JPH045343A - 作業装置の油圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、油圧ショベルなど建設機械に装着される作
業装置の油圧回路に関する。

従来の技術 第５図は、作業装置のうちの油圧圧砕装置１を装着した
油圧ショベルの側面図である。図において、２は油圧シ
ョベルの下部走行体、３は上部旋回体、４は上部旋回体
３のフロント部に取付けられた作業アタッチメント、５
は（破線の部分）は油圧圧砕装置１のニブラシリンダ、
Ａはブームシリンダ、Ｂはアームシリンダ、Ｃはパケッ
トシリンダである。

油圧ショベルでは建設作業の種類、状況などに対応して
、その作業アタッチメントに対してたとえばニブラシリ
ンダ５を有する油圧圧砕装置１゜油圧打撃本体（図示し
ない）を有する油圧ブレーカ装置などの装着替えをして
、作業を行う。

第６図は、油圧ショベルに油圧圧砕装置１を装着したと
きの従来技術の油圧回路図である。図において、６は作
業装置用パイロット切換弁、７は足踏式ペダル、８．９
はそれぞれペダル７により操作されるパイロット弁、１
０はメインポンプ、１１はパイロットポンプ、１２．１
３は油圧ショベルに装備されている他の各種油圧アクチ
ュエータ（図示しない）用方向切換弁、１４はセンタバ
イパスリターン油路、１５はセンタバイパスリターン油
路用開閉弁である。第６図のように油圧圧砕装置１を装
着した場合に、まずペダル７をＦ方向（矢印Ｆの方向）
に踏込操作する。パイロットポンプ１１からのパイロッ
ト圧は、管路１６、パイロット弁８、管路１７．１８を
経て、パイロット切換弁６のパイロット圧受圧部１９に
作用する。

それと同時に上記パイロット圧は、管路１７にて分岐し
、シャトル弁２０、管路２１を経て、開閉弁１５のパイ
ロット圧受圧部２２に作用する。そこでパイロット切換
弁６が中立位置よりイ位置に切換わるとともに、開閉弁
１５が開通油路位置より遮断油路位置に切換わる。メイ
ンポンプ１０からの圧油は、管路２３．２４、チエツク
弁２５、管路２６．２７．２８．２９、チエツク弁３０
、パイロット切換弁６のイ位置、管路３１を経て、ニブ
ラシリンダ５のヘッド側油室に供給される。

それと同時にニブラシリンダ５のロッド側油室からの戻
り油は、管路３２、パイロット切換弁６のイ位置、管路
３３を経て、油タンク３４に戻る。

それにより油圧圧砕装置１の刃部口は閉口して、圧砕動
作を行う。次にペダル７をＲ方向（矢印Ｒの方向）に踏
込操作すると、パイロットポンプ１１からのパイロット
圧は、パイロット切換弁６のパイロット圧受圧部３５と
、開閉弁１５のパイロット圧受圧部２２に作用する。そ
こでパイロット切換弁６は八位置に切換わる。メインポ
ンプ１０からの圧油は、パイロット切換弁６のハ位置、
管路３２を経て、ニブラシリンダ５のロッド側油室に供
給される。それと同時にニブラシリンダ５のヘッド側油
室からの戻り油は、管路３１、パイロット切換弁６のハ
位置、管路３３を経て、油タンク３４に戻る。それによ
り油圧圧砕装置１の刃部口は、開口動作を行う。

次に第７図は、油圧ショベルに油圧ブレーカ装置３６を
装着したときの従来技術の油圧回路図である。図におい
て、第６図における構成要素と同じものに対しては同符
号を付す。３７は油圧ブレーカ装置３６の油圧打撃本体
である。この油圧ブレーカ装置３６を作動させるときに
は、ペダル７を一方側に対して踏込操作するだけである
。ペダル７の踏込操作をやめて、足をペタルアより離す
と、ペダル７はばね二のばね力により中立位置に復帰す
る。したがってパイロット弁９側にたとえ踏込操作をし
ても、パイロット圧は導出されない。

すなわちパイロット切換弁６のパイロット圧受圧部３５
にパイロット圧が作用しないようにしているので、パイ
ロット切換弁６は八位置には切換わらない。ペダル７を
Ｆ方向に踏込操作すると、メインポンプ１０からの圧油
は、パイロット切換弁６のイ位置、管路３１を経て、油
圧打撃本体３７に供給される。そしてその戻り油は、管
路３２、パイロット切換弁６のイ位置、管路３３を経て
、油タンク３４に戻る。そして次にペダル７より足を離
すと、ペダル７が元の位置に戻るので、パイロット弁８
はタンク連通油路位置に復帰する。パイロット切換弁６
のパイロット圧受圧部１９にパイロット圧が作用しなく
なるので、パイロット切換弁６はイ位置より中立位置に
復帰する。メインポンプ１０からの圧油供給は止められ
るので、油圧ブレーカ装置３６は打撃動作を停止する。

この発明の解決しようとする課題 油圧ショベルでは建設作業の種類、状況などに対応し、
作業装置として油圧圧砕装置、油圧ブレーカ装置などを
装着替えして作業を行う。

油圧ショベルに油圧圧砕装置を装着した場合には、油圧
圧砕装置が大径のニブラシリンダをそなえているので、
それを作動させるとき大きな圧油油量を必要とする。し
たがって油圧圧砕装置を操作するときにはエンジン用ス
ロットルレバー（図示しない）を手動にて調整操作し、
エンジン回転数を上げて、メインポンプからの最大流量
を供給するようにしている。しかしその状態で油圧圧砕
装置の操作を一時停止して、他の油圧アクチュエータた
とえば作業アタッチメントのブームシリンダ、アームシ
リンダなどを操作すると、圧油流量が多いために作業ア
タッチメント（通常、油圧圧砕装置の作業アタッチメン
トは超ロングタイプが多い）の作動速度が速過ぎて危険
であった。

また油圧ショベルに油圧ブレーカ装置を装着替えした場
合には、その油圧打撃本体に所定の少ない圧油流量を供
給するために、エンジン用スロットルレバーを手動にて
調整操作し、エンジン回転数を下けてやる。この状態で
油圧ブレーカ装置の操作を一時停止して、他の油圧アク
チュエータたとえは作業アタッチメントのブームシリン
ダ、アームシリンダなどを操作すると、圧油流量が少な
いために作業アタッチメントの作動速度が遅過ぎて作業
能率が悪かった。

この発明は上記の課題を解決し、油圧ショベルに対して
油圧圧砕装置、油圧ブレーカ装置などを装着替えしたと
き、エンジン用スロットルレバーを手動にて調整するこ
となく、メインポンプの吐出流量を制御てきる油圧回路
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの発明の手段は、 （１）イ、ペダルの操作により切換作動するパイロット
弁のパイロット回路に圧力スイッチを設け口、またパイ
ロット圧力源と、メインポンプのレギュレータとを電磁
切換弁を介して連結し、ハ、上記ペダルの操作時に導出
されるパイロット圧により上記圧力スイッチを作動して
電磁切換弁を切換作動できるようにし、 二、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそな
えた作業装置を建設機械に装着したときペダル操作時に
パイロット圧を上記レギュレータに作用させることによ
りメインポンプが最大流量吐出を行い、非ペダル操作時
に流量制限吐出を行うようにし、 ホ、また小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータを
そなえた作業装置を建設機械に装着替えしたときペダル
操作時にパイロット圧を上記レギュレータに作用させる
ことによりメインポンプが流量制限吐出を行い、非ペダ
ル操作時に最大流量吐出を行うように構成した。

（２）イ、ペダルの操作により切換作動するパイロット
弁のパイロット回路に圧力スイッチを設は口、上記圧力
スイッチとエンジン回転調整用ステッピングモータとを
コントローラを介して連結し、 ハ、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそな
えた作業装置を建設機械に装着したときペダル操作時に
上記コントローラよりステッピングモータに指令信号を
出力することによりエンジンの高速回転を行い、非ペダ
ル操作時に低速回転を行うようにし、 二、また小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータを
そなえた作業装置を建設機械に装着替えしたときペダル
操作時に上記コントローラよりステッピングモータに指
令信号を出力することによりエンジンの低速回転を行い
、非ペダル操作時に高速回転を行うように構成した。

（３）イ、ペダルの操作により切換作動するパイロット
弁のパイロット回路に圧力スイッチを設け、口、またパ
イロット圧力源と、メインポンプのレギュレータとを電
磁切換弁を介して連結し、上記ペダルの操作時に導出さ
れるパイロット圧により上記圧力スイッチを作動して電
磁切換弁を切換作動できるようにし、かつ上記圧力スイ
ッチとエンジン回動調整用ステッピングモータとをコン
トローラを介して連結し、 ハ、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそな
えた作業装置を建設機械に装着したときペダル操作時に
パイロット圧を上記レギュレータに作用させるとともに
上記コントローラよりステッピングモータに指令信号を
出力させることによりメインポンプが最大流量吐出を行
い、二、非ペダル操作時に流量制限吐出を行うようにし
、また小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそ
なえた作業装置を建設機械に装着替えしたときペダル操
作時にパイロット圧を上記レギュレータに作用させると
ともに上記コントローラよりステッピングモータに指令
信号を出力させることによりメインポンプが流量制限吐
出を行い、非ペダル操作時に最大流量吐出を行うように
構成した。

作　　　　　　用 請求項第１項、第２項、第３項のそれぞれ油圧回路では
、いずれも イ、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそな
えた作業装置たとえば油圧圧砕装置を油圧ショベルに装
着したときには、ペダル操作時にメインポンプが最大流
量吐出を行い、また非ペダル操作時に上記メインポンプ
が流量制限吐出を行う。

口、小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそな
えた作業装置たとえば油圧ブレーカ装置を油圧ショベル
に装着替えをしたときには、ペダル操作時にメインポン
プが流量制限吐出を行い、また非ペダル操作時に上記メ
インポンプが最大流量吐出を行う。

実　　　　施　　　　　例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第１図は、この発明にかかる請求項第１項の油圧回
路の第１実施例を示す回路図である。図において、従来
技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を
付す。３８は圧力スイッチ、３つはメインポンプ１０“
のレギュレー夕、Ｘ、Ｙはそれぞれレギュレータ３つの
パイ四ツ１〜圧導入用のボート、４０はパイロット圧管
路切換用の切換弁、４１はパイロット圧力源、２０′は
シャトル弁、４２は電磁切換弁、４３は電磁切換弁４２
のソレノイド、４４は電源である。また第２図は、この
発明にかかる請求項第１項の油圧回路の第２実施例を示
す回路図である。図において、第１図および第７図にお
ける構成要素と同じものに対しては同符号を付す。

次に、この発明にかかる請求項第１項の油圧回路の構成
を第１図および第２図について述べる。

ペダル７の操作により切換作動するパイロット弁８．９
のパイロット回路に、圧力スイッチ３８を設けた。また
パイロット圧力源４１と、メインポンプ１０′のレギュ
レータ３９とを電磁切換弁４２を介して連結し、上記へ
ダルマの操作時に導出されるパイロット圧により上記圧
力スイッチ３８を作動して電磁切換弁４２を切換作動で
きるようにした。そして大きな圧油油量を要する油圧ア
クチュエータたとえばニブラシリンダ５をそなえた油圧
圧砕装置１を油圧ショベルに装着したときペダル操作時
にパイロット圧を上記レギュレータ３つのボートＸに作
用させることによりメインポンプ１０“が最大流量吐出
を行い、非ペダル操作時に流量制限吐出を行うようにし
た。また小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータた
とえば油圧打撃本体３７をそなえた油圧ブレーカ装置３
６を油圧ショベルに装着替えしたときペダル操作時にパ
イロット圧を上記レギュレータ３９のボートＹに作用さ
せることによりメインポンプ１０°が流量制限吐出を行
い、非ペダル操作時に最大流量吐出を行うように構成し
た。

次に、この発明にかかる請求項第１項の第１実施例油圧
回路の作用機能を第１図について述べる。

油圧圧砕装置１を油圧ショベルに装着したときには、ま
ず切換弁４０を操作して、電磁切換弁４２よりレギュレ
ータ３９のボートＸに通じる管路を油路開通状態に、か
つボートＹに通じる管路を油路遮断状態にしておく。ペ
ダル７を中立位置よりＦ方向またはＲ方向に操作すると
、パイロットポンプ１１からのパイロット圧は、管路１
６、パイロット弁８または９、管路１７または４５を経
て一パイロット切換弁６のパイロット圧受圧部１９また
は３５に作用するとともに、パイロット圧選択用のシャ
トル弁２０′にも作用する。そこでそのパイロット圧は
、シャトル弁２０′より管路４６を経て、圧力スイッチ
３８に作用する。圧力スイッチ３８は接点ホ側より接点
へ側にオン作動するので、ソレノイド４３は通電する。

電磁切換弁４２は、遮断油路位置トより開通油路位置チ
に切換わる。そこでパイロット圧力源４１からのパイロ
ット圧は、管路４７、電磁切換弁４２の開通油路位置チ
、管路４８．４９、切換弁４０の開通油路位置、管路５
０を経て、レギュレータ３９のボートＸに作用する。そ
れによりメインポンプ１０゜は斜板傾転作動く図示しな
い）を行うので、最大流量吐出を行う。しかしペダル７
を操作しないときすなわち非ペダル操作時には、ペダル
７は中立位置に復帰する。シャトル弁２０′よりパイロ
ット圧が導出されないので、圧力スイッチ３８はオフ状
態である。電磁切換弁４２は遮断油路位置トにあるので
、パイロット圧力源４１のパイロット圧は、レギュレー
タ３９のボートＸに作用しない。

それによりメインポンプ１０′は、流量制限吐出を行う
。この場合に作業アタッチメント（通常、油圧圧砕装置
の作業アタッチメントは超ロングタイプか多い）の他の
油圧アクチュエータを操作すると、作業アタッチメント
の作動速度が遅く、安全である。

次に、この発明にかかる請求項第１項の第２実施例油圧
回路の作用機能について述べる。この第２図の油圧回路
の構成は第１図の油圧回路と同様であるが、作業装置と
して油圧ブレーカ装置３６に装着替えを行い、かつペダ
ル操作時にパイロット弁９を使用しないようにしている
。そこで、第２図における第２実施例油圧回路の作用機
能について説明する。油圧ブレーカ装置３６を油圧ショ
ベルに装着替えしたときには、まず切換弁４０を操作し
て、電磁切換弁４２よりレギュレータ３つのボートＹに
通じる管路を油路開通状態に、かつボートＸに通じる管
路を油路遮断状態に切換えておく。ペダル７を中立位置
よりＦ方向に踏込操作すると、パイロットポンプ１１か
らのパイロット圧は、管路１６、パイロット弁８、管路
１７を経て、パイロット切換弁６のパイロット圧受圧部
１９に作用するとともに、シャトル弁２０′にも作用す
る。そこでそのパイロット圧は、シャトル弁２０′より
管路４６を経て、圧力スイッチ３８に作用する。圧力ス
イッチ３８は接点ホ側より接点へ側にオン作動するので
、ソレノイド４３は通電する。電磁切換弁４２は、遮断
油路位置トより開通油路位置チに切換わる。そこでパイ
ロット圧力源４１からのパイロット圧は、管路４７、電
磁切換弁４２の開通油路位置チ、管路４８．５１、切換
弁４０の開通油路位置、管路５２を経て、レギュレータ
３つのボートＹに作用する。それによりメインポンプ１
０′は斜板傾転作動を行うので、流量制限吐出を行う。

そしてメインポンプ１０’の所定の少ない圧油流量にて
、油圧ブレーカ装置３６は打撃作動を行う。しかしペダ
ル７の踏込操作をやめてしまったときすなわち非ペダル
操作時には、ペダル７は中立位置に復帰する。シャトル
弁２０′よりパイロット圧が導出されないので、圧力ス
イッチ３８はオフ状態である。電磁切換弁４２は遮断油
路位置トにあるので、パイロット圧力源４１のパイロッ
ト圧は、レギュレータ３９のボートＹに作用しない。そ
れによりメインポンプ１０゛は、最大流量吐出を行う。

この場合に作業アタッチメントなどの他の油圧アクチュ
エータを操作すると、作業アタッチメントは所定の速い
速度で作動するので、支障なく作業能率を上げることが
できる。

次に第３図は、この発明にかかる請求項第２項の油圧回
路の第１実施例を示す回路図である。図において、従来
技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を
付す。５３はメインポンプ１０およびパイロットポンプ
１１を駆動するエンジン、５４は燃料調整用のガバナレ
バー、５５はステッピングモータ、５６はステッピング
モータ５５の軸部レバー　５７は軸部レバー５６とガバ
ナレバー５４とを連結するプッシュプルケーブル５８は
コントローラ、５９は油圧ショベルに装着する作業装置
の種類により予め切換えてセットしておく切換スイッチ
、３８′は圧力スイッチ、２０′はシャトル弁である。

また第４図は、この発明にかかる請求項第２項の油圧回
路の第２実施例を示す回路図である。図において、第３
図および第７図における構成要素と同じもの対しては同
符号を付す。

次に、この発明にかかる請求項第２項の油圧回路の構成
を第３図および第４図について述べる。

ペダル７の操作により切換作動するパイロット弁８．９
のパイロット回路に、圧力スイッチ３８゜を設けた。ま
たその圧力スイッチ３８゛とエンジン回転調整用ステッ
ピングモータ５５とをコントローラ５８を介して連結し
た。そして大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータ
たとえばニブラシリンダ５をそなえた油圧圧砕装置１を
油圧ショベルに装着したときペダル操作時に上記コント
ローラ５８よりステッピングモータ５５に指令信号を出
力することによりエンジン５３の高速回転を行い、非ペ
ダル操作時に低速回転を行うようにした。また小さな圧
油油量を要する油圧アクチュエータたとえば油圧打撃本
体３７をそなえた油圧ブレーカ装置３６を油圧ジベルに
装着替えしたときペダル操作時に上記コントローラ５８
よりステッピングモータ５５に指令信号を出力すること
によりエンジン５３の低速回転を行い、非ペダル操作時
に高速回転を行うように構成した。

次に、この発明にかかる請求項第２項の第１実施例油圧
回路の作用機能を第３図について述べる。

予め切換スイッチ５９を油圧圧砕装置付１（図示しない
）に切換えておくので、その切換スイッチ５９からの信
号はコントローラ５８に入力されている。ペダル７を中
立位置よりＦ方向またはＲ方向に操作すると、パイロッ
トポンプ１１からのパイロット圧は、管路１６、パイロ
ット弁８または９、管路１７または４５を経て、パイロ
ット切換弁６のパイロット圧受圧部１９または３５に作
用するとともに、パイロット圧選択用のシャトル弁２０
’にも作用する。そこでそのパイロット圧は一シャトル
弁２０′より管路４６を経て、圧力スイッチ３８′に作
用する。そこでその圧力スイッチ３８′からの信号は、
コントローラ５８に入力される。コントローラ５８では
上記信号にもとづき判断し、ステッピングモータ５５に
指令信号を出力する。ステッピングモータ５５は上記指
令信号により回動するので、その軸部レバー５６、プッ
シュプルケーブル５７を介して、ガバナレバ−５４を作
動させる。それによりエンジン５３は高速回転を行うの
で、そのエンジン５３により駆動されるメインポンプ１
０も高速回転となり、メインポンプ１０は最大流量吐出
を行う。しかしペダル７を操作しないときすなわち非ペ
ダル操作時にはペダル７は中立位置に復帰する。シャト
ル弁２０よりパイロット圧が導出されないので、圧力ス
イッチ３８′はオフ状態である。コントローラ５８に圧
力スイッチ３８°からの信号が入力されないので、コン
トローラ５８からステッピングモータ５５に対してエン
ジン高速回転指令信号は出力されない。それによりエン
ジン５３は低速回転を行うのて、そのエンジン５３によ
り駆動されるメインポンプ１０も低速回転となり、メイ
ンポンプ１０は流量制限吐出を行う。この場合に作業ア
タッチメント（通常、油圧圧砕装置の作業アタッチメン
トは超ロングタイプか多い）の他の油圧アクチュエータ
を操作すると、作業アタッチメントの作動速度が遅く、
安全である。

次に、この発明にかかる請求項第２項の第２実施例油圧
回路の作用機能について述へる。この第４図の油圧回路
の構成は第３図の油圧回路と同様であるが、作業装置と
して油圧ブレーカ装置３６に装着替えを行い、かつペダ
ル操作時にパイロット弁９を使用しないようにしている
。そこて、第４図における第２実施例油圧回路の作用機
能について説明する。油圧ブレーカ装置３６を油圧ショ
ベルに装着替えしてそれを作動させるときには、予め切
換スイッチ５つを油圧ブレーカ装置位置く図示しない）
に切換えておくので、その切換スイッチ５９からの信号
はコントローラ５８に入力されている。ここで、ペダル
７を中立位置よりＦ方向に踏込操作する。このときパイ
ロットポンプ１１からのパイロット圧が圧力スイッチ３
８′に対して作用する手段は、第１実施例の場合と同様
である。圧力スイッチ３８′からの信号は、コントロー
ラ５８に入力される。コントローラ５８では上記信号に
もとづき判断し、ステッピングモータ５５に指令信号を
出力する。ステッピングモータ５５は回動して、ガバナ
レバー５４を作動させる。

それによりエンジン５３は低速回転を行うので、そのエ
ンジン５３により駆動されるメインポンプ１０も低速回
転となり、メインポンプ１０は流量制限吐出行う。そし
てメインポンプ１０’の所定の少ない圧油流量にて、油
圧ブレーカ装置３６は打撃作動を行う。しかしペダル７
の踏込操作をやめてしまったときすなわち非ペダル操作
時には、ペダル７は中立位置に復帰する。シャトル弁２
０よりパイロット圧が導出されないので、圧力スイッチ
３８′はオフ状態である。コントローラ５８に圧力スイ
ッチ３８′からの信号が入力されないので、コントロー
ラ５８からステッピングモータ５５に対してエンジン低
速回転指令信号は出力されない。それによりエンジン５
３は高速回転を行うのて、そのエンジン５３により駆動
されるメインポンプ１０も高速回転となり、メインポン
プ１０は最大流量吐出を行う。この場合に作業アタッチ
メントなどの他の油圧アクチュエータを操作すると、作
業アタッチメントは所定の速い速度で作動するので、支
障なく作業能率を上げることができる。

なお請求項第３項の油圧回路（図示しない）は作用の確
実性をたかぬるために請求項第１項の油圧回路の構成に
対して、請求項第２項の油圧回路の構成を付加するよう
にしたものである。すなわち、ペダルの操作により切換
作動するパイロット弁のパイロット回路に圧力スイッチ
を設け、またパイロット圧力源と、メインポンプのレギ
ュレータとを電磁切換弁を介して連結し、上記ペダルの
操作時に導出されるパイロット圧により上記圧力スイッ
チを作動して電磁切換弁を切換作動できるようにし、か
つ上記圧力スイッチとエンジン回転調整用ステッピング
モータとをコントローラを介して連結した。そして、大
きな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそなえた作
業装置を建設機械に装着したときペダル操作時にパイロ
ット圧を上記レギュレータに作用させるとともに上記コ
ントローラよりステッピングモータに指令信号を出力さ
せることによりメインポンプが最大流量吐出を行い、非
ペダル操作時に流量制限吐出を行うようにし、また小さ
な圧油油量を要する油圧アクチュエータをそなえた作業
装置を建設機械に装着替えしたときペダル操作時にパイ
ロット圧を上記レギュレータに作用させるとともに上記
コントローラよりステッピングモータに指令信号を出力
させることによりメインポンプが流量制限吐出を行い。

非ペダル操作時に最大流量吐出を行うようにした。

発明の効果 この発明にかかる油圧回路では、ペダルの操作により切
換作動するパイロット弁のパイロット回路に圧力スイッ
チを設け、またパイロット圧力源と、メインポンプのレ
ギュレータとを電磁切換弁を介して連結するようにした
。またパイロット回路に設けた圧力スイッチと、エンジ
ン回転調整用ステッピングモータとをコントローラを介
して連結するようにした。それにより、大きな圧油油量
を要する油圧アクチュエータをそなえた作業装置たとえ
ば油圧圧砕装置を油圧ショベルに装着したときには、ペ
ダルを操作しているとき油圧圧砕装置に対して十分な圧
油油量を供給してその能力を発揮できるとともに、ペダ
ルを操作していないときすなわち油圧圧砕装置を操作し
ていないときに作業アタッチメントなど他の油圧アクチ
ュエータを操作するとその油圧アクチュエータの作動速
度が遅く、安全である。また小さな圧油油量を要する油
圧アクチュエータをそなえた作業装置たとえば油圧ブレ
ーカ装置を油圧ショベルに装着替えをしたときには、ペ
ダルを操作しているとき油圧ブレーカ装置に対して所定
の少ない圧油油量を供給してその能力を十分に発揮でき
るとともに、ペダルを操作していないときすなわち油圧
ブレーカ装置を操作していないときに作業アタッチメン
トなど他の油圧アクチュエータを操作すると、作業アタ
ッチメントは所定の速い速度で作動するので、支障なく
作業能率を上げることができる。

したがってこの発明にかかる作業装置の油圧回路では、
油圧圧砕装置、油圧ブレーカ装置など作業装置を油圧シ
ョベルに装着して行うとき、十分に作業性と安全性を向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる請求項第１項の油圧回路の第
１実施例を示す回路図、第２図はこの発明の請求項第１
項の油圧回路の第２実施例を示す回路図、第３図はこの
発明の請求項第２項の油圧回路の第１実施例を示す回路
図、第４図はこの発明の請求項第２項の第２実施例を示
す回路図、第５図は油圧圧砕装置を装着した油圧ショベ
ルの側面図、第６図は油圧ショベルに油圧圧砕装置を装
着したときの従来技術の油圧回路図、第７図は油圧ショ
ベルに油圧ブレーカ装置を装着したときの従来技術の油
圧回路図である。 １　　　　　　　油圧圧砕装置 ５　　　　　　　ニブラシリンダ ６　　　　　　　パイロット切換弁 ７　　　　　　　　ダル ８．９　　　　　パイロット弁 １０　、　１０　’　−−−−−−−−メインポンプ１
１　　　　　　パイロットポンプ ３６−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−油圧ブレーカ装置３７　　　　　　油圧打撃本体 ３８．３８°−−−−一一−−圧カスイッチ３９　　　
　　　　レギュレータ ４１　　　　　　パイロット圧力源 ４２　　　　　　電磁切換弁 ５３　　　　　　エンジン ５５　　　　　　ステッピングモータ ５８　　　　　　コントローラ 以　　　　　　上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）作業アタッチメントに対して油圧アクチュエータ
   を有する作業装置を装備し、その作業装置の油圧アクチ
   ュエータ用パイロット切換弁を足踏式ペダル操作により
   切換作動せしめるようにした建設機械において、上記ペ
   ダルの操作により切換作動するパイロット弁のパイロッ
   ト回路に圧力スイッチを設け、またパイロット圧力源と
   、メインポンプのレギュレータとを電磁切換弁を介して
   連結し、上記ペダルの操作時に導出されるパイロット圧
   により上記圧力スイッチを作動して電磁切換弁を切換作
   動できるようにし、大きな圧油油量を要する油圧アクチ
   ュエータをそなえた作業装置を建設機械に装着したとき
   ペダル操作時にパイロット圧を上記レギュレータに作用
   させることによりメインポンプが最大流量吐出を行い、
   非ペダル操作時に流量制限吐出を行うようにし、また小
   さな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそなえた作
   業装置を建設機械に装着替えしたときペダル操作時にパ
   イロット圧を上記レギュレータに作用させることにより
   メインポンプが流量制限吐出を行い、非ペダル操作時に
   最大流量吐出を行うように構成したことを特徴とする作
   業装置の油圧回路。
2. （２）作業アタッチメントに対して油圧アクチュエータ
   を有する作業装置を装備し、その作業装置の油圧アクチ
   ュエータ用パイロット切換弁を足踏式ペダル操作により
   切換作動せしめるようにした建設機械において、上記ペ
   ダルの操作により切換作動するパイロット弁のパイロッ
   ト回路に圧力スイッチを設け、その圧力スイッチとエン
   ジン回転調整用ステッピングモータとをコントローラを
   介して連結し、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエ
   ータをそなえた作業装置を建設機械に装着したときペダ
   ル操作時に上記コントローラよりステッピングモータに
   指令信号を出力することによりエンジンの高速回転を行
   い、非ペダル操作時に低速回転を行うようにし、また小
   さな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそなえた作
   業装置を建設機械に装着替えしたときペダル操作時に上
   記コントローラよりステッピングモータに指令信号を出
   力することによりエンジンの低速回転を行い、非ペダル
   操作時に高速回転を行うように構成したことを特徴とす
   る作業装置の油圧回路。
3. （３）作業アタッチメントに対して油圧アクチュエータ
   を有する作業装置を装備し、その作業装置の油圧アクチ
   ュエータ用パイロット切換弁を足踏式ペダル操作により
   切換作動せしめるようにした建設機械において、上記ペ
   ダルの操作により切換作動するパイロット弁のパイロッ
   ト回路に圧力スイッチを設け、またパイロット圧力源と
   、メインポンプのレギュレータとを電磁切換弁を介して
   連結し、上記ペダルの操作時に導出されるパイロット圧
   により上記圧力スイッチを作動して電磁切換弁を切換作
   動できるようにし、かつ上記圧力スイッチとエンジン回
   転調整用ステッピングモータとをコントローラを介して
   連結し、大きな圧油油量を要する油圧アクチュエータを
   そなえた作業装置を建設機械に装着したときペダル操作
   時にパイロット圧を上記レギュレータに作用させるとと
   もに上記コントローラよりステッピングモータに指令信
   号を出力させることによりメインポンプが最大流量吐出
   を行い、非ペダル操作時に流量制限吐出を行うようにし
   、また小さな圧油油量を要する油圧アクチュエータをそ
   なえた作業装置を建設機械に装着替えしたときペダル操
   作時にパイロット圧を上記レギュレータに作用させると
   ともに上記コントローラよりステッピングモータに指令
   信号を出力させることによりメインポンプが流量制限吐
   出を行い、非ペダル操作時に最大流量吐出を行うように
   構成したことを特徴とする作業装置の油圧回路。