JP3655455B2 - 高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高圧容器の端部を形成する略半球面形状の鏡板を溶接を利用して製造する方法の技術に係り、特に、回転支持桁の両側に2基の鏡板の部材片を完全な全球面形状に仮組みし、非連結な溶接接合ライン上に連結治具を取付けて溶接接合ラインを全周連結状態にし、回転支持桁を回転させながら全周自動溶接を利用して部材片同士を溶接によって一体化し、連結治具を切断除去して、略半球面形状の2基の鏡板をそれぞれ同時に製造し、鏡板の製造時間の短縮化を図るようにした高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧容器の端部を形成する鏡板は完全な半球面の形状でなく、同一の曲率半径を有する完全な半球面に比べてその円周縁端の直径は小さい。この略半球面形状の鏡板は、複数の部材片、通常は4片の部材片を略半球面形状に仮付けし、各部材片同士を溶接によって一体化して製造されている。そして、この鏡板の製造における溶接作業は、高度の技術と経験を有する作業者による手溶接で行われていて、特定の企業が独占的に行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鏡板の板厚は一般に厚いため、何十回も突き合わせ溶接を繰り返すことが必要で、手溶接による作業では非常に時間がかかり、その結果、製造納期が長くなり、又製造コストも高くなるという問題がある。また、手溶接は作業者の技能に負うため、製造時間や品質にバラツキが生じるという問題もある。更に、溶接開始点側と終点側で溶接欠陥が生じ易いという問題もあった。
【0004】
更にまた、前述したように、鏡板は完全な半球面の形状でないため、同形の2基の鏡板の円周縁端同士を接合して組み合わせても全球面形状にならず、全自動溶接を行う場合には複雑な動きとなり、鏡板のサイズに合わせて種々の自動溶接のプログラムを組む必要があり、鏡板の全自動溶接化は困難であった。
【0005】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、回転支持桁の両側に2基の鏡板の部材片を完全な全球面形状に仮組みし、非連結な溶接接合ライン上に連結治具を取付けて溶接接合ラインを全周連結状態にし、回転支持桁を回転させながら全周自動溶接を利用して部材片同士を溶接によって一体化し、連結治具を切断除去して、略半球面形状の2基の鏡板をそれぞれ同時に製造することにより、鏡板の製造時間の短縮化を図ることのできる高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するためにこの発明は、高圧容器の両端部を形成する2基の鏡板の部材片を回転支持桁を挟んでその両側に完全な全球面形状に仮組みすると共に、回転支持桁を挟んでその両側間の非連結な溶接接合ライン上に部材片と同様の溶接開先形状を有する一対の連結治具を取付けて溶接接合ラインを全周連結状態にし、回転支持桁を全球面形状の中心を通る中心軸回りに回転させながら全周自動溶接を利用して部材片同士を溶接によって一体化し、溶接終了後に連結治具を切断除去して、回転支持桁を挟んでその両側に溶接によって製造された略半球面形状の2基の鏡板をそれぞれ同時に製造する手段よりなるものである。
【0007】
ここで、溶接開始点と終点とは、溶接終了後に切断除去される連結治具上に設定されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
ここで、図1は一部内部切り欠き概略側面図、図2(A)は鏡板の平面図、図2(B)は鏡板の側面図、図2(C)は図2(A)のA−A部の部分拡大断面図、図3(A)は連結治具の取付け部分の部分正面図、図3(B)は連結治具の断面図である。
【0009】
図において、2基の鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aは、完全な半球面に比べて頂点からの高さが短い略半球面を例えば4分割した分割片から形成されていて、例えば数十mmの板厚の鋼板を扇形状に成形し、これを板厚方向に円弧状に曲げ加工した部材から構成されている。
【0010】
鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aは、それぞれ隣接する他の部材片1a及び部材片2aと溶接接合される板厚面側が例えば図2(C)に示すような溶接開先4の形状に形成されている。即ち、溶接接合される両側の部材片1a,1a同士又は部材片2a,2a同士を突き合わせた場合に、外面側に大きめのV字型の溶接開先4の形状が又内面側に小さめのV字型の溶接開先4の形状がそれぞれ形成されるように成形されている。
【0011】
一対の連結治具3は、溶接接合ラインaの一部に非連結状態が生じるのを防いで、全周連続溶接が可能になるようにする治具で、後述の回転支持桁12を挟んでその両側で仮組みされる2基の鏡板1と鏡板2との間で必ず生じる非連結部分の一部を通過する溶接接合ラインa上の位置に取付けられている。
【0012】
一対の連結治具3は、2枚の別体の鋼材からなり、その鋼材の材質は母材の鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aの材質と同一で、又その板厚も同一になっている。さらに、一対の連結治具3の接合面は、上記の鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aに形成された溶接開先4と同一の形状に形成されていて、この一対の連結治具3の接合面が溶接接合ラインaに一致するように取付けられる。
【0013】
2基の鏡板1、鏡板2は、配管などを接続するために必要に応じて、その頂部が円形に切り欠けた欠球部分bが形成されることがあり、この場合、この欠球部分bを通過する溶接接合ラインa上の位置には、溶接接合ラインaの一部に非連結状態が生じるのを防いで、全周連続溶接が可能になるように、上記の一対の連結治具3が取付けられる。
【0014】
自動溶接型鏡板製造装置11は、全周連続自動溶接によって2基の鏡板1、鏡板2を同時に製造できる装置で、2基の鏡板1、鏡板2を両側に取付け支持する回転支持桁12、回転支持桁12を回転させる回転機13、2基の鏡板1、鏡板2を溶接する溶接機14及びこれらを制御する図示しない制御機構などから構成されている。
【0015】
回転支持桁12は、例えば2本の平行な桁同士を縦横に組んで井型状に形成されたものからなり、その両面側に2基の鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aを完全な全球面形状に仮組みされて取付けられる箇所である。溶接前の2基の鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aはコマ5によって回転支持桁12の両側に部分溶接によって仮付けされている。
【0016】
回転支持桁12の厚みは、回転支持桁12の両側に鏡板1の部材片1a及び鏡板2の部材片2aを仮組みしたときに、完全な全球面形状になる寸法になっている。つまり、2基の鏡板1、鏡板2の頂点からの高さの合計と回転支持桁12の厚みとの合計が完全な全球面形状の直径になるようになっている。
【0017】
回転機13は、回転支持桁12の両端側を保持して水平な中心軸cの回りに回転支持桁12を上下方向の一定向きに連続回転させる機器で、駆動回転盤13a、駆動回転盤13aが固定されたポジショナー13b、従動回転盤13c、従動回転盤13cを回転自在に支持するターニングローラー13dなどから構成されている。
【0018】
駆動回転盤13aと従動回転盤13cとは間をあけて向かい合うように配置されていて、その間に回転支持桁12が配置されて保持される。即ち、回転支持桁12の一端側は駆動回転盤13aに保持され、回転支持桁12の他端側は従動回転盤13cに保持される。
【0019】
駆動回転盤13a及び従動回転盤13cは水平軸回りに回転し、駆動回転盤13a及び従動回転盤13cはその回転中心が一致するように配置されている。また、駆動回転盤13a及び従動回転盤13cに両端が保持される回転支持桁12は、その回転の中心軸cが駆動回転盤13a及び従動回転盤13cの回転中心と一致するように取付けられている。特に、回転支持桁12はその厚みの丁度2分の1に回転の中心軸cがくるように取付けられる。
【0020】
溶接機14は、昇降自在なマニプレータ14aの先端側に取付けられており、下向きの全周連続自動溶接ができるように取付けられている。溶接機14には例えばサブマージ溶接機が使用されている。溶接機14、マニプレータ14a及び前記のポジショナー13bなどは図示しない制御機構によって制御される。
【0021】
次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく鏡板の溶接による製造方法について以下説明する。
鏡板1を形成する複数例えば4枚の部材片1aを略半球面形状に組み合わせ、接合部分の何箇所を溶接により仮付けして仮組みする。同様に、鏡板2を形成する複数例えば4枚の部材片2aを略半球面形状に組み合わせ、接合部分の何箇所を溶接により仮付けして仮組みする。
【0022】
また、自動溶接型鏡板製造装置11の一部を構成する回転支持桁12の一端を駆動回転盤13aに保持し、他端を従動回転盤13cに保持する。この場合、回転支持桁12の回転の中心軸cが向かい合う駆動回転盤13a及び従動回転盤13cの回転中心と一致するように、回転支持桁12の両端を駆動回転盤13a及び従動回転盤13cにボルトなどによって連結固定して保持させる。
【0023】
上記の既に別の箇所で略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1aをコマ5を用いて、回転支持桁12の上部側に取付けて支持させる。コマ5は部材片1aの内側と溶接によって連結され、同様に溶接によって回転支持桁12の上部側に連結される。
【0024】
この場合、回転支持桁12の回転の中心軸cと略半球面形状に仮組みされた鏡板1の中心とを一致させて取付ける。また、略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1aの溶接接合ラインaの2つの内の1つが回転支持桁12の回転の中心軸cと直交するように取付ける。
【0025】
続いて、回転支持桁12を回転の中心軸cの回りに180度回転させて反転させる。この反転によって、それまで回転支持桁12の上部側に取付けられていた略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1aは、下部側に逆さま、つまり下部半球面形状になる。
【0026】
反転によって回転支持桁12の上部側となった箇所に、前述と同様な手順で、既に別の箇所で略半球面形状に仮組みされた鏡板2の4枚の部材片2aをコマ5を用いて、回転支持桁12の上部側に取付けて支持させる。
【0027】
この場合、回転支持桁12の下部側に取付けられた略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1aの溶接接合ラインaと、回転支持桁12の上部側に取付けられた略半球面形状に仮組みされた鏡板2の4枚の部材片2aの溶接接合ラインaとが同一のラインになるように取付ける。
【0028】
回転支持桁12の下部側及び上部側に取付けられた略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1a及び鏡板2の4枚の部材片2aは、回転支持桁12の厚みを加えることによって、不足していた上下の頂点の直径が完全な全球面の形状と同一の直径を有する球面の形状になる。
【0029】
ところで、回転支持桁12を挟んでその上下に取付けられた鏡板2の4枚の部材片2a及び鏡板1の4枚の部材片1aの溶接接合ラインaは、回転支持桁12の厚みの長さだけ非連結状態になっている。このため、回転支持桁12の回転の中心軸cと直交する側の2箇所の非連結部分に、一対の連結治具3をそれぞれ取付けて連結状態にして、全周連続溶接が可能な状態にする。
【0030】
一対の連結治具3の取付けは溶接によって行われ、一対の連結治具3の上端側を上部側の鏡板2の部材片2aの下面に取付け、又一対の連結治具3の下端側を下部側の鏡板1の部材片1aの上面に取付けることによって行われる。このとき、一対の連結治具3の接合面が溶接接合ラインaに一致するように取付ける。
【0031】
また、下部側及び上部側に取付けられた略半球面形状に仮組みされた鏡板1の4枚の部材片1a及び鏡板2の4枚の部材片2aの各頂部に欠球部分bになっている場合には、この欠球部分bを通過する溶接接合ラインa上の位置に一対の連結治具3を取付ける。
【0032】
以上の作業が終了と、マニプレータ14aを昇降及び前後左右方向に移動させて溶接機14のトーチの先端を下向きにして、回転支持桁12の上部側の鏡板2の4枚の部材片2aの頂部となる欠球部分bに取付けられた一対の連結治具3の溶接開先4の真上に位置させる。
【0033】
その後、溶接機14を作動させて溶接を開始すると共にポジショナー13bを駆動させて、連結治具3の上から溶接を開始し、回転支持桁12を回転の中心軸cの回りを一定方向に例えば1分間に30cmの等速の回転速度で連続回転させて、全周連続自動溶接を行う。
【0034】
そして、所定の溶接肉盛厚になると、溶接を開始した連結治具3の位置に戻ったところで全周連続自動溶接を終了させる。溶接欠陥を生じ易い溶接開始点と溶接終了点とが切断除去される連結治具3の上であるため、2基の鏡板1、鏡板2に溶接欠陥が発生するのを防ぐことができる。
【0035】
全周連続自動溶接が終了すると、回転支持桁12の上部側の鏡板2と下部側の鏡板1との溶接接合ラインa上を連結していた連結治具3を切断削除して取外し、また、鏡板2を回転支持桁12の上部側に取付けていたコマ5を取外す。そして、上部側の鏡板2を90度垂直軸回りに回転させ、コマ5を再び取付けて、回転の後の鏡板2を回転支持桁12の上部側に取付ける。
【0036】
その後、回転支持桁12を回転の中心軸cの回りに180度回転させて、下部側の鏡板1を再び上部側に戻し、鏡板1を回転支持桁12の上部側に取付けていたコマ5を取外す。
【0037】
そして、上部側の鏡板1を90度垂直軸回りに回転させ、コマ5を再び取付けて、回転の後の鏡板1を回転支持桁12の上部側に取付け、一対の連結治具3を回転の中心軸cと直交する溶接接合ラインaの非連結箇所に取付け、再び、連結治具3の上から開始して全周連続自動溶接を行い、所定の溶接肉盛厚になると、溶接を開始した連結治具3の位置に戻ったところで全周連続自動溶接を終了させる。
【0038】
以上のようにして、鏡板1及び鏡板2の外面側の溶接が終了すると、内面側の溶接接合ラインaのハツリを行った後に、内面側の溶接を行う。内面側の溶接は外面側の溶接に比べて非常に少ない。そして、内外の溶接が完了した後、連結治具3及びコマ5を取り外すことにより、鏡板1及び鏡板2は回転支持桁12から別々に取り出されると共に、鏡板1及び鏡板2を回転支持桁12の両側で同時に製造することができることになる。
【0039】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、この発明に係る高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法によれば、完全な半球面形状でない2基の鏡板の部材片を回転支持桁を挟んでその両面側に完全な全球面形状に仮組みし、回転支持桁を挟んでその両側間の非連結な溶接接合ライン上に部材片と同様の溶接開先形状を有する一対の連結治具を取付けて溶接接合ラインを全周連結状態にし、回転支持桁を全球面の中心を通る中心軸回りに回転させるようにすることで、中心軸に対して全球面形状の赤道上の回転半径を一定に維持して、この全球面形状の赤道上に各部材片の溶接接合ライン及び連結治具がくるように調整して、回転支持桁を水平な中心軸回りに上下方向に回転させることによって、溶接接合ラインの回転半径を一定にでき、且つ、溶接接合ラインを回転移動させることができ、しかも、全球面形状の頂上側から溶接することによって下向きの溶接が可能となり、全周自動溶接を使用することができるようになると共に溶接機の制御が非常に簡単となり複雑な制御プログラムの作成も不要にできる。
【0041】
更に、溶接欠陥が特に発生し易い溶接開始点と終点とを、溶接終了後に切断除去される連結治具上に設定することによって、溶接欠陥の発生を防ぐことができる。
【0042】
更にまた、同一方向に回転を続ける全周連続溶接であるため、溶接接合ラインの各点における前回の溶接から次回の溶接までの時間を全て同一にすることができ、均一な溶接を行うことができる。
【0043】
加えて、回転支持桁の両面側に、略半球面形状の2基の鏡板をそれぞれ同時に製造することができ、別々に製造する場合に比べて、効率的に製造できると共に、同一の高圧容器の両端部に取付けられる2基の鏡板の溶接の品質を同一にすることができ、高圧容器の両端部の鏡板の品質を均一にすることができる。
【0044】
このように、従来の手溶接に比べてその作業効率を飛躍的に高めて、鏡板の製造時間を大幅に短縮することができ、その製造コストも廉価にすることができ、また、溶接の熟練工も不要にできると共に、溶接欠陥のない均一な品質の鏡板を製造することができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す一部内部切り欠き概略側面図である。
【図2】(A)はこの発明の実施の形態を示す鏡板の平面図である。
(B)はこの発明の実施の形態を示す鏡板の側面図である。
(C)は図2(A)のA−A部の部分拡大断面図である。
【図3】(A)はこの発明の実施の形態を示す連結治具の取付け部分の部分正面図である。
(B)はこの発明の実施の形態を示す連結治具の断面図である。
【図4】高圧容器の側面図である。
【符号の説明】
1 鏡板
1a 部材片
2 鏡板
2a 部材片
3 連結治具
4 溶接開先
5 コマ
11 自動溶接型鏡板製造装置
12 回転支持桁
13 回転機
13a 駆動回転盤
13b ポジショナー
13c 従動回転盤
13d ターニングローラー
14 溶接機
14a マニプレータ
a 溶接接合ライン
b 欠球部分
c 回転の中心軸
Claims (2)
- 高圧容器の両端部を形成する2基の鏡板の部材片を回転支持桁を挟んでその両側に完全な全球面形状に仮組みすると共に、回転支持桁を挟んでその両側間の非連結な溶接接合ライン上に部材片と同様の溶接開先形状を有する一対の連結治具を取付けて溶接接合ラインを全周連結状態にし、回転支持桁を全球面形状の中心を通る中心軸回りに回転させながら全周自動溶接を利用して部材片同士を溶接によって一体化し、溶接終了後に連結治具を切断除去して、回転支持桁を挟んでその両側に溶接によって製造された略半球面形状の2基の鏡板をそれぞれ同時に製造することを特徴とする高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法。
- 溶接開始点と終点とは、溶接終了後に切断除去される連結治具上に設定されている請求項1記載の高圧容器の端部を形成する鏡板の溶接による製造方法。
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