JPH11335473A - イオン交換膜およびその用途 - Google Patents
イオン交換膜およびその用途Info
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- JPH11335473A JPH11335473A JP10144600A JP14460098A JPH11335473A JP H11335473 A JPH11335473 A JP H11335473A JP 10144600 A JP10144600 A JP 10144600A JP 14460098 A JP14460098 A JP 14460098A JP H11335473 A JPH11335473 A JP H11335473A
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Abstract
し、酸やアルカリの透過速度に優れるイオン交換膜を開
発すること。 【解決手段】ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂製多孔質
膜を母材とし、その空隙部にイオン交換樹脂が充填され
てなるイオン交換膜であって、膜厚が10〜150μm
であり、25℃における水の透水性が5×10ー8m3/
h/100kPa以下であることを特徴とするイオン交換
膜。
Description
用隔膜、センサー等に使用されるイオン交換膜、特に拡
散透析用隔膜として好適に使用されるイオン交換膜に関
する。
膜等として汎用的に使用されている。このうち、イオン
交換膜を用いた拡散透析は、濃度差による酸やアルカリ
の拡散現象を利用してこれらを分離回収する、エネルギ
ー消費の少ない経済的な分離技術である。従って、近
年、産業廃棄物として排出量が増加している廃酸や廃ア
ルカリの回収技術として、該拡散透析を適用すること
が、環境保全、資源の有効活用等の観点から重要性を増
している。
膜に利用されるイオン交換膜は、機械的強度や耐薬品性
に優れていることが望ましく、このため、熱可塑性樹脂
製多孔質膜を母材とし、その空隙部にイオン交換樹脂を
充填した膜が好適に使用されている。そして、こうした
熱可塑性樹脂製多孔質膜を母材とするイオン交換膜は、
例えば、イオン交換基の導入に適した官能基を有するモ
ノマー、架橋剤および重合触媒からなる単量体組成物
を、該熱可塑性樹脂製多孔質膜に含浸させ重合した後、
イオン交換基を導入するという方法や、イオン交換樹脂
を溶剤に溶解させた溶液を該熱可塑性樹脂製多孔質膜に
含浸させ溶剤を除去させる方法等により一般的に製造さ
れている(特開平6−329815号公報、特開平1−
22932号公報等)。
な方法により得られるイオン交換膜は、透水性を今一歩
十分に小さくできない問題があった。即ち、上記イオン
交換膜は、熱可塑性樹脂製多孔質膜に含浸させるイオン
交換樹脂溶液や単量体組成物が、該母材の空隙部の微細
部まで十分に侵入し難く、さらに、イオン交換樹脂溶液
を含浸させる方法にあっては含浸後に溶剤が除去される
ため体積変化も生じてしまい、該母材の空孔微細部まで
高密度にイオン交換樹脂が充填され難いものであった。
従って、このようなイオン交換膜では、上記イオン交換
樹脂が密に充填されていない微細空孔が若干残存してし
まい、これにより上記の如く膜の透水性を今一歩十分に
小さくできなかった。
用隔膜として用いた場合には、透析中に、透析室側から
希釈室側に向かって膜中をかなりの水が透過し、この流
れにより、原料室側から透析室に浸透する酸やアルカリ
の浸透流が妨げられ、酸やアルカリの透過速度が低下し
てしまう問題が生じていた。特に、この透過速度の低下
は、酸やアルカリの浸透が拡散現象のみにより行われる
拡散透析の場合には顕著であった。
り、原料室液と透析室液との間に圧力差が生じた場合な
どには、上記濃縮室側から希釈室側への水の透過がさら
に強まったり、或いは希釈室側から濃縮室側への水の強
い透過が生じたりして、前者の場合には、上記原料室側
から透析室側への酸やアルカリの透過速度がさらに低下
し、後者の場合には、この水の浸透に同伴して原料室中
の他の不純物イオン(例えば、陰イオン交換膜を用いて
の酸の回収であれば金属イオン、陽イオン交換膜を用い
ての水酸化ナトリウムの回収であれば、多価金属イオ
ン)が透析室に透過してしまう問題も生じていた。
を母材とし機械的強度に優れるイオン交換膜において、
透水性が極めて小さく、拡散透析用隔膜として用いた場
合に優れた酸またはアルカリの透過速度で透析が行える
イオン交換膜を開発することが望まれていた。
に鑑み鋭意研究を行ってきた。その結果、熱可塑性樹脂
製を母材とし、透水性が極めて小さいイオン交換膜を開
発することに成功し、本発明を提案するに至った。
を母材とし、その空隙部にイオン交換樹脂が充填されて
なるイオン交換膜であって、膜厚が10〜150μmで
あり、25℃における水の透水性が5×10ー8m3/h
/100kPa以下であることを特徴とするイオン交換膜
である。
る拡散透析用隔膜も提供する。
孔質膜の該連通孔による空隙部に実質的に完全にイオン
交換樹脂、特にいわゆる炭化水素系のイオン交換樹脂が
充填されている点にある。かくして水和力の高い炭化水
素系イオン交換樹脂が熱可塑性樹脂製多孔質膜中に分散
した形態のイオン交換膜となり、該熱可塑性樹脂製多孔
質膜へのイオン交換樹脂の充填性を高め、イオン交換容
量や固定イオン濃度を調節することにより、本発明のイ
オン交換膜の透水性を所望の範囲に設定することができ
る。
化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−オレフィン
共重合体等の塩化ビニル系樹脂;ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン、ポリ(テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン)、ポリ(テトラフルオロエチレ
ン−ペルフルオロアルキルエーテル)等のフッ素系樹
脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド樹脂等が
制限なく使用される。機械的強度、化学的安定性、耐薬
品性に極めていることから、ポリオレフィン樹脂を用い
るのが特に好ましい。
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、5−メチル−1−ヘプテン等のα−オレフィンの単
独重合体または共重合体が挙げられる。このうち、本発
明では、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく、特
にポリエチレンが好ましい。ポリオレフィン樹脂の重量
平均分子量は、1万以上、好適に1万〜50万が好まし
い。
は、更に、ポリプロピレン繊維等など熱可塑性樹脂製繊
維の布状物によるバッキングを有していても良い。
径は0.05〜5.0μm、好適には0.1〜1.0μ
mであり、空隙率が30〜95%、より好ましくは40
〜90%のものが好ましい。平均孔径が0.05μm以
下の場合には酸またはアルカリの透過速度が低下し、平
均孔径が5.0μm以上の場合には機械的強度が低くな
るので好ましくない。また、空隙率が30%以下の場合
には、酸またはアルカリの透過速度が低下し、空隙率が
95%以上の場合には機械的強度が低くなるので好まし
くない。
たはアルカリの透過速度を高めるという観点及び支持膜
として必要な機械的強度を付与するという観点から、通
常、10〜150μmの厚みを有するものが好ましく、
より好ましくは20〜120μmの厚みを有するものが
望ましい。これらの熱可塑性樹脂製多孔質膜は、熱可塑
性樹脂製フィルムを延伸法等により多孔化したものが使
用される。
脂製多孔質膜の空隙部にイオン交換樹脂が充填されてい
る。イオン交換樹脂のイオン交換基としては、水溶液中
で負または正の電荷となりうる官能基なら特に制限され
るものではないが、具体的には、陽イオン交換基の場合
には、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基等が
挙げられ、このうちスルホン酸基が特に好ましい。ま
た、陰イオン交換基の場合には、1〜3級アミノ基、4
級アンモニウム基、ピリジル基、イミダゾール基、4級
ピリジニウム基等が挙げられ、このうち4級ピリジニウ
ム基が特に好ましい。
熱可塑性樹脂製多孔質膜を母材として用いている薄い膜
であるにも関わらず、透水性が極めて小さい。即ち、2
5℃における透水性が5×10ー8m3/h/100kPa以
下、好適には0.1〜2×10ー8m3/h/100kPaで
ある。また、膜厚は、上記母材の膜厚から、10〜15
0μmの厚みを有しており、好ましくは20〜120μ
mの厚みを有している。
性が極めて小さいため、これを透析用隔膜、特に拡散透
析用隔膜として用いた場合には、優れた透過速度で酸、
アルカリの透析を行うことができる。なお、本発明にお
いて、イオン交換膜の透水性は、JIS K 3821
に準拠した純水透水性試験装置を用いて測定される。
L−硫酸水溶液中での含水率が30〜200%、好適に
は40〜150%の値であるのが、より十分な透過速度
で酸やアルカリを透過させることができ好ましい。この
ような範囲の含水率は、多孔質膜の空隙部に存在するイ
オン交換樹脂の有するイオン交換基の種類、イオン交換
容量及び架橋度等により制御することができる。
交換容量が0.2〜5mmol/g以上、好適には0.
5〜3mmol/gであるのが好ましい。
如何なる方法により製造しても良いが、一般には、以下
の方法により製造される。即ち、イオン交換基が導入可
能な官能基またはイオン交換基を有する単量体、架橋性
単量体および重合開始剤からなる単量体組成物を熱可塑
性樹脂製多孔質膜に、減圧脱気しながら含浸させた後、
単量体組成物を重合し、必要に応じて陽イオン交換基を
導入する方法が挙げられる。
入可能な官能基を有する単量体またはイオン交換基を有
する単量体としては、従来公知であるイオン交換樹脂の
製造において用いられている炭化水素系単量体が特に限
定されずに使用される。具体的には、陽イオン交換基が
導入可能な官能基を有する単量体としては、スチレン、
ビニルトルエン、ビニルキシレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルナフタレン、α−ハロゲン化スチレン類等が
挙げられる。また、陽イオン交換基を有する単量体とし
ては、α−ハロゲン化ビニルスルホン酸、スチレンスル
ホン酸、ビニルスルホン酸等のスルホン酸系単量体、メ
タクリル酸、アクリル酸、無水マレイン酸等のカルボン
酸系単量体、ビニルリン酸等のホスホン酸系単量体、そ
れらの塩類およびエステル類等が用いられる。
を有する単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、
クロロメチルスチレン、ビニルピリジン、ビニルイミダ
ゾール、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン等が挙
げられる。また、陰イオン交換基を有する単量体として
は、ビニルベンジルトリメチルアミン、ビニルベンジル
トリエチルアミン等のアミン系単量体、ビニルピリジ
ン、ビニルイミダゾール等の含窒素複素環系単量体、そ
れらの塩類およびエステル類等が用いられる。
れるものではないが、例えば、ジビニルベンゼン類、ジ
ビニルスルホン、ブタジエン、クロロプレン、ジビニル
ビフェニル、トリビニルベンゼン類、ジビニルナフタリ
ン、ジアリルアミン、ジビニルピリジン類等のジビニル
化合物が用いられる。
可能な官能基を有する単量体またはイオン交換基を有す
る単量体や架橋性単量体の他に、必要に応じてこれらの
単量体と共重合可能な他の単量体や可塑剤類を添加して
も良い。こうした他の単量体としては、例えば、スチレ
ン、アクリロニトリル、メチルスチレン、アクロレイ
ン、メチルビニルケトン、ビニルビフェニル等が用いら
れる。また、可塑剤類としては、ジブチルフタレート、
ジオクチルフタレート、ジメチルイソフタレート、ジブ
チルアジペート、トリエチルシトレート、アセチルトリ
ブチルシトレート、ジブチルセバケート等が用いられ
る。
は、従来公知のものが特に制限なく使用される。こうし
た重合開始剤の具体例としては、オクタノイルパーオキ
シド、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキシ
ド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチル
パーオキシラウレート、t−ヘキシルパーオキシベンゾ
エート、ジ−t−ブチルパーオキシド等の有機過酸化物
が用いられる。
各成分の配合割合は、本発明の目的を達成するために
は、一般には、イオン交換基が導入可能な官能基を有す
る単量体またはイオン交換基を有する単量体100重量
部に対して、架橋性単量体を0.1〜50重量部、好適
には1〜40重量部、これらの単量体と共重合可能な他
の単量体を0〜100重量部、可塑剤類を添加する場合
は上記単量体に対して0〜50重量部使用するのが好適
である。また、重合開始剤は、イオン交換基が導入可能
な官能基を有する単量体またはイオン交換基を有する単
量体100重量部対して、0.1〜20重量部、好適に
は0.5〜10重量部配合させるのが好ましい。
記単量体組成物の充填方法は、該多孔質膜の空孔の微細
部まで密に単量体組成物が充填できる方法でなけれれば
ならない。上記した単量体組成物を熱可塑性樹脂製多孔
質膜に、減圧脱気しながら含浸させる方法を採用するの
が好適である。このように減圧下で脱気して含浸させれ
ば、空隙部の微細部まで隙間なく単量体組成物を充填さ
せることが可能になる。そして、かかる含浸後、単量体
組成物を重合したイオン交換膜は、前記本願発明が特定
するような透水性が極めて小さい性状の膜になる。
は、具体的には、単量体組成物を熱可塑性樹脂製多孔質
膜に減圧下で接触させ、圧力を大気圧に戻すことで行わ
れる。例えば、熱可塑性樹脂製多孔質膜を容器に入れ、
真空ポンプで減圧状態にした後、単量体混合物を大気圧
に戻るまで容器に導入して浸漬させる方法、または、容
器に入れた単量体混合物に熱可塑性樹脂製多孔質膜を浸
漬し、真空ポンプで孔中の気体を減圧脱気した後大気圧
に戻す方法等が挙げられる。減圧する時の減圧度は、7
kPa〜作業温度下で単量体が沸騰するまでの圧力が好
ましく、特に2kPa〜0.1kPaの範囲から採択す
るのが好ましい。含浸時の温度は、20℃以下が一般的
であり、含浸時間は、通常、5〜60分の範囲で適宜採
択すればよい。
脂製多孔質膜に充填させたのち重合するには、一般にポ
リエステル等のフィルムに挟んで加圧下で常温から昇温
する方法が好ましい。こうした重合条件は、関与する重
合開始剤の種類、単量体組成物の組成等によって左右さ
れるものであり、特に限定されるものではなく適宜選択
すれば良い。
は、必要に応じてこれを、公知の例えば、陽イオン交換
膜であれば、スルホン化、クロルスルホン化、ホスホニ
ウム化、加水分解等の処理、陰イオン交換膜であれば、
アミノ化、アルキル化等の処理により所望のイオン交換
基を導入して、イオン交換膜とすることができる。
耐薬品性に優れ、熱可塑性樹脂製多孔質膜の空隙部に架
橋したイオン交換樹脂が微細部まで隙間なく充填されて
いることから、膜厚が10〜150μmの薄い膜である
にも関わらず、透水性が極めて小さい。そのため、電気
透析や拡散透析等の透析用隔膜、特に拡散透析用隔膜と
して用いた場合、優れた透過速度で酸やアルカリを透過
させることができ、効率的な透析を行うことができる。
また、このように熱可塑性樹脂製多孔質膜の空隙部微細
部までイオン交換樹脂が密に充填されているため、内部
に残存する空隙を通じての、他の不純物イオンの透過が
ほとんど生じず、良好な選択透過性で酸やアルカリを透
過させることができる。
り、原料室液と透析室液との間に圧力差が生じた場合で
も、膜の透水量に大きな変化が生じず、上記酸やアルカ
リの透過速度のさらなる低下や、他の不純物イオンの透
析室への透過が強まることが防止される。
オン交換膜は、上記拡散透析用隔膜として好適に使用で
きる。その場合、陰イオン交換膜を用いて透析する酸と
しては、硫酸、塩酸、硝酸、硝フッ酸、リン酸等が挙げ
られ、他方、陽イオン交換膜を用いて透析するアルカリ
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げ
られる。これらの酸やアルカリが含有される産業排液を
被処理液とし、これらから酸やアルカリを回収する際
に、適用するのが特に好ましい。また、本発明のイオン
交換膜は、透水性が小さい性状を利用して、電気透析等
のその他の透析用の隔膜やレドックスフロー電池等のセ
パレータ、イオンセンサー用の膜等の水溶液中のイオン
を透過させるイオン交換膜の使用分野において、良好に
用いることができる。
例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
膜の特性評価に用いたイオン交換容量、含水率、透水
性、物質透過速度の測定方法を以下に説明する。
漬する。
ol/L−NaClで水素イオン型をナトリウムイオン
型に置換させ、遊離した水素イオンを電位差滴定装置
(COMTITE−900、平沼産業株式会社製)で定
量した(Amol)。一方、陰イオン交換膜の場合に
は、1mol/L−NaNO3で塩素イオン型を硝酸イ
オン型に置換させ、遊離した塩素イオンを電位差滴定装
置(COMTITE−900、平沼産業株式会社製)で
定量した(Amol)。
HClに4時間以上浸漬し、イオン交換水で十分に水洗
した後膜を取り出しティッシュペーパー等で表面の水分
をふき取り湿潤時の重さ(Wg)を測定した。次に、膜
を減圧乾燥機に入れ60℃で5時間乾燥させた。膜を取
り出し乾燥時の重さ(Dg)を測定した。
した。
mol/g−乾燥膜] 含水率=100×(W−D)/D [%] 2)透水性 JIS K 3821に準拠した純水透水性試験装置を
用いた。測定に用いたイオン交換膜は25℃において含
水状態で純水透水性試験装置に装着した。透水性は次式
により求めた。
リル樹脂製の二室セルを用い、一室(原液室)に25℃
の1mol/L−硫酸と0.5mol/L−硫酸マグネ
シウムを含む液を入れ、もう一室(透析液室)には25
℃のイオン交換水を入れた。攪拌子により両室を攪拌し
一定時間後に透析液室の液を抜き取り、電位差滴定によ
って硫酸の透過量を、原子吸光光度計によって硫酸マグ
ネシウムの透過量をそれぞれ測定した。
いて1mol/L−硫酸と0.5mol/L−硫酸マグ
ネシウムを含む液を3mol/L−水酸化ナトリウムと
0.5mol/L−水酸化アルミニウムを含む液に代え
て同様な操作を行い、水酸化ナトリウムと水酸化アルミ
ニウムの透過量を測定した。それぞれの物質の透過速度
は次式により求めた。
L)] A:酸またはアルカリの透過量[mol] T:攪拌時間[Hr] S:有効膜面積[m2] △C:攪拌前後の両室の酸またはアルカリの対数平均濃
度差[mol/L] 実施例1〜5 表1に示した組成表に従って、各種単量体等を混合して
単量体組成物を得た。得られた単量体組成物400gを
500mlのガラス容器に入れ、重量平均分子量10万
のポリエチレン製多孔質膜(A、B、C、D、各20c
m×20cm)および重量平均分子量15万のポリプロ
ピレン製多孔質膜(E、20cm×20cm)を浸漬し
た。
Paの圧力まで10分間減圧にして減圧脱気した後、常
圧に戻して多孔質膜の空孔に単量体組成物を充填した。
続いて、多孔質膜を単量体組成物中から取り出し、10
0μmのポリエステルフィルムを剥離材として多孔質膜
の両側を被覆した後、0.4MPaの窒素加圧下、80
℃で8時間加熱重合した。
ルの1:4の混合物中に30℃で24時間浸漬し、ピリ
ジニウム型陰イオン交換膜を得た。
膜厚、イオン交換容量、含水率、透水性、物質透過速度
を測定した。これらの結果を表2に示した。
施例1と同じ操作を行いピリジニウム型陰イオン交換膜
を得た。
厚、イオン交換容量、含水率、透水性、H2SO4透過速
度を測定した。この結果を表2に示した。
ヤマ製)を用い同様に膜厚、イオン交換容量、含水率、
透水性、H2SO4透過速度を測定した。その結果を表2
に示した。
スチレンの10%ベンゼン溶液に5分間浸漬した。その
後、液中からポリエチレン多孔質膜を取り出し、50℃
で乾燥した。この操作を5回繰り返した後、80℃で2
時間減圧乾燥し膜状物を得た。
を添加したクロロメチルメチルエーテルに浸漬し、35
℃で4時間反応させた後、メチルアルコールで洗浄し
た。
トリメチルアミンとアセトンおよびイオン交換水の2
0:30:50の混合溶液に30℃で24時間反応さ
せ、イオン交換基として第四級アンモニウム塩基を有す
る陰イオン交換膜を得た。
量、含水率、透水性、H2SO4透過速度を測定した。そ
の結果を表2に示した。
よび重合操作を行ない、得られた膜状物を98%濃硫酸
と純度90%以上のクロロスルホン酸の1:1の混合物
中に40℃で45分間浸漬し、スルホン酸型陽イオン交
換膜を得た。
厚、イオン交換容量、含水率、透水性、NaOH透過速
度を測定した。これらの結果を表3に示した。
施例6と同じ操作を行いスルホン酸型陽イオン交換膜を
得た。
イオン交換容量、含水率、透水性、NaOH透過速度を
測定した。この結果を表3に示した。
ヤマ製)を用い同様に膜厚、イオン交換容量、含水率、
透水性、NaOH透過速度を測定した。その結果を表3
に示した。
スチレンの10%ベンゼン溶液に5分間浸漬した。その
後、液中からポリエチレン多孔質膜を取り出し、50℃
で乾燥した。この操作を5回繰り返した後、80℃で2
時間減圧乾燥し膜状物を得た。
で60分間浸漬し、スルホン酸型陽イオン交換膜を得
た。このスルホン酸型陽イオン交換膜の膜厚、イオン交
換容量、含水率、透水性、NaOH透過速度を測定し
た。これらの結果を表3に示した。
化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−オレフィン
共重合体等の塩化ビニル系樹脂;ナイロン6、ナイロン
66等のポリアミド樹脂等が制限なく使用される。機械
的強度、化学的安定性、耐薬品性に極めていることか
ら、ポリオレフィン樹脂を用いるのが特に好ましい。
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂製多孔質膜を母材とし、その
空隙部にイオン交換樹脂が充填されてなるイオン交換膜
であって、膜厚が10〜150μmであり、25℃にお
ける水の透水性が5×10ー8m3/h/100kPa以下で
あることを特徴とするイオン交換膜。 - 【請求項2】請求項1記載のイオン交換膜からなる拡散
透析用隔膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144600A JPH11335473A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | イオン交換膜およびその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144600A JPH11335473A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | イオン交換膜およびその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335473A true JPH11335473A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15365819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10144600A Pending JPH11335473A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | イオン交換膜およびその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11335473A (ja) |
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