JP5805581B2 - 建設機械の油圧回路及びその油圧制御装置 - Google Patents

建設機械の油圧回路及びその油圧制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、建設機械の油圧回路及びその油圧制御装置に関する。
建設機械では、走行時に旋回動作、ブームの上下動作、アームの開閉動作等の作業を実施する場合がある。このとき、建設機械は、走行の直進性を確保する必要がある。このため、建設機械には、その油圧回路の上流に走直弁(走行直進用方向制御弁)を配置しているものがある(例えば、特許文献1)。
特開2001−254400号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている走直弁を有する油圧回路(例えば図2)では、油圧ポンプから吐出された圧油を、走直弁を経由して方向制御弁に供給する場合に、吐出された圧油の圧力が低下する場合があった。すなわち、建設機械の作業機を操作するのに必要な圧力を方向制御弁に供給することができない場合があった。
本発明は、このような事情の下に為され、走直弁を有する油圧回路において、方向制御弁に供給する圧油の圧力の低下を防止することができる建設機械の油圧回路及びその油圧制御装置を提供することを課題とする。
本発明の一の態様によれば、走直弁を有する建設機械の油圧回路であって、油圧ポンプから吐出された圧油を前記走直弁に供給する第1の油路と、前記走直弁に供給された圧油を方向制御弁に供給する第2の油路と、前記第1の油路と前記第2の油路とをバイパスする第3の油路と、前記第3の油路に配置された切換弁とを有し、前記切換弁は、該切換弁の開口時に、前記第1の油路に供給された圧油を前記第2の油路に導入する、ことを特徴とする建設機械の油圧回路が提供される。また、前記第3の油路は、前記第2の油路より、油路の長さが短く、且つ、油路の曲がり部が少ない、ことを特徴とする、建設機械の油圧回路が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、走直弁を有する建設機械の油圧回路であって、油圧ポンプから吐出された圧油を前記走直弁に供給する第1の油路と、前記走直弁に供給された圧油を方向制御弁に供給する第2の油路と、前記第1の油路と前記第2の油路とをバイパスする第3の油路と、前記第3の油路に配置された切換弁とを有し、前記切換弁は、該切換弁の開口時に、前記第1の油路に供給された圧油を前記第2の油路に導入する、ことを特徴とする建設機械の油圧回路の油圧制御装置であって、前記建設機械が走行していない場合に、前記切換弁を開口する、ことを特徴とする建設機械の油圧回路の油圧制御装置が提供される。また、前記油圧制御装置は、走行用の方向制御弁に入力されるリモコン圧に基づいて、前記切換弁を開口又は閉口する、ことを特徴とする、建設機械の油圧回路の油圧制御装置が提供される。
本発明の建設機械の油圧回路及びその油圧制御装置によれば、走直弁を有する油圧回路において、方向制御弁に供給する圧油の圧力の低下を防止することができる。
本発明の実施形態に係る建設機械の油圧回路の一例を説明する油圧回路図である。 建設機械の油圧回路のその他の例を説明する油圧回路図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の油圧回路の要部を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の油圧回路の圧油の流れの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の油圧回路の圧油の流れの他の例を説明する説明図である。 本発明の実施例1に係る建設機械の油圧回路の一例を説明する油圧回路図である。
添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。なお、添付の全図面の中の記載で、同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
以下に、本発明の実施形態に係る油圧回路10を備える建設機械100を用いて、本発明を説明する。なお、本発明は、本実施形態以外でも、走行直進用方向制御弁(以下、「走直弁」という。)を備える建設機械であって、走直弁に導入された圧油(作動油)を方向制御弁(コントロールバルブ)に供給するものであれば、いずれのものにも用いることができる。また、本発明を用いることができる建設機械には、油圧ショベル、クレーン車、ブルドーザ、ホイールローダ及びダンプトラック、並びに、杭打ち機、杭抜き機、ウォータージェット、泥排水処理設備、グラウトミキサ、深礎工用機械及びせん孔機械などが含まれる。
(建設機械の構成)
本発明の実施形態に係る油圧回路10(後述する図1)を備える建設機械100は、オペレータ(機械管理者、運転者など)によって複数の油圧アクチュエータ(例えば後述する図1のブームAb、アームAa、バケットAkなど)の動作を制御されることにより、所望の作業を実施する機械である。また、建設機械100は、車輪及び旋回装置等を用いて、建設機械100本体の走行(前後左右の移動)及び回転(旋回など)を行う機械である。
具体的には、本実施形態に係る建設機械100は、油圧ポンプ(例えば図1のP1)から吐出された圧油(作動油)をセンタ油路(センターバイパスライン、例えば図1のRcm1)に配置された方向制御弁(コントロールバルブ、例えば図1のVt1等)に供給し、方向制御弁から油圧アクチュエータ(ブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ、油圧モータなど)に供給する。これにより、建設機械100は、油圧アクチュエータの伸縮動作を用いて、所望の作業(動作)を実施することができる。
また、建設機械100は、オペレータが入力する操作レバーの操作(操作量、操作方向)に応じて、作動油(圧油)を油圧アクチュエータに供給する方向制御弁を制御する。これにより、建設機械100は、油圧アクチュエータの駆動(動作)を制御する。
更に、建設機械100は、センタ油路の最下流側に配置した絞り(ネガコン絞り、例えば図1のSn1)を用いて、圧力(例えば図1のネガコン圧N1)を発生させる。これにより、建設機械100は、その圧力(ネガコン圧)を用いて、油圧ポンプの吐出量(出力)を制御することができる(ネガコン方式)。
なお、以後の説明において、ネガコン方式の建設機械(油圧回路)が例示されているが、本発明は、ポジコン方式、ロードセンシング方式、スピードセンシング方式及び定馬力制御方式などを含む任意の制御方式の建設機械にも適用可能である。
(建設機械の油圧回路)
本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10を、図1を用いて説明する。なお、図1に示す油圧回路10は2個の油圧ポンプを備えるが、本発明を適用することができる油圧回路は2個の油圧ポンプを備えるものに限定されない。すなわち、3個以上の油圧ポンプを備える建設機械に本発明を用いてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る油圧回路10は、図示しない動力源(原動機、エンジン、モータなど)の出力軸に機械的に接続された2個の油圧ポンプP(第1の油圧ポンプP1及び第2の油圧ポンプP2)と、2個の油圧ポンプPから吐出された圧油(作動油)を供給される2個のセンタ油路(センターバイパスライン)Rcm1、Rcm2と、複数の油圧アクチュエータAa、Ab及びAk等を制御する複数の方向制御弁Vt1、Vt2、Va1、Va2、Vb1、Vb2、Vbk、Vsw、Vopとを有する。
具体的には、油圧回路10は、本実施形態では、第1の油圧ポンプP1に対応するセンタ油路Rcm1に、第1の走行用方向制御弁(例えば左走行用方向制御弁)Vt1、予備用方向制御弁Vop、旋回用方向制御弁Vsw、第2のブーム用方向制御弁Vb2及び第1のアーム用方向制御弁Va1を直列及び並列に接続している。また、油圧回路10は、第2の油圧ポンプP2に対応するセンタ油路Rcm2に、走直弁Vst、第2の走行用方向制御弁(例えば右走行用方向制御弁)Vt2、バケット用方向制御弁Vbk、第1のブーム用方向制御弁Vb1及ぶ第2のアーム用方向制御弁Va2を直列及び並列に接続している。ここで、これらの方向制御弁は、両端に導入されるリモコン圧(例えば図示しないリモコン回路のリモコン弁の二次圧)に応じて、スプール(流量制御スプール)の位置を切り替え、圧油(作動油)の流量(操作量)及び方向(操作方向)を制御する。
また、油圧回路10は、オペレータの操作レバーの操作量に応じたリモコン圧をリモコン回路(不図示)で生成し、生成されたリモコン圧を操作レバーに対応する方向制御弁Vt1等に夫々入力する。これにより、油圧回路10は、複数の方向制御弁Vt1等によって複数の油圧アクチュエータAa等に供給される作動油(圧油)を夫々制御し、油圧アクチュエータAa等の駆動(動作)を夫々制御することができる。
更に、油圧回路10は、センタ油路Rcm1、Rcm2の夫々の最下流側に絞り(ネガコン絞り)Sn1、Sn2を配置している。油圧回路10は、絞りSn1等を用いて、圧力(ネガコン圧)N1、N2を発生させる。これにより、油圧回路10は、発生させた圧力N1等を用いて、油圧ポンプP1等の吐出量(出力)を制御することができる(ネガコン方式)。
本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10は、センタ油路Rcm2の上流(第2の油圧ポンプP2と第2の走行用方向制御弁Vt2との間の油路)に配置している走直弁Vstを用いて、走行中に2つの油圧ポンプP1、P2で左右の走行用方向制御弁Vt1、Vt2に夫々圧油を供給すること、及び、第1の油圧ポンプP1で左右の走行用方向制御弁Vt1、Vt2に同時に圧油を供給することを選択(切換)することができる。これにより、建設機械100は、走行の直進性を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10は、第1の油圧ポンプP1から吐出された圧油を走直弁Vstに供給する走直弁導入油路(第1の油路)Rst1と、走直弁Vstに供給された圧油を方向制御弁Vop等に供給する走直弁導出油路(第2の油路)Rst2とを有する。また、油圧回路10は、本実施形態では、走直弁導入油路Rst1と走直弁導出油路Rst2とをバイパスするバイパス油路(第3の油路)Rst3を更に有する。なお、走直弁導入油路Rst1、走直弁導出油路Rst2及びバイパス油路Rst3の形状等は、後述する(走直弁導入油路、走直弁導出油路、及び、バイパス油路)で説明する。
更に、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10は、バイパス油路Rst3に切換弁(バイパス弁)Vbpを配置している。ここで、切換弁Vbpは、開口時に、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2に導入する。すなわち、切換弁Vbpは、走直弁Vstを経由せずに、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2にバイパス(短絡、迂回)することができる。なお、切換弁Vbpは、切換弁Vbpに入力される圧力と切換弁Vbpのスプールを負勢するバネ力とを用いて、開閉動作を実施してもよい。
(走直弁導入油路、走直弁導出油路、及び、バイパス油路)
本発明の実施形態に係る建設機械100の走直弁導入油路Rst1、走直弁導出油路Rst2及びバイパス油路Rst3を図3〜図5を用いて、具体的に説明する。ここで、図3(a)は、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10の走直弁導入油路Rst1等を示す概略外観図である。図3(b)は、本実施形態に係る油圧回路10の要部(バイパス油路Rst3など)を示す概略断面図である。図4は、本実施形態に係る油圧回路10の切換弁Vbpの開口時における圧油の流線(流れの方向)を説明する概略流線図である。図5は、本実施形態に係る油圧回路10の切換弁Vbpの閉口時における圧油の流線(流れの方向)を説明する概略流線図である。
なお、本発明を適用することができる油圧回路(走直弁導入油路Rst1、走直弁導出油路Rst2及びバイパス油路Rst3等)は、図3〜図5に示すものに限定されない。すなわち、走直弁Vstに圧油を供給する油路と走直弁Vstに圧油を供給しないために迂回する油路とを含む油圧回路に本発明を適用することができる。
図3(a)及び図3(b)に示すように、本実施形態に係る油圧回路10は、走直弁導入油路Rst1の管部として、第1導入油路部Ra、第2導入油路部Rb及び第3導入油路部Rcを備える。また、油圧回路10は、走直弁導出油路Rst2の管部として、第1導出油路部Rh〜第11導出油路部Rrを備える。更に、油圧回路10は、バイパス油路Rst3の管部として、バイパス油路部Rvを備える。ここで、油圧回路10の走直弁導入油路Rst1等は、隣接する夫々の管部と曲がり管部で夫々連結されている。
図3(b)に示すように、本実施形態に係る油圧回路10は、バイパス油路Rst3に配置した切換弁Vbpを用いて、走直弁Vst(及び、走直弁導入油路Rst1の第2導入油路部Rb等及び走直弁導出油路Rst2の第1導出油路部Rh等)を経由せずに、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2の第11導出油路部Rrに供給する(以下、「バイパスする」という。)ことができる。なお、走直弁導出油路Rst2の第11導出油路部Rrに供給された圧油は、その後、方向制御弁Vt1等(図1)に供給される。
具体的には、図4に示すように、油圧回路10は、切換弁Vbpの開口(切換弁Vbpを図3(b)のMoに移動)時に、走直弁導入油路Rst1(第1導入油路部Ra)に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2の下流(図3(a)及び図3(b)の第11導出油路部Rr)に導入することができる(図3(b)及び図4の流線F13)。このため、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10は、バイパス油路Rst3(及び切換弁Vbp)を用いて、圧油の圧力降下を防止することができる。すなわち、本実施形態に係る油圧回路10は、バイパス油路Rst3(及び切換弁Vbp)を用いて、走直弁Vstを経由せずに、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2に供給(バイパス)することができるため、走直弁Vstの内部通路、並びに、走直弁導入油路Rst1及び走直弁導出油路Rst2の管部及び曲がり管部を圧油が流れることによる圧力降下を低減することができる。
一方、図5に示すように、油圧回路10は、切換弁Vbpの閉口(切換弁Vbpを図3(b)のMcに移動)時に、走直弁Vst等を介して、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2に導入する。このため、油圧回路10は、切換弁Vbpの閉口時に、走直弁Vst(開口、内部通路)、並びに、走直弁導入油路Rst1及び走直弁導出油路Rst2の管部及び曲がり管部で圧力損失(以下、「圧損」という。)を発生する。すなわち、油圧回路10は、切換弁Vbpの閉口時(図5)は、切換弁Vbpの開口時(図4)と比較して、走直弁導出油路Rst2の第11導出油路部Rr(方向制御弁Vt1等(図1))に供給される圧油の圧力が低下する。
以上により、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10によれば、バイパス油路(第3の油路)Rst3を用いて、走直弁Vst(及び、走直弁導入油路Rst1の第2導入油路部Rb等及び走直弁導出油路Rst2の第1導出油路部Rh等)を経由せずに、走直弁導入油路Rst1(第1導入油路部Ra)に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2(第11導出油路部Rr)に供給することができるので、方向制御弁Vt1等に供給する圧油の圧力の低下を防止することができる。すなわち、本実施形態に係る油圧回路10によれば、走直弁Vst等を経由して方向制御弁Vt1等に圧油を供給する場合と比較して、圧油の圧損を低減することができる。このため、本実施形態に係る油圧回路10は、燃料消費量及び発熱量を低減することができる。また、本実施形態に係る油圧回路10は、建設機械100全体の小型化及び低コスト化について有利な効果を有する。
また、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10によれば、主として、バイパス油路Rst3を用いて、走直弁導入油路Rst1に供給された圧油を走直弁導出油路Rst2に供給することができるので、建設機械100の走行後の非走行時において、方向制御弁Vt1等に供給する圧油の圧力の低下を防止することができる。これにより、本実施形態に係る油圧回路10によれば、建設機械100の走行後の非走行時において、作業機を駆動するための作動油の流量(圧油の圧力)を確保することができる。すなわち、本実施形態に係る油圧回路10によれば、建設機械100の走行後の非走行時において、作業機を駆動するときに、迅速に作業機の駆動を開始することができる。
建設機械100Eの実施例を用いて、本発明を説明する。
(建設機械の構成)
本実施例に係る建設機械100Eの構成は、実施形態の建設機械100の構成と基本的に同様のため、異なる部分を主に説明する。
本発明の実施例に係る建設機械100Eは、切換弁Vbpの開口度(開口又は閉口)を制御する油圧制御装置10Cを更に有する。
本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧制御装置10Cは、建設機械100E全体の動作を制御するために搭載されているコントローラを用いることができる。ここで、コントローラは、建設機械100の各構成に動作を指示し、各構成の動作を制御する装置である。コントローラは、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を含む演算処理装置で構成することができる。
また、本実施例に係る建設機械100Eは、操作レバーの操作(操作量、操作方向など)に基づいて生成されるリモコン圧を検出(リモコン圧検出ステップ)する検出手段Spを有する。なお、検出手段Spは、公知の技術(例えば圧力センサ)を用いることができる。
油圧制御装置10C(コントローラ)は、本実施例では、操作レバーの操作(操作量、操作方向など)に基づいて生成されるリモコン圧を検出し、検出したリモコン圧に基づいて、切換弁Vbpの動作(開口動作又は閉口動作)を制御する。
(建設機械の油圧回路)
本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧回路10Eを図6に示す。本実施例に係る建設機械100Eの油圧回路10Eは、実施形態の建設機械100の油圧回路10と基本的に同様のため、異なる部分を主に説明する。
図6に示すように、本実施例に係る油圧回路10Eでは、検出手段Spを用いて、操作レバーLvの操作(操作量、操作方向など)に基づいて生成されるリモコン圧(リモコン弁(不図示)の二次圧)を検出することができる。
(建設機械の油圧制御装置)
本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧制御装置10Cを、図6を用いて説明する。なお、本発明を用いることができる油圧制御装置10Cは、以下に説明するものに限定されるものではない。すなわち、切換弁Vbpの動作を制御することができるものであれば、いずれのもの(装置、手段など)も用いることができる。
図6に示すように、本実施例に係る油圧制御装置10Cは、操作レバーLvの操作(操作量、操作方向など)に基づいて生成されるリモコン圧を用いて、切換弁Vbpの動作(開口度)を制御する。すなわち、油圧制御装置10Cは、本実施例では、建設機械100Eが走行中の場合には、切換弁Vbpを閉口する(走行ステップ)。また、油圧制御装置10Cは、建設機械100Eが非走行中の場合には、切換弁Vbpを開口する(圧油バイパスステップ)。
具体的には、油圧制御装置10Cは、オペレータによって入力される操作(操作量、操作方向)に応じて制御されるリモコン圧を基づいて、建設機械100Eが走行中か否かを判断する。また、油圧制御装置10Cは、建設機械100の走行中と判断した場合に、走直弁導入油路Rst1及び走直弁導出油路Rst2を用いて、走直弁Vstに圧油(作動油)を供給する。このとき、油圧制御装置10Cは、切換弁Vbpを閉口する(例えば図3(b)のMc)。更に、油圧制御装置10Cは、建設機械100の走行中で、作業機(油圧アクチュエータ)を駆動する場合に、走直弁Vstを介して、走直弁導出油路Rst2から圧油を方向制御弁Vt1等に供給する(作業機制御ステップ)。
なお、油圧制御装置10Cが切換弁Vbpの開口度を制御する方法は、例えば電磁比例弁、パイロットポンプなどを用いて、切換弁Vbpに制御圧(パイロット圧)を入力し、その制御圧を用いて切換弁Vbpのスプール(開口度)を制御してもよい。
また、油圧制御装置10Cは、建設機械100の走行後の非走行時に、切換弁Vbpを開口する(例えば図3(b)のMo)。ここで、油圧制御装置10Cは、リモコン圧に基づいて、建設機械100が走行中でないと判断することができる。なお、油圧制御装置10Cは、走行操作レバーの走行操作量が所定の値以下のときに、建設機械100Eが走行中でない(非走行時)と判断してもよい。
なお、本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧制御装置10Cは、複数の油圧アクチュエータの夫々に対応する操作状態に関する情報(例えば操作レバー(電気レバー)の操作量の操作信号(電気信号))を取得し、その取得した情報に基づいて建設機械100Eの走行/非走行を判断してもよい。また、本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧制御装置10Cは、リモコン圧(例えば走行用方向制御弁Vt1,Vt2に入力されるリモコン圧)を直接切換弁Vbpに入力し、切換弁Vbpの開口度を制御してもよい。
以上により、本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、本発明の実施形態に係る建設機械100の油圧回路10と同様の効果を得ることができる。
また、本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、操作レバーLvの操作(操作量、操作方向など)に基づいて、切換弁Vbpの開口度を制御することができるので、建設機械100Eの走行後の非走行時に直ちに切換弁Vbpを開口するだけでなく、所定の時間経過後に切換弁Vbpを開口することができる。更に、本実施例に係る油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、操作レバーLvの操作(操作量、操作方向など)に基づいて、切換弁Vbpの開口度を制御することができるので、建設機械100Eの非走行後の走行時に直ちに切換弁Vbpを閉口するだけでなく、所定の時間経過後に切換弁Vbpを閉口することができる。これにより、本実施例に係る油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、操作レバーLvの操作(操作量、操作方向など)に基づいて、任意のタイミングで切換弁Vbpの開口度を制御することができるので、切換弁Vbpの切換時に発生する作業機の急動作又は走行の急発進等を防止することができる。
すなわち、本発明の実施例に係る建設機械100Eの油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、従来の走行直進機能を維持しつつ、作業の大半を占める非走行作業時のエネルギ損失を低減することができる。また、本実施例に係る油圧回路10E及びその油圧制御装置10Cによれば、建設機械の操縦性及び走行性を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されるものではない。また、本発明は、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更することが可能である。
100,100E: 建設機械
10,10E : 油圧回路
10C : 油圧制御装置(コントローラ)
Aa,Ab,Ak: 油圧アクチュエータ
Va1,Va2,Vb1,Vb2,Vbk,Vsw,Vop:方向制御弁(コントロールバルブ)
Vt1,Vt2: 走行用方向制御弁
Vst : 走行直進用方向制御弁(走直弁)
Vbp : 切換弁(バイパス弁)
P,P1,P2: 油圧ポンプ
Pp : パイロットポンプ
Rcm1,Rcm2:センタ油路(センターバイパスライン)
Rst1: 第1の油路(走直弁導入油路)
Rst2: 第2の油路(走直弁導出油路)
Rst3: 第3の油路(バイパス油路)
J23 : バイパス油路と走直弁導出油路との合流点
N1,N2:ネガコン圧
Sn1,Sn2:絞り(ネガコン絞り)
Sp : 検出手段(圧力センサ)

Claims (4)

  1. 走直弁を有する建設機械の油圧回路であって、
    油圧ポンプから吐出された圧油を前記走直弁に供給する第1の油路と、
    前記走直弁に供給された圧油を方向制御弁に供給する第2の油路と、
    前記第1の油路と前記第2の油路とをバイパスする第3の油路と、
    前記第3の油路に配置された切換弁と
    を有し、
    前記切換弁は、該切換弁の開口時に、前記第1の油路に供給された圧油を前記第2の油路に導入する、
    ことを特徴とする建設機械の油圧回路。
  2. 前記第3の油路は、前記第2の油路より、油路の長さが短く、且つ、油路の曲がり部が少ない、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の建設機械の油圧回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建設機械の油圧回路の油圧制御装置であって、
    前記建設機械が走行していない場合に、前記切換弁を開口する、ことを特徴とする建設機械の油圧回路の油圧制御装置。
  4. 前記油圧制御装置は、走行用の方向制御弁に入力されるリモコン圧に基づいて、前記切換弁を開口又は閉口する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の建設機械の油圧回路の油圧制御装置。
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