JP2019018212A - C型フレームプレス装置、及びc型フレームプレス装置によるプレス加工法 - Google Patents

C型フレームプレス装置、及びc型フレームプレス装置によるプレス加工法 Download PDF

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Abstract

【課題】C型フレームプレス装置の接続フレームの長さを短くして、装置全体の小型化(コンパクト化)を図ると共に、設備費用の低減化を図る。
【解決手段】C型フレームプレス装置は、パンチ38が固定して取付けられる上側フレーム32と、ダイ40が上下動可能に取付けられる下側フレーム34と、上側フレーム32と下側フレーム34とを連結する接続フレーム36とからなっている。そして、上側フレーム32に配設されるパンチ38は、環状のワーク材Wがプレス加工状態として設置される状態において、当該環状のワーク材Wの中空領域内に挿入される位置状態として配設されており、下側フレーム34の下方にはダイ40を上下動させる油圧シリンダ装置42が設置される。
【選択図】図7

Description

本発明は、C型フレームプレス装置、及びC型フレームプレス装置によるプレス加工法に関する。特に、大型の環状製品、例えば、大型の転がり軸受に装備される環状の保持器に、転動体を保持するための保持孔を打抜き加工するのに好適なC型フレームプレス装置、及びC型フレームプレス装置によるプレス加工法に関する。
図13は大型の環状製品の環状面部を加工する場合に用いられる、従来の一般的なC型フレームプレス装置130である(下記特許文献1参照)。C型フレームプレス装置130は、上側に設置される上側フレーム132と、下側に配置される下側フレーム134と、上側フレーム132と下側フレーム134とを連結する接続フレーム136とで構成される。通称、上側フレーム132はクラウン部と称され、下側フレーム134はベット部と称され、接続フレーム136はギャップ部と称されている。
上記の装置構成において、ギャップ部と称される接続フレーム136の箇所には、プレス加工する環状のワーク材Wが配置される開口部Kが形成されており、その形態形状からこの種のプレス装置を、C型フレームプレス装置130と一般的に称している。
従来のC型フレームプレス装置130は、上側フレーム132にパンチ138が上下動可能に設置されており、下側フレーム134にダイ140が固定状態として設置されている。そして、このパンチ138とダイ140との間のギャップ部の位置に環状のワーク材Wであるプレス製品を配置してプレス加工を行うようになっている。
特開平2−274400号公報
上述したような構成のC型フレームプレス装置130を用いて、大型の環状製品のワーク材Wをプレス加工する場合には、当該C型フレームプレス装置130が大型となり、設備費用もかかるという問題があった。
例えば、ワーク材Wである大型の環状製品が大型の転がり軸受に装備される環状の保持器であり、この保持器に転動体を保持するための保持孔を打抜き加工する場合には、ワーク材Wとしての保持器は図13に示すように配置される。すなわち、上側フレーム132に設置されたパンチ138と、下側フレーム134に設置されたダイ140との間に、保持器全体が配置できるようなC型フレームプレス装置130の構成とされる。
このため、ワーク材Wすなわち保持器の径の大きさ分だけのギャップ部としての接続フレーム136の長さを必要とする。すなわち、ギャップ部としては、図13に示す保持器の径の大きさL1とパンチ138とダイ140とを設置する長さを必要とする。したがって、少なくとも保持器の径の大きさL1分だけ装置全体が大型化し、設備費用もかかるという問題を生じていた。
而して、本発明は、上述した問題に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、パンチとダイの動作を逆転させて、パンチを固定、ダイを可動とすると共に、パンチの配置位置を環状のワーク材の中空領域内とすることにより、接続フレームの長さを短くして、装置全体の小型化(コンパクト化)を図ると共に、設備費用の低減化を図ることにある。
上記課題を解決するため、本発明は次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、環状のワーク材の中心軸線が横向きとなるように設置して、当該ワーク材の環状面部をプレス加工するC型フレームプレス装置であって、C型フレームは相対的に上側に設置される上側フレームと下側に設置される下側フレームとが接続フレームで連結されて形成されており、前記上側フレームにはパンチが固定されて配設されており、前記下側フレームにはダイが上下動可能に配設されており、前記上側フレームに配設されたパンチは、前記環状のワーク材がプレス加工状態として設置される状態において、当該環状のワーク材の中空領域内に挿入される位置状態として配設されており、前記下側フレームの下方には前記ダイを上下動させる駆動装置が設置されている、C型フレームプレス装置である。
上記の第1の発明によれば、上側フレームに固定状態として備えられるパンチは、環状のワーク材の中空領域内に挿入されて配置される。これにより、上側フレームの位置と環状のワーク材の設置高さ位置とを同じ高さ位置とことができる。これに伴い必然的に連結フレームの長さを短くすることができて、装置全体の高さも短くすることができる。その結果、装置全体の小型化(コンパクト化)を図ることができると共に、それに伴い設備費用の低減化を図ることができる。
また、第1の発明によれば、ダイを上下動させる駆動装置は下側フレームの下方に設置される。駆動装置が上方位置にあるとワーク材との干渉が問題となるが、駆動装置が下側フレームの下方に設置されることにより干渉が問題となることがない。
次に、本発明の第2の発明は、上述した第1の発明のC型フレームプレス装置であって、前記駆動装置は、油圧シリンダ装置である、C型フレームプレス装置である。
上記の第2の発明によれば、ダイを上下動させる駆動装置は油圧シリンダ装置である。駆動装置としては、油圧シリンダ装置のほか各種の装置がある。例えば、クランク機構による方法もあるが、油圧シリンダ装置はこれらに比べ、スペース的に有利である。
次に、本発明の第3の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明のC型フレームプレス装置であって、当該C型フレームプレス装置に対して前記環状のワーク材を設置するためのロボット装置が附設されており、該ロボット装置は前記環状のワーク材を環状の内方から着脱可能に把持する把持機構と、前記環状のワーク材の中空領域内に前記パンチが位置するように前記環状のワーク材を当該C型フレームプレス装置に対して移送する移送機構とを有する、C型フレームプレス装置である。
上記の第3の発明によれば、C型フレームプレス装置にロボット装置が附設される。これにより、ロボット装置により環状のワーク材をC型フレームプレス装置に確実に設置することができる。そのため、ロボット装置はワーク材の把持機構を備え、把持機構により環状のワーク材を環状の内方から着脱可能に把持する。また、ロボット装置はワーク材の移送機構を備え、移送機構によりワーク材をC型フレームプレス装置のワーク設置位置に移送する。この際、環状のワーク材の中空領域内にパンチが位置する関係として移送する。
次に、本発明の第4の発明は、環状のワーク材の中心軸線が横向きとなるように設置して、当該ワーク材の環状面部をプレス加工するC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、パンチは相対的に上側に設置される上側フレームに固定されて配設されると共に、プレス加工状態において前記環状のワーク材の中空領域内に挿入されて配設されており、ダイは相対的に下側に設置される下側フレームに上下動可能に配設されており、前記上側フレームに固定された前記パンチの下面に前記環状のワーク材を位置させて、前記下側フレームに配設された前記ダイを上昇移動させることにより前記環状のワーク材の環状面部をプレス加工する、C型フレームプレス装置によるプレス加工法である。
上記の第4の発明によれば、環状のワーク材の中空領域内に挿入されて配設された固定状態のパンチと、その下側に上下動可能に配置されたダイとにより、環状のワーク材の環状面部のプレス加工が行われる。環状のワーク材の環状面部をパンチとダイとの間に位置させて、下側位置のダイを環状のワーク材と共に上動させることにより当該環状面部をプレス加工する。
次に、本発明の第5の発明は、上述した第4の発明のC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、前記環状のワーク材の環状面部のプレス加工は、打抜き加工である、C型フレームプレス装置によるプレス加工法である。
上記の第5の発明によれば、環状のワーク材の環状面部のプレス加工は打抜き加工である。この場合、打抜かれる環状面部の部位がパンチ側となり、製品として残るワーク材の部位がダイ側となる。これによりプレス加工により打抜かれるワーク材の部位は、廃材として下方に落下することになり、その処理が容易となる。
次に、本発明の第6の発明は、上述した第5の発明のC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、前記環状のワーク材は転がり軸受の保持器であり、前記打抜き加工は当該ワーク材の環状面部に均等間隔で複数個穿設される、C型フレームプレス装置によるプレス加工法である。
上記の第6の発明によれば、転がり軸受の保持器における保持孔の打抜き加工を、小型化されたC型フレームプレス装置により行うことができる。
上述した手段の本発明によれば、パンチとダイの動作を逆転させて、パンチを固定、ダイを可動とすると共に、パンチの配置位置を環状のワーク材の中空領域内とすることにより、接続フレームの長さを短くして、装置全体の小型化(コンパクト化)を図ると共に、設備費用の低減化を図ることができる。
転がり軸受の一部箇所を裁断して示す斜視図である。 転がり軸受の保持器単品を示す斜視図である。 プレス加工により保持孔が形成される前の保持器単品を示す斜視図である。 C型フレームプレス装置を示す斜視図である。 同装置を示す正面図である。 同装置を示す右側面図である。 同装置に環状のワーク材としての保持器を配置した状態を示す正面図である。 同状態を示す左側面図である。 C型フレームプレス装置に附設されるロボット装置の構成図である。 ロボット装置の把持機構により把持する状態を示す側面図である。 同状態を示す正面図である。 パンチとダイによる打抜き加工状態を示す図である。 従来のC型フレームプレス装置を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態は、C型フレームプレス装置によりプレス加工する金属製ワーク材が、大型の転がり軸受に装備される保持器の場合である。
図1は大型の転がり軸受10の一例を示す。転がり軸受10は、径方向内方に位置する内輪12と、径方向外方に位置する外輪14と、内輪12と外輪14との間に転動可能に配置される複数個の転動体16とからなる。本実施形態の転動体16は円錐ころとなっており、転がり軸受10は円錐転がり軸受の形態となっている。
転がり軸受10の複数個の転動体16は、保持器18により保持されて配置される。図2はその保持器18を単品の斜視図として示した。保持器18には転動体16を保持する保持孔20が均等間隔で複数個穿設されて形成されている。保持孔20は環状に形成された環状面部22に、転動体16に対応した形状として形成されている。
保持器18は環状に形成されているが、前述もしたように、本実施形態の転がり軸受10は円錐転がり軸受の形態となっているため、円錐形の環状形状となっている。図3は保持孔20をプレス加工により打抜く前の状態を示す保持器18Wである。なお、ワーク材Wとしての保持器18を示すときは18Wとする。
本実施形態の転がり軸受10は大型であることから、この転がり軸受10に装備される図2に示される保持器18も大径である。
なお、保持器18の小径側の端部は、径方向内方に向けた鍔部24が形成されている。この鍔部24により保持器18の位置決めを行っている。
次に、環状のワーク材Wとしての上述した保持器18Wをプレス加工するC型フレームプレス装置30を説明する。C型フレームプレス装置30は図4から図6に示される。図4は斜視図、図5は正面図、図6は右側面図を示す。図7及び図8は環状のワーク材Wとしての保持器18Wを配置した状態を示し、図7は正面図、図8は左側面図を示す。
本実施形態のC型フレームプレス装置30は、図4〜図6に示されるように、枠組み形成された基台28上に設置される。C型フレームプレス装置30のC型フレームの基本的構成は、従来と同じように、上側に設置される上側フレーム32と、下側に配置される下側フレーム34と、上側フレーム32と下側フレーム34とを連結する接続フレーム36とで構成される。通称、上側フレーム32はクラウン部と称され、下側フレーム34はベット部と称され、接続フレーム36はギャップ部と称されている。
本実施形態のC型フレームプレス装置30の基本的配置形態において、図13に示される従来のC型フレームプレス装置130と異なるのは、接続フレーム36の形成長さと、それに伴う上側フレーム32の位置である。本実施形態では、図7及び図8に示すように環状のワーク材Wである保持器18Wが配置される環状のワーク材Wの中空領域Sと略同じ位置(重複する位置)に上側フレーム32が設置される。この位置は従来のC型フレームプレス装置130における上側フレーム132の設置位置に比べ、高さ方向で見て大幅に低い位置となっている。これに伴い、接続フレーム36の長さも短くなり、C型フレームプレス装置30全体の大きさが小型化される。
この小型化されるC型フレームプレス装置30の構成の詳細を説明すると、上側フレーム32にはパンチ38が備えられ、下側フレーム34にはダイ40が備えられる。本実施形態では、パンチ38は上側フレーム32に固定状態として取付けられる。パンチ38が固定されて取付けられる上側フレーム32のパンチ取付部位32A(図4〜図6で破線枠で囲んだ部位)は、上側フレーム32の基体32Bから凸形状に突出して形成されている。この凸形状に突出形成されたパンチ取付部位32Aは、図7及び図8に示すように、環状のワーク材Wの中空領域S内に挿入される位置状態として設置される。
下側フレーム34に取付けられるダイ40は、下側フレーム34に対して上下動可能に取付けられる。ダイ40を上下動させる駆動装置は、本実施形態では油圧シリンダ装置42である。油圧シリンダ装置42は下側フレーム34の下方位置における基台28の空間部に配置される。
本実施形態のように保持器18の保持孔20を打抜き加工するプレス加工の場合には、打抜かれる保持孔20の部位がパンチ38に設定され、保持器18の環状面部として残る部位がダイ40側に設定されて構成される。これによりプレス加工により打抜かれる保持孔20の部位は廃材として下方に落下して処理される。このため廃材の処理が従来と同様に容易である。
本実施形態では、環状のワーク材Wは,その中心軸線X(図8参照)が横向きとなるように、パンチ38とダイ40との間に載置される。ここで横向きとは、図7で見た場合には紙面に対して垂直方向であり、図8で見た場合には左右方向である。さらに環状のワーク材Wの載置状態を詳細に説明すると、当該載置した状態における環状のワーク材W(保持器18W)の下方部の環状面部22がパンチ38とダイ40との間に挿入されて載置される。
環状のワーク材Wのパンチ38とダイ40との間への載置は、本実施形態では、C型フレームプレス装置30に附設されるロボット装置44により行われる。ロボット装置44は図9〜図11に示される。図9に示されるように、ロボット装置44には、把持機構46と移送機構60とを有する。把持機構46は環状のワーク材Wを環状の内方から着脱可能に把持する機構である。移送機構60は環状のワーク材Wの中空領域S内に、上側フレーム32に固定されたパンチ38が位置するように環状のワーク材Wを移送する機構である。
図10及び図11に把持機構46の詳細が示される。把持機構46はチャック機構48と連結機構50とからなる。チャック機構48は、ワーク材Wである保持器18Wの端部に形成される鍔部24を、中空領域Sの内方から把持する構成となっている。その構成は、図11に示されるように、中心部から等間隔に三方に支持部材52が配設されており、支持部材52の先端部に把持部材54が備えられている。把持部材54は,図10に示すように、鍔部24の両側に配設されている。両側に配設された把持部材54A、54Bは径方向に移動可能とされており、径方向外方に移動した状態で鍔部24を把持する。把持部材54A、54Bの操作は、把持部材54A、54Bを自動的機構として自動的に行う構成とするのが好ましいが、ワーク材Wの個数が少ない場合には、手操作で行う機構としてもよい。
上記のように、ワーク材Wとしての保持器18Wを、把持機構46により把持する位置は、保持器18Wの小径側の端部位置となっているので、保持器18Wに中空領域S(図10参照)を形成することができる。このため、この中空領域Sに上側フレーム32から凸設形成されたパンチ取付部位32Aを挿入させて位置させることができる。
図10に示すように、チャック機構48の支持部材52は連結機構50によりロボット装置44の移送機構60と連結される。連結機構50は第1連結部材56と第2連結部材58とを有し、両連結部材56,58の係合により連結される。第1連結部材56には係合ピン56Aが設けられ、第2連結部材58には係合孔58Aが設けられて、係合ピン56Aと係合孔58Aの係合により一体的に連結される。なお、第1連結部材56は後述の移送機構60に連結される。
図9にロボット装置44の移送機構60が示される。移送機構60は従来汎用の機構で構成されており、ワーク材Wを把持する把持機構46をC型フレームプレス装置30に対して移送する機構となっている。図9に示す本実施形態の移送機構60は、模式的に簡略化して示したが、複数のリンク部材62A,62B,62Cをリンク連結して構成されたリンク機構62により構成される。このリンク機構62はロボット装置44の制御部64により制御されて所定の動作をするようになっている。
次に、上述したC型フレームプレス装置30及びロボット装置44を用いた、環状のワーク材Wとしての保持器18Wのプレス加工法を説明する。本実施形態のプレス加工法は、保持器18Wの環状面部22に保持孔20を打抜き加工する加工法である。
予め、図3に示すワーク材Wとしての保持器18Wが作りおきされている。この保持器18Wをロボット装置44の把持機構46に把持させる(図10、図11参照)。保持器18Wの把持機構46への把持は、前述もしたように、保持器18Wの鍔部24をチャック機構48により把持することにより行う。そして、チャック機構48を連結機構50により移送機構60に連結して、把持機構46に把持された保持器18Wを制御部64により制御操作して移送させる。
把持機構46に把持された保持器18Wは、ロボット装置44の制御部64を操作することにより移送機構60が動作して、C型フレームプレス装置30にセットされる。C型フレームプレス装置30への保持器18Wのセットは、図7及び図8に示すようにセットされる。すなわち、環状の保持器18Wの下方部の環状面部22がパンチ38とダイ40との間に位置するようにセットされる。
上記のセット状態を詳細に説明する。保持器18Wをセットする前の状態では、上側フレーム32に取付けられるパンチ38と、下側フレーム34に取付けられるダイ40との間は、保持器18Wの環状面部22が容易に挿入できる程度の隙間が設定されている。この隙間形成のためにダイ40は油圧シリンダ装置42の作動により下降位置とされている。
当該パンチ38とダイ40との間の隙間に保持器18Wの環状面部22を挿入して位置させる際、環状面部22はパンチ38の下面より僅か下方位置状態として挿入される。そして、挿入後、環状面部22をパンチ38の下面に接触する位置まで上動させる。この際の保持器18Wの動作は、ロボット装置44の移送機構60を制御部64を制御することにより行われる。
上記の状態後、下側フレーム34に取付けられたダイ40を、油圧シリンダ装置42により上動させて、保持器18Wの環状面部22を、当該ダイ40とパンチ38とで挟んだ位置状態とする。なお、この動作は、上述の保持器18Wの環状面部22をパンチ38の下面まで上動させる動作と同期させて一緒に行ってもよい。本実施形態では、これにより保持器18Wはパンチ38とダイ40とで挟まれて保持された状態となる。
上記により保持器18Wをパンチ38とダイ40とで保持した後、ロボット装置44における連結機構50の連結状態を分離する。連結機構50の分離は第1連結部材56と第2連結部材58との係合状態を切り離すことにより行う。これによりロボット装置44とC型フレームプレス装置30は分離され、相互の動作の影響は相互に及ぼされなくなる。具体的には、後述するC型フレームプレス装置30によるプレス加工の際に生じる衝撃などの影響をロボット装置44に影響するのを遮断する。
上記状態において、図12に示すように、パンチ38とダイ40とによりプレス加工を行う。本実施形態では、保持器18Wの環状面部22に保持孔20を打抜き加工するプレス加工を行う。本実施形態では、ダイ40が油圧シリンダ装置42により上動することにより、パンチ38により保持孔20に対応する部位が打抜かれて下方に落下する。当該部位は通常廃材となる部位であるため、下方に落下する廃材の処理は、従来と同様に容易に行うことができる。
上記により保持孔20を打抜き加工した状態における、ダイ40が上動した位置のパンチ38と当該ダイ40とが嵌合している状態において、連結機構50を、再び連結状態とする。これにより保持器18Wを保持した把持機構46は制御部64及び移送機構60により、再び動作させられる。
上記状態後、ダイ40を油圧シリンダ装置42により下降移動させると共に、保持器18Wの打抜き加工を行った環状面部22の位置がパンチ38の下面位置より下方位置となる位置まで、移送機構60により移動させる。この両者の下降移動は同時に行ってもよく、また、ダイ40を下降移動させた後、保持器18Wを下降移動させてもよい。
以上で保持器18Wに一つの保持孔20を打抜き加工する加工サイクルを終了する。次の保持孔20を打抜き加工するためには、順次、ロボット装置44により保持器18Wを回転させて、全部の保持孔20の加工を終えるまで上記の加工法を繰り返し行う。
上述した本実施形態のC型フレームプレス装置30によれば、従来装置に比べ小型化(コンパクト化)を図ることができ、それに伴い設備費用の低減化を図ることができる。すなわち、ギャップ部と称される接続フレーム36の長さを、実質的にパンチ38とダイ40とを配置するに必要とする長さとすることができる。それは、図13に示す従来装置のように環状のワーク材Wの径の大きさを配置するスペースL1を必要としないことによる。本実施形態の当該装置30は、環状のワーク材Wが当該装置30に設置された際に、パンチ38を固定する上側フレーム32の凸形状のパンチ取付部位32Aが、当該環状のワーク材Wの中空領域内に挿入されて位置するように構成される。これにより、環状のワーク材Wと上側フレーム32との位置を重複した位置とすることができて、装置の小型化を図ることができた。
また、本実施形態によれば、ダイ40を上下動させる油圧シリンダ装置42は下側フレーム34の下方に設置される。油圧シリンダ装置42が上方位置にあると環状のワーク材W(保持器18W)との干渉が問題となるが、油圧シリンダ装置42が下側フレーム34の下方に設置されることにより干渉が問題となることがない。
上述した本実施形態のC型フレームプレス装置30によれば、従来装置に比べ、次の通り大幅に小型化(コンパクト化)を図ることができた。
以上、本発明を特定の実施形態について説明したが、本発明はその他各種の形態でも実施可能なものである。
例えば、上述した実施形態では、環状のワーク材Wが転がり軸受10の保持器18Wであったが、本発明は、これに限らず環状のワーク材Wには広く適用することができる。
また、上述した実施形態では、プレス加工は保持器18の保持孔20を打抜く場合であったが、打抜き加工に限らず、環状のワーク材Wの環状面部22を加工するプレス加工には広く適用できる。
また、上述した実施形態では、ダイ40を上下動させる駆動装置は油圧シリンダ装置42であったが、電動機構やクランク機構等により構成することもできる。なお、本実施形態の油圧シリンダ装置42の場合は、スペース的に有利である。
10 転がり軸受
12 内輪
14 外輪
16 転動体
18 保持器
20 保持孔
22 環状面部
24 鍔部
28 基台
30 C型フレームプレス装置
32 上側フレーム
34 下側フレーム
36 接続フレーム
38 パンチ
40 ダイ
42 油圧シリンダ装置
44 ロボット装置
46 把持機構
48 チャック機構
50 連結機構
52 支持部材
54 把持部材
56 第1連結部材
56A 係合ピン
58 第2連結部材
58A 係合孔
60 移送機構
62 リンク機構
64 制御部
W 環状のワーク材

Claims (6)

  1. 環状のワーク材の中心軸線が横向きとなるように設置して、当該ワーク材の環状面部をプレス加工するC型フレームプレス装置であって、
    C型フレームは相対的に上側に設置される上側フレームと下側に設置される下側フレームとが接続フレームで連結されて形成されており、
    前記上側フレームにはパンチが固定されて配設されており、
    前記下側フレームにはダイが上下動可能に配設されており、
    前記上側フレームに配設されたパンチは、前記環状のワーク材がプレス加工状態として設置される状態において、当該環状のワーク材の中空領域内に挿入される位置状態として配設されており、
    前記下側フレームの下方には前記ダイを上下動させる駆動装置が設置されている、C型フレームプレス装置。
  2. 請求項1記載のC型フレームプレス装置であって、
    前記駆動装置は、油圧シリンダ装置である、C型フレームプレス装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のC型フレームプレス装置であって、
    当該C型フレームプレス装置に対して前記環状のワーク材を設置するためのロボット装置が附設されており、該ロボット装置は前記環状のワーク材を環状の内方から着脱可能に把持する把持機構と、前記環状のワーク材の中空領域内に前記パンチが位置するように前記環状のワーク材を当該C型フレームプレス装置に対して移送する移送機構とを有する、C型フレームプレス装置。
  4. 環状のワーク材の中心軸線が横向きとなるように設置して、当該ワーク材の環状面部をプレス加工するC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、
    パンチは相対的に上側に設置される上側フレームに固定されて配設されると共に、プレス加工状態において前記環状のワーク材の中空領域内に挿入されて配設されており、
    ダイは相対的に下側に設置される下側フレームに上下動可能に配設されており、
    前記上側フレームに固定された前記パンチの下面に前記環状のワーク材を位置させて、前記下側フレームに配設された前記ダイを上昇移動させることにより前記環状のワーク材の環状面部をプレス加工する、C型フレームプレス装置によるプレス加工法。
  5. 請求項4に記載のC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、
    前記環状のワーク材の環状面部のプレス加工は、打抜き加工である、C型フレームプレス装置によるプレス加工法。
  6. 請求項5に記載のC型フレームプレス装置によるプレス加工法であって、
    前記環状のワーク材は転がり軸受の保持器であり、前記打抜き加工は当該ワーク材の環状面部に均等間隔で複数個穿設される、C型フレームプレス装置によるプレス加工法。
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