JPH11335303A - 苦味増強方法及び皮膚外用剤 - Google Patents

苦味増強方法及び皮膚外用剤

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JPH11335303A
JPH11335303A JP14435498A JP14435498A JPH11335303A JP H11335303 A JPH11335303 A JP H11335303A JP 14435498 A JP14435498 A JP 14435498A JP 14435498 A JP14435498 A JP 14435498A JP H11335303 A JPH11335303 A JP H11335303A
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bitterness
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skin
acid
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JP14435498A
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English (en)
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Yasunori Sakamoto
靖則 坂本
Norio Iida
教雄 飯田
Shinya Taguchi
伸哉 田口
Shinichi Nagashima
愼一 長嶋
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 苦味付与物質及び甘味付与物質を重量比
で上記苦味付与物質:甘味付与物質=1:10〜1:1
0000となるように配合してなる皮膚外用剤。 【効果】 苦味付与物質の配合量が通常よりも低減され
ていても充分な苦味が得られ、苦味付与物質による皮膚
刺激性等を改善することができるので、例えば乳幼児の
誤食防止効果に優れるのみならず、使用感及び安全性に
も優れる皮膚外用剤として、幅広く使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苦味を付与する物
質に甘味を付与する物質を所定割合で配合することによ
って、付与される苦味を増強する苦味増強方法、及び苦
味を皮膚外用剤に付与するに当たり、苦味付与物質と甘
味付与物質とを所定割合で配合することによって苦味を
増強させた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、乳幼児を対象として種々の皮膚外用剤が開発されて
いるが、例えば乳幼児が発熱した時に額などに貼付して
熱を冷ますための冷却用シートとして用いられる貼付剤
のような皮膚外用剤の場合、不織布等を支持体として用
いているので、特に乳幼児の誤食を防止する必要があ
り、そのような防止手段として皮膚外用剤に苦味を付与
することが考えられる。
【0003】しかしながら、このような手段の場合、誤
食を防ぐのに充分な苦味を皮膚外用剤に付与するために
は多量の苦味付与物質を配合する必要があるが、その一
方で、苦味付与物質を多量に配合しようとすると、皮膚
刺激性の問題や経時による変色等の問題が生じるおそれ
があり、更に、例えば貼付剤等のように架橋剤が配合さ
れる皮膚外用剤の場合、架橋反応が阻害されて裏ジミが
発生するおそれがあるために、苦味付与物質による苦味
を増強して、上記のような問題を生じることなく、充分
な苦味を付与することができる技術の開発が望まれてい
た。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
苦味付与物質による苦味を増強する苦味増強方法、及び
該方法によって苦味付与物質による苦味が増強されて、
所定量の苦味付与物質の配合であっても、皮膚外用剤に
充分な苦味が付与されて、乳幼児の誤食を防止すること
ができる皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、
苦味を付与する物質に甘味を付与する物質を所定割合で
配合すると、甘味付与物質によって付与される苦味が緩
和されてしまうのではなく、逆に苦味付与物質による苦
味を増強することができ、従って、皮膚外用剤に苦味を
付与する場合、苦味付与物質と共に甘味付与物質を所定
割合で配合することによって、苦味付与物質の配合量を
増大することなく、充分な苦味が得られることを見い出
し、本発明をなすに至った。
【0006】即ち、本発明は、苦味を付与する物質に甘
味を付与する物質を配合することにより、付与される苦
味を増強する方法であって、上記苦味付与物質に上記甘
味付与物質を重量比で苦味付与物質:甘味付与物質=
1:10〜1:10000となるように配合することを
特徴とする苦味増強方法、及び苦味付与物質及び甘味付
与物質を重量比で上記苦味付与物質:甘味付与物質=
1:10〜1:10000となるように配合してなるこ
とを特徴とする皮膚外用剤を提供する。
【0007】ここで、上記皮膚外用剤が更に架橋剤が配
合されたものであると、より効果的である。
【0008】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の苦味増強方法は、苦味を付与する物質に甘味を付
与する物質を所定割合で配合することによって、苦味付
与物質による苦味を増強させるものである。
【0009】ここで、苦味を付与する物質は、その種類
が特に制限されるものではないが、例えば苦味成分を含
む植物、菌類等の水抽出物が好適であり、更に、その配
合目的を考慮すれば、食品添加物等として使用されてい
るものが望ましく、このような苦味成分を含む植物とし
ては、例えばクワ科植物、アカネ科植物、ツバキ科植
物、サルノコシカケ目植物、バラ科植物、ミカン科植
物、リンドウ科植物、アオギリ科植物、ニガキ科植物、
キク科植物、担子菌、ツヅラフジ科植物、パン酵母、シ
ソ科植物、アサ科,セリ科等の香辛料などを挙げること
ができ、より具体的には、例えばホップの花(クワ
科)、コーヒーの豆(種子),シンコナサクシルブラの
樹皮(アカネ科)、玉露,煎茶,番茶,マテ茶等のチャ
の葉(ツバキ科)、カワラタケの子実体,菌糸体,マン
ネンタケの子実体,菌糸体(サルノコシカケ目)、キラ
ジャサポナリアの皮(バラ科)、キハダ又はその同属植
物の樹皮,ダイダイの果皮,グレープフルーツの果皮及
び種子(ミカン科)、ゲンチアナの根及び根茎(リンド
ウ科)、カカオの豆,コーラの種子(アオギリ科)、ニ
ガキの樹皮及び木部(ニガキ科)、ニガヨモギの全草,
ヨモギの茎,葉(キク科)、ヒメマツタケの子実体,菌
糸体(担子菌)、ツヅラフジ科植物の茎、エンメイソウ
の茎,葉(シソ科)、香辛料であるアサの種子(アサ
科),アサフェテイダの根塊及び樹脂,アジョワンの種
子,アニス(セリ科)等を挙げることができる。これら
から水抽出される苦味付与物質の具体的成分としては、
例えばテルペン類、キサンチン誘導体、アルカロイド
類、テルペン配糖体、トリテルペノイド誘導体等の化合
物を挙げることができ、具体的には、例えばフムロン、
ルプロン、イソフムロン、ルプトリオン、天然カフェイ
ン、合成カフェイン、キニン、キニジン、シンコニン、
タンニン、キラヤサポニン、キラヤサポゲニン、キラヤ
酸、ベルベリン、ゲンチオピクリン、リモニン、テオブ
ロミン、ナリンジン、フラバノン、カッシイン、ネオ−
カッシイン、ニガキラクトンA〜L、ニガキノン、ピク
ラシンA〜G、メチルニガキノン、アブシンチン、ボラ
ペトサイド、ボラプトール、メチルチオアデノシン、カ
フェタンニン等が挙げられ、これらの中でも特にイソフ
ムロン、ルプトリオン、天然カフェイン、合成カフェイ
ン、キニン、タンニン、ベルベリン、カッシイン、ナリ
ンジン等を使用すると、皮膚外用剤を調製する場合、初
期の色調設定が容易になるのでより好適である。本発明
の場合、上記苦味付与物質を1種単独で又は2種以上を
適宜組み合わせて用いることができ、2種以上を併用す
る場合、例えば上記植物等からの水抽出物を2種以上併
用してもよく、上記植物等からの水抽出物に上記化合物
を添加してもよく、更に上記化合物を2種以上併用する
など、種々の組み合わせで使用することができる。
【0010】なお、本発明の苦味付与物質として上記植
物等からの水抽出物を使用する場合、その抽出方法は特
に制限されず、公知の水抽出法を採用することができ、
例えば、原木等を乾燥、破砕した後、水〜熱湯を加えて
必要成分を抽出した抽出液を濾過し、必要に応じて精製
した後、抽出液を濃縮して抽出物を沈殿、乾燥した物を
そのまま、又は標準化したものを苦味付与物質とする方
法等を挙げることができる。
【0011】上記苦味付与物質と組み合わせる甘味付与
物質としては、その種類が特に制限されるものではない
が、その配合目的を考慮すれば、甘味剤、甘味を付与す
る矯味剤として用いられる医薬品添加物及び食品添加物
等が好適であり、例えばアスパルテーム、アマチャ、ア
マチャ末、アミノ酢酸、異性化糖、液状ブドウ糖、液
糖、果糖、還元麦芽糖水アメ、カンゾウ、カンゾウエキ
ス、カンゾウ粗エキス、カンゾウ末、キシリトール、
(濃)グリセリン、グリチルリチン酸二カリウム、グリ
チルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸モノアン
モニウム、黒砂糖、高ブドウ糖水アメ、サッカリン、サ
ッカリンナトリウム、サンフラクト、精製白糖、精製白
糖球状顆粒、精製ハチミツ、D−ソルビトール、D−ソ
ルビトール液、単シロップ、乳糖、白糖、ハチミツ、ブ
ドウ糖、粉末還元麦芽糖水アメ、マルチトール、マルト
ース、マルトラップ−70、D−マンニトール、水ア
メ、アスコルビン酸、L−アスパラギン酸、L−アスパ
ラギン酸ナトリウム、L−アスパラギン酸マグネシウ
ム、アマチャエキス、アミノエチルスルホン酸、DL−
アラニン、5′−イノシン酸二ナトリウム、ウイキョ
ウ、ウイキョウ末、ウイキョウ油、エリスリトール、塩
化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩酸、塩酸グルタミ
ン酸、オイゲノール、オウバク末、オウヒエキス、オウ
レン、オウレン末、オレンジ、オレンジ油、カカオ末、
ガーグルミクロンZD−3586、カラメル、カルバコ
ール、乾燥酵母、d−カンフル、dl−カンフル、希塩
酸、D−キシロース、5′−グアニル酸二ナトリウム、
クエン酸、クエン酸ナトリウム、グリチルリチン酸、グ
リチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸二アン
モニウム、グルコノ−δ−ラクトン、L−グルタミン
酸、L−グルタミン酸L−アルギニン、L−グルタミン
酸ナトリウム、クロレラエキス、クロレラ末、ケイヒ
末、ケイヒ油、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナト
リウム、コンブ末、酢酸、サフラン、サリチル酸メチ
ル、サンショウ末、サンフラクト、β−シクロデキスト
リン、シュクシャ末、D−酒石酸、酒石酸、酒石酸水素
カリウム、DL−酒石酸ナトリウム、食用ニンジン末、
シンナムアルデヒド、ステアリン酸、センブリ、ソヨウ
末、ダイズ油、タイソウ末、炭酸水素ナトリウム、タン
ニン酸、チモール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、チョウ
ジ油、チンピチンキ、トウガラシ、トウガラシチンキ、
銅クロロフィリンナトリウム、トウヒチンキ、トウヒ
末、ハッカ水、ハッカ油、ピアレックス、チョコレー
ト、氷酢酸、ピロリン酸四ナトリウム、ブドウ酒、フマ
ル酸、フマル酸一ナトリウム、粉糖、ペルーバルサム、
ポリビニルピロリドンK90、ミルラ流エキス、無水ク
エン酸、無水ピロリン酸ナトリウム、メチルセルロー
ス、綿実油、dl−メントール,l−メントール、ユー
カリ油、リュウノウ、リュウノウ末、緑茶末、リンゲル
液、リンゴ果汁、dl−リンゴ酸、dl−リンゴ酸ナト
リウム、リンゴ酢、リンゴ濃縮果汁、レモン油、ローズ
油、ローヤルゼリー等を挙げることができ、これらは1
種を単独で又は2種以上を併用して用いることができ
る。本発明の場合、これらの中でも特に(濃)グリセリ
ン,D−ソルビトール,D−キシロース,マルトース,
D−マンニトール等の多価アルコール,糖アルコール及
びグリチルリチン酸類などがより好適である。
【0012】また、上記苦味付与物質と甘味付与物質と
の特に好適な組み合わせとしては、例えばニガキの水抽
出物,ナリンジン,合成カフェイン,天然カフェインの
1種又は2種以上と(濃)グリセリン,D−ソルビトー
ル,D−キシロース,D−マンニトールの1種又は2種
以上との組み合わせなどを挙げることができる。
【0013】本発明の苦味増強方法は、上記苦味付与物
質に対して甘味付与物質を重量比で苦味付与物質:甘味
付与物質=1:10〜1:10000、好ましくは1:
100〜1:10000、より好ましくは1:1000
〜1:10000となるように配合するものである。上
記範囲以外では、目的とする苦味の増強効果が得られな
い。
【0014】本発明の苦味増強方法は、その用途が特に
制限されるものではなく、各種用途に使用される組成物
において苦味を増強することができ、また、本発明の効
果を妨げない範囲で所望の香料、色素、界面活性剤等を
添加することもできる。
【0015】本発明の皮膚外用剤は、上記苦味付与物質
及び甘味付与物質を上記配合割合で含有し、上記苦味増
強方法によって、皮膚外用剤の有する苦味が増強された
ものである。ここで、上記皮膚外用剤の種類は特に制限
されるものではなく、たとえば貼付剤、クリーム剤、ゲ
ル剤、ローション剤、軟膏剤等として調製することがで
き、これらの中でも、本発明の目的を考慮すれば、乳幼
児用の皮膚外用剤であって、支持体として不織布等を使
用した貼付剤、飲用することが望ましくない成分が配合
されたものなどが特に効果的であり、特に不織布等の支
持体を使用した貼付剤として有用である。
【0016】本発明の皮膚外用剤おける上記苦味付与物
質及び甘味付与物質の配合量は、上記甘味付与物質との
配合割合が上記範囲、即ち苦味付与物質:甘味付与物質
=1:10〜1:10000(重量比)となる限り、特
に制限されるものではないが、上記苦味付与物質及び甘
味付与物質の合計配合量が、皮膚外用剤全体の0.00
01〜0.1%(重量%、以下同様)、好ましくは0.
001〜0.1%、より好ましくは0.005〜0.1
%となるように配合すると好適である。これらの合計配
合量が少なすぎると充分な苦味が付与されず、誤食防止
効果が不充分となる場合があり、多すぎると製剤設計上
の問題が生じる場合がある。
【0017】本発明の皮膚外用剤は、上記必須成分以外
に、更に架橋剤が配合されていると、例えば貼付基剤や
膏体等のようにある程度の保型性が必要な皮膚外用剤の
場合、高配合の苦味付与物質により架橋反応が阻害され
ることがなく、架橋剤による優れた凝集力を得ることが
でき、保存安定性に優れた皮膚外用剤が得られるので、
より効果的であり、特に不織布等を支持体とする貼付剤
の場合、裏ジミが発生するのを防止できるので、更に好
適である。本発明の皮膚外用剤に配合する架橋剤として
は、例えば貼付剤の場合、粘着力が強く、かつ含水率も
高く、保型性に優れている金属イオン架橋型含水ゲル基
剤、特にポリアクリル酸及びポリアクリル酸塩を含有
し、更にカルボキシメチルセルロースナトリウム及び/
又はアルギン酸アルカリ金属塩を含有する非ゼラチン系
基剤を金属架橋する多価金属塩からなる金属架橋剤が好
ましく、例えばジヒドロキシアルミニウムアミノアセテ
ート(商品名;グリシナール)、塩化カルシウム,塩化
マグネシウム,塩化アルミニウム,カリミョウバン,ア
ンモニウムミョウバン,鉄ミョウバン,硫酸アルミニウ
ム,硫酸第二鉄,硫酸マグネシウム,エチレンジアミン
四酢酸(EDTA、以下同様)−カルシウム,EDTA
−アルミニウム,EDTA−マグネシウム,塩化第一錫
等の可溶性塩、水酸化カルシウム,水酸化第二鉄,水酸
化アルミニウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,
リン酸カルシウム,リン酸水素カルシウム,リン酸二水
素カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン
酸アルミニウム,クエン酸カルシウム,合成ヒドロタル
サイト,硫酸バリウム,水酸化バリウム,アルミニウム
アラントイネート,酢酸アルミニウム,水酸化第一錫,
α−錫酸等の微溶性又は難溶性塩を挙げることができ、
これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使
用することができる。本発明の場合、架橋後の貼付基
剤、膏体等の取り扱い性などを考慮すれば、これらの中
でも特にジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)塩、合成ヒドロタ
ルサイト等がより好適である。
【0018】この場合、架橋剤の配合量は、本発明の効
果を妨げない範囲で有効量とすることができ、通常皮膚
外用剤全体の0.01〜1%、特に0.05〜0.5%
となるように配合すると好適である。架橋剤の配合量が
少なすぎると架橋が不充分となる場合があり、多すぎる
とそれ以上の配合の効果が得られず、不経済となる場合
がある。また、上記苦味付与物質に対する配合割合は上
記苦味付与物質:架橋剤=1:10〜1:1000(重
量比)、好ましくは1:10〜1:100、より好まし
くは1:10〜1:50とすると好適である。上記範囲
以外では、本発明の効果を充分に得られない場合があ
る。
【0019】本発明の皮膚外用剤には、上記成分以外に
各種有効成分、香料、色素等を必要に応じて適宜配合す
ることができる。なお、上記有効成分等の配合量は本発
明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0020】更に、本発明の皮膚外用剤には、その他の
任意成分として剤型に応じた適宜な成分を本発明の効果
を妨げない範囲で通常量添加することができる。例えば
貼付剤として調製する場合には、水系粘着剤として、ポ
リアクリル酸,ポリアクリル酸塩,ポリビニルアルコー
ル,ポリビニルピロリドン,ポリビニルピロリドン・ビ
ニルアセテート共重合体,カルボキシビニル共重合体,
メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カル
ボキシメチルセルロース塩,カルボキシエチルセルロー
ス,カルボキシエチルセルロース塩,ヒドロキシプロピ
ルセルロース,アルギン酸ナトリウム,ゼラチン,ペク
チン,ポリエチレンオキサイド,メチルビニルエーテル
・無水マレイン酸共重合体,カルボキシメチルスターチ
等の1種又は2種以上の水溶性高分子物質(配合量通常
基剤全体の1〜15%)、カオリン,ベントナイト,モ
ンモリロナイト,酸化チタン,酸化亜鉛,水酸化アルミ
ニウム,無水ケイ酸等の1種又は2種以上の無機粉体
(配合量通常基剤全体の0〜10%)、プロピレングリ
コール,ピロリドンカルボン酸ナトリウム,乳酸ナトリ
ウム等の1種又は2種以上の保湿剤(配合量通常基剤全
体の0〜20%)及び水を適宜割合で混合したものなど
を使用することができる。なお、このような水系粘着剤
として上述したようなポリアクリル酸、ポリアクリル酸
塩等からなる上記金属イオン架橋型含水ゲル基剤を使用
する場合、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩との配合
比率を変えることにより、任意のpHを有する基剤を得
ることができるものであるが、この場合ポリアクリル酸
とポリアクリル酸塩の配合比はl:9〜8:2とするこ
とが好ましく、ポリアクリル酸重量がポリアクリル酸−
ポリアクリル酸塩重量の1/10より少ないと肌への充
分な粘着力が得られない場合があり、またポリアクリル
酸−ポリアクリル酸塩重量の8/10より多いと充分な
増粘が行われず、膏体(基剤)がダレる場合が生じる。
更に、上記含水ゲル基剤を上記架橋剤により金属架橋す
る場合、更に架橋反応の速度調整剤としてEDTA−2
ナトリウム,尿素,アンモニア等の金属イオンに対して
キレートもしくは配位能を持つ有機酸、有機酸塩、有機
塩基などを配合し得る。なお、本発明の甘味付与物質で
あるクエン酸,酒石酸は、架橋反応の速度調整剤として
も配合し得る。
【0021】アクリル系粘着剤では、その粘着性などか
ら、特に、炭素数4〜18の脂肪族アルコールと(メ
タ)アクリル酸とから得られる(メタ)アルキル酸アル
キルエステルの(共)重合体及び/又は上記(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとその他の官能性モノマーと
の共重合体が好適に用いられる。
【0022】上記(メタ)アクリル酸エステルとして
は、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸
デシル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタ
クリル酸イソデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリルなどがある。上記官能性モノマーには、
水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノ
マー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモ
ノマーなどが挙げられる。水酸基を有するモノマーとし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートがある。カルボキシル
基を有するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸などのα,β不飽和カルボン酸、マレイン酸ブチルな
どのマレイン酸モノアルキルエステル、マレイン酸、ク
マル酸、クロトン酸などがある。無水マレイン酸もマレ
イン酸と同様の(共)重合成分を与える。アミド基を有
するモノマーとしては、アクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミ
ド、エトキシメチルアクリルアミドなどのアルキルエー
テルメチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、ビニルピロリドンなどがある。アミノ基
を有するモノマーとしては、ジメチルアミノアクリレー
トなどがある。上記以外の共重合性モノマーとしては、
酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニ
ル、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブタジ
エンなどが挙げられ、これらが共重合されていてもよ
い。
【0023】ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、合成イ
ソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、ポリウレタン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などが用
いられる。シリコーン樹脂系粘着剤としては、ポリオル
ガノシロキサンなどのシリコーンゴムが用いられる。
【0024】更に、本発明においては、基剤に上記成分
に加えて必要に応じ膏体物性(柔軟性、粘着性、保型性
等)の調整剤としてポリブテン,ラテックス,酢酸ビニ
ルエマルション,アクリル樹脂エマルション等の高分子
物質、架橋ゲル化剤として上記以外の種々の多価金属
塩、ジアルデヒドデンプン等の有機架橋化剤、有効成分
の安定配合剤としてラノリン,流動パラフィン,植物
油,豚脂,牛脂,高級アルコール,高級脂肪酸,活性剤
等の適宜成分を配合することができる。さらに、必要に
応じて各種配合剤、例えばロジン系樹脂,ポリテルペン
樹脂,クマロン−インデン樹脂,石油系樹脂,テルペン
フェノール樹脂などの粘着性付与剤;液状ポリブテン,
鉱油,液状ポリイソプレン,液状ポリアクリレートなど
の可塑剤、充填剤老化防止剤などが添加される。
【0025】そして、貼付剤の支持体としては、貼付剤
に通常使用される支持体が用いられる。この様な支持体
の素材としては、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエチレンテレフタレート、酢酸ビニル−塩化ビニル
共重合体、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
可塑化ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニリデン、アルミニウムなどがある。これら
は例えば単層のシート(フィルム)や二枚以上の積層
(ラミネート)体として用いられる。アルミニウム以外
の素材は織布や不織布として利用してもよい。
【0026】本発明の皮膚外用剤として貼付剤を調製す
る場合、常法に従って製造し得、例えば水性パップ剤で
あれば、上記各成分を練合してペースト状に調製し、こ
れを上記支持体に塗布し、必要によりポリエチレンフィ
ルム等のフェイシングを被覆することによって得られる
ものである。更に例えば、アクリル系、ゴム系、シリコ
ーン系粘着剤組成物の場合は上記支持体表面に薬物と界
面活性剤とを含有する粘着剤層が形成され貼付剤が得ら
れる。当該粘着剤層を形成するには、溶剤塗工法、ホッ
トメルト塗工法、電子線エマルジョン塗工法などの種々
の塗工法が用いられ得る。
【0027】更に、例えば軟膏剤及びローション剤等の
液剤として調製する場合、基剤としての溶媒、油成分、
グリコール類、界面活性剤、水溶性高分子化合物などを
配合することができ、具体的には、溶媒として、例えば
水,エタノール,プロピルアルコール,イソプロピルア
ルコール,アセトン,ベンジルアルコール等、油成分と
して、例えばラノリン,硬化油,レシチン,プラスチベ
ース,流動パラフィン,オレイン酸,ステアリン酸,ミ
リスチン酸,パルミチン酸,ミツロウ,パラフィンワッ
クス,マイクロクリスタリンワックス,アジピン酸ジイ
ソプロピル,ミリスチン酸イソプロピル,セバスチン酸
イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,スクワラ
ン,スクワレン,セタノール,ステアリルアルコール,
オレイルアルコール,ヘキサデシルアルコール,シリコ
ン油等、グリコール類として、例えばプロピレングリコ
ール,ポリエチレングリコール,ポリプロピレングリコ
ール等、界面活性剤として、例えばポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル,ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル,ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレングリコールエーテル,ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル,ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル,ポリオキシエチ
レンフィトステロール,ソルビタン脂肪酸エステル,グ
リセリン脂肪酸エステル等、水溶性高分子化合物とし
て、例えばカルボキシビニルポリマー,カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム,ポリビニルアルコール,メチ
ルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキ
シプロピルセルロース,ポリビニルピロリドン,ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース,ポリアクリル酸等を配
合することができる。
【0028】本発明の皮膚外用剤として軟膏剤又は液剤
を調製する場合、常法によって製造し得、軟膏剤であれ
ば、例えば上記各成分を上記溶剤に順次添加し、適宜時
間混練することによって調製することができ、液剤であ
れば、例えば上記各成分を上記溶剤に順次添加、溶解す
ることによって調製することができる。
【0029】また、ゲル剤の場合、上記液剤の任意成分
に加えて、更にカルボキシビニルポリマー,グリセリン
モノオレエート等のゲル化剤を添加することができ、ゲ
ル剤を調製する場合、常法によって製造し得、例えばゲ
ル化剤以外の上記各成分を上記溶剤に順次添加、溶解し
た後、ゲル化剤を添加してゲル化させることによって調
製することができる。
【0030】更に、他の皮膚外用剤もその種類に応じた
成分を用いて通常の方法で製造することができる。
【0031】なお、本発明の皮膚外用剤は、いずれの剤
型であっても製剤pHを3.5〜7.5、特に4〜6に
調整することが必要である。pHが低すぎても高すぎて
も皮膚刺激性が生じる。ここで、製剤pHの調整は、薬
学上許容される酸性化合物及びアルカリ性化合物を通常
使用量使用して行なうことができる。
【0032】本発明の皮膚外用剤の使用量、使用方法等
は特に制限されるものではなく、皮膚外用剤の剤型等に
合わせて通常の皮膚外用剤と同様に使用することができ
るが、上述したように特に乳幼児用の不織布等の支持体
を使用した貼付剤等の皮膚外用剤、飲用することが望ま
しくない成分を含有する皮膚外用剤などとして有用であ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の苦味増強方法によれば、苦味を
付与する物質の配合量を増量しなくても充分な苦味を得
ることができるので、例えば皮膚外用剤に苦味を付与す
る際に有用である。
【0034】また、本発明の皮膚外用剤によれば、苦味
付与物質の配合量が通常よりも低減されていても充分な
苦味が得られ、苦味付与物質による皮膚刺激性等を改善
することができるので、例えば乳幼児の誤食防止効果に
優れるのみならず、使用感及び安全性にも優れる皮膚外
用剤として幅広く使用することができる。特に、架橋剤
を配合した例えば貼付基剤、膏体等の場合、架橋反応が
阻害されることがないので、貼付基剤、膏体等の凝集力
が向上し、季節の変化に伴う温度、湿度に影響されない
保存安定性に優れた皮膚外用剤を得ることができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0036】〔実施例1及び比較例1,2〕表1に示す
各成分を常法に従いへンシェルミキサーにより混合撹拌
して、実施例1及び比較例1,2の貼付基剤を調製し
た。各基剤をポリプロピレン不織布(ソフロンE−PC
−100)上に100g/m2になるように均一に塗布
して、ポリプロピレンフィルム(50μm)のフェーシ
ングを施した後、4×8.5(cm)となるように裁断
して冷却用シートとして使用する貼付剤を製造した。製
造直後、製造1週間後(室温保存)、製造1ケ月後(室
温保存)に各貼付剤を健常成人男子5名(パネラー)が
10〜15秒間なめた時に感じた苦味を下記の評価基準
に基づいて官能評価し、パネラーの評価が一番多い段階
を苦味の強さの指標とした。また、製造直後、製造1週
間後(室温保存)、製造1ケ月後(室温保存)の各貼付
剤の裏ジミの発生の有無を肉眼観察及び触感で評価し
た。これらの結果を表1に併記する。
【0037】なお、表中のニガキの水抽出物は、ニガキ
の幹枝及び樹皮を乾燥、破砕したものに温水を加えて撹
拌した後、この抽出液を濾過して精製し、更に濃縮して
抽出物を沈殿、乾燥して標準化したものを使用した。 <苦味の評価基準> −:苦味が弱い +:苦味がある ++:苦味が強い <裏ジミの評価基準> −:裏ジミなし +:裏ジミあり
【0038】
【表1】
【0039】更に、上記実施例1の貼付剤を0〜3歳の
乳幼児の額に就寝前の入浴前後2時間貼付したところ、
いずれの乳幼児についても貼付している間に体温や発汗
等による膏体ダレやべとつきが生じず、使用性において
も良好であることが認められた。
【0040】なお、上記比較例2の貼付剤を上記パネラ
ーの上腕部に貼付し、その皮膚刺激性を調べたところ、
パネラー全員が皮膚刺激を感じた。また、この比較例2
の貼付剤を50℃で30日間保存したところ、貼付基剤
に黄変が認められた。一方、上記実施例1において、濃
グリセリンを配合しなかった以外は実施例1と同様の貼
付基剤を調製して、実施例1の貼付基剤との苦味を上記
パネラーが比較したところ、パネラー全員が実施例1の
貼付基剤の方が苦味を強く感じた。
【0041】以上の結果より、本発明によれば、苦味付
与物質と甘味付与物質とを所定割合で配合することによ
り、苦味付与物質により付与される苦味が増強され、皮
膚刺激や経時保存による変色を生じるような多量の苦味
付与物質を使用しなくても充分な苦味が付与されて誤食
防止効果に優れる皮膚外用剤が得られ、更に、架橋剤を
配合して貼付基剤を調製しても、多量の苦味付与物質の
配合による架橋反応の阻害がないので、貼付基剤の凝集
力が向上して、保存安定性が良好な貼付基剤が得られる
のみならず、体温や発汗等による膏体ダレやべとつきが
生じないので、例えば発熱時に額に貼付する冷却用シー
トの貼付基剤として調製することによって、使用性に優
れた皮膚外用剤が得られることが認められた。
フロントページの続き (72)発明者 長嶋 愼一 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苦味を付与する物質に甘味を付与する物
    質を配合することにより、付与される苦味を増強する方
    法であって、上記苦味付与物質に上記甘味付与物質を重
    量比で苦味付与物質:甘味付与物質=1:10〜1:1
    0000となるように配合することを特徴とする苦味増
    強方法。
  2. 【請求項2】 苦味付与物質及び甘味付与物質を重量比
    で上記苦味付与物質:甘味付与物質=1:10〜1:1
    0000となるように配合してなることを特徴とする皮
    膚外用剤。
  3. 【請求項3】 更に、架橋剤が配合された請求項2記載
    の皮膚外用剤。
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