JPH11335079A - 伸縮ブーム - Google Patents
伸縮ブームInfo
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- JPH11335079A JPH11335079A JP14722398A JP14722398A JPH11335079A JP H11335079 A JPH11335079 A JP H11335079A JP 14722398 A JP14722398 A JP 14722398A JP 14722398 A JP14722398 A JP 14722398A JP H11335079 A JPH11335079 A JP H11335079A
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Abstract
止し、簡易な構造の伸縮ブームを提供する。 【解決手段】 伸縮ブーム9は基端ブーム9aと中間ブ
ーム9bと先端ブーム9cとを入れ子式に構成する。基
端ブーム9aの基端部にシリンダロッド21bの先端部
を固着し、中間ブーム9b内にシリンダチューブ21a
を固着した伸縮シリンダ21を設ける。シリンダチュー
ブ21aの伸縮シリンダ9の基端側に縮シーブ25を設
け、シリンダチューブ21aにおける伸縮シリンダ9の
先端側に伸シーブ27を設け、基端ブーム9aの基端部
に一端を固着し、他端を縮シーブ25と伸シーブ27間
に配置したガイドパイプ35を設ける。ガイドパイプ3
5の先端部に一端を固着し、伸縮ブーム9の先端方向に
延び、シリンダチューブ21aの端部周辺で反転してシ
リンダチューブ21aを境にしてガイドパイプ35に相
対向する位置に延出し、他端が先端ブーム9cの基端部
に接続した保護管47を設ける。保護管47内にはホー
ス等45が挿通する。
Description
らに詳細には、伸縮シリンダを内装した伸縮ブームに関
する。
台に伸縮、起伏等の作動が自在な伸縮ブームを枢支し、
この伸縮ブームの先端に作業台を設けて構成されている
ものがある。この高所作業車は作業時に伸縮ブームを起
伏・伸長させて作業台を所望の高所作業位置に移動さ
せ、作業者によって作業を行う。
は、例えば、図8に示すように、高所作業車の車体(図
示せず)に起伏自在に設けられた基端ブーム9aと、こ
の基端ブーム9a内に伸縮自在に挿入される中間ブーム
9bと、この中間ブーム9b内に伸縮自在に挿入される
先端ブーム9cにより入れ子式に構成されているものが
ある。この伸縮ブーム9には、中間ブーム9bを基端ブ
ーム9aに対して伸縮駆動する伸縮シリンダ21が内装
されている。この伸縮シリンダ21のシリンダロッド2
1bの先端部が基端ブーム9aの基端部内側に取り付け
られ、シリンダチューブ21aはその側方に張り出す固
定軸23を介して中間ブーム9bの基端部内側に取り付
けられている。
一定の離間寸法を有した位置に回転自在な縮シーブ25
が設けられており、この縮シーブ25には縮ワイヤ41
が掛け回されてその一端が先端ブーム9cの基端部内側
に固着され、他端が基端ブーム9aの先端部内側に固着
されている。シリンダチューブ21aの先端には回転自
在な2つの伸シーブ31が設けられており、これらの伸
シーブ31は縮シーブ25よりも内側に配置されてい
る。伸シーブ31には伸ワイヤ43が掛け回されてその
一端が基端ブーム9aの基端部内側に固着され、他端が
先端ブーム9cの基端部内側に固着されている。
業台が設けられており、この作業台には油圧により作動
するウインチや電力の供給を受けて車体側に制御信号を
送出する操作装置が設けられている。このため、伸縮ブ
ーム9内には、車体と作業台間をつなぐための油圧ホー
スや電気ケーブル(以下、「ホース等」と記す。)が設
けられている。ホース等65は、図9に示すように、一
端が基端ブーム9aの基端部上面に保持され、基端ブー
ム9aの上面に沿って伸縮ブーム9の先端方向に延設さ
れている。そして、ホース等65は基端ブーム9aの先
端部に取り付けられたシーブ61に巻き掛けられて基端
方向に反転され、基端ブーム9aと中間ブーム9b間の
隙間を通って中間ブーム9bの基端部まで延び、中間ブ
ーム9bの基端部に取り付けられたホースシーブ63に
巻き掛けられて再び先端方向に反転されている。ホース
等65の先端部は、先端ブーム9cの内部を通って先端
ブーム9cの先端まで延設している。このようにホース
等65を引き回すことにより、ホース等65が伸縮ブー
ム9の伸縮作動に伴って伸縮できる。
シーブにはホース等が絡まらないように分離させてホー
スシーブにうまく巻き付けるめのホースセパレータや、
ホース等がホースシーブから外れないようにするための
外れ止め等が必要になる。また、伸縮ブームの伸縮作動
にともない、ホース等には張力が作用したり撓んだりす
る繰り返し動作が作用するので、ホース等がホースセパ
レータ等と当接を繰り返し、ホース等が摩耗したり、破
損したりする場合がある。また、電気ケーブルには張力
を掛けられないので、これに無理な張力を掛けると素線
が切れる虞がある。さらに、伸シーブに掛け回された伸
ワイヤが破断したり、伸シーブから伸ワイヤが外れて先
端ブームが伸縮ブームの基端側に落下移動する虞があ
る、という問題があった。
ものであり、伸ワイヤが破断等しても先端ブームが伸縮
ブームの基端側に落下移動する虞がなく、ホースシーブ
からホース等が外れないようにするための補助部品を不
要とする伸縮ブームを提供することを目的とする。
に本発明の伸縮ブームは、車両(例えば、実施形態にお
ける高所作業車1)に起伏且つ旋回自在に設けられた第
1ブーム(例えば、実施形態における基端ブーム9a)
と、この第1ブーム内に伸縮自在に挿入された第2ブー
ム(例えば、実施形態における中間ブーム9b)と、こ
の第2ブーム内に伸縮自在に挿入された第3ブーム(例
えば、実施形態における先端ブーム9c)とを入れ子式
に構成されている。従って、伸縮ブームを伸縮及び旋回
することで、伸縮ブームの先端部を所望の位置に移動さ
せることができる。
シリンダロッドの先端部を固着し、第2ブームの内側基
端部にシリンダ本体を固着して、第3ブーム内に突出入
自在な伸縮シリンダと、この伸縮シリンダのシリンダ本
体における第1ブームの基端部側の左右の少なくともい
ずれか一方の側壁に設けられた縮シーブと、シリンダ本
体における第1ブームの先端部側の左右の少なくともい
ずれか一方の側壁に設けられた伸シーブと、伸縮シリン
ダの上方又は下方に配置され、第1ブームの基端部に一
端を固着し他端を縮シーブと伸シーブ間に配置した棒状
部材(例えば、実施形態におけるガイドパイプ35)
と、一端を棒状部材の先端部に固着し縮シーブに掛け回
して、他端を第3ブームの基端部に固着した縮ワイヤ
と、一端を棒状部材の先端部に固着して伸シーブに掛け
回して、他端を第3ブームの基端部に固着した伸ワイヤ
と、棒状部材の先端部に一端を固着し、伸縮ブームの先
端方向に延び、シリンダ本体の端部周辺で反転してシリ
ンダ本体を境にして棒状部材に相対向する位置に延出
し、伸縮ブームの基端方向に延びて、他端を第3ブーム
の基端部に接続して屈曲自在な送油・送電保護手段(例
えば、実施形態における保護管47)と、第1ブームの
基端部に一端が固着し、棒状部材とこれに連通する送油
・送電保護手段内を挿通し、他端が第3ブームの先端部
に固着された送油・送電手段(例えば、実施形態におけ
るホース等45)とを有することが好ましい。
作動して伸長すると、第1ブームに対して第2ブームが
伸長する。これと同時に伸縮シリンダに設けらた伸シー
ブには伸ワイヤが掛け回されているため、伸シーブの上
昇により第3ブームが引き上げられる。即ち、伸縮シリ
ンダを伸長させることで、伸縮ブーム全体が同時に且つ
同じ割合で伸長する。また、シリンダ本体が伸縮シリン
ダの先端側に移動すると第3ブームが伸長するが、これ
と同時に、伸シーブと第3ブームの基端部に接続された
送油・送電保護手段とが伸縮シリンダの先端側に移動す
るので、シリンダ本体の先端部周辺で屈曲する送油・送
電保護手段の屈曲位置は第3ブームの基端部に接続され
た送油・送電保護手段側に移動する。
には、伸縮シリンダを縮小作動させる。伸縮シリンダが
縮小すると、第1ブームに対して第2ブームが縮小す
る。これと同時に伸縮シリンダに設けらた縮シーブには
縮ワイヤが掛け回されているため、縮シーブの下降によ
り第3ブームが引き戻される。即ち、伸縮シリンダを縮
小させることで、伸長ブーム全体が同時に且つ同じ割合
で縮小する。また、シリンダ本体がシリンダロッド側に
移動すると第1ブームが縮小するが、これと同時に伸シ
ーブと第3ブームの基端部に接続された送油・送電保護
手段とが伸縮シリンダの基端側に移動するので、シリン
ダ本体の先端部周辺で屈曲する送油・送電保護手段の屈
曲位置は棒状部材の先端部に接続された送油・送電保護
手段側に移動する。
の内側基端部にシリンダロッドの先端部が固着され、第
2ブームの内側基端部にシリンダ本体が固着されて、第
3ブーム内に突出入自在な伸縮シリンダと、この伸縮シ
リンダのシリンダ本体における第1ブームの基端部側の
左右の少なくともいずれか一方の側壁に設けられた縮シ
ーブと、シリンダ本体における第1ブームの先端部側の
左右の少なくともいずれか一方の側壁に設けられた伸シ
ーブと、伸縮シリンダの上方又は下方に配置され、第1
ブームの基端部に一端が固着され他端が縮シーブと伸シ
ーブ間に配置された棒状部材と、一端が棒状部材の先端
部に固着されて縮シーブに掛け回され、他端が第3ブー
ムの基端部に固着された縮ワイヤと、一端が棒状部材の
先端部に固着されて伸シーブに掛け回され、他端が第3
ブームの基端部に固着された伸ワイヤと、棒状部材の先
端部に一端が接続され、伸縮ブームの先端方向に延びて
シリンダ本体の端部周辺で反転し、シリンダ本体を境に
して棒状部材に相対向する位置に延出して伸縮ブームの
基端方向に延び、他端が第3ブームの基端部に接続され
た落下防止ワイヤとから構成されることが好ましい。
3ブームが伸縮ブームの基端側に落下移動すると、落下
防止ワイヤが伸縮ブームの先端側におけるシリンダ本体
の端部に引っ掛かり、第3ブームを伸縮ブーム内で停止
させることができる。落下防止ワイヤの長さは第3ブー
ムが伸縮ブーム内で停止できるような長さにすることが
好ましい。
側の左右方向を挿通するとともにシリンダ本体の左右側
壁の外側に突出する回転軸が設けられ、この回転軸の中
間部よりも伸縮ブームの先端側が少なくとも露出し、回
転軸の両端部に伸シーブを軸支し、第3ブームが伸縮ブ
ームの基端側に落下移動したときに、落下防止ワイヤが
露出した回転軸の中間部に引っ掛かり、第3ブームが伸
縮ブーム内で停止するようにしてもよい。回転軸はその
両端部が支持されていればよく、その中間部は落下防止
ワイヤが引っ掛かるように露出していることが好まし
い。
手段内に延設されていることが好ましい。伸縮ブームが
正常に作動しているときには落下防止ワイヤが遊んでし
まい、第3ブームの移動に伴って回転軸に絡む虞があ
る。従って、落下防止ワイヤを送油・送電保護手段内に
延設することで、落下防止ワイヤの遊びを防止して回転
軸に絡む虞を無くすことができる。
態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は
高所で作業をする人が搭乗する作業台を先端部に有した
伸縮ブームを有する高所作業車の態様を示す。
から図5に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態における伸縮ブームを搭載した高所作業車を示
す。最初に、本発明の伸縮ブームを説明する前に高所作
業車を説明する。高所作業車1は、同図に示すように、
車体3の前後左右の4箇所に車体3を支持するアウトリ
ガジャッキ5と、車体3上に油圧モータ(図示せず)に
よって旋回自在な旋回台7とを有している。この旋回台
7の上部には伸縮ブーム9の基端部が起伏作動自在に枢
支されている。伸縮ブーム9は、旋回台7と伸縮ブーム
9間に設けられたブーム起伏シリンダ11の伸縮作動に
より起伏作動される。
設けられており、この垂直ポスト13は、伸縮ブーム9
の起伏角に応じて伸縮作動を行うレベリングシリンダ
(図示せず)によって常時垂直に維持される。垂直ポス
ト13には旋回アーム15が設けられ、図示しない油圧
モータによって垂直ポスト13に対して水平旋回自在に
形成されている。この旋回アーム15の先端部には作業
台17が設けられている。作業台17には作業対象物等
の吊上げを行うためのウインチ装置19が設けられてい
る。
は伸縮ブーム9の平面図を示す。伸縮ブーム9は、図
2、図3に示すように、外側から基端ブーム9a、中間
ブーム9b、先端ブーム9cの3つのブーム部材からな
り、入れ子式に伸縮自在に構成されている。基端ブーム
9aと中間ブーム9bは金属性であり、先端ブーム9c
は作業台17と車体3間の電気的な絶縁性を確保するた
めに、FRP等の絶縁性部材で形成されている。伸縮ブ
ーム9には中間ブーム9bを基端ブーム9aに対して伸
縮駆動する伸縮シリンダ21が内装され、この伸縮シリ
ンダ21はシリンダチューブ21aとこれに突出入自在
に設けられたシリンダロッド21bを有している。シリ
ンダロッド21bの先端部は基端ブーム9aの基端部内
側に取り付けられ、シリンダチューブ21aはシリンダ
ロッド21b側の左右の側壁から外方に突出する固定軸
23を介して中間ブーム9bの基端部内側に取り付けら
れている。
左右の各側壁から離間する方向に一定の離間寸法Aを有
した部位に縮シーブ25が軸支されている。また、伸縮
ブーム9の先端側におけるシリンダチューブ21aの端
部には、伸縮シリンダ21の先端側に突出し断面逆U字
状をなす突出部27が設けられている。この突出部27
の中央部には伸縮シリンダ21の中心軸Jに垂直方向に
挿通する回転軸29が設けられている。この回転軸29
の両端部は突出部27の両側壁から一定の距離を有した
部位まで突出し、回転軸29の両端部には突出部27の
各側壁から離間する方向に一定の離間寸法Aを有した部
位に伸シーブ31が軸支されている。
ム9cの内側には軸線J方向に貫通孔33を有する棒状
のガイドパイプ35が設けられている。このガイドパイ
プ35はその基端部が基端ブーム9aの基端部内側に固
着され、その先端部が先端ブーム9cとシリンダチュー
ブ21a間であって縮シーブ25と伸シーブ31間に配
設されている。ガイドパイプ35の先端部には左右の側
方に張り出す第1ワイヤ接続部37が設けられている。
シリンダチューブ21aの下方であって先端ブーム9c
の基端部には先端ブーム9cの内側に突出する第2ワイ
ヤ接続部39が設けられている。
には縮ワイヤ41の一方の端部が接続され、縮シーブ2
5に掛け回されて他端が第2ワイヤ接続部39に接続さ
れている。また、第1ワイヤ接続部37には伸ワイヤ4
3の一方の端部が接続され、伸シーブ31に掛け回され
て他端が第2ワイヤ接続部39に接続されている。さら
に詳細には、縮シーブ25に掛け回された縮ワイヤ41
とこの縮シーブ25から延出する縮ワイヤ41と伸シー
ブ31に掛け回された伸ワイヤ43及びこの伸シーブ3
1から延出する伸ワイヤ43は同一平面内(図3の紙面
に垂直方向の平面内)に張られている。従って、縮シー
ブ25や伸シーブ31に縮ワイヤ41や伸ワイヤ43か
らのスラスト荷重を受けることはない。
作業台17間をつなぐための油圧ホースや電気ケーブル
(以下、これらをまとめて「ホース等45」と記す。)
を保持するとともに屈曲自在な保護管(送油・送電保護
手段)47の一端部が接続され、回転軸29よりも伸縮
ブーム9の先端側であって、突出部27の先端部周辺で
反転して、突出部27の下方に延設し、その他端部が第
2ワイヤ接続部33に接続されている。保護管47は、
図4に示すように、断面が中空の矩形状に形成された複
数の凸型47aと凹型47bが各々互いに嵌合されるこ
とによって構成されている。従って、保護管47は矢印
IVで示すように上下方向の揺動が自在になる。
に、ホース等45が挿通し、ホース等45の一端がガイ
ドパイプ35内を挿通して基端ブーム9aの基部に固着
され、他端が第2ワイヤ接続部39で反転して先端ブー
ム9cの内壁面に延設して先端ブーム9cの先端部に固
着されている。従って、伸縮シリンダ9が伸縮作動して
先端ブーム9cが伸縮しても、保護管47内にホース等
45が内設されているので、ホース等45が保護管47
の外側に突出することがなく、絡んだりばらけたりする
ことはない。
図5を使用して説明する。伸縮ブーム9が縮まった状態
から伸長させるには、伸縮シリンダ21に油圧を供給し
てシリンダロッド21bを伸長させることにより行われ
る。シリンダロッド21bが伸長すると、シリンダチュ
ーブ21aが伸縮ブーム9の先端側に移動する。これと
同時にシリンダチューブ21aを固定した中間ブーム9
bが伸長する。また、シリンダチューブ21aが伸縮シ
リンダ9の先端側に移動すると伸シーブ31に掛け回さ
れた伸ワイヤ43が第2ワイヤ接続部39を介して先端
ブーム9cを伸縮ブーム9の先端側に引き上げる。従っ
て、先端ブーム9が伸長する。
ンダ9の先端側に移動すると先端ブーム9が伸長する
が、これと同時に第2ワイヤ接続部39が伸縮シリンダ
9の先端側に移動することに伴って、シリンダチューブ
21aの先端部周辺で屈曲する保護管47の屈曲位置が
第2ワイヤ接続部39に接続された保護管47側へ移動
する。従って、先端ブーム9cが伸長しても保護管47
の屈曲位置が移動するのみで、屈曲状態は殆ど変化しな
いので、保護管47に内設されたホース等45が絡んだ
りばらけたりすることはない。
小させるには、伸縮シリンダ21の油圧を抜くことによ
って行われる。伸縮シリンダ21の油圧が抜かれると、
シリンダチューブ21aに固定された中間ブーム9bと
伸ワイヤ43を介して吊り下げられている先端ブーム9
cの自重によってシリンダチューブ21aが縮小して中
間ブーム9bが縮小する。これと同時に、縮シーブ25
に掛け回された縮ワイヤ41が第2ワイヤ接続部39を
介して先端ブーム9cを伸縮ブーム9の基端側に引き戻
す。従って、先端ブーム9が縮小する。
ロッド21b側に移動すると先端ブーム9cが縮小する
が、これと同時に第2ワイヤ接続部39が伸縮シリンダ
9の基端側に移動することに伴って、シリンダチューブ
21aの先端部周辺で屈曲する保護管47の屈曲位置が
第1ワイヤ接続部37に接続された保護管47側へ移動
する。従って、先端ブーム9cが縮小しても保護管47
の屈曲位置が移動するのみで、屈曲状態は殆ど変化しな
いので、保護管47に内設されたホース等45が絡んだ
りばらけたりすることはない。
を図6、図7に基づいて説明する。第2の実施の形態で
は第1の実施の形態との相違点のみを説明し、第1の実
施の形態と同一態様部分については同一符号を付してそ
の説明を省略する。図6は伸縮ブーム9の正面図であ
り、図7は伸縮ブーム9の平面図である。これらの図が
示すように、ガイドパイプ35の先端部には先端ブーム
9cが伸縮ブーム9内を落下するのを防止する落下防止
ワイヤ49の一端が接続され、保護管47内を挿通して
他端が先端ブーム9cの基端部に接続されている。
伸ワイヤ43が破断し又は伸ワイヤ43が伸シーブ31
から外れて、先端ブーム9cが伸縮ブーム9内を落下移
動した場合には、先端ブーム9cに接続された落下防止
ワイヤ49の端部が下方に移動するとともに、保護管4
7内に内設された落下防止ワイヤ49が保護管47のシ
リンダチューブ21a側に飛び出して回転軸29に引っ
掛かる。従って、先端ブーム9cの落下移動が落下防止
ワイヤ49により阻止されて、先端ブーム9cの落下移
動が停止する。
送油・送電保護手段はその一端が棒状部材の先端部に固
着し、伸縮ブームの先端方向に延び、シリンダ本体の端
部周辺で反転して、シリンダ本体を境にして棒状部材に
相対向する位置に延出し、伸縮ブームの基端方向に延び
て、他端が第3ブームの基端部に接続されて屈曲自在に
することで、伸縮ブームが伸縮作動しても、送油・送電
保護手段が送油・送電手段を保護しながら屈曲位置を変
化させ、送油・送電手段に無理な張力を与えず、且つ他
の部材と干渉させずに送油・送電手段を所望の位置に配
設することができる。また、従来必要であった送油・送
電手段を反転させるための補助部品が不要になるので、
伸縮ブームの構成を簡素化できるととともに、製品コス
トを低下させることができる。
先端部に接続し、他端を第3ブーム部材の基端部に接続
する場合には、伸ワイヤが破断等し、第3ブームが伸縮
ブームの基端側に落下移動しても、落下防止ワイヤが伸
縮ブームの先端側のシリンダ本体の端部に引っ掛かるこ
とで、第3ブームを伸縮ブーム内で停止させることがで
きる。
端側の左右方向を挿通するとともにシリンダ本体の左右
側壁の外側に突出する回転軸が設けられ、この回転軸の
中間部よりも伸縮ブームの先端側が少なくとも露出する
ことで、第3ブームが伸縮ブームの基端側に落下移動し
ても、落下防止ワイヤが露出した回転軸の中間部に引っ
掛かることで、第3ブームが伸縮ブーム内で停止するこ
とができる。
段内に延設されている場合には、伸縮ブームが正常に作
動しているときに、落下防止ワイヤの遊びによる回転軸
や送油・送電保護手段の絡みを防止できる。
有した高所作業車の正面図を示す。
正面図を示す。
平面図を示す。
おける保護管の斜視図を示す。
作用を説明するための図を示す。
正面図を示す。
平面図を示す。
気ケーブルの引き回しを示した正面図を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に起伏且つ旋回自在に設けられた第
1ブームと、この第1ブーム内に伸縮自在に挿入された
第2ブームと、この第2ブーム内に伸縮自在に挿入され
た第3ブームとを入れ子式に構成した伸縮ブームであっ
て、 前記第1ブームの内側基端部にシリンダロッドの先端部
が固着され、前記第2ブームの内側基端部にシリンダ本
体が固着されて、前記第3ブーム内に突出入自在な伸縮
シリンダと、 この伸縮シリンダの前記シリンダ本体における前記第1
ブームの基端部側の左右の少なくともいずれか一方の側
壁に設けられた縮シーブと、 前記シリンダ本体における前記第1ブームの先端部側の
左右の少なくともいずれか一方の側壁に設けられた伸シ
ーブと、 前記伸縮シリンダの上方又は下方に配置され、前記第1
ブームの基端部に一端が固着され他端が前記縮シーブと
前記伸シーブ間に配置された棒状部材と、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記縮シーブ
に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
れた縮ワイヤと、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記伸シーブ
に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
れた伸ワイヤと、 前記棒状部材の先端部に一端が固着され、前記伸縮ブー
ムの先端方向に延び、前記シリンダ本体の端部周辺で反
転して前記シリンダ本体を境にして前記棒状部材に相対
向する位置に延出し、前記伸縮ブームの基端方向に延び
て、他端が前記第3ブームの基端部に接続された屈曲自
在な送油・送電保護手段と、 前記第1ブームの基端部に一端が固着され、前記棒状部
材とこれに連通する前記送油・送電保護手段内を挿通し
て、他端が前記第3ブームの先端部に固着された送油・
送電手段とから構成されていることを特徴とする伸縮ブ
ーム。 - 【請求項2】 車両に起伏且つ旋回自在に設けられた第
1ブームと、この第1ブーム内に伸縮自在に挿入された
第2ブームと、この第2ブーム内に伸縮自在に挿入され
た第3ブームとを入れ子式に構成した伸縮ブームであっ
て、 前記第1ブームの内側基端部にシリンダロッドの先端部
が固着され、前記第2ブームの内側基端部にシリンダ本
体が固着されて、前記第3ブーム内に突出入自在な伸縮
シリンダと、 この伸縮シリンダの前記シリンダ本体における前記第1
ブームの基端部側の左右の少なくともいずれか一方の側
壁に設けられた縮シーブと、 前記シリンダ本体における前記第1ブームの先端部側の
左右の少なくともいずれか一方の側壁に設けられた伸シ
ーブと、 前記伸縮シリンダの上方又は下方に配置され、前記第1
ブームの基端部に一端が固着され他端が前記縮シーブと
前記伸シーブ間に配置された棒状部材と、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記縮シーブ
に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
れた縮ワイヤと、 一端が前記棒状部材の先端部に固着されて前記伸シーブ
に掛け回され、他端が前記第3ブームの基端部に固着さ
れた伸ワイヤと、 前記棒状部材の先端部に一端が接続され、前記伸縮ブー
ムの先端方向に延びて前記シリンダ本体の端部周辺で反
転し、前記シリンダ本体を境にして前記棒状部材に相対
向する位置に延出して前記伸縮ブームの基端方向に延
び、他端が前記第3ブームの基端部に接続された落下防
止ワイヤとから構成されていることを特徴とする伸縮ブ
ーム。 - 【請求項3】 前記シリンダ本体には前記伸縮ブームの
先端側の左右方向を挿通するとともに前記シリンダ本体
の左右側壁の外側に突出する回転軸が設けられ、この回
転軸の中間部よりも前記伸縮ブームの先端側が少なくと
も露出し、前記回転軸の両端部に前記伸シーブを軸支
し、前記第3ブームが前記伸縮ブームの基端側に落下移
動したときに、前記落下防止ワイヤが露出した回転軸の
中間部に引っ掛かり、前記第3ブームが前記伸縮ブーム
内で停止することを特徴とする請求項2記載の伸縮ブー
ム。 - 【請求項4】 請求項1記載の伸縮ブームの前記送油・
送電保護手段内に請求項2記載の前記落下防止ワイヤが
延設されていることを特徴とする伸縮ブーム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14722398A JP3631371B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 伸縮ブーム |
KR1019980055644A KR100599080B1 (ko) | 1998-04-23 | 1998-12-17 | 신축성 붐 |
US09/218,661 US6199707B1 (en) | 1998-04-23 | 1998-12-22 | Telescopic boom |
CA002258471A CA2258471A1 (en) | 1998-04-23 | 1999-01-13 | Telescopic boom |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14722398A JP3631371B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 伸縮ブーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335079A true JPH11335079A (ja) | 1999-12-07 |
JP3631371B2 JP3631371B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=15425365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14722398A Expired - Fee Related JP3631371B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-05-28 | 伸縮ブーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3631371B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2096075A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-02 | Cargotec Patenter AB | Telescopic boom |
JP2018095168A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 新明和工業株式会社 | コンテナ荷役車両 |
KR20200043573A (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-28 | 이준호 | 케이블 베이어가 없는 경량형 붐시스템 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14722398A patent/JP3631371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2096075A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-02 | Cargotec Patenter AB | Telescopic boom |
JP2018095168A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 新明和工業株式会社 | コンテナ荷役車両 |
KR20200043573A (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-28 | 이준호 | 케이블 베이어가 없는 경량형 붐시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3631371B2 (ja) | 2005-03-23 |
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