JP3023541B2 - 建設機械の旋回モータのブレーキ回路 - Google Patents

建設機械の旋回モータのブレーキ回路

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JP3023541B2
JP3023541B2 JP8123013A JP12301396A JP3023541B2 JP 3023541 B2 JP3023541 B2 JP 3023541B2 JP 8123013 A JP8123013 A JP 8123013A JP 12301396 A JP12301396 A JP 12301396A JP 3023541 B2 JP3023541 B2 JP 3023541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車両の上部
に上部旋回体を具備した油圧ショベル等の建設機械にお
ける旋回体の旋回を制動するブレーキ装置の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の走行車両には、上部旋
回体が設けられており、この上部旋回体の上に掘削等の
作業をするための、ブーム、アーム、バケット等備えた
フロントアタッチメントが装着される。この上部旋回体
は、旋回用油圧モータと、この旋回モータに供給する圧
油の流量、流れ方向を制御する切換弁と、この切換弁を
遠隔操作するリモコン弁によって、その旋回が制御され
ている。一方、上部旋回体を旋回操作しないときに、こ
の上部旋回体が作業中又は走行中などに何らかの外力で
自由に旋回すると事故等が生じかねず、不都合であるの
で、上部旋回体の旋回を制動するためのメカニカルブレ
ーキ等が装着されている。一方、メカニカルブレーキ等
が作動している場合に外部からの力により上部旋回体に
モーメントが作用すると旋回モータに接続されているブ
レーキや減速機等を傷めたりするので、必要な場合はブ
レーキの制動を外しておく必要がある。従って、上部旋
回体を旋回させる場合の他、必要な場合にブレーキの制
動を解除する制御方式が採用されている。
【0003】従来から、ブレーキの制動を解除する制御
方式として、いくつかの方式が提案されている。例え
ば、公開実用新案公報第平2−93365号には図2に
示すような旋回用油圧モータのブレーキ回路(または、
ブレーキ制動解除回路)が開示されている。以下、図2
により、この従来装置を説明する。
【0004】図2において、主油圧ポンプ1と旋回油圧
モータ2との油路上に方向切換弁3が設けられている。
方向切換弁3のパイロットポート3a,3bは旋回油圧
モータの遠隔操作装置4のパイロット弁4bの各出力ポ
ートに各々配管18a,18bにより接続されている。
パイロット弁4bは油圧ポンプ5からパイロット圧油が
供給されている。また、配管18a,18bは分岐路を
有し、チェック弁19、19に配管接続され、チェック
弁19、19の下流側は圧力スイッチ6に配管接続され
ている。
【0005】旋回油圧モータ2の出力軸には上部旋回体
の図示されていない旋回台の内側歯車と噛み合う駆動歯
車12、減速機13、ブレーキ板14が装着されてい
る。ブレーキ板14の一端に近接してブレーキ10bと
スプリング10aを装備した油圧シリンダー10が配設
されている。油圧シリンダー10はパイロット圧油が供
給されるとブレーキの制動を解除し、パイロット圧油の
供給が停止されるとブレーキの制動が作動する構成とな
っている。このパイロット圧油の供給はブレーキ切換弁
7によって制御されている。
【0006】フロントアタッチメント(例えば、アー
ム)用操作装置11のリモコン弁20a,20bにも油
圧ポンプ5からのパイロット圧油が供給されている。リ
モコン弁11bからの出力油圧管の途中に分岐管20
a、20bが設けられており、この分岐管20a,20
bの他端には、チェック弁21、21が各々接続されて
いる。チェック弁21、21の下流側は圧力スイッチ1
6に配管接続されているなお、この下流側を圧力スイッ
チ16の代わりに圧力スイッチ6に接続したものが実施
例1に開示されている。圧力スイッチ6の電気出力端は
タイマー8を介して電磁切換弁7のソレノイド7aに接
続されている。圧力スイッチ16の電気出力端はソレノ
イド7aに直接接続されている。
【0007】この従来装置は上記の構成であり、以下の
ように作用する。即ち、遠隔操作装置4、11を操作し
ないときは、パイロット圧油がチェック弁19、21の
何れにも供給されないため、圧力スイッチ6、16は共
にオフ状態にあり、ソレノイド7aに電流は流れない。
従って、シリンダ10にはパイロット圧油は供給され
ず、ブレーキ10bは制動状態にある。
【0008】次に、遠隔操作装置4の操作レバー4aを
何れかの側に倒す操作をすると、チェック弁19の一方
にパイロット圧油が流れる。それが圧力スイッチ6の設
定圧力以上になったときに圧力スイッチ6はオン状態に
なり、タイマー8によって設定された時間後に電流がソ
レノイド7aに流れる。このときは、油圧ポンプ5から
のパイロット油圧は電磁切換弁7を介してシリンダ10
に供給され、ブレーキの制動は解除状態になる。また、
フロントアタッチメントの遠隔操作装置11の操作レバ
ー11aを操作したときは、チェック弁21の一方にパ
イロット圧油が流れる。この出力圧が圧力スイッチ16
の設定圧力以上になったとき、シリンダ10に圧油が供
給され、ブレーキの制動は解除状態になる。
【0009】以上の記載から分かるように、この従来装
置は旋回モータ用遠隔操作装置4又はフロントアタッチ
メント用遠隔操作装置11を操作した場合にのみ、メカ
ニカルブレーキの制動が解除されるようになっている。
しかし、この方式によると、走行中にフロントアタッチ
メントを間違って、操作した場合もブレーキの制動は解
除される。また、フロントアタッチメントの全ての操作
に対して、ブレーキの制動を解除させる機能を持たせる
と、全ての操作装置に分岐管を設け、チェック弁を配管
接続するなど回路が不必要に複雑になり、かつ、それだ
け製造コストも高くなり、また故障も多くなる。
【0010】上記従来例の他に、他の制御方式が特許公
報第平4−44650号に開示されている。以下、この
制御方式を簡単に説明する。この従来装置も旋回用油圧
モータのブレーキ装置に関するものである。ブレーキ解
除シリンダを具備したメカニカルブレーキが旋回用油圧
モータの駆動軸側に装着されている。なお、ブレーキ解
除は次の場合に行われる。即ち(i)旋回モータのリモ
コン装置が操作されているとき、(ii)左右走行用切
換弁を除いた他の方向切換弁のリモコン装置の少なくと
も1つが操作されているときはブレーキ解除を行う。ま
た、次の場合にはブレーキの解除は行われない。即ち、
(i)旋回モータのリモコン装置、フロントアタッチメ
ント用油圧シリンダのリモコン装置の何れもが操作され
ていない場合と、(ii)左右走行用の油圧モータのリ
モコン装置のみが操作されている場合はブレーキは解除
されない。
【0011】この従来装置は、上記ブレーキ解除の制御
を以下の構成で行っている。即ち、補助油圧ポンプとブ
レーキ解除シリンダを油管で接続すると共に、その油管
の途中に分岐管を設け、この分岐管に油タンクを接続
し、分岐管と油タンクの間に、旋回用方向切換弁、左右
走行用方向切換弁を除いた他の切換弁を介在させ、これ
らの方向切換弁の全てが中立状態にある時に補助油圧ポ
ンプと油タンクが連通し、これらの方向切換弁の内、少
なくとも1つが操作されると前記連通油路は遮断される
ように構成されている。
【0012】この従来装置のブレーキ解除制御は、ブレ
ーキ解除を行わせる全ての方向切換弁に対し、その切換
弁が中立状態にあるときに連通する油路を構成しなけれ
ばならず、回路構成が複雑である。また、ブレーキ解除
シリンダを作動させる作動点を自由に設定できないた
め、フロントアタッチメントが軽負荷で作業していると
きもブレーキ解除を行うため、不必要にブレーキ解除が
行われて作業が不安定になる恐れがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
最初の従来装置は、ブレーキ解除シリンダの解除動作を
させたい全ての操作装置に圧力スイッチによる検出手段
を設ける必要があり、回路が必要以上に複雑になるとい
う課題があり、また、走行中に誤操作等により、アーム
操作した場合でもブレーキ解除が行われ不都合であると
いう課題もある。2番目の従来装置は、ブレーキ解除シ
リンダを解除動作させたい全ての方向切換弁に対し、そ
の切換弁が中立状態にあるときに連通する油路を構成し
なければならず、回路構成が複雑になるという課題があ
る。また、ブレーキ解除シリンダを作動させる作動点を
自由に設定できないため、フロントアタッチメントが軽
負荷で作業しているときもブレーキ解除を行うため、不
必要にブレーキ解除が行われて作業が不安定になるとい
う課題もある。
【0014】本発明は上記課題を解決するため、負帰還
用絞りの上流側圧力を利用した簡単な構成のブレーキ解
除装置を提供することを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、主油圧ポンプの中立油路
に、少なくとも旋回モータ用切換弁及びフロントアタッ
チメント操作用シリンダの切換弁を接続し、かつその下
流に絞りと油タンクを順次接続し、該絞りの上流側圧力
により前記主油圧ポンンプの吐出量を負帰還制御する回
路と、前記旋回モータを制動するメカニカルブレーキ
と、該制動ブレーキの制動を解除する解除装置を具備し
た旋回ブレーキのブレーキ回路において、旋回モータ用
切換弁のリモコン弁のパイロット出力圧を検出する第1
圧力検出手段と、走行モータ用切換弁のリモコン弁のパ
イロット出力圧を検出する第2圧力検出手段と、前記絞
りの上流側油圧を検出する第3圧力検出手段と、第1〜
第3圧力検出手段の検出信号に基づいて前記解除装置を
制御するコントローラとを具備し、該コントローラは旋
回操作を検出した場合は解除装置が作動するように制御
信号を出力し、走行操作を検出した場合は該制動ブレー
キが作動するように制御信号を出力し、また、走行操作
を検出せず、かつ、前記絞りの上流側圧力が所定値以下
になった場合は該解除装置が作動するように制御信号を
出力するように構成したことを特徴としている。
【0016】この発明によれば、旋回操作の信号を検出
した場合はブレーキ制動を外し、走行操作の信号を検出
した場合はブレーキ制動を行い、フロントアタッチメン
トの操作に対しては負帰還絞りの上流側油圧により判断
し、ブレーキ制動を行うようにしている。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明で、前記第1及び第2圧力検出手段は圧力
スイッチで構成し、第3圧力検出手段は前記負帰還制御
回路の圧力センサーを兼用したことを特徴としている。
この発明は、フロントアタッチメントの操作の判定に必
要な負帰還絞りの上流側油圧の圧力検出センサと、負帰
還制御用の圧力検出の検出センサを兼用している。従っ
て、回路構成がより単純になっている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本実施形態の構成概略を示し
た図である。図1において、主油圧ポンプ30と油タン
ク37が中立油路31によって配管接続されている。中
立油路31には、主油圧ポンプ30から下流に向かっ
て、走行モータ用方向切換弁32、旋回モータ用方向切
換弁33、ブームシリンダ用方向切換弁34、アームシ
リンダ用方向切換弁35及び負帰還用絞り36が順次接
続されている。これらの方向切換弁30〜35はバイパ
ス油路37により、チェック弁を介して各切換弁の入力
側ポートに接続されている。また、上記各切換弁の入力
側の他のポートは油路38により、油タンクに配管接続
されている。なお、本発明の適用対象は、各切換弁は上
記のものに限定されず、またこの順序で接続されている
ことに限定されるものではない。
【0019】旋回モータ用方向切換弁33の出力側ポー
トには旋回用油圧モータ40が配管接続され、旋回モー
タの出力軸41にはブレーキ板42、減速機43、図示
されていない旋回体の内歯車と噛み合う駆動歯車44が
接続されている。ブレーキ板42の近くの適宜の位置
に、ブレーキ45とスプリング46とに連結されたピス
トン47を装備した油圧シリンダ48が配置されてい
る。この油圧シリンダ48は切換弁49によって制御さ
れる。切換弁49は補助油圧ポンプ50と油タンクが接
続されており、ソレノイド51の電流がオフのときに油
圧シリンダ48に圧油を供給し、ソレノイド51の電流
がオンの時に油圧シリンダの油圧はゼロに減圧するよう
に構成されている。なお、切換弁49の構成、即ち、ブ
レーキ制動の解除、非解除はこの構成に限るものではな
く、逆の構成にしてもよい。
【0020】方向切換弁33のパイロットポート33
a、33bは旋回体を遠隔操作するリモコン弁55の各
出力ポートにパイロット油管55a、55bにより接続
されている。油管55a、55bの中間から、分岐管が
設けられ、シャトル弁56の両端に接続されている。シ
ャトル弁56の出力端は圧力スイッチ57に配管接続さ
れている。圧力スイッチ57の電気出力端はコントロー
ラ60に配線接続されている。
【0021】走行モータ用の方向切換弁32のパイロッ
トポートはリモコン弁61の各出力ポートにパイロット
油管で接続されており、このパイロット油管の中間より
分岐管が設けられ、シャトル弁62の両端に接続されて
いる。シャトル弁62の出力側は圧力スイッチ63に配
管接続されている。圧力スイッチ63の電気出力端はコ
ントローラ60に配線接続されている。
【0022】また、中立油路31に設けられた絞り36
の上流側は分岐管64により圧力センサ65に接続され
ており、圧力センサ65の出力端はコントローラ60に
接続されている。コントローラ60の出力端は配線71
により切換弁49のソレノイド51に接続されている。
また、配線72により主油圧ポンプ30の吐出流量を制
御する制御器73に接続されている。
【0023】コントローラ60は、マイコンまたはプロ
セッサー等から構成されている。圧力検出スイッチ57
の出力により、旋回操作を検出した場合は油圧シリンダ
45の制動ブレーキを解除する制御信号を出力し、圧力
検出スイッチ63により走行操作を検出した場合は該制
動ブレーキを作動する制御信号を出力し、また、走行操
作を検出せず、かつ、絞り36の上流側圧力が所定値以
下になった場合は制動ブレーキを解除する制御信号を出
力するようにコントローラ60のシステムが構成されて
いる。
【0024】この実施形態は以上のように構成されてい
るので、以下のように作用する。即ち、旋回モータ用の
リモコン55を操作するとパイロット圧がシャトル弁5
6を介して圧力スイッチ57に伝達され、パイロット圧
が所定値以上になると圧力スイッチ57に内蔵されてい
るマイクロスイッチがオン(導通)状態となり、その状
態がコントローラ60により検出される。この検出に基
づいてコントローラ60は配線71に制御信号「オフ」
を出力し、ソレノイド51に流れる電流をゼロにし、切
換弁49の状態を圧油供給状態(状態a)に切り換え
て、油圧シリンダ48に補助ポンプ50圧油をの供給す
る。この操作により、油圧による力がスプリング46の
力に打ち勝って、ピストン47は左方向に押され、ブレ
ーキ45がブレーキ板42から離れて、旋回モータ40
は自由に旋回できる状態となる。
【0025】また、作業機走行用のリモコン61を操作
すると、パイロット油圧がシャトル弁62を介して圧力
スイッチ63に伝達され、その圧力が所定に以上になる
と圧力スイッチ63のマイクロスイッチがオン状態にな
り、コントローラ60により、この状態が検出される。
コントローラ60は、この場合、制御信号「オン」を配
線71に出力する。この制御信号によりソレノイド51
に電流が流れ、切換弁49は圧油開放状態(状態b)に
切り換わり、油圧シリンダ47への供給圧油はゼロ圧力
となる。従って、スプリングの力により、ブレーキ45
がブレーキ板42に押し付けられ、摩擦力により旋回モ
ータ40の旋回は制動される。
【0026】さらに、ブームやアーム等のリモコン(図
示省略)を操作した場合は、方向切換弁34又は35或
いは双方のスプールが左方向又は右方向に移動を開始
し、方向切換弁の上流側圧力を上昇させ、ブーム、アー
ム等の負荷圧以上に達した時点で、ブーム、アームに圧
油が流出し、これと同時に絞り36の上流側K点の圧力
は低下する。この圧力低下を圧力センサー65が検出す
るとコントローラ60は主油圧ポンプ30の吐出量を増
大させる信号を配線72に出力し、アクチュエータを増
速させる。スプールの移動が進むと、絞り上流側K点の
圧力は減少し続け、この圧力が所定値以下になる。この
とき、コントローラ60はまず、圧力スイッチ63の出
力信号を調べる。それが「オフ」状態で、かつK点の油
圧が所定値以下の場合、即ち、走行モータは操作されて
いない状態で、ブームやアームに重荷重の作業をさせて
いるときは、コントローラ60は制御信号「オフ」を配
線71に出力する。これにより、切換弁49はa状態に
切換わり、ブレーキ45は左方に押されて、ブレーキ解
除の状態になる。
【0027】なお、旋回用リモコンと61と走行用リモ
コン55が同時に操作され、圧力スイッチ57、63が
同時に「オン」状態になったときは、コントローラ60
は図示されていないブザー等を鳴らし、オペレータに警
告すると共に制御信号「オン」を配線71に出力して、
ブレーキ45の制動を解除する。
【0028】この実施形態は、上記したごとく、ブーム
やアーム等のリモコン弁のパイロット圧の検出センサー
として負帰還用の圧力センサー65を兼用しており、専
用の圧力スイッチ等を新たに設ける必要がないので、回
路構成が簡単であるという効果がある。また、絞り上流
側K点の圧力は圧力センサーを使用していることから、
圧力変化をオン・オフの2値でなく、連続的に検出でき
るため、微妙な調整が容易にできるという効果もある。
さらに、切換弁49を上記のように構成したので電気配
線が一部断線したような場合でも作業が可能であるとい
う効果もある。
【0029】以上、この発明の実施形態および実施例を
図面により詳細に説明してきたが、具体的な構成は以上
の説明又は例示されたものに限られるものではなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、走行用モータの切換弁は
別途の油圧ポンプにより駆動油圧を供給するようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1の発明では、ブーム、アーム等のリモコンのパ
イロット圧を個々に測定しないで、絞り上流側油圧のみ
を測定すればよいので、回路構成が簡単になり、さら
に、請求項2の発明のように負帰還制御用の圧力検出セ
ンサを兼用すれば、新たにセンサを設けることがないの
で、回路構成はさらに簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成図を示した図であ
る。
【図2】 従来装置の構成を示した図である。
【符号の説明】
30 主油圧ポンプ 31 中立油路 33 旋回モータ用切換弁 34 ブーム用シリンダ切換弁(フロントアタッチ
メント操作用シリンダ切換弁) 35 アーム用シリンダ切換弁(フロントアタッチ
メント操作用シリンダ切換弁) 40 旋回モータ 42 ブレーキ板(メカニカルブレーキ) 43 ブレーキ(メカニカルブレーキ) 46 スプリング(メカニカルブレーキ) 48 油圧シリンダ(解除装置) 49 切換弁(解除装置) 57 圧力スイッチ(第1圧力検出手段) 61 圧力スイッチ(第2圧力検出手段) 65 圧力センサー(第3圧力検出手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−156668(JP,A) 実開 平6−74656(JP,U) 実開 平2−93365(JP,U) 実開 昭63−136046(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主油圧ポンプの中立油路に、少なくとも
    旋回モータ用切換弁及びフロントアタッチメント操作用
    シリンダの切換弁を接続し、かつその下流に絞りと油タ
    ンクを順次接続し、該絞りの上流側圧力により前記主油
    圧ポンンプの吐出量を負帰還制御する回路と、前記旋回
    モータを制動するメカニカルブレーキと、該制動ブレー
    キの制動を解除する解除装置を具備した旋回モータのブ
    レーキ回路において、 前記旋回モータ用切換弁のリモコン弁のパイロット出力
    圧を検出する第1圧力検出手段と、走行モータ用切換弁
    のリモコン弁のパイロット出力圧を検出する第2圧力検
    出手段と、前記絞りの上流側油圧を検出する第3圧力検
    出手段と、前記第1〜第3圧力検出手段の検出信号に基
    づいて前記解除装置を制御するコントローラとを具備
    し、該コントローラは旋回操作を検出した場合は前記解
    除装置が作動するように制御信号を出力し、走行操作を
    検出した場合は該制動ブレーキが作動するように制御信
    号を出力し、また、走行操作を検出せず、かつ、前記絞
    りの上流側圧力が所定値以下になった場合は該解除装置
    が作動するように制御信号を出力するように構成したこ
    とを特徴とする建設機械の旋回モータのブレーキ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2圧力検出手段は圧力ス
    イッチからなり、第3圧力検出手段は前記負帰還制御回
    路の圧力センサーを兼用したことを特徴とする請求項1
    に記載の建設機械の旋回モータのブレーキ回路。
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