JP2000170214A - 油圧ショベルの制御装置 - Google Patents

油圧ショベルの制御装置

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JP2000170214A
JP2000170214A JP10345898A JP34589898A JP2000170214A JP 2000170214 A JP2000170214 A JP 2000170214A JP 10345898 A JP10345898 A JP 10345898A JP 34589898 A JP34589898 A JP 34589898A JP 2000170214 A JP2000170214 A JP 2000170214A
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control valve
directional control
valve
pilot passage
actuator
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JP10345898A
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English (en)
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Hidetoshi Satake
英敏 佐竹
Yusuke Kajita
勇輔 梶田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回モータの駆動に関係する方向制御弁をサ
ブバルブブロックに内蔵させた場合の旋回パーキングブ
レーキの制御を、配管接続程度の比較的簡単な構造で実
現させることのできる油圧ショベルの制御装置の提供。 【解決手段】 フロント用方向制御弁6等と、メインポ
ンプ2,3と、サブポンプ4と、旋回用方向制御弁13
と、パーキングブレーキ付旋回モータ31と、方向制御
弁6等の切換えに伴う信号圧を導く所定のパイロット用
通路19とを備え、方向制御弁6等と配管19とをメイ
ンバルブブロック12に内蔵させ、サブバルブブロック
40に、スイングシリンダ用方向制御弁14と、この方
向制御弁14の切換えに伴う信号圧を導く別のパイロッ
ト用通路22とを内蔵させ、この通路22と通路19と
を方向制御弁14を介して互いに直列に接続し、この通
路22の出力圧を旋回パーキングブレーキ30を作動さ
せる切換弁26aに与えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロント用方向制
御弁の切換えに伴って発生する信号圧に応じて、旋回モ
ータを制動する旋回パーキングブレーキを制御する油圧
ショベルの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、特公平4−4
4650号公報に記載のものがある。この従来技術は、
フロント用アクチュエータを制御するフロント用方向制
御弁、パーキングブレーキ付旋回モータを制御する旋回
用方向制御弁等の方向制御弁と、これらの方向制御弁に
圧油を供給するメインポンプと、上述したフロント用方
向制御弁、旋回用方向制御弁の切換えに伴って発生する
信号圧を導く所定のパイロット通路とを備え、この所定
のパイロット通路に導かれる信号圧によって、上述した
パーキングブレーキ、すなわち旋回モータを制動する旋
回パーキングブレーキを制御する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昨今の油圧ショベルに
あっては、上述したフロント用方向制御弁、旋回用方向
制御弁等の方向制御弁、及び上述した所定のパイロット
通路を1つのメインバルブブロックに内蔵させる構成が
多く見受けられる。ところが最近、車体における配置上
の制約からメインバルブブロックの小型化を図ろうとし
て、旋回モータ、ブレードシリンダ、スイングシリン
ダ、あるいはブレーカ等を駆動する特殊作業用アクチュ
エータなどの特定のアクチュエータに係る特定の方向制
御弁を、メインバルブブロックとは独立した構造体を形
成するサブバルブブロックに内蔵させようとする考え方
が提案されてきている。
【0004】このようなサブバルブブロックを設けよう
とする場合でも、特定のアクチュエータが旋回モータで
あるとか、スイングシリンダなどのように旋回モータの
駆動に関連するアクチュエータである場合には、サブバ
ルブブロックに内蔵される該当する方向制御弁の切換え
操作に伴って、上述した従来技術で挙げた旋回モータを
制御する旋回パーキングブレーキを良好に制御できるよ
うにすることが必要になる。したがって、旋回モータの
駆動に関連する方向制御弁をサブバルブブロックに内蔵
させた場合の旋回パーキングブレーキの制御を、どのよ
うな手段で実現させるかが、当該油圧ショベルの設計
者、研究開発者等の当面の課題であった。
【0005】本発明は上記した従来技術における実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、旋回モータの駆動
に関連する方向制御弁(パーキングブレーキに影響を与
えるアクチュエータを制御する手段)をサブバルブブロ
ックに内蔵させた場合の旋回パーキングブレーキの制御
を、比較的簡単な構造で実現させることのできる油圧シ
ョベルの制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る発明は、フロント用アクチュ
エータを制御するフロント用方向制御弁と、このフロン
ト用方向制御弁に圧油を供給するメインポンプと、旋回
用方向制御弁と、この旋回用方向制御弁によって制御さ
れるパーキングブレーキ付旋回モータとを備えるととも
に、上記フロント用方向制御弁の切換えに伴って発生す
る信号圧を導く所定のパイロット通路を備え、この所定
のパイロット通路に導かれる信号圧によって上記パーキ
ングブレーキを制御する油圧ショベルの制御装置におい
て、上記フロント用方向制御弁及び上記所定のパイロッ
ト通路を内蔵するメインバルブブロックと、このメイン
バルブブロック内の上記フロント用方向制御弁によって
制御されるフロント用アクチュエータとの独立性を考慮
して設けられるとともに、上記旋回モータの作動に関連
して設けられる他のアクチュエータを制御する他のアク
チュエータ用方向制御弁、及びこの他のアクチュエータ
用方向制御弁の切換えに伴って発生する信号圧を導く別
のパイロット通路を有するサブバルブブロックと、上記
他のアクチュエータ用方向制御弁に圧油を供給するサブ
ポンプを備え、上記メインバルブブロックと上記サブバ
ルブブロックのいずれか一方のパイロット通路の終端
を、他方のパイロット通路の上流に直列に接続し、パイ
ロット通路の最上流に発生する信号圧を上記パーキング
ブレーキの解除に利用する構成にしてある。
【0007】このように構成した請求項1に係る発明で
は、例えばメインバルブブロックに含まれるフロント用
方向制御弁、サブバルブブロックに含まれる他のアクチ
ュエータ用方向制御弁のいずれも中立保持されている状
態にあっては信号圧が発生せず、したがってメインバル
ブブロックの所定のパイロット通路、及びサブバルブブ
ロックの別のパイロット通路のいずれにも信号圧は導か
れず、パーキングブレーキ作動用アクチュエータは作動
せず、旋回モータはパーキングブレーキによって制動状
態に保持される。
【0008】このような状態から、フロント用方向制御
弁及び他のアクチュエータ用方向制御弁の少なくとも一
方が切換えられると、信号圧が発生し、その信号圧がパ
ーキングブレーキ作動用アクチュエータの駆動部に出力
される。これによりパーキングブレーキ作動用アクチュ
エータがパーキングブレーキによる旋回モータの制動を
解除するように作動する。これに伴い、旋回モータは作
動可能状態となる。したがって、他のアクチュエータと
旋回モータとの複合操作、あるいは他のアクチュエータ
と旋回モータとフロント用アクチュエータの複合操作な
どが可能となる。
【0009】このように本発明の請求項1に係る発明で
は、フロント用方向制御弁の切換えに伴って発生する信
号圧を導く所定のパイロット通路と、他のアクチュエー
タ用方向制御弁の切換えに伴って発生する信号圧を導く
別のパイロット通路との接続構造、及び別のパイロット
通路と、パーキングブレーキ作動用アクチュエータとを
連絡する構造程度の比較的簡単な構造で、旋回モータの
駆動に関係する方向制御弁(パーキングブレーキに影響
を与えるアクチュエータである制御手段)をサブバルブ
ブロックに内蔵させた場合のパーキングブレーキの制御
を実現させることができる。
【0010】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、上記他のアクチュエータ用
方向制御弁が、スイングシリンダを制御するスイング用
方向制御弁であることを特徴としている。また、本発明
の請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明におい
て、上記他のアクチュエータ用方向制御弁が、旋回モー
タを制御する旋回用方向制御弁であることを特徴として
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧ショベルの制
御装置の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発
明の一実施形態を示す油圧回路図である。
【0012】本実施形態が備えられる油圧ショベルの油
圧回路は、図1に示すように、エンジン(図示省略)に
よって駆動するメイン油圧ポンプ、例えば第1メインポ
ンプ2と、第2メインポンプ3とを備えている。また、
これらの第1,第2メインポンプ2,3に比べて容量が
少し小さい第3のポンプ、すなわちサブポンプ4を備え
ている。
【0013】第1メインポンプ2には、最上流に旋回モ
ータ31に供給される圧油の流れを制御する旋回用方向
制御弁13、アームシリンダ32に供給される圧油の流
れを制御するアーム用方向制御弁10、ブームシリンダ
36に供給される圧油の流れを制御する第1ブーム用方
向制御弁6、走行モータのうちの一方の走行モータを形
成する左走行モータ33に供給される圧油の流れを制御
する第1走行用方向制御弁、すなわち左走行用方向制御
弁5を接続させてある。
【0014】また、第2メインポンプ3には、最上流に
他方の走行モータを形成する右走行モータ34に供給さ
れる圧油の流れを制御する第2走行用方向制御弁、すな
わち右走行用方向制御弁9、バケットシリンダ35に供
給される圧油の流れを制御するバケット用方向制御弁
7、ブームシリンダ36に供給される圧油の流れを制御
する第2ブーム用方向制御弁8、予備アクチュエータ用
方向制御弁11を接続させてある。
【0015】上述したアームシリンダ32、ブームシリ
ンダ36、バケットシリンダ35はフロント用アクチュ
エータを構成し、アーム用方向制御弁10、第1ブーム
用方向制御弁6、バケット用方向制御弁7、第2ブーム
用方向制御弁8は、フロント用方向制御弁を構成してい
る。
【0016】上述した左走行用方向制御弁5の入力ポー
トと、右走行用方向制御弁9の入力ポートを連絡する連
絡管路15を備えるとともに、この連絡管路15を連通
状態、あるいはしゃ断状態のいずれかに保持する切換位
置を有する走行連通弁16を備えている。
【0017】サブポンプ4には、フロント用アクチュエ
ータとの独立性を考慮して設けられるとともに、上述し
た旋回モータ31の作動に関連して設けられる他のアク
チュエータを制御する他のアクチュエータ用方向制御
弁、例えばブームの先端に水平方向の揺動可能に連結さ
れるスイング部材を作動させるスイングシリンダ37を
制御するスイング用方向制御弁14を接続させてある。
【0018】また、パイロット圧を供給可能なパイロッ
トポンプ17と、左右走行用方向制御弁5,9の切換え
に伴って発生する信号圧を導く第1パイロット通路18
と、フロント用方向制御弁の切換えに伴って発生する所
定のパイロット通路すなわち第2パイロット通路19
と、他のアクチュエータ用方向制御弁すなわちスイング
シリンダ用方向制御弁14の切換えに伴って発生する信
号圧を導く別のパイロット通路、すなわち第3パイロッ
ト通路22とを備えている。上述した第1パイロット通
路18は主パイロット通路20を介してパイロットポン
プ17に接続されている。また、第3パイロット通路2
2もパイロットポンプ17に接続されており、この第3
パイロット通路22と第2パイロット通路19とは、互
いに直列に接続させてある。フロント用方向制御弁の切
換えに伴って第2パイロット通路19に発生した信号圧
は第3パイロット通路22に導かれ、さらに第3パイロ
ット通路22に接続した信号管路26に出力されるよう
になっている。また、スイング用方向制御弁14を切換
えたときも第3パイロット通路22に信号圧が発生し、
この信号圧が信号管路26に出力される。
【0019】上述した第1パイロット通路18中には、
左走行用方向制御弁5と連動して第1パイロット通路1
8を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁5aと、右走行
用方向制御弁9と連動して第1パイロット通路18を選
択的に連通、しゃ断可能な切替弁9aとを設けてある。
【0020】上述した第2パイロット通路19中には、
旋回用方向制御弁13と連動してこの第2パイロット通
路19を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁13aと、
アーム用方向制御弁10と連動して第2パイロット通路
19を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁10aと、第
1ブーム用方向制御弁6と連動して第2パイロット通路
19を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁6aと、バケ
ット用方向制御弁7と連動して第2パイロット通路19
を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁7aと、第2ブー
ム用方向制御弁8と連動して第2パイロット通路19を
選択的に連通、しゃ断可能な切替弁8aと、予備アクチ
ュエータ用方向制御弁11と連動して第2パイロット通
路19を選択的に連通、しゃ断可能な切替弁11aとを
備えている。
【0021】なお、上述した第1メインポンプ2に接続
される旋回用方向制御弁13及び切替弁13a、アーム
用方向制御弁10及び切替弁10a、第1ブーム用方向
制御弁6及び切替弁6a、左走行用方向制御弁5及び切
替弁5a、第2メインポンプ3に接続される右走行用方
向制御弁9及び切替弁9a、バケット用方向制御弁7及
び切替弁7a、第2ブーム用方向制御弁8及び切替弁8
a、予備アクチュエータ用方向制御弁11及び切替弁1
1a並びに走行連通弁16等は、1つのメインバルブブ
ロック12内に内蔵させてある。また、スイングシリン
ダ用方向制御弁14は、メインバルブブロック12とは
別体に構成されるサブバルブブロック40内に内蔵させ
てある。
【0022】また、旋回モータ31の制動が可能な旋回
パーキングブレーキ30を解除するパイロット圧を導く
パイロット管路38と、このパイロット管路38を連
通、しゃ断のいずれかに切換えるパーキングブレーキ作
動用アクチュエータ、すなわち切換弁26aとを設けて
ある。この切換弁26aを連通位置に切換える信号圧
力、すなわち制動解除用圧力は前述した信号管路26を
介して与えられる。
【0023】また、上述した第1パイロット通路18の
圧力を検出し、その検出信号を何らかの制御に活用する
ために出力可能な第1圧力検出装置21aと、第2パイ
ロット通路19に発生した圧力あるいは第3パイロット
通路22に発生した圧力を検出し、その検出信号をやは
り何らかの制御に活用するために出力可能な第2圧力検
出装置21bとを備えている。
【0024】このように構成した実施形態の動作につい
て以下に説明する。 (1)全ての方向制御弁の中立時 同図1に示すように、全ての方向制御弁5〜11,1
3,14が中立状態に保持されているときには、方向制
御弁5〜11,13と連動する切替弁5a〜13aも中
立位置に保持され、すなわち第1、第2パイロット通路
18,19のそれぞれをタンクに連通する連通状態とす
る位置に保持され、また第3パイロット通路22もスイ
ングシリンダ用方向制御弁14、第2パイロット通路1
9を介してタンクに連通する状態に保たれる。
【0025】したがって、第1パイロット通路18の圧
はほぼタンク圧となり、この低圧が第1圧力検出装置2
1aで検出される。また、第2パイロット通路19の圧
と、第3パイロット通路22の双方もほぼタンク圧とな
り、この低圧が第2圧力検出装置21bで検出される。
【0026】このとき、第3パイロット通路22に連な
る信号管路26の圧もほぼタンク圧に相当する低圧であ
り、切換弁26aはばねの力により同図1に示すように
パイロット管路38をしゃ断する切換位置に保持され
る。したがって、旋回パーキングブレーキ30は旋回モ
ータ31を制動する状態に保持する。
【0027】(2)旋回単独操作 上述した(1)の中立状態から、例えば図示しない旋回
体を旋回させようとして、旋回用方向制御弁13を操作
すると、これと連動して切替弁13aが切換えられ、こ
の切換え動作に伴って第2パイロット通路19に圧が立
ち、この圧が第3パイロット通路22に導かれる。その
信号圧が第2圧力検出装置21bで検出され、検出信号
として出力される。この検出信号は何らかの制御に活用
される。
【0028】また、上述した第3パイロット通路22に
導かれた圧が信号管路26に制動解除用圧力として導か
れ、切換弁26aが連通位置に切換えられる。これによ
り、パイロットポンプ17のパイロット圧がパイロット
管路38、切換弁26aを介して旋回パーキングブレー
キ30に導かれ、この旋回パーキングブレーキ30が旋
回モータ31の制動を解除するように作動する。この状
態において、第1メインポンプ2から吐出される圧油が
旋回用方向制御弁13を介して旋回モータ31に供給さ
れ、この旋回モータ31が作動する。これにより図示し
ない旋回体を旋回させる所望の旋回操作がおこなわれ
る。
【0029】(3)ブーム・アーム操作等のフロント用
アクチュエータの駆動に係る単独操作、あるいはこれら
の複合操作 上述した(1)の中立状態から、例えばブーム上げ単独
操作を実施するために、第1ブーム用方向制御弁6と第
2ブーム用方向制御弁8とを操作すると、これと連動し
て切替弁6a,8aが切換えられ、この切換操作に伴っ
て第2パイロット通路19に圧が立ち、この圧がスイン
グシリンダ用方向制御弁14を介して第3パイロット通
路22に導かれる。その信号圧が第2圧力検出装置21
bで検出され、検出信号として出力される。この検出信
号は何らかの制御に活用される。
【0030】また、上述した第3パイロット通路22に
導かれた信号圧が、さらに信号管路26に制動解除用圧
力として導かれ、これにより切換弁26aが連通位置に
切換えられる。これに伴い、パイロットポンプ17のパ
イロット圧が、パイロット管路38、切換弁26aを介
して旋回パーキングブレーキ30に導かれ、この旋回パ
ーキングブレーキ30が旋回モータ31の制動を解除す
るように作動する。第1メインポンプ2の圧油が第1ブ
ーム用方向制御弁6を介して、また第2メインポンプ3
の圧油が第2ブーム用方向制御弁8を介して、それぞれ
ブームシリンダ36に供給される。すなわち、ブームシ
リンダ36は第1メインポンプ2、第2メインポンプ3
からの合流された圧油により所望のブーム上げ操作を実
施するように駆動する。
【0031】また例えば、上述した(1)の中立状態か
ら、アーム・バケットの複合操作を実施するために、バ
ケット用方向制御弁7とアーム用方向制御弁10とを操
作すると、これらと連動して切替弁7a,10aが切換
えられ、この切換操作に伴って第2パイロット通路19
に圧が立ち、この圧がスイングシリンダ用方向制御弁1
4を介して第3パイロット通路22に導かれる。その圧
が第2圧力検出装置21bで検出され、検出信号として
出力される。この検出信号は何らかの制御に活用され
る。
【0032】また、上述した第3パイロット通路22に
導かれた圧が信号管路26に制動解除用圧力として導か
れ、これにより切換弁26aが連通位置に切換えられ
る。これに伴いパイロットポンプ17のパイロット圧
が、パイロット管路38、切換弁26aを介して旋回パ
ーキングブレーキ30に導かれ、この旋回パーキングブ
レーキ30が旋回モータ31の制動を解除するように作
動する。第2メインポンプ3から吐出される圧油の一部
がバケット用方向制御弁7を介してバケットシリンダ3
5に供給され、この第2メインポンプ3から吐出される
圧油の残りがアーム用方向制御弁10を介してアームシ
リンダ32に供給され、また第1メインポンプ2から吐
出される圧油がアーム用方向制御弁10を介してアーム
シリンダ32に供給され、これらによりバケットシリン
ダ35とアームシリンダ32の複合駆動、すなわち所望
のバケット・アーム複合操作が実施される。
【0033】(4)スイング単独操作 上述した(1)の中立状態から、図示しないスイング部
材を水平方向に揺動(スイング)させようとして、スイ
ングシリンダ用方向制御弁14を切換えると、このスイ
ングシリンダ用方向制御弁14の切換操作に伴って第3
パイロット用通路22に圧が立つ。この圧が第2圧力検
出装置21bで検出され、検出信号として出力される。
この検出信号は何らかの制御に活用される。
【0034】また、上述した第3パイロット用通路22
に発生した圧が信号管路26に制動解除用圧力として導
かれ、切換弁26aが連通位置に切換えられる。これに
より、パイロットポンプ17のパイロット圧が、パイロ
ット管路38、切換弁26aを介して旋回パーキングブ
レーキ30に導かれ、この旋回パーキングブレーキ30
が旋回モータ31の制動を解除するように作動する。サ
ブポンプ4の圧油がスイングシリンダ用方向制御弁14
を介してスイングシリンダ37に供給され、このスイン
グシリンダ37が作動して図示しないスイング部材を水
平方向に揺動させるスイング単独操作が実施される。
【0035】(5)スイング操作と、ブーム・アーム操
作等のフロント用アクチュエータの駆動に係る操作との
複合操作 上述した(1)の中立状態から、例えばスイング操作と
アーム操作との複合操作を実施するために、スイングシ
リンダ用方向制御弁14とアーム用方向制御弁10を操
作すると、スイングシリンダ用方向制御弁14の切換操
作に伴って第3パイロット用通路22に圧が立つ。この
圧が第2圧力検出装置21bで検出され、検出信号とし
て出力される。この検出信号は何らかの制御に活用され
る。
【0036】また、上述の第3パイロット用通路22に
発生した圧が信号管路26に制動解除用圧力として導か
れ、切換弁26aが連通位置に切換えられる。これによ
り、パイロットポンプ17のパイロット圧が、パイロッ
ト管路38、切換弁26aを介して旋回パーキングブレ
ーキ30に導かれ、この旋回パーキングブレーキ30が
旋回モータ31の制動を解除するように作動する。この
ように旋回モータ31が作動可能、すなわち図示しない
旋回体が旋回可能な状態において、サブポンプ4の圧油
がスイングシリンダ用方向制御弁14を介してスイング
シリンダ37に供給され、このスイングシリンダ37が
作動し、また、第1、第2メインポンプ2,3の圧油が
アーム用方向制御弁10を介してアームシリンダ32に
供給され、このアームシリンダ32が作動し、所望のス
イング操作とアーム操作の複合操作が実施される。
【0037】(6)旋回と、ブーム・アーム操作等のフ
ロント用アクチュエータの駆動に係る操作との複合操作 上述した(1)の中立状態から、旋回と、例えばブーム
上げ操作との複合操作を実施するために、旋回用方向制
御弁13、第1ブーム用方向制御弁6、及び第2ブーム
用方向制御弁8を操作すると、これらと連動して切替弁
13a,6a,8aが切換えられ、この切換操作に伴っ
て第2パイロット用通路19に圧が立ち、この圧が第3
パイロット用通路22に導かれる。この第3パイロット
用通路22に導かれた圧が、第2圧力検出装置21bで
検出され、検出信号として出力される。この検出信号は
何らかの制御に活用される。
【0038】また、上述した第3パイロット用通路22
に導かれた圧が、さらに信号管路26に制動解除用圧力
として導かれ、これにより、パイロットポンプ17のパ
イロット圧が、パイロット管路38、切換弁26aを介
して旋回パーキングブレーキ30に導かれ、この旋回パ
ーキングブレーキ30が旋回モータ31の制動を解除す
るように作動する。この状態において、第1メインポン
プ2から出力される圧油が旋回用方向制御弁13を介し
て旋回モータ31に供給され、この第1メインポンプ2
の余剰油が第1ブーム用方向制御弁6を介してブームシ
リンダ36に供給され、また第2メインポンプ3から吐
出される圧油が第2ブーム用方向制御弁8を介してブー
ムシリンダ36に供給され、これらにより旋回モータ3
1とブームシリンダ36との複合駆動、すなわち所望の
旋回・ブーム上げ複合操作が実施される。
【0039】このように構成した本実施形態では、上述
したように、スイング単独操作、あるいはスイング操作
と、ブーム・アーム操作等のフロント用アクチュエータ
の駆動に係る操作との複合操作においても、旋回パーキ
ングブレーキ30による旋回モータ31の制動を解除す
ることができる。
【0040】すなわち、旋回モータ31の駆動に関係
(パーキングブレーキに影響を与える)するスイングシ
リンダ用方向制御弁14をサブバルブブロック40に内
蔵させた場合の旋回パーキングブレーキ30の制御を、
フロント用方向制御弁の切換えに伴って発生する信号圧
を導く第2パイロット配管19と、スイングシリンダ用
方向制御弁14の切換えに伴って発生する信号圧を導く
第3パイロット用通路22との接続構造、及び第3パイ
ロット用通路22と信号管路26との接続構造程度の比
較的簡単な構造で実現でき、これに伴い従来から要望さ
れているメインバルブブロック12の小型化を当該油圧
ショベルの機能の低下を招くことなく実現させることが
できる。
【0041】また、本実施形態では、サブポンプ4を設
け、このサブポンプ4にスイングシリンダ用方向制御弁
14を接続してあることから、スイング操作と、他の操
作との複合操作時に、サブポンプ4の圧油をスイングシ
リンダ用方向制御弁14を介してスイングシリンダ37
に供給し、他の操作に伴う負荷圧の変動に関わりなくス
イングシリンダ37を駆動させることができ、スイング
操作の独立性を確保することができる。
【0042】なお、上記実施形態にあっては、サブバル
ブブロック40に内蔵させる他のアクチュエータ用方向
制御弁としてスイング部材を駆動するスイングシリンダ
37を制御するスイングシリンダ用方向制御弁14を設
けた構成にしてあるが、本発明は、このような構成に限
られない。例えば、メインバルブブロック12に備えら
れている旋回用方向制御弁13をメインバルブブロック
12から除き、この旋回用方向制御弁13をサブバルブ
ブロック40に内蔵させる構成にしてもよい。
【0043】また、サブバルブブロック40に、旋回モ
ータ31の駆動に関係(パーキングブレーキに影響を与
える)する方向制御弁と、旋回モータ31の駆動に関係
しない方向制御弁例えばブレード用方向制御弁等とを混
在させる構成にしてもよい。このような構成の場合に
は、例えば上述した信号管路26に接続される第3パイ
ロット用通路22を、旋回モータ31の駆動に関係する
方向制御弁だけに関連させて設ければよい。
【0044】また、上述した第1圧力検出装置21a、
第2圧力検出装置21bで検出される検出信号は、当該
油圧ショベルの各種の制御に活用し得るが、例えば図示
しないエンジンの駆動を制御するエンジン制御装置に入
力させるように構成してもよい。このような構成の場
合、全ての方向制御弁5〜11,13,14が中立状態
に保持されているときは、第1圧力検出装置21a、第
2圧力検出装置21bで検出される検出信号は中立状態
に相当する信号、すなわちほぼタンク圧に相当する信号
であることから、エンジン回転数を所定の低速回転数に
制御するオートアイドル制御を実施すると都合がよい。
これにより、図示しないエンジンの回転数は所定の低速
回転数に保持される。
【0045】また、方向制御弁5〜11,13,14の
いずれかが中立状態から切換えられ、これに伴って第
1,第2,第3パイロット用通路18,19,22のい
ずれかに圧が立ち、これらの圧が第1圧力検出装置21
a、あるいは第2圧力検出装置21bで検出されたとき
には、これらの検出信号に応じてそれまで実施されてい
たオートアイドル制御を解除させる制御をおこなわせば
よい。これにより図示しないエンジンの回転数は、該当
する各アクチュエータの作動に好適な回転数まで上昇
し、該当する所望の操作に好適な流量の圧油を第1,第
2メインポンプ2,3から供給させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように構成したことにより、本発
明の各請求項に係る発明によれば、旋回モータの駆動に
関連する方向制御弁をサブバルブブロックに内蔵させた
場合のパーキングブレーキの制御を、配管接続程度の比
較的簡単な構造で実現させることができ、これに伴い従
来から要望されているメインバルブブロックの小型化を
当該油圧ショベルの機能の低下を招くことなく実現させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ショベルの制御装置の一実施形態
を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
2 第1メインポンプ(メインポンプ) 3 第2メインポンプ(メインポンプ) 4 サブポンプ 6 第1ブーム用方向制御弁(フロント用方向制御
弁) 6a 切替弁 7 バケット用方向制御弁(フロント用方向制御弁) 7a 切替弁 8 第2ブーム用方向制御弁(フロント用方向制御
弁) 8a 切替弁 10 アーム用方向制御弁(フロント用方向制御弁) 10a 切替弁 12 メインバルブブロック 13 旋回用方向制御弁 13a 切替弁 14 スイングシリンダ用方向制御弁(他のアクチュ
エータ用方向制御弁) 17 パイロットポンプ 17a パイロットリリーフ弁 19 第2パイロット用通路(所定のパイロット用通
路) 22 第3パイロット用通路(別のパイロット用通
路) 25 タンク 26 信号管路 26a 切換弁(パーキングブレーキ作動用アクチュエ
ータ) 30 旋回パーキングブレーキ 31 旋回モータ 32 アームシリンダ(フロント用アクチュエータ) 35 バケットシリンダ(フロント用アクチュエー
タ) 36 ブームシリンダ(フロント用アクチュエータ) 37 スイングシリンダ(他のアクチュエータ) 38 パイロット管路 40 サブバルブブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロント用アクチュエータを制御するフ
    ロント用方向制御弁と、このフロント用方向制御弁に圧
    油を供給するメインポンプと、旋回用方向制御弁と、こ
    の旋回用方向制御弁によって制御されるパーキングブレ
    ーキ付旋回モータとを備えるとともに、 上記フロント用方向制御弁の切換えに伴って発生する信
    号圧を導く所定のパイロット通路を備え、この所定のパ
    イロット通路に導かれる信号圧によって上記パーキング
    ブレーキを制御する油圧ショベルの制御装置において、 上記フロント用方向制御弁及び上記所定のパイロット通
    路を内蔵するメインバルブブロックと、 このメインバルブブロック内の上記フロント用方向制御
    弁によって制御されるフロント用アクチュエータとの独
    立性を考慮して設けられるとともに、上記旋回モータの
    作動に関連して設けられる他のアクチュエータを制御す
    る他のアクチュエータ用方向制御弁、及びこの他のアク
    チュエータ用方向制御弁の切換えに伴って発生する信号
    圧を導く別のパイロット通路を有するサブバルブブロッ
    クと、 上記他のアクチュエータ用方向制御弁に圧油を供給する
    サブポンプを備え、 上記メインバルブブロックと上記サブバルブブロックの
    いずれか一方のパイロット通路の終端を、他方のパイロ
    ット通路の上流に直列に接続し、パイロット通路の最上
    流に発生する信号圧を上記パーキングブレーキの解除に
    利用することを特徴とする油圧ショベルの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記他のアクチュエータ用方向制御弁
    が、オフセットシリンダを制御するオフセット用方向制
    御弁であることを特徴とする請求項1記載の油圧ショベ
    ルの制御装置。
  3. 【請求項3】 上記他のアクチュエータ用方向制御弁
    が、旋回モータを制御する旋回用方向制御弁であること
    を特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108978769A (zh) * 2018-07-03 2018-12-11 柳州柳工挖掘机有限公司 挖掘机工况识别计时方法及系统和挖掘机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108978769A (zh) * 2018-07-03 2018-12-11 柳州柳工挖掘机有限公司 挖掘机工况识别计时方法及系统和挖掘机
CN108978769B (zh) * 2018-07-03 2021-03-16 柳州柳工挖掘机有限公司 挖掘机工况识别计时方法及系统和挖掘机

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