JPH11337262A - 穀粒乾燥装置 - Google Patents

穀粒乾燥装置

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JPH11337262A
JPH11337262A JP14753498A JP14753498A JPH11337262A JP H11337262 A JPH11337262 A JP H11337262A JP 14753498 A JP14753498 A JP 14753498A JP 14753498 A JP14753498 A JP 14753498A JP H11337262 A JPH11337262 A JP H11337262A
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grain
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driving
drive motor
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JP14753498A
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English (en)
Inventor
Reiji Kojo
▼れい▲二 小條
Keiichi Miyazaki
啓市 宮崎
Eiji Nishino
栄治 西野
Sui Uehara
祟 上原
Noriki Nomaru
憲樹 能丸
Masashi Yumitate
正史 弓立
Katsunori Kono
克典 河野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒乾燥装置において、穀粒流動における駆
動モータの負荷検出に基づいて張込モードにおける適切
な制御を行わせようとする。 【解決手段】 運転スイッチ操作に基づいて繰出機構を
駆動する繰出モータ及び他の穀物循環機構と排風装置と
を駆動する駆動モータとを夫々駆動状態に切り換える構
成とし、この状態で乾燥すべき穀粒を張込できる構成で
あって、上記駆動モータの負荷を検出するモータ負荷検
出手段を備え、このモータ負荷検出手段の検出結果に基
づいて所定過負荷を呈するときは上記繰出モータを停止
制御すべく構成するものにおいて、上記駆動モータ停止
後所定時間経過の後、または駆動モータ負荷が所定以下
に復帰することで上記繰出モータを復帰駆動すべく構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は穀粒乾燥装置に関
し、穀粒流動における駆動モータの負荷検出に基づいて
各モードにおける適切な制御を行わせようとする。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来小
型の循環型穀粒乾燥装置にあっては、穀粒循環と排風装
置を駆動すべく単一の駆動モータを用意して各部を運転
・停止しながらバーナ駆動を伴って穀粒乾燥を実行して
いる。また、この形態から進んで繰出機構を単独の繰出
モータによって起動することにより正逆回転を実行でき
る所謂ドラム型繰出機構を構成できる形態としている。
【0003】ところで、穀粒循環途中には種々の理由で
モータ負荷が変動するものであるが、これを検出するこ
とによって過負荷を防止できたり、穀粒流動状態を予測
して以後の措置の実行基準となし得るものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記に鑑
み、次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1に記載の
発明は、運転スイッチ53操作に基づいて繰出機構10
を駆動する繰出モータ67及び他の穀物循環機構と排風
装置7とを駆動する駆動モータ20とを夫々駆動状態に
切り換える構成とし、この状態で乾燥すべき穀粒を張込
できる構成であって、上記駆動モータ20の負荷を検出
するモータ負荷検出手段を備え、このモータ負荷検出手
段の検出結果に基づいて所定過負荷を呈するときは上記
繰出モータ67を停止制御すべく構成するものにおい
て、上記駆動モータ20停止後所定時間経過の後、また
は駆動モータ20負荷が所定以下に復帰することで上記
繰出モータ67を復帰駆動すべく構成したものである。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、運転スイ
ッチ53操作に基づいて繰出機構10を駆動する繰出モ
ータ67及び他の穀物循環機構と排風装置7とを駆動す
る駆動モータ20とを夫々駆動状態に切り換える構成と
し、この状態で穀粒排出シャッタ71を開いて穀粒排出
できる構成であって、上記駆動モータ20の負荷を検出
するモータ負荷検出手段を備え、上記穀粒排出中このモ
ータ負荷検出手段の検出結果に基づいて所定負荷を越え
た時点から所定時間後に排出停止信号を出力すべく構成
したものである。
【0006】
【発明の作用効果】請求項1に記載の発明では、モータ
負荷検出手段の検出結果に基づいて所定過負荷を呈する
ときは繰出モータ67が停止制御され、駆動モータ20
の負荷の低下の寄与しうるものとなり、ところが、駆動
モータ20が停止のままであると排風装置7も停止状態
となっ折角通風状態にあって張込穀粒の蒸れを防止でき
る効果も損なわれるが、この駆動モータ20停止後所定
時間経過の後、または駆動モータ20負荷が所定以下に
復帰することで繰出モータ67を復帰駆動でき、循環張
込を行い得て良好な通風を実行できる。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、穀粒排
出中モータ負荷検出手段の検出結果に基づいて所定負荷
を越えた時点から所定時間後に排出停止信号を出力すべ
く構成するから、排出工程中内部の穀粒嵩が減って排風
装置7による排風が通気網を吹き抜けるようになると検
出負荷は増大する傾向となり、この特徴に着目して、検
出負荷が所定以上に達すると残りの穀粒量予測をして所
定時間経過すると全部の穀粒が排出できると予測するこ
とができ、空検出手段を代替できる効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面に基づ
き説明する。1は穀粒乾燥機の機枠で、この機枠内には
上部から貯留タンク2、乾燥室3、集穀室4を縦設し、
このうち乾燥室3は、バ−ナを有するバーナ胴5に通じ
る熱風室6と排風装置7に通じる排風室8との間に穀粒
流下通路9,9をV字状に形成してなり、各流下通路
9,9の下部に設ける繰出バルブ10の正逆回転連動に
より所定量毎に流下する穀粒に熱風を浴びせて乾燥する
構成である。
【0009】上記機枠1外部には集穀室4の一側に集め
た穀粒を貯留タンク2に揚上還元する昇穀機11を立設
する。この昇穀機11は内部上下のプーリ12,12間
にバケット13付ベルト14を巻回する構成であり、集
穀室4下部に横設する下部移送螺旋15により一側に移
送された乾燥穀粒を掬い上げ上部に移送できる構成とし
ている。この昇穀機11で掬われ上部で投てきされる穀
粒は、投げ口開口部16を介して上部移送螺旋17を設
ける移送樋18の始端側に案内される。尚、移送螺旋1
7で水平移送される穀粒は貯留タンク2の中央上部に配
設する回転拡散盤19に案内され、貯留タンク2内に拡
散落下される構成としている。
【0010】前記昇穀機11、上部及び下部移送螺旋1
5,17等からなる穀粒循環系は、機枠下隅部の駆動モ
−タ20により回転連動する。該モ−タ20駆動軸には
カウンタプーリ21を介して下部移送螺旋15を回転連
動し、該下部移送螺旋15の回転は、昇穀機11のバケ
ットベルト14を連動回転すると共に、この昇降機11
の上部側プーリ12と上部移送螺旋17との間の連動ベ
ルト(図示せず)により当該上部移送螺旋17を連動し
うる構成である。
【0011】上記昇穀機11の適宜高さの位置における
側壁22には、バケットベルト14の往行程と復行程と
の左右間隔部以内に対応すべく供給口23を設けると共
に、この供給口23部には水分計24を着脱自在に設け
ている。水分計24は、例えば供給口23の繰出ロール
(図示せず)の下方にのぞませた一対の電極ロール(図
示せず)間でサンプル粒の1粒を圧砕しながらその抵抗
値を電気的処理して穀粒水分値に換算する構成である。
【0012】機枠1背面側には、前記排風装置7を設け
る。排風装置7は、高速回転する遠心ファン30、この
ファンを内蔵するファン胴31、及び排風ダクト32等
からなり、機枠1背面において排風室8にのぞむよう円
形開口33を形成するものである。遠心ファン30は、
回転軸35中心に複数の羽根36,36…を所定角度に
配設して片側吸入に構成し、またファン胴31は遠心フ
ァン30の回転に伴い起風し、上記円形開口33からの
空気を上方に放出すべく構成される。
【0013】上記ファン胴31に接続する上記排風ダク
ト32は、開口を水平向きに変更するものであり、両者
は円形嵌合とされているため、該排風ダクト32を縦軸
心まわりに任意の方向に向き調整できる構成である。上
記回転軸35の外側端にはプーリ37を設け、前記カウ
ンタプーリ21と一体的に設ける第2カウンタプーリ2
1aと当該プーリ37との間にベルト38を掛け回し、
駆動モータ20に連動する構成としている。
【0014】図5は制御ブロック図であり、コントロー
ラの制御部51には、操作盤52に配設した運転・燃焼
・停止の各運転モードスイッチ53,54,55、穀粒
種類,仕上水分,張込量の各設定スイッチ57,58,
59、乾燥時間設定のための増・減スイッチ60,61
等の入力信号のほか、バルブセンサ62,水分計24,
駆動モータ20の負荷検出器63,熱風温度センサ6
4,外気温度センサ65,風量センサ等の各種検出信号
を入力する。一方出力信号としては、前記昇降機等の循
環系兼排風装置7を駆動する駆動モータ20,繰出バル
ブ10用繰出モータ67駆動信号、バーナ駆動信号等が
ある。
【0015】上記運転スイッチ53がオンすると、駆動
モータ20及び繰出モータ67が起動し、燃焼スイッチ
54がオンするとバーナ系に起動信号が出力されバーナ
が点火燃焼状態に入る。停止スイッチ55がオンすると
起動状態の各部が停止されるものなる構成である。従っ
て、所謂張込モード,排出モードとするときには運転ス
イッチ53をオンしておき、乾燥モードとするには当該
運転スイッチ53操作に加え燃焼スイッチ54をオン操
作することとなる。
【0016】上記繰出モータ67は間歇的に正逆回転駆
動すべく制御出力される。即ち、円筒ドラム形状の所定
幅を切欠き開口する前記繰出バルブ10は、正転して該
開口を下向きとなる位置に達し(この位置検出は、例え
ばバルブ回転軸側のリードスイッチと固定側磁性体とか
らなる上記バルブセンサ62が行なう)、直ちに360
度逆転して再び開口を下向きとする。この動きを所定時
間置きに実行させるべく当該繰出モータ67に制御出力
される構成としている。
【0017】また、この制御部51は、水分計24から
の検出信号処理によって仕上水分に達したことと判定す
ると、停止信号を出力する。この停止信号を受けて駆動
モータ20や繰出モータ67、あるいはバーナがその運
転を停止するものである。前記モータ負荷検出器63の
作用について説明する。この負荷検出器63は運転スイ
ッチ53がオンされている間は所定時間間隔でモータ2
0の負荷電流を検出している。張込中の過負荷制御手段
は次のように構成される。即ち、負荷電流値が予め設定
した所定電流値を越えると過負荷と判定し、繰出モータ
67の回転を停止する。この直後、タイマがスタートし
予め設定した時間を経過すると再度繰出モータ67は起
動されて循環張込状態に復帰する構成であり、又は上記
時間経過がなくてもモータ負荷電流値が上記過負荷判定
の所定値以下に至ると、同様に繰出モータ67は起動さ
れて循環張込状態に復帰する構成である(図1)。
【0018】一方、排出時の穀粒有無判定手段は次の構
成である。負荷電流値は穀粒の状態によって図7のよう
に変化する。即ち、空運転ではモータ20負荷も軽く負
荷電流値は低いが、張込運転では張込投入穀粒と繰出バ
ルブの回転に伴って繰り出される穀粒との総和が循環量
となるから一挙に負荷電流値は上昇する。次にバーナを
点火しての乾燥運転及び排出運転では、繰出穀粒量がほ
ぼ一定であるから負荷電流値は空運転時よりは高く、張
込運転時よりは低い値となる。ところで、排出運転中に
穀粒量が徐々に減少して穀粒流下通路9,9の上部側に
空洞部を生じ、この通路9,9を構成する左右の通気網
部から排風装置7による通気が吹き抜けるようになると
徐々に負荷電流値は上昇する。この傾向を利用して、吹
き抜け状態開始時点から残る穀粒が全て排出されるまで
の時間Tを予測してその時間が経過すると自動的に排出
運転を停止制御する構成としている。
【0019】ここで、上記時間Tの開始時点の判定につ
いては、次の構成としている。運転スイッチ53がオン
されると駆動モータ20の負荷電流が読み込まれ、所定
幅内の変動で推移するときは、この平均値を負荷電流値
として記憶し、徐々に穀粒が排出されて嵩が少なくな
り、上記吹き抜け状態に至ると、負荷電流値は増加し、
この時点(図7:a)を吹き抜け開始時と判定し、穀粒
流下通路9,9全体の容量に等しい穀粒が排出されるの
に相当する時間Tの積算開始時となすものである。もっ
て、予め定められた単位排出量によって排出時間を設定
し、所期の排出作業を行う。上記のように運転スイッチ
53がオンされる時点の負荷電流値を読み込んで嵩が大
のときの状態を基準とするが、単にその値を直ちに信用
するのではなく、所定幅を示す状態が所定時間継続する
ことを条件に所謂吹き抜けのない状態であると判定と、
その判定が正確である。また、少量張込状態から穀粒排
出作業に移るとき(例えば図7:bからスタートする場
合)には、徐々に負荷電流値も上昇側に変動することと
なるから、上記の構成では、排出相当時間Tの始点が定
まらないが、このようなときには、排出相当時間Tの始
点を吹き抜け開始時とみなし、Tの積算開始時とするこ
とにより、残留をなくし得るものである。
【0020】なお、68は機枠1側部に開口する張込
口、69はこの張込口68を開閉しかつ籾袋投入用台座
となすサイドホッパである。このサイドホッパ69から
の投入穀粒は、下部移送螺旋15,昇降機11,上部移
送螺旋17を経て貯留タンク2に張り込まれる構成であ
る。このサイドホッパ69の前後長さは機体の前後長さ
の約2/3程度に短く設定している。そして下部移送螺
旋15で移送する移送方向側に例えば網枠等の規制体7
0を設ける。この規制体70がなければ張込穀粒が一挙
に供給されると螺旋15終端部であって昇穀機11始端
側への引継ぎ部付近に停滞しようとするが、上記のよう
に規制体70を設けることにより供給穀粒は一旦移送螺
旋15の中央部付近で受けられ、規制体70下方から徐
々に引継ぎ移送されることとなるから上記の欠点を解消
できるものとなる。なお、引継ぎ移送される穀粒量の調
整を行うため、規制体70の下縁を螺旋15に対して上
下に調整できる形態としてもよい。
【0021】また71は上部螺旋移送樋18の始端側開
口部に設ける排出シャッタであり、外部からの引き紐7
1aなどの回動操作によって開閉連動しうる構成であ
る。上例の作用について説明する。運転スイッチ53を
オンすると、駆動モータ20及び繰出モータ67が起動
する。サイドホッパ69から昇穀機11を利用して貯留
タンク2に所定量の穀粒を張り込むが、一旦貯留タンク
2に張り込まれた穀粒は繰出バルブ10の回転に伴って
流下し再び貯留タンク2に戻されるいわゆる循環張込が
行われる。その間排風装置7が駆動されているから、流
下通路9,9にある穀粒は通風され予備的乾燥が行われ
る。この間、負荷検出器63は駆動モータ20の負荷電
流値を読み込み、所定電流値を越えると過負荷制御手段
が働いて繰出モータ67の停止及び再起動を制御する。
もって駆動モータ20は継続運転するから張込作業を中
断することなく行え、然も所定の条件をもって繰出モー
タ67は再起動されるものであるから、排風装置7駆動
による穀粒通風に自動復帰できて、内部をいちいち確認
しなくても初期の張込作業を実行できる。
【0022】次いで穀粒種類、仕上水分等を設定して乾
燥作業を開始する。燃焼スイッチ54をオンする(張込
作業終了後一旦停止スイッチ55をオンして停止動作と
したときは、運転スイッチ53もオンする)と、バーナ
に駆動信号が出力されバーナが点火され熱風乾燥に入
る。もって、下部移送螺旋15,昇降機11,上部移送
螺旋17,拡散盤19、及び排風装置を回転連動し、従
って、バーナ熱風は遠心ファン30回転による起風に伴
い機枠1内部を流通する。またモータ67も駆動状態に
あるから、繰出バルブ10を正逆連動回転するもので、
バルブ10内に溜まる穀粒を下部移送螺旋15に排出し
ながら、流下通路9,9の穀粒を流下させるものであ
る。従って、貯留タンク2内の穀粒は乾燥室3を所定量
毎に流下しながら熱風を浴び、集穀室4に至る。熱風を
受けた穀粒は下側の移送螺旋15で一側に移送され昇穀
機11で揚穀され、上部移送螺旋17に引き継がれ再び
貯留タンク2内に至り、暫くの間調質作用を受ける。こ
のような行程を繰り返し予め設定した仕上水分値に達す
ると乾燥終了するものである。
【0023】所期の乾燥運転が終了すると穀粒を排出す
る排出作業に入る。運転スイッチ53をオンし、そして
排出シャッタ71を開くと、穀粒は機外に排出されるこ
ととなる。この間も上記負荷検出器63は定期的に負荷
電流値を読み込んでおり、負荷電流値が初期の負荷電流
値から徐々に上昇して吹き抜け状態となったときには、
その時点から残穀粒の排出に必要な設定時間が経過した
時点で駆動モータ20及び繰出モータ67は自動的に停
止する。かように残穀粒の有無推定を負荷電流値の変動
によって予測させる形態とするから、各別の残穀粒の有
無を検出する手段を設けずともよく、コストダウンがは
かれる。
【0024】図9は上部移送樋18の別実施例を示し、
回転拡散盤19を廃し、移送樋18’の途中及び終端に
落下口72a,72bを設けるものである。即ち、落下
口72aは、移送螺旋の移送方向における機幅1/4の
位置に、落下口72bは同じく3/4の位置に設けてい
る。このうち落下口72aには図外制御モータの正逆転
によって開閉連動するシャッタ板73を設けている。こ
こで、シャッタ板73の開口時間TO、閉口時間TS、
落下口72aからの落下量Wa、落下口72bからの落
下量Wb、単位時間あたりの穀粒搬送量wとし、落下口
72aから落下口72bまでの移送に要する時間をTP
とすると、 Wa=TO×w Wb=(TS−TP+TP)×w=TS×w よって、両落下口72a,72bからの穀粒落下量を等
しくするには、 T0=TS の関係が成立すればよい。この関係をシャッタ制御手段
として制御部に織り込んで均等張込を実行することとが
できる。然も、自然流下のため回転拡散のような機壁と
の衝突音もなく騒音の発生も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロー図である。
【図2】乾燥機本体の正面図である。
【図3】乾燥機本体の正断面図である。
【図4】乾燥機背面図である。
【図5】制御ブロック図である。
【図6】操作盤面の正面図である。
【図7】負荷電流線図である。
【図8】一部断面した側面図である。
【図9】上部移送螺旋部の断面図である。
【符号の説明】
1…機枠、2…貯留タンク、3…乾燥室、4…集穀室、
5…バーナ胴、6…熱風室、7…排風装置、8…排風
室、9,9…穀粒流下通路、10…繰出バルブ、11…
昇穀機、12,12…プーリ,13…バケット、14…
バケットベルト、15…下部移送螺旋、16…投げ口開
口部、17…上部移送螺旋、18…移送樋、19…回転
拡散盤、20…駆動モ−タ、21…カウンタプーリ、2
2…側壁、23…供給口、24…水分計、30…遠心フ
ァン、31…ファン胴、32…排風ダクト、33…円形
開口、35…回転軸、36,36…羽根、37…プー
リ、38…ベルト、51…制御部、52…操作盤、53
…運転スイッチ、54…燃焼スイッチ、55…停止スイ
ッチ、57…穀粒種類設定スイッチ、58…仕上水分設
定スイッチ、59…張込量設定スイッチ、60,61…
増・減スイッチ、62…バルブセンサ、63…負荷電流
検出器、64…熱風温度センサ、65…外気温度セン
サ、67…繰出モータ、68…張込口、69…サイドホ
ッパ、70…規制体、71…排出シャッタ、72a,7
2b…落下口、73…シャッタ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 祟 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 能丸 憲樹 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 弓立 正史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 河野 克典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転スイッチ操作に基づいて繰出機構を
    駆動する繰出モータ及び他の穀物循環機構と排風装置と
    を駆動する駆動モータとを夫々駆動状態に切り換える構
    成とし、この状態で乾燥すべき穀粒を張込できる構成で
    あって、上記駆動モータの負荷を検出するモータ負荷検
    出手段を備え、このモータ負荷検出手段の検出結果に基
    づいて所定過負荷を呈するときは上記繰出モータを停止
    制御すべく構成するものにおいて、上記駆動モータ停止
    後所定時間経過の後、または駆動モータ負荷が所定以下
    に復帰することで上記繰出モータを復帰駆動すべく構成
    したことを特徴とする穀粒乾燥装置。
  2. 【請求項2】 運転スイッチ操作に基づいて繰出機構を
    駆動する繰出モータ及び他の穀物循環機構と排風装置と
    を駆動する駆動モータとを夫々駆動状態に切り換える構
    成とし、この状態で穀粒排出シャッタを開いて穀粒排出
    できる構成であって、上記駆動モータの負荷を検出する
    モータ負荷検出手段を備え、上記穀粒排出中このモータ
    負荷検出手段の検出結果に基づいて所定負荷を越えた時
    点から所定時間後に排出停止信号を出力すべく構成した
    ことを特徴とする穀粒乾燥装置。
JP14753498A 1998-05-28 1998-05-28 穀粒乾燥装置 Pending JPH11337262A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252236A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 散布装置
JP2020106181A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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