JPH11336136A - 建設機械のエンジン回転数制御装置 - Google Patents

建設機械のエンジン回転数制御装置

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JPH11336136A
JPH11336136A JP10147505A JP14750598A JPH11336136A JP H11336136 A JPH11336136 A JP H11336136A JP 10147505 A JP10147505 A JP 10147505A JP 14750598 A JP14750598 A JP 14750598A JP H11336136 A JPH11336136 A JP H11336136A
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pilot
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valve
traveling
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靖貴 釣賀
Kenichiro Nakatani
賢一郎 中谷
Junya Kawamoto
純也 川本
Takashi Kanai
隆史 金井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートアイドル制御と、その解除を実現でき
るものにあって、走行独立性を確保することができる建
設機械のエンジン回転数制御装置の提供。 【解決手段】 メインポンプ2,3,4と、走行用方向
制御弁5,9の入力ポートどうしを接続する連絡管路1
5と、この連絡管路15に設けた走行連通弁16を有す
る油圧回路にあって、配管18中に設けられ走行に係る
パイロット弁5a,9aと、配管19中に設けられブー
ム等に係るパイロット弁6a,7a,8a,10aと、
配管22中に設けられ旋回、排土等に係るパイロット弁
12a,13a,14aと、配管18,19の圧を検出
する圧力検出装置21と、配管22の圧を検出する圧力
検出装置22と、圧力検出装置21,22の信号に応じ
てオートアイドル制御及びその解除を実施するエンジン
制御装置24と、配管19の圧に応じて走行連通弁16
を連通位置に切換える信号を導く信号管路26とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械に備えられ、アクチュエータの駆動を制御する
方向制御弁の全てが中立保持されるときには、エンジン
の回転数を所定の低速回転数であるアイドル回転数に保
持するオートアイドル制御が可能なエンジン制御装置を
備えた建設機械のエンジン回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として実公平3−52
284号公報に示されるものがある。図3は、この従来
の建設機械のエンジン回転数制御装置を示す油圧回路図
である。
【0003】この従来のエンジン回転数制御装置は、エ
ンジン40と、このエンジン40によって駆動する複数
のメイン油圧ポンプ、すなわち第1メインポンプ41、
第2メインポンプ42と、これらの第1メインポンプ4
1、第2メインポンプ42のそれぞれから供給される圧
油によって駆動する複数のアクチュエータ、すなわち油
圧系アクチュエータ55〜58,62,63と、第1メ
インポンプ41に接続され、この第1メインポンプ41
から油圧系アクチュエータ55〜58のそれぞれに供給
される圧油の流れを制御する方向制御弁、すなわち切換
操作弁51〜54と、第2メインポンプ42に接続さ
れ、この第2メインポンプ42から油圧系アクチュエー
タ62,63,58のそれぞれに供給される圧油の流れ
を制御する方向制御弁、すなわち切換操作弁59〜61
と、タンク77を有する建設機械の油圧回路に備えられ
ている。
【0004】上述した油圧系アクチュエータ55〜5
8,62,63のうちの油圧系アクチュエータ55は一
対の走行モータのうちの一方の走行モータを構成し、油
圧系アクチュエータ62は他方の走行モータを構成し、
油圧系アクチュエータ56,57,58,63は、上述
の走行モータとは異なる他のアクチュエータを構成して
いる。
【0005】上述のように、一方の走行モータを構成す
る油圧系アクチュエータ55は第1メインポンプ41に
接続され、他方の走行モータを構成する油圧系アクチュ
エータ62は第2メインポンプ42に接続されている。
【0006】このような油圧回路に備えられる従来のエ
ンジン回転数制御装置は、エンジン40の回転数を所定
の低速回転数であるアイドル回転数に設定するオートア
イドル制御をおこなうとともに、このオートアイドル制
御を解除する制御が可能なエンジン制御装置を備えてい
る。このエンジン制御装置は、例えば調速機67から成
り、この調速機67は、燃料噴射量を調整する調速レバ
ー69と、この調速レバー69を付勢するばね68など
を備えている。
【0007】また、パイロット圧を供給可能なパイロッ
トポンプ64と、このパイロットポンプ64から供給さ
れるパイロット圧を導くパイロット用配管65と、この
パイロット用配管65中に設けられるとともに、上述し
た切換操作弁51〜54,59〜61のそれぞれに関連
して個別に設けられ、該当する切換操作弁と連動するパ
イロット弁70〜76と、これらのパイロット弁70〜
76の切換操作に伴ってパイロット用配管65に発生し
た圧力を検出し、検出信号として上述の調速機67に出
力する圧力検出手段、例えば管路78とを備えている。
【0008】この従来のエンジン回転数制御装置は、例
えば同図3に示すように、全ての切換操作弁51〜5
4,59〜61が中立保持されているときは、パイロッ
ト用配管65はタンク77に連通することからタンク圧
となり、このタンク圧が管路78を介して調速機67に
与えられ、タンク圧による力に比べて大きいばね68の
力により調速レバー69は同図3の「イ」の位置とな
り、これによって、エンジン40の回転数が所定の低速
回転数であるアイドル回転数に保持され、燃料消費量の
低減を実現できる。
【0009】また、例えば油圧系アクチュエータ55〜
58,62,63のいずれかを駆動させるために、切換
操作弁51〜54,59〜61の該当するものを操作し
たときには、該当する切換操作弁と連動するパイロット
弁70〜76のいずれかが同時に切換えられ、これに伴
ってパイロット用配管65中において最上流に設置され
る切換操作弁74とパイロットポンプ64との間の当該
パイロット用配管65の部分に圧力が発生し、その圧力
が管路78を介して調速機67に与えられ、ばね68が
たわめられて調速レバー69が同図3の「ロ」の位置と
なり、上述のようにアイドル回転数に保持する制御すな
わちオートアイドル制御が解除される制御が実施され
る。これにより、エンジン40を例えば定格回転数等の
所望の回転数で駆動することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術にあっては、第1メインポンプ41に一方の走行モ
ータを構成する油圧アクチュエータ55の駆動を制御す
る切換操作弁51と、複数の他のアクチュエータを構成
する油圧系アクチュエータ56〜58の駆動を制御する
切換操作弁52〜54とが接続され、また第2メインポ
ンプ42に他方の走行モータを構成する油圧系アクチュ
エータ62の駆動を制御する切換操作弁59と、他のア
クチュエータを構成する油圧系アクチュエータ63,5
8の駆動を制御する切換操作弁60,61が接続されて
いる。
【0011】このために走行単独操作時には、第1メイ
ンポンプ41から吐出される圧油が油圧系アクチュエー
タ55に係る切換操作弁51に供給され、第2メインポ
ンプ42から吐出される圧油が油圧系アクチュエータ6
2に係る切換操作弁59に供給され、これにより所望の
走行単独操作を実施することができる。
【0012】しかし、このような走行単独操作の状態か
ら、例えば走行と、油圧系アクチュエータ56の駆動に
よっておこなわれる操作との複合操作を実施しようとす
るときには、第1メインポンプ41から吐出される圧油
は一方の走行モータを構成する油圧系アクチュエータ5
5に係る切換操作弁51と、油圧系アクチュエータ56
に係る切換操作弁52の双方に供給され、一方、第2メ
インポンプ42から吐出される圧油は他方の走行モータ
を構成する油圧系アクチュエータ62に係る切換操作弁
59のみに供給される。したがって、このような走行と
他のアクチュエータに係る操作との複合操作時に走行独
立性を確保することができず、当該建設機械の走行に際
して蛇行を生じてしまう問題がある。
【0013】本発明は上記した従来技術における実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、エンジン回転数を
所定の低速回転数に自動的に設定するオートアイドル制
御と、このオートアイドル制御の解除とを実現できるも
のにあって、走行独立性を確保することができる建設機
械のエンジン回転数制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る発明は、エンジンと、このエ
ンジンによって駆動する複数のメイン油圧ポンプと、こ
れらのメイン油圧ポンプから供給される圧油によって駆
動する複数のアクチュエータと、上記メイン油圧ポンプ
から上記アクチュエータのそれぞれに供給される圧油の
流れを制御する方向制御弁とを備え、上記複数のアクチ
ュエータが一対の走行モータ、及びこれらの走行モータ
とは異なる複数の他のアクチュエータを含み、上記方向
制御弁が上記一対の走行モータのうちの一方の走行モー
タの駆動を制御する第1走行用方向制御弁と、上記一対
の走行モータのうちの他方の走行モータの駆動を制御す
る第2走行用方向制御弁と、上記複数の他のアクチュエ
ータのそれぞれの駆動を制御する他のアクチュエータ用
方向制御弁とを含み、しかも上記第1走行用方向制御弁
及び上記他のアクチュエータ用方向制御弁のうちの所定
のアクチュエータ用方向制御弁は、上記複数のメイン油
圧ポンプのうちの第1メインポンプに接続され、上記第
2走行用方向制御弁及び上記他のアクチュエータ用方向
制御弁のうちの別のアクチュエータ用方向制御弁は、上
記複数のメイン油圧ポンプのうちの第2メインポンプに
接続される建設機械の油圧回路に備えられるものであっ
て、上記エンジンの回転数を制御可能なエンジン制御装
置と、パイロット圧を供給可能なパイロットポンプと、
このパイロットポンプから供給されるパイロット圧を導
くパイロット用配管と、このパイロット用配管中に設け
られるとともに、上記方向制御弁のそれぞれに関連して
個別に設けられ、該当する方向制御弁と連動するパイロ
ット弁と、これらのパイロット弁の切換操作に伴って上
記パイロット用配管に発生した圧力を検出し、検出信号
として上記エンジン制御装置に出力する圧力検出手段と
を備え、上記エンジン制御装置は、上記圧力検出手段か
ら出力された検出信号に基づいて、上記エンジンの回転
数を所定の低速回転数であるアイドル回転数に保持する
オートアイドル制御、及びこのオートアイドル制御を解
除する制御をおこなう建設機械のエンジン回転数制御装
置において、上記建設機械の油圧回路が、上記第1走行
用方向制御弁の入力ポートと上記第2走行用方向制御弁
の入力ポートとを接続する連絡管路と、この連絡管路を
連通状態、しゃ断状態のいずれかに保持可能な走行連通
弁とを備えたものであり、上記パイロット用配管が、第
1パイロット用配管と第2パイロット用配管とを含み、
上記第1パイロット用配管中に、上記第1走行用方向制
御弁と連動する上記パイロット弁、上記第2走行用方向
制御弁と連動する上記パイロット弁をそれぞれ設け、上
記第2パイロット用配管中に、上記複数の他のアクチュ
エータの駆動をそれぞれ制御する上記他のアクチュエー
タ用方向制御弁と連動する上記パイロット弁を設けると
ともに、上記第2パイロット用配管に発生した圧力を上
記走行連通弁の切換操作用圧力として導く信号管路を設
け、上記走行連通弁は、上記信号管路に上記切換操作用
圧力が導かれたとき、上記連絡管路を上記連通状態に保
持する切換位置を有する構成にしてある。
【0015】このように構成した請求項1に係る発明で
は、例えば全ての方向制御弁が中立保持される状態にあ
っては、第1、第2パイロット用配管に圧が立たず、こ
のことが圧力検出手段によって検出され、これに応じて
エンジン制御装置は、エンジンの回転数を所定の低速回
転数であるアイドル回転数に保持するオートアイドル制
御を実施する。
【0016】このように全ての方向制御弁が中立保持さ
れる状態から、例えば走行直進操作を実施しようとして
第1走行用方向制御弁と第2走行用方向制御弁の双方を
操作すると、第1メインポンプから吐出される圧油が第
1走行用方向制御弁に供給され、第2メインポンプから
吐出される圧油が第2走行用方向制御弁に供給され、こ
れにより一対の走行モータのそれぞれに圧油が供給され
て所望の走行直進操作、すなわち走行単独操作を実施で
きる。
【0017】このとき第1走行用方向制御弁、第2走行
用方向制御弁のそれぞれと連動するパイロット弁のそれ
ぞれの切換操作に伴って第1パイロット用配管に圧が立
つものの、第2パイロット用配管には圧が立たず、した
がって信号管路を介して走行連通弁に切換操作用圧力が
導かれることがなく、走行連通弁は連絡管路をしゃ断状
態に保つ。
【0018】なおこのとき、上述のように第1パイロッ
ト用配管に圧が立ったことが圧力検出手段によって検出
され、その検出信号がエンジン制御装置に出力される。
これにより、エンジン制御装置は、上述したオートアイ
ドル制御を解除し、エンジン回転数を走行直進操作に好
適な所望の回転数に設定する制御をおこなう。
【0019】また、例えば上述のような走行操作ととも
に、他のアクチュエータを駆動して他の操作も併せてお
こなう場合、すなわち走行を含む複合操作を実施しよう
する場合、第1走行用方向制御弁、第2走行用方向制御
弁、及び該当する他のアクチュエータに係る他のアクチ
ュエータ用方向制御弁が操作されるが、このとき第1走
行用方向制御弁、第2走行用方向制御弁に連動するパイ
ロット弁の切換操作に伴って上述したように第1パイロ
ツト用配管に圧が立ち、他のアクチュエータ用方向制御
弁に連動するパイロット弁の切換操作に伴って第2パイ
ロット用配管に圧が立つ。これらの第1、第2パイロッ
ト用配管に圧が立ったことが圧力検出手段によって検出
され、その検出信号がエンジン制御装置に出力される。
これによりエンジン制御装置は、上述したオートアイド
ル制御を解除する状態に保ち、エンジンの回転数を走行
を含む複合操作に好適な所望の回転数に設定する制御を
実施する。
【0020】またこのとき、第2パイロット用配管に発
生した圧が信号管路を介して走行連通弁に切換操作用圧
力として与えられ、これにより走行連通弁は連絡管路を
連通状態とするように切換えられる。これに伴って第1
走行用方向制御弁の入力ポートと第2走行用方向制御弁
の入力ポートとが連絡管路を介して連通する。
【0021】したがって、例えば第1メインポンプから
吐出される圧油が第1走行用方向制御弁に供給されると
ともに、連絡管路、走行連通弁を介して第2走行用方向
制御弁にも供給される。一方、第2メインポンプから吐
出される圧油が他のアクチュエータ用方向制御弁に供給
される。すなわち、第1メインポンプから吐出される圧
油を第1走行用方向制御弁、第2走行用方向制御弁を通
して一対の走行モータに供給して、所望の走行操作を実
施でき、また第2メインポンプから吐出される圧油を他
のアクチュエータ用方向制御弁を通して該当する他のア
クチュエータに供給して、この他のアクチュエータの駆
動を介して該当する操作を実施でき、所望の走行を含む
複合操作を走行独立性を確保した状態で実現できる。
【0022】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、上記第1パイロット用配管
の圧力と上記第2パイロット用配管の圧力のうちの高い
方の圧力を選択可能な高圧選択手段を設け、上記圧力検
出手段が上記高圧選択手段から取り出される圧力を検出
する構成にしてある。
【0023】このように構成した請求項2に係る発明で
は、走行単独操作に際して、第1、第2走行用方向制御
弁の少なくとも一方が操作されて該当するパイロット弁
が切換えられ、第1パイロット用配管に圧が立ったと
き、あるいは、走行を含む複合操作に際して、第1、第
2走行用方向制御弁の少なくとも一方が操作されて該当
するパイロット弁が切換えられ、第1パイロット用配管
に圧が立つとともに、他のアクチュエータ用方向制御弁
が操作されて該当するパイロット弁が切換えられ、第2
パイロット用配管に圧が立ったとき、あるいは、他のア
クチュエータの単独操作、これらの他のアクチュエータ
どうしの複合操作に際して、他のアクチュエータ用方向
制御弁が操作されて該当するパイロット弁が切換えられ
第2パイロット用配管に圧が立ったときには、上述の圧
が高圧選択手段で取り出され、この取り出された圧が圧
力検出手段で検出され、その検出信号がエンジン制御装
置に与えられる。これにより、エンジン制御装置は、オ
ートアイドル制御を解除する制御をおこなう。
【0024】また、本発明の請求項3に係る発明は、請
求項1または2に係る発明において、上記他のアクチュ
エータが第1ブームシリンダ、第2ブームシリンダ、バ
ケットシリンダ、及びアームシリンダを含むとともに、
上記他のアクチュエータ用方向制御弁が上記第1ブーム
シリンダの駆動を制御する第1ブーム用方向制御弁、第
2ブームシリンダの駆動を制御する第2ブーム用方向制
御弁、上記バケットシリンダの駆動を制御するバケット
用方向制御弁、及び上記アームシリンダの駆動を制御す
るアーム用方向制御弁を含み、上記第1メインポンプ
に、上記第1ブーム用方向制御弁及び上記バケット用方
向制御弁を接続し、上記第2メインポンプに、上記第2
ブーム用方向制御弁、及び上記アーム用方向制御弁を接
続した構成にしてある。
【0025】また、本発明の請求項4に係る発明は、請
求項1〜3のいずれかに係る発明において、上記複数の
メインポンプが第3メインポンプを含み、上記他のアク
チュエータが上記第3メインポンプから吐出される圧油
によって駆動する旋回モータを含み、上記他のアクチュ
エータ用方向制御弁が上記旋回モータの駆動を制御する
旋回用方向制御弁を含むとともに、上記パイロット用配
管が第3パイロット用配管を含み、この第3パイロット
用配管中に設けられ、上記旋回用方向制御弁と連動する
パイロット弁と、このパイロット弁の切換操作に伴って
上記第3パイロット用配管に発生した圧力を検出し、検
出信号として上記エンジン制御装置に出力可能な圧力検
出手段とを備えた構成にしてある。
【0026】このように構成した請求項4に係る発明で
は、旋回モータを第3メインポンプに接続したことか
ら、旋回と、走行を含む他のアクチュエータの操作との
複合操作に際して、第3のメインポンプから吐出される
圧油を旋回モータに供給することによって旋回の独立性
も確保することができる。
【0027】また、旋回モータを駆動するために旋回用
方向制御弁を操作したときには、該当するパイロット弁
が切換えられて第3パイロット用配管に圧が立ち、この
圧が圧力検出手段によって検出され、その検出信号がエ
ンジン制御装置に与えられる。これにより、エンジン制
御装置は、オートアイドル制御を解除し、エンジンの回
転数を旋回操作を含む操作に好適な回転数に設定する。
【0028】また、本発明の請求項5に係る発明は、請
求項4に係る発明において、上記他のアクチュエータが
ブレード駆動用シリンダを含み、上記他のアクチュエー
タ用方向制御弁が上記ブレード駆動用シリンダの駆動を
制御するブレード用方向制御弁を含むとともに、このブ
レード用方向制御弁を上記第3メインポンプに接続した
構成にしてある。
【0029】このように構成した請求項5に係る発明で
は、ブレード駆動用シリンダを第3メインポンプに接続
したことから、排土操作と、走行を含む他のアクチュエ
ータの操作との複合操作に際して、第3のメインポンプ
から吐出される圧油をブレード駆動用シリンダに供給す
ることによって排土操作の独立性も確保することができ
る。
【0030】また、ブレード駆動用シリンダを作動させ
るためにブレード用方向制御弁を操作したときには、該
当するパイロット弁が切換えられて第3パイロット用配
管に圧が立ち、この圧が圧力検出手段によって検出さ
れ、その検出信号がエンジン制御装置に与えられる。こ
れにより、エンジン制御装置は、オートアイドル制御を
解除し、エンジンの回転数を排土操作を含む操作に好適
な回転数に設定する。
【0031】また、本発明の請求項6に係る発明は、請
求項4または5に係る発明において、上記他のアクチュ
エータがオフセットシリンダを含み、上記他のアクチュ
エータ用方向制御弁が上記オフセットシリンダの駆動を
制御するオフセット用方向制御弁を含むとともに、この
オフセット用方向制御弁を上記第3メインポンプに接続
した構成にしてある。
【0032】このように構成した請求項6に係る発明で
は、オフセットシリンダを第3メインポンプに接続した
ことから、オフセット操作と、走行を含む他のアクチュ
エータの操作との複合操作に際して、第3のメインポン
プから吐出される圧油をオフセットシリンダに供給する
ことによってオフセット操作の独立性も確保することが
できる。
【0033】また、オフセットシリンダを作動させるた
めにオフセット用方向制御弁を操作したときには、該当
するパイロット弁が切換えられて第3パイロット用配管
に圧が立ち、この圧が圧力検出手段によって検出され、
その検出信号がエンジン制御装置に与えられる。これに
より、エンジン制御装置は、オートアイドル制御を解除
し、エンジンの回転数をオフセット操作を含む操作に好
適な回転数に設定する。
【0034】また、本発明の上記各請求項に係る発明
は、建設機械のうちの特に油圧ショベルに好適である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械のエンジ
ン回転数制御装置の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明のエンジン回転数制御装置の一実施形態を
示す油圧回路図、図2は図1に示す一実施形態に備えら
れるエンジン制御装置の要部構成を示す図である。
【0036】本実施形態は例えば油圧ショベルに備えら
れるものである。本実施形態が備えられる油圧ショベル
の油圧回路は図1に示すように、エンジン1と、このエ
ンジン1によって駆動する複数のメイン油圧ポンプ、例
えば第1メインポンプ2と、第2メインポンプ3と、第
3メインポンプ4とを備えている。
【0037】第1メインポンプ2には、最上流に図示し
ない一対の走行モータのうちの一方の走行モータに供給
される圧油の流れを制御する第1走行用方向制御弁すな
わち左走行用方向制御弁5を接続させてあり、この左走
行用方向制御弁5の下流に、図示しないブームシリンダ
に供給される圧油の流れを制御する第1ブーム用方向制
御弁6をタンデムに接続させてあり、また図示しないバ
ケットシリンダに供給される圧油の流れを制御するバケ
ット用方向制御弁7を当該第1メインポンプ2に対しパ
ラレルに接続させてある。
【0038】第2メインポンプ3には、最上流に、上述
した図示しないブームシリンダに接続される圧油の流れ
を制御する第2ブーム用方向制御弁8を接続させてあ
り、この第2ブーム用方向制御弁8に、図示しない一対
の走行モータのうちの他方の走行モータに供給される圧
油の流れを制御する第2走行用方向制御弁すなわち右走
行用方向制御弁9を接続させてあり、また図示しないア
ームシリンダに供給される圧油の流れを制御するアーム
用方向制御弁10と、予備アクチュエータ用方向制御弁
11とを当該第2メインポンプ3に対してパラレルに接
続させてある。なお、上述したバケット用方向制御弁7
の下流は上述したアーム用方向制御弁10の入力ポート
に連絡させてある。
【0039】第3メインポンプ4には、排土操作に活用
される図示しないブレード駆動用シリンダに供給される
圧油の流れを制御するブレード用方向制御弁12と、図
示しない旋回モータに供給される圧油の流れを制御する
旋回用方向制御弁13と、図示しないオフセットシリン
ダに供給される圧油の流れを制御するオフセット用方向
制御弁14とをパラレルに接続してある。
【0040】また、左走行用方向制御弁5の入力ポート
と右走行用方向制御弁10の入力ポートとを接続する連
絡管路15を備えるとともに、この連絡管路15を連通
状態、あるいはしゃ断状態のいずれかに保持する切換位
置を有する走行連通弁16を備えている。なお、図1
中、25はタンクである。
【0041】本実施形態のエンジン回転数制御装置は、
例えば上述したような油圧ショベルの油圧回路に備えら
れるものであって、エンジン1の回転数を所定の低速回
転数であるアイドル回転数に設定するオートアイドル制
御をおこなうとともに、このオートアイドル制御を解除
する制御が可能なエンジン制御装置24を備えている。
このエンジン制御装置24は、例えばエンジン回転数を
制御する電気信号を出力するもので、図2に示すように
オア回路24aを内蔵している。
【0042】また、パイロット圧を供給可能なパイロッ
トポンプ17と、このパイロットポンプ17の吐出管路
に点33で接続され、パイロットポンプ17から供給さ
れるパイロット圧を導く第1パイロット用配管18と、
この第1パイロット用配管18に点34で接続され、パ
イロットポンプ17から供給されるパイロット圧を導く
第2パイロット用配管19と、第1パイロット用配管1
8と点33で接続され、パイロットポンプ17から供給
されるパイロット圧を導く第3パイロット用配管22と
を備えている。
【0043】上述した第1パイロット用配管18中に
は、左走行用方向制御弁5と連動してこの第1パイロッ
ト用配管18を選択的に連通、しゃ断可能なパイロット
弁5aと、右走行用方向制御弁9と連動して第1パイロ
ット用配管18を選択的に連通、しゃ断可能なパイロッ
ト弁9aとを設けてある。
【0044】上述した第2パイロット用配管19中に
は、第1ブーム用方向制御弁6と連動してこの第2パイ
ロット用配管19を選択的に連通、しゃ断可能なパイロ
ット弁6aと、バケット用方向制御弁7と連動して第2
パイロット用配管19を選択的に連通、しゃ断可能なパ
イロット弁7aと、第2ブーム用方向制御弁8と連動し
て第2パイロット用配管19を選択的に連通、しゃ断可
能なパイロット弁8aと、アーム用方向制御弁10と連
動して第2パイロット用配管19を選択的に連通、しゃ
断可能なパイロット弁10aと、予備アクチュエータ用
方向制御弁11と連動して第2パイロット用配管19を
選択的に連通、しゃ断可能なパイロット弁11aとを設
けてある。
【0045】上述した第3パイロット用配管22中に
は、ブレード用方向制御弁12と連動してこの第3パイ
ロット用配管22を選択的に連通、しゃ断可能なパイロ
ット弁12aと、旋回用方向制御弁13と連動して第3
パイロット用配管22を選択的に連通、しゃ断可能なパ
イロット弁13aと、オフセット用方向制御弁14と連
動して第3パイロット用配管22を選択的に連通、しゃ
断可能なパイロット弁14aとを設けてある。
【0046】また、第2パイロット用配管19に発生し
た圧力を走行用連通弁16の切換操作用圧力として導く
信号管路26を、点35で第2パイロット用配管19に
接続させてある。
【0047】第1パイロット用配管18上の点34と右
走行用方向制御弁9のパイロット弁9aとの間に位置す
る第1パイロット用配管18部分に絞り30を設けてあ
るとともに、この絞り30とパイロット弁9aとの間に
位置する第1パイロット用配管18上の点36に管路2
0aを接続させてある。
【0048】点34と点35との間に位置する第2パイ
ロット用配管19部分に絞り31を設けてあるととも
に、この絞り31と点35との間に位置する第2パイロ
ット用配管19上の点37に管路20bを接続させてあ
る。
【0049】上述した管路20a,20bの圧のうちの
大きい方を選択する高圧選択手段、例えばシャトル弁2
0を設けてあり、また、このシャトル弁20から取り出
された圧を検出し、前述したエンジン制御装置24のオ
ア回路24aに電気信号すなわち検出信号を出力する第
1圧力検出装置21を備えている。
【0050】また、同図1の点33と点38との間に位
置する第3パイロット用配管22部分に絞り32を設け
てあるとともに、この絞り32とブレード用方向制御弁
12のパイロット弁12aとの間に位置する第3パイロ
ット用配管22上の点38に管路23aを接続させてあ
る。この管路23aの圧を検出し、前述したエンジン制
御装置24のオア回路24aに電気信号すなわち検出信
号を出力する第2圧力検出装置23を備えている。この
ように構成した実施形態の動作について以下に説明す
る。 (1)全ての方向制御弁の中立時 同図1に示すように、全ての方向制御弁5〜14が中立
状態に保持されているときには、これらの方向制御弁5
〜14と連動するパイロット弁5a〜14aも中立位置
に、すなわち第1、第2、第3パイロット用配管18,
19,22のそれぞれを連通状態にする位置に保持され
る。したがって、第1パイロット用管路18、管路20
aを通してシャトル弁20に与えられる圧と、第2パイ
ロット用配管19、管路20bを通してシャトル弁20
に与えられる圧の双方がほぼタンク圧となり、この低圧
が第1圧力検出装置21で検出され、エンジン制御装置
24の図2に示すオア回路24aに出力される。同様
に、第3パイロット用管路22、管路23aを通してほ
ぼタンク圧に相当する圧が第2圧力検出装置23で検出
され、エンジン制御装置24のオア回路24aに出力さ
れる。エンジン制御装置24は、圧力検出装置21,2
3の双方から出力される検出信号が中立状態に相当する
信号であることから、エンジン回転数を所定の低速回転
数とするオートアイドル制御を実施する。これにより、
エンジン1の回転数は所定の低速回転数に保持される。
【0051】(2)走行単独操作 上述した(1)の中立状態から、例えば直進走行(前
進)を実施するために、左走行用方向制御弁5、右走行
用方向制御弁9を操作すると、これらと連動してパイロ
ット弁5a,9aが切換えられ、これらの切換え動作に
伴って同図1の絞り30とパイロット弁9aとの間に位
置する第1パイロット用配管18部分に圧が立ち、この
圧が管路20a、シャトル弁20を介して第1圧力検出
装置21で検出され、検出信号としてエンジン制御装置
24のオア回路24aに出力される。
【0052】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、走
行直進操作に好適な回転数まで上昇する。
【0053】この動作の間、第2パイロット用配管19
上の点35部分には圧が発生せず、したがって信号管路
26を介して切換操作用圧力が走行連通弁16に与えら
れることがなく、同図1に示すように走行連通弁16は
しゃ断位置に保持される。これにより、第1メインポン
プ2の圧油が左走行用方向制御弁5を介して図示しない
左走行モータに与えられ、第2メインポンプ3の圧油が
右走行用方向制御弁9を介して図示しない右走行モータ
に与えられ、所望の直進走行が実施される。
【0054】なお、例えば左走行用方向制御弁5、右走
行用方向制御弁9のうちの一方のみを操作すれば、ター
ン等を実施でき、左走行用方向制御弁5、右走行用方向
制御弁9の双方を上述とは逆方向に操作すれば後退をお
こなわせることができる。
【0055】(3)ブーム、アーム操作等の他のアクチ
ュエータの駆動に係る単独操作、あるいはこれらの複合
操作 上述した(1)の中立状態から、例えばブーム上げ単独
操作を実施するために、第1ブーム用方向制御弁6と第
2ブーム用方向制御弁8とを操作すると、これらと連動
してパイロット弁6a、8aが切換えられ、この切換操
作に伴って同図1の絞り31の下流の第2パイロット用
配管19部分に圧が立ち、この圧が管路20b、シャト
ル弁20を介して第1圧力検出装置21で検出され、検
出信号としてエンジン制御装置24のオア回路24aに
出力される。
【0056】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、ブ
ーム上げ操作に好適な例えば定格回転数まで上昇する。
【0057】この動作の間、第2パイロット用配管19
で発生した圧が信号管路26を介して走行連通弁16の
駆動部に与えられ、連通位置に切換えられるが、右走行
用方向制御弁9が操作されていないので連絡管路15は
ブロックされた状態に保たれる。これにより、第1メイ
ンポンプ2の圧油が第1ブーム用方向制御弁6を介し
て、また第2メインポンプ3の圧油が第2ブーム用方向
制御弁8を介して、それぞれ図示しないブームシリンダ
に供給される。すなわち、ブームシリンダは第1メイン
ポンプ2、第2メインポンプ3からの合流された圧油に
より所望のブーム上げ操作を実施するように駆動する。
【0058】また、例えば上述した(1)の中立状態か
ら、例えばアーム・バケットの複合操作を実施するため
に、バケット用方向制御弁7とアーム用方向制御弁10
とを操作すると、これらと連動してパイロット弁7a,
10aが切換えられ、この切換操作に伴って同図1の絞
り31の下流の第2パイロット用配管19部分に圧が立
ち、この圧が管路20b、シャトル弁20を介して第1
圧力検出装置21で検出され、検出信号としてエンジン
制御装置24のオア回路24aに出力される。
【0059】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、ア
ーム・バケット複合操作に好適な回転数まで上昇する。
【0060】この動作の間、第2パイロット管路19で
発生した圧が信号管路26を介して走行連通弁16の駆
動部に与えられ、連通位置に切換えられるが、右走行用
方向制御弁9が操作されていないので連絡管路15はブ
ロックされた状態に保たれる。これにより、第1メイン
ポンプ2の圧油がバケット用方向制御弁7を介して図示
しないバケツトシリンダに供給され、また第2メインポ
ンプ3の圧油がアーム用方向制御弁10を介して図示し
ないアームシリンダに供給され、所望のバケット・アー
ム複合操作が実施される。
【0061】(4)走行と他のアクチュエータの駆動に
より操作との複合操作 上述した(1)の中立状態から、例えば走行・アーム複
合操作を実施するために、左走行用方向制御弁5、右走
行用方向制御弁9、及びアーム用方向制御弁10を操作
すると、これらと連動してパイロット弁5a,9a,1
0aが切換えられ、これらの切換え動作に伴って第1、
第2パイロット用配管18019に圧が立ち、この圧が
同図1の絞り30,31を介してシャトル弁20に与え
られ、これらの圧のうちの高い方が第1圧力検出装置2
1で検出され、検出信号としてエンジン制御装置24の
オア回路24aに出力される。
【0062】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、走
行・アーム複合操作に好適な回転数まで上昇する。
【0063】この動作の間、第2パイロット用配管19
で発生した圧が信号管路26を介して走行連通弁16の
駆動部に与えられ、連通位置に切換えられる。これによ
り、第1メインポンプ2の圧油が左走行用方向制御弁5
に供給されるとともに、連絡管路15、走行連通弁16
を介して右走行用方向制御弁9に供給されて図示しない
一対の走行モータのそれぞれに供給され、また、第2メ
インポンプ3の圧油がアーム用方向制御弁10に供給さ
れて図示しないアームシリンダに供給され、所望の走行
・アーム複合操作が実施される。
【0064】(5)旋回・排土操作・オフセット操作の
それぞれの単独操作 上述した(1)の中立状態から、例えば旋回単独操作を
実施するために、旋回用方向制御弁13を操作すると、
これと連動してパイロット弁13aが切換えられ、この
切換え動作に伴って同図1の絞り32の下流に圧が立
ち、この圧が管路23aを介して第2圧力検出装置23
で検出され、検出信号としてエンジン制御装置24のオ
ア回路24aに出力される。
【0065】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は旋回
操作に好適な回転数まで上昇する。
【0066】そして、第3メインポンプ4の圧油が旋回
用方向制御弁13に供給されて図示しない旋回モータに
供給され、所望の旋回操作が実施される。
【0067】また、上述した(1)の中立状態から、排
土単独操作あるいはオフセット単独操作を実施するため
に、ブレード用方向制御弁12あるいはオフセット用方
向制御弁14を操作すると、これと連動してパイロット
弁12a、あるいはパイロット弁14aが切換えられ、
これらの切換え動作に伴って前述と同様に同図1の絞り
32の下流に圧が立ち、この圧が管路23aを介して第
2圧力検出装置23で検出され、検出信号としてエンジ
ン制御装置24のオア回路24aに出力される。
【0068】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は排土
操作あるいはオフセット操作に好適な回転数まで上昇す
る。
【0069】そして、第3メインポンプ4の圧油がブレ
ード用方向制御弁に、あるいはオフセット用方向制御弁
14に供給されて、図示しないブレード駆動用シリンダ
あるいはオフセットシリンダに供給され、所望の排土操
作あるいはオフセット操作が実施される。
【0070】(6)旋回と他のアクチュエータの駆動に
よる操作との複合操作 上述した(1)の中立状態から、例えば旋回・ブーム上
げ複合操作を実施するために、旋回用方向制御弁13
と、第1ブーム用方向制御弁6、第2ブーム用方向制御
弁8とを操作すると、これらと連動してパイロット弁1
3a,6a,8aが切換えられ、これらの切換動作に伴
って、同図1の絞り32,31の下流に圧が立ち、これ
らの圧が第1圧力検出装置21、第2圧力検出装置23
によってそれぞれ検出され、検出信号としてエンジン制
御装置24aに出力される。
【0071】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、旋
回・ブーム上げ複合操作に好適な回転数まで上昇する。
【0072】この動作の間、第2パイロット用配管19
で発生した圧が信号管路26を介して走行連通弁16の
駆動部に与えられ、連通位置に切換えられるが、右走行
用方向制御弁9が操作されていないので連絡管路15は
ブロックされた状態に保たれる。これにより、第1メイ
ンポンプ2の圧油が第1ブーム用方向制御弁6を介し
て、また第2メインポンプ3の圧油が第2ブーム用方向
制御弁8を介して、それぞれ図示しないブームシリンダ
に供給される。すなわち、ブームシリンダは第1メイン
ポンプ2、第2メインポンプ3から合流された圧油によ
り所望のブーム上げ操作を実施するように駆動する。
【0073】また、第3メインポンプ3の圧油が旋回用
方向制御弁13を介して図示しない旋回モータに供給さ
れ、所望の旋回操作が実施される。すなわち、上述のよ
うにして旋回・ブーム上げ複合操作が実施される。
【0074】(7)排土操作と他のアクチュエータの駆
動による操作との複合操作 上述した(1)の状態から、例えば排土・直進走行複合
操作を実施するために、ブレード用方向制御弁12と、
左走行用方向制御弁5、右走行用方向制御弁9とを操作
すると、これらと連動してパイロット弁12a,5a,
9aが切換えられ、これらの切換動作に伴って、同図1
の絞り30,32の下流に圧が立ち、これらの圧が第1
圧力検出装置21、第2圧力検出装置23でそれぞれ検
出され、検出信号としてエンジン制御装置24のオア回
路24aに出力される。
【0075】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに対してエンジン1の回転数は、排
土・直進走行複合操作に好適な回転数まで上昇する。
【0076】この動作の間、第2パイロット用配管19
には圧が発生しないので信号管路26に走行連通弁16
を切換える圧が導かれることがなく、したがって連絡管
路15は走行連通弁16でしゃ断された状態に保たれ
る。これにより第1メインポンプ2の圧油が左走行用方
向制御弁5を介して図示しない左走行モータに与えら
れ、第2メインポンプ3の圧油が右走行用方向制御弁9
を介して図示しない右走行モータに与えられ、所望の直
進走行が実施される。
【0077】また、第3メインポンプ3の圧油がブレー
ド用方向制御弁12を介して図示しないブレードシリン
ダに供給され、所望の排土操作が実施される。すなわ
ち、上述のようにして排土・走行直進複合操作が実施さ
れる。
【0078】(8)オフセット操作と他のアクチュエー
タの駆動による操作との複合操作 上述した(1)の中立状態から、例えばオフセット・ブ
ーム上げ複合操作を実施するために、オフセット用方向
制御弁14と、第1ブーム用方向制御弁6、第2ブーム
用方向制御弁8とを操作すると、これらと連動してパイ
ロット弁14a,6a,8aが切換えられ、これらの切
換動作に伴って同図1の絞り32,31の下流に圧が立
ち、これらの圧が第1圧力検出装置21、第2圧力検出
装置23でそれぞれ検出され、検出信号としてエンジン
制御装置24のオア回路24に出力される。
【0079】これにより、エンジン制御装置24は、そ
れまで実施されていたオートアイドル制御を解除する制
御をおこなう。これに伴い、エンジン1の回転数は、オ
フセット・ブーム上げ複合操作に好適な回転数まで上昇
する。
【0080】この動作の間、第2パイロット用配管19
で発生した圧が信号管路26を介して走行連通弁16の
駆動部に与えられ、連通位置に切換えられるが、右走行
用方向制御弁9が操作されていないので連絡管路15は
ブロックされた状態に保たれる。これにより、第1メイ
ンポンプ2の圧油が第1ブーム用方向制御弁6を介し
て、また第2メインポンプ3の圧油が第2ブーム用方向
制御弁8を介して、それぞれ図示しないブームシリンダ
に供給される。すなわち、ブームシリンダは第1メイン
ポンプ2、第2メインポンプ3から合流された圧油によ
り所望のブーム上げ操作を実施するように駆動する。
【0081】また、第3メインポンプ3の圧油がオフセ
ット用方向制御弁14を介して図示しないオフセットシ
リンダに供給され、所望のオフセット操作が実施され
る。すなわち、上述のようにしてオフセット・ブーム上
げ複合操作が実施される。
【0082】なお、上記以外のアクチュエータの組み合
わせによる複合操作も、上述のいずれかの複合操作と同
様に実施される。
【0083】このように構成した本実施形態にあって
は、上述したように左走行用方向制御弁5の入力ポート
と右走行用方向制御弁9の入力ポートとを連絡する連絡
管路15と、この連絡管路15を連通状態、及びしゃ断
状態のいずれかに保持可能な走行連通弁16を設け、こ
の走行連通弁16は第1メインポンプ2に接続される他
のアクチュエータに係る方向制御弁、すなわち第1ブー
ム用方向制御弁6、バケット用方向制御弁6のいずれか
が切換えられたとき、あるいは第2メインポンプ3に接
続される他のアクチュエータに係る方向制御弁、すなわ
ち第2ブーム用方向制御弁8、アーム用方向制御弁1
0、予備アクチュエータ用方向制御弁11のいずれかが
切換えられたとき、連通位置に切換えられるようになっ
ていることから、走行と他のアクチュエータに係る操作
との複合操作時には、第1メインポンプ2から吐出され
る圧油が左走行用方向制御弁5、右走行用方向制御弁9
を介して一対の走行モータに供給され、第2メインポン
プ2から吐出される圧油は他のアクチュエータに供給さ
れる。したがって、他のアクチュエータの作動、あるい
は負荷圧の変動等に影響を受けることなく走行操作をお
こなわせることができる。すなわち、走行と他のアクチ
ュエータに係る操作との複合操作時であっても、走行独
立性を確保することができ、蛇行を生じることがない。
これにより精度の高い作業を実現させることができる。
【0084】また、第1パイロット用配管18の圧と、
第2パイロット用配管19の圧のうちの大きい方の圧を
取り出すシャトル弁20を設けたことから、第1パイロ
ット用配管18の圧の検出と、第2パイロット用配管1
9の圧の検出を1つの圧力検出装置21を設けることで
実現できる。
【0085】また、第3メインポンプ4を設け、この第
3メインポンプ4に旋回用方向制御弁13を接続してあ
ることから、上述したように旋回と、ブーム、アーム、
バケット、走行などとの複合操作時に、第3メインポン
プ4の圧油を旋回用方向制御弁13を介して図示しない
旋回モータに供給し、他のアクチュエータの作動とか負
荷圧の変動に関わりなく旋回モータを駆動させることが
でき、旋回操作の独立性を確保することができる。
【0086】同様に、第3メインポンプ4にブレード用
方向制御弁13、及びオフセット用方向制御弁14を接
続してあることから、上述したように排土操作あるいは
オフセット操作と、走行、ブーム、アームなどの操作と
の複合操作時に、第3メインポンプ4の圧油をブレード
用方向制御弁13あるいはオフセット用方向制御弁14
を介して図示しないブレード駆動用シリンダ、あるいは
図示しないオフセットシリンダに供給し、他のアクチュ
エータの作動とか負荷圧の変動に関わりなく、これらの
ブレード駆動用シリンダ、あるいはオフセットシリンダ
を駆動させることができ、排土操作の独立性、あるいは
オフセット操作の独立性を確保することができる。
【0087】なお、上述した実施形態にあっては、第1
メインポンプ2側に左走行用方向制御弁5、第1ブーム
用方向制御弁6、バケット用方向制御弁7を接続し、第
2メインポンプ3側に第2ブーム用方向制御弁8、右走
行用方向制御弁9、アーム用方向制御弁10、予備アク
チュエータ用方向制御弁11を接続してあるが、第1メ
インポンプ2、第2メインポンプ3に対する他のアクチ
ュエータに係る方向制御弁の接続の組み合わせは種々の
ものをとり得る。例えば、ブームシリンダの駆動を制御
するブーム用方向制御弁を1つだけ設けるとともに、第
1メインポンプ2に、左走行用方向制御弁5と、前述の
ブーム用方向制御弁と、アーム用方向制御弁10とを接
続し、第2メインポンプ3に、右走行用方向制御弁9と
ともに、バケットシリンダ等の他のアクチュエータに係
る方向制御弁を接続した構成にしてもよい。このように
構成したものも、前述した実施形態と同様の作用効果を
奏する。
【0088】
【発明の効果】以上のように構成したことにより、本発
明の各請求項に係る発明によれば、エンジン回転数を所
定の低速回転数に自動的に設定するオートアイドル制御
と、このオートアイドル制御の解除とを実現できるもの
にあって、走行独立性を確保することができ、したがっ
て走行と、他のアクチュエータに係る操作との複合操作
時に蛇行を生じることがなく、これにより従来に比べて
優れた作業精度を得ることができる。
【0089】また特に、請求項4に係る発明において
は、旋回と、他のアクチュエータに係る操作との複合操
作時に、旋回の独立性も確保することができる。
【0090】また特に、請求項5に係る発明において
は、排土操作と、他のアクチュエータに係る操作との複
合操作時に、排土操作の独立性も確保することができ
る。
【0091】また特に、請求項6に係る発明において
は、オフセット操作と、他のアクチュエータに係る操作
との複合操作時に、オフセット操作の独立性も確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械のエンジン回転数制御装置の
一実施形態を示す油圧回路図である。
【図2】図1に示す一実施形態に備えられるエンジン制
御装置の要部構成を示す図である。
【図3】従来の建設機械のエンジン回転数制御装置を示
す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 第1メインポンプ(メイン油圧ポンプ) 3 第2メインポンプ(メイン油圧ポンプ) 4 第3メインポンプ(メイン油圧ポンプ) 5 左走行用方向制御弁(第1走行用方向制御弁) 5a パイロット弁 6 第1ブーム用方向制御弁 6a パイロット弁 7 バケット用方向制御弁 7a パイロット弁 8 第2ブーム用方向制御弁 8a パイロット弁 9 右走行用方向制御弁(第2走行用方向制御弁) 9a パイロット弁 10 アーム用方向制御弁 10a パイロット弁 11 予備アクチュエータ用方向制御弁 11a パイロット弁 12 ブレード用方向制御弁 12a パイロット弁 13 旋回用方向制御弁 13a パイロット弁 14 オフセット用方向制御弁 14a パイロット弁 15 連絡管路 16 走行連通弁 17 パイロットポンプ 18 第1パイロット用配管 19 第2パイロット用配管 20 シャトル弁(高圧選択手段) 20a 管路 20b 管路 21 第1圧力検出装置(圧力検出手段) 22 第3パイロット用配管 23 第2圧力検出装置(圧力検出手段) 23a 管路 24 エンジン制御装置 24a オア回路 25 タンク 26 信号管路 30 絞り 31 絞り 32 絞り 33 点 34 点 35 点 36 点 37 点 38 点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 隆史 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンによって駆動
    する複数のメイン油圧ポンプと、これらのメイン油圧ポ
    ンプから供給される圧油によって駆動する複数のアクチ
    ュエータと、上記メイン油圧ポンプから上記アクチュエ
    ータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御する方向
    制御弁とを備え、 上記複数のアクチュエータが一対の走行モータ、及びこ
    れらの走行モータとは異なる複数の他のアクチュエータ
    を含み、上記方向制御弁が上記一対の走行モータのうち
    の一方の走行モータの駆動を制御する第1走行用方向制
    御弁と、上記一対の走行モータのうちの他方の走行モー
    タの駆動を制御する第2走行用方向制御弁と、上記複数
    の他のアクチュエータのそれぞれの駆動を制御する他の
    アクチュエータ用方向制御弁とを含み、しかも上記第1
    走行用方向制御弁及び上記他のアクチュエータ用方向制
    御弁のうちの所定のアクチュエータ用方向制御弁は、上
    記複数のメイン油圧ポンプのうちの第1メインポンプに
    接続され、上記第2走行用方向制御弁及び上記他のアク
    チュエータ用方向制御弁のうちの別のアクチュエータ用
    方向制御弁は、上記複数のメイン油圧ポンプのうちの第
    2メインポンプに接続される建設機械の油圧回路に備え
    られるものであって、 上記エンジンの回転数を制御可能なエンジン制御装置
    と、パイロット圧を供給可能なパイロットポンプと、こ
    のパイロットポンプから供給されるパイロット圧を導く
    パイロット用配管と、このパイロット用配管中に設けら
    れるとともに、上記方向制御弁のそれぞれに関連して個
    別に設けられ、該当する方向制御弁と連動するパイロッ
    ト弁と、これらのパイロット弁の切換操作に伴って上記
    パイロット用配管に発生した圧力を検出し、検出信号と
    して上記エンジン制御装置に出力する圧力検出手段とを
    備え、 上記エンジン制御装置は、上記圧力検出手段から出力さ
    れた検出信号に基づいて、上記エンジンの回転数を所定
    の低速回転数であるアイドル回転数に保持するオートア
    イドル制御、及びこのオートアイドル制御を解除する制
    御をおこなう建設機械のエンジン回転数制御装置におい
    て、 上記建設機械の油圧回路が、上記第1走行用方向制御弁
    の入力ポートと上記第2走行用方向制御弁の入力ポート
    とを接続する連絡管路と、この連絡管路を連通状態、し
    ゃ断状態のいずれかに保持可能な走行連通弁とを備えた
    ものであり、 上記パイロット用配管が、第1パイロット用配管と第2
    パイロット用配管とを含み、 上記第1パイロット用配管中に、上記第1走行用方向制
    御弁と連動する上記パイロット弁、上記第2走行用方向
    制御弁と連動する上記パイロット弁をそれぞれ設け、 上記第2パイロット用配管中に、上記複数の他のアクチ
    ュエータの駆動をそれぞれ制御する上記他のアクチュエ
    ータ用方向制御弁と連動する上記パイロット弁を設ける
    とともに、 上記第2パイロット用配管に発生した圧力を上記走行連
    通弁の切換操作用圧力として導く信号管路を設け、 上記走行連通弁は、上記信号管路に上記切換操作用圧力
    が導かれたとき、上記連絡管路を上記連通状態に保持す
    る切換位置を有することを特徴とする建設機械のエンジ
    ン回転数制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1パイロット用配管の圧力と上記
    第2パイロット用配管の圧力のうちの高い方の圧力を選
    択可能な高圧選択手段を設け、 上記圧力検出手段が上記高圧選択手段から取り出される
    圧力を検出することを特徴とする請求項1記載の建設機
    械のエンジン回転数制御装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の他のアクチュエータが第1ブ
    ームシリンダ、第2ブームシリンダ、バケットシリン
    ダ、及びアームシリンダを含むとともに、 上記他のアクチュエータ用方向制御弁が上記第1ブーム
    シリンダの駆動を制御する第1ブーム用方向制御弁、第
    2ブームシリンダの駆動を制御する第2ブーム用方向制
    御弁、上記バケットシリンダの駆動を制御するバケット
    用方向制御弁、及び上記アームシリンダの駆動を制御す
    るアーム用方向制御弁を含み、 上記第1メインポンプに、上記第1ブーム用方向制御弁
    及び上記バケット用方向制御弁を接続し、 上記第2メインポンプに、上記第2ブーム用方向制御
    弁、及び上記アーム用方向制御弁を接続したことを特徴
    とする請求項1または2記載の建設機械のエンジン回転
    数制御装置。
  4. 【請求項4】 上記複数のメインポンプが第3メインポ
    ンプを含み、 上記複数の他のアクチュエータが上記第3メインポンプ
    から吐出される圧油によって駆動する旋回モータを含
    み、上記他のアクチュエータ用方向制御弁が上記旋回モ
    ータの駆動を制御する旋回用方向制御弁を含むととも
    に、 上記パイロット用配管が第3パイロット用配管を含み、
    この第3パイロット用配管中に設けられ、上記旋回用方
    向制御弁と連動するパイロット弁と、このパイロット弁
    の切換操作に伴って上記第3パイロット用配管に発生し
    た圧力を検出し、検出信号として上記エンジン制御装置
    に出力可能な圧力検出手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の建設機械のエンジン回
    転数制御装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の他のアクチュエータがブレー
    ド駆動用シリンダを含み、上記他のアクチュエータ用方
    向制御弁が上記ブレード駆動用シリンダの駆動を制御す
    るブレード用方向制御弁を含むとともに、 このブレード用方向制御弁を上記第3メインポンプに接
    続したことを特徴とする請求項4記載の建設機械のエン
    ジン回転数制御装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の他のアクチュエータがオフセ
    ットシリンダを含み、上記他のアクチュエータ用方向制
    御弁が上記オフセットシリンダの駆動を制御するオフセ
    ット用方向制御弁を含むとともに、 このオフセット用方向制御弁を上記第3メインポンプに
    接続したことを特徴とする請求項4または5記載の建設
    機械のエンジン回転数制御装置。
  7. 【請求項7】 上記建設機械が油圧ショベルであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の建設機械
    のエンジン回転数制御装置。
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