JPH11333748A - 軸受け分解装置 - Google Patents

軸受け分解装置

Info

Publication number
JPH11333748A
JPH11333748A JP10146893A JP14689398A JPH11333748A JP H11333748 A JPH11333748 A JP H11333748A JP 10146893 A JP10146893 A JP 10146893A JP 14689398 A JP14689398 A JP 14689398A JP H11333748 A JPH11333748 A JP H11333748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
guide cam
slope guide
shaft
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10146893A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Murakami
勝雄 村上
Yukio Hiruta
幸男 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10146893A priority Critical patent/JPH11333748A/ja
Publication of JPH11333748A publication Critical patent/JPH11333748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、老朽化に伴う軸受け交換時の
分解作業を容易にし、且つ任意の大きさの軸受けを交換
することができる軸受け分解装置を提供することにあ
る。 【解決手段】下斜面ガイドカム7と上斜面ガイドカム8
との間に設置されたチャック9を、ハンドル13の操作
により軸受け1の底部及びその内周部を保持させること
で達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸受け分解装置に係
り、特に軸受け分解作業を容易にするのに好適な軸受け
分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転軸と固定体間に設けられる軸受け
は、錆の発生や変形等の老朽化に伴い、定期的に軸受け
を分解し交換する必要がある。従来、この軸受けを固定
体より分解する、特に大型の軸受けを分解する場合、油
圧ラム方式と呼ばれる軸受け分解装置を用いて分解作業
が行われていた。
【0003】次に、従来の軸受け分解装置を図5に示
し、以下その説明をする。図5は従来の軸受け分解装置
の縦断面図である。図5に示す装置は、固定体21に挿
入された軸受け22の底部直径に合わせて段付き加工さ
れた下ベース23と、下ベース23に接続され引き抜き
荷重を伝達する軸24と、固定体の上部に設置された上
ベース25と、上ベース25に設置され軸24に接続さ
れたセンターホール型の油圧ラム26とで構成されてい
る。
【0004】以上の構成により、軸受けの分解作業を行
う際は、軸受け22の直径に応じた下ベース23,軸2
4及び上ベース25を段取り替えし、下ベース23の段
付き部を軸受け22の底部に掛けて油圧ラム26を加圧
する。油圧ラムからの荷重は軸24と下ベース23を介
し、この荷重により軸受け22を引き抜いて分解してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では下ベースの段付き部で軸受けを引き抜いていたが、
このとき軸受けと下ベースの接触面積が少ないため、軸
受けを引き抜く際に軸受けが歪んでしまい、軸受けの交
換を容易に行うことができなかった。また、異なる直径
を有する複数個の軸受けを分解しようとする場合には、
その直径に応じた下ベースをサイズ毎に準備しておく必
要があり、且つ軸受けサイズ別に軸,上ベースなどを段
取り替えする必要があった。
【0006】本発明の目的は、軸受け交換作業を容易に
行うことのできる軸受け分解装置を提供することにあ
る。
【0007】また、本発明の他の目的は、任意の大きさ
の軸受けを交換することのできる軸受け分解装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軸受け分解装置は、軸受けが挿入された固
定体に一方端が設置された複数個の油圧ラムと、該複数
個の油圧ラムの他端側に締結された上ベースと、該上ベ
ースに接続された回転可能なヒンジと、該ヒンジに接続
された軸と、該軸の外周部に設置されたカラーと、前記
軸に設けられたハンドルと、前記軸に接続された下斜面
ガイドカムと、前記カラーと接続され前記下斜面ガイド
カムよりハンドル側に設置された上斜面ガイドカムと、
該上斜面ガイドカムと下斜面ガイドカムの間に配置さ
れ、前記ハンドルの操作により前記軸受けの内周面と接
触し、かつ軸受け底部を保持するチャックを備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
の軸受け分解装置は、軸受けが挿入された固定体に一方
端が設置された複数個の油圧ラムと、該複数個の油圧ラ
ムの他端側に締結された上ベースと、該上ベースに接続
された回転可能なヒンジと、該ヒンジに接続された軸
と、該軸の外周部に設置されたカラーと、前記軸に設け
られたハンドルと、前記軸に接続された下斜面ガイドカ
ムと、前記カラーと接続され前記下斜面ガイドカムより
ハンドル側に設置された上斜面ガイドカムと、該上斜面
ガイドカムと下斜面ガイドカムの間に配置されたチャッ
クを備えた軸受け分解装置において、前記ハンドルの操
作により、前記チャックを周方向にスライドさせること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す軸受け分
解装置の縦断面図である。図1に示すように、本実施例
の軸受け分解装置は、軸受け1が挿入された固定体2上
に複数個の油圧ラム3の一方端を設置し、複数個の油圧
ラム3の他端には上ベース4が締結されている。この上
ベース4にはヒンジ5が回転可能に接続され、ヒンジ5
には軸6の一方端が接続されている。また、軸6の他端
には下方向に斜面を有する円盤状の下斜面ガイドカム7
と、下斜面ガイドカム7の上方に設置され、上方向の斜
面を有する上斜面ガイドカム8と、下斜面ガイドカム7
と上斜面ガイドカム8の間に設置され、下斜面ガイドカ
ム7と上斜面ガイドカム8と同傾斜を有するチャック9
とで構成されている。ここで、チャック9の外周部には
パッキング溝10が形成され、このパッキング溝10に
はスプリングコイル11が挿入されている。また、軸6
の外周部にはカラー12が設けられ、カラー12には上
斜面ガイドカム8とハンドル13とが接続されている。
【0012】図2は図1に示すチャック9の縦断面図で
ある。前述したように、チャック9は下斜面ガイドカム
7及び、上斜面ガイドカム8と同傾斜をもつように接合
面が形成されている。また、チャック9の外周部にはパ
ッキング溝10が形成され、このパッキング溝10に挿
入されるスプリングコイル11によりチャック9の対面
同士を固定している。
【0013】図3は図2に示す矢線A−A方向から見た
平面図である。本実施例では、チャック9は三分割され
ており、上斜面ガイドカム8との接合面には突起部14
が形成され、図示しない上斜面ガイドカム8に設けられ
た溝と嵌着させている。ここで、ハンドル13の操作に
よりカラー12と接続された上斜面ガイドカム8を下に
押し下げ、上斜面ガイドカム8とチャック9の接合面を
スライドさせることで、チャック9は軸受け1の内径側
へ水平方向に移動される。
【0014】次に、このように構成された装置の動作方
法について、図4を用いて説明する。図4は、本実施例
におけるチャックを締め付けた状態を示す、軸受け分解
装置の縦断面図である。
【0015】軸受け分解作業を行う際は、予めハンドル
13で軸受け1内に容易に挿入できる状態まで調整して
おき、軸受け1内に挿入後ハンドル13を操作して、上
斜面ガイドカム8を押し下げ、チャック9が軸受け1の
内周部と底部を保持する状態まで水平方法に移動させ
る。ハンドル13の操作により、チャック9が軸受け1
を保持した状態になったら、複数個の油圧ラム3を加圧
する。油圧ラム3による荷重は上ベース4を介してヒン
ジ5,軸6,下斜面ガイドカム7,チャック9を経て軸
受け1を引き抜くことができる。ここで、固定体2と油
圧ラム3の接触面が傾いた場合、あるいは軸受け1の抜
け量の差などで水平に上昇しない場合でも、上ベース4
に回転可能なヒンジ5を設けたことで、引き抜き荷重を
チャック9を介して均一に軸受け1へ伝達することがで
きる。
【0016】以上の構成によると、チャック9は軸受け
1の内周部と底部を保持した状態とすることで、軸受け
1の底部だけで引き抜いていた従来に比べ、広い面積で
軸受け1を保持させることができる。これにより、従来
の引き抜き作業の際に軸受け1が歪んでしまうといった
問題を解決することができ、容易に軸受け分解作業を行
うことができる。
【0017】また、下斜面ガイドカム7と上斜面ガイド
カム8の間に設置したチャック9を水平方向にスライド
させる構造としたことで、異なる直径の軸受け1に対し
ても対応できるようになり、任意の大きさの軸受け1を
分解することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下斜面ガ
イドカムと上斜面ガイドカム間に設置したチャックをハ
ンドルで操作し、軸受けの周方向と底部にチャックを保
持させているので、軸受けを歪ませることなく、軸受け
交換作業を容易に行うことができる。
【0019】また、本発明によれば、下斜面ガイドカム
と上斜面ガイドカム間に設置したチャックを、ハンドル
の操作により軸受けの直径に合わせて水平移動させるた
め、任意の大きさの軸受けを交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す軸受け分解装置の縦断
面図である。
【図2】図1に示すチャックの縦断面図である。
【図3】図2に示す矢線A−A方向から見た平面図であ
る。
【図4】本実施例におけるチャックを締め付けた状態を
示す、軸受け分解装置の縦断面図である。
【図5】従来の軸受け分解装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1,22…軸受け、2,21…固定体、3,26…油圧
ラム、4,25…上ベース、5…ヒンジ、6,24…
軸、7…下斜面ガイドカム、8…上斜面ガイドカム、9
…チャック、10…パッキング溝、11…スプリングコ
イル、12…カラー、13…ハンドル、14…突起部、
23…下ベース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受けが挿入された固定体に一方端が設置
    された複数個の油圧ラムと、該複数個の油圧ラムの他端
    側に締結された上ベースと、該上ベースに接続された回
    転可能なヒンジと、該ヒンジに接続された軸と、該軸の
    外周部に設置されたカラーと、前記軸に設けられたハン
    ドルと、前記軸に接続された下斜面ガイドカムと、前記
    カラーと接続され前記下斜面ガイドカムよりハンドル側
    に設置された上斜面ガイドカムと、該上斜面ガイドカム
    と下斜面ガイドカムの間に配置され、前記ハンドルの操
    作により前記軸受けの内周面と接触し、かつ軸受け底部
    を保持するチャックを備えたことを特徴とする軸受け分
    解装置。
  2. 【請求項2】軸受けが挿入された固定体に一方端が設置
    された複数個の油圧ラムと、該複数個の油圧ラムの他端
    側に締結された上ベースと、該上ベースに接続された回
    転可能なヒンジと、該ヒンジに接続された軸と、該軸の
    外周部に設置されたカラーと、前記軸に設けられたハン
    ドルと、前記軸に接続された下斜面ガイドカムと、前記
    カラーと接続され前記下斜面ガイドカムよりハンドル側
    に設置された上斜面ガイドカムと、該上斜面ガイドカム
    と下斜面ガイドカムの間に配置されたチャックを備え、
    前記ハンドルの操作により、前記チャックを周方向にス
    ライドさせることを特徴とする軸受け分解装置。
  3. 【請求項3】前記チャックが複数に分割されたものであ
    って、かつ弾性体が挿入された外周方向に延びた溝を有
    する、請求項1または2記載の軸受け分解装置。
JP10146893A 1998-05-28 1998-05-28 軸受け分解装置 Pending JPH11333748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10146893A JPH11333748A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 軸受け分解装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10146893A JPH11333748A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 軸受け分解装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11333748A true JPH11333748A (ja) 1999-12-07

Family

ID=15417966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10146893A Pending JPH11333748A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 軸受け分解装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11333748A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418486B1 (ko) * 2002-02-26 2004-02-14 주식회사 한솔엔지니어링 차량용 부품의 베어링 교체장치
CN103182697A (zh) * 2011-12-30 2013-07-03 上海英祺精密零件制造有限公司 一种轴承压装装置
CN107053071A (zh) * 2017-03-24 2017-08-18 中国北方发动机研究所(天津) 发动机气门拆装装置
DE102016213811A1 (de) * 2016-07-27 2018-02-01 Michael Müller Werkzeug und Verfahren zum Ein- und Ausziehen von Bauteilen
CN107717854A (zh) * 2017-11-10 2018-02-23 周宝龙 一种特殊的双向轴承装配结构

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418486B1 (ko) * 2002-02-26 2004-02-14 주식회사 한솔엔지니어링 차량용 부품의 베어링 교체장치
CN103182697A (zh) * 2011-12-30 2013-07-03 上海英祺精密零件制造有限公司 一种轴承压装装置
DE102016213811A1 (de) * 2016-07-27 2018-02-01 Michael Müller Werkzeug und Verfahren zum Ein- und Ausziehen von Bauteilen
DE102016213811B4 (de) 2016-07-27 2019-05-29 Michael Müller Werkzeug und Verfahren zum Ein- und Ausziehen von Bauteilen
US11192224B2 (en) 2016-07-27 2021-12-07 Michael Mueller Tool and method for inserting and removing components
CN107053071A (zh) * 2017-03-24 2017-08-18 中国北方发动机研究所(天津) 发动机气门拆装装置
CN107717854A (zh) * 2017-11-10 2018-02-23 周宝龙 一种特殊的双向轴承装配结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101134611B1 (ko) 압입기를 구비한 스냅링 자동조립체결장치
JP2009017701A (ja) ロータかしめ方法およびロータかしめ装置
JPH05212460A (ja) ストリッピング装置付パンチホルダ
JPH11333748A (ja) 軸受け分解装置
JP4827917B2 (ja) 切削ドラム及びアンビルドラムを備える回転切削装置
EP2455649A1 (en) Grease-filled tool for bearing
JP3201028U (ja) 軸受抜き出し治具
JP2011189426A (ja) バルブコッター嵌込方法
CN203039161U (zh) 一种连接器固定装置及射频器件
JPH10305395A (ja) ロータリ式粉体圧縮成形装置
CN105081727B (zh) 压入装置
JP4313142B2 (ja) かしめ装置
JPH0123258B2 (ja)
KR100567421B1 (ko) 코어드릴용 비트의 지그
JP2006150392A (ja) パンチ組立体
JP2540236B2 (ja) ベアリング圧入カシメ装置
JP2019018212A (ja) C型フレームプレス装置、及びc型フレームプレス装置によるプレス加工法
JP3200314U (ja) 抜き屑押え具の支持装置およびブランキング上型
JP3234844B2 (ja) 制御バルブ用スプール組品の挿入装置
CN211680808U (zh) 压装装置
CN219683735U (zh) 便于脱料的冲孔模具
KR20030091301A (ko) 반도체소자 제조설비의 웨이퍼 리프팅장치
JP2010142826A (ja) 複合曲げプレス型
JP3266808B2 (ja) ワーク保持装置
JPH0540902Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees