JPH11334651A - 自動車のロッカ部補強構造 - Google Patents

自動車のロッカ部補強構造

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JPH11334651A
JPH11334651A JP14293098A JP14293098A JPH11334651A JP H11334651 A JPH11334651 A JP H11334651A JP 14293098 A JP14293098 A JP 14293098A JP 14293098 A JP14293098 A JP 14293098A JP H11334651 A JPH11334651 A JP H11334651A
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rocker
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英樹 寺前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時のエネルギーをフロアサイドレールに
確実に伝達でき、エネルギ吸収効率を向上できる自動車
のロッカ部補強構造を提供する。 【解決手段】 フロントドア開口11の下縁を形成する
ロッカパネル16の後端にスライド式リヤドア開口12
の下縁を形成するフロアサイドレール18の前端を接続
し、該フロアサイドレール18とロッカパネル16との
接続部にセンタピラー17の下端部を接続してなる自動
車のロッカ部補強構造において、上記ロッカパネル16
のロッカインナ16bの後端部と、上記フロアサイドレ
ール18の前端部とを車体前後方向に延びる補強部材3
0により結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド式リヤド
アが配設された自動車のロッカ部補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7ないし図9は、一般的なワンボック
ス型自動車のロッカ部周りを示す図である。これらの図
において、ロッカ部は、フロントドア開口50の下縁を
形成するロッカパネル51の後端にリヤドア開口52の
下縁を形成するフロアサイドレール53を接続し、該両
者の接続部分にセンタピラー54の下端部を接続した構
造となっている。
【0003】この種のワンボックス車では、リヤドア開
口52を開閉するドアとして車体側面に沿って移動する
スライドドア55を配設するのが一般的である。このよ
うなスライドドア55を配設するにあたっては、乗降性
の向上を図る観点から、フロアサイドレール53をフロ
アパネル56より一段低い位置に配置し、該フロアパネ
ル56との間に段差を設けてステップ53aを形成する
場合がある(図9(b)参照)。
【0004】ところで、図9(a)に示すように、上記
ロッカパネル51はフロアサイドレール53より高い位
置となることから、該ロッカパネル51をそのまま車体
後方まで通すことは困難である。このため、従来、図8
に示すように、ロッカパネル51のロッカインナ51a
の後端をセンタピラー54の基部としてのロッカリイン
ホース57に接合し、フロアサイドレール53の前端を
ロッカアウタ51bの後端とロッカリンインホース57
とに重ねて接合する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロッカ部構造では、図10に示すように、ロッカイ
ンナ51aとフロアサイドレール53とが間をあけて位
置することから、センタピラー54の下部が断点となり
易い。このため、例えばオフセット衝突時の入力エネル
ギによりロッカパネル51が屈曲変形し、該エネルギを
フロアサイドレール53に充分伝達できない場合がある
(図10の破線参照)。
【0006】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、ロッカパネルへの入力エネルギーを確実にフロ
アサイドレールに伝達でき、エネルギ吸収効率を向上で
きる自動車のロッカ部補強構造を提供することを目的し
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フロ
ントドア開口の下縁を形成するロッカパネルの後端にス
ライド式リヤドア開口の下縁を形成するフロアサイドレ
ールの前端を接続し、該フロアサイドレールとロッカパ
ネルとの接続部にセンタピラーの下端部を接続してなる
自動車のロッカ部補強構造において、上記ロッカパネル
のロッカインナの後端部と、上記フロアサイドレールの
前端部とを車体前後方向に延びる補強部材により結合し
たことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記フロアサイドレールの前端部内側にフランジを形成
し、該フランジを車体前後方向に延びるサイドメンバに
接合したことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用効果】本発明に係るロッカ部補強構造によ
れば、ロッカインナとフロアサイドレールとを補強部材
により結合したので、衝突時の入力エネルギはロッカイ
ンナから補強部材を介してフロアサイドレールに確実に
伝達されることとなる。これにより入力エネルギを後方
に逃がすことができ、それだけエネルギの吸収効率を向
上できる効果がある。
【0010】請求項2の発明では、フロアサイドレール
の前端部にフランジを形成し、該フランジをサイドメン
バに結合したので、衝突時の入力エネルギの一部をサイ
ドメンバに分散させて逃がすことができ、エネルギの吸
収効率をさらに高めることができる効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図6は、本発明の
一実施形態による自動車のロッカ部補強構造を説明する
ための図であり、図1,図2はロッカ部の断面図、図3
はロッカ部周りの側面図、図4は車体フレームの分解斜
視図、図は自動車の斜視図、図6は衝突時のエネルギ伝
達経路を示す模式平面図ある。
【0012】図において、1はワンボックス型自動車で
あり、これは梯子形の車体フレーム2に車体3を搭載し
て構成されている。この車体フレーム2は、車体前後方
向に延びる左, 右のサイドメンバ4,4の前端間にフロ
ントクロスメンバ5を接合し、中央部間にフロアクロス
メンバ6を、後端部間にリヤクロスメンバ7を接合した
構造のものである。
【0013】上記左, 右のサイドメンバ4の前端には車
幅方向に延びるリインホースメント8がボルト締め固定
されている。また各サイドメンバ4の前端部には前輪懸
架装置を支持するサスペンションタワー10が接合され
ている。
【0014】上記車体3はサイドパネル3aに形成され
たフロントドア開口11,リヤドア開口12にそれぞれ
フロントドア13,サイドドア14を配設した概略構造
のものである。上記フロントドア開口11は、該開口1
1の前縁を形成するフロントピラー15と、該フロント
ピラー15の下端に接続され上記開口11の下縁を形成
するロッカパネル16と、該ロッカパネル16とフロン
トピラー15とに接続され上記開口11の後縁を形成す
るセンタピラー17とで構成されている。
【0015】またリヤドア開口12は、該開口12の前
縁を形成する上記センタピラー17と、該センタピラー
17の下端に接続され上記開口12の下縁を形成するフ
ロアサイドレール18と、上記センタピラー17の上端
に接続され開口12の上縁を形成するルーフサイドレー
ル19と、該ルーフサイドレール19の後端とフロアサ
イドレール18の後端とに接続されリヤドア開口12の
後縁を形成するクォータピラー(不図示)とで構成され
ている。
【0016】上記フロントドア13はフロントピラー1
5に形成されたヒンジ部10a,10aに枢支され車体
外方に回動するようになっている。またサイドドア14
は上記サイドパネル3aのクォータパネル3bに取付け
られたガイドレール20により前後方向にスライド可能
に支持されている。
【0017】上記ロッカパネル16は、上記フロントド
ア開口11の全周に渡って一体形成されたロッカアウタ
16aと、該ロッカアウタ16aの下端に沿って前後方
向に延びるロッカインナ16bとの間にロッカリインホ
ース22を挟んで閉断面をなすように接合した構造のも
のである。
【0018】上記ロッカインナ16bの前端部はフロン
トピラー15のピラーインナ15aの下端部に重ね合わ
せて接合され、後端部は上記ロッカリインホース22に
接合されている。またロッカインナ16bの内壁にはフ
ロントステップ25が接合され、該フロントステップ2
5はこれの上方に位置するフロアパネル26に接合され
ている。
【0019】上記フロアサイドレール18は、これの前
端部に幅広のリヤステップ部18aを形成した構造のも
のであり、該リヤステップ部18aの前縁には前壁18
bが形成されており、該前壁18bの外フランジ18c
はロッカリインホース22とロッカアウタ16aとに重
ね合わせて接合されている。
【0020】上記フロアサイドレール18の内側には内
フランジ18dが略水平をなすように一体形成されてお
り、該フランジ18dは上記サイドメンバ4のフランジ
部4aにスポット溶接により接合されている。
【0021】そして上記ロッカインナ16bの後端部と
フロアサイドレール18の前端部とは車体前後方向に延
びる補強部材30により結合されている。この補強部材
30は板金製のものであり、平面視で後方ほど幅広とな
る帯板状の板部30aと、該板部30aの内側縁に屈曲
形成された縦片部30bとから構成されている。
【0022】上記補強部材30の前部はこれの板部30
a,及び縦片部30bをロッカインナ16bの底壁,及
び内壁にそれぞれボルト31により締め付け固定され、
後端部はこれの板部30a,及び縦片部30bをフロア
サイドレール18のリヤステップ18a,及び前壁18
bにそれぞれボルト32により締め付け固定されてい
る。
【0023】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態によれば、ロッカインナ16bの後端部
とフロアサイドレール18の前端部とを車体前後方向に
延びる補強部材30で結合したので、図6に示すよう
に、オフセット衝突時の入力エネルギを前輪33,ロッ
カインナ16bから補強部材30を介してフロアサイド
レール18に確実に伝達でき、エネルギの吸収効率を高
めることができる。これにより入力エネルギを後方に逃
がすことによりロッカパネル16の後方移動に伴う変形
を防止でき、衝突によりフロントドア13が開かなくな
るという問題を回避できる。
【0024】本実施形態では、フロアサイドレール18
のフランジ18dをサイドメンバ4に接合したので、衝
突時の入力エネルギの一部をサイドメンバに分散させて
逃がすことができ、エネルギの吸収効率をさらに高める
ことができる。
【0025】また車両右側へのオフセット衝突時の入力
エネルギを右側のサイドメンバ4からリインホースメン
ト8,フロントクロスメンバ5を介して左側のサイドメ
ンバ4に逃がすことができ、該サイドメンバ4の倒れ込
みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車のロッカ部補
強構造を説明するための断面図である(図3のI−I線
断面図)。
【図2】上記ロッカ部の断面図である(図3のII-II 線
断面図) 。
【図3】上記ロッカ部周りの車体側面図である。
【図4】上記自動車の車体フレームの分解斜視図であ
る。
【図5】上記自動車の斜視図である。
【図6】衝突時のエネルギ伝達経路を示す模式平面図あ
る。
【図7】従来の一般的なロッカ部周りを示す側面図であ
る。
【図8】従来のロッカ部の断面図である。
【図9】従来のロッカ部の断面図である。
【図10】衝突時のエネルギ伝達経路を示す模式平面図
ある。
【符号の説明】
11 フロントドア開口 12 リヤドア開口 16 ロッカパネル 16b ロッカインナ 17 センタピラー 18 フロアサイドレール 30 補強部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドア開口の下縁を形成するロッ
    カパネルの後端にスライド式リヤドア開口の下縁を形成
    するフロアサイドレールの前端を接続し、該フロアサイ
    ドレールとロッカパネルとの接続部にセンタピラーの下
    端部を接続してなる自動車のロッカ部補強構造におい
    て、上記ロッカパネルのロッカインナの後端部と、上記
    フロアサイドレールの前端部とを車体前後方向に延びる
    補強部材により結合したことを特徴とする自動車のロッ
    カ部補強構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記フロアサイドレ
    ールの前端部内側にフランジを形成し、該フランジを車
    体前後方向に延びるサイドメンバに接合したことを特徴
    とする自動車のロッカ部補強構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078686A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Mazda Motor Corp 車体下部構造
JP2010264980A (ja) * 2010-09-01 2010-11-25 Mazda Motor Corp スライドドア車の下部車体構造
CN104309705A (zh) * 2014-10-15 2015-01-28 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种跨界车的前地板总成
CN108609049A (zh) * 2018-06-13 2018-10-02 力帆实业(集团)股份有限公司 一种电动汽车下车体框架

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