
ックなどで建築現場に輸送し、そこで、これらを組み合
わせればユニット住宅を建てることができる。
【0016】図4は前記妻パネル生産ライン26の詳細
工程を示すブロック図である。同生産ライン26には、
前記各2本の柱15および短辺梁16を仮付けして矩形
状の枠体18に形成するための台車57を循環搬送する
第1の搬送装置41と、台車57上の枠体18を吊り上
げて表裏を反転しかつ水平方向へ90度旋回させるパネ
ル反転旋回装置42と、これによって反転旋回された枠
体18をその2本の柱15が前後に位置した水平姿勢で
かつその2本の柱15を支持しながら搬送する第2の搬
送装置43と、この第2の搬送装置43の両側に設置さ
れ柱15と短辺梁16との接合部を溶接する2台の溶接
ロボット44A,44Bと、溶接後の枠体18を総組み
ライン27へ搬入するためにストックしながら搬送する
第3の搬送装置45とがそれぞれ設けられている。
【0017】図5は前記第1の搬送装置41を示してい
る。同搬送装置41は、搬送方向前後部に昇降可能に設
けられたリフタ51,52と、この各リフタ51,52
上に設けられたリフタ用コンベア53,54と、前記リ
フタ51,52が上昇した状態において前後のリフタ用
コンベア53,54間をつなぐ搬送用コンベア55と、
前記リフタ51,52が下降した状態において前後のリ
フタ用コンベア53,54をつなぐ返送用コンベア56
とを含み、複数の台車57をリフタ用コンベア53から
搬送用コンベア55を介してリフタ用コンベア54まで
搬送した後、返送用コンベア56を介してリフタ用コン
ベア53まで循環搬送する。
【0018】図6〜図9は前記パネル反転旋回装置42
を示している。同パネル反転旋回装置42は、図6に示
す如く、前記第1および第2の搬送装置41,43の両
側にこれらを跨いで骨組みされた構造体61を備える。 構造体61の上部には、2本の軌条62A,62Bを介
して支持フレーム63が略水平にかつ前記第1および第
2の搬送装置41,43の搬送方向と平行な方向へ走行
自在に支持されている。支持フレーム63には、ホイス
ト64が支持フレーム63の長手方向の所定範囲に渡っ
て走行可能に支持されている。
【0019】前記ホイスト64は、吊上チェーン65を
自動的に巻上げ巻戻し可能なモータ66を備える。吊上
チェーン65には、ガイドレール67が略水平にかつ水
平方向へ旋回可能に支持されている。ガイドレール67
には、一対の支持アーム68A,68Bの上端部がそれ
ぞれ走行自在に支持されているとともに、これら一対の
支持アーム68A,68Bを互いに接近および離反する
方向へ等距離ずつ走行させる間隔調整機構69が設けら
れている。
【0020】前記間隔調整機構69は、前記ガイドレー
ル67の両端に設けられた一対のスプロケット70A,
70Bを介して前記ガイドレール67の長手方向と平行
な方向へ回行可能に設けられた無端状のチェーン71と
、このチェーン71の一方側(上側)に前記一方の支持
アーム68Aを連結する連結部材72Aと、前記チェー
ン71の他方側(下側)に前記他方の支持アーム68B
を連結する連結部材72Bとから構成されている。従っ
て、チェーン71が回行駆動すると、一対の支持アーム
68A,68Bが互いに接近および離反する方向へ走行
される結果、その間の間隔が調節される。
【0021】前記各支持アーム68A,68Bの下端部
には、回転軸73が同一水平軸線上でかつ内面側へ向か
って突設されているとともに、その回転軸73を介して
反転アーム74A,74Bの略中間部がそれぞれ回転可
能に支持されている(図7参照)。各支持アーム68A
,68Bと各反転アーム74A,74Bとの間には、各
反転アーム74A,74Bを略水平状態にロックするロ
ック機構75が設けられている。
【0022】ロック機構75は、図8に示す如く、各反
転アーム74A,74Bの回転軸73を挟んだ両側に設
けられた係合筒76,77と、前記各支持アーム68A
,68Bの下端部一側から水平方向へ向かって突設され
たブラケット78と、このブラケット78の先端に前記
回転軸73の軸方向へ進退自在に設けられ前記いずれか
の係合筒76,77に選択的に係合される係合ピン79
とから構成されている。
【0023】また、前記各反転アーム74A,74Bの
両端部には、矩形状に仮付けされた枠体18に係合する
係合部81が設けられている。各係合部81は、図9に
示す如く、各反転アーム74A,74Bの両端部にその
長手方向に対して直角に突設されたブラケット82と、
この各ブラケット82の先端に一体的に固定されたガイ
ド筒83と、このガイド筒83に前記回転軸73の軸方
向へ進退自在に設けられ前記仕口17の孔に係合する係
合ピン84とから構成されている。
【0024】図10〜図14は前記第2の搬送装置43
の詳細構造を示している。同搬送装置43は、図10〜
図12に示す如く、両側に側枠フレーム91A,91B
を有する機体92を備える。各側枠フレーム91A,9
1Bの内側には、複数のスプロケットを介してチェーン
コンベア93A,93Bがそれぞれ各側枠フレーム91
A,91Bの長手方向に沿って設けられているとともに
、その各チェーンコンベア93A,93Bの上側搬送側
を下方より支持するガイドフレーム94A,94Bが上
下方向へ昇降自在に設けられている。
【0025】各ガイドフレーム94A,94Bと各側枠
フレーム91A,91Bとの間の所定間隔位置には、そ
のガイドフレーム94A,94Bを介して前記チェーン
コンベア93A,93Bの搬送面を上下方向へ昇降させ
る昇降機構95が設けられている。昇降機構95は、図
13および図14に示す如く、前記機体92側の所定位
置に固定され上面が搬送方向へ向かうに従って次第に高
くなる傾斜面をなした傾斜台96と、各ガイドフレーム
94A,94B側の所定位置にブラケット97を介して
設けられ前記傾斜台96の傾斜面上に載置されたローラ
98と、本体が前記機体92側に連結されかつピストン
ロッドの先端が前記ガイドフレーム94A,94B側に
連結されたシリンダ99とから構成されている。
【0026】また、前記側枠フレーム91A,91B間
において、前記両側の溶接ロボット44A,44Bの中
心を結ぶ位置決め線L上の両側、位置決め線Lに対して
搬送方向前方および後方位置の両側には、前記昇降機構
95によってチェーンコンベア93A,93Bの搬送面
が下降されたとき枠体18の柱15を搬送面に対して離
間した状態で支持する受け部材101A,101B、1
02A,102B、103A,103Bがそれぞれ設け
られている。ここに、これら受け部材101A〜110
3Bによって、枠体18を上下方向に対して位置決めを
行う第1の位置決め機構が構成されている。
【0027】また、一方の側枠フレーム91Bの外側に
おいて、前記各受け部材101B,102B,1103
Bと対向する位置には、枠体18の幅方向の一方を規制
するストッパ104,105,106がそれぞれ設けら
れている。他方の側枠フレーム91Aの外側において、
前記位置決め線Lを挟む搬送方向前後位置には、枠体1
8を前記ストッパ104,105,106へ向かって押
圧するプッシャ107,108がそれぞれ設けられてい
る。ここに、ストッパ104,105,106およびプ
ッシャ107,108によって、枠体18を搬送方向に
対して直交する幅方向に対して位置決めを行う第2の位
置決め機構109が構成されている。
【0028】また、前記両側の受け部材101A,10
1Bの間には、枠体18を搬送方向に対して位置決めを
行う第3の位置決め機構110A,110Bが設けられ
ている。第3の位置決め機構110A,110Bは、前
記位置決め線Lに対して搬送方向やや前方位置で上下方
向へ出没自在に設けられたストッパ111と、このスト
ッパ111を出没させるシリンダ113と、揺動自在に
設けられ前記位置決め線Lで位置決めされた柱15を前
記ストッパ111に押しつけるクランプ片112と、こ
のクランプ片112を揺動させるシリンダ114とから
構成されている。
【0029】次に、妻パネル生産ライン26における作
業手順を説明する。まず、柱生産ライン24によって生
産された2本の柱15および短辺梁生産ライン25によ
って生産された2本の短辺梁16を、第1の搬送装置4
1のリフタ51上の台車57に搬入し、図15に示すよ
うに配置する。つまり、台車57の水平上面に、2本の
柱15を仕口17が取り付けられた面を上向きにして互
いに搬送方向と平行にかつ所定間隔隔てて配置するとと
もに、その2本の柱15の各端部間に断面コ字形の短辺
梁16をコ字形溝を上向きにした姿勢で配置する。
【0030】台車57がリフタ用コンベア53から搬送
用コンベア55へ進み、リフタ用コンベア54へ乗り移
るまでに、各短辺梁16のコ字形端部の数個所を柱15
に仮付け溶接して矩形状の枠体18を形成する。従って
、台車57の上面を基準に、柱15の1外側面と短辺梁
16のウェブ面とを一致した状態に位置決めし、この状
態で仮付け溶接を行うため、柱15と梁16とを所定の
位置関係で正確に仮付けできる。全ての仮付け作業が終
了し、その台車57がリフタ用コンベア54へ乗り移る
までに、枠体18をパネル反転旋回装置42で吊り上げ
て表裏を反転し、かつ、水平方向へ90度旋回させる(
図15参照)。
【0031】これには、支持フレーム63を軌条62A
,62Bに沿って走行させて台車57上に位置させる。 ここで、ホイスト64のモータ66を駆動して吊上チェ
ーン65を巻戻し、一対の反転アーム74A,74Bを
台車57上の枠体18の高さ位置に一致させた後、一対
の反転アーム74A,74Bの間隔を間隔調整機構69
によって枠体18の幅に対応させる。
【0032】この後、各反転アーム74A,74Bの両
端に設けられた係合部81の係合ピン84を押し込んで
枠体18の仕口17の孔に差し込んだ後、ホイスト64
のモータ66を駆動して吊上チェーン65を巻上げる。 すると、枠体18は台車57上から吊上げられる。その
後、支持フレーム63を軌条62A,62Bに沿って前
方へ所定距離だけ走行させて停止させる。ここで、ロッ
ク機構75の係合ピン79をいずれかの係合筒76,7
7から引き出した後、両反転アーム74A,74Bを1
80度回転させると、枠体18の表裏が反転される。こ
のとき、両反転アーム74A,74Bは回転軸73を中
心に回転するから、比較的軽い力で枠体18を反転させ
ることができる。
【0033】その後、両反転アーム74A,74Bが水
平な姿勢まで復帰したとき、ロック機構75の係合ピン
79を反転アーム74A,74Bのいずれかの係合筒7
6,77に差し込み、反転アーム74A,74Bを水平
状態にロックさせ、この状態において、ガイドレール6
7を水平方向へ90度旋回させて枠体18を旋回させる
。このとき、反転アーム74A,74Bは水平状態にロ
ックされているので、水平方向への旋回も安全である。 その後、支持フレーム63を軌条62A,62Bに沿っ
て前方へ走行させて枠体18を第2の搬送装置43に搬
入する。
【0034】第2の搬送コンベア42上に搬入された枠
体18は、2本の柱15が前後に位置した水平姿勢で両
側のチェーンコンベア93A,93Bの駆動によって搬
送されていく。やがて、前端側の柱15の軸線が溶接ロ
ボット44A,44Bの中心を結ぶ位置決め線Lまで達
すると、チェーンコンベア93A,93Bの駆動が停止
される(図15参照)。ここで、昇降機構95のシリン
ダ99が駆動されると、傾斜台96の傾斜面に沿ってロ
ーラ98が下降していくのでガイドフレーム94A,9
4Bが下降される。
【0035】これにより、両側のチェーンコンベア93
A,93Bの搬送面が下降されると、その搬送面に支持
されていた枠体18も下降し、その前後の柱15が受け
部材101A,101B、102A,102Bによって
支持される。つまり、枠体18は、チェーンコンベア9
3A,93Bの搬送面に対して離間されるとともに、受
け部材101A,101B、102A,102Bによっ
て上下方向の位置決めが行われる。
【0036】ここで、第2の位置決め機構109のプッ
シャ107を駆動すると、枠体18は幅方向へ移動しな
がらストッパ104,105で規制される。つまり、幅
方向の位置決めが行われる。また、第3の位置決め機構
110のストッパ111を突出させた後、クランプ片1
12をクランプ動作させると、枠体18の前方の柱15
がストッパ111とクランプ片112とによって挟持さ
れた状態で搬送方向の位置決めが行われる。
【0037】このようにして、上下方向、幅方向および
搬送方向の位置決めを行った後、図12に示す如く、両
側の溶接ロボット44A,44Bによって柱15と短辺
梁16との接合端面の全周を連続的に溶接する。まず、
溶接ロボット44A,44Bの溶接ヘッドを内側に位置
させた後、上方へ移動させながら溶接し、次に上面壁を
外側へ向かって移動させながら溶接し、最後に下方へ向
かって移動させながら溶接する。これにより、短辺梁1
6のコ字形端面全周を、その外側から、しかも、溶接ヘ
ッドを常に下向きにした状態で連続的に溶接することが
できる。
【0038】その後、各位置決め機構109,110を
解除し、かつ、昇降機構95によってガイドフレーム9
4A,94Bを上昇させた後、両側のチェーンコンベア
93A,93Bを駆動させる。これにより、枠体18の
後端側の柱15の軸線が溶接ロボット44A,44Bの
中心を結ぶ位置決め線Lまで達したときに、チェーンコ
ンベア93A,93Bの駆動が停止される。ここで、前
記と同様にして、上下方向、幅方向および搬送方向の位
置決めを行った後、両側の溶接ロボット44A,44B
によって柱15と短辺梁16との接合端面の全周を連続
的に溶接する。このようにして、全ての溶接が終了した
枠体18は、第3の搬送装置45で搬送され、そこから
、総組みライン27へ搬入される。
【0039】従って、本実施例によれば、妻パネル生産
ライン26において、2本の柱15と2本の短辺梁16
とを仮付けして矩形状の枠体18を形成するための台車
57を循環搬送する第1の搬送装置41と、枠体18を
吊り上げて表裏を反転しかつ水平方向へ旋回させるパネ
ル反転旋回装置42と、枠体18をその2本の柱15が
前後に位置した水平姿勢でかつその2本の柱15を支持
しながら搬送する第2の搬送装置43と、枠体18の柱
15と短辺梁16との接合部を溶接する2台の溶接ロボ
ット44A,44Bとを設けたので、2本の柱15と2
本の短辺梁16との仮付け溶接から全周溶接までを流れ
作業の中で連続的に行うことができるから、作業者の負
担を極力軽減し、妻パネル3を能率的に連続生産するこ
とができる。
【0040】また、第1の搬送装置41において、循環
搬送される台車57上に、2本の柱15を互いに所定間
隔隔てて平行に配置するとともに、その2本の柱15の
各端部間に断面形状がコ字形の短辺梁16をコ字形溝を
上向きにした姿勢で配置し、この状態において仮付け溶
接するようにしたので、つまり、台車57の上面を基準
に柱15の1外側面と短辺梁16のウェブ面とを一致さ
せた状態でこれらを仮付け溶接するため、柱15と短辺
梁16とを所定の位置関係で正確に仮付けできる。
【0041】また、第1の搬送装置41で搬送されてき
た枠体18を、第2の搬送装置43で搬送する前に、表
裏を反転するようにしたので、枠体18を構成する短辺
梁16のコ字形溝を上向きの姿勢から下向きの姿勢に姿
勢変更した後、第2の搬送装置43で搬送することがで
きる。短辺梁16のコ字形溝が下向きになると、これら
の外側から溶接ヘッドを常に下向きにした状態で短辺梁
16のコ字形端部に沿って連続的に溶接を行えるから、
溶接ロボット44A,44Bによる溶接作業も能率的に
行うことができる。
【0042】また、このとき、枠体18を水平方向へ9
0度旋回させ、枠体18を構成する2本の柱15が搬送
方向の前後に位置する姿勢に変更した後、第2の搬送装
置43で搬送させるようにしたので、第2の搬送装置4
3を構成的にも簡易なチェーンコンベア93A,93B
によって構成することができる。つまり、前後に位置す
る2本の柱15を支持しながら搬送するだけでよいので
、台車を搬送する構造の第1の搬送装置41に比べ構造
的にも簡易なチェーンコンベア93A,93Bを用いる
ことができる。
【0043】また、第2の搬送装置43を構成するチェ
ーンコンベア93A,93Bの搬送面を支持するガイド
フレーム94A,94Bを昇降可能に設けるとともに、
このガイドフレーム94A,94Bの昇降を介してチェ
ーンコンベア93A,93Bの搬送面を昇降させる昇降
機構95を設け、この昇降機構95によってチェーンコ
ンベア93A,93Bの搬送面が下降されたとき、枠体
18をその搬送面から離間した状態で上下方向に位置決
めする受け部材101A〜103B、枠体18を幅方向
および搬送方向に位置決めする位置決め機構109,1
10を設けたので、チェーンコンベア93A,93Bに
よって枠体18が溶接位置まで搬送されたとき、昇降機
構95によってチェーンコンベア93A,93Bの搬送
面を下降させると、枠体18はその搬送面から離間した
状態で受け部材101A〜103Bに支持され上下方向
の位置決めがされる。
【0044】同時に、位置決め機構109,110によ
って幅方向および搬送方向に対して位置決めした後、溶
接ロボット44A,44Bによって溶接することができ
るので、柱15と短辺梁16との溶接を安定した品質に
保ことができる。溶接終了後に、昇降機構95によって
チェーンコンベア93A,93Bの搬送面を上昇させれ
ば、直ちに搬送することができるから、効率的な溶接作
業を進めることができる。
【0045】また、パネル反転旋回装置42は、支持フ
レーム63に支持したホイスト64の吊上チェーン65
にガイドレール67を水平にかつ水平方向へ旋回可能に
支持し、このガイドレール67に一対の支持アーム68
A,68Bを走行自在に設けるとともに、各支持アーム
68A,68Bの下端部に両端部に係合部81を有する
反転アーム74A,74Bの中間部をそれぞれ回転自在
に支持した構造であるから、係合部81によって枠体1
8を保持した後、両反転アーム74A,74Bを180
度回転させれば枠体18の表裏を反転させることができ
、また、ガイドレール67を旋回動作させれば枠体18
を水平方向へ旋回させることができる。よって、作業者
にかかる負担が少なく、しかも、枠体18の姿勢変更を
能率的に行うことができる。
【0046】しかも、一対の反転アーム74A,74B
を互いに接近および離反する方向へ走行させ、その間隔
を調整する間隔調整機構69を設けたので、枠体18の
幅寸法が異なる各種サイズのものでも、能率的に反転旋
回させることができる。また、各支持アーム68A,6
8Bと各反転アーム74A,74Bとの間には、各反転
アーム74A,74Bを略水平状態にロックするロック
機構75を設けたので、枠体18を水平方向へ旋回させ
る場合でも、各反転アーム74A,74Bを略水平状態
にロックした状態で行えるので、作業の安全性を確保で
きる。
【0047】また、第2の搬送装置43によって搬送さ
れてきた枠体18を、そのままの姿勢で第3の搬送装置
45によって搬送するようにしたので、つまり、2本の
柱15が前後に位置した姿勢で搬送するようにしたので
、短辺梁16が第3の搬送装置45の両側より外側に突
出した状態で搬送されるため、搬送途中において他の処
理、例えば、溶接後の防錆処理なども行うことができる
【0048】なお、上記実施例では、妻パネルの製造方
法について説明したが、本発明は、これに限られるもの
でなく、2本の柱15と2本の梁とで構成される建築用
のパネル一般に広く利用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、柱と梁と
を所定の位置関係で正確にかつ能率的に溶接して矩形状
のパネルを効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される住宅ユニットの生産工程を
示すブロック図である。
【図2】図1の生産工程によって製造される住宅ユニッ
トの分解斜視図である。
【図3】図1の生産工程によって製造される住宅ユニッ
トの組立斜視図である。
【図4】図1に示す妻パネル生産ライン26の詳細工程
を示すブロック図である。
【図5】図4に示す第1の搬送装置41を示す概略図で
ある。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】図6の矢示VII 方向から見た図である。
【図8】図7のVIII−VIII 線断面図である。
【図9】図7のIX−IX 線断面図である。
【図10】図4に示す第2の搬送装置43を示す平面図
である。
【図11】図4に示す第2の搬送装置43を示す正面図
である。
【図12】図10のXII−XII 線断面図である。
【図13】図11に示す昇降機構95を示す正面図であ
る。
【図14】図13の要部を示す平面図である。
【図15】図4に示す妻パネル生産ライン26における
作業手順を示す図である。
【符号の説明】
3  妻パネル 15  柱 16  短辺梁 18  枠体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水平面上に四角筒状の2本の柱を所定
    間隔隔てて互いに平行に配置するとともに、その2本の
    柱の各端部間に断面コ字形の梁をコ字形溝を上向きにし
    た姿勢で配置し、この状態において各梁の端部を柱に仮
    付けして矩形状の枠体を形成し、この枠体を表裏反転し
    た後、各梁のコ字形端部全周を柱に溶接することを特徴
    とするパネルの製造方法。
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