JPH11337713A - 回折格子の形成方法 - Google Patents

回折格子の形成方法

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JPH11337713A
JPH11337713A JP13949798A JP13949798A JPH11337713A JP H11337713 A JPH11337713 A JP H11337713A JP 13949798 A JP13949798 A JP 13949798A JP 13949798 A JP13949798 A JP 13949798A JP H11337713 A JPH11337713 A JP H11337713A
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diffraction grating
order diffracted
phase shift
diffracted light
light
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Manabu Matsuda
松田  学
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折格子の形成方法に関し、複雑な光学系を
必要とせず、一光束を用いて簡単に位相シフトを有し、
同一基板面内で周期が変調された回折格子を形成する。 【解決手段】 表面に回折格子1が形成された透明媒質
2に、基板4上に設けた感光材3が感光する波長の入射
光5を入射し、回折格子1により生成される+1次回折
光6と−1次回折光7との干渉によって生じる干渉パタ
ーンを感光材3に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回折格子の形成方法
に関するものであり、特に、波長多重通信用光源として
用いるλ/4シフト分布帰還型(DFB)半導体レーザ
等に設ける任意の位相シフト量を有する1箇所以上の位
相シフト領域を備えた回折格子の形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、分布帰還型半導体レーザに用いら
れる回折格子は、おもに、大きな面積に亘って均一で精
度の良い周期の回折格子を形成することのできる二光束
干渉露光法により形成されているが、この二光束干渉露
光法の場合には、同一基板内で回折格子の周期を変調す
ることが容易でない、或いは、回折格子の周期を変更す
る際の光学系の調整が複雑であるという問題がある。
【0003】また、この二光束干渉露光法における位相
シフト領域の形成方法としては、位相シフトマスクを用
いる方法(必要ならば、特願昭60−57455号参
照)があり、この位相シフトマスクを用いることによっ
て任意の位置に任意量の位相シフトを導入することがで
きる。
【0004】しかし、この場合には、同一基板内で回折
格子の周期を変調して形成することが困難であるととも
に、位相シフトマスクの段差部により8〜15μm程度
の遷移領域と呼ばれる回折格子形状が不整な領域が形成
されるという問題がある。
【0005】また、他の方法としては、電子ビーム露光
を用いる方法もあり、この場合には、同一基板内で回折
格子の周期を変調すること、及び、位相シフトを導入す
ることは容易であるものの、描画時に電子ビーム加速電
圧の基板面内での揺らぎ等に起因する周期の揺らぎが生
ずるという問題がある。
【0006】また、電子ビームで連続で描画できる領域
には制限があり、例えば、最大領域が500μm×50
0μmとなるため、例えば、1mm(=1000μm)
程度の共振器長の長いレーザ用の回折格子を描画する場
合、領域のつなぎの部分で回折格子の位相がずれること
がしばしば発生し、位相のずれによる不要の位相シフト
が素子特性の劣化を招くという問題がある。さらには、
大面積を露光するのに時間がかかり、例えば、直径2イ
ンチ(≒5.08cm)のウェハの場合には、丸2日程
度かかり、生産性が悪いという問題もある。
【0007】この様な方法に代わるものとして、例え
ば、ガラス等の透明な誘電体基板の表面に回折格子を形
成したマスクを用いて一光束露光により半導体基板に回
折格子を形成する方法が提案されており(必要ならば、
特願平6−12274号、特願平7−294137号、
M.Okai,et al.,Applied Phy
sics Letters,vol.55,no.5,
pp.415−417,1989、G.Pakuisk
i,et,al.,Applied Physics
Letters,vol.62,no.3,pp.22
2−224,1993参照)、この様な方法を用いるこ
とによって、任意の周期で、任意の位相シフトを導入し
た回折格子パターンを形成することが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら方法の
場合には、透過光と1次回折光、即ち、0次回折光と−
1次回折光を基板上で干渉させることによって回折格子
像を得ているため、その周期は元のマスクに形成された
マスター回折格子の周期と全く同一の回折格子しか形成
できないという問題がある。
【0009】即ち、DFB半導体レーザで用いられてい
る回折格子の様に、例えば、180〜250nm程度の
非常に細かい周期の回折格子を得ようとする場合には、
同様に細かい周期の回折格子をガラスマスク上に形成し
なければならなくなる。
【0010】また、この場合、一般には、透過光と1次
回折光の強度比が1:1にならないため、回折格子像の
光強度、即ち、明暗における暗部が完全に0にならず、
回折格子像をフォトレジストのような感光性の媒体に転
写する場合、良好な回折格子パターンが得にくくなると
いう問題がある。
【0011】この様な問題を解決するために、Cr等の
金属を蒸着することによって透過光の抑制と1次回折光
の増強を行って強度比を1:1に近づけてはいるが、表
面積の半分近くをCr等の金属膜で覆うために入射光強
度の半分しか寄与しないことになる。
【0012】また、この場合には、レーザ光をマスクに
対して斜め入射させるため、光学系が複雑になったり、
位置合わせが面倒になる等の問題もある。なお、この斜
め入射においては、+1次回折光は回折限界になるため
出射されない。
【0013】したがって、本発明は、複雑な光学系を必
要とせず、一光束を用いて簡単に位相シフトを有し、同
一基板面内で周期が変調された回折格子を形成すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、回折格子の形成方法において、表面に
回折格子1が形成された透明媒質2に、基板4上に設け
た感光材3が感光する波長の入射光5を入射し、回折格
子1により生成される+1次回折光6と−1次回折光7
との干渉によって生じる干渉パターンを感光材3に記録
することを特徴とする。
【0015】この様に、回折格子1により生成される+
1次回折光6(θ+ dif )と−1次回折光7
(θ- dif )との干渉を用いることにより、干渉パター
ンの周期を入射光5の波長λ及び入射角θinに依存する
ことなく、回折格子1の周期ΛM の1/2にすることが
でき、それによって、透明媒質2に設ける回折格子1、
即ち、マスター回折格子の周期ΛM を実際に必要とする
周期ΛG の2倍にすることができるので、マスター回折
格子の形成が容易になる。
【0016】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、回折格子1が、干渉パターンにおいて必要とされる
位相シフト量の半分の位相シフトを有することを特徴と
する。
【0017】この様に、回折格子1により生成される+
1次回折光6(θ+ dif )と−1次回折光7
(θ- dif )との干渉を用いた場合には、干渉パターン
における位相シフト量ΦG は、回折格子1に設ける位相
シフト量ΦM の2倍になるので、回折格子1に設ける位
相シフト量ΦM は、必要とする位相シフト量ΦG の半
分、即ち、1/2で良い。
【0018】(3)また、本発明は、上記(1)におい
て、回折格子1が、干渉パターンにおいて必要とされる
位相シフト量に相当する段差を有することを特徴とす
る。
【0019】この様に、回折格子1により生成される+
1次回折光6(θ+ dif )と−1次回折光7
(θ- dif )との干渉を用いた場合には、回折格子1に
段差を設けることによって、段差hに応じた位相シフト
量ΦG を得ることができる。因に、ΦG =4πh・ta
nθin/ΛM となる。
【0020】(4)また、本発明は、上記(1)乃至
(3)のいずれかにおいて、回折格子1を構成する凹凸
の深さが、0次回折光を最小にする深さであることを特
徴とする。
【0021】この様に、回折格子1を構成する凹凸の深
さdを、0次回折光を最小にする深さとすることによっ
て、0次回折光の影響を除去し、干渉パターンにおける
暗部の強度をほぼ0にすることができるので、良好な回
折格子パターンを得ることができる。因に、透明媒質2
に屈折率をn、空気の屈折率を1とした場合、回折格子
1の凸部を透過した0次回折光と凹部を透過した0次回
折光が互いに干渉して消滅するように、 d=λ/〔2(n−1)〕 を満たすように深さdを設定すれば良い。
【0022】(5)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、透明媒質2の回折格子1を
形成した面と反対側の面に、入射光5に対する無反射コ
ーティングを設けることを特徴とする。
【0023】この様に、透明媒質2の回折格子1を形成
した面と反対側の面に入射光5に対する無反射コーティ
ングを設けることにより、透明媒質2内における不所望
な多重反射による光量の変化を防止することができ、そ
れによって、良好な回折格子パターンを得ることができ
る。
【0024】(6)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、透明媒質2の回折格子1を
形成した面と反対側の面が、回折格子1を形成した面に
対して非平行になっていることを特徴とする。
【0025】この様に、透明媒質2の回折格子1を形成
した面と反対側の面を回折格子1を形成した面に対して
非平行にすることにより、透明媒質2内における不所望
な多重反射による光量の変化を防止することができ、そ
れによって、良好な回折格子パターンを得ることができ
る。
【0026】(7)また、本発明は、上記(1)乃至
(6)のいずれかにおいて、入射光5として、電界ベク
トルが回折格子1の溝の延在方向と平行である偏光を用
いることを特徴とする。
【0027】この様に、電界ベクトルが回折格子1の溝
の延在方向と平行である偏光を入射光5として用いるこ
とによって、+1次回折光6(θ+ dif )と−1次回折
光7(θ- dif )の電界ベクトルが互いに平行になるの
で、その射影和に比例する干渉縞の最大強度を最大にす
ることができる。
【0028】(8)また、本発明は、上記(1)乃至
(7)のいずれかにおいて、透明媒質2に、互いに、回
折格子周期の異なる回折格子1が複数設けられるている
ことを特徴とする。
【0029】この様に、透明媒質2自体に回折格子周期
の異なる回折格子1を複数設けることによって、同一基
板4面内における回折格子1の周期を任意に変調するこ
とができる。
【0030】(9)また、本発明は、上記(1)乃至
(8)のいずれかにおいて、基板4が半導体基板であ
り、感光材3に記録される干渉パターンにより半導体レ
ーザの発振波長を規定する分布帰還型共振器を形成する
ことを特徴とする。
【0031】上記の(1)乃至(8)のいずれかの方法
を半導体レーザの製造方法に適用することによって、良
好な分布帰還型共振器を有する半導体レーザを生産性良
く製造することができる。
【0032】(10)また、本発明は、上記(9)にお
いて、基板4上に、互いに発振波長の異なる分布帰還型
半導体レーザをモノリシックに集積化することを特徴と
する。
【0033】上記の(1)乃至(8)のいずれかの方法
を半導体レーザの製造方法に適用することによって、互
いに所定の高精度の発振波長関係を有する分布帰還型半
導体レーザアレイを生産性良く製造することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の第1の実施の形
態を、図2乃至図5を参照して説明する。 図2(a)参照 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態の一光束露光
による回折格子の形成方法の説明図であり、InP基板
11上に塗布したフォトレジスト膜12に対して、回折
格子13を形成したガラス基板からなる透明基板14を
対向させ、He−Cdレーザを用いて波長λ=325n
mの入射光15を入射させ、その+1次回折光と−1次
回折光との干渉によって生ずる干渉パターンをフォトレ
ジスト膜12に転写し、この干渉パターンを転写された
フォトレジストパターン(図示せず)によりInP基板
11をエッチングすることによってInP基板11の表
面に回折格子を形成する。
【0035】図2(b)参照 この場合、透明基板14に形成した回折格子13の周期
をΛM とし、入射光15の波長をλとし、入射角をθin
及び回折角をθdif とした場合、±ΛM =λ/(sin
θin−sinθdif )となる関係があるので、回折角θ
dif は、 sinθ+ dif =sinθin+λ/ΛM ・・・+1次回折光16 sinθ- dif =sinθin−λ/ΛM ・・・−1次回折光17 となる。
【0036】図3参照 この場合、回折格子13により発生した+1次回折光1
6と−1次回折光17との干渉によって、回折波の山2
0の交点と回折波の谷21の交点が明部となる干渉パタ
ーン22の周期ΛG は、 ΛG =λ/(sinθ+ dif −sinθ- dif ) となり、上記のsinθ+ dif ,sinθ- dif に関す
る関係式を代入することによって、 ΛG =ΛM /2 となる。
【0037】したがって、干渉パターン22の周期ΛG
は、入射光15の波長λ及び入射角θinに依存すること
なく、透明基板14に形成した回折格子13の周期ΛM
の1/2となるので、例えば、InP基板11に形成す
る回折格子の周期ΛG としてΛG =240nmが必要な
場合には、回折格子13の周期ΛM はΛM =480nm
で良いので、回折格子13を形成する際の精度が緩和さ
れる。
【0038】また、この場合には、1光束露光法を用い
ているので光学系が簡素になり、且つ、上述の様に、干
渉パターン22の周期ΛG が入射光15の波長λ及び入
射角θinに依存しないので、初期位置調整の精度を必要
としない。
【0039】また、入射角θinが小さい場合には、+1
次回折光16と−1次回折光17の強度がほぼ1:1に
なるので、良好な明暗を有する干渉パターン22を得る
ことができ、それによって、InP基板11に形成する
回折格子パターンも良好なものとなるが、透過光、即
ち、0次回折光の影響をなくすためには、回折格子13
を構成する凹凸の深さdを所定の値に設定することが望
ましいので、そのための手段を図(c)を参照して説明
する。
【0040】図2(c)参照 即ち、透明基板14の屈折率をn、凹凸の深さをd、空
気の屈折率をn0 、入射光15の波長をλ、回折格子1
3の凸部から出射される0次回折光18の出射端面にお
ける位相をφA 、回折格子13の凹部から出射される0
次回折光19の0次回折光18と同じ位置における位相
をφB とした場合、 φA =2πnd/λ φB =2πn0 d/λ となるので、回折格子13の凸部の表面における位相差
φA −φB は、 φA −φB =2πnd/λ−2πn0 d/λ =2πd(n−n0 )/λ となる。
【0041】そして、この位相差φA −φB がπの時
に、0次回折光18の0次回折光19とが互いに打ち消
し合い、透過光の強度が0になるので、 φA −φB =2πd(n−n0 )/λ=π したがって、 d=λ/〔2(n−n0 )〕 に設定することによって、0次回折光18,19による
影響を最小にすることができ、空気の屈折率n0 をn0
=1で近似することによって、 d=λ/〔2(n−1)〕 となる。
【0042】また、入射光15を最大限に利用するため
には、入射光15として、電界ベクトルが回折格子13
の溝の延在方向と平行な偏光を用いることが望ましいの
でこの事情を図4を参照して説明する。 図4(a)参照 干渉パターン22における明暗の最大強度は、+1次回
折光16と−1次回折光17の電界ベクトルの射影和に
比例することになるが、入射光15として電界ベクトル
が回折格子13の溝の延在方向と平行な偏光を用いた場
合、+1次回折光16と−1次回折光17の電界ベクト
ルが互いに平行になるので、射影和が最大となる。
【0043】図4(b)参照 一方、入射光15として電界ベクトルが回折格子13の
溝の延在方向と直交する偏光を用いた場合には、例え
ば、λ=325nmの入射光15をΛM =480nmの
回折格子13に小さい入射角θinで入射すると、回折角
θdif は、 sinθ+ dif =sinθin+λ/ΛM sinθ- dif =sinθin−λ/ΛM の関係式から θdif 〜42° となり、したがって、その射影和はほぼ0になり、干渉
パターン22が得られなくなる。なお、通常は、回折格
子13の溝の延在方向(図においては、縦方向)を基準
にして、回折格子13の溝の延在方向と平行な偏光をs
偏光と称し、直交する偏光をp偏光と称する。
【0044】次に、図5を参照して、本発明の第1の実
施の形態の変形例を説明する。 図5(a)及び(b)参照 図5(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態の
変形例の回折格子13を設けた透明基板14の概略的透
視斜視図であり、図5(a)は透明基板14の回折格子
13を形成した面と反対側の面を溝の配列方向にテーパ
状になった傾斜裏面23としたものであり、また、図5
(b)は透明基板14の回折格子13を形成した面と反
対側の面を溝の延在方向にテーパ状になった傾斜裏面2
4としたものである。この様な傾斜裏面23或いは傾斜
裏面24を設けることによって、入射光15が透明基板
14の表裏面間における多重反射することによる光量の
変化を防止することができる。
【0045】なお、この様な多重反射防止手段は、単純
なテーパ状の傾斜裏面23,24に限られるものではな
く、回折格子13を形成した側の面と、その反対側の面
を互いに非平行にすれば良いものである。さらには、回
折格子13を形成した側の面と、その反対側の面が互い
に平行な場合には、回折格子13を形成した面と反対側
の面に誘電体多層膜による無反射コーティングを施せば
良い。
【0046】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施の形態を説明する。 図6(a)参照 図6(a)は、本発明の第2の実施の形態の一光束露光
による位相シフト領域を有する回折格子の形成方法の説
明図であり、InP基板11上に塗布したフォトレジス
ト膜12に対して、位相シフト領域25を有する回折格
子13を形成したガラス基板からなる透明基板14を対
向させ、He−Cdレーザを用いて波長λ=325nm
の入射光15を入射させ、その+1次回折光と−1次回
折光との干渉によって生ずる干渉パターンをフォトレジ
スト膜12に転写し、この干渉パターンを転写されたフ
ォトレジストパターン(図示せず)によりInP基板1
1をエッチングすることによってInP基板11の表面
に位相シフト領域を有する回折格子を形成する。
【0047】図6(b)参照 この場合も、回折波の山20の交点及び回折波の谷21
の交点により、干渉パターン22における明暗の位置が
規定されるので、干渉パターン22における位相シフト
量ΦG は、回折格子13の位相シフト量ΦM に対して、 ΦG =2ΦM となり、干渉パターン22における位相シフト量ΦG
して、ΦG =πが必要な時には、回折格子13の位相シ
フト量ΦM は、ΦM =π/2で良い。
【0048】再び、図6(a)参照 なお、この場合、フォトレジスト膜12と回折格子13
との間隔Dは、間隔Dが大きいとフレネル回折によって
位相シフト領域の形成に伴う遷移領域が拡がるので、な
るべく間隔D小さくすること、特に、密着することが望
ましい。
【0049】次に、図7を参照して、本発明の第3の実
施の形態を説明する。 図7(a)参照 図7(a)は、本発明の第3の実施の形態の一光束露光
による位相シフト領域を有する回折格子の形成方法の説
明図であり、InP基板11上に塗布したフォトレジス
ト膜12に対して、段差hの位相シフト領域25を有す
る回折格子13を形成したガラス基板からなる透明基板
14を対向させ、He−Cdレーザを用いて波長λ=3
25nmの入射光15を入射角θin=10°で入射さ
せ、その+1次回折光と−1次回折光との干渉によって
生ずる干渉パターンをフォトレジスト膜12に転写し、
この干渉パターンを転写されたフォトレジストパターン
(図示せず)によりInP基板11をエッチングするこ
とによってInP基板11の表面に位相シフト領域を有
する回折格子を形成する。
【0050】図6(b)参照 この場合も、回折波の山20の交点及び回折波の谷21
の交点により、干渉パターン22における明暗の位置が
規定されることになり、段差位置がCの状態の時に、回
折波の山20の交点及び回折波の谷21の交点の位置
が、段差がない場合のAの状態と同じになるので、その
間のBの状態の段差を設けることによって任意量の位相
シフトを導入することができる。
【0051】この場合の干渉パターン22における位相
シフト量ΦG を、段差hの関係で表すと、状態Cの時
に、状態Aと同じ位相に、即ち、位相シフト量ΦG が、
ΦG =2πになり、また、その時の段差hは、幾何学的
にtanθin=ΛG /hであるので、 ΦG =2πh・tanθin/ΛG となり、上記のΛG =ΛM /2の関係式を代入すること
によって、 ΦG =4πh・tanθin/ΛM となり、段差hについて書き直すと、 h=(ΦG ・ΛM )/(4πtanθin) となる。
【0052】したがって、干渉パターン22における位
相シフト量をΦG =π、干渉パターンの周期をΛG =2
40nmとしたい時、マスクの回折格子13の周期はΛ
M =480nmとなるので、入射角θin=10°の場合
には、段差hは、 h=(π・480)/(4π・tan10°) =120/tan10°≒681.8nm にすれば良い。即ち、段差h或いは入射角θinにより、
干渉パターン22における位相シフト量ΦG を任意の値
に設定することができる。
【0053】以上の第1乃至第3の実施の形態から明ら
かなように、本発明においては、+1次回折光16と−
1次回折光17との干渉による干渉パターン22を利用
して基板上に回折格子パターンを形成しているので、マ
スクに設ける回折格子13の周期ΛM は、必要とする回
折格子パターンの周期ΛG の2倍で良いので、回折格子
13を形成する際の精度が緩和される。
【0054】また、回折格子パターンに位相シフトを導
入する場合には、マスクの回折格子13に必要とする位
相シフト量ΦG の1/2の位相シフト量ΦM に相当する
位相シフト領域25、或いは、必要とする位相シフト量
ΦG に相当する段差dを有する位相シフト領域25を設
けておけば良いので、位相シフトの導入が容易になる。
【0055】次に、図8乃至図13を参照して、本発明
の第4の実施の形態であるλ/4シフト分布帰還型半導
体レーザアレイの製造工程を説明する。 図8参照 まず、n型InP基板31上に、フォトレジスト膜32
を形成したのち、周期ΛM1=480nmの回折格子3
3、周期ΛM2=485nmの回折格子34、及び、周期
ΛM3=490nmの回折格子35を設けたガラスからな
る透明基板14を対向させ、He−Cdレーザを用いて
波長λ=325nmのレーザ40を入射させ、その+1
次回折光と−1次回折光との干渉によって生ずる干渉パ
ターンをフォトレジスト膜12に転写する。なお、回折
格子33乃至回折格子35には各々位相シフト量ΦM
π/2に相当する位相シフト領域37乃至位相シフト領
域39が設けられている。
【0056】図9参照 次いで、フォトレジスト膜32を現像することによって
回折格子パターン41乃至回折格子パターン43からな
るフォトレジストパターン47を形成する。なお、この
場合の回折格子パターン41の周期ΛG1、回折格子パタ
ーン42の周期ΛG2、及び、回折格子パターン43の周
期ΛG3は、上記の関係によって、夫々、ΛG1=240n
m、ΛG2=242.5nm、及び、ΛG3=245nmと
なり、また、位相シフト領域44乃至位相シフト領域4
6の位相シフト量ΦG は、Φ G =πとなる。
【0057】図10参照 次いで、フォトレジストパターン47をマスクとして、
エタンガスによる反応性イオンエッチングを行うことに
よって、n型InP基板31の表面に、回折格子48乃
至回折格子50を形成したのち、フォトレジストパター
ン47を除去する。なお、回折格子48乃至回折格子5
0の周期は、フォトレジストパターン47に形成した回
折格子パターン41乃至43の周期ΛG1乃至ΛG3と同じ
であり、また、位相シフト領域51乃至53の位相シフ
ト量も位相シフト領域44乃至46の位相シフト量と同
じΦG =πとなる。
【0058】図11参照 次いで、MOVPE法(有機金属気相成長法)を用い
て、位相シフト領域51を有する回折格子48等を形成
したn型InP基板31上に、厚さが、例えば、1.1
μmのn型InGaAsP光ガイド層54、MQW活性
層55、及び、厚さが、例えば、2.0μmのp型In
Pクラッド層56、及び、厚さが、例えば、0.5μm
のp+ 型InGaAsPコンタクト層57を連続的に成
長させる。なお、この場合、MQW活性層55は、例え
ば、厚さ10nmの1.3μm波長組成のInGaAs
P障壁層と、厚さ6nm、圧縮歪0.8%で、1.75
μm波長組成のInGaAsP井戸層を交互に井戸層が
5層になるように堆積させて形成する。
【0059】図12(a)参照 次いで、全面に厚さ0.2〜0.5μm、例えば、0.
3μmのSiO2 膜(図示せず)を堆積させ、幅1.0
〜1.5μm、例えば、1.2μmの(110)方向に
延びるストライプ状のSiO2 マスク(図示せず)にパ
ターニングしたのち、このSiO2 マスクをマスクとし
て、メタンガス・水素混合ガスによる反応性イオンエッ
チングを施すことによってn型InP基板31に達する
メサエッチングを行って、回折格子48乃至回折格子5
0に対応する位置に夫々ストライプ状メサ58を形成す
る。
【0060】図12(b)参照 次いで、このSiO2 マスクをそのまま選択成長マスク
として、減圧MOVPE法によって選択成長させること
によって、ストライプ状メサ58の側部をFeドープI
nP高抵抗層59で埋め込む。
【0061】図13(a)参照 次いで、SiO2 マスクを除去したのち、n型InP基
板31の裏面に3つのストライプ状メサ58に対して共
通のn側電極60を形成し、p+ 型InGaAsPコン
タクト層57上には、個々のストライプ状メサ58に対
応するp側電極61を形成する。
【0062】図13(b)参照 次いで、素子分割を行うことによって発振波長が互いに
異なる波長多重用λ/4シフト分布帰還型半導体レーザ
アレイが完成する。
【0063】この様に、本発明の第4の実施の形態にお
いては、マスクとなる透明基板36の表面に、予め、必
要とする周期の2倍で、且つ、互いに異なった周期の回
折格子33乃至回折格子35を形成するだけであるの
で、同一ウェハ内に任意の位相シフト量を有し、且つ、
互いに異なった任意の周期を有する回折格子を設けたλ
/4シフト分布帰還型半導体レーザを容易に製造するこ
とができる。したがって、この透明基板36を用いて多
数のウェハに対して一光束露光を行うだけで、良好な回
折格子48乃至50を有する波長多重用λ/4シフト分
布帰還型半導体レーザアレイを得ることができるので、
光学系が簡素化されるとともに、生産性が向上する。
【0064】また、上記の第4の実施の形態から明らか
なように、マスク上に部分的に回折格子を形成しないで
おくことにより、自動的に回折格子を必要としない部分
に回折格子を生成しないようにすることができることは
自明である。
【0065】なお、この第4の実施の形態においては、
位相シフト量ΦM =π/2の位相シフト領域37〜39
を有する回折格子33〜35を利用しているが、上記の
第3の実施の形態と同様に、互いに異なった段差を有す
る回折格子を設けたマスクを利用しても良いものであ
る。
【0066】また、この第4の実施の形態の説明におい
ては、エッチング方法として反応性イオンエッチングを
用いているが、ウェット・エッチングを用いても良いも
のであり、また、結晶成長法としてMOVPE法を用い
ているが、LPE法(液相エピタキシャル成長法)等を
用いても良いものである。
【0067】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は実施の形態に記載された構成或いは条件
に限られるものではなく、各種の変更が可能であり、例
えば、上記の第2乃至第4の実施の形態においては、マ
スクとなる透明基板14,36の表面と裏面は互いに平
行であるが、図5に示したように、互いに非平行になる
ように傾斜裏面としても良いものであり、また、裏面に
無反射コーティングを施しても良いものである。
【0068】また、上記の第2乃至第4の実施の形態に
おいても、図2(c)に示した様に、凹凸の深さdが所
定の関係を有する様に回折格子を形成することが望まし
く、また、回折格子を形成した面とフォトレジスト膜と
の間隔Dはなるべく密着するようにすることが望まし
い。
【0069】また、上記の各実施の形態の説明において
は、InP基板の表面に回折格子を形成しているが、回
折格子を形成する部分は基板に限られるものではなく、
バッファ層、光ガイド層、活性層、或いは、クラッド層
の表面であっても良いものである。
【0070】また、上記の各実施の形態の説明において
は、光通信用半導体レーザを前提にしているのでInG
aAsP/InP系半導体で説明しているが、光通信用
半導体レーザに限られるものではなく、AlGaAs/
GaAs系等の他の半導体レーザも対象とするものであ
る。
【0071】また、上記の各実施の形態の説明において
は、回折格子により分布帰還型共振器を構成している
が、分布帰還型共振器に限られるものではなく、分布ブ
ラッグ反射(DBR)型共振器を構成する際にも適用さ
れるものである。
【0072】また、上記の第4の実施の形態の説明にお
いては、n側電極を共通として半導体レーザアレイを形
成しているが、n側電極を個別電極として、1個1個の
単体の半導体レーザに分割しても良いものである。
【0073】また、本発明は、半導体レーザの回折格子
の形成方法に限られるものでなく、強誘電体を用いたO
EIC等における回折格子の形成方法としても適用され
るものであり、さらには、マスクとなる透明基板に回折
格子を形成する際の形成方法として用いても良いもので
あり、例えば、最終的に半導体基板を露光するためのマ
スクに設けた回折格子の周期として480nmが必要な
場合、この周期が480nmの回折格子を形成する場合
の元になる回折格子の周期は960nmで良く、この様
な工程を繰り返すことによって、最初の回折格子の周期
はかなり大きな周期で良くなり、回折格子のオリジナル
パターンの精度が大幅に緩和される。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、+1次回折光と−1次
回折光の干渉による干渉パターンを利用して被処理基板
の表面に回折格子を形成しているので、マスクに設けた
マスター回折格子の周期は、必要とする周期の2倍とな
り、それによって、マスター回折格子の形成精度が緩和
され、また、この場合、1光束露光法を用いており、且
つ、干渉パターンの明暗周期は入射光の波長、入射角に
依存しないので、光学系が簡素化されるとともに、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における干渉パター
ンの説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における偏光依存性
の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の変形例の説明図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の途中までの製造工
程の説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の図8以降の途中ま
での製造工程の説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の図9以降の途中
までの製造工程の説明図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の図10以降の途
中までの製造工程の説明図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態の図11以降の途
中までの製造工程の説明図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態の図12以降の製
造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 回折格子 2 透明媒質 3 感光材 4 基板 5 入射光 6 +1次回折光 7 −1次回折光 11 InP基板 12 フォトレジスト膜 13 回折格子 14 透明基板 15 入射光 16 +1次回折光 17 −1次回折光 18 0次回折光 19 0次回折光 20 回折波の山 21 回折波の谷 22 干渉パターン 23 傾斜裏面 24 傾斜裏面 25 位相シフト領域 31 n型InP基板 32 フォトレジスト膜 33 回折格子 34 回折格子 35 回折格子 36 透明基板 37 位相シフト領域 38 位相シフト領域 39 位相シフト領域 40 レーザ光 41 回折格子パターン 42 回折格子パターン 43 回折格子パターン 44 位相シフト領域 45 位相シフト領域 46 位相シフト領域 47 フォトレジストパターン 48 回折格子 49 回折格子 50 回折格子 51 位相シフト領域 52 位相シフト領域 53 位相シフト領域 54 n型InGaAs光ガイド層 55 MQW活性層 56 p型InPクラッド層 57 p+ 型InGaAsPコンタクト層 58 ストライプ状メサ 59 FeドープInP高抵抗層 60 n側電極 61 p側電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に回折格子が形成された透明媒質
    に、基板上に設けた感光材が感光する波長の入射光を入
    射し、前記回折格子により生成される+1次回折光と−
    1次回折光との干渉によって生じる干渉パターンを前記
    感光材に記録することを特徴とする回折格子の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 上記回折格子が、上記干渉パターンにお
    いて必要とされる位相シフト量の半分の位相シフトを有
    することを特徴とする請求項1記載の回折格子の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 上記回折格子が、上記干渉パターンにお
    いて必要とされる位相シフト量に相当する段差を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の回折格子の形成方法。
  4. 【請求項4】 上記回折格子を構成する凹凸の深さが、
    0次回折光を最小にする深さであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の回折格子の形成方
    法。
  5. 【請求項5】 上記透明媒質の回折格子を形成した面と
    反対側の面に、上記入射光に対する無反射コーティング
    を設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の回折格子の形成方法。
  6. 【請求項6】 上記透明媒質の回折格子を形成した面と
    反対側の面が、回折格子を形成した面に対して非平行に
    なっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の回折格子の形成方法。
  7. 【請求項7】 上記入射光として、電界ベクトルが上記
    回折格子の溝の延在方向と平行である偏光を用いること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の回
    折格子の形成方法。
  8. 【請求項8】 上記透明媒質に、互いに、回折格子周期
    の異なる回折格子が複数設けられるていることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の回折格子の
    形成方法。
  9. 【請求項9】 上記基板が半導体基板であり、上記感光
    材に記録される干渉パターンにより半導体レーザの発振
    波長を規定する分布帰還型共振器を形成することを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の回折格子
    の形成方法。
  10. 【請求項10】 上記基板上に、互いに発振波長の異な
    る分布帰還型半導体レーザをモノリシックに集積化する
    ことを特徴とする請求項9記載の回折格子の形成方法。
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