JPH11337731A - 位相差板の製造方法及び位相差板製造装置 - Google Patents

位相差板の製造方法及び位相差板製造装置

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JPH11337731A
JPH11337731A JP10144321A JP14432198A JPH11337731A JP H11337731 A JPH11337731 A JP H11337731A JP 10144321 A JP10144321 A JP 10144321A JP 14432198 A JP14432198 A JP 14432198A JP H11337731 A JPH11337731 A JP H11337731A
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JP
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thermoplastic resin
plasticizer
film
extruder
retardation
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JP10144321A
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Yasumasa Okada
安正 岡田
Akihisa Miura
明久 三浦
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面内方向における位相差が均一であり、色む
らのない均一かつ高品位な表示を可能とし、さらに異物
の混入がなく外観正常が良好な位相差板を効率良く製造
し得る方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を第1の押出機1にて溶融
押出し、引き続きフィルタ2を用いて熱可塑性樹脂をフ
ィルトレーションして異物を除去し、フィルトレーショ
ン後に第2の押出機3において熱可塑性樹脂に可塑剤を
混合し、押し出し、熱可塑性樹脂フィルムを得、得られ
た熱可塑性樹脂フィルムを延伸する、位相差板の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィ
ルムを延伸してなる位相差板の製造方法及び位相差板製
造装置に関し、より詳細には、例えば液晶表示装置など
の光学装置において位相差板を補償するのに用いられる
位相差板の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TN(ツイステッドネマティッ
ク)液晶表示装置やSTN(スーパーツイステッドネマ
ティック)液晶表示装置などが、種々のOA機器等にお
いて広く用いられている。
【0003】液晶表示装置では、液晶で生じる位相差に
より、表示画像が着色し、完全な白黒表示を行い難いと
いう問題があった。そこで、液晶表示セルの表面に、位
相差フィルムを貼り合わせ、位相差を補償することによ
り、上記着色を解消することが試みられている。すなわ
ち、延伸された熱可塑性樹脂フィルムの複屈折性を利用
することにより、位相差の解消が図られている。
【0004】ところで、位相差フィルムにおける位相差
補償性能は、位相差で表される。位相差は、樹脂フィル
ムの屈折率差(すなわち、複屈折性)をΔn、樹脂フィ
ルムの肉厚をdとしたときに、Δn×dで表される。
【0005】他方、液晶表示装置などにおいては、表示
部分の全面にわたり色むらやコントラストむらが小さい
ことが強く求められている。従って、このような均一な
表示を可能とするには、液晶表示セルに貼り合わされる
位相差フィルムにおいては、上記位相差が全面にわたり
均一であることが求められる。
【0006】そこで、位相差が均一な位相差フィルムの
製造方法として、特開平8−122526号公報には、
ポリアリレート及び/またはポリスルフォン溶液を溶剤
キャスティング法にて原反フィルムを得、この原反フィ
ルム中の溶剤含有量を固形分基準で0.5〜7重量%に
調整した後、延伸して位相差フィルムを製造する方法が
提案されている。この場合、溶剤としては、メチレンク
ロライド、トルエン、キシレン、テトラヒドロフランな
どを用い得る旨が示されている。
【0007】上記先行技術に記載の製造方法では、溶剤
キャスティング法により得られた原反フィルムにおい
て、延伸に先立ち、溶剤含有量を上記特定の範囲に調整
することにより、幅方向の位相差分布が均一な位相差フ
ィルムが得られるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術に記載の方法では、得られたフィルムを液晶表示
装置に組み込んだ場合に色むらなどが生じる等、必ずし
も上記位相差が全面にわたり均一化されるとは限らない
という問題があった。
【0009】すなわち、色むらやコントラストむらは、
前述したように、位相差フィルムを液晶表示装置に組み
込んだ際に位相差フィルムの位相差のばらつきにより生
じる画質不良である。色むらやコントラストむらを抑制
するには、位相差のばらつきを抑制することが必須であ
るが、位相差は上述したようにΔn×dで表される。
【0010】従って、上記先行技術に記載の製造方法に
より得られた位相差フィルムでは、屈折率差Δnが幅方
向に均一化されていたとしても、フィルムの厚みdがば
らついていると、位相差Δがばらつくことになり、色む
らやコントラストむらを解消することができなかった。
【0011】液晶表示装置に位相差フィルムを用いる場
合、位相差のばらつきは1cm隔てた2点間の位相差の
差が3nm以下であれば色むらとして認識されないと言
われており、より好ましくは1nm以下であることが求
められている。従って、厚みが70μm、位相差の平均
値が700nmの位相差フィルムを製造した場合、厚み
むらは70±0.3μm以下、望ましくは70±0.1
μm以下の範囲であることが求められる。しかしなが
ら、溶剤キャスティング法によりこのように厚み精度の
高いフィルムを成形することは、非常に困難である。従
って、上記先行技術に記載の方法により、位相差が均一
な位相差フィルムを得ることは実際には非常に難しかっ
た。
【0012】加えて、上記先行技術に記載の方法では、
溶剤キャスティング法を用いているため、成膜に必要な
設備が高価であり、生産性が悪いという問題もあった。
もっとも、上記溶剤キャスティング法に代えて、溶融押
出法を用いることも考えられるが、上記先行技術に記載
の方法において溶剤キャスティング法に代えて押出成膜
法を用いることは非常に困難である。すなわち、溶剤を
押出成膜時に混入することは非常に危険であり、かつ押
出中に溶剤が完全に揮発しがちとなるため、押出成膜法
を用いることは現実には非常に困難であった。
【0013】本発明の目的は、上述した先行技術の欠点
を解消し、面内方向において位相差がほぼ均一化されて
おり、色むらのない均一かつ高品位な表示を可能とする
位相差フィルムを、安価な設備を用いて高い生産性をも
って製造し得る方法、及び該位相差板の製造装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、熱可塑性樹脂と可塑剤とを含む熱可塑性樹脂組成物
よりなる位相差板の製造方法であって、熱可塑性樹脂を
溶融押出する第1の押出工程と、第1の押出工程に引き
続き熱可塑性樹脂をフィルトレーションするフィルトレ
ーション工程と、フィルトレーション後に熱可塑性樹脂
に可塑剤を混合し、押出す、第2の押出工程と、前記第
2の押出工程に続き、得られた熱可塑性樹脂フィルムを
延伸する工程とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明では、第2の押出工
程で膜状に押し出された熱可塑性樹脂と可塑剤とを含む
混合物からなる組成物が冷却ロールまたは冷却ベルトで
冷却されるまでの間に可塑剤を膜面から揮発させる。
【0016】請求項3に記載の発明は、熱可塑性樹脂
と、可塑剤とからなる位相差板の製造装置であって、熱
可塑性樹脂を溶融押出するための第1の押出機と、第1
の押出機の押出端に配置されたフィルタと、フィルタの
後段に接続されており、かつ可塑剤供給部を有する第2
の押出機と、押し出された熱可塑性樹脂フィルムを引取
る引取機と、熱可塑性樹脂フィルムを延伸するための延
伸機とを備えることを特徴とする。
【0017】以下、本発明の詳細を説明する。 (本願発明の前提となった未だ公知ではない先行技術)
上述した先行技術の欠点を解消するために未だ公知では
ないが、本願出願人は、特願平9−332112号にお
いて、熱可塑性樹脂と揮発性可塑剤とを押出機で混練
し、金型から吐出させると同時に可塑剤を揮発させ、所
定の厚みのフィルムに成膜し、しかる後延伸する方法を
提案した。この方法では、金型から熱可塑性樹脂組成物
を吐出し、熱可塑性樹脂フィルムを得るにあたり、フィ
ルム表面全体から可塑剤が均一に揮発することになる。
従って、相対的に厚みの厚い部分では、厚み方向の平均
可塑剤濃度が高くなり、相対的に厚みの薄い部分では、
厚み方向の平均可塑剤濃度が低くなる。
【0018】他方、可塑剤含有熱可塑性樹脂フィルムを
延伸し、屈折率差を熱可塑性樹脂フィルムに与えた場
合、可塑剤濃度が高い程屈折率差が小さく、可塑剤濃度
が低い程屈折率差が大きくなる。これは、可塑剤の可塑
化効果により、同一温度では、可塑剤濃度が高い方が分
子の配向が弱くなり、可塑剤濃度が低くなると分子の配
向が強くなるためである。
【0019】また、前述したとおり、位相差は屈折率差
と厚みとの積であるため、フィルムの厚い部分の屈折率
差が小さくなり、薄い部分の屈折率差が大きくなると、
全体としてのフィルムの厚みのばらつきが屈折率差の差
により相殺され、全体として均一な位相差を有する位相
差フィルムを得ることができる。
【0020】ところが、押出成膜では、原料として用い
られている熱可塑性樹脂ぺレットに異物が含有されてい
るため、成膜により得られた熱可塑性樹脂フィルムにも
異物が混入しがちであった。ここで、異物とは、ぺレッ
ト製造時の未反応物、作業環境中の塵埃や埃、作業着な
どの糸屑、ぺレタイズ時の屑、輸送時に樹脂が擦れ合っ
て発生する粉など様々なものを含むが、このような異物
の混入は現実には避けることができない。上記異物のう
ち、ぺレタイズ時の未反応物は、成膜後には、ゲル状と
なったり、炭化したりする。また、他の異物も、炭化し
たり、そのまま溶融せずにフィルム中に残存し異物とな
る。
【0021】成膜により得られた位相差板フィルムに上
記異物が混入していると、外観正常が低下するだけでな
り、位相差むらの原因ともなる。また、液晶表示装置な
どの光学装置に用いられ位相差板において、目視で確認
し得る異物が存在してはならず、従って粒径50μmを
超えるような大きさの異物の除去が求められる。
【0022】ところで、異物を除去する方法としては、
フィルタによりフィルトレーションする方法が考えられ
る。しかしながら、上記のような要求品質を実現するに
は、比較的大きな容積のフィルタを用いなければなら
ず、製造装置が大型化するという問題が生じる。加え
て、フィルタ容積が大きくなると、可塑剤のフィルタ中
における滞留時間が長くなり、フィルトレーションに際
して可塑剤が分解し、発泡したり、位相差板の外観不良
が生じたりとするという問題が生じた。
【0023】そこで、本願発明者らは、上記異物の混入
による品質の低下を抑制すべく鋭意検討した結果、可塑
剤を混合する前に熱可塑性樹脂をフィルトレーションす
れば、このような問題点を解決し得ることを見出し、本
発明をなすに至った。
【0024】(位相差板の製造方法)本発明に係る位相
差板の製造方法では、まず、第1の押出工程において熱
可塑性樹脂を溶融押出する。熱可塑性樹脂としては、延
伸して位相差板として要求される位相差、例えば100
〜1000nmを実現し得る限り、任意の熱可塑性樹脂
を用いることができる。
【0025】特に限定されるわけではないが、上記熱可
塑性樹脂としては、例えば、セルロース系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂、ポリカーボネート、アクリロニトリル系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリオレフィン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレートなどを好
適に用いることができる。中でも、透明性に優れ、かつ
光の波長分散性が良好であるポリカーボネートやポリサ
ルフォンがより好ましく用いられる。さらに好ましく
は、光の波長分散性が液晶に近い特性であるため、ポリ
サルフォンを用いることが望ましい。
【0026】なお、上記波長分散性が良好であるという
ことは、液晶によって各波長で異なる楕円偏光となった
光の位相を良好に補償することができ、液晶表示装置に
おけるコントラストを高め得ることを意味する。
【0027】本発明に係る製造方法では、上記熱可塑性
樹脂をまず溶融押出するが、この溶融押出に際しては、
熱可塑性樹脂の融点以上の温度に熱可塑性樹脂を加熱す
ることにより行われる。
【0028】また、上記第1の押出工程に引き続き、熱
可塑性樹脂をフィルトレーションするフィルトレーショ
ン工程を実施する。このフィルトレーションについて
は、熱可塑性樹脂から前述した異物を除去し得る適宜の
フィルタを用いることができる。このようなフィルタと
しては、特に限定されるわけではないが、例えば、不織
布を用いたもの、あるいは折り込み積層タイプのものな
どを用いることができ、特に、空孔率が高くかつ透過効
率に優れた不織布を用いたフィルタが好適に用いられ
る。
【0029】上記フィルタの形状については、透過面積
を大きくし、圧力損失を小さくすることが望ましいた
め、リーフディスク形状、キャンドル形状、またはカー
トリッジ形状のものなどを好適に用いることができ、中
でも、ろ過面積が大きくかつケースのサイズを小さくし
得るため、リーフディスク形状のフィルタがより好まし
い。
【0030】上記フィルトレーション工程により、熱可
塑性樹脂中に含有されていた異物が除去される。しかる
後、第2の押出工程において、フィルトレーションされ
た熱可塑性樹脂に可塑剤を混合し、押出し、熱可塑性樹
脂フィルムを得る。
【0031】上記可塑剤としては、アジピン酸エステ
ル、アゼライト酸エステル、安息香酸エステル、イソブ
チル酸エステル、オチブチル酸エステル、ブラシリック
酸エステル、クエン酸エステル、グリコール酸エステ
ル、イタコン酸エステル、オレイン酸エステル、リン酸
エステル、ホスフィン酸エステル、フタル酸エステル、
フタル酸異性体エステル、テトラヒドロフタル酸エステ
ル、ヘキサヒドロフタル酸エステル、ピロメリット酸エ
ステル、リシノール酸エステル、セバシン酸エステル、
コハク酸エステル、スルホンアミド、トリアセチン、ト
リメリット酸エステルなどが好適に用いられる。
【0032】特に、熱可塑性樹脂としてポリサルホンを
用いた場合には、上記可塑剤の中でも、フタル酸エステ
ルまたはスルホンアミド系可塑剤を用いることが好まし
い。フタル酸エステル及びスルホンアミドは、ポリサル
ホンとの相溶性が高く、位相差フィルムの透明性を損な
い難く、かつ沸点が高いので成形過程における発泡や沸
騰が生じ難く、位相差フィルムの品質安定性を高め得
る。
【0033】上記フタル酸エステルとしては、例えば、
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジヘプ
チル、フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジイソノニ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
フタル酸ジオクチルなどを挙げることができる。
【0034】本発明に係る位相差板の製造方法では、上
記可塑剤を熱可塑性樹脂に混合するが、この混合割合に
ついては、特に限定されるわけではないが、通常、熱可
塑性樹脂100重量部に対し0.3〜10重量部程度と
される。可塑剤の含有割合が0.3重量部未満では、位
相差を均一にする効果が十分に得られないことがなり、
10重量部を超えると、所望の位相差が発現し難くな
る。
【0035】上記可塑剤の混合は、第2の押出工程にお
いて、フィルトレーション後の熱可塑性樹脂を押出機に
投入する前に熱可塑性樹脂と混合してもよいが、好まし
くは、第2の押出工程に用いられる押出機として、可塑
剤供給部を有する押出機を用い、押出機内に可塑剤を直
接圧入する方法が用いられる。
【0036】第2の押出工程により、上記熱可塑性樹脂
及び可塑剤を含む熱可塑性樹脂組成物からなる熱可塑性
樹脂フィルムが得られる。押出に際しての温度は、熱可
塑性樹脂の種類に応じて調整すればよい。また、押出成
膜により得られる熱可塑性樹脂フィルムの厚みについて
も、特に限定されるわけではないが、通常、50〜15
0μm程度とされる。
【0037】本発明に係る位相差板の製造方法では、上
記のようにして得られた熱可塑性樹脂フィルムを延伸す
る。この場合、第2の押出工程に引き続いて連続して延
伸を行ってもよく、あるいは押出成膜後熱可塑性樹脂フ
ィルムを一旦巻き取り、しかる後ロールから熱可塑性樹
脂フィルムを引き出し、延伸してもよい。
【0038】なお、延伸とは、延伸に先立って行われる
予熱ゾーンと、予熱ゾーンの後で実際に延伸を施す延伸
ゾーンの双方のゾーンにおける工程を含むものとする。
第2の押出工程で得られた膜からの可塑剤の揮散は以下
のようにして行われる。すなわち、押出時の熱可塑性樹
脂と可塑剤とを含む混合組成物の温度が可塑剤の沸点に
近いため、混合物の膜表面から可塑剤が揮散する。ま
た、第2の押出機金型内で高圧下で封入されていた可塑
剤が金型から出ると直ちに大気圧下におかれるためもあ
って、可塑剤が膜表面から単に揮散する。
【0039】延伸の具体的な方法については、特に限定
されず、任意である。すなわち、縦一軸延伸、横一軸延
伸または縦横二軸延伸など任意の方法を採用することが
でき、好ましくは、液晶表示装置に位相差フィルムを組
み込んだ場合の視野角を広げ得るため、縦一軸延伸が用
いられる。
【0040】(位相差板製造装置)本発明に係る位相差
板製造装置は、上述した位相差板の製造方法に用いられ
るものであり、熱可塑性樹脂を溶融押出するための第1
の押出機と第1の押出機の押出端に配置されたフィルタ
と、フィルタの後段に接続されており、かつ可塑剤供給
部を有する第2の押出機とを備える。この場合、第1の
押出機については、特に限定されるものではなく、従来
より熱可塑性樹脂フィルムを得るのに用いられる適宜の
押出機を用いることができる。同様に、第2の押出機に
ついても、可塑剤供給部、すなわち可塑剤を押出機内に
投入し得る工程を備えた適宜の熱可塑性樹脂用押出機を
用いることができる。
【0041】また、上記フィルタとしては、前述した製
造方法の説明において述べたフィルタを用いることがで
きる。第2の押出工程に用いられる第2の押出機は、単
軸であっても、二軸のものであってもよいが、可塑剤の
熱可塑性樹脂に対する混練性を高めるには、二軸押出機
を用いることが望ましい。可塑剤供給部については、可
塑剤を押出機内に圧入する形式のものが好適に用いられ
る。可塑剤供給部は、第2の押出機の熱可塑性樹脂が充
填されている部分に可塑剤を注入し得る限り、いずれの
部分に設けられていてもよい。熱可塑性樹脂が充填され
ていない部分に可塑剤が供給されると、可塑剤が揮発
し、所定量の可塑剤を混入することができなかったり、
あるいは可塑剤が気泡となり、目的とする位相差フィル
ムを得られなかったりすることがある。
【0042】第2の押出機の後端には、通常、ギアポン
プなどの定量吐出装置が備えられ、それによって厚みが
より均一な熱可塑性樹脂フィルムを得ることができる。
また、上記のようにして、得られた熱可塑性樹脂フィル
ムを用いて、前述した延伸方法により熱可塑性樹脂フィ
ルムを延伸することにより位相差板を得ることができ
る。この場合の延伸装置についても、縦一軸装置、横一
軸装置または縦横二軸延伸装置などの任意の延伸装置を
用いることができる。もっとも、好ましくは、液晶表示
装置に操作板を組み込んだ際の視野角を広げ得るため、
縦一軸延伸装置が好適に用いられる。
【0043】(作用)請求項1に記載の発明に係る位相
差板の製造方法では、熱可塑性樹脂を第1の押出工程に
より溶融押出し、フィルトレーション工程により該熱可
塑性樹脂をフィルトレーションする。従って、熱可塑性
樹脂中に含まれていた前述した各種異物が確実に除去さ
れる。
【0044】この場合、可塑剤は未だ混合されていない
ため、十分にフィルトレーションしたとしても、可塑剤
の分解等は生じ難い。次に、第2の押出工程において、
フィルトレーションされた熱可塑性樹脂に可塑剤が混合
され、かつ押出され、熱可塑性樹脂フィルムが得られ
る。従って、異物の混入がなく、可塑剤の分解による発
泡や外観不良がほとんどない熱可塑性樹脂フィルムが得
られる。従って、該熱可塑性樹脂フィルムを延伸して得
られた位相差フィルムでは、異物が混入していないの
で、位相差むらが生じ難い。
【0045】また、請求項2に記載の発明では、上記の
ようにして押出成膜により得られた良好な品質の熱可塑
性樹脂フィルムにおいて、厚みむらが存在しても、前述
のように、厚みむらが厚み方向に沿う平均可塑剤濃度に
より相殺されるので、延伸工程後に均一な位相差の位相
差フィルムを得ることができる。
【0046】請求項2に記載の発明に係る位相差板製造
装置は、第1の押出機、フィルタ、第2の押出機、引取
機及び延伸機を備えるため、前述した請求項1に記載の
発明に係る位相差板の製造方法に従って位相差フィルム
を得ることができる。すなわち、第1の押出機により熱
可塑性樹脂を押出し、次に、フィルタによりフィルトレ
ーションすることにより、熱可塑性樹脂中の異物が確実
に除去される。また、フィルタの後段に第2の押出機が
接続されており、該第2の押出機において熱可塑性樹脂
に可塑剤が混合され、しかる後第2の押出機から押出成
膜により熱可塑性樹脂フィルムが得られる。従って、異
物の混入がなく、可塑剤の発泡などに起因する外観不良
のない熱可塑性樹脂フィルムが得られる。
【0047】よって、延伸により、熱可塑性樹脂フィル
ムに屈折率差が与えられ、異物がなく、外観不良が良好
な位相差フィルムが得られる。
【0048】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る位相差板製
造装置の一例の要部を示す概略構成図である。図1に示
すように、この位相差板製造装置は、第1の押出機1、
フィルタ2及び第2の押出機3を備える。第1の押出機
1には、熱可塑性樹脂を供給するための熱可塑性樹脂供
給部1aが設けられている。第1の押出機1について
は、従来より公知の押出機を用いることができ、特に限
定されるわけではないが、例えば、GMエンジニアリン
グ社製、品番:GM−50(L/D=28)を用いるこ
とができる。
【0049】上記フィルタ2は、第1の押出機1の押出
端に接続されている。このフィルタ2としては、前述し
たとおり、熱可塑性樹脂から異物を除去し得る適宜の材
料からなるものを用いることができる。本構造例では、
フィルタ2は、日本精線社製、品番:NF2M−06D
2により構成されている。このフィルタ2は、フィルタ
材料として焼結ステンレス鋼からなる不織布を用いたリ
ーフディスク形状のものであり、ろ過面積は0.025
6m2 /枚であり、ディスクの枚数は35枚とされてい
る。
【0050】また、第2の押出機3は、フィルタ2の後
段に接続されており、複数のバレルa〜jを有する。こ
の第2の押出機3としても、従来より押出成膜に用いら
れる適宜の押出機を用いることができるが、本構造例で
は、同方向二軸押出機である日本製鋼所社製、品番:T
EX−44(L/D=35)が用いられている。
【0051】また、この第2の押出機3のバレルiに
は、プランジャーポンプからなる可塑剤供給部3aが接
続されている。このプランジャーポンプは、可塑剤を第
2の押出機3内において熱可塑性樹脂に圧入するための
設けられている。
【0052】また、第2の押出機3の吐出端側には、ア
ダプター4及びネック部5を介して金型6が備えられい
る。金型6は、熱可塑性樹脂フィルムを成膜するために
用いられているものであり、本構造例では、コートハン
ガータイプの面長500mmの金型(EDI社製)が用
いられている。
【0053】また、図2に側面図で示すように、金型6
から熱可塑性樹脂フィルム7が垂下されて成膜され、下
方のドラム8に接触される。もっとも、熱可塑性樹脂フ
ィルム7は、金型6から垂下されて成膜される必要は必
ずしもなく、金型出口が横方向に押し出されてもよい。
【0054】なお、図1では、特に図示はしないが、本
発明に係る位相差板製造装置では、上記第2の押出機3
から吐出され、金型6を経て成膜された熱可塑性樹脂フ
ィルムを延伸するために、前述した適宜の延伸装置が用
いられる。延伸装置については、第1,第2の押出機
1,3及びフィルタ2とは別の装置として用意される
が、金型6から吐出された熱可塑性樹脂フィルムを連続
的に延伸するように延伸装置を金型6に連結してもよ
い。
【0055】
【実施例】次に、具体的な実施例及び比較例を説明する
ことにより、本発明を具体的に説明する。
【0056】(実施例1)図1に示した位相差板製造装
置を用い、以下の要領で位相差板を得た。まず、第1の
押出機1の熱可塑性樹脂供給部1aから熱可塑性樹脂と
してポリサルフォンぺレット(帝人アモコエンジニアリ
ングプラスチック社製、品番:P−1700)100重
量部を供給し、第1の押出機1内で溶融混練し、次にフ
ィルタ2によりフィルトレーションし、第2の押出機3
に供給した。なお、第2の押出機3は、第1の押出機1
に対して平面視した場合、直角方向に配置されている。
また、フィルタ2は、第2の押出機3のバレルfに接続
されている。
【0057】次に、第2の押出機3内において、可塑剤
としてフタル酸ジエチル(大八化学工業社製、沸点29
6℃)をバレルiの位置でプランジャーポンプよりなる
可塑剤供給部3aから熱可塑性樹脂100重量部に対し
5重量部の割合で供給した。しかる後、バレルa〜jで
熱可塑性樹脂及び可塑剤を混練し、アダプター4及びネ
ック部5を経由して金型6から吐出させ、吐出された熱
可塑性樹脂組成物を表面温度145℃の面長600mm
の金属ロールとゴムロールとでニップ冷却し、82.5
μmの厚みの未延伸のポリサルフォンフィルムを得た。
【0058】なお、上記第1,第2の押出機及び金型6
を用いた成形に際しての各部分の温度条件は以下のとお
りとした。
【0059】
【表1】
【0060】上記のようにして得たポリサルフォンフィ
ルム中の異物を目視により観察したところ、異物は確認
できなかった。また、発泡や外観不良も認められなかっ
た。次に、上記のようにして得たポリサルフォンフィル
ムをロール延伸機により、予熱ゾーンの温度を140
℃、延伸ゾーンの温度を168℃とし、可塑剤の一部を
揮発させつつ、延伸倍率1.4倍で延伸し、平均厚み7
5.6μmの位相差板を得た。
【0061】得られたフィルムの中央から幅200mm
及び長さ1000mmの位相差フィルムサンプルを切り
出し、633nmにおける位相差を幅方向及び長さ方向
共1cm間隔で測定したところ、位相差の平均値は43
0nmであり、1cm離れた2点間の位相差の差の最大
値は1nmであった。
【0062】(比較例1)比較のために、図3に示した
比較例1の製造装置を用意した。すなわち、図1に示し
た本発明に係る位相差板製造装置から第1の押出機1及
びフィルタ2を除去し、第2の押出機3以下の構造のみ
を用い、熱可塑性樹脂フィルムを成形した。第2の押出
機3、可塑剤供給部3a、アダプター4、ネック部5及
び金型6については、図1に示した装置と全く同様に構
成した。なお、原料としてのポリサルフォンは、第2の
押出機3のバレル1から投入した。
【0063】比較例1の位相差板製造装置を用い、熱可
塑性樹脂として実施例1と同様にポリサルフォンを用
い、該ポリサルフォン100重量部に対し、可塑剤供給
部3aから可塑剤としてのフタル酸ジエチル5重量部を
混合し、成膜した。なお、第2の押出機のバレルa〜
g、バレルh、バレルi,j及びアダプター4、ネック
部5及び金型6の各成形温度については、表1に示した
条件と同様とした。
【0064】すなわち、図3に示した装置を用いたこと
を除いては、実施例1と同様にしてポリサルフォンフィ
ルムを成形した。得られたポリサルフォンフィルムで
は、目視により、80μm程度の異物の存在することが
目視により認められた。
【0065】(比較例2)図4に示した装置を用い、そ
の他の点は実施例1と同様にしてポリサルフォンフィル
ムを得た。図4に示す装置では、図1に示した装置に比
べて、第1の押出機1が除かれており、第2の押出機3
に熱可塑性樹脂が供給されるように構成されているこ
と、並びにフィルタ2が第2の押出機3の後段に接続さ
れている点において異なる。また、各部分の成形温度
は、表1に示した値と同様とした。
【0066】上記のようにして得たポリサルフォンフィ
ルムを目視により観察したところ、小さい気泡が無数に
発生しており、位相差フィルムの製造には用いることが
できないものであった。
【0067】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る位相差板の
製造方法では、熱可塑性樹脂を予めフィルトレーション
し、熱可塑性樹脂中の異物が除去されているため、該フ
ィルトレーション後の熱可塑性樹脂に可塑剤を混合し、
押し出すことにより、押出成膜法により異物が混入して
いない熱可塑性樹脂フィルムを得ることができる。しか
も、可塑剤混合前にフィルトレーションを行うため、可
塑剤の発泡や分解も生じ難い。
【0068】従って、異物の混入がなく、外観性も良好
な熱可塑性樹脂フィルムを押出成膜法を用いて効率良く
製造することができる。よって、該熱可塑性樹脂フィル
ムを用い、延伸することにより、異物の混入がないた
め、位相差むらの少ない、良好な品質の位相差板を得る
ことができる。
【0069】加えて、請求項2に記載の発明では、第2
の押出工程で膜状に押し出された熱可塑性樹脂と可塑剤
とを含む混合物からなる組成物が冷却ロールまたは冷却
ベルトで冷却されるまでの間に可塑剤を膜面から揮発さ
せる工程を含むため、相対的に厚みの厚い部分の厚み方
向の平均可塑剤濃度が相対的に厚みの薄い部分に比べて
高くなり、その状態で延伸されることにより、より一層
位相差の均一な位相差フィルムを提供することが可能と
なる。
【0070】請求項3に記載の発明に係る位相差板製造
装置は、第1の押出機、フィルタ、フィルタの後段に接
続された第2の押出機、引取機及び延伸機を備えるた
め、請求項1,2に記載の発明に係る位相差板の製造方
法を、該位相差板製造装置を用いて実施することがで
き、従って異物の混入がなく、位相差むらが少ない外観
性に優れた位相差フィルムを効率良くかつ容易に提供す
ることができる。また、上記フィルタでは、熱可塑性樹
脂のみがフィルトレーションされるため、大型のフィル
タを用い、十分にフィルトレーションを行ったとして
も、可塑剤の発泡や分解が生じないので、より確実に異
物の混入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相差板製造装置の一構造例の要
部を説明するための概略構成図。
【図2】図1に示した位相差板製造装置における金型以
降の部分の要部を示す側面図。
【図3】比較例1で用意した製造装置を説明するための
概略構成図。
【図4】比較例2で用意された製造装置の要部を説明す
るための概略構成図。
【符号の説明】
1…第1の押出機 2…フィルタ 3…第2の押出機 3a…可塑剤供給部 6…金型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂と可塑剤とを含む熱可塑性
    樹脂組成物よりなる位相差板の製造方法であって、 熱可塑性樹脂を溶融押出する第1の押出工程と、 第1の押出工程に引き続き熱可塑性樹脂をフィルトレー
    ションするフィルトレーション工程と、 フィルトレーション後に熱可塑性樹脂に可塑剤を混合
    し、押出す、第2の押出工程と、 前記第2の押出工程に続き、得られた熱可塑性樹脂フィ
    ルムを延伸する工程とを備えることを特徴とする位相差
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 第2の押出工程で膜状に押し出された熱
    可塑性樹脂と可塑剤とを含む混合物からなる組成物が冷
    却ロールまたは冷却ベルトで冷却されるまでの間に可塑
    剤を膜面から揮発させる工程を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の位相差板の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂と、可塑剤とからなる位相
    差板の製造装置であって、 熱可塑性樹脂を溶融押出するための第1の押出機と、 第1の押出機の押出端に配置されたフィルタと、 フィルタの後段に接続されており、かつ可塑剤供給部を
    有する第2の押出機と、 押し出された熱可塑性樹脂フィルムを引取る引取機と、 熱可塑性樹脂フィルムを延伸するための延伸機とを備え
    ることを特徴とする位相差板製造装置。
JP10144321A 1998-05-26 1998-05-26 位相差板の製造方法及び位相差板製造装置 Withdrawn JPH11337731A (ja)

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