JP2001188115A - 回折格子マスク - Google Patents

回折格子マスク

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JP2001188115A
JP2001188115A JP37471999A JP37471999A JP2001188115A JP 2001188115 A JP2001188115 A JP 2001188115A JP 37471999 A JP37471999 A JP 37471999A JP 37471999 A JP37471999 A JP 37471999A JP 2001188115 A JP2001188115 A JP 2001188115A
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film
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grating pattern
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松田  学
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相がシフトした回折格子パターンの転写に
も適用可能な回折格子マスクを提供する。 【解決手段】 露光光を透過させる基板の第1の表面上
に、第1の反射防止膜が形成されている。基板の第2の
表面上に第2の反射防止膜が形成されている。第2の反
射防止膜の表面の一部に、複数の溝により画定された回
折格子パターンが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折格子マスクに
関し、特に分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)装
置用の回折格子の形成に適した回折格子マスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回折格子マスクにおいては、特許
第2537596号に示されているように、マスク基板
全面に回折格子パターンが形成されていた。この回折格
子パターンの周期が基板面内で均一である回折格子マス
クは、例えば二光束干渉露光法を用いて簡便に作製する
ことが可能である。
【0003】ところが、回折格子パターンの周期が基板
面内で変調されている場合、例えば回折格子パターンの
ほぼ中央で位相がπだけずれている場合、二光束干渉露
光法を用いることは困難である。この場合には、電子ビ
ーム露光法が用いられる。ところが、電子ビーム露光法
を用いると、描画に膨大な時間が必要とされる。描画時
間を短縮するために、基板表面のうち必要な領域にのみ
回折格子パターンが形成される。例えば、DFBレーザ
装置を作製するためには、基板の表面のうち約1/10
の領域にのみ回折格子パターンを形成すれば十分であ
る。
【0004】図10は、従来の自己干渉露光法に用いら
れる回折格子マスク及び露光すべき半導体基板の断面図
を示す。ガラス基板100の表面の一部の領域上に、複
数の溝が周期的に配列した回折格子パターン102が形
成されている。回折格子パターンの配列の周期は、その
ほぼ中央103において位相がπだけずれている。回折
格子パターンが形成された領域を取り囲むように、クロ
ム膜101が形成されている。
【0005】ガラス基板100の、回折格子パターン1
02が形成された面に対向するように、露光すべき半導
体基板110が配置される。半導体基板110の、回折
格子パターン102に対向する面上にはフォトレジスト
膜が形成されている。回折格子パターン102を通して
半導体基板110の表面を露光することにより、半導体
基板110の表面に形成されたフォトレジスト膜に回折
格子パターンが転写される。クロム膜101は、回折格
子パターン102が形成されていない領域に入射する露
光光の影響を軽減し、露光されるパターンの乱れを防止
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】回折格子マスクの対向
面上にクロム膜101が形成されているため、回折格子
パターン102と半導体基板110の表面との間に、ク
ロム膜101の厚さ以上の間隙が形成される。このよう
に両者の間に間隙が形成されていると、回折格子パター
ン102の位相シフト部103に対応するパターンが回
折によりぼけてしまう。
【0007】本発明の目的は、位相がシフトした回折格
子パターンの転写にも適用可能な回折格子マスクを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、第1の表面及び該第1の表面とは反対側の第2の表
面を有し、露光光を透過させる基板と、前記基板の第1
の表面上に形成された第1の反射防止膜と、前記基板の
第2の表面上に形成された第2の反射防止膜と、前記第
2の反射防止膜の表面の一部に設けられた複数の溝によ
り画定された回折格子パターンとを有する回折格子マス
クが提供される。
【0009】基板の第2の反射防止膜に、露光すべき露
光面を対向させる。第2の反射防止膜側から露光光を入
射させ、回折格子マスクを介して露光面を露光する。回
折格子パターンの配置されていない領域に入射した露光
光は、露光面で反射する。基板の両面に第1及び第2の
反射防止膜が形成されているため、この反射光は回折格
子マスクを透過し、露光面に戻ってこない。このため、
回折格子マスクと露光面との間の多重反射による露光の
乱れを防止することができる。
【0010】本発明の他の観点によると、第1の表面及
び該第1の表面とは反対側の第2の表面を有し、該第2
の表面内に、回折格子パターン配置領域と、その周囲の
回折格子パターン非配置領域とが画定されており、露光
光を透過させる基板と、前記基板の第2の表面の、前記
回折格子パターン非配置領域上に形成された遮光膜と、
前記基板の第2の表面上に、前記遮光膜を埋め込むよう
に形成され、露光光を透過させる第1の膜と、前記第1
の膜の表面のうち、前記回折格子パターン配置領域に対
応する領域に設けられた複数の溝によって画定された回
折格子パターンとを有する回折格子マスクが提供され
る。
【0011】基板の第1の膜に、露光すべき露光面を対
向させる。基板の第2の表面側から露光光を入射させ、
回折格子マスクを介して露光面を露光する。回折格子パ
ターンの配置されていない領域に入射した露光光は、遮
光膜で遮光されるため、露光面まで到達しない。遮光膜
が第1の膜によって埋め込まれているため、第1の膜を
露光面に密着させることができる。このため、回折格子
パターンと露光面との間の間隙を無くすかまたは狭くす
ることが可能になる。
【0012】本発明の他の観点によると、第1の表面及
び該第1の表面とは反対側の第2の表面を有し、該第1
の表面内に、直線状の境界線を挟んで相互に隣接する第
1の領域と第2の領域とが画定されており、前記第1の
領域の、ある深さまでの層が第1の屈折率を有し、前記
第2の領域の、ある深さまでの層が前記第1の屈折率と
は異なる第2の屈折率を有する基板と、前記基板の第1
の表面上に形成された第1の膜と、前記第1の膜の表面
に設けられ、前記境界線と平行な方向に延在する複数の
溝によって画定された回折格子パターンとを有する回折
格子マスクが提供される。
【0013】基板の第1の膜に、露光すべき露光面を対
向させる。基板の第2の表面側から露光光を入射させ、
回折格子マスクを介して露光面を露光する。第1の領域
の層と第2の領域の層とが異なる屈折率を有するため、
第1の領域を透過した露光光の位相と第2の領域を透過
した露光光の位相とが異なる。このため、第1の領域を
透過した露光光により現れる回折縞と、第2の領域を透
過した露光光により現れる回折縞とは、空間的に異なる
位相を持つことになる。このように、回折格子マスクの
回折格子パターンに位相シフトを形成することなく、位
相の異なる2種類の回折縞を現すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して、本発明の
第1の実施例による回折格子マスクについて説明する。
【0015】図1は、第1の実施例による回折格子マス
クの断面図を示す。溶融石英からなる透明基板1の一方
の表面上に、入側反射防止膜2が形成され、他方の表面
上に出側反射防止膜3が形成されている。入側反射防止
膜2及び出側反射防止膜3は、厚さ120nmの酸化ジ
ルコニウム(ZrO2)膜と厚さ207nmの酸化シリ
コン(SiO2)膜との2層で構成される。
【0016】出側反射防止膜3の表面の一部分に、回折
格子パターン4が形成されている。回折格子パターン4
は、周期200nmで配列した深さ120nmの複数の
溝で構成される。相互に隣り合う溝の間には、尾根部が
形成される。溝部と尾根部との幅の比は、50:50で
ある。このような構成の回折格子マスクに、入側反射防
止膜2側から波長325nmのHe−Cdレーザ光10
を入射する。入射面は、回折格子パターン4を構成する
各溝が延在する方向と直交し、入射角は54°である。
このとき、回折光と透過光との強度がほぼ等しくなり、
良好な干渉縞が現れる。なお、溝部と尾根部との幅の比
が40:60である場合には、溝の深さを140nmと
することにより、回折光と透過光との強度を等しくする
ことができる。
【0017】回折格子パターン4のほぼ中央の位相シフ
ト部5において、パターンの配列が位相πだけずれてい
る。
【0018】実際に、表面上にポジレジスト膜を形成し
たInP基板のポジレジスト膜の表面に、第1の実施例
による回折格子マスクの回折格子パターンが形成された
面を密着させて、上述の条件で露光した。ポジレジスト
膜を現像したところ、二光束干渉露光法により形成した
場合と遜色のない良好な回折格子パターンが得られた。
【0019】第1の実施例による回折格子マスクを用い
ると、回折格子パターン4が形成されていない領域の入
側反射防止膜2、透明基板1、及び出側反射防止膜3を
透過し、露光すべき基板の表面で反射した光が、出側反
射防止膜3、透明基板1、及び入側反射防止膜2を透過
する。このため、回折格子マスクと露光すべき基板との
間で露光光が多重反射することによる回折像のぼけを防
止できる。
【0020】次に、図2を参照して、第1の実施例によ
る回折格子マスクの製造方法について説明する。
【0021】図2(A)に示すように、溶融石英からな
る透明基板1の両面に、それぞれ反射防止膜2及び3を
形成する。反射防止膜2及び3は、厚さ120nmの酸
化ジルコニウム膜と厚さ207nmの酸化シリコン膜と
の2層構造を有する。酸化ジルコニウム膜及び酸化シリ
コン膜は、スパッタリングにより形成される。
【0022】一方の反射防止膜3の表面上に厚さ70n
mのポジ型フォトレジスト膜15を形成する。ポジ型フ
ォトレジスト膜15は、レジスト材料をスピン塗布した
後、200℃で焼結させることにより形成される。ポジ
型フォトレジスト膜15として、例えば東京応化製のO
FPR800を用いることができる。ポジ型フォトレジ
スト膜15の上に、厚さ15nmのニッケル膜16をス
パッタリングにより形成する。ニッケル膜16の上に、
厚さ120nmの電子ビーム用レジスト膜17を形成す
る。電子ビーム用レジスト膜17として、例えば日本ゼ
オン製のZEP520を用いることができる。
【0023】図2(B)に示すように、電子ビーム露光
装置を用いて、電子ビーム用レジスト膜17に回折格子
パターンを描画し、現像して、電子ビーム用レジスト膜
17に回折格子パターン20を形成する。
【0024】図2(C)に示すように、回折格子パター
ン20をマスクとして、ニッケル膜16をエッチングす
る。ニッケル膜16のエッチングは、Arイオンビーム
を基板表面に照射することにより行われる。これによ
り、ニッケル膜16に、回折格子パターン21が形成さ
れる。その後、レジスト膜17を除去する。
【0025】図2(D)に示すように、ニッケルの回折
格子パターン21をマスクとして、ポジ型フォトレジス
ト膜15をエッチングする。ポジ型フォトレジスト膜1
5に、回折格子パターン22が形成される。
【0026】図2(E)に示すように、回折格子パター
ン21及び22をマスクとして、反射防止膜3をエッチ
ングする。反射防止膜3のエッチングは、CHF3を用
いた反応性イオンエッチング(RIE)により行うこと
ができる。反射防止膜3のエッチングの深さは、図1で
説明したように、透過光と回折光との強度が等しくなる
ような深さとする。ポジ型フォトレジスト膜15及びニ
ッケル膜16を除去することにより、図1に示す回折格
子マスクが得られる。
【0027】なお、図2(A)に示す工程において、透
明基板1の両面に、それぞれ反射防止膜2及び3を形成
したが、回折格子パターン4を形成した後、反射防止膜
2を形成してもよい。
【0028】次に、図3を参照して、第2の実施例によ
る回折格子マスクの構成について説明する。
【0029】図3は、第2の実施例による回折格子マス
クの断面図を示す。第2の実施例の回折格子マスクに使
用されている出側反射防止膜3aは、厚さ40nmの酸
化ジルコニウム膜と厚さ69nmの酸化シリコン膜との
2層構造を有する。すなわち、図1に示す第1の実施例
の出側反射防止膜3よりも薄い。このため、回折格子パ
ターン4の溝が透明基板1の表面層にまで達している。
【0030】例えば、回折格子の周期が200nm、溝
の幅と尾根の幅との比が50:50である場合、溝の深
さを140nmとすればよい。また、溝の幅と尾根の幅
との比が40:60である場合には、溝の深さを160
nmとすればよい。
【0031】次に、図4及び図5を参照して、第3の実
施例による回折格子マスクについて説明する。
【0032】図4は、第3の実施例による回折格子マス
クの断面図を示す。溶融石英からなる透明基板1の一方
の表面上に入側反射防止膜2が形成されている。これ
は、図1に示す第1の実施例で用いられている入側反射
防止膜2と同様の2層構造を有する。
【0033】透明基板1の他方の表面に、回折格子パタ
ーンが配置される回折格子パターン配置領域27と、そ
れを取り囲む回折格子パターン非配置領域28が画定さ
れている。透明基板1の、回折格子パターン非配置領域
28の上に、クロムからなる厚さ80nmの遮光膜22
が形成されている。遮光膜22を埋め込むように、透明
基板1の表面上に厚さ300〜500nmの酸化シリコ
ン膜23が形成されている。酸化シリコン膜23の表面
の、回折格子パターン配置領域27上の領域に回折格子
パターン24が形成されている。
【0034】回折格子パターン24の格子ピッチは20
0nmであり、溝の幅と尾根の幅との比は50:50で
あり、溝の深さは160nmである。波長325nmの
He−Cdレーザ光を入射角54°の条件で入側反射防
止膜2から入射させたとき、透過光と回折光との強度が
ほぼ等しくなる。また、回折格子パターン24のほぼ中
央の位相シフト部25において、パターン配列の位相が
πだけずれている。なお、溝の幅と尾根の幅との比が4
0:60である場合には、溝の深さを180nmとすれ
ばよい。
【0035】第3の実施例による回折格子マスクにおい
ては、回折格子パターン24の尾根の頂上と、回折格子
パターン非配置領域28上の酸化シリコン膜23の表面
との高さがほぼ等しい。このため、回折格子パターン2
4を、露光すべき半導体基板のレジスト膜の表面に密着
させることができる。これにより、位相シフト部25の
近傍においても、良好な回折像を得ることが可能にな
る。なお、回折格子パターン24の尾根の頂上の高さ
と、回折格子パターン非配置領域28上の酸化シリコン
膜23の表面の高さとの差が、遮光膜22の厚さよりも
少ない場合には、遮光膜22の厚さによる影響を軽減す
ることができる。
【0036】また、回折格子パターン非配置領域28内
に入射した露光光は遮光膜22で遮光され、露光すべき
半導体基板の表面まで到達しない。このため、回折格子
パターンの形成されていない領域に入射した露光光によ
る悪影響を軽減することができる。
【0037】回折格子パターン24の溝が、酸化シリコ
ン膜23を貫通しないようにすることが好ましい。溝が
酸化シリコン膜23を貫通しない構成の場合には、回折
格子パターン24の尾根の部分が酸化シリコン膜23に
より連絡されるため、十分な機械的強度を確保すること
ができる。また、透明基板1と酸化シリコン膜23と
が、同質の材料で形成されているため、信頼性の高い回
折格子マスクが得られる。
【0038】次に、図5を参照して、第3の実施例によ
る回折格子マスクの製造方法について説明する。
【0039】図5(A)に示すように、透明基板の表面
上に遮光膜22を形成する。遮光膜22の形成は、クロ
ム膜をスパッタリングにより堆積した後、このクロム膜
をパターニングすることにより形成する。遮光膜22を
埋め込むように、透明基板1の表面上に、厚さ300〜
500nmの酸化シリコン膜23をスパッタリングによ
り形成する。
【0040】酸化シリコン膜23の上に、ポジ型フォト
レジスト膜30、ニッケル膜31、及び電子ビーム用レ
ジスト膜32を形成する。これらの膜は、第1の実施例
の図2(A)に示したポジ型フォトレジスト膜15、ニ
ッケル膜16、及び電子ビーム用レジスト膜17の形成
と同様の方法で形成される。
【0041】図5(B)に示すように、ニッケル膜31
及びポジ型フォトレジスト膜30に、それぞれ回折格子
パターン33及び34を形成する。ここまでの工程は、
第1の実施例の図2(A)の状態から図2(D)の状態
までの工程と同様である。
【0042】図5(E)に示すように、回折格子パター
ン33及び34をマスクとして、酸化シリコン膜23を
エッチングする。このエッチングは、CHF3を用いた
RIEにより行う。その後、ニッケル膜31及びポジ型
フォトレジスト膜30を除去する。さらに、透明基板1
の反対側の面上に入側反射防止膜2を形成することによ
り、図4に示す回折格子マスクが得られる。
【0043】次に、図6〜図8を参照して、第4の実施
例による回折格子マスクについて説明する。
【0044】図6(A)は、第4の実施例による回折格
子マスクの断面図を示す。溶融石英からなる透明基板1
の一方の表面の一部の領域上に、厚さ220nmの酸化
ジルコニウム膜40が形成されている。酸化ジルコニウ
ム膜40の上面は、酸化ジルコニム膜40の形成されて
いない領域の透明基板1の上面とほぼ同一の高さであ
る。すなわち、透明基板1の上面と酸化ジルコニム膜4
0の上面とが、ほぼ平坦な平面を画定する。酸化ジルコ
ニウム膜40が形成されている領域と、形成されていな
い領域との境界線43は、ほぼ直線である。
【0045】酸化ジルコニウム膜40及び透明基板1の
表面上に、厚さ200nmの酸化シリコン膜41が形成
されている。酸化シリコン膜41に、回折格子パターン
42が形成されている。第1〜第3の実施例では、回折
格子パターンが基板の一部分にのみ配置され、そのほぼ
中央部に位相シフト部を有していた。これに対し、第4
の実施例の場合には、回折格子パターン42が基板の全
面に配置され、均一な格子ピッチを有する。また、回折
格子パターン42の各溝は、境界線43とほぼ平行な方
向に延在する。
【0046】回折格子パターン42の格子ピッチは20
0nmであり、溝部の幅と尾根部の幅との比は50:5
0であり、溝の深さは160nmである。なお、溝部の
幅と尾根部の幅との比が40:60の場合には、溝の深
さを180nmにする。このような構成とすると、波長
325nmのHe−Cdレーザ光を、入射角54°の条
件で入射したときに、透過光と回折光との強度がほぼ等
しくなる。
【0047】図6(B)は、図6(A)に示す回折格子
マスクに露光光を照射したときの露光光の等位相面を模
式的に示す。露光光が図6(B)に示すように矢印45
の方向に伝搬する。露光光のうち一部は酸化ジルコニウ
ム膜40を透過して回折格子パターン42まで到達し、
他の一部は直接回折格子パターン42に到達する。酸化
ジルコニウムの屈折率は、溶融石英の屈折率よりも大き
いため、酸化ジルコニウム膜40を透過した露光光は、
酸化ジルコニウム膜40を透過しない露光光よりも位相
が遅れる。
【0048】酸化ジルコニウム膜40を透過しなかった
露光光により回折縞46aが形成され、酸化ジルコニウ
ム膜40を透過した露光光により回折縞46bが形成さ
れる。回折縞47は、回折縞46aを、酸化ジルコニウ
ム膜40の形成された領域下まで延ばしたものである。
回折縞46bを回折縞47と比較すると、位相がπだけ
ずれていることがわかる。
【0049】第4の実施例のように回折格子パターンの
形成されている領域の一部に、露光光の位相をシフトさ
せる膜を挿入することにより、位相の異なる2種類の回
折縞を形成することができる。位相をシフトさせる膜の
屈折率や膜厚を適当に設定することにより、2種類の回
折縞の位相差をπにすることができる。なお、干渉縞4
6aが現れる領域と干渉縞46bが現れる領域との境界
部分に、明確な干渉縞の現れない遷移領域46cが現れ
る。遷移領域46cは、酸化シリコン膜40の端面を、
露光光に平行な方向に投影した領域に対応する。
【0050】次に、図7及び図8を参照して、第4の実
施例による回折格子マスクの製造方法について説明す
る。
【0051】図7(A)に示すように、溶融石英からな
る透明基板1の表面の一部の領域をエッチングし、表面
の高さの低い領域1Aを形成する。元の表面が残ってい
る領域(高い領域)1Bと低い領域1Aとの境界線は、
ほぼ直線になり、両者の高さの差は220nmである。
図7(B)に示すように、基板表面を覆うように厚さ2
20nmの酸化ジルコニウム膜40をスパッタリングに
より形成する。
【0052】図7(C)に示すように、低い領域1Aの
上に形成されている酸化ジルコニウム膜40の表面をレ
ジストパターン48で覆う。レジストパターン48をマ
スクとして、高い領域1Bの上に形成されている酸化ジ
ルコニウム膜40を除去する。酸化ジルコニウム膜40
の除去は、例えばCHF3を用いたRIE、またはAr
イオンビームを用いたミリングにより行うことができ
る。酸化ジルコニウム膜40を除去した後、レジストパ
ターン48を除去する。
【0053】図7(D)に示すように、酸化ジルコニウ
ム膜40及び高い領域1Bの表面上に、厚さ200nm
の酸化シリコン膜41、厚さ70nmのポジ型フォトレ
ジスト膜50、厚さ70nmのニッケル膜51、厚さ1
50nmのポジ型フォトレジスト膜52を形成する。酸
化シリコン膜41の形成は、例えばスパッタリングによ
り行う。ポジ型フォトレジスト膜50及び52として、
例えば東京応化製のOFPR800を用いることができ
る。
【0054】図8(E)に示すように、ポジ型フォトレ
ジスト膜52に、回折格子パターン52aを形成する。
回折格子パターン52aの形成は、従来の二光束干渉露
光法を用いて行うことができる。図8(F)に示すよう
に、回折格子パターン52aをマスクとしてニッケル膜
51をエッチングし、回折格子パターン51aを形成す
る。その後、回折格子パターン52aを除去する。
【0055】図8(G)に示すように、回折格子パター
ン51aをマスクとして、ポジ型フォトレジスト膜50
をエッチングし、回折格子パターン50aを形成する。
図8(H)に示すように、回折格子パターン51a及び
50aをマスクとして、酸化シリコン膜41をエッチン
グし、回折格子パターン42を形成する。酸化シリコン
膜41のエッチングの最適な深さは、酸化シリコン膜4
1に形成される回折格子パターンの溝部と尾根部との幅
の比により決定される。回折格子パターン51a及び5
0aを除去することにより、図6(A)に示す回折格子
マスクが得られる。
【0056】第4の実施例による回折格子マスクは、従
来の二光束干渉露光法を用いて作製される。電子ビーム
露光を行う必要がないため、露光時間を短縮することで
きる。
【0057】次に、図9を参照して、第5の実施例によ
る回折格子マスクの構成及び製造方法について説明す
る。
【0058】図9は、第5の実施例による回折格子マス
クの断面図及び露光光の等位相面を示す。第4の実施例
では、酸化ジルコニウム膜40の端面が、透明基板1の
表面に対してほぼ垂直に配置されていたが、第5の実施
例では、酸化ジルコニウム膜40の端面が基板表面に対
して斜めに配置されている。その他の構成は、第4の実
施例の場合と同様である。
【0059】第5の実施例の場合には、酸化ジルコニウ
ム膜40の端面を、露光光の進行方向に沿って露光面上
に投影したとき、その像の面積が、第4の実施例の場合
の像の面積よりも小さくなる。このため、干渉縞46a
が現れる領域と干渉縞46bが現れる領域との間の遷移
領域46cを狭めることができる。
【0060】第5の実施例の酸化ジルコニウム膜40の
ように、その端面を斜めにする方法について説明する。
第4の実施例の図7(A)に示す工程において、表面の
高い領域1Bを覆うレジストパターンの端面を斜めにし
ておく。このレジストパターンをマスクとして透明基板
1をエッチングすると、低い領域1Aと高い領域1Bと
の境界の段差面が斜めになる。斜めの段差面を有する基
板上に酸化ジルコニウム膜40を形成することにより、
低い領域1A上の酸化ジルコニウム膜40の端面を斜め
にすることができる。
【0061】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回折格子マスクのうち回折格子パターンの配置されてい
ない領域に反射防止膜が形成されている。このため、回
折格子パターンの配置されていない領域に入射する露光
光による影響を軽減することができる。また、回折格子
マスクの回折格子パターンの尾根部の頂上が、回折格子
パターンの配置されていない領域の表面とほぼ等しい高
さであるため、回折格子パターンを、露光すべき基板の
表面に密着させることができる。回折格子パターンに位
相シフト部が設けられている場合、位相シフト部の回折
像のぼけを防止することができる。
【0063】また、回折格子パターンの配置されていな
い領域に遮光膜を埋め込むことにより、遮光膜に妨げら
れることなく、回折格子パターンを、露光すべき基板の
表面に密着させることができる。
【0064】また、回折格子パターンの配置される領域
の一部に、透明基板とは屈折率の異なる材料からなる層
を配置することにより、この層の配置された領域の干渉
縞の位相と、この層の配置されていない領域の干渉縞の
位相とをずらせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による回折格子マスクの
断面図である。
【図2】第1の実施例による回折格子マスクの製造方法
を説明するためのマスク基板の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による回折格子マスクの
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例による回折格子マスクの
断面図である。
【図5】第3の実施例による回折格子マスクの製造方法
を説明するためのマスク基板の断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例による回折格子マスクの
断面図、及び露光光の等位相面を模式的に示す図であ
る。
【図7】第4の実施例による回折格子マスクの製造方法
を説明するためのマスク基板の断面図(その1)であ
る。
【図8】第4の実施例による回折格子マスクの製造方法
を説明するためのマスク基板の断面図(その2)であ
る。
【図9】本発明の第5の実施例による回折格子マスクの
露光光の等位相面を模式的に示す図である。
【図10】従来の回折格子マスクの断面図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 入側反射防止膜 3 出側反射防止膜 4 回折格子パターン 5、25 位相シフト部 10、45 露光光 15、30、50、52 ポジ型フォトレジスト膜 16、31、51 ニッケル膜 17、32 電子ビーム用レジスト膜 20、21、22、24、33、34、42 回折格子
パターン 23、41 酸化シリコン膜 27 回折格子パターン配置領域 28 回折格子パターン非配置領域 46a、46b 干渉縞 46c 遷移領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表面及び該第1の表面とは反対側
    の第2の表面を有し、露光光を透過させる基板と、 前記基板の第1の表面上に形成された第1の反射防止膜
    と、 前記基板の第2の表面上に形成された第2の反射防止膜
    と、 前記第1の反射防止膜の表面の一部の領域に設けられた
    複数の溝により画定された回折格子パターンとを有する
    回折格子マスク。
  2. 【請求項2】 前記回折格子パターンを構成する溝が、
    前記第1の反射防止膜を貫通し、少なくとも前記基板の
    表面層まで達する請求項1に記載の回折格子マスク。
  3. 【請求項3】 第1の表面及び該第1の表面とは反対側
    の第2の表面を有し、該第1の表面内に、回折格子パタ
    ーン配置領域と、その周囲の回折格子パターン非配置領
    域とが画定されており、露光光を透過させる基板と、 前記基板の第1の表面の、前記回折格子パターン非配置
    領域上に形成された遮光膜と、 前記基板の第1の表面上に、前記遮光膜を埋め込むよう
    に形成され、露光光を透過させる第1の膜と、 前記第1の膜の表面のうち、前記回折格子パターン配置
    領域に対応する領域に設けられた複数の溝によって画定
    された回折格子パターンとを有する回折格子マスク。
  4. 【請求項4】 前記回折格子パターンの尾根部の先端の
    高さと、前記回折格子パターン非配置領域上の前記第1
    の膜の表面の高さが等しいか、またはその差が前記遮光
    膜の厚さよりも小さい請求項3に記載の回折格子マス
    ク。
  5. 【請求項5】 第1の表面及び該第1の表面とは反対側
    の第2の表面を有し、該第1の表面内に、直線状の境界
    線を挟んで相互に隣接する第1の領域と第2の領域とが
    画定されており、前記第1の領域の、ある深さまでの層
    が第1の屈折率を有し、前記第2の領域の、ある深さま
    での層が前記第1の屈折率とは異なる第2の屈折率を有
    する基板と、 前記基板の第1の表面上に形成された第1の膜と、 前記第1の膜の表面に設けられ、前記境界線と平行な方
    向に延在する複数の溝によって画定された回折格子パタ
    ーンとを有する回折格子マスク。
  6. 【請求項6】 前記第1の屈折率を有する層と第2の屈
    折率を有する層との界面が、前記基板の表面に対して傾
    いている請求項5に記載の回折格子マスク。
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